JPH0516442A - ページバツフア制御装置 - Google Patents

ページバツフア制御装置

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JPH0516442A
JPH0516442A JP3168285A JP16828591A JPH0516442A JP H0516442 A JPH0516442 A JP H0516442A JP 3168285 A JP3168285 A JP 3168285A JP 16828591 A JP16828591 A JP 16828591A JP H0516442 A JPH0516442 A JP H0516442A
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JP
Japan
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data
image
page buffer
reading
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Application number
JP3168285A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yorichika
和夫 頼近
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑なイメージ処理等のように1ページのイ
メージ処理に時間を要するような場合でも、複数ページ
の処理を高速で行うことのできるページバッファ制御装
置を提供する。 【構成】 それぞれ1ページ以上のメモリ容量を持った
2面のページバッファ21A、21Bを用意し、コント
ロールプロセッサ37によって1ページずつ順に読み出
しを制御すると共に、イメージの展開処理については、
読み出しが行われるまでの間、1ページ以上の書き込み
を同一のページメモリ21に対して行わせる。一部のペ
ージでイメージの展開処理に多くの時間を要しても他の
ページの処理時間が短ければ、平均化された時間で各ペ
ージの処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はページバッファにデータ
の書き込みを行ってその書き込まれたデータを用いて印
字または表示を行う出力装置に使用されるページバッフ
ァの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページ単位で印字を行うプリンタの多く
は、2面のページバッファを備えており、一方のページ
バッファからデータを読み出して印字動作を行っている
ときに、他方のページバッファに次のページのデータを
展開させるようになっている。そして、印字動作とデー
タの展開の双方が終了した時点でこれら2面のページバ
ッファの制御を切り換え、展開処理したページバッファ
の方からデータを読み出して次のページの印字動作を行
い、このときデータの読出の終了したページバッファの
方に更に次のページのデータを展開させている。
【0003】図11は、従来のこのようなページバッフ
ァ制御装置の制御動作のタイミングを表わしたものであ
る。この図の(a)に示したピッチ“0”、ピッチ
“1”、……は、このプリンタにおける異なったページ
を順次印刷する場合の印字間隔を表わしたものである。
2面のページバッファの一方をサイドAと呼び、他方を
サイドBと呼ぶことにする。
【0004】今、第1ページから第3ページまでのイメ
ージ処理を行うものとすると、まず、ピッチ“0”の区
間T0 で、同図(b)に示したように第1ページのイメ
ージP1 をサイドAのページバッファ11Aに展開す
る。次のピッチ“1”の区間T 1 では、このサイドAの
ページバッファ11Aの読み出しを行うと共に、同図
(c)に示したようにサイドBのページバッファ11B
に第2ページのイメージP 2 を展開する。更に次のピッ
チ“2”の区間T2 では、このサイドBのページバッフ
ァ11Bの読み出しを行うと共に、サイドAのページバ
ッファ11Aに第3ページのイメージP3 を展開する。
そして、ピッチ“3”の区間T3 でサイドAのページバ
ッファ11Aの読み出しが行われることになる。
【0005】このように従来のページバッファ制御装置
では、サイドAとサイドBのページバッファにそれぞれ
1ページ分のイメージを交互に書き込む一方、これらを
交互に1ページずつ読み出すことで、イメージの出力を
行うようになっていた。したがって、例えばあるプリン
タが毎分60枚の速度でプリントアウトを行うものとす
ると、図11に示したそれぞれの区間T0 、T1 、……
に対応する時間、すなわち1ページのイメージ処理に要
する時間が1秒ずつ設定されることになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】もちろん、区間T0
1 、……を相対的に短く設定し、各ページの処理の周
