JPH05165208A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH05165208A
JPH05165208A JP3332350A JP33235091A JPH05165208A JP H05165208 A JPH05165208 A JP H05165208A JP 3332350 A JP3332350 A JP 3332350A JP 33235091 A JP33235091 A JP 33235091A JP H05165208 A JPH05165208 A JP H05165208A
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photosensitive composition
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photosensitive
organic compound
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/016Diazonium salts or compounds
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ジアゾ樹脂、高分子バインダーを含む感光性
組成物において、該感光性組成物が、3個以上のカルボ
キシル基を有し、炭素、水素以外の元素を含む他の官能
基を有さない低分子の有機化合物を含有することを特徴
とする感光性組成物。 【効果】 水性アルカリ現像液に対する現像性が優れ、
耐刷性が良く、高温高湿下に長期間置かれても現像性や
汚れ性の劣化がなく貯蔵安定性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性組成物に関し、特
に感光性平版印刷版に好適に使用される感光性組成物に
関するものである。更に詳しくは、水性アルカリ現像液
での現像性及び耐刷性が優れ、かつ貯蔵安定性が改善さ
れた感光性組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】予め感光性を与えられた印刷材料の感光性
物質として使用されているものの大多数はジアゾニウム
化合物であり、その最も常用されているものにp−ジア
ゾジフェニルアミンのホルムアルデヒド縮合物に代表さ
れるジアゾ樹脂がある。このようなジアゾ樹脂を紙、プ
ラスチック又は金属等の適当な支持体上に塗布し、それ
を透明陰画を通して活性光線に露光した場合、露光され
た部分のジアゾ樹脂は分解を起して不溶性に変化するの
で、未露光部を適当な現像液で溶解除去することがで
き、これにより支持体表面を露呈させることができる。
予め親水化処理を施した表面を有する支持体を用いれ
ば、未露光部は現像により該親水層を露呈する。従って
オフセット印刷機上に於て、この部分は水を受付けてイ
ンキを反撥する。又、分解した部分のジアゾ樹脂は親油
性を呈し、水を反撥してインキを受付ける。つまりこの
ような印刷材料はいわゆるネガ−ポジ型の印刷版を与え
る。
【0003】かかる感光性組成物は、その貯蔵安性性が
低いために、種々の安定剤の添加が試みられている。例
えば特開昭54−151023号公報に記載の亜リン
酸、特開昭50−36207号公報に記載のハロゲン含
有有機りん酸エステル化合物、英国特許第548344
号に記載の蓚酸、特開昭56−107238号公報に記
載の高分子有機酸、特開昭60−262154号に記載
のリンゴ酸、などが挙げられ、若干の効果がみられるも
のもあるが、いずれも満足すべき結果を与えてはいな
い。
【0004】またジアゾ樹脂を用いた感光性平版印刷版
の感光性層の組成物は、例えば米国特許第2,714,066 号
明細書に記載されているようにジアゾ樹脂単独のもの、
つまり結合剤を使用しないものと、例えば特開昭50−
30604号公報に記載されているように結合剤とジア
ゾ樹脂が混合されているものに分類することができる
が、近年ジアゾニウム化合物を用いた感光性平版印刷版
の多くのものは高耐刷性を持たせるためにジアゾニウム
化合物と結合剤となるポリマーよりなっている。
【0005】このような感光層としては特公昭52−7
364号公報に記載されているように、未露光部が水性
アルカリ現像液によって除去(現像)される所謂アルカ
リ現像型と、有機溶剤系現像液によって除去される所謂
溶剤現像型が知られているが、労働安全衛生上、アルカ
リ現像型が注目されている。しかしながらアルカリ現像
型の感光層は一般的に耐刷性が不十分であり、アルカリ
現像性と耐刷性を高いレベルで両立させることが求めら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、アルカリ現像性と耐刷性を高いレベルで両立さ
せ、かつ高温高湿条件で長期間保存しても現像性、汚れ
の劣化のない貯蔵安定性に優れた感光性組成物を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するため鋭意検討した結果、ジアゾ樹脂、高分子バイ
ンダー及び3個以上のカルボキシル基を有し、炭素、水
素以外の元素を含む他の官能基を有さない低分子の有機
化合物を含有する感光性組成物によって上記目的が達成
できることを見出し本発明を完成するに至った。
【0008】本発明に使用される3個以上のカルボキシ
ル基を有し、炭素、水素以外の元素を含む他の官能基を
有さない低分子の有機化合物(以下本発明の有機化合物
と言う)とは、アルキル基、アリール基のような炭素と
水素のみからなる骨格に3個以上のカルボキシル基が置
換した有機化合物であり、分子量は1000以下、好ま
しくは500以下である。
【0009】本発明の有機化合物の具体例としては例え
ば、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸、ブタン−
1,2,3−トリカルボン酸、ブタン−1,2,4−ト
リカルボン酸、ブタン−1,2,3,4−テトラカルボ
ン酸、2−カルボキシメチルプロパン−1,3−ジルカ
ボン酸、ペンタン−1,2,3−トリカルボン酸、ペン
タン−1,2,4−トリカルボン酸、ペンタン−1,
2,5−トリカルボン酸、ペンタン−1,3,4−トリ
カルボン酸、ペンタン−2,3,4−トリカルボン酸、
ペンタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、ペンタ
ン−1,2,3,5−テトラカルボン酸、2−カルボキ
シメチルブタン−1,3−ジカルボン酸、2−カルボキ
シメチルブタン−1,4−ジカルボン酸、3−カルボキ
シメチルブタン−1,2−ジカルボン酸、3−カルボキ
シメチルブタン−1,2,4−トリカルボン酸、2,2
−ジカルボキシメチルプロパン−1,3−ジカルボン
酸、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン
酸、ヘミメリット酸、トリメリット酸、トリメシン酸、
ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラ
カルボン酸等があげられる。特に好ましいものは炭素数
が5以下のアルキル基に3個以上のカルボキシル基がつ
いたものであり、最も好ましいのはプロパン−1,2,
3−トリカルボン酸である。
【0010】本発明の感光性組成物中の本発明の有機化
合物の含有量は、全固形分に対して0.01〜20重量
%、好ましくは0.1〜5重量%である。本発明の有機化
合物の含有量が0.01重量%より少ない場合は貯蔵安定
性が低くなり、20重量%を超える場合は耐刷性が劣化
する。
【0011】本発明に使用されるジアゾ樹脂としては、
例えばp−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒド
またはアセトアルデヒドの縮合物と、ヘキサフルオロリ
ン酸塩、テトラフルオロホウ酸塩との有機溶媒可溶の反
応生成物であるジアゾ樹脂無機塩、また米国特許第3,30
0,309 号明細書に記載されているような、前記縮合物と
スルホン酸類例えばパラトルエンスルホン酸またはその
塩、ホスフィン酸類例えばベンゼンホスフィン酸または
その塩、ヒドロキシル基含有化合物例えば、2,4−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン−5−スルホン酸またはその塩等と
の反応生成物さらに特開昭58−209733号公報、
同62−175731号公報、同63−26264号公
報に記載されている長鎖のアルキル基を有するスルホン
酸との反応生成物である有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂、さ
らに特公昭49−48001号公報に記載された芳香族
化合物との共縮合ジアゾ樹脂も好ましい。
【0012】さらにまた特願平3−110293号、同
3−120380号明細書に記載されたエポキシ樹脂と
の開環重合反応及び特開昭58−187925号公報に
記載のオレフィン性不飽和化合物による反応により合成
されたジアジ樹脂も好ましく用いられる。
【0013】本発明において、好適に用いることができ
る他のジアゾ樹脂は、カルボキシル基、スルホン酸基、
スルフィン酸基、リンの酸素酸基およびヒドロキシル基
のうち少なくとも一つの基(以下酸基と略す)を有する
芳香族化合物と、芳香族ジアゾニウム化合物とを構造単
位として含む共縮合ジアゾ樹脂である。好ましい酸基を
有する芳香族化合物の例は、特開平2−29650号公
報、特願平2−40690号明細書、特開昭2−253
857号公報に記載されており、とりわけ4−メトキシ
安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フェノキシ酢酸、
フェニルリン酸である。芳香族ジアゾ化合物としては特
公昭49−48001号公報に記載された芳香族ジアゾ
化合物があげられるが、特に好ましくは、3−メトキシ
−4−アミノ−4−ジフェニルアミン、4−アミノ−ジ
フェニルアミンから誘導されるジアゾ化合物である。
【0014】上記共縮合ジアゾ樹脂は、公知の方法、例
えば、フォトグラフィック・サイエンス・アンド・エン
ジニアリング(Photo. Sci., Eng.)第17巻、第33頁
(1973)、米国特許第2,063,631 号、同第2,679,49
8 号、特公昭49−45322号公報、同49−453
23号公報各明細書記載の方法を用いて合成することが
できる。
【0015】酸基のうち少なくとも一つを有する芳香族
化合物と芳香族ジアゾ化合物の仕込みモル比は、1:0.
1〜0.1:1、好ましくは1:0.5〜0.2:1、より好
ましくは1:1〜0.2:1である。また、ジアゾ樹脂へ
酸基を導入するのに上記の酸基を有する芳香族化合物と
の共縮合以外の方法として、特願平1−130493号
明細書、特開昭3−163551号公報、及び特開昭3
−253857号公報に記載された様に酸基を含有する
アルデヒドまたはそのアセタール化合物で縮合する方法
があるがこのジアゾ樹脂も同様に好ましく用いることが
できる。
【0016】上記ジアゾ樹脂の対アニオンとしては、該
ジアゾ樹脂と安定に塩を形成し、かつ該樹脂を有機溶媒
に可溶となすアニオンが好ましい。これらは、特開平2
−219060号公報、特願平1−130493号、特
願平2−299552号明細書に記載されており、とり
わけ好ましいものは、ブチルナフタレンスルホン酸、ジ
ブチルナフタレンスルホン酸、ヘキサフルオロリン酸、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−ス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸である。
【0017】ジアゾ樹脂は、合成時の反応条件を種々変
えることにより、その分子量は任意の値として得ること
ができるが、本発明の目的とする使途に有効に供するた
めには分子量が約400乃至100,000のもの、好ま
しくは、約800乃至20,000のものが適当である。
なお上記ジアゾ樹脂は単独で用いても良いし2種類以上
の混合物でもよい。
【0018】さらに、本発明に用いられる高分子バイン
ダーとしてはアルカリ水溶液系現像液に溶解または膨潤
することができかつ前記の感光性ジアゾ樹脂によって光
硬化するものであればよい。特に好適な有機高分子バイ
ンダーとしてはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
またはマレイン酸を必須成分として含む共重合体、例え
