JPH05163477A - 床材の接着施工方法 - Google Patents

床材の接着施工方法

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JPH05163477A
JPH05163477A JP3351091A JP35109191A JPH05163477A JP H05163477 A JPH05163477 A JP H05163477A JP 3351091 A JP3351091 A JP 3351091A JP 35109191 A JP35109191 A JP 35109191A JP H05163477 A JPH05163477 A JP H05163477A
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JP
Japan
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floor
type
floor material
modified silicone
adhesive
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Application number
JP3351091A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kishimoto
正昭 岸本
Junzo Makino
純三 牧野
Hidekazu Okuno
英一 奥野
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Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床材の接着施工あたり、労働衛生面で優れた
作業環境下での接着施工を可能とする。 【構成】 1液タイプ無溶剤反応型ウレタン系接着材を
床下地材及び/又は床材に塗布し接着する。又は、1液
タイプ無溶剤反応型変性シリコーン系接着材を床下地材
及び/又は床材に塗布し接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築産業における床仕
上げ接着工法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床仕上げ接着工法に使用する接着
剤は、施工時の下地条件や床材の種類、施工後の使用条
件などによって、性状や形態が異なり、エポキシ系及
びウレタン系(2液混合タイプ)、酢酸ビニル樹脂、
アクリル樹脂、エチレン・酢ビ共重合樹脂、ゴム系ラテ
ックス(エマルジョンタイプ)及び合成ゴム、酢酸ビ
ニル樹脂、酢ビ共重合樹脂、ウレタンなど(溶剤タイ
プ)が用いられてきた。
【0003】これらの接着剤は、それぞれの性状に合わ
せて、くし目ごて、平ばけ、毛ばけ、或いはスプレーガ
ンなどの塗布器具を使用して塗工されている。
【0004】しかし、上記した各接着剤は、それぞれ次
のような欠点を有していた。 エポキシ系及びウレタン系接着剤(2液タイプ)は、
2液の正確な計量混合に手間がかかり、屋内の作業であ
るため作業者がかぶれる危険性が高い。また、屋内の作
業であるため、特に冬場は刺激臭がこもりやすい。
【0005】エマルジョンタイプ接着剤は、水分の蒸
発が遅い(特に冬場)為、作業効率が劣り、寒冷地の施
工には不向きである。又、鉄板下地や吸い込みのない下
地には使用できない(使用できる床材の種類が限定され
る)という問題があった。
【0006】溶剤タイプ接着剤は、屋内の作業である
ため、溶剤の臭気がこもりやすいく、火災、爆発の危険
性が高いため、作業中は勿論のこと、接着剤の保管にも
十分な安全対策と管理が必要になる。また、溶剤による
大気汚染(環境問題)が、社会的に問題になっている。
【0007】特に床仕上げ用ウレタン系接着剤は従来主
に用いられてきたエポキシ系2液混合タイプ接着剤や溶
剤タイプ接着剤にとって代わる物として出てきた接着剤
であるが、現在、床仕上げ用として市販されている1液
タイプウレタン系接着剤は高分子量・高粘度のウレタン
ポリマーを使用したり、ウレタンプレポリマーそのもの
の感温性が高いなどの理由から作業性を考慮し、酢酸エ
チルやトルエンなどの溶剤を5〜20%程度配合してい
るのが現状である。
【0008】従って、従来の溶剤系接着剤と同様の問題
点を有している。また、他用途では無溶剤型の1液タイ
プウレタン系接着剤、もしくはシーリング材も市販され
ているが、床仕上げ用接着剤として用いるには高粘度で
作業性に難があったり、硬化物のモジュラスが低すぎた
