JPH05162724A - 環状包装物およびその包装方法 - Google Patents

環状包装物およびその包装方法

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JPH05162724A
JPH05162724A JP17128391A JP17128391A JPH05162724A JP H05162724 A JPH05162724 A JP H05162724A JP 17128391 A JP17128391 A JP 17128391A JP 17128391 A JP17128391 A JP 17128391A JP H05162724 A JPH05162724 A JP H05162724A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内周部分の表面の保護を必要とする環状物を
ほぼ密閉状態となるように、タイトに包装する。 【構成】 非収縮性包装材1を用いて環状被包装物2の
内径部分3を覆い、この表面上にホットメルト接着剤4
を塗布する。収縮性包装材6で環状被包装物2の外周を
包囲する。加熱により収縮性包装材6を収縮させるとと
もにホットメルト接着材4を溶融させる。中間包装物1
2のスリーブ口10を内径部分3に折り込み、ホットメ
ルト接着材4を介して非収縮性包装材1に接着する。 【効果】 包装工程が簡易で環状物の包装の自動化を容
易に行うことができる。外部からのごみやほこり等の異
物が侵入するのを防止できる。被包装物(環状体)に包
装材を密着させたタイトな包装形態であり、外観にて被
包装物の形状を判断することができ、商品としても外観
上好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内周部分の表面の保護を
必要とする各種の環状物、例えばロープ、ワイヤ等の線
状物をコイル状に巻いたもの、鉄板等の鋼材をロール状
に巻いたもの、あるいは工業用管材等の環状物を包装し
た環状包装物、およびその包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、比較的形態が大きい環状の工
業用材料等で、内周部分の表面の保護を必要とするも
の、例えばロープ、ワイヤ等の線状物をコイル状に巻い
たもの、鉄板等の鋼材をロール状に巻いたもの、あるい
は工業用管材等の環状物の包装方法としては以下のよう
な方法が行われている。例えば、まず拡径性を有する、
保護材を管状に巻いたものを内周部分に挿入し、これを
拡径させることによって内周部分を覆う。次いで、帯状
の紙あるいはフィルムを、ラッピングマシンによって環
状物に螺旋状に、すなわち内周部分から外周部分へ向か
って、そして外周部分から内周部分へ向かって繰り返し
巻き付けて包装するいわゆるゲートル巻き包装が一般に
行われている。あるいは、環状物の外周部分を、この環
状物の長手方向の長さよりも長い幅を有する紙あるいは
フィルム等の包装材料で鉢巻状に包んだ後、この包装材
料の両端部を環状物の両側面に沿って内周部分へ折り込
んで、これを粘着テープ等で固着するギャザリング包装
も行われている。
【0003】これらの包装方法は、被包装物である環状
物自体の形状と、包装後の包装物の形状とがほぼ同じで
あるため、内容物が外観の形状から判明し、また環状物
の内周部分が中空となっているので持ち運び等の作業性
がよいという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ラ
ッピングマシンによるいわゆるゲートル巻き包装は、包
装技術一般の合理化、自動化が進んでいるなかで、自動
包装方法の進展が見られず、その包装が手動、あるいは
半自動にとどまっているのが現状である。このように包
装の自動化が進展しないのは、ゲートル巻き包装におい
ては、帯状の紙あるいはフィルムを一部重ね合わせつつ
螺旋状に巻き付けていく工程を自動化した場合におい
て、被包装物の外周部分における該被包装物と包装材料
の密着が不十分であるため、重ね合わせ部のずれが生
じ、包装材料の巻き付けがルーズになることにより、包
装状態が損なわれたりする場合がある。この場合、包装
によるごみやほこり等の異物の侵入を完全に防止するこ
とができず、また被包装物の一部が露出するおそれもあ
る。また、ロール巻きした紙あるいはフィルムを環状物
の内周部分をくぐらせながら巻き付けていくため、紙あ
るいはフィルムのロール巻きの寸法が制限され、これら