ば特公昭52−7364号公報に記載されている様な2
−ヒドロキシエチルアクリレートまたは2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、アクリロニトリルまたはメタク
リロニトリル、アクリル酸またはメタクリル酸および必
要に応じて他の共重合可能なモノマーとの多元共重合
体、特開昭53−120903号公報に記載されている
様な末端がヒドロキシ基であり、かつジカルボン酸エス
テル残基を含む基でエステル化されたアクリル酸または
メタクリル酸、アクリル酸、またはメタクリル酸および
必要に応じて他の共重合可能なモノマーとの多元共重合
体、特公昭57−43890号公報に記載されている様
な芳香族性水酸基を末端に有する単量体(例えばN−
(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドなど)、
アクリル酸またはメタクリル酸および必要に応じて他の
共重合可能なモノマーとの多元共重合体、特開昭56−
4144号公報に記載されている様なアルキルアクリレ
ート、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリル及び
不飽和カルボン酸よりなる多元共重合体、特開昭61−
267042号、同61−128123号、同62−5
8242号に記載されているような変性ポリビニルアセ
タール樹脂などをあげることができる。
【0019】特開昭62−123452号、同62−1
23453号、特開昭63−113450号、特開昭6
3−261350号、特開昭63−287946号、特
開昭63−287947号、特開平1−134354
号、特開平2−146042、特開平2−77748号
などに記載されているような酸性水素原子を持つ置換基
を有するポリウレタン樹脂も有用であり、本発明の化合
物による貯蔵安定性改良効果がきわだって大きく、組合
せる高分子バインダーとしては最も好ましい。ここで酸
性水素原子を持つ置換基とは、その水中での酸解離定数
( pKa )が7以下のものを指し、例えば−COOH、−SO
2NHCOO−、−CONHSO2 −、−CONHSO2NH −、−NHCONHSO
2 −などが含まれる。特に好適なものは−COOHである。
【0020】またこの他酸性ポリビニルアルコール誘導
体や酸性セルロース誘導体も有用である。またポリビニ
ルアセタールをアルカリ可溶化した英国特許第1370
316号記載の高分子化合物も有用である。
【0021】感光性組成物におけるこれらの感光性ジア
ゾ樹脂と高分子バインダーの含有量は、これら両者の総
量を基準にしてジアゾ樹脂3〜40重量%、高分子バイ
ンダーは97〜60重量%であることが適当である。ジ
アゾ樹脂の含有量は少ない方が感度は高いが、3重量%
より低下すると結合剤を光硬化させるためには不十分と
なり、現像時に光硬化膜が現像液によって膨潤し膜が弱
くなる傾向がある。逆にジアゾ樹脂の含有量が40重量
より多くなると感度が低くなり実用上難点が出てくる。
従って、より好ましい範囲は感光性ジアゾ樹脂5〜30
重量%で高分子バインダー95〜70重量%である。
【0022】本発明の感光性組成物には、さらに色素を
用いることができる。該色素は、露光による可視画像
(露光可視画像)と現像後の可視画像を得ることを目的
として使用される。該色素としては、フリーラジカルま
たは酸と反応して色調を変化するものが好ましく使用で
きる。ここに「色調が変化する」とは、無色から有色の
色調への変化、有色から無色あるいは異なる有色の色調
への変化のいずれをも包含する。好ましい色素は酸と塩
を形成して色調を変化するものである。
【0023】例えば、ビクトリアピュアブルーBOH
〔保土谷化学社製〕及びそのナフタレンスルホン酸塩、
オイルブルー#603(オリエント化学工業社製)、パ
テントピュアブルー〔住友三国化学社製〕、クリスタル
バイオレット、ブリリアントグリーン、エチルバイオレ
ト、メチルバイオレット、メチルグリーン、エリスロシ
ンB、ベイシックフクシン、マラカイトグリーン、オイ
ルレッド、m−クレゾールパープル、ローダミンB、オ
ーラミン、4−p−ジエチルアミノフェニルイミナフト
キノン、シアノ−p−ジエチルアミノフェニルアセトア
ニリド等に代表されるトリフェニルメタン系、ジフェニ
ルメタン系、オキサジン系、キサンテン系、イミノナフ
トキノン系、アゾメチン系またはアントラキノン系の色
素が有色から無色あるいは異なる有色の色調へ変化する
変化剤の例として挙げられる。
【0024】一方、無色から有色に変化する変色剤とし
ては、ロイコ色素及び、例えばトリフェニルアミン、ジ
フェニルアミン、o−クロロアニリン、1,2,3−ト
リフェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェ
ニルアミン、1,2−ジアニリノエチレン、p,p′,
p″−トリス−ジメチルアミノトリフェニルメタン、
p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェニルメチルイミ
ン、p,p′,p″−トリアミノ−o−メチルトリフェ
ニルメタン、p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェニ
ル−4−アニリノナフチルメタン、p,p′,p″−ト
リアミノトリフェニルメタンに代表される第1級または
第2級アリールアミン系色素が挙げられる。
【0025】特に好ましくはトリフェニルメタン系、ジ
フェニルメタン系色素が有効に用いられ、さらに好まし
くはトリフェニルメタン系色素であり、特にビクトリア
ピュアブルーBOH及びそのナフタレンスルホン酸塩で
ある。上記色素は、感光性組成物中に全固形分に対して
通常、好ましくは約0.5〜約10重量%、より好ましく
は約1〜5重量%含有させる。
【0026】本発明の感光性組成物には、更に種々の添
加物を加えることができる。例えば、塗布性を改良する
ためのアルキルエーテル類(例えばエチルセルロース、
メチルセルロース)、フッ素系界面活性剤類、ノニオン
系界面活性剤(特に特開昭62−170950号、同6
2−226143号、米国特許第3,787,351号に記
載されているようなフッ素系界面活性剤(例えばメガフ
ァックF−171,173,177,ディフェンサMC
