JP2670544B2 - サーマルヘッド用クリーニングペーパー - Google Patents
サーマルヘッド用クリーニングペーパーInfo
- Publication number
- JP2670544B2 JP2670544B2 JP63242364A JP24236488A JP2670544B2 JP 2670544 B2 JP2670544 B2 JP 2670544B2 JP 63242364 A JP63242364 A JP 63242364A JP 24236488 A JP24236488 A JP 24236488A JP 2670544 B2 JP2670544 B2 JP 2670544B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal head
- paper
- cleaning paper
- dust
- pigment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/17—Cleaning arrangements
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は感熱記録において、サーマルヘッドに付着す
る紙カスを除去するクリーニングペーパーに関するもの
である。
る紙カスを除去するクリーニングペーパーに関するもの
である。
［従来の技術］ 通常、無色ないし淡色の塩基性ロイコ染料等の発色剤
と前記発色剤と熱時溶解してこれを発色させるフェノー
ル類等の顕色剤とをバインダー中に含有させた記録層を
設けた感熱記録紙は （１）発色が一次発色であり現像が不要である （２）ハードのメンテナンスが容易である （３）紙質が一般紙に近い （４）取扱いが容易である 等の利点があり利用価値も大きく、特に近年はファクシ
ミリ、記録計、プリンター分野のみならずPOS等のラベ
ルの分野での利用も著しい。しかし一方では、この感熱
記録紙は、記録ヘッド等を記録層と接触させて、熱任よ
る記録を行う際、記録層中の成分が溶融し、記録ヘッド
等に粘着してカス付着を生じることが問題となってい
る。
と前記発色剤と熱時溶解してこれを発色させるフェノー
ル類等の顕色剤とをバインダー中に含有させた記録層を
設けた感熱記録紙は （１）発色が一次発色であり現像が不要である （２）ハードのメンテナンスが容易である （３）紙質が一般紙に近い （４）取扱いが容易である 等の利点があり利用価値も大きく、特に近年はファクシ
ミリ、記録計、プリンター分野のみならずPOS等のラベ
ルの分野での利用も著しい。しかし一方では、この感熱
記録紙は、記録ヘッド等を記録層と接触させて、熱任よ
る記録を行う際、記録層中の成分が溶融し、記録ヘッド
等に粘着してカス付着を生じることが問題となってい
る。
この問題を解決するためには、 （１）記録層中に種々の填料を配合する。
例えば、炭酸カルシウム，カオリン，タルク，各種ク
レー，アルミナ，二酸化チタン等を配合することが知ら
れており、最近に至っても含水ケイ酸アルミ鉱物（特開
昭56−72992号）、非晶質合成ケイ酸アルミニウム（特
公昭57−19035号）、水酸化アルミニウム（特開昭57−1
4093号）等を配合することが開示されている。
レー，アルミナ，二酸化チタン等を配合することが知ら
れており、最近に至っても含水ケイ酸アルミ鉱物（特開
昭56−72992号）、非晶質合成ケイ酸アルミニウム（特
公昭57−19035号）、水酸化アルミニウム（特開昭57−1
4093号）等を配合することが開示されている。
（２） 記録層に粒径の異なる顔料を併用する。（特開
昭54−118846号） （３） 記録層と支持体の中間に無機顔料を主成分とし
た中間層を設ける。（特開昭53−86229号、同54−23545
