JPH0621323U - ハーネスの保持構造 - Google Patents

ハーネスの保持構造

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Publication number
JPH0621323U
JPH0621323U JP055993U JP5599392U JPH0621323U JP H0621323 U JPH0621323 U JP H0621323U JP 055993 U JP055993 U JP 055993U JP 5599392 U JP5599392 U JP 5599392U JP H0621323 U JPH0621323 U JP H0621323U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
mounting hole
mounting
holding
hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP055993U
Other languages
English (en)
Inventor
太 足立
真人 岩瀬
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
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Publication date
Application filed by ダイハツ工業株式会社 filed Critical ダイハツ工業株式会社
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Publication of JPH0621323U publication Critical patent/JPH0621323U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーネスに取り付けられた保持具の取付け位
置と,装着穴の開設位置との寸法誤差を吸収して,ハー
ネスを所定位置に配置する保持構造を提供する。 【構成】 装着穴3がハーネス1と略平行の長穴3aで
開設され,一方,ハーネス1を保持するベース6には,
該ベース6の片面に設けられた脚5と並設してリブ7が
設けられている。従って,ハーネス1に取り付けられた
ベース6の脚位置と装着穴3との寸法誤差が生じたとき
にも,その誤差は装着穴3が長穴に開設されていること
によって,脚5が長穴内をスライドして吸収され,ま
た,脚5に並設されたリブ7が該脚5と共に長穴に嵌入
されるので,ハーネス1が蛇行しようとする曲げ方向へ
の移動が規制され,ハーネス1は前記長穴による寸法誤
差吸収と相まって,装着穴が開設された所定位置に蛇行
することなく配置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,電気配線等に係るハーネスを所定位置に結束保持するためのハーネ スの保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば,自動車の電気配線を車体の所要位置に張り巡らせるため,図4に示す ように,必要な配線を結束したハーネス20に,該ハーネス20を車体22の所 要位置に保持させるための保持具21が取り付けられる。車体22の所要位置に は,前記保持具21を嵌合させるための装着穴23が保持具21の取付け間隔で 設けられており,保持具21に設けられた脚21aを装着穴23に圧入すること により,ハーネス20が車体22の所要位置に配置される。 しかし,ハーネス20に取り付けられる保持具21の取付け間隔の寸法誤差は 大きく,また,車体に開設される装着穴23の間隔寸法にも公差があるため,保 持具21の脚21aを装着穴23に圧入して,車体22にハーネス20を配置し たとき,装着間隔に寸法誤差を生じた位置のハーネス20が蛇行し,車体に装着 される他のパーツ類と干渉する問題点が発生する。特に自動車のエンジンルーム などでは,回転部分あるいは振動部分あるいは発熱部分が多く,これらとハーネ ス20との干渉を避けるために保持具21の取付位置を修正する等の繁雑な手間 を必要としていた。 上記のような問題を解決するためのハーネス保持具として,実開昭60−34 717号公報に開示されたものがある。このハーネス保持具30は,図5に示す ようにハーネスを保持するベース32に対し,該ベース32を取付面に嵌合させ るクリップ31がハーネスの保持方向にスライド可能に設けられている。従って ,ハーネスの保持間隔に生じる誤差は,前記クリップ31のスライドによって吸 収される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら,上記従来例に示したハーネス保持具30は,その構造が複雑で あるため,ハーネスを所定位置に保持するために多数個が用いられるハーネス保 持具としてのコストアップが否めない。 また,従来のハーネス保持具の取付面への装着が装着穴に対してクリップを挿 入するだけの構造であるため,ハーネス保持具が装着穴を中心にして回転を生じ やすく,ハーネスの蛇行を助長させやすい問題点があった。 本考案は,スライド機構などの可動構造を設けない簡単な構造でハーネスの保 持寸法の誤差を吸収すると共に,ハーネスの蛇行を抑えることのできるハーネス の保持構造を提供することを目的をする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案が採用する手段は,ハーネスを結束保持する ベースの片面に設けられた脚を取付け面に開設された装着穴に嵌合させてハーネ スを保持するハーネスの保持構造において,前記装着穴を,取り付けられるハー ネスと略平行の長穴とすると共に,前記ベースに前記脚と並設され前記装着穴に 装着可能なリブを設けたことを特徴とするハーネスの保持構造として構成される 。
【0005】
【作用】
本考案によれば,装着穴がハーネスと略平行の長穴で開設され,一方,ハーネ スを保持するベースには,該ベースの片面に設けられた脚と並設してリブが設け られている。従って,ハーネスに取り付けられたベースの脚の位置と装着穴との 寸法誤差が生じたときにも,その誤差は装着穴が長穴に開設されていることによ って,脚が長穴内をスライドして吸収され,また,脚に並設されたリブが該脚と 共に長穴に嵌入されるので,ハーネスが蛇行しようとする曲げ方向への移動が規 制され,ハーネスは前記長穴による寸法誤差吸収と相まって,装着穴が開設され た所定位置に蛇行することなく配置される。
【0006】
