JPH11208617A - 巻物の包装体 - Google Patents
巻物の包装体Info
- Publication number
- JPH11208617A JPH11208617A JP10032189A JP3218998A JPH11208617A JP H11208617 A JPH11208617 A JP H11208617A JP 10032189 A JP10032189 A JP 10032189A JP 3218998 A JP3218998 A JP 3218998A JP H11208617 A JPH11208617 A JP H11208617A
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- Japan
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- packaging material
- scroll
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】効率良く短時間に、低コストで包装することが
でき、また、包装状態のまま線材を引き出して使用する
ことのできる巻物の包装体を提供する。 【解決手段】電線を環状に巻回した中心穴11を有する
巻物10の外表面に、良好な延伸性と自己粘着性を有す
る長尺帯状の透明なストレッチフィルムによって形成さ
れた包材1を、巻物10の中心穴11に挿通することな
く、中心穴11に通じる電線の引出口12が形成される
ように、巻物10を構成する電線と交差する方向に引っ
張りながら巻き付けることにより巻物の包装体を形成す
る。
でき、また、包装状態のまま線材を引き出して使用する
ことのできる巻物の包装体を提供する。 【解決手段】電線を環状に巻回した中心穴11を有する
巻物10の外表面に、良好な延伸性と自己粘着性を有す
る長尺帯状の透明なストレッチフィルムによって形成さ
れた包材1を、巻物10の中心穴11に挿通することな
く、中心穴11に通じる電線の引出口12が形成される
ように、巻物10を構成する電線と交差する方向に引っ
張りながら巻き付けることにより巻物の包装体を形成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電線、ロープ等
の線材を環状に巻回した巻物を包装した包装体に関す
る。
の線材を環状に巻回した巻物を包装した包装体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電線、ロープ等の線材は、ユーザーの使
い易さや搬送性等を考慮して、販売単位毎に環状に巻回
した巻物として出荷されるが、このような線材の巻物
は、図2に示すように、長尺帯状の紙やフィルムからな
る包材1を、巻物10の中心穴11に通しながら線材を
束ねるように、内側から外側へ、外側から内側へと順次
巻き付けることによって包装されるのが一般的である。
い易さや搬送性等を考慮して、販売単位毎に環状に巻回
した巻物として出荷されるが、このような線材の巻物
は、図2に示すように、長尺帯状の紙やフィルムからな
る包材1を、巻物10の中心穴11に通しながら線材を
束ねるように、内側から外側へ、外側から内側へと順次
巻き付けることによって包装されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように中
心穴を通しながら巻物に包材を巻き付けるのは手間のか
かる作業であるため、かかる包装形態では巻物を効率良
く包装することができないと共に、巻物の中心穴が小さ
い場合には、特に、包装作業が困難になるといった問題
がある。
心穴を通しながら巻物に包材を巻き付けるのは手間のか
かる作業であるため、かかる包装形態では巻物を効率良
く包装することができないと共に、巻物の中心穴が小さ
い場合には、特に、包装作業が困難になるといった問題
がある。
【0004】このため、巻物の外周を筒状の熱収縮フィ
ルムで覆い、この熱収縮フィルムを加熱して収縮させる
ことにより、巻物に密着させて包装する方法も考えられ
るが、熱収縮フィルム自体が高価であると共に熱収縮さ
せるためにヒータ等の加熱装置が必要となるので、設備
コストやランニングコストが高くつき、最終的に製品コ
ストが高くなるといった問題がある。
ルムで覆い、この熱収縮フィルムを加熱して収縮させる
ことにより、巻物に密着させて包装する方法も考えられ
るが、熱収縮フィルム自体が高価であると共に熱収縮さ
せるためにヒータ等の加熱装置が必要となるので、設備
コストやランニングコストが高くつき、最終的に製品コ
ストが高くなるといった問題がある。
【0005】そこで、本発明の第1の課題は、効率良く