号） （４） 記録層に用いられている発色成分の溶融粘度を
低くする。（特開昭63−74682号、同61−193881号） （５） 合成シリカおよび／または合成ケイ酸アルミニ
ウムを含有する原紙を用いる。（特開昭61−68291号） 等の方法が提案されている。
昭54−118846号） （３） 記録層と支持体の中間に無機顔料を主成分とし
た中間層を設ける。（特開昭53−86229号、同54−23545
号） （４） 記録層に用いられている発色成分の溶融粘度を
低くする。（特開昭63−74682号、同61−193881号） （５） 合成シリカおよび／または合成ケイ酸アルミニ
ウムを含有する原紙を用いる。（特開昭61−68291号） 等の方法が提案されている。
しかしながら、実際には、長時間記録を出力させた
り、利用頻度の増大に伴い、サーマルヘッドへのカス付
着は増大する。このカス付着のため出力される感熱紙に
スクラッチ（引っかき傷）やカス自身による汚れ、カス
付着による熱伝導率の低下から生じる印字品位の低下、
走行不良が見られるようになる。更にカス付着が進行す
ると最終的にはサーマルヘッド破壊にもつながる。この
様な状態になる前に付着したカスを取り除く必要が生じ
るが、付着カスを除去する好ましい方法がなかった。
り、利用頻度の増大に伴い、サーマルヘッドへのカス付
着は増大する。このカス付着のため出力される感熱紙に
スクラッチ（引っかき傷）やカス自身による汚れ、カス
付着による熱伝導率の低下から生じる印字品位の低下、
走行不良が見られるようになる。更にカス付着が進行す
ると最終的にはサーマルヘッド破壊にもつながる。この
様な状態になる前に付着したカスを取り除く必要が生じ
るが、付着カスを除去する好ましい方法がなかった。
［発明が解決しようとする課題］ すなわち、従来はサーマルヘッドに付着したカスを取
り除く方法として、有機溶剤（例えばアセトン等）でサ
ーマルヘッドのカスをふき取る方法が一般に行われてき
た。しかし有機溶剤を用いると、サーマルヘッド周辺に
残留した溶剤によって感熱記録紙が発色して、印字品位
の低下を起したり、また有機溶剤による湿疹等の薬害ア
レルギーを生じさせる事もあり、更に有機溶剤の保管に
も留意する必要がある。この様に有機溶剤を使用する場
合、様々な問題が生じる。本発明に於いては、上記の様
な問題を解消させるため、サーマルヘッドのカスを除去
できる新規なクリーニングペーパーを提供することを目
的とするものである。
り除く方法として、有機溶剤（例えばアセトン等）でサ
ーマルヘッドのカスをふき取る方法が一般に行われてき
た。しかし有機溶剤を用いると、サーマルヘッド周辺に
残留した溶剤によって感熱記録紙が発色して、印字品位
の低下を起したり、また有機溶剤による湿疹等の薬害ア
レルギーを生じさせる事もあり、更に有機溶剤の保管に
も留意する必要がある。この様に有機溶剤を使用する場
合、様々な問題が生じる。本発明に於いては、上記の様
な問題を解消させるため、サーマルヘッドのカスを除去
できる新規なクリーニングペーパーを提供することを目
的とするものである。
［課題を解決するための手段］ サーマルヘッドに付着したカスを取り除くため、支持
体上にJIS K5101に定める吸油量が70ml/100g以上の顔料
を塗工して得られたクリーニングペーパーを用いて、感
熱記録紙の代わりにクリーニングペーパーを通紙するこ
とにより、記録前に予めカスを除去しようとするもので
ある。この通紙時にサーマルヘッドに印加電圧を与える
と、その効果は更に大きくなり、サーマルヘッド上はも
ちろん、その周辺部までほとんど完全にカスを取り除く
ことができる。
体上にJIS K5101に定める吸油量が70ml/100g以上の顔料
を塗工して得られたクリーニングペーパーを用いて、感
熱記録紙の代わりにクリーニングペーパーを通紙するこ
