JPH057003Y2 - - Google Patents

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JPH057003Y2
JPH057003Y2 JP1985109949U JP10994985U JPH057003Y2 JP H057003 Y2 JPH057003 Y2 JP H057003Y2 JP 1985109949 U JP1985109949 U JP 1985109949U JP 10994985 U JP10994985 U JP 10994985U JP H057003 Y2 JPH057003 Y2 JP H057003Y2
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JP
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louver
shielding plate
fuse metal
blades
louver body
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JP1985109949U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建造物の開口部に設置される通気機
能を有するガラリであつて、火災時には通気を遮
断する機能をも兼備する防火ガラリに関するもの
である。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種建造物の開口部に設置される防
火ガラリは、火災等の発生時、羽根間の通気を遮
断するように構成する必要が有る。そのため従
来、例えば実公昭56−38153号公報に示す如く、
ガラリ枠にヒユーズメタルを介して支持した遮蔽
板を、ヒユーズの溶断によつて閉鎖姿勢に落下す
るようにしたものが提唱されている。
しかるにこのものは、ヒユーズメタルを介して
ガラリ枠に支持される遮断板を、ガラリ羽根の傾
斜上端縁から上方に突出する立上り辺の外側に摺
動自在に設けて、ヒユーズメタルの溶断に伴い遮
断板を落下させることで立上り辺間の間隙を遮蔽
するようにしていた。ところがこのものでは、遮
断板の自重落下を確実にするため、遮断板を立上
り辺に対して軽く摺接する程度に配設して摺動抵
抗を低下させる必要が有る。しかるにこの様にす
ると、遮断板の落下時、遮断板と立上り辺とのあ
いだの遮蔽が不完全になつて、ここから火煙が漏
れて防火性能が著しく劣るという問題が有る。そ
こで実際には、遮断板を可及的に隙間のないよう
立上り辺に確りと摺接させたものとし、そして、
この様に摺接することによつて大きくなる落下時
の摺動抵抗に対し、遮断板を弾機で付勢して落下
を促す等する必要が有り、このため、部品点数が
増える許りでなく、構造も複雑になつて製作にも
手間のかかるものであつた。
[問題を解決する手段] 本考案は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を
一掃することができる防火ガラリを提供すること
を目的として創案されたものであつて、前後方向
中央側が高く外端側が低くなるよう傾斜した傾斜
面を有するガラリ本体と、該ガラリ本体の外端側
縁から下方に垂下する垂下辺とを備えた複数の羽
根を上下方向に所定間隔を存して併設して構成さ
れたガラリであつて、ヒユーズメタルを介してガ
ラリの上枠に支持された連結枠に設けられ、ヒユ
ーズメタルの溶断で前記連結枠と共に自重落下し
て羽根間の間隙を遮断する遮断板を、ガラリ本体
の傾斜上面を下方に臨むよう垂下辺の内側に摺動
自在に設けて、ヒユーズメタルの溶断に基づく遮
断板の落下位置を、ガラリ本体の傾斜上面位置に
したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、遮断板の
落下が円滑で、しかも遮蔽時の隙間を可及的に無
くすことができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は防火ガラリAの額縁を
形成する左右縦枠であり、2は上下の横枠であ
る。3は防火ガラリAを構成する複数の羽根であ
つて、これら各羽根3は、前後方向中央部が最も
高くなつた断面略山型形状に形成された傾斜面を
有するガラリ本体3aと、該ガラリ本体の前後両
下端縁からそれぞれ下方に向けて垂下される一対
の垂下辺3bとを備えて構成されており、それて
これら羽根3は、上下方向に所定間隔を存する状
態で前記縦枠1間に並設固定されている。さらに
前記前後垂下辺3bのうち、後側の垂下辺3bの
左右両端部には切欠溝3cが切欠されている。
一方、4は前記各後側垂下辺3bの内面を上下
方向摺動可能となるようそれぞれ配設される遮断
板であるが、これら遮断板4の左右両端部は、連
結ロツド6を介して連結枠5に一体的に連結され
ている。そしてこの連結枠5と遮断板4とで左右
縦枠1に形成したガイド辺1aを摺動自在に挟む
と共に、連結ロツド6が切欠溝3cに遊動自在に
嵌合するようにして組込まれている。さらに、連
結枠5の上端部は、周辺の温度が任意の設定温度
(例えば70℃)に上昇すると、溶断されるように
設定されたヒユーズメタル7を介して上枠2に支
持されている。そして遮断板4は、このヒユーズ
メタル7による支持状態では、垂下辺3bの内面
に摺動する位置で、かつ、ガラリ本体3aの傾斜