短時間に、しかも低コストで包装することができる巻物
の包装体を提供することにある。
短時間に、しかも低コストで包装することができる巻物
の包装体を提供することにある。
【0006】また、中心穴を通しながら包材を巻き付け
た包装体にあっては、その巻物から線材を引き出して使
用する場合に、巻き付けられた包材を巻物の全周に渡っ
て切断しなければならず面倒であると共に、線材を使用
するために包材を一旦切断すると、包装が完全に解かれ
た状態となるため、巻物として巻回されている線材が、
使用中にばらけたり、汚れたりするといった問題もあ
る。
た包装体にあっては、その巻物から線材を引き出して使
用する場合に、巻き付けられた包材を巻物の全周に渡っ
て切断しなければならず面倒であると共に、線材を使用
するために包材を一旦切断すると、包装が完全に解かれ
た状態となるため、巻物として巻回されている線材が、
使用中にばらけたり、汚れたりするといった問題もあ
る。
【0007】そこで、本発明の第2の課題は、包装状態
のまま線材を引き出して使用することのできる巻物の包
装体を提供することにある。
のまま線材を引き出して使用することのできる巻物の包
装体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記第1の
課題を解決するための請求項1に係る発明は、線材を環
状に巻回した中心穴を有する巻物の外表面に、良好な延
伸性を有する合成樹脂フィルムによって形成された長尺
帯状の包材を、前記巻物の中心穴に挿通することなく、
前記巻物を構成する線材と交差する方向に引っ張りなが
ら巻き付けたことを特徴とする巻物の包装体を提供する
ものである。
課題を解決するための請求項1に係る発明は、線材を環
状に巻回した中心穴を有する巻物の外表面に、良好な延
伸性を有する合成樹脂フィルムによって形成された長尺
帯状の包材を、前記巻物の中心穴に挿通することなく、
前記巻物を構成する線材と交差する方向に引っ張りなが
ら巻き付けたことを特徴とする巻物の包装体を提供する
ものである。
【0009】本発明によれば、包材が良好な延伸性を有
することから、包材を巻物の外表面に巻き付ける際に、
包材と接触する部分の巻物の形状に合わせて、包材の幅
方向でその伸びを変化させることができるので、包材に
弛み、しわを生じさせることなく、包材全体を巻物に密
着させながら巻き付けていくことができる。
することから、包材を巻物の外表面に巻き付ける際に、
包材と接触する部分の巻物の形状に合わせて、包材の幅
方向でその伸びを変化させることができるので、包材に
弛み、しわを生じさせることなく、包材全体を巻物に密
着させながら巻き付けていくことができる。
【0010】従って、包材を巻物の中心穴に通さなくて
も、巻物を構成する線材がばらけないように包材をしっ
かりと巻き付けることができ、巻物を効率良く短時間で
包装することができる。また、包材以外に加熱装置等の
手段を必要としないので、包装体を低コストで形成する
ことができる。
も、巻物を構成する線材がばらけないように包材をしっ
かりと巻き付けることができ、巻物を効率良く短時間で
包装することができる。また、包材以外に加熱装置等の
手段を必要としないので、包装体を低コストで形成する
ことができる。
【0011】上記第1及び第2の課題を解決するための
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した発明におい
て、前記巻物の中心穴に通じる前記線材の引出口が形成
されるように、前記包材を前記巻物に巻き付けた請求項
1に記載の巻物の包装体を提供するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した発明におい
て、前記巻物の中心穴に通じる前記線材の引出口が形成
されるように、前記包材を前記巻物に巻き付けた請求項
1に記載の巻物の包装体を提供するものである。
【0012】本発明によれば、巻物が包装された状態の
ままで、巻回されている線材を引出口から取り出して使
用することができるので、線材の使用中も、巻物を構成
する線材がばらけたり、汚れたりするのを防止すること
ができる。
ままで、巻回されている線材を引出口から取り出して使
用することができるので、線材の使用中も、巻物を構成
する線材がばらけたり、汚れたりするのを防止すること
ができる。
【0013】上記第1又は第2の課題を解決するための
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した発明
において、前記包材が、自己粘着性を有することを特徴
とする巻物の包装体を提供するものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した発明