とにより、記録前に予めカスを除去しようとするもので
ある。この通紙時にサーマルヘッドに印加電圧を与える
と、その効果は更に大きくなり、サーマルヘッド上はも
ちろん、その周辺部までほとんど完全にカスを取り除く
ことができる。
本発明に於いて使用される顔料としては、ケイソウ土
（吸油量90〜110ml/100g）、焼成カオリン（吸油量80〜
100ml/100g）、非晶性シリカ（吸油量80〜300ml/100
g）、焼成ケイソウ土（吸油量130〜140ml/100g）、アル
ミノケイ酸マグネシウム（吸油量300〜400ml/100g）等
である。これら顔料の粒径としては、0.5〜20μｍが用
いられ、好ましくは２〜10μｍが良い。
（吸油量90〜110ml/100g）、焼成カオリン（吸油量80〜
100ml/100g）、非晶性シリカ（吸油量80〜300ml/100
g）、焼成ケイソウ土（吸油量130〜140ml/100g）、アル
ミノケイ酸マグネシウム（吸油量300〜400ml/100g）等
である。これら顔料の粒径としては、0.5〜20μｍが用
いられ、好ましくは２〜10μｍが良い。
顔料のバインダーとしては、水溶性又は非水溶性バイ
ンダーが使用できるが、水溶性バインダーでは、例えば
デンプン類，ヒドロキシエチルセルロース，メチルセル
ロース，カルボキシメチルセルロース，ゼラチン，カゼ
イン，ポリビニルアルコール，変性ポリビニルアルコー
ル，スチレン−無水マレイン酸共重合体，エチレン−無
水マレイン酸共重合体などの水溶液バインダー，スチレ
ン−ブタジェン共重合体、アクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合体などのラテックス系水溶性バインダー、また
自己架橋タイプの水溶性バインダー等が単独もしくは混
合して使用することができ、硬化剤も併用することがで
きる。
ンダーが使用できるが、水溶性バインダーでは、例えば
デンプン類，ヒドロキシエチルセルロース，メチルセル
ロース，カルボキシメチルセルロース，ゼラチン，カゼ
イン，ポリビニルアルコール，変性ポリビニルアルコー
ル，スチレン−無水マレイン酸共重合体，エチレン−無
水マレイン酸共重合体などの水溶液バインダー，スチレ
ン−ブタジェン共重合体、アクリロニトリル−ブタジェ
ン共重合体などのラテックス系水溶性バインダー、また
自己架橋タイプの水溶性バインダー等が単独もしくは混
合して使用することができ、硬化剤も併用することがで
きる。
また、必要に応じて滑剤等の助剤を添加することもで
きる。
きる。
本発明の顔料を含む層の塗布量は２〜20g/m2（固形
分）でよく、顔料とバインダーの比（P/B比）は、10:90
〜90:10の範囲で使用できる。
分）でよく、顔料とバインダーの比（P/B比）は、10:90
〜90:10の範囲で使用できる。
本発明のクリーニングペーパーに用いられる支持体と
しては、紙が主として用いられるが、各種不織布，プラ
スチックフイルム，合成紙，金属箔等，或いはこれらを
組合わせた複合シートを任意に用いることができる。
しては、紙が主として用いられるが、各種不織布，プラ
スチックフイルム，合成紙，金属箔等，或いはこれらを
組合わせた複合シートを任意に用いることができる。
［実施例］ 以下、本発明について実施例により更に詳述する。
実施例１ 水362.5重量部に顔料の分散剤としてポリアクリル酸
ソーダ［商品名：アロンＴ−40（東亜合成化学製）］2.
5重量部を加え、顔料としてケイソウ土（商品名：セト
ラムMN−23）100重量部を添加しコーレスで撹拌し、そ
の後、バインダーとしてポリビニルアルコール12％水溶
液を250重量部加え、更にステアリン酸亜鉛30％分散体
を20重量部加えて塗料を得た。
ソーダ［商品名：アロンＴ−40（東亜合成化学製）］2.