F300,312,313〔以上大日本インキ化学工業
(株)製〕、モディパーF−100,102,110
〔以上日本油脂(株)製〕)、塗膜の柔軟性、耐磨耗性
を付与するための可塑剤(例えばブチルフタリル、ポリ
エチレングリコール、クエン酸トリブチル、フタル酸ジ
エチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘキシル、フタ
ル酸ジオクチル、リン酸トリクレジル、リン酸トリブチ
ル、リン酸トリオクチル、オレイン酸テトラヒドロフル
フリル、アクリル酸又はメタクリル酸のオリゴマー及び
ポリマー、この中で特にリン酸トリクレジルが好まし
い)、本発明の有機化合物以外の安定化剤(リン酸、亜
リン酸、ピロリン酸、フェニルホスホン酸、蓚酸、ホウ
酸、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、2−メトキシ−4−
ヒドロキシ−5−ベンゾイルベンゼンスルホン酸、3−
スルホフタル酸、4−スルホフタル酸、2−スルホテレ
フタル酸、5−スルホイソフタル酸、イソプロピルナフ
タレンスルホン酸、t−ブチルナフタレンスルホン酸、
リンゴ酸、酒石酸、ジピコリン酸、ポリアクリル酸及び
その共重合体、ポリビニルホスホン酸及びその共重合
体、ポリビニルスルホン酸及びその共重合体、5−ニト
ロナフタレン−1−ホスホン酸、4−クロロフェノキシ
メチルホスホン酸、ナトリウムフェニル−メチル−ピラ
ゾロンスルホネート、くえん酸、2−ホスホノブタン−
1,2,4−トリカルボン酸、1−ホスホノエタン−
1,2,2−トリカルボン酸、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジスルホン酸など)、現像促進剤(例えば高級
アルコール、酸無水物、アニオン界面活性剤等)、画像
部の感脂性を向上させるための感脂化剤(例えば、特開
昭55−527号公報記載のスチレン−無水マレイン酸
共重合体のアルコールによるハーフエステル化物、p−
t−ブチルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂などのノ
ボラック樹脂、フッ素系界面活性剤、p−ヒドロキシス
チレンの脂肪酸エステル等)、等が好ましく用いられ
る。これらの添加剤の添加量はその使用対象、目的によ
って異なるが、一般には全固形分に対して、0.01〜3
0重量%である。
【0027】このような感光性組成物を、適当な支持体
上に塗設して感光性平版印刷版とする。このような支持
体としては、紙、プラスチック(例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)ラミネート
紙、アルミニウム(アルミニウム合金も含む)、亜鉛、
銅などのような金属の板、二酢酸セルロース、三酢酸セ
ルロース、プロピオン酸セルロース、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカー
ボネート、ポリビニルアセタール等のようなプラスチッ
クのフィルム、上記の如き金属がラミネートもしくは蒸
着された紙もしくはプラスチックフィルム、アルミニウ
ムもしくはクロームメッキが施された鋼板などがあげら
れ、これらのうち特に、アルミニウム及びアルミニウム
被覆された複合支持体が好ましい。
【0028】またアルミニウム材としては1S材が好ま
しい。また、アルミニウム材の表面は、保水性を高め、
感光層との密着性を向上させる目的で表面処理されてい
ることが望ましい。たとえば、粗面化方法として、一般
に公知のブラシ研摩法、ボール研摩法、電解エッチン
グ、化学的エッチング、液体ホーニング、サンドブラス
ト等の方法及びこれらの組合せがあげられ、好ましくは
ブラシ研摩法、電解エッチング、化学的エッチング及び
液体ホーニングがあげられ、これらのうちで、特に電解
エッチングの使用を含む粗面化方法が好ましい。
【0029】さらに、特開昭54−63902号に記載
されているようにブラシ研摩した後電解エッチングする
方法も好ましい。また、電解エッチングの際に用いられ
る電解浴としては、酸、アルカリまたはそれらの塩を含
む水溶液あるいは有機溶剤を含む水性溶液が用いられ、
これらのうちで特に塩酸、硝酸またはそれらの塩を含む
電解液が好ましい。さらに、粗面化処理の施されたアル
ミニウム板は、必要に応じて酸またはアルカリの水溶液
にてデスマット処理される。こうして得られたアルミニ
ウム板は、陽極酸化処理されることが望ましく、特に好
ましくは、硫酸またはリン酸を含む浴で処理する方法が
あげられる。
【0030】また、更に必要に応じて米国特許第2,714,
066 号明細書や米国特許第3,181,461 号明細書に記載さ
れている珪酸塩処理(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ム)、米国特許第2,946,638 号明細書に記載されている
弗化ジルコニウム酸カリウム処理、米国特許第3,201,24
7 号明細書に記載されているホスホモリブデート処理、
英国特許第1,108,559 号に記載されているアルキルチタ
ネート処理、独国特許第1,091,433 号明細書に記載され
ているポリアクリル酸処理、独国特許第1,134,093 号明
細書や英国特許第1,230,447 号明細書に記載されている
ポリビニルホスホン酸処理、特公昭44−6409号公
報に記載されているホスホン酸処理、米国特許第3,307,
951 号明細書に記載されているフィチン酸処理、特開昭
58−16893号や特開昭58−18291号の各公
報に記載されている親水性有機高分子化合物と2価の金
属との塩による処理、特開昭59−101651号公報
に記載されているスルホン酸基を有する水溶性重合体の
下塗りによって親水化処理を行ったもの、特開昭60−
64352号公報に記載されている酸性染料による着色
を行なったものは特に好ましい。その他の親水化処理方
法としては米国特許第3,658,662 号明細書に記載されて
いるシリケート電着をも挙げることが出来る。
【0031】また、砂目立て処理及び陽極酸化後、封孔
処理を施したものも好ましい。かかる封孔処理は熱水及
び無機塩又は有機塩を含む熱水溶液への浸漬ならびに水
蒸気浴などによって行われる。本発明に用いられるのに
適した支持体についてさらに詳しく言うと、まず鉄を0.
