JPH05164265A - 比例制御弁装置 - Google Patents

比例制御弁装置

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JPH05164265A
JPH05164265A JP33331791A JP33331791A JPH05164265A JP H05164265 A JPH05164265 A JP H05164265A JP 33331791 A JP33331791 A JP 33331791A JP 33331791 A JP33331791 A JP 33331791A JP H05164265 A JPH05164265 A JP H05164265A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
movable core
elastic body
valve body
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP33331791A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sakata
晃 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33331791A priority Critical patent/JPH05164265A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給電流に比例して安定した流量制御を可能
とする電磁弁を得る。 【構成】 弁を構成する可動コア21を、内部で摺動可能
に保持するパイプ22を設け、このパイプを摺動部範囲以
上に延長させ、副スプリング8bまで内包するようにし
た。また閉弁状態を保つ主スプリング8aの付勢力を調
整するために調整ねじ9を設け、これを固定コア23の中
軸奥部に設けて、直接主スプリングと当接するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は弾性体と電磁力の協同
作用により、バルブを所定の開閉位置に制御する比例制
御弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第3図は従来の電磁弁の一例を示す断面
図、第4図は第3図の要部拡大図である。図において、
1はコイル、2は外周にコイル1を巻回したボビン、3
はボビン2の孔内に挿入固定されたコア、4はコア3に
対応して設けられた可動コア、4aはコア3と可動コア
4との間の第1の圧力室4bとその可動コア4の反対側
の第2の圧力室4cとを連通させる可動コア4に設けら
れた連通孔である。
【0003】5は一端部に可動コア4を固着し、往復動
自在にコア3に収納されたロッド、6は可動コア4に固
着されて可動コア4の凹部とで第2の圧力室4cを形成
し、この第2の圧力室4cに通ずる連通孔6aを中央部
に設けているバルブである。
【0004】8aは可動コア4をロッド5の一端部側か
らばね付勢している主スプリング、8bは主スプリング
8aの付勢方向と反対方向にバルブ6を付勢している副
スプリング、9は主スプリング8aのスプリング調整ね
じ、10は主スプリング8aのスプリング受けである。
【0005】11はコア3の内周壁に嵌合されてロッド5
を往復動自在に支承している軸受、12はコイル1、コア
3、可動コア4およびボビン2の後部に設けられたプレ
ート13で磁気回路を形成するヨークである。
【0006】14はコア3が一端口から圧入されていると
共に可動コア4が他端口から摺動自在に内部に収納され
ているパイプ、15はヨーク12と後述のハウジング17の間
をシールするためのOリング、16はバルブ6が接離して
流体の流れを調整するためのバルブシート、16aは被制
御流体の通路としての流体室であり、バルブ6がバルブ
シート16に接している時に連通孔6aを通じて第2の圧
力室4cに連通している。
【0007】17はバルブ6やバルブシート16等を内部に
設けたハウジング、18はハウジング17内の温水通路17a
に連通する温水ニップル、19はハウジング17内の吸入側
通路を構成する大気側通路17bを介して流体室16aに連
通すると共に反対側が大気に連通する大気側ニップル、
17cは負圧源に接続される吐出側通路を構成する吸気側
通路、20はコイル1に接続されたターミナルである。
【0008】上記の電磁弁は自動車のエンジン制御用と
して被制御流体の調整を行なったり、キャニスターに吸
着された蒸発燃料の吸気系への放出量制御に使われてい
るものである。
【0009】次に動作について説明する。コイル1が励
磁されるとコア3、可動コア4、ヨーク12、プレート13
から成る磁気回路が形成される。これによって発生する
可動コア4に対する磁気吸引力によって主スプリング8
aのばね力に抗してバルブ6と共に可動コア4はパイプ
14により案内されて開弁方向(右方向) に移動し、吸気
側通路17cと大気側ニップル19とが流体室16aを介して
連通する。なお、バルブ6及び可動コア4には連通孔6
a,4aが設けられているので、流体室16aと第1の圧
力室4bとの圧力は常に等しくなる。
【0010】一方、コイル1が非励磁のときは、主スプ
リング8aのばね力が副スプリング8bのばね力に打勝
ってバルブ6が復帰してバルブシート16を閉止し、流体
の流れを阻止する。
【0011】バルブ6が閉じられているときには、流体
室16aの圧力は連通孔6a,4aを通じて第1の圧力室
4bに加わる為に、バルブ6に作用する圧力は相殺され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁弁は以上の
様に構成されているので、吸気側通路17c側から異物を
含む吹き返し等(通常、流体は吸気側通路17cを通って
吐出されるが、機関の状態によっては逆にここを通して
流体が急激に流入する場合がある。この状態を以後「吹
き返し」と呼ぶ。)の発生がある場合、バルブ6が閉弁
状態であるならば、この吹き返しはパイプ14と可動コア
4の隙間を通らざるをえなく、この場合、異物がパイプ
