JPH0516327Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0516327Y2
JPH0516327Y2 JP1987047928U JP4792887U JPH0516327Y2 JP H0516327 Y2 JPH0516327 Y2 JP H0516327Y2 JP 1987047928 U JP1987047928 U JP 1987047928U JP 4792887 U JP4792887 U JP 4792887U JP H0516327 Y2 JPH0516327 Y2 JP H0516327Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
mounting edge
fireproof
refractory
fireproof belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987047928U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63152807U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987047928U priority Critical patent/JPH0516327Y2/ja
Publication of JPS63152807U publication Critical patent/JPS63152807U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0516327Y2 publication Critical patent/JPH0516327Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物の対向する躯体の間隔部を遮断
するように設けられる耐火帯取付構造体に関す
る。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、建物躯体の間隔部を遮断するように設け
られる耐火帯の取付構造として、特開昭61−
196043号に記載のものがあつた。
しかし、上述の従来の耐火帯の取付構造では、
耐火帯が、躯体の角部に取付けられる金属製の縁
材の表て面側に取付けられているため、火災が発
生した場合に火炎が縁材に直接当たり、火炎によ
り加熱された縁材が融けて、耐火帯が脱落する虞
れがあつた。また、縁材は、大きくて嵩張り、取
付けが容易でなかつた。
そこで、本考案は、上述の問題を解決して、火
災による火炎で耐火帯を保持する縁材が融けるこ
とのない耐火帯取付構造体を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解決するために、本考案に係る
耐火帯取付構造体は、隣合う躯体の対向する内面
の間の間隔部に介装されると共に表裏両面に金網
が固着された耐火帯と、該躯体の夫々の角部に沿
つて固着されると共に該耐火帯の左右の端部を保
持する取付縁材と、を備えた耐火帯取付構造体で
あつて;取付縁材は、該躯体の内面に沿つた支持
片部と、該支持片部の端部から上記間隔部の中間
方向へ斜めに伸びると共に耐火帯の端部に対応す
る長さ寸法を有する傾斜片部と、を有し、かつ、
該傾斜片部に長手方向の長孔を貫設し;上記耐火
帯を2枚重ね構造とし、かつ、該耐火帯の左右の
端部を階段状にずらせて、その表て面側を上記取
付縁材の上記傾斜片部の裏面側に当接させると共
に、裏面側に上記金網を介して長手方向の帯板を
当接させ、該帯板と上記耐火帯の端部と上記傾斜
片部の上記長孔とにリベツトを挿通して取付け;
さらに、上記取付縁材の上記傾斜片部の裏面側に
於いて、上記耐火帯の階段状にずらせた左右の端
部の端縁と上記躯体の内面との間隙が微小となる
ように、接近させたものである。
〔作用〕
火災により隣合う躯体の間隔部内に発生した火
炎は、耐火帯に当たる。そして、耐火帯の両端縁
の階段状にずらした端部の端縁と躯体内面との間
隙は微小であるため、火炎は遮断されて、取付縁
材には届かず、取付縁材が融ける虞れはない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳説す
る。
第1図と第2図と第3図と第4図に於いて、1
は、隣合う建物の躯体3,3の間隔部8に介装さ
れると共に、熱膨張性セラミツク・フアイバーを
2枚重ね構造として表裏両面にアルミ箔を重合し
た耐火帯である。該耐火帯1は、その表裏両面1
a,1bに、保護兼摺動用の金網2,2が固着さ
れ、耐火帯1全体を被覆状に保護する。
4,4は、躯体3,3の夫々の角部に沿つて固
