JPH0516765U - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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JPH0516765U
JPH0516765U JP7386691U JP7386691U JPH0516765U JP H0516765 U JPH0516765 U JP H0516765U JP 7386691 U JP7386691 U JP 7386691U JP 7386691 U JP7386691 U JP 7386691U JP H0516765 U JPH0516765 U JP H0516765U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿を載置し、無反転で原稿を直送できる原
稿トレイと、処理済み原稿を反転排出し、その先端部が
上記原稿トレイのほぼ上方になるような排紙トレイとを
有する自動原稿送り装置において、ラージサイズ原稿が
排出されても、その先端部が上記原稿トレイの方に落下
しないような手段を講ずることを目的としている。 【構成】 原稿トレイと排紙トレイに共に起伏又は出入
自在のラージサイズ原稿用の原稿サブトレイ、排紙サブ
トレイをそれぞれ設けるとともに、両サブトレイを連動
して、一方の起伏、又は出入によって、他方の起伏、又
は出入が自動的になされる連動手段、若しくは原稿サイ
ズに応じ自動的に排紙サブトレイを起伏、又は出入させ
る原稿サイズ検出手段を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、画像形成装置のプラテン上の露光基準位置に原稿を送って露光させ た後排出する自動原稿送り装置に関し、特にその原稿を載置する原稿トレー及び 排紙トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置のプラテン上に載置されて原稿を給送する自動原稿送り装置は、 本体装置である画像形成装置の上面プロファイルから大きくはみ出したのでは、 本体装置の設置床面積を大きくし、不利である。
【0003】 しかして、自動原稿送り装置において、外方に伸びて場所をとるのは原稿を載 置する原稿トレイと、処理済み原稿を収納集積する排紙トレイである。
【0004】 そこで原稿トレイと排紙トレーとを装置上下位置に配置する一方、各トレーに は小スペースのために原稿のサイズに応じて補助するサブトレーを設け装置のコ ンパクト化を図っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では上記各サブトレイは何れも個々別々に引き出し、ある いは起倒するもので、原稿トレイ側のサブトレイのみを引き出してラージサイズ 原稿を載置したが、排紙トレイ側のサブトレイの引き出しを忘れ、自動給紙中に 排出されたラージサイズ原稿が原稿トレイ側に落下して、新旧原稿が混合したり 、経路中に送られてジャムしたりすることがあった。
【0006】 本考案は上記問題点に着目してなされたもので、ラージサイズ原稿に対応して 少なくとも排紙トレイに設けたサブトレイを自動的に引き出し、サブトレイの引 き出し忘れによって惹起される排紙原稿の落下や、ジャムなどの上述の事故を未 然に防止できる自動原稿送り装置を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案では、原稿トレイには、原稿サイズに対応でき るように、前記原稿トレイから突出、後退、又は起倒自在の原稿サブトレイを設 けるとともに、先端部が上記排紙トレイの前方端部からはみ出して上記原稿トレ イ上に垂れるようなラージサイズ原稿を載置するために、排紙トレイに、該排紙 トレイから突出、後退、又は起倒自在の排紙サブトレイを配設し、上記原稿サブ トレイの突出、後退又は起倒動作に対応して、上記排紙サブトレイを上記排紙ト レイから突出、後退、又は起倒させる連動手段、若しくは原稿を載置する原稿ト レイと、画像形成装置による露光処理がなされた原稿を積載する排紙トレイとを 、少なくとも排紙トレイの排紙方向先端部が原稿トレイ上方に位置するよう配置 され、前記原稿トレイから給送される原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手 段を備えた自動原稿送り装置において、前記排紙トレイに、該排紙トレイから突 出、後退、又は起倒自在の排紙サブトレイを設けるとともに、前記原稿サイズ検 出手段によって検出される原稿のサイズが所定サイズ以上のとき、前記排紙サブ トレイを上記排紙トレイから突出、後退させ、又は起倒させる駆動手段を設けた ものである。
【0008】
【実施例】
以下図面に基づき複写機に適用された自動原稿送り装置について説明する。
【0009】 図1に示すように自動原稿送り装置Fは複写機MのプラテンP上に載置され、 外観形状は略正方形をしており、複写機Mの上面プロファイル内に収まるように コンパクトに構成されている。