1〜0.5%、ケイ素を0.03〜0.3%、銅を0.003〜
0.03%さらにチタンを0.01%〜0.1%含有するIS
アルミニウム板をアルカリ好ましくは1〜30%の水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、珪酸
ナトリウム等の水溶液に、20〜80℃の温度で5秒〜
250秒間浸漬して、エッチングする。エッチング浴に
は、アルミニウムをアルカリの1/5程度加えてもよ
い。
【0032】次いで、10〜30%硝酸又は硫酸水溶液
に20〜70℃の温度で5秒〜250秒間浸漬して、ア
ルカリエッチング後の中和およびスマット除去を行な
う。このアルミニウム合金板の表面清浄化後、以下に示
す粗面化処理が行われる。粗面化処理としては、ブラシ
研摩又は/および電解エッチング処理が適している。
【0033】電解液の温度は、通常10〜60℃であ
る。この際に使用される交流電流は、正負の極性が交互
に交換されたものであれば、矩形波、台形波、正弦波い
ずれのものも用いることができ、通常の商用交流の単相
および三相交流電流を用いることができる。また電流密
度は、5〜100A/dm2 で、10〜300秒間処理す
ることが望ましい。
【0034】本発明におけるアルミニウム合金支持体の
表面粗さは、電気量によって調整し、0.2〜0.8μmと
する。このように砂目立てされたアルミニウム合金は、
10〜50%の熱硫酸(40〜60℃)や希薄なアルカ
リ(水酸化ナトリウム等)により表面に付着したスマッ
トが除去されるのが好ましい。アルカリで除去した場合
は、引続いて洗浄のため酸(硝酸または硫酸)に浸漬し
て中和する。
【0035】表面のスマット除去を行なった後、陽極酸
化皮膜が設けられる。陽極酸化法は、従来よりよく知ら
れている方法を用いることができるが、硫酸が最も有用
な電解液として用いられる。それについで、リン酸もま
た有用な電解液である。さらに特開昭55−28400
号公報に開示されている硫酸とリン酸の混酸もまた有用
である。
【0036】硫酸法は通常直流電流で処理が行なわれる
が、交流を用いることも可能である。硫酸の濃度は5〜
30%で使用され、20〜60℃の温度範囲で5〜25
0秒間電解処理されて、表面に1〜10g/m2 の酸化
皮膜が設けられる。この電解液には、アルミニウムイオ
ンが含まれている方が好ましい。さらにこのときの電流
密度は1〜20A/dm2 が好ましい。リン酸法の場合に
は、5〜50%の濃度、30〜60℃の温度で、10〜
300秒間、1〜15A/dm2 の電流密度で、処理され
る。
【0037】このようにして、処理されたアルミニウム
支持体にはさらに米国特許第2,714,066号明細
書に記載されたようなシリケート類による表面処理を行
うのが望ましい。また支持体上には特開昭59−101
651号に記載されているような下塗り層が設けられて
いるものが特に好ましい。
【0038】上述の感光性組成物を支持体上に設けるに
は、感光性ジアゾ樹脂、高分子バインダー、本発明の有
機化合物および必要に応じて種々の添加剤の所定量を適
当な溶媒(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ジメ
トキシエタン、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコール−ジメチルエーテル、1−メ
トキシ−2−プロパノール、メチルセロソルブアセテー
ト、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、シクロヘキ
サノン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、エチレンジクロライド、ジメチルスル
ホキシド、水等)中に溶解させ感光性組成物の塗布液を
調製し、これを支持体上に塗布、乾燥すればよい。用い
られる溶媒は単独でもよいが、メチルセロソルブ、1−
メトキシ−2−プロパノール、乳酸メチルのような高沸
点溶媒とメタノール、メチルエチルケトンのような低沸
点溶媒との混合物とすると更に好ましい。
【0039】塗布する際の感光性組成物の固形分濃度は
1〜50重量%の範囲とすることが望ましい。この場
合、感光性組成物の塗布量は、おおむね、0.2〜10g
/m2 (乾燥重量)程度とすればよく、さらに好ましく
は0.5〜3g/m2 とするとよい。
【0040】感光層上には相互に独立して設けられた突
起物により構成されるマット層があるのが好ましい。マ
ット層の目的は密着露光におけるネガ画像フィルムと感
光性平版印刷版との真空密着性を改良することにより、
真空引き時間を短縮し、さらに密着不良による露光時の
微小網点のつぶれを防止することである。
【0041】マット層の塗布方法としては、特開昭55
−12974号に記載されているパウダリングされた固
体粉末を熱融着する方法、特開昭58−182636号
に記載されているポリマー含有水をスプレーし乾燥させ
る方法などがあり、どの方法でもよいが、マット層自体
がアルカリ現像液に溶解するか、あるいはこれにより除
去可能な物が望ましい。
【0042】支持体上に塗布された本発明の感光性組成
物は線画像、網点画像等を有する透明原画を通して露光
し、次いで水性アルカリ現像液で現像することにより、
原画に対してネガのレリーフ像を与える。露光に好適な
光源としては、カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンラ
ンプ、メタルハライドランプ、ストロボ、紫外線、レー
ザー光線などが挙げられる。
【0043】本発明に係る感光性平版印刷版の現像処理
に用いられる現像液は公知のいずれであってもよいが、
好ましくは以下のものがよい。例えば、現像液は少なく
とも1種のアルカリ剤と、水とを必須成分として含有す
る。現像液中に必須成分として含有されるアルカリ剤と
しては、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第二又は第三
リン酸のナトリウム又はアンモニウム塩、メタ珪酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム、アンモニア等の無機アルカリ
剤、モノ、ジ、又はトリメチルアミン、モノ、ジ又はト
リエチルアミン、モノ又はジイソプロピルアミン、n−
ブチルアミン、モノ、ジ又はトリエタノールアミン、モ
ノ、ジ又はトリイソプロパノールアミン、エチレンイミ
ン、エチレンジイミン等の有機アミン化合物等が挙げら
れる。
【0044】これらのアルカリ剤の現像液中における含
有量は0.05〜10重量%で、好ましくは0.5〜5重量
%である。0.05重量%より少ないと現像が不良とな
り、10重量%を超えると平版印刷版としての印刷性能
に悪影響を及ぼす。
【0045】本発明に係わる感光性平版印刷版を現像す
る現像液は、必要に応じて、特定の有機溶媒を含有して
いてもよい。このような有機溶媒としては、現像液中に
含有せしめたとき上述の感光性組成物層の非露光部(非
画像部)を溶解または膨潤することができ、しかも常温
(20℃)において水に対する溶解度が10重量%以下
の有機溶媒が適当である。具体例としては、酢酸エチ