着されると共に、耐火帯1の両端部30,30を
保持する取付縁材である。
しかして、第1図に示すように、取付縁材4は
躯体3の角部に当接する固着アングル部5と、該
躯体3の内面3aに沿つた支持片部31と、該支
持片部31の端部から上記間隔部8の中間方向へ
斜めに伸びると共に耐火帯1の端部30に対応す
る長さ寸法Lを有する傾斜片部6と、から成る。
さらに、この取付縁材4の傾斜片部6には、長手
方向に所定ピツチにて、長孔7…を貫設する。
また、耐火帯1の両端部30,30を階段状に
ずらせて、その表て面1a側を上記取付縁材4,
4の上記傾斜片部6,6の裏面4b側に当接させ
ると共に、裏面1b側に上記金網2を介して長手
方向の帯板10を当接させる。そして、該帯板1
0と上記耐火帯1の端部と上記傾斜片部6,6の
上記長孔7…とにリベツト9…を挿通して取付け
る。
そして、傾斜片部6,6の裏面4b側に於い
て、耐火帯1の階段状にずらせた左右の端部3
0,30の端縁と躯体3,3の内面3a,3aと
の間隙Sが微小となるように、近接させる。ま
た、取付縁材4の傾斜片部6の表て面4aとリベ
ツト9との間には、スライドワツシヤ11を取付
ける。
上述の構成により、取付縁材4の裏面4bと金
網2とは滑り易く、かつ、表て面4aとスライド
ワツシヤ11も滑り易くなり、さらに、耐火帯1
の裏面1a側の帯板10により、リベツト9の先
端が金網2に引つ掛からずに滑る。従つて、第2
図中の矢印のように、耐火帯1の端縁と取付縁材
4とが相対的に摺動する。
次に、第3図は、他の実施例であつて、上述の
耐火帯1の表て面1a側の金網2と、取付縁材4
の裏面4bとの相対的摺動抵抗を一層低減すべく
摩擦抵抗の小さい樹脂ワツシヤ12を介装し、さ
らに、取付縁材4の表て面4aとスライドワツシ
ヤ11との相対的摺動抵抗を低減すべく、同様の
別の樹脂ワツシヤ13を介装している。
ところで、第4図は、上述のような耐火帯取付
構造体によつて、躯体3,3の間隔部8に耐火帯
1を取付け、さらに、止水板14及びジヨイント
装置15を、重層状に取付けた状態を示す。図例
では、縁材16,16をアンカーボルト17…に
取付けると共に、この縁材16の裏面側の凹溝1
8に、橋絡保持杆19を係合し、カバープレート
20とこの橋絡保持杆19とを、スプリング付ボ
ルト21にて連結して、カバープレート20を間
隔部8に施蓋状に取付けている。
上述の実施例によれば、間隙Sが微小であるた
め、第1図と第4図の下方(裏面)から、火炎が
矢印F…のように近づいたとき、該火炎は、間隙
Sを通過出来ず、取付縁材4に届かないため、ア
ルミ製等の取付縁材4が融けるのを防止出来る。
さらに、リベツト9は、地震等により第2図に示
す矢印のように摺動しても(ボルト・ナツト結合
等のように)緩む虞れはない。
〔考案の効果〕
上述の構成により、本考案は、以下に示す効果
を奏する。
火災により、躯体3,3の間隔部8内に生じ
た火炎が取付縁材4,4に届かないように出
来、該取付縁材4,4が融けることはなく、耐
火帯1の脱落を防止出来る。
地震により、取付縁材4の傾斜片部6と耐火
帯1とが長手方向に摺動しても、取付縁材4の
傾斜片部6と耐火帯1との連結が緩まないよう
に出来る。
取付縁材4の傾斜片部6の大きさを小とする
ことが出来、取付縁材4全体がシンプルかつコ
ンパクトとなるため、取付けが容易となる。
リベツト9が耐火帯1の裏面1b側を押える
押圧力を、耐火帯1の端部30,30の裏面1
b側に均等に分散出来、耐火帯1及びその裏面
1b側の金網2の破損を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部拡大断面
図、第2図は要部拡大正面図、第3図は他の実施
例の断面図、第4図は取付状態の一例を示す断面
図である。 1……耐火帯、1a……表て面、1b……裏
面、2……金網、3……躯体、3a……内面、4
……取付縁材、4a……表て面、4b……裏面、
6……傾斜片部、7……長孔、8……間隔部、9
……リベツト、10……帯板、30……端部、3
1……支持片部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 隣合う躯体3,3の対向する内面3a,3aの
    間の間隔部8に介装されると共に表裏両面1a,
    1bに金網2,2が固着された耐火帯1と、該躯
    体3,3の夫々の角部に沿つて固着されると共に
    該耐火帯1の左右の端部30,30を保持する取
    付縁材4,4と、を備えた耐火帯取付構造体であ
    つて、 取付縁材4は、該躯体3の内面3aに沿つた支
    持片部31と、該支持片部31の端部から間隔部
    8の中間方向へ斜めに伸びると共に耐火帯1の端