【0010】 図1及び図2のように自動原稿送り装置Fは、複写機MのプラテンPの略半分 に相当する一定の領域を覆う搬送手段例えば搬送部10と、同じくプラテンPの 残りの領域を覆うプラテンカバー部20と、このプラテンカバー部20の上方に 設けられた原稿トレイ部30と、この原稿トレイ部30にセットされた原稿をプ ラテンPに向けて分離給送する給紙手段である分離給送部40と、搬送部10に よって搬送される露光済み原稿を受取ってプラテンPから排出する排紙部50と 、この排紙部50によって排出される原稿を収納する排紙トレイ部60と、自動 原稿送り装置FをプラテンPの上方に対して開閉可能に支持するヒンジ部70、 および駆動・制御部80とから成っている。
【0011】 図18は図1における自動原稿送り装置FをプラテンPから上方に開放した状 態を示したもので、プラテンPの上面に読取り有効範囲(読取り部T:長さX− Z間)が定められており、読取り部の一端を読取り規準点Xとしている。そして 複写に際して、この規準点Xに原稿Dの一端を合わせて配置することで原稿に対 応するコピーが得られるものである。
【0012】 読取り部Tは複写可能な最大サイズに対応しており、図中一点鎖線で示されて いる。例えば、A3サイズ(297mm×420mm)を複写可能な最大サイズとし、ここ ではA3サイズを大サイズ(ラージサイズ又はLサイズ)とし、A4サイズ(210 mm×297mm)を小サイズ(Sサイズ)と想定している。従って読取り部Tの全長( X−Z間)が大サイズ原稿(Lサイズ原稿)用であり、その半分(X−Y間)が 小サイズ原稿(Sサイズ原稿)用となる。図18では前記規準点に合わせて小サ イズの原稿Dを読取り部Tに位置付けている。
【0013】 また、図1のように自動原稿送り装置Fには二つの駆動モータM1,M2が設 けられている。
【0014】 駆動モータM1は分離給送部40に駆動連結されており、駆動モータM2は搬 送部10に駆動連結されている。ただし、本実施例では後述のレジストローラ4 51は駆動モータM2に連結しているが、給紙手段としての分離給送部40の範 疇に属するものとしている。
【0015】 装置Fには幾つかのセンサが配設されている。このうち図1に示すように、セ ンサS1は原稿トレイ部30にセットされる原稿の有無を検出するためのエンプ ティセンサである。また、センサS2は分離給送部40で一枚に分離された原稿 をプラテンPに搬送する搬送路の途上に設けられて、搬送路を通過する原稿の先 端乃至後端を検出するレジストセンサである。さらに、センサS3は排紙部50 を搬送される原稿の先端乃至後端を検出するスイッチバックセンサである。
【0016】 また、図5のようにセンサS4は駆動モータM2の出力軸86に設けられたイ ンタラプタ871の回転量を検出するフォトセンサである。そして、センサS5 は図18のようにヒンジ部70に設けられており、自動原稿送り装置Fが複写機 Mに対して、プラテンPを開放した開状態にあるのか、または図1のようにプラ テンPの上方を閉塞した閉状態にあるのかを検出する。
【0017】 次に各部構成の詳細について説明する。
【0018】 原稿トレイ部30は、原稿を載せる原稿トレイ31と、原稿トレイ31上にセ ットされた原稿の側端部を規制する一対の側端ガイド32L,32Rと、図9乃 至図11に示すような各種態様のサブトレイとよりなる。
【0019】 図9に示すものは、原稿サブトレイ34aと排紙サブトレイ34bとを細いロ ッド部材を曲折して構成したサブトレイ本体34に一体化したものである。
【0020】 このような構成によって原稿サブトレイ34aを引き出すことにより、同時に 排紙サブトレイ34bも同時に引き出され、Lサイズ原稿の処理に際し、排紙サ ブトレイ34bの引き出しを失念し、図12に示すように原稿先端が排紙トレイ 61側から原稿トレイ31側に垂れ、場合によっては原稿トレイ31上に落下す るという事故を未然に防止することができる。
【0021】 図10に示すものは、軸351に一端を結合された原稿サブトレイ35と、軸 361に結合された排紙サブトレイ36とが、結合部材37を介することによっ て一体的に突出、後退できるように成されたものである。すなわち軸351に固 結されたピニオン352は結合部材37の一方のラック部371と噛合しており 、軸361に固結されているピニオン362は他のラック部372と噛合してい る。そして、例えば原稿サブトレイ35を図のように時計方向に回動して突出さ せると、結合部材37は前記ピニオンの時計方向の回転によって図示左方に移動 し、ラック部372はピニオン362を時計方向に回転させる。そして排紙サブ トレイ36を前記原稿サブトレイ35と全く同じように排紙トレイ61から外方 に向かって突出させることができる。
【0022】 さらに図11では原稿サブトレイ38と排紙サブトレイ39とが連結ワイヤ3 84によって結合され、一体になって突出、後退が可能に構成されている。
【0023】 原稿サブトレイ38側には、引き出した際に突出位置を保持させるために係止 突起38aが突設され、この係止突起38aと係合する係止部材381が装置F の不動体部に固設されている。また、排紙サブトレイ39側にはこの部材39を 常に引っ込み側に付勢する引込みばね391が配設されている。
【0024】 そして両サブトレイ38、39は何れもその後端部において連結ワイヤ384 によって結合され、その連結ワイヤ384は偶数個のロッド材又はローラ部材に 成るワイヤガイド382、383を迂回経由している。このようなワイヤガイド は常に偶数なることが肝要であり、両サブトレイ38、39の配設位置によって は4個、あるいはそれ以上の個数で構成することが可能である。ただし、奇数個 の場合には両サブトレイの移動方向は互いに逆方向となる。
