JPH05167778A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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Publication number
JPH05167778A
JPH05167778A JP32901491A JP32901491A JPH05167778A JP H05167778 A JPH05167778 A JP H05167778A JP 32901491 A JP32901491 A JP 32901491A JP 32901491 A JP32901491 A JP 32901491A JP H05167778 A JPH05167778 A JP H05167778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
light
optical path
receiving element
element array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32901491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nagata
健治 永田
Shinichi Hayashi
眞一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP32901491A priority Critical patent/JPH05167778A/ja
Publication of JPH05167778A publication Critical patent/JPH05167778A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサに進入する迷光を遮断し、高
階調度の読み取りを可能にするとともに、製造コストの
低減を図る。 【構成】 受光素子3と光学系7との間の光路を形成す
るスリット8の光路に沿った形状を曲面状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像情報処理装置等
に用いて好適なイメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆる密着型といわれるイメー
ジセンサの構造は、図4および図5に示されるとおり、
第1フレーム1と第2フレーム2との分割型でイメージ
センサを構成する各部材を保持する基台が形成される。
第1フレーム1は、側面長手方向に対し2分割するよう
な形で空間が設けられ、第1空間(凹部)1Aには、受
光素子アレイ3にカバーガラス5上の原稿面6を結像す
るための光学系(結像素子アレイ,例えば短焦点の屈折
率分布型ロッドレンズアレイ)7が固定される。
【0003】また、第1空間1Aの横(図4および図5
の左側)には第2空間1Bが設けられ、ここには、原稿
を照射するための光源9が保持される。光源9の光はカ
バーガラス5上の原稿面6に設けられる読み取りにかか
る画像上の位置を正確に照射しなければならず、そのた
め、第2空間1Bには傾斜部が設けられ、この傾斜を利
用して光源9を第1フレーム1内の第2空間1Bに固定
して所定位置に照射できるようになっている。
【0004】光学系7と受光素子アレイ3との間には、
第1フレーム1をくりぬく形で光路であるスリット8が
形成され、したがって、光源9の光により照射された原
稿面6の像は、光学系7を介し、スリット8を通って受
光素子アレイ3上で結像し、ここで光電変換が行われ
る。
【0005】一方、受光素子アレイ3は、電気信号を送
るための基板4上の、スリット8を通して原稿面6の像
が正確に結像するような位置に設けられ、受光素子アレ
イ3と基板4は、スリット8の下側に設けられた第1フ
レーム1の第3空間(凹部)1Cに保持されるととも
に、第2フレーム2により支持される。
【0006】ところで、かかる従来構造のイメージセン
サにあっては、図6に示すように、受光素子アレイ3は
読み取り位置以外からの反射光(迷光)aが入り、読み
取り精度を低下させて読み取り画像に悪影響を及ぼす場
合がある。すなわち多階調にて原稿を読み取る場合に
は、迷光aの影響で正しく濃淡を読み取ることができ
ず、黒色として読み取られるべき有効光線bの情報を灰
色と判断してしまう。
【0007】かかる問題に対し、図4に示すように、カ
バーガラス5の内面に黒色テープないしは黒色印刷10
を施し、迷光aを光学系7内に進入させないようにした
り、図5に示すように、受光ゾーン(第3空間)1C内
面に黒色テープないしは黒色印刷10を施し、受光ゾー
ン1C内の反射を防止する対策がとられている。
【0008】また、図6に示すように、スリット8の溝
幅Tを広くしたり、溝内面の反射を低くするため黒色テ
ープないしは黒色印刷10を施したり、さらには光電変
換後の電気的信号処理によってあるレベルの灰色までを
黒色と判断させるという試みも行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記諸
対策では、迷光aの進入ないしは反射の防止に対し十分
な効果を上げ得ていないのが実情である。すなわち図4
に示したカバーガラス5の内面に黒色テープないしは黒
色印刷10を施す方法は、光源9の照明光軸を遮するこ
とはできないため、迷光aを防ぐためとはいえ原稿を読
み取る有効光線bを遮らない限度近くまで黒色処理10
をすることが不可能である。
【0010】また、図5に示した受光ゾーン1C内に反
射防止のための黒色処理10を施す方法は、その処理を
正確に行うことは技術的に難しく、製造コストの大幅上
昇にもつながることになる。
【0011】さらには、図6に示したスリット8の溝幅
を広くしたり、溝内面に反射防止用の黒色処理10を施
す方法は、迷光aをある程度は軽減させることはできる
ものの、高階調の読み取りを必要とする場合には有効な
対策とはなり得ないし、電気的信号処理についても同様
である。
【0012】この発明は、かかる従来構造から発生する
問題を解消するため、光路を形成するスリット8の光路
に沿った形状を曲面状にすることで迷光aを遮断し、高
階調度の読み取りを可能にするとともに、製造コストの