ル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベン
ジル、エチレングリコールモノブチルアセテート、乳酸
ブチル、レブリン酸ブチルのようなカルボン酸エステ
ル;エチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンのようなケトン類;エチレングリコール
モノブチルエーテル、エチレングリコールベンジルエー
テル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ベン
ジルアルコール、メチルフェニルカルビノール、n−ア
ミルアルコール、メチルアミルアルコールのようなアル
コール類;キシレンのようなアルキル置換芳香族炭化水
素;メチレンジクロライド、エチレンジクロライド、モ
ノクロルベンゼンのようなハロゲン化炭化水素などがあ
る。これらの有機溶媒は単独で用いても二種以上を組み
合わせて用いてもよい。これら有機溶媒の中では、エチ
レングリコールモノフェニルエーテルとベンジルアルコ
ールが特に有効である。また、これら有機溶媒の現像液
中における含有量は、概ね0〜20重量%であり、特に
2〜10重量%のとき、より好ましい結果を得る。
【0046】また、本発明に係わる感光性平版印刷版を
現像する現像液は、必要に応じて水溶性亜硫酸塩を含有
していてもよい。このような水溶性亜硫酸塩としては、
亜硫酸のアルカリ又はアルカリ土類金属塩が好ましく、
例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチ
ウム、亜硫酸マグネシウムなどがある。これらの亜硫酸
塩の現像液組成物における含有量は0〜4重量%で、好
ましくは0.1〜1重量%である。
【0047】また、上記水溶性亜硫酸塩の代わりにアル
カリ可溶性ピラゾロン化合物、アルカリ可溶性チオール
化合物、又はメチルレゾルシン等のようなヒドロキシ芳
香族化合物を含有させてもよい。勿論、これらの化合物
と水溶性亜硫酸塩を併用することもできる。また、さら
に必要に応じ、消泡剤及び硬水軟化剤のような添加剤を
含有させることもできる。硬水軟化剤としては例えば、
ポリ燐酸塩やアミノポリカルボン酸類を挙げることがで
きる。このような硬水軟化剤は使用される硬水の硬度お
よびその使用量に応じて最適量が変化するが、一般的な
使用量を示せば、使用時の現像液中に0.01〜5重量
%、より好ましくは0.01〜0.5重量%の範囲で含有さ
せられる。
【0048】また、上述の有機溶媒の水への溶解を助け
るために一定の可溶化剤を含有させることもできる。こ
のような可溶化剤としては、本発明所定の効果を実現す
るため、用いる有機溶媒より水易溶性で、低分子のアル
コール、ケトン類を用いるのがよい。また、アニオン界
面活性剤、両性界面活性剤等も用いる事が出来る。この
ようなアルコール、ケトン類としては、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノーアル、ブタノール、アセト
ン、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
メトキシブタノール、エトキシブタノール、4−メトキ
シ−4−メチルブタノール、N−メチルピロリドンなど
を用いることが好ましい。また、界面活性剤としては例
えばイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、n
−ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、N−メチル
−N−ペンタデシルアミノ酢酸ナトリウム、ラウリルサ
ルフェートナトリウム塩等が好ましい。これらアルコー
ル、ケトン等の可溶化剤の使用量は、一般に現像液全体
に対し約30重量%以下とすることが好ましい。
【0049】しかし、有機溶剤等を含有すると、作業時
の毒性、臭気等の衛生上の問題、火災、ガス爆発等の安
全性の問題、泡の発生等の作業性の問題、廃液による公
害等の問題、コストの問題等が発生するため、実質上有
機溶媒を含まないものがさらに好ましい。尚、「実質上
有機溶媒を含まない」とは、前述の環境衛生、安全性、
作業性等の点からみて不都合を生じる程度までは有機溶
媒を含有しない、の意であり、本発明においては該物質
の組成物中に占める割合が2重量%以下である事を言
い、好ましくは1重量%以下である。
【0050】このような、実質上有機溶媒を含まない水
性アルカリ現像液として例えば特開昭59−84241
号、特開昭57−192952号および特開昭62−2
4263号公報等に記載されている、ポジ型平版印刷版
を画像露光後、現像する際に用いられる現像液組成物を
使用することができる。
【0051】本発明の感光性組成物を用いた感光性平版
印刷版は、特開昭54−8002号、同55−1150
45号、特開昭59−58431号の各公報に記載され
ている方法で製版処理してもよいことは言うまでもな
い。即ち、現像処理後、水洗してから不感脂化処理、ま
たはそのまま不感脂化処理、または酸を含む水溶液での
処理、または酸を含む水溶液で処理後不感脂化処理を施
してもよい。さらに、この種の感光性平版印刷版の現像
工程では、処理量に応じてアルカリ水溶液が消費されア
ルカリ濃度が減少したり、あるいは、自動現像液の長時
間運転により空気によってアルカリ濃度が減少するため
処理能力が低下するが、その際、特開昭54−6200
4号に記載のように補充液を用いて処理能力を回復させ
てもよい。この場合、米国特許第4,882,246 号に記載さ
れている方法で補充することが好ましい。
【0052】また、上記のような製版処理は、特開平2
−7054号、同2−32357号に記載されているよ
うな自動現像機で行なうことが好ましい。なお、製版工
程の最終工程で所望により塗布される不感脂化ガムとし
ては、特公昭62−16834号、同62−25118
号、同63−52600号、特開昭62−7595号、
同62−11693号、同62−83194号の各公報
に記載されているものが好ましい。
【0053】
【発明の効果】本発明の感光性組成物は、水性アルカリ
現像液に対する現像性が優れ、耐刷性が良く、高温高湿
下に長期間置かれても現像性や汚れ性の劣化がなく貯蔵
安定性に優れている。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明の内容がこれにより限定されるものでは
ない。 実施例1 99.5%アルミニウムに、銅を0.01%、チタンを0.0
3%、鉄を0.3%、ケイ素を0.1%含有するJISA1
050アルミニウム材の厚み0.24mm圧延板を、400
メッシュのパミストン(共立窯業製)の20重量%水懸
濁液と、回転ナイロンブラシ(6−10ナイロン)とを
用いてその表面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。
【0055】これを15重量%水酸化ナトリウム水溶液
(アルミニウム5重量%含有)に浸漬してアルミニウム
の溶解量が5g/m2 になるようにエッチングした後、
流水で水洗した。さらに、1重量%硝酸で中和し、次に
0.7重量%硝酸水溶液(アルミニウムイオンとして0.5
%含有)中で、陰極時電圧9.3ボルト、陽極時電圧10.