【0025】 給紙手段としての分離給送部40には、分離された原稿をプラテンPの所定位 置(読取り部Tの中央Y点)からプラテンPに案内する原稿給送路R1が形成さ れており、この原稿給送路R1はガイド板410、411によって区画されてい る。そして原稿給送路R1に沿って分離給送手段が配置されている。すなわち、 給送路R1の入口側にピックアップローラ42が原稿トレイ31に進退可能に設 けられ、また各ガイド板410、411から給紙ローラ43と分離ベルト44が 給送路R1に進入して互いに非接触の状態で、且つ、互いがオーバーラップする ように配置されている。また、給送路R1の出口側にレジストローラ451とピ ンチローラ452が対向して設けられている。
【0026】 給送路R1の出口部分は前記プラテンPの上面に定められた読取り部Tの略々 中央(Y点)に位置する。
【0027】 給送路R1の入口部分には、ガイド板411に対して進退可能に設けられた原 稿ストッパー46と、エンプティセンサS1と協動して原稿トレイ31上の原稿 の有無を検出するセンサレバー47が設けられており、また、給送路R1の給紙 ローラ43とレジストローラ451との間にはレジストセンサS2が設けられて いる。
【0028】 給送路R1に沿って設けられた原稿ストッパー46、ピックアップローラ42 、給紙ローラ43,分離ベルト44は図4に示すように、駆動モータM1からの 動力をベルト駆動伝達手段810、811、複数のギアG等を介して所定方向に 回動・回転するように構成されている。
【0029】 ここで原稿を原稿トレイ31から一枚引き出して給送路R1に送り込む場合を 想定すると、駆動モータM1の回転(正転)をギアG2、G3、G4を介して軸 831に伝達し、軸831の回転で駆動伝達部材832を駆動して軸833を所 定方向に回転させる。そして、原稿ストッパー46は図2の鎖線で示される位置 に移動するので、原稿トレイ31上の原稿が分離給送可能な状態となる。
【0030】 また、ピックアップローラ42が揺動アーム部材821によって給紙ローラ4 3を保持する軸82に揺動可能に軸支されているので、軸831に固定されると 共に揺動アーム部材821に接触するレバー836の回転によって揺動アーム部 材821が原稿に向かって下方に回動して原稿の表面に接触する。
【0031】 さらに、駆動モータM1の正転はギアG1、G5、G6、G7を介して軸82 ,84に伝達され、給紙ローラ43と分離ベルト44とを互いに異なる方向に回 転させる。なお、ギアG7には一方向クラッチ822が組み込まれており、ギア G7の回転が停止しても、原稿が強制的に前方に搬送されると、給紙ローラ43 は原稿の前進に従動して回転するようになっている。
【0032】 また、ギアG6にも一方向クラッチ823が組み込まれておりギアG5の回転 が停止しても、原稿が強制的に前方に搬送されると、分離ベルト44は原稿の前 進に従動して回転するようになっている。
【0033】 さらにギアG1にも一方向クラッチ824が内蔵されており、駆動モータM1 が逆転する際にはギアG1が空転し、ローラ42,43と分離ベルト44へは駆 動力を伝達しないが、原稿ストッパー46とレバー836とには駆動力が伝達さ れ、駆動モータM1が正転した際とは逆の方向に回転駆動される。
【0034】 上記した分離給紙部40の構成によって、駆動モータM1が正転した時はピッ クアップローラ42と給紙ローラ43のみが順方向(原稿搬送方向)に回転し、 分離ベルト44が逆送方向に回転する。これによって原稿トレイ31に置かれた 原稿を一枚ずつ給送路R1の入口から出口へと搬送する。
【0035】 また駆動モータM1が逆転した時はレバー836の回転によってピックアップ ローラ42を原稿の表面から離間させる。
【0036】 搬送手段である原稿搬送部10はエンドレスの帯状搬送ベルト13と、搬送ベ ルト13を正逆転可能に駆動する一対のプーリ11,12と、搬送ベルト13を プラテンPへ押し付ける複数のプレスローラ14とからなる。また、原稿搬送部 10はプラテンPの上面において、読取り基準点X側からLサイズ原稿の略々半 分(X−Y間)を十分に覆う大きさを有している。すなわち、搬送ベルト13は 給送路R1の出口に設けられており、プラテンPとの間に搬送路R2を形成して いる。そして、搬送路R2の入口(給送路R1の出口)が読取り部Tのほぼ中央 (Y点)に位置し、出口が読取り部Tの原稿給送方向下流端に定めた読取り基準 点Xに略々位置している。
【0037】 ここで図19〜図21に基づきプーリ11の構成詳細を説明する。
【0038】 図21においてプーリ11はアーム軸16に揺動自在に枢支されたプーリシフ トアーム15の先端部に軸支されている。そして上記プーリシフトアーム15は 上ばね18と下ばね19とによって上下方向に張力を受けており、通常は下ばね 19によって図20のように下方の通常位置をとっている。一方、上ばね18は シフト用ソレノイド17の軸端に結合しており、シフト用ソレノイド17の励磁 によって図19のように上方に移動する。
【0039】 図19のように、ソレノイド17の励磁によってプーリ11が上方に持ち上げ られても、プレスローラ14は位置を変えず、搬送ベルト13をプラテンP上に 押えている。