【実施例】 以下,添付図面を参照して本考案を具体化した実施例につき説明し,本考案の 理解に供する。尚,以下の実施例は本考案を具体化した一例であって,本考案の 技術的範囲を限定するものではない。 ここに,図1は本考案の実施例に係るハーネスの取付け構造を示す斜視図,図 2は実施例に係る保持具の構成を示す斜視図,図3は実施例に係る装着穴の開設 状態を示す平面図である。 図1において,ハーネス1の所定位置には保持具2が取り付けられる。保持具 2は,図2に示すようにハーネス1を保持するベース6と,該ベース6の片面に 立設させた脚5と,該脚5に並設されたリブ7,7とを具備して形成されている 。ハーネス1は保持具2の前記ベース6に結束保持され,装着面4に開設された 装着穴3に前記脚5を圧入して,脚5が装着穴4に嵌合することによって装着面 4の所定位置に保持される。 上記構成において,ハーネス1に取り付けられる保持具2の位置は,その取り 付け間隔寸法に誤差が生じやすく,また,装着穴3の間隔寸法も公差があるため ,装着穴3が全て図1に示す丸穴3aである場合には,寸法誤差を生じた位置で ハーネス1が蛇行したり,無理な引っ張りが加わることになる。本実施例におい ては,図3に示すように,装着穴3は基準点位置を丸穴3aとして位置規制する と共に,ハーネス1を接続するパーツ8との間に配置される装着穴3は,全てハ ーネス1の延長方向を長手方向とし,リブ7,7間の寸法より長い長穴3bとし て開設されている。従って,寸法誤差が生じているときには,この長穴3bの長 手方向幅内で脚5がスライドして,寸法誤差を吸収するので,ハーネス1が蛇行 したり無理な引っ張りを受けることなく取り付けられる。 また,図2に示したように,脚5と並設してリブ7,7が設けられているので ,このリブ7,7が脚5と共に長穴3bに嵌入されると,保持具2がハーネス1 の延長方向外に回転しようとする曲がりは規制される。 このように,装着穴3が長穴3bとして開設されて寸法誤差を吸収すると同時 に,この長穴3bに脚5と共にリブ7,7が嵌入されることによって,ハーネス 1は蛇行することなく所定位置に配置できるため,ハーネス1がその近傍に配置 される他のパーツ類と干渉することがなくなる。 上記のように本実施例によれば,図3に示すように,ハーネス1の基準点(丸 穴3a)からパーツ8までの寸法を管理することによって,ハーネス1の蛇行が 防止される。 尚,上記実施例において,基準点位置の装着穴3を丸穴3aとして,この位置 の保持具2はリブ7,7を設けない従来構造のものとしているが,保持具2を2 種類用意することを避けるため,全てリブ7,7を設けた保持具2として,基準 点の装着穴3はリブ7,7の間隔幅を長手方向の寸法とした長穴とすることもで きる。
【0007】
【考案の効果】
以上の説明の通り本考案によれば,装着穴がハーネスと略平行の長穴で開設さ れ,一方,ハーネスを保持するベースには,該ベースの片面に設けられた脚と並 設してリブが設けられている。従って,ハーネスに取り付けられたベースの脚位 置と装着穴との寸法誤差が生じたときにも,その誤差は装着穴が長穴に開設され ていることによって,脚が長穴内をスライドして吸収され,また,脚に並設され たリブが該脚と共に長穴に嵌入されるので,ハーネスが蛇行しようとする曲げ方 向への移動が規制され,ハーネスは前記長穴による寸法誤差吸収と相まって,装 着穴が開設された所定位置に配置され,ハーネスが蛇行して他のハーツ類と干渉 することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係るハーネスの取り付け構
造を示す斜視図。
【図2】 実施例に係る保持具の斜視図。
【図3】 実施例に係る装着穴の開設状態を示す平面
図。
【図4】 従来例に係るハーネスの取り付け構造を示す
斜視図。
【図5】 従来例に係る保持具の構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1──ハーネス 2──保持具 3──装着穴 3a──長穴 4──装着面 5──脚 6──ベース 7──リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーネスを結束保持するベースの片面に
    設けられた脚を取付け面に開設された装着穴に嵌合させ
    て前記ハーネスを保持するハーネスの保持構造におい
    て, 前記装着穴を,取り付けられる前記ハーネスと略平行の
    長穴とすると共に,前記ベースに前記脚と並設され前記
    装着穴に装着可能なリブを設けたことを特徴とするハー
    ネスの保持構造。
JP055993U 1992-08-10 1992-08-10 ハーネスの保持構造 Expired - Lifetime JPH0621323U (ja)

Priority Applications (1)

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JP055993U JPH0621323U (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ハーネスの保持構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP055993U JPH0621323U (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ハーネスの保持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621323U true JPH0621323U (ja) 1994-03-18

Family

ID=13014612

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP055993U Expired - Lifetime JPH0621323U (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ハーネスの保持構造

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JP (1) JPH0621323U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113705A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nissan Motor Co Ltd 車両用ドアのハーネス止着構造
JP2021023066A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 大和化成工業株式会社 係合部材の組み付け構造

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