期を短縮すればプリンタの出力がそれだけ高速化する。
ところが、例えば毎分60枚の速度でプリントアウトを
行うプリンタでは、1つのページバッファに対するイメ
ージの展開や、このページバッファに対するデータの読
み出しが共に1秒以内に行われることを必要とする。し
たがって、もし、複雑なイメージを展開するような場合
でこれ以上の時間を要するようなイメージ処理が行われ
る場合には、更に1周期あるいは複数周期だけ用紙の送
り出しを待機させて、イメージ処理に要する時間を作り
出す必要がある。このように、周期を単純に短くするこ
とでプリンタ等の出力が高速化するものではない。
【0007】また、例えば毎分100枚あるいは150
枚といった高速のプリンタを設計するような場合には、
イメージの処理の態様に係わらずページバッファ1面に
対する処理を500ミリ秒以下で行う必要があり、イメ
ージの処理装置側のコストをかなり上昇させることにな
るといった問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、複雑なイメージ処
理等のように1ページのイメージ処理に時間を要するよ
うな場合でも、複数ページの処理を高速で行うことので
きるページバッファ制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、それぞれ1ページよりも多いメモリ容量をもった2
面のページバッファから所定の周期で1ページごとにデ
ータの読み出しを行うデータ読出手段と、それぞれのペ
ージに書き込まれるデータを順次受け取って2面のペー
ジバッファのうちデータの読み出しが行われていない一
方のページバッファに、そのページバッファ内のデータ
の読み出しがデータ読出手段によって開始されるまでこ
れらのデータの書き込みを行うデータ書込手段とをペー
ジバッファ制御装置に具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、2面の
ページバッファから1ページごとに順次読み出しを行う
ものの、1つのページバッファに展開するイメージは1
ページであるという制限を無くし、そのページバッファ
に書き込まれているイメージの読み出しが開始されるま
で、イメージの展開を継続して行わせる。これにより、
例えば簡単なイメージについては1面のページバッファ
に2ページ分のイメージが展開されることになり、この
ページバッファの読み出しを行っている時間に、他のペ
ージバッファに1ページ分の複雑なイメージを書き込む
ことができる。
【0011】請求項2記載の発明では、それぞれ1ペー
ジよりも多いメモリ容量をもった2面のページバッファ
から所定の周期で1ページごとにデータの読み出しを行
うデータ読出手段と、それぞれのページに書き込まれる
データを順次受け取って2面のページバッファのうちデ
ータの読み出しが行われていない一方のページバッファ
に、そのページバッファ内のデータの読み出しがデータ
読出手段によって開始されるまでこれらのデータの書き
込みを行うデータ書込手段と、データの読み出しが開始
されるページバッファにデータを書き込み中のページが
ある場合には、そのページのデータを他方のページバッ
ファに転送してこれをリカバリするリカバリ手段とをペ
ージバッファ制御装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、一方の
ページバッファの所定のページにイメージの展開を行っ
ている最中にそのページバッファに対する読み出し処理
が開始されるときには、イメージの展開中のページを他
方のページバッファにリカバリすることにして、そのペ
ージの書き込みの完了を他のページで可能にする。
【0013】請求項3記載の発明では、それぞれ1ペー
ジあるいはこれよりも多いメモリ容量をもった3面以上
のページバッファから所定の周期で1ページごとにデー
タの読み出しを行うデータ読出手段と、それぞれのペー
ジに書き込まれるデータを順次受け取って前記した3面
以上のページバッファにおけるデータの読み出しが行わ
れていないものの中から予め定めた順番に従って1面ず
つページバッファを選択し、それらの選択されたページ
バッファに、そのページバッファ内のデータの読み出し
がデータ読出手段によって開始されるまでの間およびそ
のページバッファのメモリ容量の範囲内で、これらのデ
ータの書き込みを行うデータ書込手段とをページバッフ
ァ制御装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、ページ
バッファを3面以上用意し、これらに対して所定の順序
でイメージの展開とページごとのイメージの読み出しを
行う。この請求項3記載の発明では、すべてのページバ
ッファが1ページ以上のメモリ容量を有することを要し
ない。ただし、請求項1記載の発明と同様にイメージの
読み出しはページ単位で順次行われ、書き込みは読み出
しが行われる時点で、あるいはそのページバッファのメ
モリ容量がオーバーとなる時点で次のページメモリに切
り替えられることを要する。この発明でも、処理時間を