【0040】 しかして、原稿が給送される際には図19のようにベルトプーリ11は上方矢 印A1のように持ち上げられ、またLサイズ原稿がプラテンカバー21の下に挿 入される際にも図のように上方に移動する。そして隙間gを十分大きくとる。
【0041】 原稿がプラテンP上にセットされると、図20のようにベルトプーリ11は矢 印A2の方向に下降し、隙間gを実質的に零にする。
【0042】 プラテンカバー21の端部21aは、図8などのようにシャープカットされて おり、隙間除去に好適に形成されている。
【0043】 なお、プラテンカバー21端部21aが図のようにシャープカットされている と、複写機Mの照明ランプによるプラテンカバー21の影ができにくいという効 果もある。しかして、上記照明ランプの照射方向についてもプラテンカバー21 の端部の影防止のため、上記端部21a側を照らすよう、例えば図19の左下方 (図8の矢印L)から照明することが望ましい。
【0044】 この原稿搬送部10によって、給送路R1の出口から排出された原稿を読取り 部Tの基準点Xに搬送したり、あるいは、基準点Xより前方に搬送して排紙した り、更には、逆方向に搬送することができる。
【0045】 図2、図6に示されるように原稿搬送部10の出口(基準点X)の後方には、 この原稿搬送部10に連なって排紙部50が設けられている。
【0046】 排紙部50は一対の側板58に、一対のプーリ52、53と、搬送ベルト13 に転接し、駆動力を伝える転接ローラ54がそれぞれ軸支されている。
【0047】 プーリ52と53との間には排紙ベルト51が張架されており、転接ローラ5 4の駆動力は歯車機構を介してプーリ53に伝達されている。さらに、搬送路R 2の出口から排出された原稿を排紙トレイ部60に案内するガイド部材55,5 6を有し、ガイド部材55,56の間に原稿搬送部10から送り出された原稿を 案内する排紙路R3を形成している。
【0048】 しかして転接ローラ54は搬送ベルト13からの排紙方向の駆動力は伝達する が、逆送時の駆動力は内部に介装されている一方向クラッチによって伝達されな いようになっている。
【0049】 排紙ベルト51の対向部を逃れた位置には、一端をガイド部材55に固定され 、他端部側で原稿を排紙ベルト51に押し当てる板バネ部材57が設けられてい る。そして、プーリ52、53は全体を低摩擦材料によって形成し、図7に示す ように中央部分に高摩擦のリング部材59a(59b)を嵌装するとともに、さ らに図示のように板ばね部材57の摺接する部分はリブ52a(53a)に形成 されており、原稿への抑え力を大きなものとしながら、しかも従来のようにプー リの円筒面にべた押ししていたときにしばしば見られた排紙時の後端残りの現象 を解消することができた。
【0050】 転接ローラ54は、従動側プーリ12に対向する位置で搬送ベルト13の表面 に直接バネ部材(図示せず)によって付勢されている。
【0051】 排紙トレイ部60の排紙トレイ61は図2のように、搬送部10の上方から分 離給送部40の上方にかけて延在しており、その先端部は原稿トレイ部30の上 に重なるようになっている。それゆえこのままでは排紙部50から勢いよく排出 された特にサイズの大きいLサイズ原稿などは、その先端が図12のように原稿 トレイ部30の上に垂れたり、場合によっては落下したりする虞れがあるので、 既に述べたように原稿サブトレイ65aなどとともに連動して突出、後退可能の 排紙サブトレイ65bなどが付属していて、Lサイズ原稿を処理するときは必ず 引き出せるようになっている。Lサイズ原稿を原稿トレイ31に載置する際には 必ず原稿サブトレイ65aなどを引き出さねばならないから、それと連動して排 紙サブトレイ、例えば65bが自動的に引き出されるから、引き出し忘れになる ことはない。
【0052】 排紙トレイ61が原稿トレイ31の半ば上方に配置されているため、原稿トレ イ31上の原稿と複写済み原稿とがオーバーラップした状態で複写機Mのプラテ ンP上方に載置・収納される。このように小型軽量で複写機Mの設置面積に対し て制約がない。
【0053】 次に図2、図8のようにプラテンカバー部20は、分離給送部40のプラテン P側下方に設けられ、プラテンPに平行に対設したプラテンカバー21と、この プラテンカバー21をプラテンPと所定の間隔をもって、且つ自動原稿送り装置 Fに対して着脱自在に支持する支持部材22,23と、プラテンカバー21をプ ラテンPに近接・離間させる昇降手段24とを備えている。
【0054】 プラテンカバー21には、支持部材22に対してプラテンカバー21を係合・ 固定する係合固定部211と、支持部材23と係合してプラテンカバー21をプ ラテンPに対して略々平行な方向にスライドさせるスライド部212と、支持部 材22、23とプラテンカバー21との係合・固定を解除するためにオペレータ が把持可能で、且つ、支持部材23よりプラテンカバー21のスライド方向下流 に設けられ、比較的重量を大きく形成されたコ字状のウエイト部213が設けら れている。
【0055】 支持部材23は自動原稿送り装置Fの枠体に固定されている。支持部材22は 連結部材241によって駆動軸242に連結されている。
