JPH05164483A - 二重管式熱交換器 - Google Patents
二重管式熱交換器Info
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- JPH05164483A JPH05164483A JP33673791A JP33673791A JPH05164483A JP H05164483 A JPH05164483 A JP H05164483A JP 33673791 A JP33673791 A JP 33673791A JP 33673791 A JP33673791 A JP 33673791A JP H05164483 A JPH05164483 A JP H05164483A
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- tube
- inner tube
- pipe
- inner pipe
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/10—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically
- F28D7/106—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically consisting of two coaxial conduits or modules of two coaxial conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/34—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending obliquely
- F28F1/36—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending obliquely the means being helically wound fins or wire spirals
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、製作工数の削減と、材料費への低減
を得るとともに、フィンの伝熱面積を増大して大幅な熱
交換効率の向上を図れる二重管式圧縮機を提供する。 【構成】外周面にフィン13を備えた内管10と、この
内管を軸方向に沿う内部に収容する外管11とからな
り、内管内に熱交換水を導通させ、内管と外管との間に
被熱交換流体を導通させるものにおいて、上記内管と外
管とは一体成形され、上記フィンは、内管と一体に、こ
の周方向に所定間隔を存して断面放射状に、かつ軸方向
に沿って突設され、上記内管と外管およびフィンは軸方
向に沿って所定角度ねじられた。
を得るとともに、フィンの伝熱面積を増大して大幅な熱
交換効率の向上を図れる二重管式圧縮機を提供する。 【構成】外周面にフィン13を備えた内管10と、この
内管を軸方向に沿う内部に収容する外管11とからな
り、内管内に熱交換水を導通させ、内管と外管との間に
被熱交換流体を導通させるものにおいて、上記内管と外
管とは一体成形され、上記フィンは、内管と一体に、こ
の周方向に所定間隔を存して断面放射状に、かつ軸方向
に沿って突設され、上記内管と外管およびフィンは軸方
向に沿って所定角度ねじられた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば空気調和機の
冷凍サイクルを構成する凝縮器として用いられる二重管
式熱交換器に関する。
冷凍サイクルを構成する凝縮器として用いられる二重管
式熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルや工場等、比較的大規模の空気調和
面積を対象とする空気調和機においては、冷凍サイクル
を構成する圧縮機は大型のものが用いられるとともに、
凝縮器の熱交換容量を大きくするため、熱交換流体とし
て水を用いた、いわゆる水熱交換器が採用される。
面積を対象とする空気調和機においては、冷凍サイクル
を構成する圧縮機は大型のものが用いられるとともに、
凝縮器の熱交換容量を大きくするため、熱交換流体とし
て水を用いた、いわゆる水熱交換器が採用される。
【0003】このような大型の空気調和機は、図3に示
すような冷凍サイクルが構成される。図中1は圧縮機で
あり、この圧縮機1の冷媒吐出側には、四方弁2と、室
外熱交換器3、膨張弁4および室内熱交換器5が順次ヒ
−トポンプ式の冷凍サイクルを構成するよう、冷媒管P
を介して連通される。
すような冷凍サイクルが構成される。図中1は圧縮機で
あり、この圧縮機1の冷媒吐出側には、四方弁2と、室
