JPH0723426Y2 - 絞りしわ模様を形成する瓶体包装材 - Google Patents

絞りしわ模様を形成する瓶体包装材

Info

Publication number
JPH0723426Y2
JPH0723426Y2 JP1988053928U JP5392888U JPH0723426Y2 JP H0723426 Y2 JPH0723426 Y2 JP H0723426Y2 JP 1988053928 U JP1988053928 U JP 1988053928U JP 5392888 U JP5392888 U JP 5392888U JP H0723426 Y2 JPH0723426 Y2 JP H0723426Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
shrinkable film
bottle
packaging material
shrinkable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988053928U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01158465U (ja
Inventor
哲雄 畑
寿義 瀬戸川
忠司 西岡
史朗 道田
Original Assignee
冨士シール工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 冨士シール工業株式会社 filed Critical 冨士シール工業株式会社
Priority to JP1988053928U priority Critical patent/JPH0723426Y2/ja
Publication of JPH01158465U publication Critical patent/JPH01158465U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0723426Y2 publication Critical patent/JPH0723426Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は瓶体を密着被包する包装材に関する。
〔従来の技術〕
清酒等が充填された瓶体(一升瓶等)の表面に、商品表
示と意匠効果の付与を兼ねて、軟質紙に銘柄・商標等を
印刷した包装紙を底部から頂部瓶口に亘って巻きつける
とともに、肩部から瓶口にかけて包装紙をしごき、また
は捻じって絞ることにより、瓶全体を包装紙で包み込ん
だ包装体に仕上げることは広く行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕 上記瓶体の包装は、手作業により行われ、一部は機械化
されているが、その能率は極めて悪く、例えば1分間当
たりの包装本数はせいぜい10本程度にすぎない。また、
その包装紙は瓶体表面に単に巻きつけられただけである
ので、装着の安定性に乏しい。
本考案は、瓶体への装着能率にすぐれ、瓶体に装着され
た状態で従来の包装紙と同様の視覚効果を呈し、かつ瓶
体に対する装着安定性にすぐれた包装材を提供するもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、熱収縮により瓶体の表面を底部から瓶口頂部
に亙って密着状態に被包するチューブ状の熱収縮性包装
材において、 熱収縮性プラスチックフィルム(11)と、その外側面に
積層された非熱収縮性フィルム(13)とからなり、 瓶体の肩部より下側部分を被包する領域の熱収縮性プラ
スチックフィルム(11)と非熱収縮性フィルム(13)と
の積層界面は、その全面が一様に接着されている一方、 断面径の縮小する肩部から瓶口頂部に到る瓶体上側部分
を被包する領域(T)における熱収縮性フィルム(11)
と非熱収縮性フィルム(13)との積層界面は、チューブ
の胴長方向に略平行な向きないし螺旋状に形成された筋
状の接着部(a)と非接着部(b)とが交互する縞模様
をなして断続的に接着されており、 熱収縮性フィルム(11)の熱収縮により、前記領域
(T)の非熱収縮性フィルム(13)に、接着部(a)と
非接着部(b)の縞模様に沿った筋状のしわを生じるこ
とを特徴としている。
〔作用〕
本考案の包装材は、これを瓶体に被せ、熱収縮性フィル
ム(11)の熱収縮により瓶体表面に密着させると、その
熱収縮(減面収縮)に伴つて、瓶体の上側部分(肩部か
ら瓶口頂部に亙る部分)を被包する領域(T)の非熱収
縮性フィルム(13)にタルミが生じる。
非熱収縮性フィルム(13)に生じる上記タルミは、熱収
縮性フィルム(11)との積層界面の接着部(a)と非接
着部(b)の縞模様に沿ったしわ模様、すなわち包装材
の胴長方向に略平行な向き(ないし螺旋状)の筋状しわ
模様として現れる。そのしわ模様は、瓶体を和紙で包ん
で肩部から瓶口頂部に沿ってひねり・扱き等により絞っ
たときに生じる絞りしわ模様のような視覚効果を有す
る。
以下、本考案について実施例を示す図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は、それぞれ本考案の包装材におけ
る熱収縮性フィルムと非熱収縮性フィルムの接着パター
ンの例を模式的に示している。図中、Tで示される領域
は、瓶体を肩部から頂部瓶口にかけて被包する部分であ
り、その下側の領域は瓶体の胴部から底面に亘る部分を
被包する。そのT領域における(a)は、熱収縮性フィ
ルムと非熱収縮性フィルムとが接着剤を介して接着され
ている部分(接着部)、(b)はその2つの積層フィル
ムの界面に接着剤が存在しない部分(非接着部)であ
る。
第3図は上記包装材(10)のT領域における断面を模式
的に示している。(11)は熱収縮性フィルム、(12)は
接着剤層、(13)は非熱収縮性フィルムである。接着剤
層(12)は、熱収縮性フィルム(11)と非熱収縮性フィ
ルム(13)との界面に断続的に分布し、両フィルム(1
1)と(13)は接着部(a)と非接着部(b)とが交互
する断続接着により積層されている。前記第2図の例で
は、その接着部(a)と非接着部(b)とが、筒状に成
