JP3242258B2 - モータ駆動制御装置 - Google Patents

モータ駆動制御装置

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JP3242258B2 JP06172994A JP6172994A JP3242258B2 JP 3242258 B2 JP3242258 B2 JP 3242258B2 JP 06172994 A JP06172994 A JP 06172994A JP 6172994 A JP6172994 A JP 6172994A JP 3242258 B2 JP3242258 B2 JP 3242258B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの駆動制御回路
において、モータ巻線に供給される駆動電圧波形の包絡
線を検出する包絡線検出手段の出力を平滑するコンデン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータの駆動回路として、ト
ランジスタの電流スイッチングを利用するものがあり、
広く利用されている。例えば、3相のブラシレスモータ
では、位相が120度ずつ異なる3相のサインカーブの
電流をモータコイルに順次流し、得られた回転磁界を利
用してモータを回転させる。このような、3相ブラシレ
スモータは、高速でかつ正確な回転が行えるため、例え
ば、レーザビームプリンタのポリンゴンミラーの回転に
利用される。
【0003】また、この3相ブラシレスモータは、非通
電期間がなく、モータ巻線への通電期間が電気角にして
180゜、即ちモータの全電気角においてモータ巻線へ
の通電を行ういわゆる180゜通電方式によって駆動す
ることが公知である。
【0004】図3に、180゜通電型の従来のモータ駆
動回路IC30の構成を示す。モータ駆動回路は、IC
30で構成されており、このIC30は、モータの各相
コイルL1〜L3に所定のサインカーブの駆動電圧波形
を供給するための回路である。
【0005】出力部12は、3個の出力端子OUT1〜
OUT3に対応した3対の出力トランジスタQ1〜Q6
から構成されている。出力トランジスタQ1〜Q6のう
ち、図中上側に示されるトランジスタは、ソース側出力
トランジスタQ1,Q3,Q5であり、下側のトランジ
スタはシンク側出力トランジスタQ2,Q4,Q6であ
る。そして、それぞれ直列接続された出力トランジスタ
Q1とQ2、Q3とQ4、Q5とQ6の接続点には、各
出力端子OUT1〜OUT3が接続されている。更に、
出力端子OUT1〜OUT3には、駆動対象であるモー
タの各相巻線(コイル)L1,L2,L3が接続されて
いる。
【0006】出力制御部14は、出力部12に前置さ
れ、出力部12の出力トランジスタを制御する制御部で
ある。
【0007】また、この駆動回路では、モータの回転量
を所望のものにするために、モータの角度位置を検出す
るホール素子等がモータのステータに設けられ、このホ
ール素子によってモータの回転を検出しフィードバック
制御を行っている。このため、モータのステータには、
モータの角度位置を検出するための所定数(例えば3
個)のホール素子が、互いに所定角度隔てて配置されて
いる。
【0008】また、ホール素子にホール入力端子IN
1,IN2,IN3を介して接続されホールアンプ部
は、ホール素子からの出力をそれぞれ増幅し、位置検出
を行い、所定の位置検出信号を発生する。
【0009】ホールアンプ部に接続された上下三差動分
配部16は、ホール素子から得られた位置検出信号を、
各相ごとに分配し、かつ出力部12のソース側出力トラ
ンジスタとシンク側出力トランジスタにそれぞれ適正に
対応する所定の位相制御電流を分配する。
【0010】速度制御部22は、所定周波数のクロック
信号CLKとモータの現在の回転数を示すFG信号との
位相比較を行って、モータの駆動力を制御するいわゆる
トルク指令を発生して、これを上下三差動分配部16へ
供給している。そして、このトルク指令は、上下三差動
分配部16において、出力部12の各相のソース側及び
シンク側出力トランジスタに対応する位相制御電流に合
成される。
【0011】S/S端子に接続されたスタート/ストッ
プ回路(以下S/S回路)18は、モータのストップ時
には速度制御部22から出力されるトルク指令を停止さ
せ、スタート時にはこのトルク指令の停止を解除するよ
うに制御する。
