JPH05163637A - 水噴射式織機における緯入れ準備方法とその装置 - Google Patents

水噴射式織機における緯入れ準備方法とその装置

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JPH05163637A
JPH05163637A JP35351391A JP35351391A JPH05163637A JP H05163637 A JPH05163637 A JP H05163637A JP 35351391 A JP35351391 A JP 35351391A JP 35351391 A JP35351391 A JP 35351391A JP H05163637 A JPH05163637 A JP H05163637A
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JP
Japan
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water
tank
solenoid valve
loom
weft insertion
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Application number
JP35351391A
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English (en)
Inventor
Koichi Hattori
恒一 服部
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05163637A publication Critical patent/JPH05163637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】全体構造の構成を複雑にせず、空気を含まない
水を用いて起動準備をすることを可能ならしめること。 【構成】 水道源に開閉弁31を介して接続されたタン
ク1と該タンク1に貯留された水を緯入れ用ノズル7に
供給する緯入れ用ポンプ5とを有する水噴射式織機にお
いて、タンク1の所定位置にタンク内を外気に対して開
放/密閉可能にする通気開閉機構32を設け、織機再起
動の準備段階に通気開閉機構32を閉状態にするととも
に、開閉弁を開状態とし、タンク内水圧を水道水圧まで
上昇させることによりメインノズル内に水を充填供給さ
せておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水噴射式織機における緯
入れ準備方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水噴射式織機においては、例えば、特開
昭60―173144号公報に開示されたものにおいて
は、ポンプと切換弁との間に開閉弁を介して水道源と接
続し、織機の再起動に際して、該開閉弁を開状態とする
ことにより、水道水を直接緯入れ用ノズルおよび配管に
供給するように制御している(第1従来技術)。
【0003】また、特開昭62―282039号公報に
開示されたものは、水を補助タンクに貯留せしめ、この
貯留水を圧力空気で緯入れ用ノズルへ供給することによ
り、配管内に空気を含まない水を充填させるように制御
している(第2従来技術)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1従来技術にあ
っては、水道水に空気が含まれていることから、この水
道水の空気が再起動後の緯入れに支障を来たす虞が極め
て多いといった不都合がある。
【0005】また、第2従来技術にあっては、たしかに
空気を含まない水を噴射水に用いることができるが、こ
のために補助タンクや圧力空気供給装置等を必要として
いることから構成が複雑となり、製作費用が高額になる
のみならず保守の点においても面倒となる。
【0006】本発明は上記従来技術の課題に鑑みて提案
されたもので、全体構造の構成を複雑にせず、事後の緯
入れに障害を与えないような空気を含まない水を用いて
起動準備をすることを可能ならしめることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、水道源
に開閉弁を介して接続されたタンクと該タンクに貯留さ
れた水を緯入れ用ノズルに供給する緯入れ用ポンプとを
有する水噴射式織機において、該タンクの所定位置にタ
ンク内を外気に対して開放/密閉可能にする通気開閉機
構を設け、織機再起動の準備段階に通気開閉機構を閉状
態にするとともに、開閉弁を開状態とし、タンク内水圧
を水道水圧まで上昇させることにより緯入れ用ノズル内
に水を充填供給することを特徴とする。
【0008】本発明の装置は、水道源に開閉弁を介して
接続されたタンクと該タンクに貯留された水をメインノ
ズルに供給する緯入れ用ポンプとを有する水噴射式織機
において、該タンクの所定位置に所定のタイミングにタ
ンク内を外気に対して開放/密閉可能にする通気開閉機
構と所定の条件の時にタンクへの給水を行う給水機構を
設けることを特徴とする。
【0009】
【作用】織機再起動の準備段階に通気開閉機構を閉状態
にするとともに、開閉弁を開状態にしてタンクへ給水を
しタンク内水圧を水道水圧まで上昇させる。そうする
と、タンク内の水は水道水圧によって押出されて管路を
通って緯入れ用ノズルに至り、緯入れ用ノズル内に水が
充填される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の基本的実施例における実施説
明図であり、図示しない水道源に接続された密閉型タン
ク1と、織機と同期して作動し、該タンク1の水を高い
圧力のもとで緯入れ用ノズル8に供給するポンプ5とを
有する。
【0011】図2及び図3から最もよく分るように、タ
ンク1は上部に蓋10が設けられている所謂密閉型のも
のであり、該蓋10の所定位置からはポンプ5へ向けて
タンク内の水を送出する送水管11が垂下するように設
けられている。この送水管11の下端側位置はタンク1
内の最小貯水レベルQ1より下方に位置している。ま
た、タンク1側壁部の下端側所定の位置には、入水口1
2が形成されており、この入水口12は第1の電磁弁3
1を介して図示しない水道源に接続されている。
【0012】タンク1側壁部の上端側、即ち最大貯水レ
ベルQ2より上側に通気口13が形成されている。この
通気口13には通気開閉機構としての第2の電磁弁32
が取り付けられており、後述する所定の時期にタンク1
内部を外気に対して開放/密閉する。
【0013】タンク1底部にはタンク内の貯水量が最小
貯水量レベルQ1になった時にこれを検出する液面セン
サ14が設けられている。また、蓋10にはタンク内に
向けて最大貯水量レベルQ2を検出する液面センサ15
が設けられている。部品番号14Fおよび15Fは液面