外熱交換器3、膨張弁4および室内熱交換器5が順次ヒ
−トポンプ式の冷凍サイクルを構成するよう、冷媒管P
を介して連通される。
【0004】上記室外熱交換器3は、先に述べた水熱交
換器であり、具体的には、二重管式熱交換器である。こ
れは、外管bの内部に、この軸方向に沿って内管aを収
容していて、全体的にコイル状に巻迴される。
換器であり、具体的には、二重管式熱交換器である。こ
れは、外管bの内部に、この軸方向に沿って内管aを収
容していて、全体的にコイル状に巻迴される。
【0005】上記外管bの両端部は、内管aの外周面に
密着するよう絞られ、かつ水漏れのないよう完全なシー
ル構造となっている。そして、これらの端部には、冷凍
サイクル部品と連通する冷媒管Pが接続される。内管a
の一端部は、たとえば図示しない給水源と、他端部は排
水部に連通され、もしくは、両端部が循環ポンプと放熱
器を介して連通される。
密着するよう絞られ、かつ水漏れのないよう完全なシー
ル構造となっている。そして、これらの端部には、冷凍
サイクル部品と連通する冷媒管Pが接続される。内管a
の一端部は、たとえば図示しない給水源と、他端部は排
水部に連通され、もしくは、両端部が循環ポンプと放熱
器を介して連通される。
【0006】したがって、内管a内に熱交換水が導通さ
れ、内管aと外管bとの間に被熱交換流体である冷媒が
導通される。冷媒は、内管aの管壁を介して熱交換水と
熱交換することとなる。このような二重管式熱交換器3
における熱交換効率をより向上させるために、内管aの
外周面にはフィンが一体的に設けられるのが普通であ
る。
れ、内管aと外管bとの間に被熱交換流体である冷媒が
導通される。冷媒は、内管aの管壁を介して熱交換水と
熱交換することとなる。このような二重管式熱交換器3
における熱交換効率をより向上させるために、内管aの
外周面にはフィンが一体的に設けられるのが普通であ
る。
【0007】その概略構成は、たとえば図4に示すよう
になる。すなわち、内管aは、肉厚が厚いものが選択さ
れ、その外周面に所定間隔を存して断面矩形状の凹溝c
…が切削加工される。内管aの外周面は連続した凹凸状
に形成されることとなり、各凹溝c…相互間の外周面と
して残った部分がフィンd…となる。
になる。すなわち、内管aは、肉厚が厚いものが選択さ
れ、その外周面に所定間隔を存して断面矩形状の凹溝c
…が切削加工される。内管aの外周面は連続した凹凸状
に形成されることとなり、各凹溝c…相互間の外周面と
して残った部分がフィンd…となる。
【0008】あるいは、図示しないが、別体からなるフ
ィンも用いられる。これは、薄板をリング状に形成し、
その内周縁に沿ってフランジ部を一体に設けてなる。上
記フランジ部を内管の外周面に挿嵌し、この軸方向に沿
って積層する。すなわち、上記フランジ部がフィンの相
互間隔を設定する。
ィンも用いられる。これは、薄板をリング状に形成し、
その内周縁に沿ってフランジ部を一体に設けてなる。上
記フランジ部を内管の外周面に挿嵌し、この軸方向に沿
って積層する。すなわち、上記フランジ部がフィンの相
互間隔を設定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしても、従来
の二重管式熱交換器3は、少なくとも内管aと外管bを
別体に構成し、外管b内部に内管aを挿入した上、外管
bの端末を内管a外周面に密着する、端末処理が行われ
る。当然、予め、内管aの外周面に、先に述べたような
凹溝c…加工を施したり、フィンを装着する作業が必要
である。
の二重管式熱交換器3は、少なくとも内管aと外管bを
別体に構成し、外管b内部に内管aを挿入した上、外管
bの端末を内管a外周面に密着する、端末処理が行われ
る。当然、予め、内管aの外周面に、先に述べたような
凹溝c…加工を施したり、フィンを装着する作業が必要
である。
【0010】このように、従来の二重管式熱交換器3
は、製作するために多大な作業手間がかかり、工数およ
び材料費がかさむ。そして、凹溝c…もしくはフィンの
高さに限度があり、フィンとしての伝熱面積を充分に確
保することができず、熱交換効率が損なわれる等の不具
合がある。
は、製作するために多大な作業手間がかかり、工数およ
び材料費がかさむ。そして、凹溝c…もしくはフィンの
高さに限度があり、フィンとしての伝熱面積を充分に確
保することができず、熱交換効率が損なわれる等の不具
合がある。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、製作工数の削減と、
材料へ低減化を得るとともに、フィンの伝熱面積を可能
な限り確保して、熱交換効率の大幅な向上化を図れる二
重管式圧縮機を提供するものである。
であり、その目的とするところは、製作工数の削減と、
材料へ低減化を得るとともに、フィンの伝熱面積を可能
