JP2608290B2 - 釣り船の足掛け台 - Google Patents
釣り船の足掛け台Info
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- JP2608290B2 JP2608290B2 JP62179591A JP17959187A JP2608290B2 JP 2608290 B2 JP2608290 B2 JP 2608290B2 JP 62179591 A JP62179591 A JP 62179591A JP 17959187 A JP17959187 A JP 17959187A JP 2608290 B2 JP2608290 B2 JP 2608290B2
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- JP
- Japan
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- footrest
- bulwark
- hull
- seats
- fishing boat
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、デッキ上に座席が形成されるとともに、
デッキの両側に座席よりも高く立上ったブルワークが形
成されている構造の釣り船における足掛け台に関するも
のである。
デッキの両側に座席よりも高く立上ったブルワークが形
成されている構造の釣り船における足掛け台に関するも
のである。
(従来技術) 従来、釣り船として、デッキ上に座席が形成され、こ
のデッキの両側には座席よりも高く立上ったブルワーク
が形成されている構造のものが知られている。この船に
おいて、釣り人は座席に腰を掛け、ブルワークから外向
きに釣り竿を伸ばして釣りをするが、足をデッキ上に乗
せたままでは船が動揺した際あるいは魚を釣り上げる際
に不安定である。このため、通常クーラーボックスや釣
り具用の箱をデッキの側部に置き、これを足掛け台とし
て利用している。
のデッキの両側には座席よりも高く立上ったブルワーク
が形成されている構造のものが知られている。この船に
おいて、釣り人は座席に腰を掛け、ブルワークから外向
きに釣り竿を伸ばして釣りをするが、足をデッキ上に乗
せたままでは船が動揺した際あるいは魚を釣り上げる際
に不安定である。このため、通常クーラーボックスや釣
り具用の箱をデッキの側部に置き、これを足掛け台とし
て利用している。
しかしながら、この方法では船の動揺によって足掛け
台が移動するために依然と不安定であり、また台の移動
によって船体や台自体に疵をつけるという問題もある。
さらに従来の釣り船ではロッドホルダを取付けるための
適当なスペースがないという問題もある。
台が移動するために依然と不安定であり、また台の移動
によって船体や台自体に疵をつけるという問題もある。
さらに従来の釣り船ではロッドホルダを取付けるための
適当なスペースがないという問題もある。
(発明の目的) この発明はこのような従来の欠点を解消するためにな
されたものであり、船の動揺に対しても体を安定して支
持することができる釣り船の足掛け台を提供するもので
ある。
されたものであり、船の動揺に対しても体を安定して支
持することができる釣り船の足掛け台を提供するもので
ある。
(発明の構成) この発明は、デッキ上に船体前後方向に互いに隔離し
て前後一対の座席が形成され、このデッキの両側には座
席よりも高く立ち上がったブルワークが形成され、ブル
ワークの下部内側壁には上記前後一対の座席の船体前後
方向ほぼ中間であって上記両座席に近接する位置に内側
に突出する足掛け台が形成され、足掛け台の前後面を上
記前後一対の座席の間に位置させ、平面視において足掛
け台の前面はブルワークに近づくほど船体前方に位置す
るように傾斜させ、足掛け台の後面はブルワークに近づ
くほど船体後方に位置するように傾斜させ、足掛け台の
前後におけるブルワークの内側壁は下方ほど船体中心線
に近づくように傾斜させているものである。
て前後一対の座席が形成され、このデッキの両側には座
席よりも高く立ち上がったブルワークが形成され、ブル
ワークの下部内側壁には上記前後一対の座席の船体前後
方向ほぼ中間であって上記両座席に近接する位置に内側
に突出する足掛け台が形成され、足掛け台の前後面を上
記前後一対の座席の間に位置させ、平面視において足掛
け台の前面はブルワークに近づくほど船体前方に位置す
るように傾斜させ、足掛け台の後面はブルワークに近づ
くほど船体後方に位置するように傾斜させ、足掛け台の
前後におけるブルワークの内側壁は下方ほど船体中心線
に近づくように傾斜させているものである。
上記構成では、船の動揺によっても足掛け台が移動す
ることがなく、体を安定して支持することができ、とく
に足掛け台の前後面を傾斜させたことから、前後一対の
座席に着座した釣り人が足掛け台の前後面の上端縁を利
用するなどして体の支持が容易になり、また前後一対の
座席に着座した釣り人が上記足掛け台を同時に利用で
き、さらに同一の釣り人が前後一対の座席の間で移動し
た際に上記足掛け台を共に利用することもできる。さら
に、足掛け台の前後におけるブルワークの内側壁は、下
方ほど船体中心線に近づくように傾斜しているために、
釣り人が足掛け台の前後面の上端縁に足を掛けた際に、
釣り人は踵をブルワークの内側壁に当てやすくなること
から、体を一層安定して支持しやすくなる。
ることがなく、体を安定して支持することができ、とく
に足掛け台の前後面を傾斜させたことから、前後一対の
座席に着座した釣り人が足掛け台の前後面の上端縁を利
用するなどして体の支持が容易になり、また前後一対の
座席に着座した釣り人が上記足掛け台を同時に利用で
き、さらに同一の釣り人が前後一対の座席の間で移動し
た際に上記足掛け台を共に利用することもできる。さら
に、足掛け台の前後におけるブルワークの内側壁は、下
方ほど船体中心線に近づくように傾斜しているために、
釣り人が足掛け台の前後面の上端縁に足を掛けた際に、