センサ14、15の構成部品であるフロートである。
【0014】タンク1側壁内面には入水口12を挟むよ
うに配置され、かつ最大貯水量レベルQ2近傍まで立設
する一対の仕切板16が設けられており、タンク中心側
端にはフィルター17が取り付けられている。この仕切
板16とフィルター17の存在により、水道水に含まれ
た空気は上方に分離し、また不純物はフィルター17で
濾され、入水口12から供給された水道水が直接送水管
11に取入れられることがなくなる。
【0015】次に上記実施例の作用について説明する。
まず、織機運転中においては、第2の電磁弁32は開状
態になっており、タンク1内の非貯水部は外気(大気)
と連通している。この時、第1の電磁弁31は前記両液
面センサ14、15のON/OFF状態に対応して開閉
し、タンク1内への給水及び停止を行っている。即ち、
緯入れにより水量が減少して最小貯水量レベルQ2検出
液面センサ14のフロート14Fが下がると該液面セン
サ14がOFFとなることにより第1の電磁弁31が開
き、タンク1内へ水道水を供給する。そうすると、この
第1の電磁弁31からの給水量は緯入れによる消費量よ
りも大きく設定してあるので、タンク内の貯水量は増大
する。この貯水量の増大は最大貯水量検出用液面センサ
15のフロート15Fを押上げ、該センサ15がONと
なって第1の電磁弁31を閉じる。この操作を繰り返す
ことによって、貯水量は一定の範囲に維持される。
【0016】次に、織機が停止すると、これを受けてタ
ンク1内の貯水量が最大となるように第1の電磁弁31
が作動する。即ち、第2の電磁弁32は開状態を維持
し、第1の電磁弁31は最大貯水量検出液面センサ15
がONとなるまで開状態となっている。
【0017】織機再起動にあたり、図示しない運転準備
スイッチをONにすると、第2電磁弁32が閉じられ、
第1電磁弁31が開かれる。これにより、タンク1内は
密閉状態となると共に水道水が供給される。そうする
と、タンク1内の水圧が水道水圧にまで上昇し、その圧
力で、タンク1内に貯留された水が送水管11から管路
9内へ供給され、緯入れ用ノズル7に充填される。
【0018】この後、一定時間経過すると、第2の電磁
弁32が開き、第1の電磁弁が閉じる。即ち、タンク1
内の非貯水部と外気とが連通すると共に、給水が停止す
る。これでいつでも織機が再起動できる状態となり、図
示しない運転スイッチをONにすると織機が起動され、
緯入れが開始される。
【0019】上記実施例においては、織機運転中、第2
電磁弁32を常時開状態とし、第1電磁弁31を液面セ
ンサ14、15の検出信号に基づいて開閉していたが、
織機運転中に第2電磁弁32を常時閉状態とし、第1電
磁弁31を常時開状態としておいてもよい。即ち、起動
準備完了後、第1および第2電磁弁31、32を夫々閉
状態としておき、織機起動とともに、第1電磁弁31を
開状態とする。この時、タンク1内水には常時水道水圧
が作用し、緯入れ用ノズル8へ水が常時供給されること
になるが、緯入れに大きな影響はない。また、タンク1
内の貯水量を最大とする動作を、緯入れ用ノズル7への
水の充填後に行なってもよい。即ち、水の充填後、第1
電磁弁31を開状態としたまま第2電磁弁32を開き、
最大貯水量検出液面センサ15がONとなったときに第
1電磁弁31を閉じればよい。
【0020】さらに、通気口13の通気開閉機構として
電磁弁32を用いたが、これに限定されるものではな
く、例えば、通気孔13を覆うふたを外側に設けこれを
公知のアクチュエータで開閉するように構成しておいて
もよい。また、図示した各構成部品の形状および配置は
図示のものに限定されるものではない。即ち、本発明の
作用を満たすものであればいかなる形状及び配置でもよ
いことはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、水道
水圧によってタンク内に貯留された水が緯入れ用ノズル
に供給されるので、補助タンクや圧力空気供給装置など
の複雑な機構を用いずとも簡易な機構で起動準備段階に
おいて空気を含まない水を緯入れ用ノズルに充填させて
おくことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置周りを示し
た配管説明図。
【図2】本発明の方法を実施するための装置の要部(タ
ンク)を示す側面断面図。
【図3】本発明の方法を実施するための装置の要部(タ
ンク)を示す平面側面図。
【符号の説明】
1…タンク(密閉型) 5…緯入れ用ポンプ 7…メインノズル 9…管路 11…送水管 12…入水口 13…通気口 14…液面センサ(最小貯水量検出用) 15…液面センサ(最大貯水量検出用) 16…仕切板 17…フィルター 31…第1電磁弁(給水/停止制御用) 32…第2電磁弁(通気開閉機構用)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道源に開閉弁を介して接続されたタン
    クと該タンクに貯留された水を緯入れ用ノズルに供給す
    る緯入れ用ポンプとを有する水噴射式織機において、該
    タンクの所定位置にタンク内を外気に対して開放/密閉
    可能にする通気開閉機構を設け、織機再起動の準備段階
    に通気開閉機構を閉状態にするとともに、開閉弁を開状
    態とし、タンク内水圧を水道水圧まで上昇させることに
    より緯入れ用ノズル内に水を充填供給することを特徴と
    する水噴射式織機における緯入れ準備方法。
  2. 【請求項2】 水道源に開閉弁を介して接続されたタン
    クと該タンクに貯留された水をメインノズルに供給する
    緯入れ用ポンプとを有する水噴射式織機において、該タ
    ンクの所定位置に所定のタイミングにタンク内を外気に
    対して開放/密閉可能にする通気開閉機構と所定の条件
    の時にタンクへの給水を行う給水機構が設けられている
    ことを特徴とする水噴射式織機における緯入れ準備装
    置。
JP35351391A 1991-12-17 1991-12-17 水噴射式織機における緯入れ準備方法とその装置 Pending JPH05163637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110093707A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 株式会社丰田自动织机 喷水织机的水喷射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110093707A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 株式会社丰田自动织机 喷水织机的水喷射装置
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