な限り確保して、熱交換効率の大幅な向上化を図れる二
重管式圧縮機を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、外周面にフィンを備えた内管と、こ
の内管を軸方向に沿う内部に収容する外管とからなり、
内管内に熱交換水を導通させ、内管と外管との間に被熱
交換流体を導通させるものにおいて、上記内管と外管と
は一体成形され、上記フィンは、内管と一体に、この周
方向に所定間隔を存して断面放射状に、かつ軸方向に沿
って突設され、上記内管と外管およびフィンは軸方向に
沿って所定角度ねじられたことを特徴とする二重管式熱
交換器である。
に、第1の発明は、外周面にフィンを備えた内管と、こ
の内管を軸方向に沿う内部に収容する外管とからなり、
内管内に熱交換水を導通させ、内管と外管との間に被熱
交換流体を導通させるものにおいて、上記内管と外管と
は一体成形され、上記フィンは、内管と一体に、この周
方向に所定間隔を存して断面放射状に、かつ軸方向に沿
って突設され、上記内管と外管およびフィンは軸方向に
沿って所定角度ねじられたことを特徴とする二重管式熱
交換器である。
【0013】また、第2の発明は、外周面にフィンを備
えた内管と、この内管を軸方向に沿う内部に収容する外
管とからなり、内管内に熱交換水を導通させ、内管と外
管との間に被熱交換流体を導通させるものにおいて、上
記内管と外管とは一体成形され、上記フィンは、内管と
一体に、この周方向に所定間隔を存して断面放射状に、
かつ軸方向に沿って突設され、上部側フィンの突出長さ
は下部側フィンの突出長さより短く形成され、もしく
は、少なくとも上部側フィンは水平方向に曲成されるこ
とを特徴とする二重管式熱交換器である。
えた内管と、この内管を軸方向に沿う内部に収容する外
管とからなり、内管内に熱交換水を導通させ、内管と外
管との間に被熱交換流体を導通させるものにおいて、上
記内管と外管とは一体成形され、上記フィンは、内管と
一体に、この周方向に所定間隔を存して断面放射状に、
かつ軸方向に沿って突設され、上部側フィンの突出長さ
は下部側フィンの突出長さより短く形成され、もしく
は、少なくとも上部側フィンは水平方向に曲成されるこ
とを特徴とする二重管式熱交換器である。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、内管と外管とが一体に成
形されるので、内管を外管内部に挿入する手間が省け
る。しかも、フィンは、内管と一体に成形されるので、
内管に対する加工手間もしくはフィンの取付け手間が省
ける。上記内管と外管は軸方向に所定角度ねじられるの
で、フィンも内管の軸方向に沿ってねじられる。特に、
上部側フィン相互間の被熱交換流体は、フィン相互間に
沿って、必然的に重力方向に円滑に流出する。
形されるので、内管を外管内部に挿入する手間が省け
る。しかも、フィンは、内管と一体に成形されるので、
内管に対する加工手間もしくはフィンの取付け手間が省
ける。上記内管と外管は軸方向に所定角度ねじられるの
で、フィンも内管の軸方向に沿ってねじられる。特に、
上部側フィン相互間の被熱交換流体は、フィン相互間に
沿って、必然的に重力方向に円滑に流出する。
【0015】第2の発明によれば、内管と外管とが一体
に成形されるので、内管を外管内部に挿入する手間が省
ける。しかも、フィンは、内管と一体に一体に成形され
るので、内管に対する加工手間もしくはフィンの取付け
手間が省ける。上記フィンは、上部側フィンの突出長さ
が下部側フィンより短く形成され、もしくは、上部側フ
ィンは水平方向に曲成されるので、特に、上部側フィン
相互間の被熱交換流体は側方に円滑に流出して溜まるこ
とがない。
に成形されるので、内管を外管内部に挿入する手間が省
ける。しかも、フィンは、内管と一体に一体に成形され
るので、内管に対する加工手間もしくはフィンの取付け
手間が省ける。上記フィンは、上部側フィンの突出長さ
が下部側フィンより短く形成され、もしくは、上部側フ
ィンは水平方向に曲成されるので、特に、上部側フィン
相互間の被熱交換流体は側方に円滑に流出して溜まるこ
とがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の二重管式熱交換器を図面にも
とづいて説明するに、これは、先に図3で説明したよう
に、たとえば空気調和機の冷凍サイクルを構成する室外
熱交換器として、適用されるものとする。図1は、本発
明の一実施例を示す二重管式熱交換器Saである。これ
は、結晶構成で同一となるよう、連続鋳造手段により、
一体に成形してなる。
とづいて説明するに、これは、先に図3で説明したよう
に、たとえば空気調和機の冷凍サイクルを構成する室外
熱交換器として、適用されるものとする。図1は、本発
明の一実施例を示す二重管式熱交換器Saである。これ