りして、適当ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術を考慮して、新規に、作業性に優れた1液タイプ
床仕上げ用無溶剤反応型ウレタン系接着剤又は無溶剤反
応型変性シリコーン系接着剤と、これらの接着剤を用い
た床材の接着施工方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第一の要旨における方法は、ウレタンプレ
ポリマーを主成分とする1液タイプ無溶剤反応型ウレタ
ン系接着剤を床下地材及び/又は床材に塗布し、床材を
接着するようにしたものである。
【0011】また、本発明の第二の要旨における方法
は、変性シリコーンを主成分とする1液タイプ無溶剤反
応型変性シリコーン系接着剤を床下地材及び/又は床材
に塗布し、床材を接着するようにしたものである。
【0012】上記1液タイプ無溶剤反応型ウレタン系接
着剤は、200cP(センチポイズ)〜100000P
(ポイズ)、好ましくは20〜5000Pの粘度を有
し、かつ5%未満の揮発分を有するように構成する。
【0013】上記1液タイプ無溶剤反応型変性シリコー
ン系接着剤は、200cP(センチポイズ)〜1000
00P(ポイズ)、好ましくは20〜5000Pの粘度
を有し、かつ5%未満の揮発分を有するように構成す
る。
【0014】本発明の第三の要旨における1液タイプ無
溶剤反応型ウレタン系接着剤は、200cP(センチポ
イズ)〜100000P(ポイズ)、好ましくは20〜
5000Pの粘度を有するように調整し、かつ揮発分を
5%未満としたものである。
【0015】本発明の第四の要旨における1液タイプ無
溶剤反応型変性シリコーン系接着剤は、200cP(セ
ンチポイズ)〜100000P(ポイズ)、好ましくは
20〜5000Pの粘度を有するように調整し、かつ揮
発分を5%未満としたものである。
【0016】本発明に用いられるウレタンプレポリマー
は活性イソシアネート基(NCO基)を含有する公知の
ものが使用されてよく、一般に1液形ポリウレタン組成
物に用いられるものであればいかなるものでもよく、特
に限定されない。
【0017】ポリウレタンプレポリマーの一方の製造原
料であるポリヒドロキシル化合物としては、一般にウレ
タン化合物の製造に用いられる種々のポリエーテルポリ
オール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール
などが挙げられる。
【0018】ポリエーテルポリオールとは、例えば、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド、テトラヒドロフランなどのアルキレンオキサ
イドの1種もしくは2種以上を2個以上の活性水素を有
する化合物に付加重合させた生成物である。
【0019】ここで、2個以上の活性水素を有する化合
物としては、例えば、多価アルコール類、アミン類、ア
ルカノールアミン類、多価フェノール類が挙げられる。
【0020】多価アルコール類としては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ジエ
チレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ンなどが、アミン類としては、エチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミンなどが、アルカノールアミン類とし
ては、エタノールアミン、プロパノールアミンなどが、
また、多価フェノール類としてはレゾルシン、ビスフェ
ノール類などが挙げられる。
【0021】また、ポリエステルポリオールとは、多価
アルコールと多塩基性カルボン酸の縮合物、ヒドロキシ
カルボン酸と多価アルコールの縮合物、ラクトンの重合
物などであり、これらに使用される多価アルコールとし
ては、先にポリエーテルポリオールの項で例示した化合
物等が、多塩基性カルボン酸類としては、例えばアジピ
ン酸、グルタール酸、アゼライン酸、フマール酸、マレ
イン酸、テレフタール酸、ダイマー酸等が挙げられる。
【0022】さらに、ヒドロキシカルボン酸と多価アル
コールの縮合物として、ヒマシ油、ヒマシ油とエチレン
グリコールの反応生成物も有用である。
【0023】また、ラクトンの重合物とはεーカプロラ
クトン、αーメチルーεーカプロラクトンなどを適当な
重合開始剤で開環重合させたものをいう。
【0024】ポリマーポリオールとは、例えば、前記ポ
リエーテルポリオールないしはポリエステルポリオール
にアクリロニトリル、スチレン、メチル(メタ)アクリ
