JPH0516606U - 梱包機におけるスライドテーブルの支持機構 - Google Patents
梱包機におけるスライドテーブルの支持機構Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】薄肉広幅のバンドBを被梱包物Mに巻回して引
き締め、バンドの重合部の対向面をヒータHで溶融し、
スライドサポート2 ,2 にすすみ対偶させたスライドテ
ーブル1 を進出させてこれとメインプレスCとで前記重
合部を挟圧させて溶着するようにした梱包機において、
スライドテーブル1が進出方向の前後で傾かないように
すること 【構成】バンドの重合部を挟んでスライドサポート2 と
対向する位置にスライドサポート3 を設け、このスライ
ドサポート3 をスライドサポート2 側に開放すると共に
スライドテーブル1 の進退方向に沿う両側縁がすすみ対
偶する溝部を具備する構成としたこと
き締め、バンドの重合部の対向面をヒータHで溶融し、
スライドサポート2 ,2 にすすみ対偶させたスライドテ
ーブル1 を進出させてこれとメインプレスCとで前記重
合部を挟圧させて溶着するようにした梱包機において、
スライドテーブル1が進出方向の前後で傾かないように
すること 【構成】バンドの重合部を挟んでスライドサポート2 と
対向する位置にスライドサポート3 を設け、このスライ
ドサポート3 をスライドサポート2 側に開放すると共に
スライドテーブル1 の進退方向に沿う両側縁がすすみ対
偶する溝部を具備する構成としたこと
Description
【0001】
本考案は、梱包機、特に、薄肉広幅のバンドを被梱包物に巻回して引き締め、 その両端を熱溶着して固定する梱包機のスライドテーブルの支持機構に関するも のである。
【0002】
バンドを被梱包物に巻回して引き締め、熱溶着により固定する梱包機はよく知 られており、一般的に図6に示すように被梱包物Mの側方から上方にかけて設置 されたアーチ状のバンドガイドg ・本体の中に配設されたスライドテーブル1 ・ 進出状態のスライドテーブル 1に対してその下方から対向するメインプレスC・ 第一,第二プレスD,E、バンドBを送り又は引き戻すためのフィードローラR などから概略構成される。
【0003】 この梱包機は、ロール状になったバンドBを巻戻してメインプレスC上を通過 させたのち、バンドガイドg 内を周回させ、1周回した時点でバンドBの先端を 保持させてバンドBを被梱包物Mに巻き付けて引き締め、バンドの重合部を熱溶 着して固定し、この重合部の上流側を切断する。 この梱包機において、本考案と密接に関連するバンドBの熱溶着の機構を以下 に説明する。
【0004】 まず、フィードローラRの駆動により、ロール状態から巻戻された梱包用バン ドBが引き出され、バンドガイドg を通ってその先端がスライドテーブル1 の下 方に送られバンドBの先端が所定位置に達すると、フィードローラRが逆回転す ることによりバンドBが引き戻され、バンドガイドg から離脱し、被梱包物Mに 巻き付くこととなる。
【0005】 巻き付けが完了すると、フィードローラRの逆回転が停止し、ヒータHがバン ドBの重合部分の間に挿入されて該バンドBを溶融させる。 溶融したらヒータHを抜き取り、メインプレスCを上昇させ、スライドテーブ ル1 と共に、バンドBの重合部を挟圧することによって熱溶着を行なう。 ところが、最近よく使われるポリエステル製などの合成樹脂製の薄肉広幅のバ ンドBを使用する場合には、この重合部の熱溶着のときに溶着不良が生じやすい 。
【0006】 これは、スライドテーブル1 の両側が、スライドサポート2 ,2 とすすみ対偶 して、これらのみによって片持ち状態で支持されていることにより、バンド溶着 の際、進出状態にあるスライドテーブル1 に作用するメインプレスCからの押圧 力により、図7のように前記すすみ対偶部の嵌合余裕に応じて傾斜状態となるか らである。
【0007】 この結果、バンドBの横断面の両端におけるメインプレスCの上面とスライド テーブル1 の下面との間隙の寸法に差が生じ、つまり、メインプレスCの上面と スライドテーブル1 の下面とが非平行となり、重合部におけるバンドBの溶融度 合いに差が生じ溶着不良を引き起こすのである。 本考案はかかる点に鑑み、『薄肉広幅のバンドBを被梱包物Mに巻回して引き 締め、バンドの重合部の対向面をヒータHで溶融し、前記バンドの重合部の側部 上方に設けたスライドサポート2 によりバンドBに対して直角方向にすすみ対偶 させたスライドテーブル1 を進出させてこれとメインプレスCとで前記重合部を 挟圧させて溶着するようにした梱包機』において、スライドテーブル1 が進出方 向の前後で傾かないようにすることをその課題とする。
【0008】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『バンドの重合部を挟んで スライドサポート2 と対向する位置にスライドサポート3 を設け、このスライド サポート3 をスライドサポート2 側に開放すると共にスライドテーブル1 の進退 方向に沿う両側縁がすすみ対偶する溝部を具備する構成とした』ことである。
【0009】
本考案の上記技術的手段は次のように作用する。 梱包用バンドBが被梱包物に巻きつけられた後、バンドの重合部の対向する2 つの面が溶融される。バンドの重合部が溶融したら、メインプレスCが上昇し、 メインプレスCとスライドテーブル 1との間でバンドの重合部の溶融部分を挟圧 し、溶着することとなる。