は、結晶構成で同一となるよう、連続鋳造手段により、
一体に成形してなる。
【0017】内管10と外管11とは、互いに同心であ
り、複数の連結壁12…を介して連結される。ここで
は、上記連結壁12は、内管10と外管11の軸方向に
沿って所定長さで、かつ所定間隔を存し、内管10外周
面と外管11内周面との間を、互いに直交する方向に亘
って架設される、いわゆる中子の代用をなす。
り、複数の連結壁12…を介して連結される。ここで
は、上記連結壁12は、内管10と外管11の軸方向に
沿って所定長さで、かつ所定間隔を存し、内管10外周
面と外管11内周面との間を、互いに直交する方向に亘
って架設される、いわゆる中子の代用をなす。
【0018】一方、上記内管10の外周面には複数のフ
ィン13…が、内管10の周方向に沿って互いに所定間
隔を存して断面放射状に、かつ内管10の軸方向に沿っ
て一体に突設される。この実施例においては、上記フィ
ン13…の突出長さ寸法は、全て同一でよい。
ィン13…が、内管10の周方向に沿って互いに所定間
隔を存して断面放射状に、かつ内管10の軸方向に沿っ
て一体に突設される。この実施例においては、上記フィ
ン13…の突出長さ寸法は、全て同一でよい。
【0019】上記フィン13…が突設される内管10
と、連結壁12…を介して連結される外管11が全て一
体成形された状態で、これら軸方向に所定角度ねじられ
る。このねじり角度は、好ましくは7〜25°の範囲に
設定するとよい。
と、連結壁12…を介して連結される外管11が全て一
体成形された状態で、これら軸方向に所定角度ねじられ
る。このねじり角度は、好ましくは7〜25°の範囲に
設定するとよい。
【0020】上記内管10と外管11は、互いに一致す
る軸心を中心としてねじられるので、外見上は何らの変
化もない。ただし、上記連結壁12…と全てのフィン1
3…は、ねじり加工の影響により、軸方向に沿って比較
的緩やかなスパイラル状に曲成されることになる。
る軸心を中心としてねじられるので、外見上は何らの変
化もない。ただし、上記連結壁12…と全てのフィン1
3…は、ねじり加工の影響により、軸方向に沿って比較
的緩やかなスパイラル状に曲成されることになる。
【0021】その結果、長手方向の位置が相違すると、
その位置での連結壁12…とフィン13…の断面形状が
徐々に相違する。ある位置では垂直方向に沿う連結壁1
2…とフィン13…は、別の位置では水平方向もしくは
それ以上に曲成変化した状態になる。外管11の両端末
は、図示しない端面板によって内管10外周面との間を
閉塞されており、かつ上記端面板近傍の外管周面に上記
冷媒管が接続される。
その位置での連結壁12…とフィン13…の断面形状が
徐々に相違する。ある位置では垂直方向に沿う連結壁1
2…とフィン13…は、別の位置では水平方向もしくは
それ以上に曲成変化した状態になる。外管11の両端末
は、図示しない端面板によって内管10外周面との間を
閉塞されており、かつ上記端面板近傍の外管周面に上記
冷媒管が接続される。
【0022】しかして、このようにして構成される二重
管式圧縮機において、内管10内部に熱交換水が導か
れ、内管10と外管11との間に被熱交換流体である冷
媒が導かれることは、従来のものと同一である。冷媒
は、フィン13…と内管10を介して熱交換水と熱交換
する。
管式圧縮機において、内管10内部に熱交換水が導か
れ、内管10と外管11との間に被熱交換流体である冷
媒が導かれることは、従来のものと同一である。冷媒
は、フィン13…と内管10を介して熱交換水と熱交換
する。
【0023】また、冷媒は、この二重管式熱交換器Sa
に導入される直前の状態がガス状になっているが、ここ
に導かれ熱交換水と熱交換するにしたがって凝縮され、
液状に変化する。
に導入される直前の状態がガス状になっているが、ここ
に導かれ熱交換水と熱交換するにしたがって凝縮され、
液状に変化する。
【0024】すなわち、この熱交換器Sa内の中途部で
液状となり、内管10と外管11との間を導通される。
その一方、上記フィン13…は、内管10の外周面に所
定間隔を存して、周方向に断面放射状に突設されるとこ
ろから、特に上部側のフィン13相互間に液冷媒が溜り
易く、円滑な流通を阻害される。
液状となり、内管10と外管11との間を導通される。
その一方、上記フィン13…は、内管10の外周面に所
定間隔を存して、周方向に断面放射状に突設されるとこ
ろから、特に上部側のフィン13相互間に液冷媒が溜り
易く、円滑な流通を阻害される。
【0025】しかしながら、内管10および外管11が
軸方向にねじられているので、これらフィン13…は内
管10の外周面に緩やかなスパイラル状をなして突出さ
れ、ある位置では上部側にあるフィン13は、別の位置
では水平方向から下部側に回り込む。
軸方向にねじられているので、これらフィン13…は内