レート等のエチレン性不飽和化合物をグラフト重合させ
たものや、1,2−もしくは1,4ーポリブタジエンポ
リオール、または、これらの水素添加物をいう。
【0025】ポリウレタンプレポリマーの製造原料であ
るポリヒドロキシル化合物として、上記のものが例示さ
れ、1種類単独でも、2種類以上を併用してもよいが、
重量平均分子量100〜10000程度のものが好まし
く、500〜5000程度のものがさらに好ましい。
【0026】ポリウレタンプレポリマーの他方の製造原
料であるポリイソシアネート化合物としては、通常のポ
リウレタン樹脂の製造に用いられる種々のものが例示さ
れる。
【0027】具体的には、2,4−トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネ−ト、フェニレ
ンジイソシアネ−ト、キシレンジイソシアネ−ト、ジフ
ェニルメタン−4、4’−ジイソシアネ−ト、ナフチレ
ン−1、5−ジイソシアネ−ト、及び、これらを水添し
た化合物、エチレンジイソシアネ−ト、プロピレンジイ
ソシアネ−ト、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソホロジンイソシアネ
ート、トリフェニルメタントリイソシアネート等が挙げ
られる。
【0028】これらのポリイソシアネ−ト化合物は、1
種単独でも、2種以上を併用してもかまわない。
【0029】また、ポリウレタンプレポリマ−の製造条
件は、特に限定されず、通常のポリウレタンポレポリマ
−の製造条件でよい。すなわち、反応温度50〜100
℃程度、常圧下で反応させれば良い。
【0030】上記のウレタンポレポリマ−に、必要に応
じて充填剤、可塑剤、接着付与剤、硬化触楳、揺変剤、
安定剤、希釈剤等を配合する。
【0031】充填剤としては、炭酸カルシウム、カ−ボ
ンブラック、クレ−、タルク、酸化チタン、無機系バル
−ン、有機系バル−ンなどが挙げられ、それぞれ単独、
または混合して用いられる。
【0032】可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタ
レ−ト、ジブチルフタレ−ト、ジラウリルフタレート、
ブチルベンジルフタレ−ト、ジオクチルアジペ−ト、ジ
イソデシルアジペ−ト、トリオクチルフォスフェ−ト、
アジピン酸プロピレングリコ−ルポリエステル、アジピ
ン酸ブチレングリコールポリエステル、エポキシステリ
アリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等が挙げられ、そ
れぞれ、単独または混合して用いられる。
【0033】接着性付与剤としては、各種チタネート系
或いは、シラン系カップリング剤、カップリング剤とイ
ソシアネート化合物との反応生成物、2種類以上のカッ
プリング剤の反応生成物、(例えば、各種アミノシラン
とエポキシシランの反応生成物、2分子以上のカップリ
ング剤アルコキシ基の縮合反応生成物)等が挙げられ、
単独または混合して使用する事ができる。
【0034】硬化触媒としては、Nーメチルモルホリ
ン、トリエチルアミン、N,N,N’,N’ーテトラメ
チルプロパンジアミン、ビス(2ージメチルアミノエチ
ル)エーテル等の第3級アミン類、及びオクタン酸鉛、
ナフテン酸鉛、オクタン酸錫、ジブチル錫ジラウレート
等の有機金属化合物を単独または混合して使用する。
【0035】揺変剤としては、例えば、コロイド状シリ
カ、水素添加ヒマシ油、有機ベントナイト、トリベンジ
リデンソルビトール、表面処理した沈降炭酸カルシウム
等を使用する。
【0036】また安定剤としては、例えば商品名イルガ
ノックス1010及び1076(チバガイギー社製)、
ヨシノックスBHT、BBなどの位置障害型フェノール
類、チヌビン327、328(チバガイギー社製)等の
ベンゾトリアゾール類、サノールLSー770及び74
4(チバガイギー社製)等の位置障害型アミン類、トミ
ソープ800(吉富製薬社製)などのベンゾフェノン類
を使用する。
【0037】希釈剤としては石油系炭化水素希釈剤、3
ーメチルー3ーメトキシブチルアセテート、グルタル酸
ジメチルなどのエステル類などがある。
【0038】以上それぞれの添加剤を例記したが、配合
物は、特にこれらに限定するものではない。
【0039】本発明の1液型ポリウレタン組成物の製造
方法は、特に限定されないが、好ましいくは各成分を減
圧下に十分混練し、均一に分散させて組成物とするのが
よい。
【0040】本発明に用いられる変性シリコーンとして
は、特開昭50ー156599号報、特開昭52ー73
998号公報、特開昭58ー10418号公報、特開昭
