JPH05168197A - 磁気軸受制御装置 - Google Patents
磁気軸受制御装置Info
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- JPH05168197A JPH05168197A JP33090691A JP33090691A JPH05168197A JP H05168197 A JPH05168197 A JP H05168197A JP 33090691 A JP33090691 A JP 33090691A JP 33090691 A JP33090691 A JP 33090691A JP H05168197 A JPH05168197 A JP H05168197A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
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- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
- F16C32/0444—Details of devices to control the actuation of the electromagnets
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-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 起動時や停止時の過度状態に生起する過大電
流によっても、スイッチング・ロスの少ないパワー・ト
ランジスタの破損を保護し、かつ起動時や停止時に回転
自在に支承されるロータにショックを与えない手段を備
えた、磁気軸受制御装置を提供する。 【構成】 ロータ1に浮上力を与える電磁石21,22
と、該電磁石に電流を供給する電力増幅器6と、浮上制
御をする位相制御器5と、ロータ1の浮上位置を検出す
る変位センサー3と、電力増幅用のパワー電源11と、
位相制御器5及び電力増幅器6の制御電源とから成る制
御形磁気軸受において、起動時は、制御電源投入後一定
時間たってからパワー電源を投入する手段と、さらに一
定時間経過してから電力増幅器6の出力をonにする手
段と、停止時は、電力増幅器6の出力をoffにし、そ
の後一定時間たってから制御電源10をoffにする手
段を備える磁気軸受制御装置。
流によっても、スイッチング・ロスの少ないパワー・ト
ランジスタの破損を保護し、かつ起動時や停止時に回転
自在に支承されるロータにショックを与えない手段を備
えた、磁気軸受制御装置を提供する。 【構成】 ロータ1に浮上力を与える電磁石21,22
と、該電磁石に電流を供給する電力増幅器6と、浮上制
御をする位相制御器5と、ロータ1の浮上位置を検出す
る変位センサー3と、電力増幅用のパワー電源11と、
位相制御器5及び電力増幅器6の制御電源とから成る制
御形磁気軸受において、起動時は、制御電源投入後一定
時間たってからパワー電源を投入する手段と、さらに一
定時間経過してから電力増幅器6の出力をonにする手
段と、停止時は、電力増幅器6の出力をoffにし、そ
の後一定時間たってから制御電源10をoffにする手
段を備える磁気軸受制御装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体または直線移動
体を非接触で支持し、特に低速回転時から高速回転時に
わたる広い回転領域での安定化を図る磁気軸受制御装置
に関する。
体を非接触で支持し、特に低速回転時から高速回転時に
わたる広い回転領域での安定化を図る磁気軸受制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】回転機械の性能向上のため、非接触支持
して高速回転可能とする磁気軸受が最近とみに用いられ
つつある。そこでは負荷荷重を高めるための電磁石の吸
引力が利用され、電磁石に電流を供給するための電力増
幅器が採用されることが多い。そして、その電気的ロス
を減らすためのスイッチング形が用いられ[図2に図
示]、スイッチングによる電流リップルを減らすためキ
ャリア周波数が高められる。キャリア周波数を高めるに
つれスイッチング・ロスが増えるので、スイッチング時
間の短い例えばパワーMOS- FETが用いられる。パ
ワーMOS- FETはスイッチング時間が短かく、発生
ロスが少ないという長所はあるものの過負荷に弱く、少
しの過負荷で破損すると言う短所も備えている。このよ
うな電力増幅器のほかに、ロータの浮上位置を検出する
変位センサと、ロータと、ロータに浮上力を与え該電力
増幅器により電流を供給される電磁石と、浮上位置指令
と浮上位置検出信号とを比較する比較器と、その比較後
の偏差信号に基づいて働く位相制御器と、制御用電源
と、電力増幅器の主回路パワー電源とより磁気軸受制御
系が構成されている。また、パワースイッチング素子と
してFETを採用した、具体的な従来例1に特開平2-16