において、前記包材が、自己粘着性を有することを特徴
とする巻物の包装体を提供するものである。
【0014】本発明によれば、包材自体が自己粘着性を
有しているため、巻き始めや巻き終わりにおける包材の
始端部及び終端部を、巻物の表面や巻き付けられた包材
の表面に押さえつけるだけで固定することができるの
で、接着剤等の固定手段を用いて個別に固定する必要が
ないと共に、包材の巻き付け途中においては、包材が巻
物や既に巻き付けられた包材に粘着することにより、そ
の巻付状態が確実に保持されるので、包装作業性に優れ
ており、効率よく包装作業を行うことができる。
有しているため、巻き始めや巻き終わりにおける包材の
始端部及び終端部を、巻物の表面や巻き付けられた包材
の表面に押さえつけるだけで固定することができるの
で、接着剤等の固定手段を用いて個別に固定する必要が
ないと共に、包材の巻き付け途中においては、包材が巻
物や既に巻き付けられた包材に粘着することにより、そ
の巻付状態が確実に保持されるので、包装作業性に優れ
ており、効率よく包装作業を行うことができる。
【0015】また、包装後は包材全体がその自己粘着性
によって固定されるためずれにくく、包材の弛みを防止
することができるので、巻物の状態を堅固に保持するこ
とができる。
によって固定されるためずれにくく、包材の弛みを防止
することができるので、巻物の状態を堅固に保持するこ
とができる。
【0016】上記第1又は第2の課題を解決するための
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3に記載した
発明において、前記包材が、透明であることを特徴とす
る巻物の包装体を提供するものである。
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3に記載した
発明において、前記包材が、透明であることを特徴とす
る巻物の包装体を提供するものである。
【0017】本発明によれば、包装された巻物の包材の
上からでも線材の色や太さ等を見分けることができるの
で、巻物の包装体を積み上げた状態で線材の種類を判別
することができて便利である。
上からでも線材の色や太さ等を見分けることができるの
で、巻物の包装体を積み上げた状態で線材の種類を判別
することができて便利である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。
について添付図面に基づき説明する。
【0019】図1(a)は本発明の実施の形態に係る巻
物の包装体の包装途中の状態を示しており、同図(b)
は本発明の実施の形態に係る巻物の包装体を示してい
る。
物の包装体の包装途中の状態を示しており、同図(b)
は本発明の実施の形態に係る巻物の包装体を示してい
る。
【0020】図1(a)に示すように、包材1は、低密
度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリブ
タジエン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂によって形成さ
れた、良好な延伸性(弾性伸縮性)と自己粘着性を有す
る長尺帯状の透明なストレッチフィルムであり、その片
面側に形成された粘着面が内側となるようにロール状に
巻回されている。また、巻物10は、電線を内側から外
側に向かって環状かつ多層状に巻回してなるものであ
る。
度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリブ
タジエン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂によって形成さ
れた、良好な延伸性(弾性伸縮性)と自己粘着性を有す
る長尺帯状の透明なストレッチフィルムであり、その片
面側に形成された粘着面が内側となるようにロール状に
巻回されている。また、巻物10は、電線を内側から外
側に向かって環状かつ多層状に巻回してなるものであ
る。
【0021】本実施形態に係る巻物の包装体は、巻物1
0に包材1を以下に示すように巻き付けることにより形
成される。
0に包材1を以下に示すように巻き付けることにより形
成される。
【0022】図1(a)に示すように、まず、包材1の
先端部の粘着面を巻物10の外周面10aに押しつけて
固定する。そして、ロール状に巻回された包材1を繰り
出して弛まないように引っ張りながら、その粘着面が巻
物10の外表面に接するように、外周面10a→端面1
0b→外周面10a→端面10c→外周面10a→端面
10b→…という順序で、包材1を巻物10の中心穴1
1を通すことなく、巻物10を構成する電線と交差する
ように巻き付けていく。
先端部の粘着面を巻物10の外周面10aに押しつけて