    部30に対応する長さ寸法Lを有する傾斜片部6
    と、を有し、かつ、該傾斜片部6に長手方向の長
    孔7…を貫設し、 上記耐火帯1を2枚重ね構造とし、かつ、該耐
    火帯1の左右の端部30,30を階段状にずらせ
    て、その表て面1a側を上記取付縁材4,4の上
    記傾斜片部6,6の裏面4b側に当接させると共
    に、裏面1b側に上記金網2を介して長手方向の
    帯板10,10を当接させ、該帯板10,10と
    上記耐火帯1の端部30,30と上記傾斜片部
    6,6の上記長孔7…とにリベツト9…を挿通し
    て取付け、 さらに、上記取付縁材4,4の上記傾斜片部
    6,6の裏面4b側に於いて、上記耐火帯1の階
    段状にずらせた左右の端部30,30の端縁と上
    記躯体3,3の内面3a,3aとの間隙Sが微小
    となるように、接近させたことを特徴とする耐火
    帯取付構造体。
JP1987047928U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH0516327Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987047928U JPH0516327Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987047928U JPH0516327Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63152807U JPS63152807U (ja) 1988-10-06
JPH0516327Y2 true JPH0516327Y2 (ja) 1993-04-28

Family

ID=30868988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987047928U Expired - Lifetime JPH0516327Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516327Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196043A (ja) * 1985-02-26 1986-08-30 理研軽金属工業株式会社 耐火用エキスパンシヨンジヨイント

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196043A (ja) * 1985-02-26 1986-08-30 理研軽金属工業株式会社 耐火用エキスパンシヨンジヨイント

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63152807U (ja) 1988-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1285823C (en) Vision panel frame
WO2006007212B1 (en) Fire resistant pv shingle assembly
KR101317217B1 (ko) 차열과 단열 및 밀폐 조절 기능을 갖는 방화문
US4998381A (en) Inspection cover arrangement
JPS59224745A (ja) 建物の伸縮継手装置
JP3365609B2 (ja) 窓框の窓体取付構造
JPH0516327Y2 (ja)
US5187910A (en) Fire barrier system
JP2831268B2 (ja) エキスパンションジョイント用耐火帯
JP3798556B2 (ja) 天井や壁等に用いる面材の補強構造
JPH0476180A (ja) 断熱スラット
JPH1082114A (ja) 断熱材の固定金具
JPS6114342A (ja) エキスパンシヨンジヨイント
JPS6129910Y2 (ja)
JP3767994B2 (ja) 格子状パネルの取付金具と、その取付方法
JP2745286B2 (ja) 外壁材
JP3723286B2 (ja) エキスパンションジョイントの耐火帯取付部及び取付方法
JPH057003Y2 (ja)
JP2823852B2 (ja) 窓枠用押縁
JPH02289735A (ja) 建物の伸縮継手装置の防火材用保持金具
JPH03144039A (ja) エキスパンションジョイント
JPH0116808Y2 (ja)
JPH0341524Y2 (ja)
JP2675750B2 (ja) カバープレートの取付構造
JP2754451B2 (ja) 取付縦材と縦枠連結部のカバー体取付構造