JPS6129910Y2 - - Google Patents

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JPS6129910Y2
JPS6129910Y2 JP1981011010U JP1101081U JPS6129910Y2 JP S6129910 Y2 JPS6129910 Y2 JP S6129910Y2 JP 1981011010 U JP1981011010 U JP 1981011010U JP 1101081 U JP1101081 U JP 1101081U JP S6129910 Y2 JPS6129910 Y2 JP S6129910Y2
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fire
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は耐火性の強い扉即ち防火扉の反り防
止装置に関するものである。
従来防火扉は火災等の場合、延焼を防止する目
的で取付けられるが、火の当る面と反対面には当
然表面温度の差が生じ、熱膨張差のため、扉は上
下方向の反りや横方向の反りが生じる。扉が一定
以上反ると、扉と扉枠間の隙間が大となり、煙や
焔はこの間隙から隣室へ流れ込み、折角の防火扉
も効果がなくなり、延焼を来すことになる。フロ
アーヒンジやピボツトヒンジの場合には扉の反り
は丁番吊に比しさらに反りが大となり、防火性能
が悪い。
以上のような理由で、一般には3枚丁番吊の扉
が多く使われていた。しかしピボツトヒンジ吊扉
は、丁番式に比べてこれを取付ける建物との設計
的納まりが良く、又意匠的にも優れているので市
場で好まれ、ピボツトヒンジ吊扉でも丁番3枚吊
と同様に防火性能を有する扉の出現が要求されて
いる。
従来この要求に応えるものとして吊元側見込面
中央に反り防止凸部を固定し、他方吊元側竪枠の
前記反り防止金具に対応する位置に凹部を設け、
扉閉鎖時に両者が嵌合して反りを防止するものが
あつた。しかし火災時火焔にさらされる扉はその
熱変形が種々の形で表われるため、単なる凹凸係
合では外れて所期の目的を達しない場合があり、
その改善が望まれていた。
又、火災を受けると、扉は熱膨張して扉と枠の
上部チリ間の隙間分だけ上方にのびる。この為上
記の構造では、納りの関係で、反り防止凸部に上
向の荷重が加わり、フレームの座屈等により有害
な変形をきたす原因にもなつた。本案は叙上の如
き熱膨張による扉の複雑な変形を考慮し、これら
複雑な変形に耐えうる強い防火扉を提供せんとす
るものである。
本考案は叙上の如き要望を満すべく考案された
もので、以下添付図面を参照して一つの実施例に
ついて説明する。第1図に於て、1は防火扉で吊
元側の竪枠2の上・下に於てピボツトヒンジ3,
3によつて取付けられている。4は錠前側の竪
枠、5は上枠、6は下枠である。7は扉1の吊元
側見込面中央に設けられた反り防止片、8は吊元
側竪枠に設けられた反り防止片で反り防止片7に
対応した位置に設けられ、これら対をなす反り防
止片7,8で反り防止位置Aを構成している。
第2図は反り防止装置の詳細を示すべく、第1
図の−線で切断した図である。反り防止片7
は扉の吊元側見込面にビス9でとりつけられる。
又反り防止片8は竪枠にビス10で取付けられて
いる。反り防止片7と8は同一構造のもので、そ
の詳細を第3図に示す。反り防止片は断面くさび
状をなし、取付皿孔11が穿設されている。反り
防止片7はそのくさびの傾斜面12が見込面に面
するようビス9で固着される。又反り防止片8は
同じく傾斜面12が竪枠に面するようとりつけら
れる。即ち反り防止片7,8の傾斜面12が互に
対向し合うようとりつけられ、くさび面の尖端が
少し離れる程度(第2図)にとりつけ、開閉時に
両者が接触して干渉しないよう配慮する。
さて、第2図の矢印F方向から火焔を受けると
扉1は実線の状態から2点鎖線で示す位置に反り
返り、扉の吊元側見込面も当然位置が矢印a方向
に向つてずれようとする。すると、反り防止片7
も一緒にずれ、反り防止片7の傾斜面12が竪枠
側に固定の反り防止片8の傾斜面12とかみ合う
に至る。この結果扉が熱膨張によつて火災の起つ
ている方向へ反り返り、わん曲する(第4図a)
のを防止する。反り防止装置Aの存在によつて第
4図bの程度しか反らない。従つて防火扉として
の機能を失うことなく、通路の遮断状態を長い間
続けることができる。
又上記扉の反りと上方へののびは、ほぼ同時に
起るが、反り防止片7,8の傾斜面が互いにかみ
合つた状態でも、上方への伸びによる膨張力によ
つて反り防止片が影響を受けることがない。さら
に扉の腰くびれ変形や、吊元側ドアフレームの座
屈変形をも防止できる。
以上要するに本案は、火災時の扉の熱合成変形
による影響、すなわち反り変形の防止はもちろん
上方への膨張(のび)による負荷を受けず、さら
に腰くびれ変形やフレームの座屈変形をも防止で
きるものである。
なお、本案の反り防止片の長さは自由に選択で
き、ビス止め数も必要に応じて選択でき、反り防
止装置の取付個所、数量等も任意に選択できるこ
とは申すまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はピボツトヒンジで取付けた扉の正面
図、第2図は第1図の−矢視断面図、第3図
は反り防止片、第4図は火災時における扉の反り
状態を示し、符号aは反り防止装置のない場合、
符号bは反り防止装置を設けた場合を示す。 図において;A……反り防止装置、F……火災
により熱をうける方向、1……防火扉、2……竪
枠、3……ピボツトヒンジ、4……竪枠、5……
上枠、6……下枠、7……反り防止片、8……反
り防止片、9……ビス、10……ビス、11……
皿孔、12……(反り防止片の)傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉の吊元見込面に、傾斜面12を有する楔状を
    なした反り防止片7を、その傾斜面12が扉の見
    込面に面するよう取付け、又該反り防止片7に対
    応して吊元側竪枠2にも前記扉吊元側の反り防止
    片7と同様構造の反り防止片8をその傾斜面12
    が竪枠2に面するように取付け、これら対をなす
    反り防止片7,8は常時は先端が少し離れる程度
    に取付けられていて、扉が反るにつれて前記傾斜
    面12,12が互に強く係合して反り作用に抗す
    るよう扉を保持するようにしたことを特徴とする
    防火扉の反り防止装置。
JP1981011010U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPS6129910Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS57124590U JPS57124590U (ja) 1982-08-03
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JP2020029736A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 三和シヤッター工業株式会社 開き戸

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