管10の外周面に緩やかなスパイラル状をなして突出さ
れ、ある位置では上部側にあるフィン13は、別の位置
では水平方向から下部側に回り込む。
【0026】したがって、上部側フィン13相互間に生
成された液冷媒は、フィン13のねじり方向に沿って案
内され、自然的に重力方向に流れる。換言すれば、液冷
媒が上部側フィン13相互間に溜まることがなく、フィ
ン13の伝熱面には常に新たな冷媒が順次接触する。全
てのフィン13による総合伝熱面積を充分確保でき、熱
交換効率の大幅な向上が得られる。なお、図2(A)お
よび同図(B)に示すような二重管式熱交換器Sbであ
ってもよい。
成された液冷媒は、フィン13のねじり方向に沿って案
内され、自然的に重力方向に流れる。換言すれば、液冷
媒が上部側フィン13相互間に溜まることがなく、フィ
ン13の伝熱面には常に新たな冷媒が順次接触する。全
てのフィン13による総合伝熱面積を充分確保でき、熱
交換効率の大幅な向上が得られる。なお、図2(A)お
よび同図(B)に示すような二重管式熱交換器Sbであ
ってもよい。
【0027】はじめに、図2(A)のものから説明す
る。一体連続鋳造手段により、内管10と外管11が互
いに同心であって、垂直方向の連結壁12…を介して一
体に形成されることは変りがない。
る。一体連続鋳造手段により、内管10と外管11が互
いに同心であって、垂直方向の連結壁12…を介して一
体に形成されることは変りがない。
【0028】上記内管10の外周面には複数のフィン1
5…が、互いに所定間隔を存し、断面放射状に、内管の
軸方向に沿って一体に突設されるのだが、ここでは上記
フィン15…の突出長さ寸法を互いに異ならせる必要が
ある。すなわち、上記フィン15…は、上部側に位置す
るものを最も短く、下部側に位置するものにしたがって
順次長く突出するよう形成される。
5…が、互いに所定間隔を存し、断面放射状に、内管の
軸方向に沿って一体に突設されるのだが、ここでは上記
フィン15…の突出長さ寸法を互いに異ならせる必要が
ある。すなわち、上記フィン15…は、上部側に位置す
るものを最も短く、下部側に位置するものにしたがって
順次長く突出するよう形成される。
【0029】このような断面構造の二重管式熱交換器で
あれば、熱交換作用にともなって、特に上部側のフィン
15相互間に生成される液冷媒が、フィン15の突出長
さが短いために、フィン15相互間からオーバーフロす
ることとなり、側方に流出する。
あれば、熱交換作用にともなって、特に上部側のフィン
15相互間に生成される液冷媒が、フィン15の突出長
さが短いために、フィン15相互間からオーバーフロす
ることとなり、側方に流出する。
【0030】結局、上部側のフィン15相互間に液冷媒
が溜まることがなく、先に説明したものと同様、フィン
15の伝熱面積を充分に確保して、熱交換効率の大幅な
向上を得られる。
が溜まることがなく、先に説明したものと同様、フィン
15の伝熱面積を充分に確保して、熱交換効率の大幅な
向上を得られる。
【0031】同図(B)に示す二重管式熱交換器Sc
は、一体連続鋳造手段により、内管10と外管11が、
垂直方向の連結壁12を介して一体に形成されることは
変りがない。ただし、この実施例では、外管11の軸心
O11に対して内管10の軸心O10が上部側に偏心してい
る。
は、一体連続鋳造手段により、内管10と外管11が、
垂直方向の連結壁12を介して一体に形成されることは
変りがない。ただし、この実施例では、外管11の軸心
O11に対して内管10の軸心O10が上部側に偏心してい
る。
【0032】この実施例も、内管10と外管11を軸方
向に沿ってねじる必要はなく、したがって、内管10の
外周面に一体に突設される各フィン16…の位置は軸方
向に沿って同一である。
向に沿ってねじる必要はなく、したがって、内管10の
外周面に一体に突設される各フィン16…の位置は軸方
向に沿って同一である。
【0033】上記フィン16…は、互いに所定間隔を存
し、内管10の軸方向に沿って一体に突設される。ただ
し、上記フィン16…の突出長さは、上部側が短く、下
部側に沿って順次長く形成される。
し、内管10の軸方向に沿って一体に突設される。ただ
し、上記フィン16…の突出長さは、上部側が短く、下
部側に沿って順次長く形成される。
【0034】そして、上部側のフィン16から下部側の
隣接するフィン16に当接しない程度に、水平方向もし
くはそれ以上の角度になるよう曲成される。最も下部側
のフィン16は、ほとんど垂直方向に垂下するよう曲成
される。
隣接するフィン16に当接しない程度に、水平方向もし
くはそれ以上の角度になるよう曲成される。最も下部側
のフィン16は、ほとんど垂直方向に垂下するよう曲成
される。
【0035】このような断面構造の二重管式熱交換器で
Scあれば、熱交換作用にともなって、特に上部側フィ