5重量部を加え、顔料としてケイソウ土（商品名：セト
ラムMN−23）100重量部を添加しコーレスで撹拌し、そ
の後、バインダーとしてポリビニルアルコール12％水溶
液を250重量部加え、更にステアリン酸亜鉛30％分散体
を20重量部加えて塗料を得た。
この得られた塗料を上質紙（60g/m2）に塗工量が10g/
m2になるように塗工して、クリーニングペーパーを得
た。
m2になるように塗工して、クリーニングペーパーを得
た。
実施例２ 実施例１において、顔料のケイソウ土に代えて、焼成
カオリン（商品名：アルファテックス）を用いた以外は
実施例１と全く同様にしてクリーニングペーパーを得
た。
カオリン（商品名：アルファテックス）を用いた以外は
実施例１と全く同様にしてクリーニングペーパーを得
た。
実施例３ 実施例１において、顔料のケイソウ土に代えて、非晶
性シリカ［商品名：ミズカシルP527（水沢化学工業
製）］を用い、分散剤のポリアクリル酸ソーダを添加し
ない以外は実施例１と全く同様にしてクリーニングペー
パーを得た。
性シリカ［商品名：ミズカシルP527（水沢化学工業
製）］を用い、分散剤のポリアクリル酸ソーダを添加し
ない以外は実施例１と全く同様にしてクリーニングペー
パーを得た。
比較例1,2,3,4 実施例１において、顔料のケイソウ土に代えて、炭酸
カルシウム［商品名:PC（白石カルシウム製）］（比較
例１），タルク（比較例２）及び水酸化アルミニウム
［商品名:H−42（昭和軽金属製）］（比較例３）を用い
た以外は実施例１と同様にしてクリーニングペーパーを
得た。また、比較例４として顔料を含む層を設けない上
質紙についても比較を行なった。
カルシウム［商品名:PC（白石カルシウム製）］（比較
例１），タルク（比較例２）及び水酸化アルミニウム
［商品名:H−42（昭和軽金属製）］（比較例３）を用い
た以外は実施例１と同様にしてクリーニングペーパーを
得た。また、比較例４として顔料を含む層を設けない上
質紙についても比較を行なった。
実用試験 実施例１で得られたクリーニングペーパーを用いてサ
ーマルヘッドのカス付着除去の評価テストを行なった。
ーマルヘッドのカス付着除去の評価テストを行なった。
Facom Fax 2000（富士通製）を用いてサーマルヘッド
周辺にカスを付着させるために、印字率100％（全面ベ
タ印字）でA4で100枚連続印字した。その後実施例１で
得られたクリーニングペーパーを1m通し、クリーニング
ペーパーの通紙前後のカス付着の状況を観察することに
よって評価を行なった。
周辺にカスを付着させるために、印字率100％（全面ベ
タ印字）でA4で100枚連続印字した。その後実施例１で
得られたクリーニングペーパーを1m通し、クリーニング
ペーパーの通紙前後のカス付着の状況を観察することに
よって評価を行なった。
評価基準 ◎ カス付着がほぼ完全に取り除かれている。
○ カス付着がかなり取り除かれている。
△ カツ付着が少し取り除かれている。
× カス付着が通す以前と変わらない。
結果を表に示す。
［発明の効果］ 以上述べたように本発明のサーマルヘッド用クリーニ
ングペーパーは、吸油量70ml/100g以上の顔料を塗工し
たクリーニングペーパーとすることにより、サーマルヘ
ッドに付着したカスをほぼ完全に取り除くことができ、
カス付着による印字品位の低下（印字面のキズ、汚れ
等）及び走行性不良等を未然に防止することができる。
ングペーパーは、吸油量70ml/100g以上の顔料を塗工し
たクリーニングペーパーとすることにより、サーマルヘ
ッドに付着したカスをほぼ完全に取り除くことができ、
カス付着による印字品位の低下（印字面のキズ、汚れ
等）及び走行性不良等を未然に防止することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】支持体上にJIS K5101に定める吸油量が70m
l/100g以上の顔料を含む層を有することを特徴とするサ
ーマルヘッド用クリーニングペーパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63242364A JP2670544B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | サーマルヘッド用クリーニングペーパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63242364A JP2670544B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | サーマルヘッド用クリーニングペーパー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0292570A JPH0292570A (ja) | 1990-04-03 |
| JP2670544B2 true JP2670544B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=17088083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63242364A Expired - Fee Related JP2670544B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | サーマルヘッド用クリーニングペーパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2670544B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69225758T2 (de) * | 1991-09-13 | 1998-12-24 | Canon Kk | Aufzeichnungsblätterstapel mit darin verteilten Reinigungsblättern und ein Verfahren zur Wartung des Aufzeichnungsgerätes |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP63242364A patent/JP2670544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0292570A (ja) | 1990-04-03 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |