JPH0516828Y2 - - Google Patents

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JPH0516828Y2
JPH0516828Y2 JP1987161469U JP16146987U JPH0516828Y2 JP H0516828 Y2 JPH0516828 Y2 JP H0516828Y2 JP 1987161469 U JP1987161469 U JP 1987161469U JP 16146987 U JP16146987 U JP 16146987U JP H0516828 Y2 JPH0516828 Y2 JP H0516828Y2
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JP
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movable plate
mounting
protector
wire harness
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車などにおいて各種電気機器な
どを接続するワイヤーハーネスを保護するための
プロテクタに関するものであり、さらに詳細に
は、ボデイー、パネルなどの取付板に対するプロ
テクタの取付固定時に、取付板に形成された取付
孔に多少の位置ずれがあつたとしても、その位置
ずれを吸収して容易に取付け固定を行い得るワイ
ヤーハーネス用プロテクタに関するものである。
(従来の技術) 従来のプロテクタ1は、第3図に示すように、
ワイヤーハーネス(図示省略)を収容する溝状の
収容部3を形成したプロテクタ本体5を備えると
共に、この収容部3を覆うカバー7を備えてい
る。
また、上記プロテクタ本体5の裏面には、この
プロテクタ本体5を例えば自動車のボデイあるい
はパネルなどの取付板9に取付け固定するため
に、適宜鉤状の複数の固定部11が一体に設けら
れている。
そして、取付板9に対するプロテクタ本体5の
取付け固定は、前記取付板9に穿設された複数の
取付孔13に対して、前記各固定部11を係合す
ることによつて行われる。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上述の構成からなる従来のワイヤー
ハーネス用プロテクタ1においては、固定部11
がプロテクタ本体5に一体に設けられているた
め、取付板9に穿設する取付孔13の位置が正確
でない場合には、前記固定部11と取付孔13と
の間に僅かに相対的な位置ずれを生じ、取付孔1
3に対する固定部11の係合が困難になるという
問題があつた。
また、このような場合には、たとえ取付孔13
に対して固定部11を係合することができたとし
ても、固定部11に無理な力が作用することにな
るため、固定部11の劣化や破損がはやめられ、
その寿命が短くなるという問題があつた。
本考案は、上述した従来のワイヤーハーネス固
定用プロテクタが有する問題点の解決を課題とし
て検討した結果、達成されたものである。
したがつて、本考案の目的は、取付板に対する
プロテクタ本体の取付固定を容易に行うことがで
き、かつ固定部の寿命を改良したワイヤーハーネ
ス固定用プロテクタを提供することにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案のワイヤ
ーハーネス用プロテクタは、ワイヤーハーネス収
容部3を有するプロテクタ本体5の外側面に、少
なくとも一対の門型状に形成された取付部17
A,17Bを間隔をおいて突設すると共に、この
一対の取付部17A,17Bに、取付板9に形成
された取付孔13に係合自在な固定部11を突設
した可動板23を、長手方向、幅方向および高さ
方向に移動可能に挿入して形成され、前記門型状
の取付部17A,17Bまたは可動板23のいず
れか一方に、前記可動板23を前記プロテクタ本
体5側に押圧する付勢手段27を設け、さらに、
この可動板23の長手方向両側に可動板23の抜
け止め手段21を設けたことを特徴とする。
(作用) 本考案のワイヤーハーネス用プロテクタは、上
記のように構成したため、プロテクタ本体5に設
けた固定部11を、取付板9に形成された取付孔
13に係合しようとする場合には、固定部11と
取付孔13の相互の位置が多少ずれていたとして
も、可動板23を介して固定部11をプロテクタ
本体5に対して相対的に移動することにより、取
付孔13に対して固定部11を対応せしめること
ができ、取付板9に対するプロテクタ本体5の取
付けを容易に行うことが可能である。
なお、この場合に固定部11を突設した可動板
23は、長手方向、幅方向および高さ方向に移動
可能に取付部17A,17Bに対し挿入されてい
るため、固定部11の取付孔13に対する位置合
わせを容易に行うことができる。
また、上記の取付けに際しては、固定部11に
無理な力が加わつた状態となるようなことがな
く、無理な力が常に作用することによる固定部1
1の破損なども効果的に防止することができる。
(実施例) 以下、図面にしたがつて本考案のワイヤーハー
ネス用プロテクタの実施例について詳細に説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例に係るワイヤーハ
ーネス用プロテクタ15の主要部を示すものであ
る。この実施例においては、上述した従来技術と
同一機能を奏する構成部には同一符号を付してあ
り、それらの詳細な説明については省略すること
とする。
この第1実施例においては、ワイヤーハーネス
(図示省略)を収容するワイヤーハーネス収容部
3を形成したプロテクタ本体5の適宜面(本実施
例においては裏面)に、取付板9(第3図参照)
に形成された取付孔13に係合自在な固定部11
が移動可能に設けられている。
より詳細には、第1図から明らかなように、プ
ロテクタ本体5の裏面には、複数の門型状の取付
部17A,17Bが適宜の間隔を保持し、対向し
て取付けてある。そして、この取付部17A,1
7Bの各貫通孔19A,19Bを移動自在に貫通
して、両端部に抜け止め手段としての係止部21
を突出形成した可動板23の中央部付近に、前記
固定部11が突設されている。
前記可動板23における両端部の係止部21