【0012】また、ダイオードD1,D2,D3は、各
相のコイルL1,L2,L3に供給されるモータの駆動
電圧波形の包絡線を検出して、これを飽和防止回路20
に出力する。そして、飽和防止回路20は、検出された
3相包絡線の電位と、所定の飽和基準電圧値とを比較
し、その差に応じた飽和防止出力電圧vを出力する。
【0013】PWMコンパレータ26は、この飽和防止
出力電圧vと、三角波発生回路24で形成された所定周
波数の三角波とを比較する。
【0014】VM 発生部28は、この比較結果に応じて
出力トランジスタに供給される電源電位VM を所望の値
に制御する。即ち、電源電位VM は、モータの出力電圧
波形の振幅に応じて出力トランジスタのコレクタ−エミ
ッタ間の電圧が常に飽和しない程度の適当な低い電圧に
保つように制御し、出力トランジスタにおける電力損失
の軽減と、飽和防止を実現させている。
【0015】このように、出力部12の出力トランジス
タに供給する電圧VM を制御することにより低損失のモ
ータ回転が可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】一般的にICの端子数
は、ICの面積に直接影響するため、ICの小型化の要
求に伴って、その端子数には制約があり、できるだけ少
なくすることが望まれている。
【0017】しかしながら、飽和防止回路20から出力
される飽和防止出力電圧vは、包絡線を検出して得られ
た電流であるためリップル成分を含み、飽和防止回路2
0の出力側には、このリップル成分を平滑するためにコ
ンデンサC2を接続しなければならない。ところが、こ
のコンデンサC2の容量値は大きいのでIC30のチッ
プ内に実装することができない。
【0018】従って、図3に示すようにコンデンサC2
を外付けとして、IC30に専用の平滑端子を割り当て
なければならず、モータ駆動ICの小型化に不利となる
という問題があった。
【0019】本発明は、これらの課題を解消するために
なされたもので、最小限の端子数によって、出力部の高
効率動作(低電力損失)と飽和防止を行って、高性能の
モータ駆動制御装置を実現することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るモータ駆動制御装置は、以下のような
特徴を有する。
【0021】複数相のモータ巻線に発生する駆動電圧波
形の包絡線を検出する包絡線検出手段と、モータの駆動
力を制御するトルク指令を、モータのスタート信号、ス
トップ信号に応じて制御するスタート/ストップ回路
と、を有し、前記包絡線検出手段は、前記スタート/ス
トップ回路と同一の入力端子に接続され、前記入力端子
には、モータ駆動時にオフするトランジスタと、コンデ
ンサが並列接続され、前記コンデンサによって前記包絡
線検出手段から出力された前記包絡線の電圧波形を平滑
することを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明に係るモータ駆動制御装置によれば、モ
ータの駆動力を制御するトルク指令を、モータのスター
ト信号、ストップ信号に応じて制御するS/S回路のS
/S端子に、トランジスタとコンデンサとを並列接続
し、かつS/S端子に包絡線検出手段を構成する飽和防
止回路の出力側を接続した。
【0023】従って、飽和防止回路の出力側に専用の端
子を設けることなく、S/S端子のみで、飽和防止出力
電圧を平滑するコンデンサと、S/S回路へのノイズ侵
入防止のためのコンデンサと共有させることができ、I
Cの小型化、高機能化に貢献することが可能となる。
【0024】即ち、S/S回路は、モータのストップ信
号が入力された時に、トルク指令をオフ制御し、モータ
が駆動されている期間においてはトルク指令のオフ制御
を解除する。一方、包絡線を検出する飽和防止回路は、
コイルに駆動電圧波形が供給されるモータ駆動時に動作
し、モータ停止時にはS/S端子に飽和防止出力電圧v
は出力されない。
【0025】従って、S/S端子に接続されたトランジ
スタを、モータ駆動時にオンさせ、S/S端子にモータ
ストップ信号を出力すれば、S/S回路からトルク指令
をオフ制御する信号が出力され、モータがストップす
る。
【0026】一方、モータ駆動時に、S/S端子に接続
されたトランジスタをオフさせれば、S/S端子にトラ
ンジスタと並列接続されたコンデンサによって、モータ
駆動時に飽和防止回路から出力される飽和防止出力電圧