形された包装材(10)の円周方向に対し傾斜する方向に
延在する螺旋状縞模様をなしており、第1図の例では、
胴長方向に平行に延在するほぼ伸直な縞模様をなすよう
に2つのフィルム(11)と(13)を断続接着している。
なお、T領域の下側領域における熱収縮性フィルム(1
1)と非熱収縮性フィルム(13)との界面は、T領域の
断続接着と異なって、その全面に亘って一様に接着(全
面接着)されている。
上記包装材(10)に、熱収縮性フィルム(11)を熱収縮
させるための加熱処理を加えると、そのT領域は、第4
図に示すように、熱収縮性フィルム(11)の熱収縮(減
面収縮)により、隣り合う接着部(a)と(a)の間隙
幅が減少し、その結果として、非熱収縮性フィルム(1
3)に凹凸が生じる。その接着部(a)と非接着部
(b)とが、第1図のように螺旋模様を有している場合
の加熱処理により生じる凹凸模様は、その螺旋方向のシ
ワとなり、第2図のように上下方向に平行な模様をなし
ている場合に生じる凹凸模様は、上下方向のシワとして
視覚される。T領域以外の熱収縮性フィルム(11)と非
熱収縮性フィルム(13)とが全面接着されている領域に
おける非熱収縮性フィルム(13)は、T領域と異なっ
て、熱収縮性フィルム(11)の熱収縮に追従して面方向
に圧縮変形するので、肉眼で明瞭に視覚されるような凹
凸は生じず、加熱処理後も、ほぼ平坦な表面を呈する。
上記包装材(10)を、第7図に示すように、そのT領域
が瓶体(20)の肩部(21)から上方の部分に対応するよ
うに外嵌したうえ、加熱装置(H)による加熱処理を下
端側から開始し、加熱装置(H)を順次上方に移行させ
ながら、包装材(10)全体をまんべんなく加熱して熱収
縮性フィルムの十分な収縮を生起させることにより、第
5図、第6図に示すように、瓶体を密着被包した包装体
が得られる。第5図の包装体は、第1図の包装体(10)
を、第6図の包装体は、第2図の包装体(10)をそれぞ
れ使用して瓶体を密着被包したものであり、前者では、
螺旋縞状のシワ(P)が、後者では、上下方向に平行な
縞状のシワ(P)がそれぞれ瓶体の肩部(21)から瓶口
頂部(22)にかけて現出している。
本考案包装材(10)を構成する非熱収縮性フィルム(1
3)として、例えば不織布、紙、プラスチックフィル
ム、化繊紙またはアルミニウム箔(蒸着膜であってもよ
い)等が挙げられ、他方熱収縮性フィルム(11)として
は、例えばポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン等であって、所要の熱収
縮性を付与するための延伸加工が施された各種プラスチ
ックフィルム、あるいは熱収縮性が付与された不織布等
が挙げられる。なお、図示はしないが、非熱収縮性フィ
ルム(13)のおもて面または内側面、あるいは熱収縮性
フィルム(11)のおもて面または裏面には、商品表示、
意匠効果等のための印刷が施されていることはいうまで
もない。
前記説明では熱収縮性フィルム(11)と非熱収縮性フィ
ルム(13)との接着を接着剤により行うこととしている
が、両フィルム(11)(13)が熱融着可能な材質である
場合は、接着剤にかえ熱融着により接着して構わない。
また、第1図、第2図では、包装材(10)を筒状に成形
した例を示しているが、必ずしもそうである必要はな
く、シート状のまま瓶体に巻きつけ、シートの左右両端
部を重ね合わせて接着して筒形状としたうえ、加熱処理
を加えるようにしてもよい。
第7図に示した瓶体(20)への包装材(10)の装着例に
おいて、包装材(10)の下端部(10b)を瓶体(20)の
底面より下方に突出させているのは、熱収縮処理により
その下端部(10b)を鎖線で示すように瓶体底面(20b)
の周囲に抱着させることにより、加熱処理過程における
包装材(10)の位置ずれを防止するためであり、位置ず
れの懸念がない場合は、必ずしも抱着させる必要はな
く、包装材(10)の下端部(10b)を瓶体(20)の胴部
側面に密着させるようにしてもよい。
また、第5図、第6図では、包装材(10)の上端部(10
t)を瓶口の栓(30)の天面周囲に抱着させているが、
必ずしもそれに限定される訳ではなく、胴長の長い包装
材(10)を使用し、第7図において、包装材(10)の上
端部(10t)を栓(30)の天面より十分に上方に突出さ
せた状態で包装材(10)の加熱処理を行えば、包装材
(10)の上端部(10t)が栓(30)の上方に突出した状
態で絞られた包装形態とすることができる。
〔考案の効果〕
本考案包装材は、加熱処理という簡単な操作で瓶体を密
着被包し、従来の紙を包装材としてひねり・しぼりの手
作業を加えた場合と同様の視覚効果を有するひねりじわ
・しごきじわ等のしわ模様を現出させることができる。
従って、瓶体への装着作業の全面機械化が容易であり、
装着能率を飛躍的に高めることができる。また、その包
装材は、熱収縮力を締付力として瓶体表面に密着するの
で、紙包装の場合と異なって、ゆるみを生じることがな
く、かつ紙包装では得られない緩衝機能を有し、瓶体保
護効果の点でもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案包装材の実施例を示す斜視図、
第3図は本考案包装材の積層構造を示す断面図、第4図
は本考案包装材の加熱処理後の表面凹凸を示す断面図、
第5図、第6図は本考案包装材による包装体の例を示す
斜視図、第7図は瓶体への包装材装着要領を例示する正
面説明図である。 10:包装材、11:熱収縮性フィルム、12:接着剤層、13:非
熱収縮性フィルム、20:瓶体、a:接着部、b:非接着部、
H:加熱装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 道田 史朗 大阪府大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 冨士シール工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−55633(JP,U) 実開 昭61−183851(JP,U) 特公 昭57−38154(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮により瓶体の表面を底部から瓶口頂