3511号公報がある。この従来例1は図4に示し、回転軸
1に回転軸子継鉄2を固着させた回転子から微小隙間を
設けてケーシングに固着し起磁力を発生するコイルを備
えた固定子電磁石を持ち、先の回転軸1とケーシング間
の相対変位を測定する変位センサ3を有し、この変位セ
ンサ3からの出力信号を基に回転軸子継鉄2と固定子電
磁石との間に作用する磁気吸引力を制御する位相補償回
路211 と電力増幅器を具備しており、その電力増幅器と
してパルス増幅回路[PWM 波形増幅回路215a,215b]があ
りこの出力でon,off動作するパワースイッチング
素子(FET2) を有するスイッチング回路[216a,216b] か
ら、固定子電磁石のコイル(204a,204b) に電流を供給す
るよう構成すると共に、所定周期の矩形波信号を発生す
る矩形波発生回路213 と、位相補償回路211 の出力を変
調入力信号として矩形波発生回路213 からの矩形波信号
のパルス幅を変調するパルス幅変調回路[PWM 回路214
a,214b]を設けており、そのPWM 回路[214a,214b] の出
力をPWM 波形増幅回路[215a,215b] に入力するように構
成し、更に固定子電磁石のコイル(204a,204b) に供給さ
れる電流を検出する電流検出手段を備え、この電流検出
手段の出力をPWM 回路(214a,214b) に負帰還させて成る
磁気軸受装置の制御装置である。通常のパワートランジ
スタを使用する従前手段では、そのパワートランジスタ
に常に大電流を流しており、そのためパワートランジス
タの素子寿命が短くなったり、大きい容量のヒートシン
ク用ファンを必要とする隘路があったのを払拭したのが
従来例1であると記している。さらに、従来例2として
特開平1-274635号公報があり、それを図5に表す。入力
信号Vi と出力信号Vb とを比較する入出力比較回路30
1 と、この入出力比較回路301 における比較結果(Vo)
に基づいてパルス幅変調をするPWM 変調回路302 とを備
えており、このPWM 変調回路302 よりのon,off出
力信号によって駆動するスイッチング素子FET303
と、そのスイッチング素子303 の出力側に接続して検出
用抵抗(Rd)を直列に設けた負荷コイル304 と、検出用
抵抗(Rd)の端子間電圧を入力とする増幅手段[差動増
幅器305]とを具備し、この差動増幅器(305) の出力を入
出力比較回路301 に帰還させて出力信号(Vo)とする磁
気軸受用パワー増幅器を設けている。従前の装置はスイ
ッチング素子FET303 のソースs から直接帰還させて
いた手段を改良し、スイッチング素子FET303 がon
よりoffへ移行するときに、負荷コイル304 のインピ
ーダンスによる自己誘導作用に基づき、FET303 の保
護ダイオードd1 に順方向電流i2 が過度的に流れ、サ
ーボ制御系の安定性を乱すその過度電流にも対応できる
帰還系に改良した手段である。なお、L,R4 は負荷
(電磁石)コイル304 のインダクタンス,抵抗である。
して高速回転可能とする磁気軸受が最近とみに用いられ
つつある。そこでは負荷荷重を高めるための電磁石の吸
引力が利用され、電磁石に電流を供給するための電力増
幅器が採用されることが多い。そして、その電気的ロス
を減らすためのスイッチング形が用いられ[図2に図
示]、スイッチングによる電流リップルを減らすためキ
ャリア周波数が高められる。キャリア周波数を高めるに
つれスイッチング・ロスが増えるので、スイッチング時
間の短い例えばパワーMOS- FETが用いられる。パ
ワーMOS- FETはスイッチング時間が短かく、発生
ロスが少ないという長所はあるものの過負荷に弱く、少
しの過負荷で破損すると言う短所も備えている。このよ
うな電力増幅器のほかに、ロータの浮上位置を検出する
変位センサと、ロータと、ロータに浮上力を与え該電力
増幅器により電流を供給される電磁石と、浮上位置指令
と浮上位置検出信号とを比較する比較器と、その比較後
の偏差信号に基づいて働く位相制御器と、制御用電源
と、電力増幅器の主回路パワー電源とより磁気軸受制御
系が構成されている。また、パワースイッチング素子と
してFETを採用した、具体的な従来例1に特開平2-16
3511号公報がある。この従来例1は図4に示し、回転軸
1に回転軸子継鉄2を固着させた回転子から微小隙間を
設けてケーシングに固着し起磁力を発生するコイルを備
えた固定子電磁石を持ち、先の回転軸1とケーシング間
の相対変位を測定する変位センサ3を有し、この変位セ
ンサ3からの出力信号を基に回転軸子継鉄2と固定子電
磁石との間に作用する磁気吸引力を制御する位相補償回
路211 と電力増幅器を具備しており、その電力増幅器と
してパルス増幅回路[PWM 波形増幅回路215a,215b]があ
りこの出力でon,off動作するパワースイッチング
素子(FET2) を有するスイッチング回路[216a,216b] か
ら、固定子電磁石のコイル(204a,204b) に電流を供給す
るよう構成すると共に、所定周期の矩形波信号を発生す