vを平滑し、そのリップル成分を除去することができ
る。
【0027】また、S/S端子にコンデンサを接続する
ことによって、S/S回路にノイズが侵入し、S/S回
路が誤動作することを防止することができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。
【0029】図1には、本発明の実施例に係るモータ駆
動制御装置であって、例えばLBPのポリゴンミラーモ
ータ等に用いられる電流リニアの180゜通電型のモー
タ駆動制御装置10をIC化した場合の構成を示す。な
お、既に説明した図3と同一部材には同一の符号を付し
て、説明を省略する。
【0030】このIC10は、モータの各相コイルL1
〜L3に所定のサインカーブの駆動電圧波形を供給する
ための回路であり、本実施例では、包絡線検出手段を構
成するダイオードD1〜D3及び飽和防止回路20、P
WMコンパレータ26、三角波発生回路24、外付けの
VM 発生部28、そしてS/S回路18を有している。
【0031】S/S回路18は、S/S端子に接続さ
れ、モータのスタート信号、ストップ信号に応じ、モー
タのストップ信号が入力された時には、速度制御部22
から出力されるトルク指令をオフ制御し、モータが駆動
されている期間においてはトルク指令のオフ制御を解除
する回路である。また、S/S端子には、外付けのNP
NトランジスタTr1とコンデンサC1とが並列接続さ
れている。
【0032】以下に、このS/S回路18と、外付けの
トランジスタTr1及びコンデンサC1の構成について
図2を用いて説明する。
【0033】S/S端子には、そのコレクタ側がS/S
端子に接続されたNPNトランジスタTr1が配置され
ている。なお、このトランジスタTr1のベースには抵
抗R1が直列に、抵抗R2が並列に接続されている。ま
た、このS/S端子には、トランジスタTr1に並列し
て外付けのコンデンサC1が接続されている。
【0034】一方、IC10内においては、S/S端子
に、PNPトランジスタTr2のベースが接続されてい
る。このトランジスタTr2のエミッタは定電流源CS
101を介して電源Vccに接続され、コレクタはアー
スに接続されている。また、PNPトランジスタTr3
は、そのエミッタが定電流源CS101を介して電源V
ccに接続され、トランジスタTr2と差動回路を構成
している。
【0035】トランジスタTr3のベースは、電源Vc
cに抵抗R4を介して接続され、アースには抵抗R5を
介して接続されている。トランジスタTr3のコレクタ
は抵抗R3を介してアースに接続され、またトランジス
タTr3のコレクタにはNPNトランジスタTr4のベ
ースが接続されている。
【0036】トランジスタTr4のエミッタはアースに
接続され、コレクタは定電流源CS102を介して電源
Vccに接続されている。そして、このトランジスタT
r4のコレクタにはNPNトランジスタTr5のベース
が抵抗R6を介して接続されている。トランジスタTr
5のエミッタはアースに接続され、コレクタは図1の速
度制御部22に接続されている。また、トランジスタT
r5と並列して、トランジスタTr4のコレクタと定電
流源CS102との間には、NPNトランジスタTr6
のベースが抵抗R7を介して接続されている。このトラ
ンジスタTr6のエミッタはアースに接続され、コレク
タは図1のPWMコンパレータ26の出力側に接続され
ている。
【0037】このS/S回路18において、モータスト
ップ時には、トランジスタTr1に所定の「H」信号が
印加されて、トランジスタTr1がオンすることによ
り、S/S端子を介してトランジスタTr2のベースに
所定の「L」の信号が供給される。すると、これに応じ
てトランジスタTr2と差動回路を構成するトランジス
タTr3に接続されたトランジスタTr4がオフし、ト
ランジスタTr5及びトランジスタTr6のベースが
「H」となりトランジスタTr5及びトランジスタTr
6がオンする。
【0038】そして、トルク指令をオフ制御する指令
が、トランジスタTr5のコレクタ側から図1の速度制
御部22に出力され、モータが停止する。なお、このオ
フ制御の指令は、トランジスタTr6のコレクタ側から
PWMコンパレータ26の出力側にも供給されて、電源
電位VM を低くするようVM 発生部28を制御する。
【0039】一方、モータ駆動時には、トランジスタT
r1に「L」信号が印加され、トランジスタTr1がオ
フし、また、S/S回路18のトランジスタTr2のベ
