JPH051663U - シヤーシ - Google Patents
シヤーシInfo
- Publication number
- JPH051663U JPH051663U JP5764091U JP5764091U JPH051663U JP H051663 U JPH051663 U JP H051663U JP 5764091 U JP5764091 U JP 5764091U JP 5764091 U JP5764091 U JP 5764091U JP H051663 U JPH051663 U JP H051663U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chassis
- caulking
- shaft
- hole
- support shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】治具を用いて軸をかしめる場合は軸が治具に容
易に倣い、あるいは軸の両端を支持する場合は軸の先端
を受ける部品に容易に倣うようにして、所定の軸間距離
を容易に出すことができ、かつ、軸間距離が狂うことの
ないようにしたシャーシを提供する。 【構成】部品の支持軸をかしめるためのかしめ孔11を
有してなるシャーシ10であって、かしめ孔11の周囲
に孔12を形成することによってかしめ孔11の周囲の
剛性を調整したことを特徴とする。
易に倣い、あるいは軸の両端を支持する場合は軸の先端
を受ける部品に容易に倣うようにして、所定の軸間距離
を容易に出すことができ、かつ、軸間距離が狂うことの
ないようにしたシャーシを提供する。 【構成】部品の支持軸をかしめるためのかしめ孔11を
有してなるシャーシ10であって、かしめ孔11の周囲
に孔12を形成することによってかしめ孔11の周囲の
剛性を調整したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、部品の支持軸をかしめるためのかしめ孔を有してなるシャーシに関 するもので、例えば歯車列などを配置する場合などに有効なものである。
【0002】
例えば歯車列を支持するための複数の軸を金属製のシャーシにかしめて用いる 場合、各軸間の寸法精度はかしめ治具に従うことになる。しかし、軸の座の精度 やシャーシの平面度等によっては、シャーシのスプリングバックによって軸間精 度に狂いを生じる。
【0003】 また、金属製のシャーシの場合は軸のかしめ位置を比較的正確に出すことがで きるが、軸によって支持する部品、例えば歯車を樹脂で構成した場合は、樹脂製 歯車の熱膨張係数が大きいため、歯車の軸間寸法が変動して軸間精度に狂いを生 じるという問題点がある。
【0004】
本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、治具を用いて 軸をかしめる場合は軸が治具に容易に倣い、あるいは軸の両端を支持する場合は 軸の先端を受ける部品に容易に倣うようにして、所定の軸間距離を容易に出すこ とができ、かつ、軸間距離が狂うことのないようにしたシャーシを提供すること を目的とする。
【0005】
本考案は、部品の支持軸をかしめるためのかしめ孔を有してなるシャーシにお いて、かしめ孔の周囲に孔を形成することによってかしめ孔の周囲の剛性を調整 したことを特徴とする。
【0006】
かしめ孔の周囲に孔を形成することによってかしめ孔の周囲の剛性が低下し、 治具で位置決めして軸をかしめるとき、あるいは軸をかしめたあと軸の先端を受 け部材で支持する場合、軸が治具あるいは受け部材に倣い、治具あるいは受け部 材に従った所定の軸間距離が出る。
【0007】
以下、図面を参照しながら本考案の実施例について説明する。 図1において、金属製のシャーシ10には部品の支持軸をかしめるための円形 のかしめ孔11が形成されており、このかしめ孔11の周囲には複数の円形の孔 12が形成されている。かしめ孔11を囲むようにして複数の孔12が形成され ることにより、かしめ孔12の周囲の剛性が低下している。孔12の大きさ、形 状、個数、孔12の相互間隔、かしめ孔11と各孔12との相互間隔、シャーシ 10の板厚など、各種の条件設定によってかしめ孔11の周囲の剛性を調整する ことができる。
【0008】 いま、図3に示すように、部品の支持軸18を治具19で位置決めして支持軸 18の基部をかしめ孔11に挿入し、これをかしめてシャーシ10に固定するも のとする。また、図示のように支持軸18のかしめ座18aの部分が傾いている とすると、支持軸10はこの傾きに沿ってシャーシ10にかしめられる。仮にか しめ孔11の周囲に孔12が形成されていないとすれば、支持軸18をかしめた あと治具19を取外したとき、シャーシ10のスプリングバックで支持軸18は 傾いた状態に固定されることになる。しかし、上記実施例によれば、複数の孔1 2の形成によってかしめ孔11の周囲の剛性を弱めてあるため、図3に示すよう に、支持軸18をかしめたときシャーシ10のかしめ孔11の周囲がかしめ座1 8aに倣って変形し、そのあと治具19を取外しても支持軸18は治具19で決 められた位置を保つことになる。
【0009】 また、支持軸18のかしめ座18aが傾いていない場合であっても、シャーシ 10のかしめ孔18の位置自体がずれていたり、シャーシ10の面が傾いていた りすると、図4に示すように、支持軸18は治具19に倣ってかしめられるため シャーシ10のかしめ孔11の周囲が変形し、支持軸18は治具19に倣って正 確に固定されることになる。さらに、シャーシ10のかしめ孔11と支持軸18 の先端部を支持する受け部材の受け孔との位置がずれている場合にも、支持軸1 8は上記受け部材に倣い、図4に示すようにシャーシ10のかしめ孔11の周囲 が変形して支持軸18は所定の位置に固定されることになる。
【0010】 前述のように、かしめ孔の周囲に形成する孔の形状等は任意に選定することが できる。図2に示す実施例は、シャーシ10のかしめ孔14の周囲にこのかしめ 孔14と同心の円弧に沿って複数の部分円弧状の孔15を形成したものである。