【0056】 なお、プラテンカバー部20は、プラテンPの上面の前記原稿搬送部10が覆 う以外の領域、つまり、読取り部Tの読取り基準点Xと反対側の略々半分(Y− Z間)を覆う大きさを有している。
【0057】 次に原稿搬送部10及びプラテンカバー部20の駆動系及び分離給送部40の 一部の駆動系について説明する。
【0058】 駆動モータM2の出力軸86に、円盤にスリットを等間隔に形成してなるイン タラプタ871が設けられており、回転するインタラプタ871のスリットを通 過する光に応答してパルスを発生させるフォトセンサS4よりなるパルス発生手 段87が設けられている。
【0059】 搬送路R2を形成する搬送ベルト13は、駆動モータM2からの動力をベルト 駆動伝達手段850、851、軸852、ギアG8、G9、G10を介して駆動 側プーリ11を回転することで、順方向(原稿搬送方向)及び逆送方向に駆動さ れるように構成されている。
【0060】 また、搬送ベルト13の従動側プーリ12の上方に設けられた転接ローラ54 は、搬送ベルト13の表面から直接駆動力を伝達され、排紙ベルト51は搬送ベ ルト13と同一の周速度で原稿搬送方向に駆動される。
【0061】 軸852にはレジストローラ451が固定されており、搬送ベルト13と同一 回転角速度で、しかしながら搬送ベルト13とはやや遅い周速度で原稿搬送方向 に駆動される。
【0062】 すなわち、給紙手段を構成するレジストローラ451と搬送手段としての搬送 ベルト13とは、後者が前者よりも搬送速度が速くなるように構成されており、 動作の詳細は後述するが、先行原稿と次送原稿との引離し手段を構成するもので ある。
【0063】 レジストローラ451、駆動側プーリ11、排紙ベルト51は一つの駆動源( 駆動モータM2)で協動回転し、レジストローラ451で給送路R1を送られる 原稿よりも速い速度で搬送路R2と排紙路R3を搬送できるように異なった周面 速度を維持して回転する。上記した回転駆動系はパルス発生手段87のクロック 信号に基づいて制御が可能である。
【0064】 一方、軸852の駆動は、ギアG11、G12、G13を介して駆動軸242 に伝達される。駆動軸242は搬送ベルト13を駆動するプーリ11と同一の方 向に回転するようにギア連結され、プラテンカバー21を搬送ベルト13の順逆 の搬送方向と同一の方向にスライドさせる。搬送ベルト13が順方向(原稿搬送 方向)に駆動されると、駆動軸242の順回転によってプラテンカバー21を図 8実線位置、つまりプラテンPに近接した位置に保持する。なお軸852に組み 込まれたトルクリミッター853によって、プラテンカバー21は第8図実線位 置に一定の力で保持される。
【0065】 搬送ベルト13が逆送方向に駆動されると、駆動軸242の逆回転によってプ ラテンカバー21を図8鎖線位置、つまり、プラテンPから離間した位置に保持 する。
【0066】 なお先行原稿と次送原稿とを重ね送りしながら、しかも両者を引き離す引離し 手段は、上記の給紙手段のレジストローラ451と搬送手段である搬送ベルト1 3との周速を異ならせることによって構成するほかに、実施態様としては、適時 に逆送動作をする前記搬送手段である搬送ベルト13と、排出動作のみを実行し 、搬送ベルト13の逆送動作に対しては逆回転しない上記排紙手段である排紙部 50とによっても構成することができる。
【0067】 さらに引離し手段の構成例を図15〜図17によってそれぞれ説明する。
【0068】 図15に示すものは、引離し手段の基本としては上記と同様に搬送手段と排紙 手段とによって構成されるものであるが、本実施例の装置900では排紙部91 0は排紙路R3に沿って入口ローラ911、同ピンチローラ912、排紙第1ロ ーラ913、排紙第2ローラ914等から構成されている。そして搬送部910 のプーリ903と前記排紙第1ローラ913とは第2駆動モータM2に、また排 紙第2ローラは第3駆動モータM3に連結されている。排紙第1ローラ913は 原稿排出方向にのみ回転し、逆送方向には回転しないよう一方向クラッチow( 一方向回転規制手段)を介して結合している。このような引離し手段の構成によ って、先行原稿に上記排紙第1、第2ローラ913、914に同時に接触するよ うになっても、原稿の排出動作が継続して実行されるとともに、排紙第1ローラ 913の摺接による原稿に損傷を与えることがない。
【0069】 図16に示す装置920は、上記図15の構成と殆ど同じであるが、先行原稿 が次送原稿に引っ張られて引き離し動作を受ける際に、不必要に大きく後退する のを防止するため、排紙路R3にマイラなどの逆送防止手段931を配設したも のである。
【0070】 上記のような逆送防止手段931は既に述べた自動原稿送り装置Fの排紙手段 50の排紙路R3にも適用可能であることは勿論である。
【0071】 また図15の構成の装置900において、駆動モータM3と排紙第2ローラと の間にトルクリミッタTL(トルク制限手段)を介装し、このことにより排紙第 2ローラに摺接して排出中の先行原稿が、逆送動作中の搬送ベルト902によっ て搬送路R2側へ移動中の次送原稿に引っ張られる時、無理に排出動作をしない で相対的に小さいトルクで停止状態となり、原稿を保護するような構成にするこ ともできる。