固定する。そして、ロール状に巻回された包材1を繰り
出して弛まないように引っ張りながら、その粘着面が巻
物10の外表面に接するように、外周面10a→端面1
0b→外周面10a→端面10c→外周面10a→端面
10b→…という順序で、包材1を巻物10の中心穴1
1を通すことなく、巻物10を構成する電線と交差する
ように巻き付けていく。
【0023】なお、巻物10はその外周面10aが湾曲
しているため、包材1を外周面10aから端面10bま
たは10cに巻き付ける際や、端面10bまたは10c
から外周面10aに巻き付ける際に、巻き付けようとす
る包材1の幅方向の片側に弛みが生じるような状況とな
るが、包材1は、上述したように、良好な延伸性を有し
ているので、包材1を引っ張りながら巻き付けることに
より、包材1の長手方向の伸び率がその幅方向で変化
し、包材1に弛みが生じることなく、完全に密着した状
態で包材1を巻き付けることができる。
しているため、包材1を外周面10aから端面10bま
たは10cに巻き付ける際や、端面10bまたは10c
から外周面10aに巻き付ける際に、巻き付けようとす
る包材1の幅方向の片側に弛みが生じるような状況とな
るが、包材1は、上述したように、良好な延伸性を有し
ているので、包材1を引っ張りながら巻き付けることに
より、包材1の長手方向の伸び率がその幅方向で変化
し、包材1に弛みが生じることなく、完全に密着した状
態で包材1を巻き付けることができる。
【0024】このように、包材1に弛みが生じないよう
に巻き付けるためには、包材1が有する延伸倍率(弾性
収縮可能な引き伸ばし倍率)は少なくとも1.2倍以上
であることが必要であり、1.5倍以上であることが好
ましい。なお、包材1を引っ張りながら巻き付ける際に
は、包材1が延びきることのないように、適度な引張力
を与えながら巻き付けていく必要がある。
に巻き付けるためには、包材1が有する延伸倍率(弾性
収縮可能な引き伸ばし倍率)は少なくとも1.2倍以上
であることが必要であり、1.5倍以上であることが好
ましい。なお、包材1を引っ張りながら巻き付ける際に
は、包材1が延びきることのないように、適度な引張力
を与えながら巻き付けていく必要がある。
【0025】また、包材1は、巻回されている電線がば
らけないように、巻物10の外表面を完全に覆うように
巻き付ける必要があるが、巻物10の端面10b、10
c側には、巻物10の中心穴11に通じる電線の引出穴
12を形成するために、包材1が中心穴11に大きく張
り出さないように巻き付けていく必要がある。また、同
図に示すように、包材1を外周面10aで順次隣接又
は、例えば20〜50mm程重ね合わせながら巻き付け
ていくと、包材1と包材1との間に隙間を生じることな
く巻物10の全体を効率良く包装することができる。
らけないように、巻物10の外表面を完全に覆うように
巻き付ける必要があるが、巻物10の端面10b、10
c側には、巻物10の中心穴11に通じる電線の引出穴
12を形成するために、包材1が中心穴11に大きく張
り出さないように巻き付けていく必要がある。また、同
図に示すように、包材1を外周面10aで順次隣接又
は、例えば20〜50mm程重ね合わせながら巻き付け
ていくと、包材1と包材1との間に隙間を生じることな
く巻物10の全体を効率良く包装することができる。
【0026】このようにして、巻物10の外表面に包材
1を巻き付け終わったら、包材1を切断して、その終端
部を既に巻き付けられた包材1の表面に押さえつけるこ
とによって固定すると、同図(b)に示すように、外表
面が包材1によって覆われると共に中心穴11に通じる
電線の引出口12を有する巻物の包装体が出来上がる。
1を巻き付け終わったら、包材1を切断して、その終端
部を既に巻き付けられた包材1の表面に押さえつけるこ
とによって固定すると、同図(b)に示すように、外表
面が包材1によって覆われると共に中心穴11に通じる
電線の引出口12を有する巻物の包装体が出来上がる。
【0027】以上のように、この巻物の包装体は、延伸
性の良好なストレッチフィルムからなる包材1を引っ張
りながら巻物10の外表面に巻き付けることにより、巻
き付けられた包材1に弛みが生じないようにしたため、
良好な外観が得られると共に、巻物の中心穴に包材を通
しながら巻き付けるといった手間のかかる従来の包装方
法に比べて、巻物を効率良く短時間で確実に包装するこ
とができる。
性の良好なストレッチフィルムからなる包材1を引っ張
りながら巻物10の外表面に巻き付けることにより、巻
き付けられた包材1に弛みが生じないようにしたため、
良好な外観が得られると共に、巻物の中心穴に包材を通
しながら巻き付けるといった手間のかかる従来の包装方