要するページのイメージ展開処理を他のページの展開処
理と平均化して処理時間の高速化を図ることができる。
【0015】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0016】図2は、本発明の原理を説明するためのも
のである。同図(a)の各ピッチ“0”、“1”、……
は図11(a)と同一である。図2(b)はサイドAの
ページバッファを表わしており、同図(c)はサイドB
のページバッファを表わしている。この図2でも、第1
ページから第3ページまでのイメージ処理を行うものと
する。
【0017】まず、ピッチ“0”における前半の区間T
01で、同図(b)に示したように第1ページのイメージ
1 をサイドAのページバッファ21Aに展開し、後半
の区間T02で、第2ページのイメージP2 を同一のサイ
ドAのページバッファ21Aに展開する。サイドAのペ
ージバッファ21Aは少なくとも2ページ以上のメモリ
容量を有するページバッファであり、展開されたイメー
ジが比較的処理の容易なものであったため、本来1ペー
ジの処理に割り当てられた1周期で、2ページ分のイメ
ージ展開処理が実現している。
【0018】次のピッチ“1”の区間T1 では、このサ
イドAのページバッファ21Aにおける第1ページのイ
メージP1 の読み出しが行われ、更に次のピッチ“2”
の区間T2 でサイドAのページバッファ21Aにおける
第2ページのイメージP2 の読み出しが行われる。そこ
で、同図(c)に示したようにサイドBのページバッフ
ァ21Bに対する第3ページのイメージP3 の展開処理
は、区間T1 から開始することができる。図11ではこ
れはピッチ“2”の区間T3 で行われたので、1周期だ
け早く開始したことになる。この第3ページのイメージ
3 の読み出しはピッチ“3”の区間の手前で終了させ
ればよいので、ピッチ“1”の区間T1 とピッチ“2”
の区間T2 の双方が第3ページのイメージP3 の展開処
理に当てられ得ることがわかる。すなわち、第3ページ
のイメージP3 の展開に通常の4倍近くの時間を要して
も、結果的には用紙の送り出しを停止させることなく、
各ページの印字作業をスムーズに行わせることができ
る。
【0019】図3は、同じく本発明の原理を説明するた
めのものであるが、1つの面のページバッファに2ペー
ジ分のイメージを書き込む前に、このページバッファに
対するイメージの読み出しが指示された場合を表わして
いる。
【0020】すなわち、この例ではまず、ピッチ“0”
における前半の区間T01で、同図(b)に示したように
第1ページのイメージP1 をサイドAのページバッファ
21Aに展開し、後半の区間T02で、第2ページのイメ
ージP2 を同一のサイドAのページバッファ21Aに展
開する。ただし、この場合には第2ページのイメージP
2 の展開処理が行われている途中において、ピッチ
“1”の区間が開始する。ページバッファは、イメージ
の書き込みと読み出しを同時に行うことができない。し
たがって、ピッチ“1”における区間T11で第1ページ
のイメージP1 の読み出しが開始すると、第2ページの
イメージP2 の展開を続行することができない。そこ
で、本実施例のページバッファ制御装置では、この区間
11に第2ページのイメージP3 をページバッファ21
Bにリカバリさせる。ここで、リカバリとは展開処理の
途中であったイメージを次のページバッファに移動させ
て格納する一方、この移動先において新たなイメージの
展開を行って1ページ分のイメージの展開を完了させる
ことをいう。
【0021】図3に示した例では、ピッチ“2”の区間
21において第2ページのイメージP2 の読み出しが行
われ、このとき第3ページのイメージP3 の展開処理が
行われる。そして、ピッチ“3”の区間においてサイド
Aのページバッファ21Aにおける第3ページのイメー
ジP3 の読み出しが行われることになる。
【0022】図1は、以上のような原理で2面のページ
バッファの制御を行うページバッファ制御装置の回路構
成の概要を表わしたものである。このページバッファ制
御装置は、この装置の制御の中枢的な役割を果たすメイ
ンCPU(中央処理装置)31を備えている。メインC
PU31は、バス32を介して各種の回路装置と接続さ
れている。ただし、この図では説明を簡略化するために
I/Oポートやインタフェース回路の図示を省略してい
る。
【0023】このうち磁気ディスク33は、この装置の
制御を行うためのプログラムや、印刷用のデータを格納
している。磁気テープ34は、印刷データをオフライン
でこの装置に供給するために用いられる。作業用メモリ
35は、この装置の制御のために使用されるデータを一
時的に格納するメモリである。本実施例では、ここにコ
ード情報やビットマップ情報を格納するようになってい
る。イメージ展開・読出制御部36は、サイドAのペー
ジバッファ21AおよびサイドBのページバッファ21
Bに対するイメージの展開や、展開されたイメージの読
み出しを制御する部分である。このイメージ展開・読出