5ボルトの矩形波交番波形電圧(電流比r=0.90、特
公昭58−5796号公報実施例に記載されている電流
波形)を用いて160クーロン/dm2 の陽極時電気量で
電解粗面化処理を行った。水洗後、40℃の10重量%
水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、アルミニウム溶
解量が1g/m2 になるようにエッチングした後、水洗
した。次に50℃30%の硫酸水溶液中に浸漬し、デス
マットした後、水洗した。
【0056】さらに、35℃20重量%硫酸水溶液(ア
ルミニウムイオンとして0.8%含有)中で、直流を用い
て多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行った。すなわち電流
密度13A/dm2 で電解を行い、電解時間を調節して陽
極酸化皮膜重量2.0g/m2 の基板を作った。水洗後、
70℃のケイ酸ナトリウムの3%水溶液に30秒間浸漬
処理し、水洗乾燥した。
【0057】以上のようにして得られたアルミニウム支
持体は、マクベスRD920反射濃度計で測定した反射
濃度は0.28で、中心線平均粗さは0.5μであった。上
記アルミニウム板に次に示す下塗液−1を塗布し、80
℃で30秒間乾燥した。乾燥重量は20mg/m2 であっ
た。 下塗液−1 メチルメタクリレート/エチルアクリレート/ 0.2g 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル ホン酸ナトリウム共重合体(60/25/15モル比) メタノール 100g
【0058】次に下記に示す方法でカルボキシル基を導
入したポリウレタン樹脂(a) を合成した。コンデンサ
ー、かくはん機を備えた500ml の3つ口丸底フラス
コに、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオン酸
11.5g(0.0860mole) 、ジエチレングリコール7.
26g(0.0684mole)および1,4−ブタンジオー
ル4.11g(0.0456mole)を加え、N,N−ジメチ
ルアセトアミド118gに溶解した。これに、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート30.8g(0.12
3mole)、ヘキサメチレンジイソシアネート13.8g
(0.0819mole)および触媒としてジラウリン酸ジ−
n−ブチルスズ0.1gを添加し、攪拌下、90℃、7時
間加熱した。この反応液に、N,N−ジメチルアセトア
ミド100ml 、メタノール50ml および酢酸50m
l を加え、攪拌した後に、これを水4リットル中に攪拌
しながら投入し、白色のポリマーを析出させた。このポ
リマーを濾別し、水にて洗浄後、減圧乾燥させることに
より、62gのポリマー(ポリウレタン樹脂(a) )を得
た。
【0059】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)にて分子量を測定したところ、重量平均(ポ
リスチレン標準)で70000であった。又滴定により
カルボキシル基含量を測定したところ1.12meq /gで
あった。
【0060】次に、下記感光液1をバーコーターを用い
て塗布し、120℃で30秒間乾燥させた。乾燥塗布量
は1.5g/m2であった。 (感光液1) ポリウレタン樹脂(a) 5g 4−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドの 0.5g 縮合物のジt−ブチルナフタレンスルホン酸塩 プロパン-1,2,3- トリカルボン酸(本発明の有機化合物) 0.1g リン酸トリクレジル 0.3g p−ヒドロキシスチレンのピバリン酸エステル 0.1g (エステル化率50%) フッ素系界面活性剤メガファックF−177 0.06g (大日本インキ化学工業(株)製) ビクトリアピュアブルーBOH 0.18g 1−メトキシ−2−プロパノール 30g メタノール 30g メチルエチルケトン 40g H2O 1g
【0061】感光層塗布後表面に下記組成の液を静電ス
プレーにて塗布し、80℃の雰囲気中に5秒間さらして
乾燥させることにより表面にマット加工を施した。 (スプレー液) メチルメタクリレート/エチルアクリレート/2− 0.5g アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 ナトリウム(60/25/15モル比)共重合体 タートラジン 0.01g H2O 100g 各マットの高さは2−6μ、幅は20−150μであ
り、マット全体としては約100個/m2 の数があり、
塗布量0.1g/m2 であった。
【0062】このようにして得られた感光性平版印刷版
を(1A)とする。
【0063】比較のためプロパン−1,2,3−トリカ
ルボン酸を除いた以外は全く同様にして感光性平版印刷
版(1B)を、プロパン−1,2,3−トリカルボン酸
のかわりにクエン酸を用いた以外は全く同様にして感光
性平版印刷版(1C)を作成した。このようにして得ら
れた感光性平版印刷版(1A)、(1B)、(1C)を
45℃75%の高温高湿雰囲気下に一定期間保存した
後、富士写真フィルム(株)製PSライトで1mの距離
から1分間画像露光した。
【0064】さらに次に示す条件で現像処理を行った。
すなわちまず富士写真フィルム(株)製自現機スタブロ
ン900Nに下記現像液−1と富士写真フィルム(株)
製フィニシャーFN−2をそれぞれ仕込み、現像液温2
5℃、現像時間20秒の条件にて現像処理を行った。 現像液−1 ベンジルアルコール 30g トリエタノールアミン 10g 亜硫酸ナトリウム 5g イソプロピルナフタレンスルホン酸 ナトリウム 10g 水 1000g