法に比べて、巻物を効率良く短時間で確実に包装するこ
とができる。
【0028】また、巻物10が包装された状態のままで
引出口12から電線を取り出すことができるので、巻物
の中心穴に包材を通した従来の包装体の場合のように、
電線を使用する際に包材1を切断する必要がなく、電線
の使用中であっても初期の包装状態がそのまま維持され
るので、巻物10を構成する電線がばらけたり、汚れた
りすることがない。
引出口12から電線を取り出すことができるので、巻物
の中心穴に包材を通した従来の包装体の場合のように、
電線を使用する際に包材1を切断する必要がなく、電線
の使用中であっても初期の包装状態がそのまま維持され
るので、巻物10を構成する電線がばらけたり、汚れた
りすることがない。
【0029】また、包材1が粘着面を有するため、包材
1を巻き付ける際には、包材1の巻き始め及び巻き終わ
りに包材1を固定するための接着剤等を必要とせず、包
材の巻き付けを容易かつ短時間に行うことできると共
に、包材1を巻き付ける過程で包材1が巻物10や既に
巻き付けられた包材1に粘着するので、既に巻き付けら
れた包材1がずれることによって包装状態が悪化するこ
ともなく、包材1の巻き付けを確実に行うことができ
る。
1を巻き付ける際には、包材1の巻き始め及び巻き終わ
りに包材1を固定するための接着剤等を必要とせず、包
材の巻き付けを容易かつ短時間に行うことできると共
に、包材1を巻き付ける過程で包材1が巻物10や既に
巻き付けられた包材1に粘着するので、既に巻き付けら
れた包材1がずれることによって包装状態が悪化するこ
ともなく、包材1の巻き付けを確実に行うことができ
る。
【0030】さらに、包装後は、粘着面を介して包材1
が粘着することによりその位置が固定されるので、巻き
付けられた包材1の位置ずれが起こりにくく、搬送中や
使用中に巻物の一部が露出するといった包装状態の悪化
が起こりにくいと共に、万一包材1の終端部が剥がれた
場合でも、巻き付けられた包材1の全体が粘着している
ため、直ちに包装が全て解かれてしまうこともない。
が粘着することによりその位置が固定されるので、巻き
付けられた包材1の位置ずれが起こりにくく、搬送中や
使用中に巻物の一部が露出するといった包装状態の悪化
が起こりにくいと共に、万一包材1の終端部が剥がれた
場合でも、巻き付けられた包材1の全体が粘着している
ため、直ちに包装が全て解かれてしまうこともない。
【0031】また、包材1が透明であるため、巻き付け
た包材1の終端部が包装体の表面にはっきりと現れず、
包装体としての体裁が良くなると共に、巻物の包装体を
積み重ねて保管した場合には、外側から電線の色や太さ
などを見分けることができるので、積み重ねた包装体を
降ろさなくても電線の種類を判別できて便利である。
た包材1の終端部が包装体の表面にはっきりと現れず、
包装体としての体裁が良くなると共に、巻物の包装体を
積み重ねて保管した場合には、外側から電線の色や太さ
などを見分けることができるので、積み重ねた包装体を
降ろさなくても電線の種類を判別できて便利である。
【0032】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、巻物10への包材1の巻き付けを包装機械によって
行う場合には、巻物10を周方向にゆっくりと自転さる
自転機構と、自転している巻物1に、ロール状に巻回さ
れた包材1を繰り出しながら上下方向に回転させること
により巻き付ける巻付機構とを備えた簡単な構造の包装
機械によって巻物を包装することができる。
が、巻物10への包材1の巻き付けを包装機械によって
行う場合には、巻物10を周方向にゆっくりと自転さる
自転機構と、自転している巻物1に、ロール状に巻回さ
れた包材1を繰り出しながら上下方向に回転させること
により巻き付ける巻付機構とを備えた簡単な構造の包装
機械によって巻物を包装することができる。
【0033】また、包材1の粘着面は本実施形態のよう
に片面にだけ形成しておく必要はなく、両面に形成する
ことも可能である。包材1の両面に粘着面を形成してお
くと、互いに重なって巻き付けられる包材の位置ずれを
より確実に防止することができる。なお、粘着面を有し
ない包材によって包装することも可能であり、その場合
は、包材の始端部及び終端部の固定を接着剤等を用いて
行う必要がある。
に片面にだけ形成しておく必要はなく、両面に形成する
ことも可能である。包材1の両面に粘着面を形成してお
くと、互いに重なって巻き付けられる包材の位置ずれを
より確実に防止することができる。なお、粘着面を有し
ない包材によって包装することも可能であり、その場合
は、包材の始端部及び終端部の固定を接着剤等を用いて
行う必要がある。
【0034】また、巻物10に対する包材1の巻き付け