の長尺巻きができないため、紙あるいはフィルムの補給
を頻繁に行わなければならないという不都合がある。
【0005】またギャザリング包装は、包装材料の両端
部を環状物の両端面に沿って内周部分へ折り込んで、こ
れを粘着テープ等で固着する場合、折り込みのための包
装機械が非常に複雑なものとなる。また、包装材料の幅
を被包装物のサイズにあわせて精度よく管理する必要も
あり、さらに、粘着テープの取扱いが困難で作業性を低
減させるものである。そして、ギャザリング包装も自動
包装化の進展が見られず、その包装が手動、あるいは半
自動にとどまっているのが現状である。
【0006】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、ゲートル巻き包装あるいはギャザリング包装の利点
である、環状物の外形に沿ったタイトな包装形態を保ち
つつ、各種環状物をほぼ密閉状態に包装して、包装機能
を高めることができるようにした環状包装物、およびこ
のような環状包装物を得るための包装方法であって、包
装の自動化を容易にして作業性を向上せしめることがで
きるようにした包装方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、環状被包装
物の内周部分が非収縮性包装材で密着状態に被覆され、
かつ外周部分が筒状包装材で収縮包装され、端面部分、
および内周部分の両端が外周部分から延在する該筒状包
装材の残部の折り込み部で覆われ、内周部分で該筒状包
装材と該非収縮性包装材とが密接されてなる環状包装
物、および環状被包装物の内周部分を非収縮包装材で覆
う一方、収縮性包装材を用いて、その収縮方向の一つが
外周方向と一致するように該環状被包装物を覆い、加熱
によりこの収縮性包装材を収縮せしめ、次に外周部分か
ら外方に延在する収縮された包装材の残部を内周方向に
折り込み、この折り込み部を上記非収縮性包装材に、ホ
ットメルト接着剤あるいはヒートシールにより接着する
環状物の包装方法を前記課題の解決手段とした。
【0008】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。本発明の
環状物の包装方法の具体例は、第1の工程として、非収
縮性包装材を用いて環状被包装物(以下,環状物と記
載)の内周部分を覆う工程と、第2の工程としてこの非
収縮性包装材の両端部にホットメルト接着剤を塗布する
工程と、第3の工程として収縮性包装材で環状物の外周
を包囲する工程と、第4の工程として加熱炉内で収縮性
包装材を収縮してスリーブ包装し、中間包装物を得ると
ともにホットメルト接着剤を溶融させる工程と、第5の
工程として両端のスリーブ口を内周部分に折り込んでこ
れを非収縮性包装材に固着する工程の五つの工程からな
るものである。
【0009】図1ないし図5は本発明の包装方法の例を
工程順に示した説明図であり、それぞれ第1の工程ない
し第5の工程を示したものである。
【0010】ここで用いられる収縮性包装材としては、
熱収縮性のフィルム、熱収縮性のクロス、および熱収縮
性の不織布などがあるが、好ましくはヒートシールが容
易であり低温収縮性を有し、より好ましくは一軸収縮性
の材料が用いられる。また、この熱収縮材料の収縮率
は、30〜70%の範囲のものが好適である。尚環状物
が重量物である場合は、包装後における引張、引裂強度
等の機械的特性を考慮して、クロスまたは不織布を用い
ることが好ましい。これらの条件に適合するものとして
は、例えば、短鎖分岐を有する直鎖状ポリエチレンの一
軸延伸フィルム、または短鎖分岐を有する直鎖状ポリエ
チレンとポリプロピレンの混合物を延伸してなるフラッ
トヤーン交織クロス等、あるいはこれらを積層したもの
等がある。また、この収縮性包装材で環状物の外周を包
囲する際には、その収縮方向の一つが環状物の外径の周
方向に一致するような方向で用いる。
【0011】また、ここで用いられる非収縮性包装材と
しては、加熱時に収縮しないシート状のプラスチック等
を用いることができ、弾性を有し、取扱い性がよいもの
が好ましい。さらにはホットメルト接着、ヒートシール
等の熱接着、その他一般の接着剤を用いた接着手段によ
って容易に接着することができる厚紙シート、合成樹脂
シートの他、段ボール形態のものを用いることもでき
る。
【0012】また、ここで用いられるホットメルト接着
剤は各種の熱可塑性ポリマー等を用いることができ、低