釣り人は踵をブルワークの内側壁に当てやすくなること
から、体を一層安定して支持しやすくなる。
また船体をFRPで構成し、足掛け台をブルワークウの
下部内側壁を内方に突出させることによりブルワークと
一体に形成すると製造が容易で強度が優れたものが得ら
れ、また上記足掛け台に、釣り竿の基部が嵌入されるロ
ッドホルダを形成すると、釣竿の保持に便利である。
下部内側壁を内方に突出させることによりブルワークと
一体に形成すると製造が容易で強度が優れたものが得ら
れ、また上記足掛け台に、釣り竿の基部が嵌入されるロ
ッドホルダを形成すると、釣竿の保持に便利である。
(実施例) 第1図〜第3図において、釣り船の船体1の船首部に
は運転席の前側に風防11が形成され、この風防11の前側
のデッキ7には前後に相対向して座席5および6が形成
され、このデッキ7の両側にはこの座席5,6よりも高く
立上ったブルワーク8が形成されている。船体1はFRP
で一体に形成され、デッキ7の両側端部が上向きに立ち
上がって上端部でU字状に折曲げられ、その先端部が船
体外板12の上端部と結合されることによりブルワーク8
が形成されている。
は運転席の前側に風防11が形成され、この風防11の前側
のデッキ7には前後に相対向して座席5および6が形成
され、このデッキ7の両側にはこの座席5,6よりも高く
立上ったブルワーク8が形成されている。船体1はFRP
で一体に形成され、デッキ7の両側端部が上向きに立ち
上がって上端部でU字状に折曲げられ、その先端部が船
体外板12の上端部と結合されることによりブルワーク8
が形成されている。
上記ブルワーク8の下部内側壁80には、左右両舷にお
いて、それぞれ内側に突出する足掛け台2が座席5と6
との間で座席5,6に近接する位置に形成されている。こ
の足掛け台2は、内側壁80を内方に突出させることによ
りブルワーク8と一体に形成されている。
いて、それぞれ内側に突出する足掛け台2が座席5と6
との間で座席5,6に近接する位置に形成されている。こ
の足掛け台2は、内側壁80を内方に突出させることによ
りブルワーク8と一体に形成されている。
また上記足掛け台2には、有底筒形のロッドホルダ3
が設けられ、このロッドホルダ3に釣り竿9の基部が嵌
入されることにより釣り竿9が保持されるようにし、ま
た上面の周縁部には突出部4を形成して足掛けをようし
ている。
が設けられ、このロッドホルダ3に釣り竿9の基部が嵌
入されることにより釣り竿9が保持されるようにし、ま
た上面の周縁部には突出部4を形成して足掛けをようし
ている。
また上記足掛け台2の上面には、ロッドホルダ3の代
りに平坦面を形成するとともに、周縁部に突出部4を形
成して、上面を物置き台として利用するようにしてもよ
い、 なお、上記実施例では船首部についてのみ示している
が、船尾部についても同様の構成を採用することができ
る。また上記足掛け台2はブルワーク8と一体に形成す
る代りに、別に製作したものをブルワーク8の下部内側
壁80の内面に取付けるようにしてもよい。
りに平坦面を形成するとともに、周縁部に突出部4を形
成して、上面を物置き台として利用するようにしてもよ
い、 なお、上記実施例では船首部についてのみ示している
が、船尾部についても同様の構成を採用することができ
る。また上記足掛け台2はブルワーク8と一体に形成す
る代りに、別に製作したものをブルワーク8の下部内側
壁80の内面に取付けるようにしてもよい。
上記構成において、釣り人10は第3図に示すように座
席5,6に腰を掛け、足掛け台2上に足10aを乗せた状態で
釣り竿9をブルワーク8から外側に伸ばす。このように
すると、船の動揺に対して、あるいは魚を釣り上げる際
に、釣り人10は体を安定させることができる。
席5,6に腰を掛け、足掛け台2上に足10aを乗せた状態で
釣り竿9をブルワーク8から外側に伸ばす。このように
すると、船の動揺に対して、あるいは魚を釣り上げる際
に、釣り人10は体を安定させることができる。
また釣り竿9を第2図に示すようにロッドホルダ3中
に嵌入させて釣り竿9を保持させることもできる。さら
に足掛け台2上を釣り餌などの置場として利用すること
も可能である。
に嵌入させて釣り竿9を保持させることもできる。さら
に足掛け台2上を釣り餌などの置場として利用すること
も可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、船の動揺に
よっても足掛け台が移動することがなく、体を安定して
支持することができ、とくに足掛け台の前後面を傾斜さ
せたことから、前後一対の座席に着座した釣り人が足掛
け台の前後面の上端縁を利用するなどして体の支持が容
易になり、また前後一対の座席に着座した釣り人が上記
足掛け台を同時に利用でき、さらに同一の釣り人が前後
一対の座席の間で移動した際に上記足掛け台を共に利用
することもできる。さらに、足掛け台の前後におけるブ
ルワークの内側壁は、下方ほど船体中心船に近づくよう
に傾斜しているため、釣り人が足掛け台の前後面の上端
縁に足を掛けた際に、釣り人は踵をブルワークの内側壁
に当てやすくなることから、体を一層安定して支持しや
すくなる。
よっても足掛け台が移動することがなく、体を安定して
支持することができ、とくに足掛け台の前後面を傾斜さ
せたことから、前後一対の座席に着座した釣り人が足掛
け台の前後面の上端縁を利用するなどして体の支持が容
易になり、また前後一対の座席に着座した釣り人が上記
足掛け台を同時に利用でき、さらに同一の釣り人が前後
一対の座席の間で移動した際に上記足掛け台を共に利用
することもできる。さらに、足掛け台の前後におけるブ
ルワークの内側壁は、下方ほど船体中心船に近づくよう
に傾斜しているため、釣り人が足掛け台の前後面の上端
縁に足を掛けた際に、釣り人は踵をブルワークの内側壁
に当てやすくなることから、体を一層安定して支持しや
すくなる。
また船体をFRPで構成し、足掛け台をブルワークの下
部内側壁を内方に突出させることによりブルワークと一
体に形成すると製造が容易で強度が優れたものが得ら