る矩形波発生回路213 と、位相補償回路211 の出力を変
調入力信号として矩形波発生回路213 からの矩形波信号
のパルス幅を変調するパルス幅変調回路[PWM 回路214
a,214b]を設けており、そのPWM 回路[214a,214b] の出
力をPWM 波形増幅回路[215a,215b] に入力するように構
成し、更に固定子電磁石のコイル(204a,204b) に供給さ
れる電流を検出する電流検出手段を備え、この電流検出
手段の出力をPWM 回路(214a,214b) に負帰還させて成る
磁気軸受装置の制御装置である。通常のパワートランジ
スタを使用する従前手段では、そのパワートランジスタ
に常に大電流を流しており、そのためパワートランジス
タの素子寿命が短くなったり、大きい容量のヒートシン
ク用ファンを必要とする隘路があったのを払拭したのが
従来例1であると記している。さらに、従来例2として
特開平1-274635号公報があり、それを図5に表す。入力
信号Vi と出力信号Vb とを比較する入出力比較回路30
1 と、この入出力比較回路301 における比較結果(Vo)
に基づいてパルス幅変調をするPWM 変調回路302 とを備
えており、このPWM 変調回路302 よりのon,off出
力信号によって駆動するスイッチング素子FET303
と、そのスイッチング素子303 の出力側に接続して検出
用抵抗(Rd)を直列に設けた負荷コイル304 と、検出用
抵抗(Rd)の端子間電圧を入力とする増幅手段[差動増
幅器305]とを具備し、この差動増幅器(305) の出力を入
出力比較回路301 に帰還させて出力信号(Vo)とする磁
気軸受用パワー増幅器を設けている。従前の装置はスイ
ッチング素子FET303 のソースs から直接帰還させて
いた手段を改良し、スイッチング素子FET303 がon
よりoffへ移行するときに、負荷コイル304 のインピ
ーダンスによる自己誘導作用に基づき、FET303 の保
護ダイオードd1 に順方向電流i2 が過度的に流れ、サ
ーボ制御系の安定性を乱すその過度電流にも対応できる
帰還系に改良した手段である。なお、L,R4 は負荷
(電磁石)コイル304 のインダクタンス,抵抗である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
制御系を起動する時、変位センサと、比較器と、位相制
御器と、電力増幅器の制御回路の制御電源と、電力増幅
器の主回路のパワー電源を同時に投入すると、各要素の
構成素子、特にパワー素子にかかるパワー電源とそれに
ゲート信号を送るゲート回路の制御電源の印加のされ方
にバラツキが生じ、電力増幅器の主回路素子のon状態
がある時間同時に作られることがあり、過大電流が流れ
て、過負荷に弱いパワーMOS- FETが破損するとい
う事故が発生していた。また、停止する時も、制御電源
とパワー電源をoffしようとする時、それぞれの電源
の落ち方にバラツキが生じて微妙な時間のずれが生起す
ることもあるので、起動時と同様に、ある瞬間、主回路
素子のon状態が同時に作られ、過大電流が流れてパワ
ー素子が破損するというトラブルが生じることがあっ
た。このように、起動停止時に制御電源とパワー電源を
同時にon,offすると、パワー素子がまれに破損す
るという現象が発生することがあったので、実用上極め
て問題であった。また、位相制御器には、浮上位置の定
常偏差を無くすため積分器が用いられている。電源投入
と同時に積分器が投入されれば、上記の電源電圧が安定
化するまでの間中ずっと継続して浮上していない状態か
らの偏差が積分されるので、積分器出力が早い時刻から
飽和してしまい、電力増幅器に与えられている大きな指
令のため過大な始動電流が流れ、浮上するロータにショ
ックがかかり、適用される機械に与える影響が大きく実
用上問題であった。ところで、従来例1および従来例2
は、いずれもパワートランジスタとしてFETを適用し
てスイッチング素子における電力損失を勘案はするが、
スイッチング素子そのものの破損あるいは寿命などへの
考慮はなかった。、そこで、本発明では、起動時や停止
時の過渡状態に生起する過大電流によっても、スイッチ
ング・ロスの少ないパワー・トランジスタの破損を保護
し、かつ起動時や停止時に回転自在に支承されるロータ
にショックを与えない手段を備えた、磁気軸受制御装置
を提供することを目的とする。
制御系を起動する時、変位センサと、比較器と、位相制
御器と、電力増幅器の制御回路の制御電源と、電力増幅
器の主回路のパワー電源を同時に投入すると、各要素の
構成素子、特にパワー素子にかかるパワー電源とそれに
ゲート信号を送るゲート回路の制御電源の印加のされ方
にバラツキが生じ、電力増幅器の主回路素子のon状態
がある時間同時に作られることがあり、過大電流が流れ
て、過負荷に弱いパワーMOS- FETが破損するとい
う事故が発生していた。また、停止する時も、制御電源
とパワー電源をoffしようとする時、それぞれの電源
の落ち方にバラツキが生じて微妙な時間のずれが生起す
ることもあるので、起動時と同様に、ある瞬間、主回路
素子のon状態が同時に作られ、過大電流が流れてパワ
ー素子が破損するというトラブルが生じることがあっ
た。このように、起動停止時に制御電源とパワー電源を
同時にon,offすると、パワー素子がまれに破損す
るという現象が発生することがあったので、実用上極め
て問題であった。また、位相制御器には、浮上位置の定
常偏差を無くすため積分器が用いられている。電源投入
と同時に積分器が投入されれば、上記の電源電圧が安定
化するまでの間中ずっと継続して浮上していない状態か
らの偏差が積分されるので、積分器出力が早い時刻から
飽和してしまい、電力増幅器に与えられている大きな指
令のため過大な始動電流が流れ、浮上するロータにショ
ックがかかり、適用される機械に与える影響が大きく実
用上問題であった。ところで、従来例1および従来例2
は、いずれもパワートランジスタとしてFETを適用し
てスイッチング素子における電力損失を勘案はするが、
スイッチング素子そのものの破損あるいは寿命などへの
考慮はなかった。、そこで、本発明では、起動時や停止
時の過渡状態に生起する過大電流によっても、スイッチ
ング・ロスの少ないパワー・トランジスタの破損を保護
し、かつ起動時や停止時に回転自在に支承されるロータ
にショックを与えない手段を備えた、磁気軸受制御装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の問題
点を解決するため、ロータに浮上力を与える電磁石と、
該電磁石に電流を供給する電力増幅器と、浮上制御をす
る位相送制御器と、ロータの浮上位置を検出する変位セ
ンサーと、電力増幅用のパワー電源と、位相制御器及び
電力増幅器の制御電源とから成る制御形磁気軸受におい
て、起動時には、制御電源とパワー電源を投入後一定時
間たってからパワー電源の出力をonにし、電力増幅器
の出力をonにして出力電流ゼロの状態にし、さらに一
定時間をおいてから積分作用のない位相制御器からの出
力をonし、さらに一定時間をおいてから積分作用のあ
る位相制御器の状態にする手段を設け、停止時は、電力
増幅器の出力をoffすると同時にパワー電源をoff
し、その後一定時間おいて制御電源をoffにする手段
を備える磁気軸受制御装置である。
点を解決するため、ロータに浮上力を与える電磁石と、
該電磁石に電流を供給する電力増幅器と、浮上制御をす
る位相送制御器と、ロータの浮上位置を検出する変位セ
ンサーと、電力増幅用のパワー電源と、位相制御器及び
電力増幅器の制御電源とから成る制御形磁気軸受におい
て、起動時には、制御電源とパワー電源を投入後一定時
間たってからパワー電源の出力をonにし、電力増幅器
の出力をonにして出力電流ゼロの状態にし、さらに一
定時間をおいてから積分作用のない位相制御器からの出
力をonし、さらに一定時間をおいてから積分作用のあ
る位相制御器の状態にする手段を設け、停止時は、電力
増幅器の出力をoffすると同時にパワー電源をoff
し、その後一定時間おいて制御電源をoffにする手段
を備える磁気軸受制御装置である。
【0005】
【作用】本発明はこのように構成することにより、電力
増幅器の起動停止時には制御電源がonの状態でパワー
電源がon,offされるので、主回路の動作が正常に
保たれ、過大電流が流れると言うトラブルが発生するこ
とはない。また、電力増幅器が正常動作している時に出
力がonされ、ロータが浮上後に積分作用がonするの
で、積分された浮上偏差指令が過大となることはなく、
小さな偏差で浮上し、起動時に過大な電流を供給するこ
となくスムーズな起動をすることができる。
増幅器の起動停止時には制御電源がonの状態でパワー
電源がon,offされるので、主回路の動作が正常に
保たれ、過大電流が流れると言うトラブルが発生するこ
とはない。また、電力増幅器が正常動作している時に出
力がonされ、ロータが浮上後に積分作用がonするの
で、積分された浮上偏差指令が過大となることはなく、
小さな偏差で浮上し、起動時に過大な電流を供給するこ
となくスムーズな起動をすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の具体的な一実施例を図1の回
路構成を表すブロック図の図面を用いて説明する。ま
た、図2は軸受支持用の磁気発生電磁石を励磁する電力
増幅器の内部の一部接続線図、図3は各部の出力のon
とoffを示すシーケンス図である。全ての図面におい
て、同一符号は同一もしくは相当部材を表す。ロータ1
は例えば2つの電磁石21,22 により浮上力Fを与えら
れ、その浮上位置Xをセンサ3が検出する。このセンサ
3によって検出された浮上位置信号Xf は比較器4によ
り位置指令値Xs と比較され、その偏差信号[ΔX=X
s −Xf ]に応じてPID制御の位相制御器5が働き、
パワースイッチング素子のプッシュプル接続から成る電
力増幅器6に指令を与えて、電磁石21,22 に電流Iが供
給される。10は位相制御器5と電力増幅器6とセンサー
3の制御要素[例えば、演算増幅器など]を能動的状態
におくための制御電源であり、11は電力増幅器6の主回
路電源用のパワー電源である。9は起動用のシーケンサ
であり図3に示す各部の出力のon,offのシーケン
スを司り例えばプリセットされ得るカウンタからなり、
制御電源10とともにAC電源8に接続されマニュアルに
ナイフスイッチM0 を介して開閉が行われる。パワー電
源11はAC電源8にナイフスイッチM0 と第1の接点M
1 を介して接続され、第3の接点M3 を経て電力増幅器
6と接続されている。起動用のシーケンサ9と位相制御
器5は第4の接点M4 および第5の接点M5 をそれぞれ
介して接続され、制御電源10は第2の接点M2 を介して
位相制御器5と電力増幅器6とに接続されている。電力
増幅器6は位相制御器5の指令に応じて電磁石21,22 の
電流を制御する。その電力増幅器6内の双方の主回路
は、図2に示すように、H形ブリッジを成す4っづつの
トランジスタTr1, Tr2, Tr3, Tr4とトランジスタT
r5, Tr6, Tr7, Tr8がそれぞれ2っづっのゲート・ド
ライバ121,122 とゲート・ドライバ123,124 から駆動さ
れ、ブリッジの中間点から負荷の電磁石21と電磁石22に
接続されて形成されている。Pはパワ−電源の正、Nは
負[接地]を示し、51a,55a,61a,61b,,62a,62b,66a,67a
は接地である。ゲート・ドライバ121,122 とゲート・ド
ライバ123,124 は前段の回路で作られた方形波に応じて
それぞれ4つのトランジスタTr1, Tr2, Tr3, Tr4と
トランジスタTr5, Tr6, Tr7, Tr8をon,offさ
せ、出力電流Iが所望の大きさになるよう制御される
が、この挙動については公知のため省略する。ここで、
5つの接点M1,M2,M3,M4,M5 の動作シーケンスは、
例えばカウンタ−などの時間計数回路から成る起動用シ
ーケンサ9によって、次のように予め決められている。
AC電源8がマニュアルで投入されると一定時間後の時
点t1 に第1の接点M1 と第2の接点M2 がon[導
通]し、位相制御器5と電力増幅器6とセンサ3に制御
電源10が供給され、それと同時にパワー電源11にAC電
源8が接続される。そうして、一定時間を経た後、時点
t2 で第3の接点M3 がonしてパワー電源11により電
力増幅器6の主回路電源が供給され[図2の接点M3a,
M3bならびに接点M3c, M3dがonする]、さらに一定
時間後の時点t3 に第4の接点M4 がonして位相制御
器5の信号が出力[位相制御器5の出力段にあるリレー
56がon]され、さらに一定時間後の時点t4 で第5の
接点M5 がonして位相制御器5内の積分器がon[つ
まり積分コンデンサ52が作動するようにリレー52の接点
がoffになる]される。このようなシーケンスにおけ
る始めのステップ、すなわち第1および第2の接点M1
およびM2 がオンされた時点t1 の直後では、電力増幅
器6は主回路電源が供給されないため、位相制御器5か
ら指令が来ても電流は供給されない。図2に表す電力増
幅器6の主回路への入力段の方形波電圧波形の生成は、
図1に示すように位相制御器5からの出力信号と、電磁
石21および電磁石22を流れる負荷電流の電流を検出する
電流検出器[変流器21と22] からの検出信号と、三角波
発振器65からの三角波信号とを、おのおのコンパレータ
66および67における比較演算から得られる。そしてこの
方形波電圧波形のパルス幅に応じ、ゲートドライバ121,
122 およびゲートドライバ123,124 にパルスを与え、ト
ランジスタTr1, Tr4とトランジスタTr2, Tr3ならび
にトランジスタTr5, Tr8とトランジスタTr6, Tr7を
交互にonするが、主回路電源が供給されないので電磁
石21と電磁石22には電流が流れない。第1および第2の
接点M1,M2 がonになった後、一定時間(例えば0.5s
ec)した時点t2 で第3の接点M3 がonになると、ゲ
ートドライバ121,122 およびゲートドライバ123,124 が
交互に働き[なお、ゲートドライバ122,124 の入力段の
○印は電圧位相の反転記号を示す]、トランジスタTr
1, Tr4とトランジスタTr2, Tr3ならびにトランジス
タTr5, Tr8とトランジスタTr6, Tr7が交互にonさ
れているので、主回路電源が印加されても、その瞬間に
過大電流が流れることはない。電磁石21ならびに電磁石
22に流れる電流は、リレー56がoffのため位相制御器
5から電力増幅器6へ信号がいかず、電力増幅器6がゼ
ロ電流を出力するため、ゼロとなる。さらに一定時間後
(例えば0.5sec) 時点t3 で、第4の接点M4 がonさ
れると位相制御器5の信号が電力増幅器6へ伝えられ、
比較器4、位相制御器5、電力増幅器6、電磁石21,22
、センサー3によって成る磁気軸受制御系の働きによ
り、ロータ1が浮上する。さらに一定時間後(例えば0.