62ー230822号公報などで提案されたような加水
分解可能な基が結合した珪素原子を分子中に少なくとも
2個以上有する有機シリコン系化合物、特開昭60ー2
28516号公報、特開昭63ー112642号公報、
特開平1ー131271号公報で提案された珪素基を有
するオキシアルキレン重合体と珪素基を有する(メタ)
アクリレート(共)重合体よりなる組成物のようなもの
がある。
【0041】これらのポリマー中に塩ビ(共)重合体な
どのビニル系化合物、フェノール樹脂系化合物、石油樹
脂、テルペンーフェノール樹脂、ロジンエステル樹脂な
どの粘着付与剤、特開昭63ー291918号公報に提
案されたような予め反応したエポキシ樹脂、ブチルアク
リレート(共)重合体などの(メタ)アクリレート化合
物などを必要に応じて添加しても良い。
【0042】さらに、上記の変性シリコーンに必要に応
じて、充填剤、可塑剤、接着付与剤、硬化触媒、揺変
剤、安定剤、希釈剤などが添加できる。
【0043】充填剤としては、炭酸カルシウム、カ−ボ
ンブラック、クレ−、タルク、酸化チタン、無機系バル
−ン、有機系バル−ンなどが挙げられ、それぞれ単独、
または混合して用いられる。
【0044】可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタ
レ−ト、ジブチルフタレ−ト、ジラウリルフタレート、
ブチルベンジルフタレ−ト、ジオクチルアジペ−ト、ジ
イソデシルアジペ−ト、トリオクチルフォスフェ−ト、
アジピン酸プロピレングリコ−ルポリエステル、アジピ
ン酸ブチレングリコールポリエステル、エポキシステリ
アリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等が挙げられ、そ
れぞれ、単独または混合して用いられる。
【0045】接着性付与剤としては、各種チタネート系
或いは、シラン系カップリング剤、カップリング剤とイ
ソシアネート化合物との反応生成物、2種類以上のカッ
プリング剤の反応生成物、(例えば、各種アミノシラン
とエポキシシランの反応生成物、2分子以上のカップリ
ング剤アルコキシ基の縮合反応生成物)等が挙げられ、
単独または混合して使用する事ができる。
【0046】硬化触媒としては、たとえば有機スズ化合
物、酸性リン酸エステルとアミンとの反応物、飽和又は
不飽和の多価カルボン酸またはその酸無水物、有機チタ
ネート化合物などがあげられる。
【0047】揺変剤としては、例えば、コロイド状シリ
カ、水素添加ヒマシ油、有機ベントナイト、トリベンジ
リデンソルビトール、表面処理した沈降炭酸カルシウム
等を使用する。
【0048】また安定剤としては、例えば商品名イルガ
ノックス1010及び1076(チバガイギー社製)、
ヨシノックスBHT、BBなどの位置障害型フェノール
類、チヌビン327、328(チバガイギー社製)等の
ベンゾトリアゾール類、サノールLSー770及び74
4(チバガイギー社製)等の位置障害型アミン類、トミ
ソープ800(吉富製薬社製)などのベンゾフェノン類
を使用する。
【0049】希釈剤としては石油系炭化水素希釈剤、3
ーメチルー3ーメトキシブチルアセテート、グルタル酸
ジメチルなどのエステル類などがある。
【0050】以上それぞれの添加剤を例記したが、配合
物は、特にこれらに限定するものではない。
【0051】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて説明する。 製造例1 1液タイプ反応型ウレタン系接着剤(A)の製造 真空プラネタリーミキサーにウレタンプレポリマーLー
1003(武田薬品工業(株)製)100部、ジオクチ
ルフタレート50部、乾燥した炭酸カルシウム70部、
酸化チタン10部、エロジル(日本アエロジル社製)3
部ジブチルチンジラウレート0.5部を投入して攪拌
し、均一に分散混合し1液タイプ反応型ウレタン系接着
剤を得た。JIS K6833試験法に準じた試験での
組成物の粘度は1210P(ポイズ)で、不揮発分は9
8.8%であった。
【0052】製造例2 1液タイプ反応型変性シリコーン系接着剤(B)の製造 真空プラネタリーミキサーに変性シリコーンS203
(鐘淵化学工業(株)製)50部、S303(鐘淵化学
工業(株)社製)50部、ジブチルフタレート50部、
乾燥した炭酸カルシウム70部、酸化チタン10部、ア
ミノシランKBMー603(信越化学工業(株)社製)
2部、ジブチルチンジラウレート1部を投入攪拌し、均
一に分散混合し1液タイプ反応型変性シリコーン系接着
剤を得た。JIS K6833試験法に準じた試験での
組成物粘度は820P(ポイズ)で、不揮発分は98.