制御部36は、独自にコントロールプロセッサ37を配
置しており、イメージ生成装置38に対するイメージ処
理を行うようになっている。
【0024】すなわちイメージ展開・読出制御部36
は、イメージ展開ロジック部39を制御して展開用生デ
ータ41をサイドAのページバッファ21AとサイドB
のページバッファ21Bに割り振って、これらに対する
展開処理を行わせる。これらのページバッファ21A、
21Bの間では、必要に応じてデータのリカバリも行わ
れる。リカバリについては後に説明する。イメージ読出
ロジック部42は、イメージ展開・読出制御部36の制
御の下でこれらのページバッファ21A、21Bから順
次ページ単位でイメージの読み出しを行い、ビデオデー
タ43として図示しないプリンタ等に出力することにな
る。
【0025】図4は、イメージ展開・読出制御部とイメ
ージ生成装置の部分を更に具体的に表わしたものであ
る。コントロールプロセッサ37には、コード情報とビ
ットマップデータからなる展開用生データ41が供給さ
れるようになっている。このコントロールプロセッサ3
7には、各ページのイメージの展開に際して展開要求信
号51が供給される。イメージ展開ロジック部39はバ
ッファコントロール信号52を供給され、ページバッフ
ァ21A、21Bを適宜選択しながらイメージの展開を
行う。イメージ読出ロジック部42は、図示しないプリ
ンタ側の指示によって読出要求53の供給を受けるよう
になっている。このイメージ読出ロジック部42は、第
1および第2のFIFO(先入れ先出し)メモリ5
1 、542 を備えている。2面のページバッファ21
A、21Bのうちの一方から読み出されたビデオデータ
は第1および第2のFIFOメモリ541 、542 の一
方に供給され、前記したプリンタから供給される同期信
号55に同期して読み出され、このプリンタにビデオデ
ータ43として供給されることになる。
【0026】一方、2面のページバッファ21A、21
Bのうちの一方に1ページ以上のイメージを展開してい
る状態で、その面に対する読出要求53があると、ビデ
オデータの読み出される面と展開が行われる面が交代す
ることになり、今まで展開が行われていた面の所定のペ
ージからデータの読み出しが開始されることになる。そ
こで、読出要求53があるたびに、イメージ読出ロジッ
ク部42は割込信号57をコントロールプロセッサ37
に供給して割り込みをかける。コントロールプロセッサ
37は、この状況下で一方の面に展開中のイメージがあ
るかどうかを判別して、ビデオデータの読み出しとリカ
バリを併用する場合には読出・リカバリ動作指令信号5
8をイメージ読出ロジック部42に供給することにな
る。
【0027】図5は、ビデオデータの読み出しと他の面
に対するリカバリの様子を説明するためのものである。
今、サイドAのページバッファ21Aに第Nページ目の
イメージPN が展開された後、第(N+1)ページ目の
イメージPN+1 のイメージの展開の処理中に第(N+
1)ページ目のイメージPN+1 の読み出しが要求された
ものとする。この場合には、第Nページ目のイメージP
N が1ラインずつ第1のFIFOメモリ541 に格納さ
れ、プリンタから供給される同期信号55に同期してビ
デオデータ43として読み出されていく。
【0028】一方、第(N+1)ページ目のイメージP
N+1 については同様に1ラインずつ第2のFIFOメモ
リ542 に格納され、ここからサイドBのページバッフ
ァ21Bにおける第(N+1)ページ目のイメージP
N+1 の作成領域に書き込まれる。この書き込みの速度
は、前記したプリンタ側の事情を考慮しなくてよい。す
なわち、イメージ生成装置38(図1参照)側で動作さ
せることのできる最大の周波数を用いて高速でイメージ
のリカバリが行われる。このため、サイドAのページバ
ッファ21Aの読み出しが要求されてビデオデータ43
の読み出しが行われている状態で、サイドBのページバ
ッファ21Bに対するリカバリが実質的に平行して実行
されることになる。サイドBのページバッファ21Bに
おける第(N+1)ページ目のイメージPN+1 のリカバ
リが終了すると、“新たな”部分から展開処理が開始さ
れる。
【0029】図6は、このようなページバッファ制御装
置によるイメージの展開処理の流れを表わしたものであ
る。展開の要求があるとこの処理が開始され、まず展開
のための初期設定が行われる(ステップ101)。ここ
で初期設定とは、展開するページバッファ21の設定や
展開を開始する座標の決定等の初期的な作業をいう。初
期設定の後、1単位の展開用生データ41に対する展開
処理が行われる(ステップ102)。このとき、ページ
バッファの切り替えのための割り込みが発生しておらず
(ステップ103;N)、かつこれにより1ページの展
開処理が終了するものでなければ(ステップ104;
N)、同様の処理が繰り返される(ステップ102〜1
04)。そして、1ページ分の展開処理が終了した時点
で作業が終了することになる(エンド)。
【0030】これに対して、ステップS103で割り込