上面を下方に臨むように設けられていて、ヒユー
ズメタル7の溶断に基づく遮断板4の落下位置
を、ガラリ本体3aの傾斜上面位置となるように
設定されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において
この防火ガラリAは、平常時はヒユーズメタル7
によつて支持される遮断板4が垂下辺の内側に重
合するように位置しているため、通気機能を有す
るものであるが、火災等が発生し、熱によつてヒ
ユーズメタル7が溶断することに伴い、遮断板4
が自重落下して羽根3間の間隙を遮蔽することに
なるが、この場合に、遮断板4は、ガラリ本体3
aの傾斜上面に落下することになり、このとき、
該落下した遮断板4は、ガラリ本体3aの傾斜面
によつて常に傾斜下手側、つまり垂下辺3b側に
接当する側に向けて絶えず滑り落ちようとする。
この結果、遮断板4の確実な自重落下を促すた
め、遮蔽板4を垂下辺3bに対して軽く摺接する
よう設定して摺動抵抗を可及的に減少するように
したとしても、落下した遮断板4は、ガラリ本体
3aの傾斜面に促されて垂下辺3bに積極的に接
しようとし、而して、羽根3と遮断板4との間隙
が殆ど生じることもなくなつて、防火ガラリの確
実な遮蔽ができて、防火性能の向上が計れること
になる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、防火ガラリは、平常時はヒユーズ
メタルによつて支持される遮断板が垂下辺の内側
に重合しているため、通気機能を有するものであ
るが、火災等の熱によつてヒユーズメタルが溶断
すると、遮断板が自重落下して羽根間の間隙を遮
蔽することになるが、この場合に、遮断板は、ガ
ラリ本体の傾斜上面に落下する。この結果、該落
下した遮断板は、ガラリ本体の傾斜面によつて常
に傾斜下手側にある垂下辺側に向けて絶えず滑り
落ちようとする。従つて、遮断板の確実な自重落
下を促すため、遮蔽板を垂下辺に対して軽く摺接
する程度に設定して落下時の摺動抵抗を可及的に
減少するようにしても、落下した遮断板は、ガラ
リ本体の傾斜面に促されて垂下辺に積極的に接す
ることになつて、羽根と遮断板との間隙が殆ど生
じることもなくなつて、防火ガラリの確実な遮蔽
ができて、防火性能の向上が計れることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る防火ガラリの一実施例を示
したものであつて、第1図は防火ガラリの正面
図、第2図は防火ガラリの縦断面図、第3図Aは
羽根の斜視図、Bは遮断板の斜視図である。 図中、1は左右の縦枠、2は上下の横枠、3は
羽根、3aはガラリ本体、3bは垂下辺、3cは
切欠溝、4は遮断板、5は連結枠、6は連結ロツ
ド、7はヒユーズメタル、Aは防火ガラリであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後方向中央側が高く外端側が低くなるよう傾
    斜した傾斜面を有するガラリ本体と、該ガラリ本
    体の外端側縁から下方に垂下する垂下辺とを備え
    た複数の羽根を上下方向に所定間隔を存して併設
    して構成されたガラリであつて、ヒユーズメタル
    を介してガラリの上枠に支持された連結枠に設け
    られ、ヒユーズメタルの溶断で前記連結枠と共に
    自重落下して羽根間の間〓を遮断する遮断板を、
    ガラリ本体の傾斜上面を下方に臨むよう垂下辺の
    内側に摺動自在に設けて、ヒユーズメタルの溶断
    に基づく遮断板の落下位置を、ガラリ本体の傾斜
    上面位置にしたことを特徴とする防火ガラリ。
JP1985109949U 1985-07-18 1985-07-18 Expired - Lifetime JPH057003Y2 (ja)

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JP1985109949U JPH057003Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JP1985109949U JPH057003Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

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JPS6218158U JPS6218158U (ja) 1987-02-03
JPH057003Y2 true JPH057003Y2 (ja) 1993-02-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007307447A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Pauretsuku:Kk 攪拌処理装置

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JP2608290B2 (ja) * 1987-07-17 1997-05-07 ヤマハ発動機株式会社 釣り船の足掛け台

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638153U (ja) * 1979-08-31 1981-04-10

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