ースには飽和防止回路20からの飽和防止出力電圧vが
供給される。ここで、飽和防止出力電圧vが供給される
トランジスタTr2のベース電位をVTr2Bとし、このト
ランジスタTr2と差動回路を構成するトランジスタT
r3のベース電位をVTr3Bとすると、両者の関係は常に
Tr2B>VTr3Bである。よって、トランジスタTr2の
ベースに飽和防止出力電圧vが供給された場合には、ト
ランジスタTr4がオンし、更にトランジスタTr5が
オフ状態となり、図1の速度制御部22には、トルク指
令のオフ制御の指令は出力されない。また、トランジス
タTr6もオフ状態であり、VM 発生部28には、電源
電位VM に係るオフ制御の指令は出力されない。
【0040】図1のダイオードD1,D2,D3、は、
モータ駆動時において、抵抗R10を介して電源Vcc
に接続され、各相のコイルL1,L2,L3に供給され
るモータの駆動電圧波形の包絡線を検出し、これを出力
部12の出力トランジスタの飽和防止のための飽和防止
回路20に出力する。
【0041】飽和防止回路20は、ダイオードD1,D
2,D3と包絡線検出手段を構成し、出力部12から出
力されるモータ駆動電圧波形の包絡線の下側電圧を検出
し、これを所定の基準電圧VREF (この基準電圧VREF
は、要求によって変更してもよい)と比較し、差に応じ
た飽和防止出力電圧vをS/S端子に出力する。
【0042】モータ駆動において外付けトランジスタT
r1はオフしているため、コンデンサC1によってこの
飽和防止出力電圧vが平滑され、そのリップル成分が除
去される。
【0043】また、この飽和防止出力電圧vがS/S端
子を介してコンデンサC1に出力されることにより、モ
ータ駆動時においてS/S端子はその出力電圧によって
「H」の状態が維持され、S/S回路18はスタートモ
ードとして動作する。
【0044】平滑された飽和防止出力電圧vは、PWM
コンパレータ26に包絡線の下側電圧が低いほど低電圧
となる信号として供給される。この電圧vは、包絡線の
下側電圧と基準電圧とを比較した出力であり、出力トラ
ンジスタの飽和の程度を電圧で示したものである。
【0045】また、PWMコンパレータ26は、三角波
発生回路24から供給される所定の三角波と、飽和防止
回路20から供給される平滑された飽和防止出力電圧v
とを比較する。そして、比較結果に応じて、例えば包絡
線の下側電圧が低い場合には、デューティー比が小さく
なるPWMデューティ信号をVM 発生部28に供給す
る。
【0046】VM 発生部28は、PWMデューティ信号
が「L」の領域においては、電源電位VM を上昇させる
ように作用し、PWMデューティ信号が「H」の領域に
おいては、電源電位VM を下降させるように作用するス
イッチング型のレギュレータである。そして、スイッチ
ング出力をVM 発生部28内部で積分し、出力部12へ
電源電位VM として供給する。即ち、出力部12のシン
ク側出力トランジスタの飽和状態(包絡線の下側電圧)
が低い状態においては、VM を高くするように作用し
て、出力トランジスタの飽和を防止することができる。
【0047】また、シンク側出力トランジスタのコレク
タ−エミッタ間電圧が必要以上に高い(包絡線の下側電
圧が高い)場合にはVM を低くするように作用して出力
トランジスタで発生する電力の余分な損失を低減し、高
効率なモータ駆動を実現することができる。
【0048】以上説明したように、本実施例において、
モータストップ時には、トランジスタTr1に所定の
「H」信号が印加されて、トランジスタTr1がオンす
る。よって、S/S端子を介してトランジスタTr2の
ベースに所定の「L」の信号が供給され、これに応じて
トランジスタTr2と差動回路を構成するトランジスタ
Tr3に接続されたトランジスタTr4がオフする。そ
して、トランジスタTr5がオンし、トルク指令をオフ
制御する指令が、トランジスタTr5のコレクタ側から
図1の速度制御部22に出力され、モータが停止する。
【0049】また、モータストップ時には、トランジス
タTr1がオンしているため、PWMコンパレータ26
の入力端子に低い電圧「L」が印加される。よって、P
WMコンパレータ出力が「L」となり、VM を上昇させ
るようとする。これを防止するため、モータストップ時
にはPWMコンパレータ26にはS/S回路18のトラ
ンジスタTr6からの出力によって、PWMコンパレー
タ出力を強制的に「H」として、電源電位VM を下げる