【0065】得られた平版印刷版(1A)、(1B)、
(1C)をハイデルベルグ社製印刷機SORにかけて、
汚れテスト、耐刷テストを行った。結果を表1に示す。
ただし汚れテストの結果は、45℃75%の雰囲気下に
何日間以上保存した場合に地汚れが発生したかが表示さ
れており、この日数が長い程貯蔵安定性が優れていると
言える。
【0066】
【表1】 表1より本発明の感光性組成物はアルカリ現像可能で
高耐刷力である上に貯蔵安定性が格段に向上しているこ
とがわかる。
【0067】実施例2〜6 表2に示したジイソシアネート、ジオール化合物を用い
て、実施例1と同様にしてポリウレタン樹脂(b)〜
(f)を合成した。GPCにより分子量を測定し、滴定
により酸含量を測定した結果をあわせて表2に示す。実
施例1と同様に作成した下塗り済アルミニウム板に下記
に示す感光液をバーコーターを用いて乾燥塗布量が1.5
g/m2となるように塗布し、120℃で30秒間乾燥し
た。
【0068】 (感光液) ポリウレタン樹脂(b) 〜(f) (表2に記載) 5g 特開昭63−262643号公報合成例1の高分子量ゾアゾ化合物 1.2g プロパン-1,2,3- トリカルボン酸(本発明の有機化合物) 0.1g リン酸トリクレジル 0.25g スチレン−無水マレイン酸共重合体の4−メチル−2− 0.1g ペンタノールによるハーフエステル 下記構造のフッ素化合物 0.03g (C8F17CH2CH2O)2PO(OH) N−ブチルペルフルオロオクタンスルホンアミドエチル 0.06g アクリレート/ポリオキシプロピレンアクリレート (40/60 重量比)共重合体(分子量15,000) 下記構造の化合物 0.5g nC4H9-NH-CO-NH-CH2CH2CH2OC2H5 ビクトリアピュアブルーBOH のナフタレンスルホン酸塩 0.15g 1−メトキシ−2−プロパノール 20g メタノール 40g メチルエチルケトン 40g H2O 1g
【0069】感光層塗布後実施例1と同様にして表面に
マット加工を施した。このようにして得られた感光性平
版印刷版を45℃75%の高温高湿雰囲気下に10日間
放置した後、実施例1と同様に現像処理、印刷を行った
ところいずれも地汚れが発生せず、10万枚以上の鮮明
な印刷物が得られた。
【0070】
【表2】
【0071】実施例7 実施例1と同様に作成したアルミニウム板に、下記に示
す感光液をホイラーを用いて乾燥重量が2.0g/m2とな
るように塗布し、80℃で2分間乾燥した。 (感光液) 2−ヒドロキシエチルメタクリレート/メチルメタクリレート/ 5g アクリロニトリル/メタクリル酸(モル比35/25/35/5) 共重合体 分子量70,000 4−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドの縮合物の 0.5g ヘキサフルオロリン酸塩 ブタン-1,2,3,4- テトラカルボン酸(本発明の有機化合物) 0.1g リン酸トリクレジル 0.5g スチレン−無水マレイン酸共重合体のn−ヘキサノールに 0.1g よるハーフエステル t−ブチルナフタレンスルホン酸 0.05g フッ素系界面活性剤メガファックF−177 0.03g (大日本インキ化学工業(株)製) ビクトリアピュアブルーBOH 0.12g 乳酸メチル 10g 1−メトキシ−2−プロパノール 30g メタノール 30g メチルエチルケトン 30g H2O 1g
【0072】このようにして得られた感光性平版印刷版
を(7A)とする。比較のためブタン−1,2,3,4
−テトラカルボン酸を除いた以外は全く同様にして感光
性平版印刷版(7B)を、ブタン−1,2,3,4−テ
トラカルボン酸のかわりにポリアクリル酸(分子量20,
000)を用いた以外は全く同様にして感光性平版印刷
版(7C)を得た。
【0073】このようにして得られた感光性平版印刷版
(7A)、(7B)、(7C)を45℃75%の高温高
湿雰囲気下に一定期間保存した後、実施例1と同様に汚
れテスト、耐刷テストを行った。結果を表3に示す。
【0074】
【表3】 表3からわかるように本発明の感光性組成物はアルカ
リ現像性と耐刷性を両立させ、かつ貯蔵安定性が改善さ
れているが、高分子量のポリアクリル酸を使用した場合
は耐刷性が劣化してしまう。
【0075】実施例8〜11 実施例7において感光液中のブタン−1,2,3,4−
テトラカルボン酸を表4に示す化合物にかえた以外は実
施例7と同様にして得た感光性平版印刷版を実施例1と
同様にしてテストした。結果を表4に示す。
【0076】
【表4】 ─────────────────────────── 実施例 本発明の有機化合物 汚れ(保存日数) 耐刷 8 フ゛タン-1,2,4-トリカルホ゛ン酸 5日 5万枚 9 1,2,3,4-シクロヘ゜ンタンテトラカルホ゛ン酸 5日 5万枚 10 トリメリット酸 4日 5万枚 11 ナフタレン-1,4,5,8-テトラカルホ゛ン 酸 4日 5万枚 以上より本発明の感光性組成物は、アルカリ現像性と耐
刷性を高いレベルで両立させ、かつ貯蔵安定性の改善さ
れたものであることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジアゾ樹脂、高分子バインダーを含む感
    光性組成物において、該感光性組成物が、3個以上のカ
    ルボキシル基を有し、炭素、水素以外の元素を含む他の
    官能基を有さない低分子の有機化合物を含有することを
    特徴とする感光性組成物。
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