は、可動板23が取付部17A,17Bから抜け
出すのを阻止する機能を有するもので、両係止部
21間の寸法Aは、前記取付部17A,17Bの
外側の間隔Bよりも十分に大きく設けてある。
したがつて、可動板23は、両端部の係止部2
1が取付部17A,17Bに当接するまで、長手
方向に移動可能となつている。
また、前記可動板23の幅は、前記取付部17
A,17Bにおける貫通孔19A,19Bの幅よ
りも十分小さな幅に設けてある。したがつて、可
動板23は幅方向にも移動可能になつている。
さらに、前記可動板23の厚みを、取付部17
A,17Bの各貫通孔19A,19Bの高さより
も小さく設計することによつて、可動板23は高
さ方向にも移動可能となつている。
すなわち、前記可動板23は、プロテクタ本体
5に対して長手方向、幅方向および高さ方向の3
次元方向に移動することが可能である。
また、取付部17A,17Bにおける貫通孔1
9A,19Bの対向した両面側よりも反対側を小
さくすると共に、取付部17A,17Bにそれぞ
れスリツト25を形成することにより、それぞれ
付勢手段としての押圧片27が形成されている。
この押圧片27は、可動板23をプロテクタ本
体5の裏面に押圧する作用をなすもので、可動板
23が安易に移動しないように、適宜の摺動抵抗
を付与しているものである。
このように押圧片27を形成することによつ
て、プロテクタ本体5に対する可動板23の厚み
方向の間隙(ガタ)を吸収して、振動を抑制する
ことができる。
なお、上述の実施例では押圧片27を取付部1
7A,17Bに設けているが、可動板23側に設
けることも可能である。
上記第1図においては、取付部17A,17B
は一対しか図示されていないが、プロテクタ本体
5には複数の取付部が設けられており、かつ前述
したごとき可動板23が複数個所に設けられてい
る。
また、各可動板23における固定部11は、各
取付部17A,17Bよりも突出しており、プロ
テクタ本体5を取付板9に取付けるときには、取
付部17A,17Bが邪魔にならないようになつ
ている。
次に、第2図は、可動板23の他の実施例を示
すもので、この実施例においては、可動板23が
取付部17A,17Bに対応する部分に、移動制
限手段としての円弧状の弾性片29を一体に形成
した点が、前述した第1実施例と相違している。
このように弾性片29を形成することにより、
取付部17A,17Bと可動板23との間の摺動
抵抗がより大きくなるため、可動板23の長手方
向および幅方向への安易な移動が一層抑制される
こととなり、振動の抑制をより効果的に行うこと
ができる。
なお、前記の弾性片29は、取付部17A,1
7B側に形成することによつても、同様の効果を
期待することができる。
以上のごとき構成により、本考案のワイヤーハ
ーネス用プロテクタにおいては、プロテクタ本体
5を取付板9に取付けるとき、可動板23を長手
方向、幅方向および高さ方向に移動して、固定部
11が取付板9の取付孔13に対応するように調
節できるので、取付孔3に対して固定部11を容
易に係合することができる。しかも、上述のごと
く、取付板9の取付孔13に固定部11を対応せ
しめて、係合するものであるから、固定部11に
無理な力が加えられた状態になるようなことがな
い。
[考案の効果] 以上説明した実施例より理解されるように、本
考案のワイヤーハーネス用プロテクタは、固定部
11をプロテクタ本体5に対しその長手方向、幅
方向および高さ方向に移動自在に取付けた可動板
23上に突設したものであるから、このプロテク
タ本体5を取付板9に固定するに際しては、取付
板9に形成された取付孔13と固定部11との間
に多少の位置ずれがあつたとしても、固定部11
を前記可動板23を介して長手方向、幅方向およ
び高さ方向の三次元方向に移動することにより、
上記位置ずれを吸収することができ、取付板9に
対するプロテクタ本体5の取付け固定を容易に行
うことができる。
また、上述のごとく固定部11が移動すること
によつて前記位置ずれが吸収されるので、固定部
11に無理な力が加えられた状態となるようなこ
とがなく、固定部11の寿命をより長くすること
が可能である。
加えて、取付部17A,17Bおよび/または
可動板23に付勢手段(押圧片27)およびさら
には移動制限手段(弾性片29)を形成すること
によつて、可動板23の振動を効果的に抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワイヤーハーネス用プロテク
タの第1実施例における主要部のみを示した斜視
図、第2図は可動板の他の例を示す斜視図、第3
図は従来のワイヤーハーネス用プロテクタを示す
斜視図である。 3……ワイヤーハーネス収容部、5……プロテ
クタ本体、9……取付板、11……固定部、13
……取付孔、17A……取付部、17B……取付
部、21……係止部(抜け止め手段)、23……
可動板、27……押圧片(付勢手段)、29……
弾性片(移動制限手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ワイヤーハーネス収容部3を有するプロテク
    タ本体5の外側面に、少なくとも一対の門型状
    に形成された取付部17A,17Bを間隔をお
    いて突設すると共に、この一対の取付部17
    A,17Bに、取付板9に形成された取付孔1
    3に係合自在な固定部11を突設した可動板2
    3を、長手方向、幅方向および高さ方向に移動
    可能に挿入して形成され、前記門型状の取付部
    17A,17Bまたは可動板23のいずれか一
    方に、前記可動板23を前記プロテクタ本体5
    側に押圧する付勢手段27を設け、さらに、こ
    の可動板23の長手方向両側に可動板23の抜
    け止め手段21を設けたことを特徴とするワイ
    ヤーハーネス用プロテクタ。 (2) 可動板23および/または取付部17A,1
    7Bに、前記可動板23の長手方向および幅方
    向への移動制限手段29を設けたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載のワ
    イヤーハーネス用プロテクタ。
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