JPH05169799A - 感圧複写紙用顕色シート - Google Patents

感圧複写紙用顕色シート

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JPH05169799A
JPH05169799A JP3341097A JP34109791A JPH05169799A JP H05169799 A JPH05169799 A JP H05169799A JP 3341097 A JP3341097 A JP 3341097A JP 34109791 A JP34109791 A JP 34109791A JP H05169799 A JPH05169799 A JP H05169799A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感圧複写紙用顕色シートにおいて、発色性、
耐擦れ汚れ性、インキ着肉性に優れた感圧複写紙用顕色
シートを提供する事である。 【構成】基本的に、電子受容性有機顕色剤と顔料を含有
する顕色層を設けた感圧複写紙用顕色シートにおいて、
該顔料としてアラゴナイト系柱状炭酸カルシウムを顔料
の総重量に対し、5〜90重量%含有し、且つカオリン
を10〜50重量%含有することにより、発色性、イン
キ着肉性、耐擦れ汚れ性のいずれにも優れた感圧複写紙
用顕色シートを得ることができる。 【効果】 本発明により、発色性、インキ着肉性に優
れ、且つ耐擦れ汚れ性の良好な感圧複写紙用顕色シート
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧複写紙用顕色シー
トに関する。更に詳細には、ほぼ無色の電子供与性染料
前駆体と電子受容性顕色剤との反応により発色像を得る
感圧複写紙用顕色シートに関する。
【0002】
【従来の技術】電子供与性のほぼ無色の染料前駆体(以
下発色剤と称する)と電子受容性の固体酸(以下顕色剤
と称する)との接触反応によって発色像が得られること
は古くから知られている。この現象を具体的に利用した
ものとしては、例えば感圧複写紙(例、米国特許250
5470号、同2505489号明細書)や感熱記録紙
(例、特公昭45−14039号公報)などがある。
【0003】一般にノーカーボン複写紙用顕色剤として
は、活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライ
ト、ベントナイト、シリカ、ケイ酸アルミ等の如き無機
顕色剤が多用されてきた。しかし、これらの無機顕色剤
は、発色画像の湿気や光に対する安定性に欠けている。
このため、現在ではノボラック型のフェノール樹脂やサ
リチル酸誘導体あるいは、サリチル酸誘導体の多価金属
塩が用いられており、特にサリチル酸誘導体の多価金属
塩は発色特性が良く、市場で広く使用されている。ま
た、最近では従来のフェノール樹脂系顕色剤の発色速度
が遅いことやサリチル酸系顕色剤の発色文字の耐水性が
やや悪いこと等の改良を目的として、多くのサリチル酸
樹脂及びその多価金属塩が顕色剤として提案されてい
る。これらの顕色剤としては、サリチル酸とα,α’−
ジアルコキシ−p−キシレン等の共縮合樹脂の多価金属
塩(特開昭62−176875、62−178387、
62−178388、63−53092、63−159
082、63−160877号公報)、芳香族置換基を
有するサリチル酸誘導体にスチレン誘導体を反応させて
得られる樹脂の多価金属塩(特開昭63−186729
号公報)、芳香族置換基を有するサリチル酸誘導体にベ
ンジルハライド類を反応させて得られる樹脂の多価金属
塩(特開昭63−254124号公報)、その他、特開
昭63−289017号公報記載の樹脂多価金属塩等の
有機顕色剤が知られている。また、サリチル酸類、ロジ
ン類、及び多価金属化合物からなる多価金属塩化合物も
有機顕色剤として開示されている(特開平2−563号
公報)。
【0004】一般に、有機顕色剤は無機顕色剤に比べ、
発色能が高く、しかも得られた発色像が水分の付着や通
常のファイル保存等で記録濃度低下を起こさないという
長所を備えている。しかし一方、有機顕色剤を使用した
顕色シートはこれに印刷した場合、インキ着肉性が十分
でないという難点がある。感圧複写紙でも最近ではカラ
フルな多色印刷がされるようになり、そのために高度の
インキ着肉性が要求されている。このため有機顕色剤を
用いた顕色層には通常インキ着肉性を付与するため顔料
を含有させる方法が取られる。
【0005】例えば顔料として炭酸カルシウムを使用す
る方法があるが、重質炭酸カルシウムを使用すると発色
性が低く、発色性にとって有利な軽質炭酸カルシウムが
多用されている。通常、軽質炭酸カルシウムの粒子形態
は米粒状、角状、紡錘状、イガ状、球状、無定形等であ
るが、この様な炭酸カルシウムを顔料として用いた場
合、インキ着肉性、発色性はある程度向上するものの、
耐擦れ汚れが低下するという新たな欠点が付随する。そ
こで顔料として炭酸カルシウムと平均粒径が0.3〜
1.2μmのカオリンを併用する方法が特開平2−63
889、2−9679号公報に提案されているが、発色
性が低下するなどの問題点があり、必ずしも良好な結果
は得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発色性、耐
擦れ汚れ性、インキ着肉性に優れた感圧複写紙用顕色シ
ートを提供する事である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題の
解決に鋭意研究を重ねた結果、電子受容性有機顕色剤と
顔料を含有する顕色剤層を設けてなる感圧複写紙用顕色
シートにおいて、該顔料としてアラゴナイト系柱状炭酸
カルシウムを顔料の総重量に対し、5〜90重量%含有
し、且つカオリンを10〜50重量%含有することによ
り、有効に解決できることを見い出し、本発明を完成し
たのである。
【0008】本発明は、電子受容性有機顕色剤と顔料を
含有する顕色剤層を設けてなる感圧複写紙用顕色シート
において、該顔料としてアラゴナイト系柱状炭酸カルシ
ウムを顔料の総重量に対し、5〜90重量%含有させる
事により、発色性及びインキ着肉性を向上させ、そして
カオリンを10〜50重量%の範囲内で含有させること
によってアラゴナイト系柱状炭酸カルシウム配合にとも
なう耐擦れ汚れ性を改良するものである。
【0009】前記のようなアラゴナイト系柱状炭酸カル
シウムとしては、単一粒子径を長辺長1〜3μm、短辺
長0.1〜0.2μmとするものが特に好ましい。ま
た、製造方法としては、特に限定はないが、特公昭55
−51852号公報に示されている方法を例示すること
が出来る。このような方法で得たアラゴナイト系柱状炭
酸カルシウムは比較的吸油量が大きく、マイクロカプセ
ルから放出された染料用オイルを効率よく吸収すること
が出来るため、顕色層中の含有量が少なくても、発色濃
度が高く、しかも発色速度が速い顕色シートを得ること
が可能になる。またインキ吸収性に優れているので、印
刷時のインキ着肉性が良く、印刷仕上がりの美しい感圧
複写紙用顕色シートを作成することができる。
【0010】アラゴナイト系柱状炭酸カルシウムの含有
量としては、総顔料中5〜90重量%、好ましくは20
〜50重量%である。因みに含有量が総顔料中5重量%
未満では発色性及びインキ着肉性の改良が不十分であ
り、一方、90重量%を超えて使用すると耐擦れ汚れ性
及び表面強度の低下が著しくなる。この耐擦れ汚れ性の
改善としては、カオリンの併用がもっとも効果的であ
り、顔料の総重量に対して、10〜50重量%、好まし
くは20〜40重量%である。因みに10重量%未満で
は耐擦れ汚れ性の改善が不十分であり、50重量%を超
えて使用すると、発色濃度、白色度の低下が起こる。
尚、粒子径及び白色度の異なるカオリンを2種以上併用
しても良い。
【0011】また、本発明の効果を阻害しない範囲で、
アラゴナイト系柱状炭酸カルシウムとカオリン以外の白
色顔料を併用することも可能である。併用することの出
来る顔料としては、例えば、重質炭酸カルシウム、軽質
炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、焼成カオリン、タル
ク、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム酸化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酸化亜
鉛、活性白土、微粉珪酸、酸化チタン、珪酸カルシウ
ム、尿素−ホルムアルデヒド樹脂等の通常の白色顔料が
挙げられる。
【0012】本発明の顕色剤層に使用される電子受容性
有機顕色剤としては、ノボラック型フェノール樹脂又は
その多価金属塩、サリチル酸誘導体又はその多価金属
塩、サリチル酸樹脂又はその多価金属塩等が挙げられ
る。ノボラック型フェノール樹脂は、各種フェノール誘
導体とホルムアルデヒドで代表される低級アルデヒドと
を原料として酸性触媒存在下で重縮合することにより製
造される。この時、使用されるフェノール性原料として
は、例えば、無置換フェノール、アルキル基置換フェノ
ール(例、クレゾール、エチルフェノール、ブチルフェ
ノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール等でパ
ラ置換体が主)、アラルキル基置換フェノール(例、パ
ラーベンジルフェノール、パラークミルフェノール
等)、アリ―ル基置換フェノール(例、パラーフェニル
フェノール)、あるいはハロゲン置換フェノール(例、
パラークロロフェノール)、などが挙げられる。
【0013】サリチル酸誘導体としては、芳香族置換基
を少なくとも1個有する化合物で、具体的には3−フェ
ニルサリチル酸、5−フェニルサリチル酸、3−ベンジ
ルサリチル酸、5−ベンジルサリチル酸、3−(α−メ