5sec) 時点t4 にて、第5の接点M5 がonされるに及
び位相制御器5の積分器(積分コンデンサ52) がonさ
れると、浮上位置の偏差ΔXが積分され、指令値として
加算されて電力増幅器6に与えられるので、積分器投入
後除々に偏差ΔXは小さくなり、大電流を流すことなく
偏差ΔXはゼロとなり、スームズな浮上ができるのであ
る。浮上を停止する時は、図3に表すように、まず第
3,第4および第5の接点M3,M4 およびM5 が時点t
5 でoff[遮断]され、積分器の作用が解除されと同
時に、電力増幅器6の主回路電源が遮断される。電力増
幅器6の機能が正常な状態にある時に遮断されるので、
主回路内に異常な電流が流れることなく電磁石21,22 へ
供給される電流が停止させられ、主回路素子[FETの
tr1〜tr8] にトラブルが生じることはない。そして、
第3,第4および第5の接点M3,M4 およびM5 がof
fされて一定時間後(例えば1sec) 時点t6 で、第1,
第2の接点M1,M2 がoffされ、磁気軸受制御装置が
停止するのである。上記の実施例では、第4の接点M4
をonにした[時点t2]一定時間後[時点t4]に第5の
接点M5 をオンにする手段を示したが、第4の接点M4
と第5の接点M5 を同時にonしてもよい。第4の接点
M4 がonされロータ1が浮上し始めると同時に、積分
器がonされロータ1の浮上偏差ΔXを積分しても、初
めは積分器出力がゼロであるため、いきなり過大な信号
を出力されるわけではなく、時間とともに大きくなる
が、同時にロータ1も浮上し偏差ΔXが小さくなるの
で、総じて大きな信号とはならず、スムーズな浮上が可
能となるのである。
路構成を表すブロック図の図面を用いて説明する。ま
た、図2は軸受支持用の磁気発生電磁石を励磁する電力
増幅器の内部の一部接続線図、図3は各部の出力のon
とoffを示すシーケンス図である。全ての図面におい
て、同一符号は同一もしくは相当部材を表す。ロータ1
は例えば2つの電磁石21,22 により浮上力Fを与えら
れ、その浮上位置Xをセンサ3が検出する。このセンサ
3によって検出された浮上位置信号Xf は比較器4によ
り位置指令値Xs と比較され、その偏差信号[ΔX=X
s −Xf ]に応じてPID制御の位相制御器5が働き、
パワースイッチング素子のプッシュプル接続から成る電
力増幅器6に指令を与えて、電磁石21,22 に電流Iが供
給される。10は位相制御器5と電力増幅器6とセンサー
3の制御要素[例えば、演算増幅器など]を能動的状態
におくための制御電源であり、11は電力増幅器6の主回
路電源用のパワー電源である。9は起動用のシーケンサ
であり図3に示す各部の出力のon,offのシーケン
スを司り例えばプリセットされ得るカウンタからなり、
制御電源10とともにAC電源8に接続されマニュアルに
ナイフスイッチM0 を介して開閉が行われる。パワー電
源11はAC電源8にナイフスイッチM0 と第1の接点M
1 を介して接続され、第3の接点M3 を経て電力増幅器
6と接続されている。起動用のシーケンサ9と位相制御
器5は第4の接点M4 および第5の接点M5 をそれぞれ
介して接続され、制御電源10は第2の接点M2 を介して
位相制御器5と電力増幅器6とに接続されている。電力
増幅器6は位相制御器5の指令に応じて電磁石21,22 の
電流を制御する。その電力増幅器6内の双方の主回路
は、図2に示すように、H形ブリッジを成す4っづつの
トランジスタTr1, Tr2, Tr3, Tr4とトランジスタT
r5, Tr6, Tr7, Tr8がそれぞれ2っづっのゲート・ド
ライバ121,122 とゲート・ドライバ123,124 から駆動さ
れ、ブリッジの中間点から負荷の電磁石21と電磁石22に
接続されて形成されている。Pはパワ−電源の正、Nは
負[接地]を示し、51a,55a,61a,61b,,62a,62b,66a,67a
は接地である。ゲート・ドライバ121,122 とゲート・ド
ライバ123,124 は前段の回路で作られた方形波に応じて
それぞれ4つのトランジスタTr1, Tr2, Tr3, Tr4と
トランジスタTr5, Tr6, Tr7, Tr8をon,offさ
せ、出力電流Iが所望の大きさになるよう制御される
が、この挙動については公知のため省略する。ここで、
5つの接点M1,M2,M3,M4,M5 の動作シーケンスは、
例えばカウンタ−などの時間計数回路から成る起動用シ
ーケンサ9によって、次のように予め決められている。
AC電源8がマニュアルで投入されると一定時間後の時
点t1 に第1の接点M1 と第2の接点M2 がon[導
通]し、位相制御器5と電力増幅器6とセンサ3に制御
電源10が供給され、それと同時にパワー電源11にAC電
源8が接続される。そうして、一定時間を経た後、時点
t2 で第3の接点M3 がonしてパワー電源11により電
力増幅器6の主回路電源が供給され[図2の接点M3a,
M3bならびに接点M3c, M3dがonする]、さらに一定
時間後の時点t3 に第4の接点M4 がonして位相制御
器5の信号が出力[位相制御器5の出力段にあるリレー
56がon]され、さらに一定時間後の時点t4 で第5の
接点M5 がonして位相制御器5内の積分器がon[つ
まり積分コンデンサ52が作動するようにリレー52の接点
がoffになる]される。このようなシーケンスにおけ
る始めのステップ、すなわち第1および第2の接点M1
およびM2 がオンされた時点t1 の直後では、電力増幅
器6は主回路電源が供給されないため、位相制御器5か
ら指令が来ても電流は供給されない。図2に表す電力増
幅器6の主回路への入力段の方形波電圧波形の生成は、
図1に示すように位相制御器5からの出力信号と、電磁