【0072】 さらに図17の装置950のように、ベルトローラ903と排紙手段960の 排紙第1ローラ913及び排紙第2ローラ914とをそれぞれ別個の駆動モータ M2、M3によって駆動するようにし、排紙第2ローラを排紙方向に、排紙第1 モータを逆送方向に駆動するとともに、次送原稿に接する前記排紙第1ローラ9 13と駆動モータM3との間にトルクリミッタTLを介在させて引離し手段を構 成したものである。
【0073】 上記の引離し手段の構成によれば、排紙第1ローラが排出中の先行原稿に摺接 するようになると、上記トルクリミッタTLの作用によって排紙第1ローラの逆 方向回転が停止し、原稿を不必要に摩擦して損傷することを防止する。
【0074】 ヒンジ部70は図18のように、自動原稿送り装置Fを複写機Mの上面に開閉 可能に支持するバネ付ヒンジ71と、バネ無ヒンジ72とから構成される。
【0075】 次に動作を説明する。
【0076】 複写に先立って原稿Dを原稿トレイ31にセットし複写命令を複写機Mに与え ると、エンプティセンサS1で原稿Dの存在を確認したうえで、原稿ストッパー 46がガイド板411の下方に退避し、またピックアップローラ42が回転しな がら下降して原稿トレイ31上の原稿Dに接触する。これによって原稿Dが前方 に送り出され、給紙ローラ43と分離ベルト44との間に入り込み、搬送方向に 回転する給紙ローラ43によって原稿Dは前進する。この時逆送方向に回転する 分離ベルト44によって分離ベルト44に接触する下側の原稿が前進を妨げられ 一枚の原稿だけが給紙ローラ43によって通過を許される。
【0077】 こうして送り出された原稿Dは、レジストセンサS2によって先端検知された 後、停止状態のレジストローラ451,ピンチローラ452に当接する。原稿D の先端検知から所定時間経過後にローラ42,43、ベルト44を停止させるこ とで、原稿Dはいくらか撓み、先端を一様にレジストローラ451、ピンチロー ラ452の接線部分に押し付けられ、原稿Dが当接した後に回転を始めるレジス トローラ451、ピンチローラ452に先端が平行な状態で引き込まれて送り出 される。
【0078】 上記のようにして給送路R1を搬送される原稿DはプラテンPの読取り部Tの 略々中央(Y点)の搬送路R2の入口に導かれる。こうして搬送ベルト13とプ ラテンPとの間で形成される搬送路R2の入口に入り込んだ原稿Dは、レジスト ローラ451よりもやや速い搬送ベルト13によって搬送路R2を前方に送られ る。
【0079】 この時、駆動モータM2が起動されてから搬送原稿の後端がレジストセンサS 2を通過するまでのパルス発生手段87によるパルス信号をカウントすることに よって原稿Dの搬送方向の長さが判断できる。すなわち、少なくとも原稿Dの搬 送に携わるレジストローラ451及び搬送ベルト13がパルス発生手段87のパ ルスに同調して等しい搬送速度を維持するので、駆動モータM2の起動から読取 り基準点Xに到達するまでのパルス数を予め認識することができ、原稿Dの先端 が点Yから点Xに至る途上にある段階でレジストセンサS2が原稿Dの後端を検 出すると、搬送原稿が少なくとも点X−Y間の長さ以下であることが分かる。つ まり、この場合は原稿がSサイズ原稿であると判断される。
【0080】 原稿がSサイズ原稿である場合は、駆動モータM2の回転を開始してからパル ス発生手段87が所定パルス(Aパルス)をカウントした後に、搬送ベルト13 を停止させる。これによって、原稿Dは原稿先端を基準点Xに正確に合わせた読 取り位置に停止させることができる。
【0081】 次に、エンプティセンサS1が原稿を検出しているか否かを判断して、原稿D の存在を検出しない場合には、複写機Mを稼働させて複写を実行する。そして複 写が完了すると、搬送ベルト13、排紙ベルト51を作動させて原稿Dを排紙路 R3に導いて排紙トレイ61に排出する。
【0082】 エンプティセンサS1が原稿を検出している場合には、駆動モータM1を起動 して原稿トレイ31から次送原稿Dをレジストローラ451に向けて送り出すと ともに、複写機Mを稼働させて複写を実行する。
【0083】 複写が完了すると、駆動モータM2を起動からパルス発生手段87が所定パル ス(Aパルス)をカウントした後に搬送ベルト13を停止する。この時、最初( 一枚目)の原稿は後端が排紙部50に拘束された状態で排紙トレイ61にその先 端側を排出している。
【0084】 エンプティセンサS1で原稿トレイ31に複写すべき原稿Dが検出されると、 上記した動作が適宜繰り返され、排紙トレイ61に順次複写済み原稿Dが集積さ れていく。
【0085】 次に図13、図14の各(a)〜(d)によってLサイズの原稿を扱う場合を 説明する。
【0086】 前記した原稿の搬送開始から原稿D1を搬送手段13とプラテンPとの間の搬 送路R2を前進させる。
【0087】 搬送路R2を前進する原稿D1が読取り基準点Xを通過しても原稿後端がレジ ストセンサS2を通過しない場合は、原稿DをLサイズ原稿と判断する。この場 合、原稿後端がレジストセンサS2を通過してからパルス発生手段87が所定パ ルス(Bパルス)をカウントするまで原稿D1の搬送を継続する。
【0088】 原稿後端が搬送路R2の入口(Y点)に達すると、図13(c)に示すように 原稿D1の先端は排紙部50を通過して排紙トレイ61上面まで搬送されている 。次に、搬送ベルト13を逆回転させ原稿DをプラテンPの上面に沿って逆送さ せる。これにより、原稿D1が読取り部Tの点Y−Z間のプラテンPとプラテン カバー21との間に進入する。