みが発生していた場合には(Y)、現在展開処理の行わ
れていたサイドAまたはサイドBのページバッファ21
A、21Bで途中まで展開されていたイメージについて
リカバリの処理が開始される。したがって、このリカバ
リの処理が終了するまで(ステップS105;Y)、展
開処理は中断されることになる。
【0031】図7は、ページバッファの切り替えのため
の割込処理の際の制御を詳細に表わしたものである。1
ページの展開中に読出要求があると、現在展開中の処理
が中断され(ステップS201)、この時点で他方のペ
ージバッファが展開処理を行なえる状態であるかどうか
がチェックされる(ステップS202)。使用可能であ
れば(Y)、展開用のページバッファについて切替設定
が行われる(ステップS203)。そして、展開処理が
再開され(ステップS204)、リカバリ動作を開始さ
せるための指令が出される(ステップS205)。ただ
し、実際の展開処理再開はステップS105でリカバリ
が終了した後になる。リカバリ動作の開始指令は、図4
で示した読出・リカバリ動作指令信号58としてイメー
ジ読出ロジック部42に供給される。
【0032】図8は、図7で示した展開処理の再開につ
いての制御の様子を表わしたものである。ページバッフ
ァ制御装置ではそのコントロールプロセッサ37が図7
におけるステップS201で示した展開処理が中断中で
あるかどうかを定期的にチェックしている(ステップS
301)。そして、中断中でなければ(N)作業を終了
し(エンド)、中断中であれば(Y)、展開処理を再開
させることになる(ステップS302)。
【0033】図9は、イメージの読出要求があった場合
の処理の流れを表わしたものである。読出要求53が発
生した場合には、展開中のページバッファに対する読み
出しの要求であるかどうかの判別が行われる(ステップ
S410)。展開中のページバッファに対するものであ
れば(Y)、ページバッファの切り替えを行うための要
求が行われ(ステップS402)、これにより切り替え
のための割込処理が実行される。展開中のページバッフ
ァに対する読み出しでなければ(ステップS401;
N)、1ライン単位で読出処理が行われる(ステップS
403)。すなわち、プリンタから送られてくる同期信
号55に同期してビデオデータ43が出力される。そし
て、1ページ分の読み出しが終了したら(ステップS4
04;Y)、読出完了通知として読出・リカバリ動作指
令信号58がイメージ読出ロジック部42に供給される
ことになる。これを基に、イメージ読出ロジック部42
は割込信号57をコントロールプロセッサ37に供給す
ることになる。
【0034】図10は、リカバリ処理の作業内容を表わ
したものである。展開中のページバッファについて読出
要求53があった場合には、読み出しの指定されたペー
ジに対する読出処理(図9ステップS403)が行われ
る一方、展開中のページに対してのリカバリ処理が行わ
れる(ステップS501)。この処理はリカバリが完了
するまで行われ(ステップS502)、完了した時点で
リカバリ完了通知が行われる(ステップS503)。こ
れにより、割込処理が実行される。なお、リカバリ時に
行われるステップS403の読出処理については、これ
が完了した時点で読出完了通知が行われる(ステップS
405)。すなわち、リカバリが行われるときには、割
込処理を伴うこれら2つの通知が前後して行われること
になるが、いずれの通知が先に発せられるかはその時の
状況による。
【0035】以上説明した実施例では2面のページバッ
ファ21A、21Bを使用して、それぞれが最大2ペー
ジのイメージを書き込む前提で説明したが、これに限ら
れるものではない。すなわち、それぞれのページバッフ
ァに2ページ以上のイメージを展開してもよいし、3面
以上のページバッファを用意してもよい。3面以上のペ
ージバッファを用意した場合には、これらのページバッ
ファに対するページの格納順序を決めておき、読み出し
の行われていないページバッファに対してこの順番でイ
メージの展開を行っていくことになる。
【0036】なお、実施例では装置全体の制御を司るメ
インCPUの他に、イメージの展開や読み出しの処理を
行う専用のプロセッサを配置したので、プリンタのコン
トロールを行うメインCPU側ではどの面に対してデー
タの展開を行っているかとか、どの面からデータの読み
出しを行っているかということを認識する必要がない。
このため、メインCPU側の制御に負担をかけることな
く処理の高速化を図ることができるという利点がある。
【0037】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、1ページよりも収容容量の大きなページバッファを
2面用意し、所定の条件下で1つの面に1ページ以上の
イメージを展開することにしたので、複雑なイメージの
処理に十分時間をかけても、イメージの展開処理に関し
て全体的な帳尻がとれれば、各ページを規則的に高速で
読み出すことが可能になる。したがって、ページごとの
イメージ展開の測度の変動に起因するスループットの低
下を防止することができるという効果がある。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、ペー
ジの展開途中のイメージを他のページにリカバリしてそ
のページについてのイメージの書き込みを完了させるの
で、1つのページは1つのページバッファで読み書きす
るという原則を守ことができ、データの読み出しの処理
が簡略化するという効果がある。
【0039】更に請求項3記載の発明によれば、3面以
上のページバッファを用意したので、1つ1つのページ
バッファのメモリ容量がそれほど大きくなくても、デー
タ処理の速度を向上させることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるページバッファ制御
装置の回路構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】 本発明の原理としてリカバリ処理を要しない
場合を説明するための説明図である。
【図3】 本発明の原理としてリカバリ処理を要する場
合を説明するための説明図である。
【図4】 本実施例でイメージ展開・読出制御部とイメ
ージ生成装置の部分を更に具体的に表わしたブロック図
である。
【図5】 本実施例でビデオデータの読み出しと他の面
に対するリカバリの様子を説明するための説明図であ
る。
【図6】 本実施例でページバッファ制御装置によるイ
メージの展開処理の流れを表わした流れ図である。
【図7】 本実施例でページバッファの切り替えのため
の割込処理の際の制御を詳細に表わした流れ図である。
【図8】 図7で示した展開処理の再開についての制御
の様子を表わした流れ図である。
【図9】 本実施例でイメージの読出要求があった場合
の処理の流れを表わした流れ図である。
【図10】 本実施例でリカバリ処理の作業内容を表わ
した流れ図である。
【図11】 従来のこのようなページバッファ制御装置
の制御動作のタイミングを表わした説明図である。
【符号の説明】
37…コントロールプロセッサ 36…イメージ展開読出制御部 39…イメージ展開ロジック部 21A、21B…ページバッファ 42…イメージ読出ロジック部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ1ページよりも多いメモリ容量
    をもった2面のページバッファから所定の周期で1ペー
    ジごとにデータの読み出しを行うデータ読出手段と、 それぞれのページに書き込まれるデータを順次受け取っ
    て前記2面のページバッファのうちデータの読み出しが
    行われていない一方のページバッファに、そのページバ
    ッファ内のデータの読み出しが前記データ読出手段によ
    って開始されるまでこれらのデータの書き込みを行うデ
    ータ書込手段とを具備することを特徴とするページバッ
    ファ制御装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ1ページよりも多いメモリ容量
    をもった2面のページバッファから所定の周期で1ペー
    ジごとにデータの読み出しを行うデータ読出手段と、 それぞれのページに書き込まれるデータを順次受け取っ
    て前記2面のページバッファのうちデータの読み出しが
    行われていない一方のページバッファに、そのページバ
    ッファ内のデータの読み出しが前記データ読出手段によ
    って開始されるまでこれらのデータの書き込みを行うデ
    ータ書込手段と、 データの読み出しが開始されるページバッファにデータ
    を書き込み中のページがある場合には、そのページのデ
    ータを他方のページバッファに転送してこれをリカバリ
    するリカバリ手段とを具備することを特徴とするページ
    バッファ制御装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ1ページあるいはこれよりも多
    いメモリ容量をもった3面以上のページバッファから所
    定の周期で1ページごとにデータの読み出しを行うデー
    タ読出手段と、 それぞれのページに書き込まれるデータを順次受け取っ
    て前記3面以上のページバッファにおけるデータの読み
    出しが行われていないものの中から予め定めた順番に従
    って1面ずつページバッファを選択し、それらの選択さ
    れたページバッファに、そのページバッファ内のデータ
    の読み出しが前記データ読出手段によって開始されるま
    での間およびそのページバッファのメモリ容量の範囲内
    で、これらのデータの書き込みを行うデータ書込手段と
    を具備することを特徴とするページバッファ制御装置。
JP3168285A 1991-07-09 1991-07-09 ページバツフア制御装置 Pending JPH0516442A (ja)

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