JPH05167285A - パワートランジスタが実装されたシールドケース - Google Patents

パワートランジスタが実装されたシールドケース

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JPH05167285A
JPH05167285A JP35214591A JP35214591A JPH05167285A JP H05167285 A JPH05167285 A JP H05167285A JP 35214591 A JP35214591 A JP 35214591A JP 35214591 A JP35214591 A JP 35214591A JP H05167285 A JPH05167285 A JP H05167285A
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shield case
power transistor
tongue
metal plate
screw
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Tetsushi Otake
徹志 大竹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワートランジスタの取り付けが容易であっ
て、シールドケースから取り付け用ネジの頭部が突出し
ないパワートランジスタが実装されたシールドケースを
提供するものである。 【構成】 シールドケース側壁の金属板の少なくとも一
つが長く切り出され、金属板の延長部分がシールドケー
ス内に折り返され、その先端部分がシールドケースの天
井板に平行に折り曲げられて舌片状を呈する。この舌片
状の金属板と電子部品が実装されたプリント基板とによ
ってパワートランジスタが挟持されてシールドケース内
に固定されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DC−DCコンバータ
等に好適なパワートランジスタが実装されたシールドケ
ースに関する。
【0002】
【従来の技術】パワートランジスタが実装されたDC−
DCコンバータ等では、放熱を良好なものとする為に、
シールドケースを放熱板としてパワートランジスタが実
装される方法が取られている。図4は、従来のシールド
ケースにパワートランジスタが実装された一例を示す断
面図である。図4に於いて、11 はシールドケース、2
はシールドケースから突出するラグ端子である。プリン
ト基板5には、チップ状の電子部品6が半田9で固着さ
れ、且つパワートランジスタ7の端子ピン71 がプリン
ト基板5の穴に挿入され、その裏面から突出する端子ピ
ン71 が半田9でプリント基板5に固着されている。パ
ワートランジスタ7は、プリント基板5に略水平に折り
曲げられてシールドケースの天井板に接するようになさ
れている。3はプリント基板5に植設された端子ピンで
ある。電子部品6及びパワートランジスタ7が半田付け
されたプリント基板5は、シールドケース11 内に挿入
され、シールドケース11 に設けられた突起12 で係止
される。パワートランジスタ7は、ネジ8をパワートラ
ンジスタ7に設けられた穴72 に貫通させてナット82
によって締め付けられ、シールドケース11 の天井板に
固定される。その後、金属性の裏蓋4がシールドケース
1 の裏面に設けられた突起(図示せず。)に嵌合させ
て閉じられ、パワートランジスタが実装されたシールド
構造が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すようにシー
ルドケース11 が放熱基板を兼ねる装置では、シールド
ケース11 にパワートランジスタ7を取り付け場合に、
ボックスレンチにナット82 を取り付けてプリント基板
5に設けられた穴51 に挿通して固定する。一方、ネジ
8の頭部のドライバ溝にドライバの先端を当接し、ネジ
8の先端をパワートランジスタ7に設けられた穴72
貫通させてナット82 に当ててドライバを回して締めつ
け、パワートランジスタ7をシールドケース11 の天井
板に取り付ける。従って、パワートランジスタ7の取り
付け作業が煩雑となると共に、作業工数が掛かる欠点が
ある。更に、ネジ8の頭部がシールドケース11 から突
出して全体の高さが高くなる欠点がある。本発明は、上
述のごとき欠点を解消しようとするものであって、パワ
ートラジスタの取り付けが容易であって、パワートラジ
スタ取り付け用のネジの頭部がシールドケースから突出
しない構造を有するパワートランジスタを実装したシー
ルドケースを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のパワートラジス
タが実装されたシールドケースは、そのシールドケース
が長く切り出された側壁を構成する少なくとも一つ金属
板の延長部分をシールドケース内に折り返して、その先
端部をシールドケースの天井板に平行に折り曲げて、シ
ールドケースと一体となった舌片状の金属板を設け、そ
の舌片状の金属板とプリント基板との間にパワートラン
ジスタが挟持されて固定されたものである。
【0005】
【作用】本発明のパワートラジスタが実装されたシール
ドケースは、パワートラジスタをシールドケース内の舌
片状の金属板とプリント基板とによって挟んで取り付け
ることによって、パワートラジスタの放熱効果を高める
と共に、パワートラジスタの取り付け作業が容易であっ
て、ネジの頭部がシールドケースから突出しないように
なされたものである。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のシールドケースの外観を示
す図であり、図2がそのシールドケースの一実施例を示
す断面図である。図1,図2に於いて、1はシールドケ
ース、2はシールドケース1から突出するラグ端子、3
はプリント基板5に植設された端子ピン、4はシールド
ケースの裏蓋である。6はチップ状の電子部品であり、
7はパワートランジスタである。8はパワートランジス
タ7等が実装されたプリント基板5をシールドケース1
に取り付ける為のネジである。シールドケース1には、
その金属板の側壁の一つが長い板状に切り出されてお
り、その延長部の金属板が内側に折り返され、その先端
部をシールドケース1の天井板に平行に折り返した舌片
状の金属板(以下、舌状板と称する。)13 が形成され
ている。この舌状板13 に突き出し穴が形成され、その
穴の内側にタップ10が形成されている。
【0007】次に、プリント基板5の実装について説明
すると、先ず、ネジ8の先端を、プリント基板5の裏面
からプリント基板5に設けられた穴52 とパワートラン
ジスタ7に設けられた穴72 に挿通して、ネジ8の頭部
1 の溝にドライバの先端を当接してドライバを回転さ
せ、ネジ8の先端を舌状板13 に形成された突き出し穴
のタップ10に螺合させてプリント基板5をシールドケ
ース1に取り付ける。プリント基板5には、チップ状の
電子部品6が半田で固着されていると共に、パワートラ
ンジスタ7の端子ピン71 が、半田9によってプリント
基板5に固着されている。ネジ8によってパワートラン
ジスタ7と共にプリント基板5が舌状板13 に固着され
た後に、金属製の裏蓋4がシールドケース1の底部から
挿入され、シールドケース1に形成された突起に裏蓋4
が係合されて取り付けられ、シールド構造が形成され