【0010】 溶着が終わると、バンドの重合部が切断され、メインプレスCが下降して除荷 され、スライドテーブル1 が後退して梱包が完了する。 スライドサポート 3をバンドの重合部を挟んでスライドサポート 2と対向する 位置に設け、スライドテーブル 1の進退方向に沿う両側縁がすすみ対偶する溝部 を具備させているから、溶着のとき、進出状態に有る前記スライドテーブル 1の 先端が該溝部に嵌入してスライドテーブル 1の進出方向ならびにそれと直角方向 の両端部がスライドサポート 3とスライドサポート 2とによって支持される。
【0011】 従って、進退方向の前後で傾かず、摺動の前後を通じて水平姿勢を維持するこ ととなる。 このことから、メインプレスCの上面とスライドテーブル 1の下面とが平行と なり、バンドの重合における溶融度合いに差がなくなって、溶融不良が起こらな くなる。
【0012】 また、スライドサポート 3は、スライドサポート 2の側に開放されているから スライドテーブル 1がスムーズにスライドサポート 2, 3の間を摺動できる。 このように、スライドテーブル 1は、それ自体の剛性が小さくてもバンドの重 合部の押圧に支障がない。
【0013】
本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。 スライドテーブル 1が進退方向の前後で傾かず、水平状態に維持されるから、 バンドの重合部の溶融部分を均一に溶着でき、溶着不良を防止できる。 スライドテーブル 1は、それ自体の剛性が小さくてもバンドの重合部の押圧に 支障がないから、薄肉にして軽量化を図ることができる。
【0014】
次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述する。 図1〜図5に示す実施例では、スライドテーブル 1の支持機構以外の構成は、 図6〜図7に示す従来のものと同様で有る。 そこで、以下では、この支持機構について詳述する。
【0015】 図1、図2に示すように、スライドテーブル1は、メインプレスCやその両側 に位置する第一、第二プレスD,Eや、他のカム機構およびレバー機構を内蔵す るヘッド枠4 の上面に配設されるが、このスライドテーブル1の摺動方向の一方 の支持機構は、従来のものと同様である。つまり、図2および図3に示すように 、一対のスライドサポート 2, 2が前記ヘッド枠 4の一対の取り付け台41,41に 各別に取り付けられ、このスライドサポート 2, 2と前記取り付け台41,41との 間に形成される溝部20,20に、スライドテーブル1の両側辺の薄肉部から突出す る薄肉部11,11が摺動自在に挿入されている。
【0016】 前記溝部20,20を形成するため、各スライドサポート 2は、L字状の断面の棒 状体から構成され、これの水平方向の突出片21が相互に対向するように取り付け 台41,41の上面にネジ止めされる。 そして、図1に示すように、ヘッド枠 4内に設けられるレバー機構42によって このスライドテーブル 1が進退駆動される。
【0017】 なお、スライドテーブル 1の上面とスライドサポート 2の上面とは略同一平面 となり、この上面は、被梱包物Mの載置面となる梱包機の天板Tの下面に近接し ている。 他方のスライドサポート 3は、メインプレスCを挟んで前記一対のスライドサ ポート 2, 2と対向する位置に配設され、上記各スライドサポート 2, 2と同様 に、取り付け台41,41の反対側に位置する一対の取り付け台43,43に固定されて いる。前記スライドサポート 3は、図4に示すように、全体としては扁平なコ字 状となっており、相互に平行な短辺部31,31の内面下部に下方および内方に開放 する切欠部32,32 を形成している。この切欠部32の断面形状および大きさは、ス ライドテーブル 1の薄肉部11の断面形状および大きさに略一致し、スライドテー ブル 1の両側辺の薄肉部11,11 を前記切欠部32,32 内に挿入したときには、一定 の摺動余裕を有する寸法に設定されている。
【0018】 このスライドサポート 3が上記のように取り付け台43,43に取り付けられると 、前記切欠部32,32 に相当する一対の溝部が形成され、この溝部は、対向する各 スライドサポート 2と取り付け台41との間に形成される溝部20と対向して同軸上 に位置する。 なお、ヒータHは、前記取り付け台43,43の間の空間部において進退自在に設 けられ、レバー機構44により、所定のタイミングで進退される。
【0019】 このものでは、バンド重合部を溶着する際、図1のように、レバー機構42によ ってスライドテーブル 1がスライドサポート 3側に進出され、メインプレスC や第一、第二プレスD,Eの上方を越えて、その先端部の両側縁の薄肉部11,1 1がスライドサポート 3の切欠部32内に嵌入した状態で停止し、この後、バンド 重合部の溶着動作が進行する。なお、メインプレスCは、二段階に昇降するよう に制御されており、レバー機構44の動作によりバンド重合部間にヒータHを挿入 した状態において、一旦、メインプレスCがスライドテーブル 1との間でバンド 重合部を一時的に挟圧して、その後、一定ストローク降下し、このメインプレス Cの降下状態において、ヒータHをバンド重合部から退避させて、その後に再度 メインプレスCを上昇させてスライドテーブル 1との間でバンド重合部を挟圧す る。これによって、バンド重合部の溶着が完了し、その後に、バンドBの上流側 が切断される。