石21および電磁石22を流れる負荷電流の電流を検出する
電流検出器[変流器21と22] からの検出信号と、三角波
発振器65からの三角波信号とを、おのおのコンパレータ
66および67における比較演算から得られる。そしてこの
方形波電圧波形のパルス幅に応じ、ゲートドライバ121,
122 およびゲートドライバ123,124 にパルスを与え、ト
ランジスタTr1, Tr4とトランジスタTr2, Tr3ならび
にトランジスタTr5, Tr8とトランジスタTr6, Tr7を
交互にonするが、主回路電源が供給されないので電磁
石21と電磁石22には電流が流れない。第1および第2の
接点M1,M2 がonになった後、一定時間(例えば0.5s
ec)した時点t2 で第3の接点M3 がonになると、ゲ
ートドライバ121,122 およびゲートドライバ123,124 が
交互に働き[なお、ゲートドライバ122,124 の入力段の
○印は電圧位相の反転記号を示す]、トランジスタTr
1, Tr4とトランジスタTr2, Tr3ならびにトランジス
タTr5, Tr8とトランジスタTr6, Tr7が交互にonさ
れているので、主回路電源が印加されても、その瞬間に
過大電流が流れることはない。電磁石21ならびに電磁石
22に流れる電流は、リレー56がoffのため位相制御器
5から電力増幅器6へ信号がいかず、電力増幅器6がゼ
ロ電流を出力するため、ゼロとなる。さらに一定時間後
(例えば0.5sec) 時点t3 で、第4の接点M4 がonさ
れると位相制御器5の信号が電力増幅器6へ伝えられ、
比較器4、位相制御器5、電力増幅器6、電磁石21,22
、センサー3によって成る磁気軸受制御系の働きによ
り、ロータ1が浮上する。さらに一定時間後(例えば0.
5sec) 時点t4 にて、第5の接点M5 がonされるに及
び位相制御器5の積分器(積分コンデンサ52) がonさ
れると、浮上位置の偏差ΔXが積分され、指令値として
加算されて電力増幅器6に与えられるので、積分器投入
後除々に偏差ΔXは小さくなり、大電流を流すことなく
偏差ΔXはゼロとなり、スームズな浮上ができるのであ
る。浮上を停止する時は、図3に表すように、まず第
3,第4および第5の接点M3,M4 およびM5 が時点t
5 でoff[遮断]され、積分器の作用が解除されと同
時に、電力増幅器6の主回路電源が遮断される。電力増
幅器6の機能が正常な状態にある時に遮断されるので、
主回路内に異常な電流が流れることなく電磁石21,22 へ
供給される電流が停止させられ、主回路素子[FETの
tr1〜tr8] にトラブルが生じることはない。そして、
第3,第4および第5の接点M3,M4 およびM5 がof
fされて一定時間後(例えば1sec) 時点t6 で、第1,
第2の接点M1,M2 がoffされ、磁気軸受制御装置が
停止するのである。上記の実施例では、第4の接点M4
をonにした[時点t2]一定時間後[時点t4]に第5の
接点M5 をオンにする手段を示したが、第4の接点M4
と第5の接点M5 を同時にonしてもよい。第4の接点
M4 がonされロータ1が浮上し始めると同時に、積分
器がonされロータ1の浮上偏差ΔXを積分しても、初
めは積分器出力がゼロであるため、いきなり過大な信号
を出力されるわけではなく、時間とともに大きくなる
が、同時にロータ1も浮上し偏差ΔXが小さくなるの
で、総じて大きな信号とはならず、スムーズな浮上が可
能となるのである。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、制
御電源投入後、一定時間経過して主回路電源を投入する
ようにし、停止時も電磁石に負荷電流を加える主回路電
源をoffした後、制御回路を能動的にさせる制御電源
を遮断するようにしたので、起動停止時の過度状態に過
大電流が流れることを防止し、パワー素子が破損するこ
とを防ぐことが可能となり、磁気軸受制御装置の信頼性
を一段と向上する特有の効果が認められる。また、浮上
後または浮上と同時に積分器をonするので、過大な起
動電流が生ぜず、ロータにショックを与えることなく浮
上させ、磁気軸受が適用される回転電気の信頼性が著し
く増大するという、特段の効果を奏することができる。
御電源投入後、一定時間経過して主回路電源を投入する
ようにし、停止時も電磁石に負荷電流を加える主回路電
源をoffした後、制御回路を能動的にさせる制御電源
を遮断するようにしたので、起動停止時の過度状態に過
大電流が流れることを防止し、パワー素子が破損するこ
とを防ぐことが可能となり、磁気軸受制御装置の信頼性
を一段と向上する特有の効果が認められる。また、浮上
後または浮上と同時に積分器をonするので、過大な起
動電流が生ぜず、ロータにショックを与えることなく浮
上させ、磁気軸受が適用される回転電気の信頼性が著し
く増大するという、特段の効果を奏することができる。
【図1】本発明の第1の実施例におけ回路構成図。
【図2】本発明の第1の実施例の電力増幅器の一部結線
図。
図。
【図3】本発明の第1の実施例に適用する各部動作のo
n,offのタイムチャート。
n,offのタイムチャート。
【図4】従来例1の回路構成図。
【図5】従来例2の回路構成図。