チルベンジル)サリチル酸、5−(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3,5−ジフェニルサリチル酸、3,5−ジ(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジベジルサリチ
ル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サリチ
ル酸、3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸な
どが挙げられる。
【0014】また、特開平2−563号公報に開示され
ているサリチル酸類、ロジン類及び多価金属化合物から
なる多価金属塩化合物も好ましい顕色剤として挙げるこ
とができる。サリチル酸類としては、総炭素数が8以
上、特に8〜20でアルキル基を有する公知のサリチル
酸系化合物が用いられる。ロジン類としては、ガムロジ
ン、ウッドロジン、トール油ロジン、不均化ロジン、水
添ロジン、重合ロジン、マレイン化ロジン、フマル化ロ
ジン、ホルムアルデヒド変性ロジン、ロジンフェノール
樹脂など天然、変性ロジンのいずれも有効に使用し得
る。多価金属塩化合物は、例えば、次のような方法で製
造される。サリチル酸類またはロジン類の少なくとも1
種をエーテル類、ケトン類、酢酸エステル類などの溶媒
に溶解し、多価金属化合物と無機アンモニウム塩を加
え、40〜100℃にて1〜6時間加熱し、生成物の濾
過、蒸留を行ない、未反応の無機化合物及び溶媒を除去
して得られる。
【0015】サリチル酸樹脂又はその多価金属塩として
は、前述の化合物が全て用いられ得るが、一例を示せ
ば、前記のサリチル酸誘導体とスチレン、o.m.p−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチ
レン等のスチレン誘導体をモル比1:0.5〜10で強
酸触媒下にフリーデルクラフツ反応させて得られるサリ
チル酸樹脂を多価金属塩化したものが挙げられる。多価
金属の種類としては、Ca、Mg、Al、Zn、Mn等
が挙げられるが、亜鉛塩として用いるのが最も好まし
い。これらの顕色剤は2種以上併用して用いても良い。
【0016】塗液中には必要に応じて、接着剤を含有さ
せることもでき、従来から知られているものが使用され
る。例えば、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
スなどのセルロース誘導体、酸化デンプン、エステル化
デンプンなどのサッカロースの如き水溶性天然高分子化
合物、さらにポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、
スチレン−ブタジエンラテックス、ポリビニルピロリド
ン、アクリルニトリル−ブタジエン−アクリル酸ラテッ
クス、スチレン−無水マイレン酸共重合体などの如き水
溶性合成高分子化合物やラテックス類が使用できる。
【0017】また、顕色剤層に用いられる顕色剤と顔料
の比率は、5:100〜25:100の範囲が好まし
く、顕色剤塗抹量は、通常、0.05〜1.5g/m2
好ましくは0.1〜0.7g/m2 の範囲で用いられ
る。
【0018】これらの顔料及び顕色剤は、接着剤と共に
支持体の上に塗抹されるが、支持体としては、紙、合成
紙、不織布、プラスチックフィルム等が用いられる。ま
た、これらの支持体に顔料、接着剤等よりなる中間塗層
を形成して顕色剤層を設けても良い。顕色剤層,中間塗
層の塗抹方法としては、特に限定されることはなく、例
えば、エアーナイフコーター、ブレードコーター、ロー
ルコーター、ロッドコーター、グラビアコーター、カー
テンコーター、サイズプレスコーターなどの各種塗工方
式によるオンマシン、オフマシンコートにより製造する
ことができる。二層同時の所謂 wet on wet 塗抹も可能
である。また、顕色剤層、中間塗層の各々の塗抹には、
必要に応じて消泡剤、保水剤、耐水化剤、浸透剤、分散
安定剤、酸化防止剤、蛍光染料、滑剤等を添加すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の(部)は重量部を示す。
【0020】(a)サリチル酸樹脂の合成 3,5−ジ(4−メチルベンジル)サリチル酸6.9g
(0.02モル)、エチルエーテル50mlおよび触媒
に硫酸12gをガラス製反応器に仕込み、攪拌しながら
温度20〜30℃に保った。ついで、同温度でスチレン
6.24g(0.06モル)を8時間かけて滴下し反応
させた。滴下後、同温度で8時間熟成させたのち、温水
を加えて溶剤を留去し、析出した沈殿物を濾過した。こ
れを真空乾燥して白色の樹脂13.0gを得た。得られ
た樹脂の重量平均分子量は1380であり、軟化点をJ
IS−K−2548による環球法軟化点測定装置で測定
したところ、620℃であった。
【0021】(b)サリチル酸樹脂多価金属塩の合成 (a)で得られた樹脂10gと苛性ソーダ0.65gを
熱水200mlで攪拌したところ溶解した。ついで、溶