3%であった。
【0053】実施例1 床材の接着 床下地材及び塩ビ製の床材(Pタイル)に、1液タイプ
反応型ウレタン系接着剤Aをくし目ごてで塗布し、Pタ
イルを強く押し当てるようにして床に貼った。室内に有
機溶剤の臭気はなく、快適な作業を行うことができた。
【0054】実施例2 床材の接着 床下地材及び塩ビ製の床材(Pタイル)に、1液タイプ
反応型変性シリコーン系接着剤Bをくし目ごてで塗布
し、Pタイルを強く押し当てるようにして床に貼った。
室内に有機溶剤の臭気はなく、快適な作業を行うことが
できた。
【0055】比較例1 床下地材及び塩ビ製の床材(Pタイル)に、セメダイン
EPー405(セメダイン(株)製、エポキシ樹脂系接
着剤)の主剤、硬化剤を重量比が1:1になるように計
量し、十分に混合攪拌する。ヘラで塗布した後、Pタイ
ルを強く押し当てるようにして床に貼った。塗布時の作
業性は良好であったが、2液の計量混合は煩雑であっ
た。
【0056】比較例2 床下地材及び塩ビ製の床材(Pタイル)に、セメダイン
N0.191(セメダイン(株)社製、変性酢酸ビニル
樹脂・溶剤系)をくし目ごてで塗布し、Pタイルを強く
押し当てるようにして貼った。ヘラさばき性は適度に軽
く良好であったが、室内には溶剤の臭気がこもり、作業
後もしばらくの間換気を必要とした。
【0057】比較例3 床下地材(鉄板)及び塩ビ製の床材(Pタイル)に、セ
メダインEMー345(セメダイン(株)社製、アクリ
ルエマルジョン系)をはけで塗布し、Pタイルを強く押
し当てるようにして床に貼った。1晩放置してもタイル
は固定できず接着は不可能であった。
【0058】
【発明の効果】以上のべたごとく、本発明によれば、床
材の接着施工にあたり、労働安全衛生面で優れた作業境
下での接着施工が可能となった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタンプレポリマーを主成分とする1
    液タイプ無溶剤反応型ウレタン系接着剤を床下地材及び
    /又は床材に塗布し、床材を接着する床材の接着施工方
    法。
  2. 【請求項2】 変性シリコーンを主成分とする1液タイ
    プ無溶剤反応型変性シリコーン系接着剤を床下地材及び
    /又は床材に塗布し、床材を接着する床材の接着施工方
    法。
  3. 【請求項3】 上記1液タイプ無溶剤反応型ウレタン系
    接着剤が、200cP(センチポイズ)〜100000
    P(ポイズ)、好ましくは20〜5000Pの粘度を有
    し、かつ揮発分が5%未満であることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記1液タイプ無溶剤反応型変性シリコ
    ーン系接着剤が、200cP(センチポイズ)〜100
    000P(ポイズ)、好ましくは20〜5000Pの粘
    度を有し、かつ揮発分が5%未満であることを特徴とす
    る請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 200cP(センチポイズ)〜1000
    00P(ポイズ)、好ましくは20〜5000Pの粘度
    を有し、かつ揮発分を5%未満とした請求項1又は3記
    載の方法に用いられる1液タイプ無溶剤反応型ウレタン
    系接着剤。
  6. 【請求項6】 200cP(センチポイズ)〜1000
    00P(ポイズ)、好ましくは20〜5000Pの粘度
    を有し、かつ揮発分を5%未満とした請求項2又は4記
    載の方法に用いられる1液タイプ無溶剤反応型変性シリ
    コーン系接着剤。
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JP2014025001A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Cemedine Co Ltd 硬化性組成物、この硬化性組成物からなる粘接着剤組成物、及びこれらの組成物を介して形成される床構造
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