【0011】 以上説明したように、シャーシのかしめ孔の周囲に孔を形成することによって 上記かしめ孔の周囲の剛性を低下させることにより、支持軸を治具や支持軸の受 け部材などに倣わせて精度よく位置決めし、かつ、シャーシのスプリングバック による支持軸の位置ずれを防止することができると共に、支持軸のかしめ座に倣 ってシャーシがかしめられるため、かしめた状態でかしめ座とシャーシとの間に 隙間ができることがなく、この隙間が原因で支持軸が脱落するというようなこと もなくなる。
【0012】 さらに、支持軸で支持する歯車等の部品を熱膨張係数の大きい樹脂で形成した 場合、歯車等の部品が熱膨張して歯と歯が底当たりしても、剛性が低下している かしめ軸の周囲が変形して逃げとなり、歯車等の部品が動かなくなるというよう な問題は解消される。そのほか、支持軸の位置をペンチワークで調整して軸間距 離を微調整することが可能になるし、かしめ個所に生ずる内部応力の伝達がかし め孔の周囲の孔で遮断されて他の部分に伝達されることはないというような利点 がある。
【0013】 本考案のシャーシは、テープレコーダその他各種機器に適用可能である。
【0014】
本考案によれば、シャーシのかしめ孔の周囲に孔を形成することによって上記 かしめ孔の周囲の剛性を調整するようにしたため、支持軸を治具や支持軸の受け 部材などに倣わせて精度よく位置決めすることができ、また、シャーシのスプリ ングバックによる支持軸の位置ずれを防止することができる。
【図1】本考案にかかるシャーシの一実施例を示す平面
図。
図。
【図2】本考案にかかるシャーシの別の実施例を示す平
面図。
面図。
【図3】上記実施例にかかるシャーシに支持軸をかしめ
た例を示す断面図。
た例を示す断面図。
【図4】上記実施例にかかるシャーシに支持軸をかしめ
た別の例を示す断面図。
た別の例を示す断面図。
10 シャーシ 11,14 かしめ孔 12,15 孔 18 支持軸
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 部品の支持軸をかしめるためのかしめ孔
を有してなるシャーシであって、上記かしめ孔の周囲に
孔を形成することによって上記かしめ孔の周囲の剛性を
調整したことを特徴とするシャーシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5764091U JPH051663U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | シヤーシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5764091U JPH051663U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | シヤーシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051663U true JPH051663U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13061492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5764091U Pending JPH051663U (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | シヤーシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051663U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215294A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Ricoh Co Ltd | 片持ち軸保持装置、ギヤ支持装置、駆動伝達装置、および画像形成装置 |
WO2015141439A1 (ja) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | 伸栄工業株式会社 | 組立構造体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239013B2 (ja) * | 1982-03-11 | 1987-08-20 | Westfalia Separator Ag |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP5764091U patent/JPH051663U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239013B2 (ja) * | 1982-03-11 | 1987-08-20 | Westfalia Separator Ag |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215294A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Ricoh Co Ltd | 片持ち軸保持装置、ギヤ支持装置、駆動伝達装置、および画像形成装置 |
JP4662442B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2011-03-30 | 株式会社リコー | 片持ち軸保持装置、ギヤ支持装置、駆動伝達装置、および画像形成装置 |
WO2015141439A1 (ja) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | 伸栄工業株式会社 | 組立構造体 |
JPWO2015141439A1 (ja) * | 2014-03-18 | 2017-07-13 | 株式会社Paddy Field | 組立構造体 |
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