融点のものが好ましい。例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂系のホットメルト接着剤等を用いることができ
る。
【0013】まず第1の工程について図1を用いて説明
する。図1(a)に示すように非収縮性包装材1はロー
ル状に巻かれたものを、環状物2の長手方向の長さと同
様の長さに切断して用いる。また、この非収縮性包装材
1の幅は環状物2の内周の最大値と同様程度とする。次
いで、図1(b)に示すように切断されたシート1を自
動あるいは手動によって幅方向にまるめて、環状物2の
内周部分3の形状よりもやや小さい円筒状とする。続い
て図1(c)に示すように円筒状にまるめた非収縮性包
装材1を、環状物2の内周部分3内に挿入し、この非収
縮性包装材1の弾性による反発力を利用して内周部分3
の壁面に沿わせてこの内周部分3を覆う。このとき、こ
の環状物2に内径差があり、中空部分がテーパ状となっ
ている場合は、小径部にて非収縮性包装材1の重なり部
を設ける。
【0014】次に第2工程は図2に示すように、環状物
2の内周部分3を覆う非収縮性包装材1の内周面または
その両端部に、それぞれホットメルト接着剤4を塗布す
る。このホットメルト接着剤4は、吹付け機5等を用い
て環状物2を回転させながら、あるいは吹付け機5を回
転させながら、内周部分3の端部に沿って塗布すること
ができる。
【0015】次に第3工程について図3を用いて説明す
る。図3(a)に示すように収縮性包装材6は2本のロ
ール7,7に巻回されたものを用い、この収縮性包装材
6をそれぞれのロール7,7から引き出して、2本のロ
ール7,7の中間近辺の位置にて互いにヒートシールす
ることにより、収縮性包装材6からなる平面状の包装面
8を形成する。環状物2はその軸が上記2本のロール
7,7と平行となるように図示しない移動体に係止さ
れ、またその外周面が包装面8と向い合うように設置さ
れている。上記収縮性包装材6が巻回されたロール7,
7は、環状物2の径方向にその外径よりも大きい間隔を
おいて配置されている。このような図3(a)に示す状
態で、図示しない移動体に係止された環状物2を収縮性
包装材6からなる包装面8の方向に移動させる。この移
動により、図3(b)に示すように、環状物2はその外
周面の半分程度が包装面8で覆われる。さらに、図3
(c)に示すように環状物2を移動させて、2本のロー
ル7,7の間を環状物2が完全に通過した直後に、環状
物2の進行方向に対してロール7,7の前方から現われ
た熱板9,9が互いに接近することにより、収縮性包装
材6が環状物2の外周に沿う筒状に形成され、熱板9,
9の圧接によりこれをヒートシール、およびヒートカッ
トする。このようにして外周を筒状の収縮性包装材(筒
状包装材)6で包囲された環状物2を得る。
【0016】次いで第4工程は第3工程で得られた環状
包装物2を加熱炉内に導入し、これを通過させることに
よって、その周囲の収縮性包装材6を熱収縮させてスリ
ーブ包装を行う。またこれと同時に、第2工程で非収縮
包装材1の内周面またはその両端部に塗布されたホット
メルト接着剤4を溶融させる。ここではスリーブ包装工
程によって収縮性包装材6が環状物2の外周に密着する
とともに、収縮性包装材6の両端部も収縮して、スリー
ブ口10を有する細い筒状となる。この収縮性包装材6
の両端部を内周部分に折り込み、これによって環状体2
の両端面と内周部分の少なくとも入口部分を覆って図4
に示すような中間包装物を得る。ここで、スリーブ口1
0の径は、この径が環状物2の内径より小さくなるよう
に、または内径寸法に近い寸法をとるように、予め収縮
性包装材6の幅、収縮率によって調整することができ、
このことにより環状体2の両端面も収縮包装の形態をと
ることができる。
【0017】最後に、第5工程として図5(a)および
(b)に示すように、第4工程で得られた中間包装物1
2のスリーブ口10を環状物2の内周部分3に折り込ん
で、その内壁方向に圧力を加えることにより収縮性包装
材6の両端部と、内周部分3を覆う非収縮性包装材1の
両端部とを、先の工程で溶融されたホットメルト接着剤
4を介して接着する。このようなスリーブ口10の折り
込み、加圧、接着は例えば図5(a)に示すようなシー
ラー13を用いて行うことができる。また、図5(b)
は図5(a)のB−B線に沿う断面図である。このシー
ラー13は先端に回動自在なローラを有する複数の加圧
部材14,14…から概略構成され、中間包装物12の
中心軸を回転軸として回動可能になっている。まず、こ
れら加圧部材14,14…を中間包装物12の両端部か