【0089】 原稿先端が読取り部りTの基準点Xを所定量通過するまで搬送ベルト13によ って原稿D1は逆送される。原稿D1の逆送は、スイッチバックセンサS3の原 稿の後端(順送り時の先端;図において左端)検出信号に基づいて制御される。 つまり、逆送される原稿後端がスイッチバックセンサS3を通過してから、パル ス発生手段87が所定パルス(Cパルス)をカウントするまで搬送ベルト13を 逆送し、原稿D1後端が読取り部Tの点Wに位置したところで、搬送ベルト13 を停止させる。(図13(d)参照) なお、搬送ベルト13で原稿が逆送される際に、前述したプラテンカバー21 の駆動系が同時に駆動されて、プラテンカバー21がプラテンPから離間する方 向に移動する。これによって、原稿D1が読取り部Tの点Y−Z間のプラテンP とプラテンカバー21との間に進入できる。
【0090】 その後、搬送ベルト13で原稿D1を順方向に再度搬送して、順送りされる原 稿D1の後端(左端)が読取り部Tの基準点Xに位置したところで、搬送ベルト 13を停止させる。すなわち、基準点Xから逆送でオーバーランした所定パルス (Dパルス)をパルス発生手段87でカウントした後に、搬送ベルト13の順送 り方向への搬送を停止する。(図14(a)参照) 上記通り搬送ベルト13の順回転で原稿D1をDパルス搬送する際に、プラテ ンカバー21がプラテンPに近接する方向に移動する。これによって、読取り部 Tの点Y−Z間のプラテンPとプラテンカバー21との間に進入した原稿D1を プラテンP側に押さえ込む。そこで複写が実行される。
【0091】 複写中に、エンプティセンサS1によって原稿トレイ31に原稿が検出されな い場合は、搬送ベルト13、排紙ベルト51を順送り方向に駆動して原稿D1を 排紙路R3を介して排紙トレイ61に送り出す。
【0092】 エンプティセンサS1によって後続の複写原稿Dが検出されたときは、図14 (a)に示すように次送原稿はレジストローラ451の所まで先出しされている 。そして図14(b)のように露光完了と同時に先行原稿D1も、レジストロー ラ451に先出しされていた次送原稿D2とは一緒に搬送開始される。
【0093】 上記搬送開始の際、搬送ベルト13の線速度はレジストローラ451の周速度 よりも大きく、同時に搬送路R2を進行しつつもレジストローラ451の拘束を 受けない先行原稿D1の方が進行が速く、両原稿D1、D2は次第に引き離され て、原稿D1は速やかに排紙部50から排紙トレイ61に排出されていく。(図 14(c)、(d)参照)。
【0094】 一方次送原稿D2は上記原稿D1のようにスイッチバックされ、プラテンカバ ー21の下に挿通され露光処理を受ける。
【0095】 先行原稿D1と次送原稿D2とを重ね送りしながら、しかも両原稿を引き離す 引離し手段を、適時に逆送動作をする前記搬送手段である搬送ベルト13と、排 出動作のみを実行し、搬送ベルト13の逆送動作に対しては逆回転しない上記排 紙手段である排紙部50とによって構成されたものでは、次送原稿D2がスイッ チバックセンサS3に検知された時点で搬送ベルト13による排出動作は停止さ れ、搬送ベルトに接する次送原稿D2のみが引き離されて逆送される。
【0096】 引離し手段の各種構成例を示す図15乃至図17のものについては、構成説明 のところで動作説明がなされているので、ここでの動作説明は省略する。
【0097】 上記のようにLサイズ原稿を引き続いて多数枚処理する際に、次送原稿を先行 原稿の背部に重ねるか近接して先出しし、露光後原稿の後半部がまだプラテンカ バー21の下部から抜ける前に両原稿を重ね送りし、搬送途中において両原稿を 引き離すようにしたから、画像形成装置に対する原稿の供給、交換速度が著しく 増大し、時間当たりの処理枚数を飛躍的に向上させることができる。
【0098】 なお、上記実施例では、Sサイズ原稿のおよそ2倍をLサイズ原稿として設定 したが、Lサイズ(X−Z間)をSサイズ(X−Y間)の2倍より大きくしても 、あるいは小さくすることも可能であることは言うまでもない。
【0099】 また、上記実施例では原稿サブトレイの突出、後退又は起倒動作に対応して、 上記排紙サブトレイを上記排紙トレイから突出、後退、又は起倒させる連動手段 を設けたものであるが、原稿を載置する原稿トレイと、画像形成装置による露光 処理がなされた原稿を積載する排紙トレイとを、少なくとも排紙トレイの排紙方 向先端部が原稿トレイ上方に位置するよう配置され、前記原稿トレイから給送さ れる原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段を備えた自動原稿送り装置にお いて、前記排紙トレイに、該排紙トレイから突出、後退、又は起倒自在の排紙サ ブトレイを設けるとともに、前記原稿サイズ検出手段によって検出される原稿の サイズが所定サイズ以上のとき、前記排紙サブトレイを上記排紙トレイから突出 、後退させ、又は起倒させる駆動手段を設けることでも良い。
【考案の効果】