る。尚、図示されていないが、舌状板13 にタップ10
を形成することなく、熱導伝性の良好な接着剤でパワー
トランジスタと舌状板13 とを接着して固定してもよ
い。
【0008】図3は、本発明のパワートラジスタが実装
されたシールドケースの他の実施例を示す断面図であ
る。図3に於いて、図2と同一部分には同一符号が付与
されている。シールドケース1は、図2と同様に金属板
の側壁が長い板状に切り出され、その金属板の延長部分
が内側に折り返され、その先端部がシールドケース1の
天井板に平行に折り曲げられて舌状板13 を形成してい
る。この先端部の舌状板13 は、ネジ8が貫通する穴1
5 が形成されている。11は、タップ12が形成された
平板であり、平板11は、突起14 が形成された舌状板
3 とシールドケース1の天井板との間に差し込んで突
起14 に係合させて固定される。ネジ8の先端を、チッ
プ状の電子部品6とパワートランジスタ7が取り付けら
れたプリント基板5、パワートランジスタ7及び舌状板
3 の夫々に形成された穴72,2,5 に貫通させて平
板11のタップ12に螺合させ、ネジ8によって平板1
1とプリント基板5との間にパワートランジスタ7と舌
状板13 が共締めされて固着される。その後、シールド
ケース1の底部に裏蓋4を挿入して、シールドケース1
の側壁に形成された突起に裏蓋4が係合されてシールド
構造が形成される。
【0009】平板11は、シールドケース1と同じ材質
のものを用いることよって、図2の実施例より一層放熱
を良好なものとすることができる。無論、この場合も、
平板11及びパワートランジスタを熱導伝性の良好な接
着剤で固着してもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明のパワートラジスタが実装された
シールドケースは、プリント基板の裏面からネジを挿入
して、シールドケース内に折り曲げられて形成された舌
状板或いは平板に設けられたタップにネジを螺合させて
パワートランジスタとプリント基板を共締めしてシール
ドケース内にパワートランジスタを固定するものであ
り、シールドケースからネジ頭部が突出することがない
利点がある。従って、シールドケースからネジの頭部が
外側に突出することがないから全体の高さを低く設定す
ることができる効果を奏するものである。又、ネジは、
プリント基板の裏面から挿入され、ナットを用いること
なく、タップが施された平板或いは舌状板に螺合されて
固定されるので、パワートランジスタの取り付け作業工
数が低減されると共に、従来の煩雑な組み立て作業が解
消される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワートランジスタが実装されたシー
ルドケースの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明のパワートランジスタが実装されたシー
ルドケースの一の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明のパワートランジスタが実装されたシー
ルドケースの他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来のパワートランジスタが実装されたシール
ドケース素子の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シールドケース 13 舌状板 14 突起 15,2,2, 穴 2 ラグ端子ピン 3 端子ピン 4 裏蓋 5 プリント基板 6 チップ状の電子部品 7 パワートランジスタ 71 端子ピン 8 ネジ 81 ネジの頭部 9 半田 10 打ち出し穴に形成されたタップ 11 平板 12 平板に形成されたタップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドケース側壁を構成する金属板の
    少なくとも一つが長く切り出され、該金属板が該シール
    ドケース内に折り返され、且つ該シールドケースの天井
    板に平行に折り曲げられて舌片状を呈し、該舌片状の金
    属板と電子部品が実装されたプリント基板とによってパ
    ワートランジスタが挟持されて固定されていることを特
    徴とするパワートランジスタが実装されたシールドケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記舌片状の金属板に、打ち出し穴を形
    成して該穴にタップが形成され、電子部品が実装された
    プリント基板と該プリント基板に取り付けられたパワー
    トランジスタに夫々形成された穴にネジを貫通させて該
    タップに螺合させることによって、該舌片状の金属板と
    該プリント基板間に該パワートランジスタが挟持されて
    該シールドケースに固着されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のシールドケース。
  3. 【請求項3】 ネジが貫通される穴が形成された前記舌
    片状の金属板と前記シールドケースの天井板との間に、
    タップが形成された平板が挿入され、前記プリント基板
    とパワートランジスタ並びに舌片状の金属板に夫々形成
    された穴にネジが貫通され、該ネジを該平板に形成され
    たタップに螺合され、該平板と該プリント基板間に該舌
    片状の金属板と該パワートランジスタが挟持されて該シ
    ールドケースに固着されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のシールドケース。
JP3352145A 1991-12-13 1991-12-13 パワートランジスタが実装されたシールドケース Expired - Fee Related JPH081998B2 (ja)

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JPH081998B2 JPH081998B2 (ja) 1996-01-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012227399A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Mitsubishi Electric Corp 基板内蔵用筐体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60127334A (ja) * 1983-11-18 1985-07-08 Nippon Furitsuto Kk 合成樹脂成形品用充填材

Patent Citations (1)

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JP2012227399A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Mitsubishi Electric Corp 基板内蔵用筐体

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JPH081998B2 (ja) 1996-01-10

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