らその内周部分3の中空部分に、先端のローラでスリー
ブ口10を折り込みつつ挿入する。次いで、このスリー
ブ口10に続く収縮性包装材6の端部を、中間包装物1
2の中心から、外周方向に加圧する。さらにこのシーラ
ー13を回転させて、その加圧部材14,14…を内周
部分3の端部に沿って加圧しつつ移動させ、これによっ
てスリーブ口を接着する。このようにして中間包装物1
2の内周部分3の両端部にて、その内壁を覆う非収縮性
包装材1と、外周および端面部を覆う収縮性包装材6と
が接着され、本発明の環状包装物が得られる。
【0018】尚、上記第2の工程は上記の工程順序に限
らず、例えば上記第4の工程の直前に行うこともでき
る。さらには、このような接着方法に替えて、非収縮性
包装材、収縮性包装材のうち少なくとも一方を熱溶融接
着性の材料とし、両者を熱接着(ヒートシール)するこ
とによって、第2の工程を第4の工程に含ませて実施す
ることもできる。
【0019】尚、上述の例では非収縮性包装材1および
収縮性包装材6は、ロール巻された長尺物より形成され
るものであるが、本発明はこれに限られるものではな
く、1枚のシート状の材料を用いても同様の包装を行う
ことができる。
【0020】このような環状物の包装方法は、包装材料
の装着、収縮性包装材の収縮、包装材の接着によって包
装を行うものであり、工程が簡易で、包装の自動化が容
易である。また、収縮性包装材の装着も連続的に行うこ
とができ工程のライン化が容易である。さらに得られる
包装物は帯状の紙あるいはフィルムを重ねた包装形態と
異なり、一体包装されているため内容物の露出等は起こ
らない。
【0021】(実施例)本発明の実施例として、厚さ
0.3mmの鋼板をコイル状に巻き付けた外径600mm、
内径400mm、長手方向の長さ600mmの環状物2に包
装を施した。まず、非収縮性包装材1としてロール状に
巻かれた密度0.920、厚さ0.3mm、幅600mmの
低密度ポリエチレンシート1を用い、これを長さ130
0mmに切断した。切断された低密度ポリエチレンシート
1をその幅方向にまるめて、環状物2の内周部分3に挿
入し、この内壁を覆った。次に、ホットメルト接着剤4
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂系のホットメ
ルト接着剤を用い、吹付け機5にてこれを非収縮性包装
材1の両端部分に塗布した。次いで、収縮性包装材6の
装着を行った。収縮性包装材6としては直鎖状低密度ポ
リエチレン、短鎖分岐低密度ポリエチレンおよびポリプ
ロピレンの混合物から形成された収縮フラットヤーン交
織クロスを、中間接着層として低密度ポリエチレンを押
出ラミネートして積層した熱収縮性積層クロス(以下、
クロス6)を用いた。また、このクロス6の収縮率は3
5%で、幅は1100mmとした。環状物2およびクロス
6を図3(a)に示す位置に配置し、環状物2をコンベ
アにて移動させ、その外周面に沿ってクロス6を覆い、
図3(c)に示すようにクロス6をヒートシールして、
環状物を包囲した。これを200℃の加熱炉に導入し、
15秒で通過させ、クロス6を収縮させてスリーブ包装
を行った。ここで得られた中間包装物12はスリーブ口
がその内径よりも小さいものであった。さらに加熱炉通
過直後に、中間包装物12のスリーブ口10をシーラー
13によって環状物2の内周端部に沿って折り込み、加
圧して、これと低密度ポリエチンレンシート1とを接着
した。このようにして得られた環状包装物は環状物2の
外形に沿ったタイトな包装が施されたものであった。
【0022】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の環状包装
物は、環状被包装物の内周部分が非収縮性包装材で密着
状態に被覆され、かつ外周部分が筒状包装材で収縮包装
され、端面部分、および内周部分の両端が外周部分から
延在する該筒状包装材の残部の折り込み部で覆われ、内
周部分で該筒状包装材と該非収縮性包装材とが密接され
てなるものである。したがって、被包装物(環状体)に
包装材を密着させたタイトな包装形態であり、外観にて
被包装物の形状を判断することができる。また、透明な
包装材を用いた場合には商品としての外観上好ましく、
商品イメージの向上につながる。あるいは、電線等の太
線状物をコイル状に巻いた環状物を包装した場合、その
使用に際して内周部を開封し、必要量だけの電線を取り
出し、残りの電線は包装材料で覆っておくという便宜性
を有する。