本考案の自動原稿送り装置によれば、原稿トレイには、原稿サイズに対応でき るように、前記原稿トレイから突出、後退、又は起倒自在の原稿サブトレイを設 けるとともに、先端部が排紙トレイの前方端部からはみ出して上記原稿トレイ上 に垂れるようなラージサイズ原稿を載置するために、上記排紙トレイに、該排紙 トレイから突出、後退、又は起倒自在の排紙サブトレイを配設し、上記原稿サブ トレイの突出、後退又は起倒動作に対応して、上記排紙サブトレイを上記排紙ト レイから突出、後退させ、又は起倒させる連動手段、若しくは前記原稿トレイか ら給送される原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手段を備え、前記原稿サイ ズ検出手段によって検出される原稿のサイズが所定サイズ以上のとき、前記排紙 サブトレイを上記排紙トレイから突出、後退させ、又は起倒させる駆動手段を設 ける構成としたから、確実に少なくとも排紙サブトレイが原稿サイズに応じて排 紙トレイから突出、後退、又は起倒され、サブトレイの引き出し、起倒忘れによ って惹起される排紙原稿の落下や、ジャムなどの事故を未然に防止することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動原稿送り装置を複写機に適用した
実施例を示す斜視図
【図2】同上自動原稿送り装置の縦断側面図
【図3】同上自動原稿送り装置の平面図
【図4】分離給送部の一部の駆動系を示す平面図
【図5】分離給送部、原稿搬送部、プラテンカバー部の
一部又は全部の駆動系を示す平面図
【図6】排紙部の要部説明図
【図7】排紙部プーリの詳細構造図
【図8】プラテンカバー部の概略を説明する側面図
【図9】原稿サブトレイと排紙サブトレイとの連動構成
の一実施例
【図10】原稿サブトレイと排紙サブトレイとの連動構
成の他の実施例
【図11】原稿サブトレイと排紙サブトレイとの連動構
成の更に他の実施例
【図12】原稿サブトレイと排紙サブトレイとを欠く装
置の作用説明図
【図13】大サイズ原稿の送り状態を示す説明図
【図14】大サイズ原稿の送り状態を示す説明図
【図15】引離し手段の構成を示す一実施例
【図16】引離し手段の構成を示す他の実施例
【図17】引離し手段の構成を示す更にその他の実施例
【図18】自動原稿送り装置がプラテンを解放した状態
を示す斜視図
【図19】ベルトプーリを上昇させてプラテンカバー端
部から離間した時の状態説明図
【図20】ベルトプーリを下降させてプラテンカバー端
部に密着させた時の状態説明図
【図21】ベルトプーリ上下動機構の構成説明図
【図22】ベルトプーリ上下動機構を欠く装置の要部説
明図
【符号の説明】
M 複写機(画像形成装置) F 自動原稿送り装置 30 原稿トレイ部 31 原稿トレイ 34 サブトレイ本体(連動手段) 34a 原稿サブトレイ 34b 排紙サブトレイ 35 原稿サブトレイ 36 排紙サブトレイ 37 結合部材(連動手段) 352 ピニオン(連動手段) 362 ピニオン(連動手段) 38 原稿サブトレイ 39 排紙サブトレイ 384 連結ワイヤ(連動手段) 40 分離給送部(分離手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿トレイと、画像形成
    装置による露光処理がなされた原稿を積載する排紙トレ
    イとを、少なくとも排紙トレイの排紙方向先端部が原稿
    トレイ上方に位置するよう配置された自動原稿送り装置
    において、 上記原稿トレイに、原稿サイズに対応できるように、前
    記原稿トレイから突出、後退、又は起倒自在の原稿サブ
    トレイを、上記排紙トレイに、該排紙トレイから突出、
    後退、又は起倒自在の排紙サブトレイをそれぞれ設ける
    とともに、 上記原稿サブトレイの突出、後退又は起倒動作に対応し
    て、上記排紙サブトレイを上記排紙トレイから突出、後
    退させ、又は起倒させる連動手段を設けたことを特徴と
    する自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する原稿トレイと、画像形成
    装置による露光処理がなされた原稿を積載する排紙トレ
    イとを、少なくとも排紙トレイの排紙方向先端部が原稿
    トレイ上方に位置するよう配置され、前記原稿トレイか
    ら給送される原稿のサイズを検出する原稿サイズ検出手
    段を備えた自動原稿送り装置において、 上記排紙トレ
    イに、該排紙トレイから突出、後退、又は起倒自在の排
    紙サブトレイを設けるとともに、 上記原稿サイズ検出手段によって検出される原稿のサイ
    ズが所定サイズ以上のとき、上記排紙サブトレイを上記
    排紙トレイから突出、後退させ、又は起倒させる駆動手
    段を設けたことを特徴とする自動原稿送り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6164661A (ja) * 1984-09-04 1986-04-03 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 自動原稿送り装置
JPS62167168A (ja) * 1986-01-20 1987-07-23 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 自動原稿送り装置
JPH02145274U (ja) * 1989-05-12 1990-12-10

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