液の温度を30〜35℃に保ちながら、予め、水30m
lに硫酸亜鉛7水和物2.5gを溶解させた水溶液を3
0分で滴下した。白色の沈殿物が析出し、同温度で2時
間攪拌を続けたのち濾過し、水洗後、乾燥したところ、
白色の粉末10.5g(収率定量的)を得た。これはサ
リチル酸樹脂の亜鉛塩であり、亜鉛含量を分析した結
果、4.82%であった。
【0022】(c)顕色剤分散液の調製 (b)で得たサリチル酸樹脂の金属塩を顕色剤として用
い、下記組成にてサンドグラインデイングミルで分散さ
せて懸濁液を作成した。 顕色剤 10重量部 10%ポリビニルアルコール水溶液(クラレ#117) 3重量部 水 22.5重量部 次に、該懸濁液を用いて下記組成の顕色剤分散液Aを調
製した。また、顕色剤として、サリチル酸樹脂の代わり
に、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸亜鉛を用い
て、同様にして顕色剤分散液Bを得た。
【0023】表1に示した各種顔料を用いて、下記配合
にて顕色剤塗液を作成し、乾燥塗抹量が4.5g/m2
となるようにブレードコーターで塗抹し、乾燥を行な
い、実施例1〜6及び比較例1〜4のノーカーボン複写
紙用顕色シートを得た。 (顕色剤塗液配合) 顕色剤分散液A又はB 35.5重量部 ピロリン酸ナトリウム 0.5重量部 顔料 100重量部 10%酸化澱粉水溶液 150重量部 顕色剤塗液中の顔料比は、表2に示した。
【0024】
【表1】 なお、アラゴナイト系柱状炭酸カルシウムとして使用の
タマパールTP−123の平均粒子径は長辺長2.0μ
m、短辺長0.15μmである。また、ブリリアント−
15は、一辺が0.15μmの立方形、PCは長辺長が
3.2μmの紡錘状、ツネックスEは紡錘状の一次粒子
が平均約4.0μmに二次凝集した軽質炭酸カルシウム
である。
【0025】
【表2】
【0026】以上の実施例1〜6及び比較例1〜4で得
られた感圧複写紙用顕色シートを次のようにして評価し
た。 (1)発色性 顕色シートと上用紙とを塗工面同志が対向するように重
ね合わせ、スーパーカンダーにて300kg/cm2
荷重圧をかけて発色させた。これを暗所にて24時間放
置した後、その発色濃度の反射率を日本電色工業(株)
製の色差計ND101DP型で測定し、発色部分の反射
率/未処理部分(地肌部分)反射率の×100(%)の
値により比較を行なった。この値が小さいほど発色濃度
が濃くなる事を示す。 (2)耐擦れ汚れ性 顕色シートと上用紙とを塗工面同志が対向するように重
ね合わせ、4kg/cm2の荷重をかけた状態で、3回
擦り合わせ、顕色シート塗工面の発色汚れの程度を目視
判定した。 (3)インキ着肉性 J.TAPPI紙パルプ試験法、No.24m「紙のグラ
ビヤ印刷適性試験方法(印刷局式)」に従い印刷した印
刷物を目視及び拡大写真によって評価した。評価判定
は、◎:特に優れている、○:優れている、△:劣って
いる、×:不良として表わすものとする。
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】第3表の結果から明らかなように、本発
明の感圧複写紙用顕色シートは、いずれも発色性、耐擦
れ汚れ性、インキ着肉性に優れていることがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本的に、電子受容性有機顕色剤と顔料
    を含有する顕色層を設けた感圧複写紙用顕色シートにお
    いて、該顔料としてアラゴナイト系柱状炭酸カルシウム
    を顔料の総重量に対し、5〜90重量%含有し、且つカ
    オリンを10〜50重量%含有することを特徴とする感
    圧複写紙用顕色シート。
  2. 【請求項2】 電子受容性の有機顕色剤が、サリチル酸
    誘導体又はその多価金属塩のうちから選択される1種以
    上である請求項1記載の感圧複写紙用顕色シート。
  3. 【請求項3】 電子受容性の有機顕色剤が、芳香族置換
    基を有するサリチル酸誘導体にスチレン誘導体を反応さ
    せて得られる樹脂又はその多価金属塩から選択される1
    種以上である請求項1記載の感圧複写紙用顕色シート。
  4. 【請求項4】 電子受容性の有機顕色剤が、サリチル酸
    類、ロジン類、又は多価金属塩化物である請求項1記載
    の感圧複写紙用顕色シート。
JP3341097A 1991-12-24 1991-12-24 感圧複写紙用顕色シート Expired - Lifetime JP2991842B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016159590A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 日本製紙株式会社 感圧複写紙

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