14と可動コア4の隙間に堆積して可動コア4のスムーズ
な摺動に異常をきたす恐れがあり、また一方スプリング
調整ネジ9が外端部に位置しているため、調整位置がず
れ易いという問題点があった。
【0013】この第1の発明は上記のような問題点を解
決するためになされたもので、可動コアの摺動部への異
物の侵入を軽減させ、また第2の発明はスプリング調整
ネジの調整ずれを防止した電磁弁を得ることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係る比
例制御弁装置は、可動コアに外周を弁体の外周よりも大
きくして設けた弾性体保持部によって第1弾性体を保持
し、先端部が弾性体保持部及び第1弾性体を内包する位
置にまで突出した筒状の可動コア保持体によって可動コ
アを嵌入し、摺動自在に保持するものである。
【0015】また、この第2の発明に係る比例制御弁装
置は、第2弾性体を可動コアの後方に配して可動コアを
弁体の閉弁方向に付勢し、弁体の開閉弁方向の軸に沿っ
た中空通路を有する固定コアを可動コアの後方に配し、
固定コアの中空通路中の先端部に第2弾性体の一端を嵌
入し、第2弾性体の一端に当接すると共に、中空通路内
をその軸方向に移動可能に調整部材を設け、この調整部
材の移動により第2弾性体の付勢力を調整するものであ
る。
【0016】
【作用】この第1の発明においては、可動コア保持体の
突出部が、可動コアと可動コア保持体の隙間を狭くし、
この隙間に流体中の異物が進入するのを抑止する。
【0017】また、この第2の発明においては、調整部
材が中空通路内を移動し、第2弾性体の付勢力を調整す
るので、調整後の調整位置が狂いにくくなる。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。第1図はこの発明の一実施例による比例制御弁装
置の断面図であり、第3図及び第4図と同一又は相当部
分には同一符号を付してある。第1図において、24はハ
ウジング17の一部で大気側ニップル19に通じる弁座、21
はこの弁座24と離合する可動コアであって、その一端は
ゴム状体から成る弁体21bを形成している。8aは第2
弾性体となる主スプリングで上記可動コアと当接してこ
れを閉弁方向に付勢している。またこの可動コア21の一
部に、上記弁体21bより大なる外径部において、弾性体
保持部21aを形成している。8bは第1弾性体となる副
スプリングで、ハウジング17と上記弾性体保持部の間に
圧縮状態で介装され、可動コア21を開弁方向に付勢して
いる。22は可動コア保持体となるパイプで、可動コア21
を摺動可能に保持するとともに、副スプリング8bをほ
ぼ内包するように延長して配設されている。23は固定コ
アで、上記パイプ22内に嵌着しており、その軸方向に中
空通路を有し、その一部に螺合した調整部材となる調整
ねじ9を有している。またこの調整ねじ9と上記可動コ
ア21の凹部に、上記主スプリング8aが圧縮状態で介装
されており、可動コア21を閉弁方向に付勢している。1
はコイルでボビン2に巻装され、ヨーク12、プレート1
3、可動コア21とともに磁路を形成している。
【0019】次にこのように構成された比例制御弁装置
の動作を説明する。第1図において、コイル1が励磁さ
れると、ヨーク12、プレート13、可動コア21から成る磁
気回路が形成され、これによって可動コア21に開弁方向
への磁気吸引力が発生する。可動コア21はこの吸引力
と、主スプリング8a、副スプリング8bの付勢力、お
よび可動コア21の摺動摩擦力が釣り合った位置に止ま
り、開弁状態となる。この開弁の状態は、主スプリング
8aと副スプリング8bの付勢力と、コイル1に供給す
る供給電流によって比例的に決定される。
【0020】一方コイル1が非励磁のときは、主スプリ
ング8aのばね力が副スプリング8bのばね力に打勝っ
て、可動コア21を復帰させ閉弁状態となる。この状態に
おいて、吸気側通路17c側から異物を含む吹き返し等の
発生があっても、パイプ22が可動コア21を広範囲に内包
しているため、摺動部25に侵入しにくくなっている。
【0021】一方、開弁の状態は、主スプリング8aの
付勢力を変化させることによって調整可能で、これは前
記調整ねじ9を、前記固定コア23の後端より、中空通路
26を通してドライバー等で回転させることによって容易
に達成することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この第1の発明によれ
ば、可動コアに外周を弁体の外周よりも大きくして設け
た弾性体保持部によって第1弾性体を保持し、先端部が
弾性体保持部及び第1弾性体を内包する位置にまで突出
した筒状の可動コア保持体によって可動コアを嵌入し、
摺動自在に保持するようにしたため、流体中の異物が可
動コアと可動コア保持体の隙間から進入するのを抑止
し、これにより、可動コアの摺動が滑らかになり、装置
の信頼性が向上するという効果がある。
【0023】また、この第2の発明によれば、第2弾性
体を可動コアの後方に配して可動コアを弁体の閉弁方向
に付勢し、弁体の開閉弁方向の軸に沿った中空通路を有
する固定コアを可動コアの後方に配し、固定コアの中空
通路中の先端部に第2弾性性の一端を嵌入し、第2弾性
体の一端に当接すると共に、中空通路内をその軸方向に
移動可能に調整部材を設け、この調整部材の移動により
第2弾性体の付勢力を調整するようにしたため、調整後
の調整部材が外部と接触しにくくなり、調整位置が狂い
にくくなることになり、装置の信頼性が向上するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による比例制御弁装置の一実施例の比
例制御弁装置の断面図である。
【図2】この発明による比例制御弁装置を示す第1図の
要部拡大図である。
【図3】従来の比例制御弁装置を示す断面図である。
【図4】従来の比例制御弁装置を示す第3図の要部拡大
図である。
【符号の説明】
1 コイル 8a 主スプリング 8b 副スプリング 9 調整ねじ 21 可動コア 21a 弾性体保持部 21b 弁体 22 パイプ 23 固定コア 24 弁座