低減を図ったイメージセンサを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、光電変換を行う受光素子と、この受光素
子に原稿面の像を結像する光学系と、前記受光素子と前
記光学系との間の光路を形成するスリットと、原稿を照
射する光源と、を具え、前記スリットの光路に沿った形
状を曲面状に形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、光路を形成するスリット8の
光路に沿った形状を曲面状に形成したことにより、画像
の読み取りに悪影響を及ぼす迷光aを受光素子アレイ3
へ入り込まない方向へ反射させることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照した実施例にもとずき、本
発明にかかるイメージセンサに関し詳細に説明する。な
お、従来構造と同一部材には同一番号を付し、重複説明
は省略する。
【0016】図1および図2は、本発明の第1の実施例
を示したものであり、受光素子アレイ3と光学系(短焦
点結像素子アレイ)7との間の光路を形成するスリット
8の光路に沿った形状を、有効光線bを遮断しない最小
スリット貫通幅にした凹曲面に形成したものである。す
なわち凹曲面の中心点cは、入射する有効光線bの中心
線と第1フレーム1に設けられるスリット8の光学系7
側端面との交点とし、凹曲面の半径は、入射する有効光
線bの中心線とスリット8の受光ゾーン1C側端面との
交点dを通るようになっている。
【0017】なお、交点dを通るスリット8の端面は加
工上の要請により曲面状ではなく直線状をなさざるを得
ないが、この直線状の部分の幅tは0.5mm以下、好
ましくは0.2mm以下となるように形成する。
【0018】スリット8の光路に沿った形状をこのよう
にすることで、画像に悪影響を及ぼす迷光aの大半を受
光素子アレイ3に進まない方向へ反射することができ
る。
【0019】一方、図3は本発明の第2の実施例を示し
たものであり、受光素子アレイ3と光学系7との間の光
路を形成するスリット8は、その光路に沿った形状が凹
凸曲面状に形成されている。すなわち本実施例は、上記
第1の実施例の凹曲面に加え、幅t(tの条件は第1の
実施例と同一。)を有する直線上の部分の下側に有効光
線bを遮断しない最小幅の凹凸曲面を光路に沿って設け
たものである。
【0020】このように、スリットの形状を光路に沿っ
て凹凸曲面状に形成することにより、画像に悪影響を及
ぼす迷光aの大半を受光素子はアレイ3に進まない方向
へ反射することができるとともに、上記有効光線bを遮
断しない最小幅の凹凸曲面は、その寸法,形状および受
光素子アレイ3との位置関係に関し、第1フレーム1を
押し出し加工で正確に行うことができ、しかも、上部の
凹曲面加工とは別加工で行うことができるから、切削加
工等を用いて行われる凹曲面加工の交差を緩くすること
ができ、製造コスト低減に寄与することができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受光素子と光学系との間の光路を形成するス
リットの光路に沿った形状を曲面状にしたことにより、
受光素子アレイへ迷光が進入する前にスリットで反射さ
せ、必要な有効光線のみを受光素子アレイに取り込むこ
とが可能となり、読み取り精度が向上し、高階調の読み
取りにも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の内部構造を示す側断
面図である。
【図2】図1のスリット部の拡大図である。
【図3】この発明の第2の実施例をスリット部を拡大し
て示す側断面図である。
【図4】従来型イメージセンサを示す側断面図である。
【図5】従来型イメージセンサを示す側断面図である。
【図6】従来型イメージセンサのスリット部を拡大した
側断面図である。
【符号の説明】
3 受光素子アレイ 6 原稿面 7 光学系(結像素子アレイ) 8 スリット 9 光源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換を行う受光素子と、 この受光素子に原稿面の像を結像する光学系と、 前記受光素子と前記光学系との間の光路を形成するスリ
    ットと、 原稿を照射する光源と、を具え、 前記スリットの光路に沿った形状を曲面状に形成したこ
    と、 を特徴とするイメージセンサ。
JP32901491A 1991-12-12 1991-12-12 イメージセンサ Pending JPH05167778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32901491A JPH05167778A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 イメージセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32901491A JPH05167778A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 イメージセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05167778A true JPH05167778A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18216638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32901491A Pending JPH05167778A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 イメージセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05167778A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012124443A1 (ja) * 2011-03-14 2012-09-20 富士フイルム株式会社 反射防止テープ及びウェハレベルレンズ並びに撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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