1 ロータ 21 電磁石 22 電磁石 3 センサー 4 比較器 5 位相制御器 6 電力増幅器 8 AC電源 9 起動シーケンサ 10 制御電源 11 パワー電源 51 演算増幅器 51a 接地 52 積分コンデンサ 53 リレー 54 コンデンサ 55 演算増幅器 55a 接地 56 リレー 61 電力増幅器 61a 接地 61b 接地 62 電力増幅器 62a 接地 62b 接地 63 電流検出器(変流器) 64 電流検出器(変流器) 65 三角波発振器 66 コンパレータ 66a 接地 67 コンパレータ 67a 接地 121 ゲート・ドライバ 122 ゲート・ドライバ 123 ゲート・ドライバ 124 ゲート・ドライバ M1 第1の接点 M2 第2の接点 M3 第3の接点 M4 第4の接点 M5 第5の接点 Tr1 トランジスタ Tr2 トランジスタ Tr3 トランジスタ Tr4 トランジスタ Tr5 トランジスタ Tr6 トランジスタ Tr7 トランジスタ Tr8 トランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】ロータに浮上力を与える電磁石と、該電磁
石に電流を供給する電力増幅器と、浮上制御をする位相
制御器と、ロータの浮上位置を検出する変位センサー
と、電力増幅用のパワー電源と、位相制御器及び電力増
幅器の制御電源とから成る制御形磁気軸受において、 起動時は、制御電源投入後一定時間たってからパワー電
源をonにし出力電流ゼロの電力増幅器を立上げる手段
と、 その後一定時間たってから位相制御器の出力をonにす
る手段と、 停止時は、電力増幅器の出力をoffにし、その後一定
時間たってから制御電源をoffにする手段をそれぞれ
備えることを特徴とする磁気軸受制御装置。 - 【請求項2】位相制御器に積分器を設け、起動時は、位
相制御器の出力をonにする直前までは積分器の積分作
用をoffとし、位相制御器の出力をonにした後一定
時間後または同時に積分器の積分作用をonとする手段
を具備したことを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33090691A JP3185938B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 磁気軸受制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33090691A JP3185938B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 磁気軸受制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168197A true JPH05168197A (ja) | 1993-07-02 |
JP3185938B2 JP3185938B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=18237812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33090691A Expired - Fee Related JP3185938B2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 磁気軸受制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3185938B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106533376A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-03-22 | 浙江大学 | 用于模块化串联的电磁轴承用的开关功率放大器 |
EP3327299A1 (en) * | 2016-11-23 | 2018-05-30 | Forsnetics AB | Fail-safe system for the controlled discharge of an electromagnet of a thrust magnetic bearing |
CN117366106A (zh) * | 2023-12-05 | 2024-01-09 | 洛阳嘉盛电控技术有限公司 | 基于三桥臂的双路双向磁轴承悬浮电流控制电路及方法 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP33090691A patent/JP3185938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106533376A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-03-22 | 浙江大学 | 用于模块化串联的电磁轴承用的开关功率放大器 |
CN106533376B (zh) * | 2016-10-26 | 2024-02-09 | 浙江大学 | 用于模块化串联的电磁轴承用的开关功率放大器 |
EP3327299A1 (en) * | 2016-11-23 | 2018-05-30 | Forsnetics AB | Fail-safe system for the controlled discharge of an electromagnet of a thrust magnetic bearing |
CN117366106A (zh) * | 2023-12-05 | 2024-01-09 | 洛阳嘉盛电控技术有限公司 | 基于三桥臂的双路双向磁轴承悬浮电流控制电路及方法 |
CN117366106B (zh) * | 2023-12-05 | 2024-02-23 | 洛阳嘉盛电控技术有限公司 | 基于三桥臂的双路双向磁轴承悬浮电流控制电路及方法 |
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---|---|
JP3185938B2 (ja) | 2001-07-11 |
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