    部に亙って密着状態に被包するチューブ状の熱収縮性包
    装材において、 熱収縮性プラスチックフィルム(11)と、その外側面に
    積層された非熱収縮性フィルム(13)とからなり、 瓶体の肩部より下側部分を被包する領域の熱収縮性プラ
    スチックフィルム(11)と非熱収縮性フィルム(13)と
    の積層界面は、その全面が一様に接着されている一方、 断面径の縮小する肩部から瓶口頂部に到る瓶体上側部分
    を被包する領域(T)における熱収縮性フィルム(11)
    と非熱収縮性フィルム(13)との積層界面は、チューブ
    の胴長方向に略平行な向きないし螺旋状に形成された筋
    状の接着部(a)と非接着部(b)とが交互する縞模様
    をなして断続的に接着されており、 熱収縮性フィルム(11)の熱収縮により、前記領域
    (T)の非熱収縮性フィルム(13)に、接着部(a)と
    非接着部(b)の縞模様に沿った筋状のしわを生じるこ
    とを特徴とする絞りしわ模様を形成する瓶体包装材。
JP1988053928U 1988-04-21 1988-04-21 絞りしわ模様を形成する瓶体包装材 Expired - Lifetime JPH0723426Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988053928U JPH0723426Y2 (ja) 1988-04-21 1988-04-21 絞りしわ模様を形成する瓶体包装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988053928U JPH0723426Y2 (ja) 1988-04-21 1988-04-21 絞りしわ模様を形成する瓶体包装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01158465U JPH01158465U (ja) 1989-11-01
JPH0723426Y2 true JPH0723426Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=31279882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988053928U Expired - Lifetime JPH0723426Y2 (ja) 1988-04-21 1988-04-21 絞りしわ模様を形成する瓶体包装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723426Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825546B2 (ja) * 1990-12-08 1996-03-13 日本マタイ株式会社 縦長異径容器の化粧包装方法
JP4497516B2 (ja) * 2003-10-27 2010-07-07 株式会社フジシールインターナショナル 熱収縮性筒状ラベル
JP6498937B2 (ja) * 2015-01-05 2019-04-10 有限会社スカイ シュリンク装置とシュリンク方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5655633U (ja) * 1979-10-03 1981-05-14
JPS6036395B2 (ja) * 1980-08-19 1985-08-20 松下電器産業株式会社 記録ヘッドおよびその製造方法
JPS61183851U (ja) * 1985-05-08 1986-11-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01158465U (ja) 1989-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4958735A (en) Easy open, hemetically sealed, display package made from heat shrinkable film
JP2002166965A (ja) 予め決まったパターンで収縮フィルムに塗布された接着剤によってフィルムに接合した不織布を有する物品保護材料
EP0596122A1 (en) Wrapping material and method of wrapping
US2801180A (en) Method of making a food package
JPH0723426Y2 (ja) 絞りしわ模様を形成する瓶体包装材
CN1064632C (zh) 容易拆封的包装膜
US2911305A (en) Commercial package and method of making the same
US6478177B2 (en) Decorative basket assembly and method for producing same
US3851068A (en) Cheese package
JP4152117B2 (ja) オーバーラップ包装体
JPS63212979A (ja) ラベル及びその製造方法
JP3025920U (ja) 複数物品結束包装材
JPH06354Y2 (ja) ラベル装着体付き包装体及び包装袋
JP2009007054A (ja) 包装体およびその製造方法
JP2700235B2 (ja) 熱収縮包装方法
JP3003279U (ja) 包装体
JPH0630015U (ja) ラップ包装用皿状容器
US9180651B1 (en) Low temperature shrink wrap film and methods of use
JPH0335706Y2 (ja)
JP2646320B2 (ja) 熱収縮包装体
JP2004256268A (ja) ウエブ材の継ぎ方法
JPS6144986Y2 (ja)
JP7266442B2 (ja) 熱収縮性筒状ラベル及びラベル付き容器
JPH0231412Y2 (ja)
JP3213553B2 (ja) スパイク穴を必要としない熱収縮包装方法