【0023】また、上記環状包装物を得るための本発明
の包装方法は、環状被包装物の内周部分を非収縮包装材
で覆う一方、収縮性包装材を用いて、その収縮方向の一
つが外周方向と一致するように該環状被包装物を覆い、
加熱によりこの収縮性包装材を収縮せしめ、次に外周部
分から外方に延在する収縮された包装材の残部を内周方
向に折り込み、この折り込み部を上記非収縮性包装材
に、ホットメルト接着剤あるいはヒートシールにより接
着するものである。したがって、包装工程が簡易で環状
物の包装の自動化を容易に行うことができ、その結果、
労力および時間の低減のみならず、包装材料や物流費を
低減により全体のコストの引き下げに大きく寄与するこ
とができる。また、ほぼ完全に包装できるので、外部か
らのごみやほこり等の異物が侵入するのを防止でき、内
容物の傷等の製品不良発生を防止できる。さらに、長手
方向の長さが比較的長い環状物に対しても、その外周部
分、端面部分、および内周部分を容易に包装することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(c)は本発明の包装方法の一例で
非収縮性包装材の装着工程を工程順に示す説明図であ
る。
【図2】 本発明の包装方法の一例でホットメルト接着
剤の塗布工程を示す説明図である。
【図3】 (a)〜(c)は本発明の包装方法の一例で
収縮性包装材の装着工程を工程順に示す概略図斜視図で
ある。
【図4】 本発明の包装方法の一例で中間包装物を示す
説明図である。
【図5】 (a)は本発明の包装方法の一例で非収縮性
包装材と収縮性包装材との固着工程を示す説明図であ
る。(b)は図5(a)のB−B線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1 非収縮性包装材 2 環状被包装物(環状物) 3 内周部分 4 ホットメルト接着剤 6 収縮性包装材(筒状包装材) 10 スリーブ口 12 中間包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 泰司 東京都中央区日本橋堀留町一丁目3番15号 平成ポリマー株式会社内 (72)発明者 安部 厚利 東京都中央区日本橋堀留町一丁目3番15号 平成ポリマー株式会社内 (72)発明者 塚田 正光 東京都中央区日本橋堀留町一丁目3番15号 平成ポリマー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状被包装物の内周部分が非収縮性包装
    材で密着状態に被覆され、かつ外周部分が筒状包装材で
    収縮包装され、端面部分、および内周部分の両端が外周
    部分から延在する該筒状包装材の残部の折り込み部で覆
    われ、内周部分で該筒状包装材と該非収縮性包装材とが
    密接されてなる環状包装物。
  2. 【請求項2】 環状被包装物の内周部分を非収縮包装材
    で覆う一方、収縮性包装材を用いて、その収縮方向の一
    つが外周方向と一致するように該環状被包装物を覆い、
    加熱によりこの収縮性包装材を収縮せしめ、次に外周部
    分から外方に延在する収縮された包装材の残部を内周方
    向に折り込み、この折り込み部を上記非収縮性包装材に
    接着することを特徴とする環状物の包装方法。
  3. 【請求項3】 非収縮性包装材と収縮性包装材との接着
    手段として、ホットメルト接着剤を用いることを特徴と
    する請求項2記載の包装方法。
  4. 【請求項4】 非収縮性包装材と収縮性包装材の少なく
    とも一方に、他方への熱溶融接着性を有するものを用
    い、これらの接着手段として、その熱溶融接着性を利用
    してヒートシールすることを特徴とする請求項2記載の
    環状物の包装方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278211A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Nkk Corp 塗装鋼板コイルの梱包構造

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JPH02180113A (ja) * 1988-12-27 1990-07-13 Nippon Steel Corp 包装材の内周テーピング装置
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