方は、本実施形態に限られず自由に巻き付けることが可
能であり、中心穴11から線材を引き出すことを考慮し
ない場合には、引出口12が形成することなく、巻物1
0の中心穴11を完全に閉塞するように包材1を巻き付
けてもよい。
方は、本実施形態に限られず自由に巻き付けることが可
能であり、中心穴11から線材を引き出すことを考慮し
ない場合には、引出口12が形成することなく、巻物1
0の中心穴11を完全に閉塞するように包材1を巻き付
けてもよい。
【0035】また、本実施形態の巻物の包装体は、電線
の巻物だけではなく、ロープ、ホース等あらゆる線材の
巻物の包装体として適用可能であることはいうまでもな
い。
の巻物だけではなく、ロープ、ホース等あらゆる線材の
巻物の包装体として適用可能であることはいうまでもな
い。
【図1】本発明の実施形態に係る巻物の包装体を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】従来の巻物の包装体の包装途中を示す斜視図で
ある。
ある。
1 包材 10 巻物 11 中心穴 12 引出口
Claims (4)
- 【請求項1】 線材を環状に巻回した中心穴を有する巻
物の外表面に、良好な延伸性を有する合成樹脂フィルム
によって形成された長尺帯状の包材を、前記巻物の中心
穴に挿通することなく、前記巻物を構成する線材と交差
する方向に引っ張りながら巻き付けたことを特徴とする
巻物の包装体。 - 【請求項2】 前記巻物の中心穴に通じる前記線材の引
出口が形成されるように、前記包材を前記巻物に巻き付
けた請求項1に記載の巻物の包装体。 - 【請求項3】 前記包材が、自己粘着性を有することを
特徴とする請求項1又は2に記載の巻物の包装体。 - 【請求項4】 前記包材が、透明であることを特徴とす
る請求項1、2又は3に記載の巻物の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10032189A JPH11208617A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 巻物の包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10032189A JPH11208617A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 巻物の包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11208617A true JPH11208617A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12351966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10032189A Withdrawn JPH11208617A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 巻物の包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11208617A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001063706A (ja) * | 1999-08-05 | 2001-03-13 | Sica Serrande Infissi Carpenteria Attrezzatura Spa | フレキシブルで細長い要素をリング形に形成したかせ状物の包装のための方法と装置 |
WO2001028906A1 (en) * | 1999-10-21 | 2001-04-26 | Skaltek Ab | Method of rolling up at least two cables, wires, lines or the like into a coil and a coil rolled up of at least two cables, wires, lines or the like |
CN104443505A (zh) * | 2014-12-03 | 2015-03-25 | 深圳市沃尔核材股份有限公司 | 一种柔软管线包装机系统 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10032189A patent/JPH11208617A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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