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の通路に設けた弁座、この弁座に当
    接可能に設け、上記流体の流量を調節する弁体、この弁
    体を先端に有し、上記弁体の開閉弁方向に移動する可動
    コア、この可動コアに外周を上記弁体の外周よりも大き
    くして設け、弾性体を保持する弾性体保持部、この弾性
    体保持部に一端が保持され、上記可動コアを上記弁体の
    開弁方向へ付勢する第1弾性体、上記可動コアを嵌入
    し、摺動自在に保持すると共に先端部が上記弾性体保持
    部及び上記第1弾性体を内包する位置にまで突出した筒
    状の可動コア保持体、上記可動コアを上記弁体の閉弁方
    向に付勢する第2弾性体、コイルの通電量を制御するこ
    とにより、上記可動コアを上記弁体の開閉弁方向に移動
    させ、上記弁体を所定の開閉位置に保持する駆動手段を
    備えた比例制御弁装置。
  2. 【請求項2】 流体の通路に設けた弁座、この弁座に当
    接可能に設け、上記流体の流量を調節する弁体、この弁
    体を先端に有し、上記弁体の開閉弁方向に移動する可動
    コア、この可動コアに設け、弾性体を保持する弾性体保
    持部、この弾性体保持部に一端が保持され、上記可動コ
    アを上記弁体の開弁方向へ付勢する第1弾性体、上記可
    動コアの後方に配し、上記可動コアを上記弁体の閉弁方
    向に付勢する第2弾性体、コイルの通電量を制御するこ
    とにより、上記可動コアを上記弁体の開閉弁方向に移動
    させ、上記弁体を所定の開閉位置に保持する駆動手段、
    この駆動手段による磁路の一部を構成し、上記可動コア
    の後方に配し、上記弁体の開閉弁方向の軸に沿った中空
    通路を有する固定コア、この固定コアの上記中空通路中
    の先端部に上記第2弾性体の一端を嵌入し、この第2弾
    性体の一端に当接すると共に、上記中空通路内をその軸
    方向に移動可能に設け、この移動により上記第2弾性体
    の付勢力を調整する調整部材を備えた比例制御弁装置。
JP33331791A 1991-12-17 1991-12-17 比例制御弁装置 Pending JPH05164265A (ja)

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JP33331791A JPH05164265A (ja) 1991-12-17 1991-12-17 比例制御弁装置

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