【0020】 前記溶着工程においては、スライドテーブル 1は、その一方が、スライドサポ ート 2, 2によって上向きの荷重が支持されると共に、他方は、スライドサポー ト 3によって同様の荷重が支持される。 つまり、スライドテーブル 1はメインプレスCの荷重が作用する位置の両側で 支持されたものとなる。
【0021】 また、スライドテーブル 1の進退方向の両側辺が共にスライドサポート 2, 2 およびスライドサポート 3によって支持された状態となっており、進退方向なら びにそれと直角方向の両端が支持されるから、スライドテーブル 1の薄肉部11の 先端部がスライドサポート 3の切欠部に嵌入し易くするために、各薄肉部11の先 端部の上端の角部を図5に示すように、カット面12とすることや、図4のように 、スライドサポートの切欠部32の入口部の上辺部をカット面33とすることが考え られる。この場合、スライドテーブル 1の薄肉部11の先端部がスライドサポート 3の溝部に嵌入する際、前記カット面が案内作用を発揮する。
【図1】スライドテーブル支持機構の縦断面図
【図2】スライドテーブルの平面図
【図3】X−X断面図
【図4】スライドサポート 3の斜視図
【図5】スライドテーブル 1の斜視図
【図6】梱包機の概略構成図
【図7】従来のスライドテーブル支持機構の縦断面図
1 ・・・スライドテーブル 2 ・・・スライドサポート(後ろ) 3 ・・・スライドサポート(前) H・・・ヒータ C・・・メインプレス B・・・バンド M・・・被梱包物
Claims (1)
- 【請求項1】 薄肉広幅のバンドBを被梱包物Mに巻回
して引き締め、バンドの重合部の対向面をヒータHで溶
融し、前記バンドの重合部の側部上方に設けたスライド
サポート2 により、バンドBに対して直角方向にすすみ
対偶させたスライドテーブル1 を進出させて、これとメ
インプレスCとで前記重合部を挟圧させて溶着するよう
にした梱包機において、バンドの重合部を挟んでスライ
ドサポート2 と対向する位置にスライドサポート3 を設
け、このスライドサポート3 をスライドサポート2 側に
開放すると共にスライドテーブル1 の進退方向に沿う両
側縁がすすみ対偶する溝部を具備する構成とした梱包機
におけるスライドテーブルの支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195491U JPH0516606U (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 梱包機におけるスライドテーブルの支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195491U JPH0516606U (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 梱包機におけるスライドテーブルの支持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516606U true JPH0516606U (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13186097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6195491U Pending JPH0516606U (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | 梱包機におけるスライドテーブルの支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516606U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555859U (ja) * | 1978-06-29 | 1980-01-16 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154900A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-03 | Toshiba Corp | コ−ン型スピ−カ |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP6195491U patent/JPH0516606U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154900A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-03 | Toshiba Corp | コ−ン型スピ−カ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS555859U (ja) * | 1978-06-29 | 1980-01-16 | ||
JPS5750979Y2 (ja) * | 1978-06-29 | 1982-11-08 |
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