ン16相互間に生成される液冷媒が、フィン16の突出
長さが短いために、フィン16相互間からオーバーフロ
する。
Scあれば、熱交換作用にともなって、特に上部側フィ
ン16相互間に生成される液冷媒が、フィン16の突出
長さが短いために、フィン16相互間からオーバーフロ
する。
【0036】さらにまた、上部側のフィン16から水平
方向に曲成されているので、上部側のフィン16相互間
に生成された液冷媒は直ちに側方に流出して溜まること
がなく、先に説明したものと同様、フィン16の伝熱面
積を確保して熱交換効率の向上を得られる。
方向に曲成されているので、上部側のフィン16相互間
に生成された液冷媒は直ちに側方に流出して溜まること
がなく、先に説明したものと同様、フィン16の伝熱面
積を確保して熱交換効率の向上を得られる。
【0037】なお、内管10と外管11を連結する連結
壁12の、位置および形状は、上記実施例に限定されな
い。フィン13,15,16の形状構造も、本発明の要
旨を越えない範囲内で種々変形実施可能である。
壁12の、位置および形状は、上記実施例に限定されな
い。フィン13,15,16の形状構造も、本発明の要
旨を越えない範囲内で種々変形実施可能である。
【0038】二重管式熱交換器Sa,Sb,Scとし
て、空気調和機の冷凍サイクルを構成する室外熱交換器
に適用されるばかりでなく、熱交換作用を必要とする装
置全てに用いることができる。
て、空気調和機の冷凍サイクルを構成する室外熱交換器
に適用されるばかりでなく、熱交換作用を必要とする装
置全てに用いることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
内管と外管とフィンを一体に成形し、かつこれらを軸方
向に所定角度ねじった構成としたから、また、第2の発
明では、内管と外管とフィンを一体に成形し、上部側フ
ィンの長さを下部側フィンの長さより短く形成し、もし
くは、上部側フィンを水平方向に曲成したから、内管と
外管およびフィンの一体成形化による製造コストの軽減
と材料費の節約化が得られる。そして、被熱交換流体が
特に上部側フィン相互間に溜まることがなく、円滑な流
通を図ることができ、フィンの伝熱面積の増大と熱伝達
率の増大により、極めて大幅な熱交換効率の向上を得ら
れるなどの効果を奏する。
内管と外管とフィンを一体に成形し、かつこれらを軸方
向に所定角度ねじった構成としたから、また、第2の発
明では、内管と外管とフィンを一体に成形し、上部側フ
ィンの長さを下部側フィンの長さより短く形成し、もし
くは、上部側フィンを水平方向に曲成したから、内管と
外管およびフィンの一体成形化による製造コストの軽減
と材料費の節約化が得られる。そして、被熱交換流体が
特に上部側フィン相互間に溜まることがなく、円滑な流
通を図ることができ、フィンの伝熱面積の増大と熱伝達
率の増大により、極めて大幅な熱交換効率の向上を得ら
れるなどの効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す、二重管式熱交換器の
一部縦断面図。
一部縦断面図。
【図2】(A)は、他の実施例を示す、二重管式熱交換
器の一部縦断面図。(B)は、さらに他の実施例を示
す、二重管式熱交換器の一部縦断面図。
器の一部縦断面図。(B)は、さらに他の実施例を示
す、二重管式熱交換器の一部縦断面図。
【図3】二重管式熱交換器を備えた冷凍サイクルの構成
図。
図。
【図4】従来例を示す、二重管式熱交換器の一部縦断面
図。
図。
10…内管、11…外管、13,15,16…フィン。
Claims (2)
- 【請求項1】外周面にフィンを備えた内管と、この内管
を軸方向に沿う内部に収容する外管とからなり、内管内
に熱交換水を導通させ、内管と外管との間に被熱交換流
体を導通させるものにおいて、上記内管と外管とは一体
成形され、上記フィンは、内管と一体に、この周方向に
所定間隔を存して断面放射状に、かつ軸方向に沿って突
設され、上記内管と外管およびフィンは軸方向に沿って
所定角度ねじられたことを特徴とする二重管式熱交換
器。 - 【請求項2】外周面にフィンを備えた内管と、この内管
を軸方向に沿う内部に収容する外管とからなり、内管内
に熱交換水を導通させ、内管と外管との間に被熱交換流
体を導通させるものにおいて、上記内管と外管とは一体
成形され、上記フィンは、内管と一体に、この周方向に
所定間隔を存して断面放射状に、かつ軸方向に沿って突
設され、上部側フィンの突出長さは下部側フィンの突出
長さより短く形成され、もしくは、少なくとも上部側フ
ィンは水平方向に曲成されることを特徴とする二重管式
熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33673791A JPH05164483A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 二重管式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33673791A JPH05164483A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 二重管式熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164483A true JPH05164483A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18302258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33673791A Pending JPH05164483A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 二重管式熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05164483A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011127754A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-30 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 水素ガス冷却装置 |
FR2959301A1 (fr) * | 2010-04-21 | 2011-10-28 | Lyonnaise Eaux France | Installation pour extraire de la chaleur d'un effluent circulant dans une conduite, et echangeur de chaleur pour une telle installation. |
KR101135321B1 (ko) * | 2009-11-17 | 2012-04-17 | 주식회사 두원공조 | 내부열교환기용 이중관 |
JP2012220069A (ja) * | 2011-04-06 | 2012-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器、冷凍サイクル装置、冷蔵庫、および空気調和機 |
CN103629952A (zh) * | 2012-08-29 | 2014-03-12 | 洛阳麦达斯铝业有限公司 | 管道式换热器、其制造方法以及换热设备 |
CN106907943A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-06-30 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 换热器 |
CN106907767A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-06-30 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调器 |
US20170356692A1 (en) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | Savannah River Nuclear Solutions, Llc | Finned Heat Exchanger |
KR20200093340A (ko) * | 2019-01-28 | 2020-08-05 | 엘지전자 주식회사 | 전열관 및 칠러용 열교환기 |
KR20200093327A (ko) * | 2019-01-28 | 2020-08-05 | 엘지전자 주식회사 | 전열관 및 칠러용 열교환기 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP33673791A patent/JPH05164483A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011132158A3 (fr) * | 2010-04-21 | 2012-07-26 | Lyonnaise Des Eaux France | Installation pour extraire de la chaleur d ' un effluent circulant dans une conduite |
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