ように制御する。
【0050】更に、モータストップ時は、S/S端子は
「L」状態が良好に維持されており、この期間において
S/S回路18は、トルク指令をオフ制御する。
【0051】一方、モータ駆動時には、飽和防止回路2
0から出力される飽和防止出力電圧vによって、S/S
端子において「H」状態が維持され、トランジスタTr
2のベースが「H」となってトランジスタTr4がオン
し、トランジスタTr5がオフ状態となる。従って、図
1の速度制御部22へは、トルク指令のオフ制御の解除
指令が出力されない。
【0052】また、S/S端子に接続されたトランジス
タTr1がオフするため、飽和防止回路20から出力さ
れた飽和防止出力電圧vは、コンデンサC1によって平
滑され、そのリップル成分を除去することができ、これ
がPWMコンパレータ26に供給される。
【0053】このように、本実施例によれば、S/S端
子に外付けのトランジスタとコンデンサとを並列接続
し、更に、S/S端子に飽和防止回路の出力側を接続す
ることによって、端子数を増やすことなく、飽和防止出
力電流を平滑するためのコンデンサを、S/S回路への
ノイズ侵入防止のためのコンデンサと共有させることが
できる。従って、モータ駆動ICの小型化、高機能化に
貢献することが可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るモー
タ駆動制御装置は、S/S回路のS/S端子に、モータ
駆動時にオフするトランジスタとコンデンサとを並列接
続し、かつS/S端子に飽和防止回路の出力側を接続し
た。
【0055】従って、飽和防止回路の出力側に専用の端
子を設けることなく、S/S端子のみで、飽和防止出力
電圧を平滑するコンデンサと、S/S回路へのノイズ侵
入防止のためのコンデンサと共有させることができ、I
Cの小型化、高機能化に貢献することが可能となる。
【0056】一方、モータ駆動時においては、S/S端
子に接続されたトランジスタがオフするため、飽和防止
回路から出力された飽和防止出力電圧は、コンデンサに
よって平滑され、そのリップル成分を除去することがで
きる。
【0057】更に、S/S端子にコンデンサを接続する
ことによって、S/S回路にノイズが侵入して、このS
/S回路が誤動作することを確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のモータ駆動制御装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】S/S回路の構成を示す回路図である。
【図3】従来のモータ駆動制御装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 IC 12 出力部 18 S/S回路 20 飽和防止回路 24 三角波発生回路 26 PWMコンパレータ 28 VM 発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪内 俊樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 清間 利明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−186575(JP,A) 特開 平2−206394(JP,A) 特開 平4−161092(JP,A) 特開 昭55−4569(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/06 H02P 6/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相のモータ巻線に発生する駆動電圧
    波形の包絡線を検出する包絡線検出手段と、モータの駆
    動力を制御するトルク指令を、モータのスタート信号、
    ストップ信号に応じて制御するスタート/ストップ回路
    と、を有し、 前記包絡線検出手段は、前記スタート/ストップ回路と
    同一の入力端子に接続され、 前記入力端子には、モータ駆動時にオフするトランジス
    タと、コンデンサが並列接続され、 前記コンデンサによって前記包絡線検出手段から出力さ
    れた前記包絡線の電圧波形を平滑することを特徴とする
    モータ駆動制御装置。
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