れ、また上記足掛け台に、釣り竿の基部が嵌入されるロ
ッドホルダを形成すると、釣竿の保持に便利である。
部内側壁を内方に突出させることによりブルワークと一
体に形成すると製造が容易で強度が優れたものが得ら
れ、また上記足掛け台に、釣り竿の基部が嵌入されるロ
ッドホルダを形成すると、釣竿の保持に便利である。
第1図はこの発明の実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の足掛け台部分の横断面図、第3図は第1図の平面図
である。 1……船体、2……足掛け台、3……ロッドホルダ、5,
6……座席、7……デッキ、8……ブルワーク、10……
釣り人、80……ブルワークの下部内側壁。
図の足掛け台部分の横断面図、第3図は第1図の平面図
である。 1……船体、2……足掛け台、3……ロッドホルダ、5,
6……座席、7……デッキ、8……ブルワーク、10……
釣り人、80……ブルワークの下部内側壁。
Claims (3)
- 【請求項1】デッキ上に船体前後方向に互いに隔離して
前後一対の座席が形成され、このデッキの両側には座席
よりも高く立ち上がったブルワークが形成され、ブルワ
ークの下部内側壁には上記前後一対の座席の船体前後方
向ほぼ中間であって上記両座席に近接する位置に内側に
突出する足掛け台が形成され、足掛け台の前後面を上記
前後一対の座席の間に位置させ、平面視において足掛け
台の前面はブルワークに近づくほど船体前方に位置する
ように傾斜させ、足掛け台の後面はブルワークに近づく
ほど船体後方に位置するように傾斜させ、足掛け台の前
後におけるブルワークの内側壁は下方ほど船体中心線に
近づくように傾斜させていることを特徴とする釣り船の
足掛け台。 - 【請求項2】上記船体はFRPで構成され、上記足掛け台
はブルワークの下部内側壁を内方に突出させることによ
りブルワークと一体に形成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の釣り船の足掛け台。 - 【請求項3】上記足掛け台には、釣り竿の基部が嵌入さ
れるロッドホルダが形成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項または第2項記載の釣り船の足掛け
台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62179591A JP2608290B2 (ja) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | 釣り船の足掛け台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62179591A JP2608290B2 (ja) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | 釣り船の足掛け台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6422696A JPS6422696A (en) | 1989-01-25 |
JP2608290B2 true JP2608290B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=16068404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62179591A Expired - Fee Related JP2608290B2 (ja) | 1987-07-17 | 1987-07-17 | 釣り船の足掛け台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2608290B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6139765A (en) * | 1993-11-11 | 2000-10-31 | Seiko Epson Corporation | Magnetic powder, permanent magnet produced therefrom and process for producing them |
US5647886A (en) * | 1993-11-11 | 1997-07-15 | Seiko Epson Corporation | Magnetic powder, permanent magnet produced therefrom and process for producing them |
US5915329A (en) * | 1996-09-09 | 1999-06-29 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Seat arrangement for watercraft |
GB2522196B (en) | 2014-01-15 | 2016-02-10 | Fe Anchor Corp | Anchor with shank retaining fastener |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5513194Y2 (ja) * | 1974-06-10 | 1980-03-25 | ||
JPS5875194U (ja) * | 1981-11-17 | 1983-05-20 | 日産自動車株式会社 | 小型船のバウデツキ構造 |
JPH057003Y2 (ja) * | 1985-07-18 | 1993-02-23 |
-
1987
- 1987-07-17 JP JP62179591A patent/JP2608290B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6422696A (en) | 1989-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |