JPH0516239B2 - - Google Patents

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JPH0516239B2
JPH0516239B2 JP9613087A JP9613087A JPH0516239B2 JP H0516239 B2 JPH0516239 B2 JP H0516239B2 JP 9613087 A JP9613087 A JP 9613087A JP 9613087 A JP9613087 A JP 9613087A JP H0516239 B2 JPH0516239 B2 JP H0516239B2
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Takashi Yoshinaga
Kenichi Shiba
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、建造物内にあるエレベーター等種々
の設備の監視を行い、所要のデータを電話回線を
介して監視センタへ送信する遠隔監視装置に関す
る。
【従来の技術】 従来、空調設備、照明設備等の動作状況やその
電力消費量及びエレベーターの運転状態等を建物
内の監視所で個々に監視する監視方式が主流であ
つたが、近年小規模の建物では、人件費の高騰か
ら警備員を配置せずに管理会社に委任し上記監視
所に設けられた監視装置と上記管理会社に設けら
れた集中監視装置とを通信回線で接続してそれぞ
れの建物に設けられた上記設備機器を集中監視す
る集中監視方式が主流となつてきている。このよ
うな方式は、例えば特開昭59−94199号公報に示
されている。
【発明が解決しようとする課題】
上記提案された遠隔ビル管理システムでは、各
建物に警備員を配置する必要はなく、各建物の管
理費を大幅に削減することができるようになつて
いる。ところで、このように設備機器の異常状
態、火災検出器や防犯装置の作動等を集中して監
視する管理会社がその規模の大小をとわず多く出
現している。最近エレベーター保守会社では、建
物にエレベーターの状態監視を行なうための端末
装置を、又、監視センタに集中監視装置を設置
し、そこで集中監視するようにしている。建物オ
ーナーからは、このエレベーター保守会社のネツ
トワーク規模を考慮して他の設備機器も含めて監
視委託が要望されている。 しかし、エレベーター監視用の端末装置と他の
設備機器を監視するための端末装置とがそれぞれ
別々に設けられている場合、通信回線を2系統布
設しなければならず回線使用上で無駄となるばか
りか設備費及び維持費が高価となる欠点がある。
また、他の設備機器にその監視用端末装置が設け
られていない場合には、既に設けられているエレ
ベーター監視用端末装置の通信回線を使用して上
記監視センタの集中監視装置の情報データに合せ
る演算処理部と、これによつて処理されたデータ
を上記通信回線に送出する通信処理部を有する装
置が必要で、この装置は、監視対象点数等の違い
により各現場毎に対応して製作されることとな
り、製造原価が高価になるばかりか、即時に設置
できないなどの不具合がある。 本発明の目的は、上記従来技術における課題を
解決し、建造物における現在の監視の態様がどの
ような態様のものであつてもこれらに対応するこ
とができる遠隔監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、建造物
内の設備を監視し、所要データを遠隔個所の監視
センタに電話回線を介して送信する遠隔監視装置
において、この遠隔監視装置を、その動作を制御
する制御部と、受信メモリを備えエレベーター制
御装置からの直列データを当該受信メモリに格納
しこれをパラレルデータに変換する伝送アダプタ
と、エレベーター以外の設備装置からのデータを
デイジタル値に変換して取り込む外部信号取込み
回路と、各種データを並列データとして記憶する
記憶装置と、前記電話回線と接続される通信手段
と、前記通信手段に出力すべき並列データを直列
データに変換し、かつ、前記通信手段からの入力
データを並列データに変換する直列通信回路と、
前記通信手段と前記監視センタとの接続を指令す
るダイヤル発振装置と、前記記憶装置に記憶され
た所要のデータを並列データに変換して外部に出
力する出力回路とで構成したことを特徴とする。 さらに本発明は、上記構成に加えて、前記直列
通信回路のデータを電流信号として外部に出力す
るカレントループ回路と、前記直列通信手段を前
記カレントループ回路と前記通信手段とに選択的
に接続する切換手段とを設けたことも特徴とす
る。
【作用】
現在、遠隔監視装置を備えていない建造物に上
記監視装置を設ける場合、エレベーターの監視は
次のように行われる。伝送アダプタはエレベータ
ー制御装置に備えられた伝送アダプタと接続され
る。エレベーター制御装置からのデータ、例えば
異常データは直列データとして伝送アダプタに取
り込まれ、一旦受信メモリに記憶された後、並列
データとして記憶装置に格納される。この異常デ
ータは記憶装置から取り出され、直列通信回路で
直列データに変換され、通信手段に入力される。
同時に、異常データは出力回路にも送られるが、
この場合、出力回路には外部装置が接続されてい
ないので、出力回路からの出力はない。通信手段
では、入力されたデータをこれに応じた電話回線
用の信号に変調する。このとき、通信手段は、制
御部の指令で駆動されたダイヤル発振装置により
監視センタと電話回線で接続されているので、異
常データは監視センサに送信される。 又、エレベーター以外の設備装置の監視は次の
ように行われる。外部信号取込み回路は監視対象
の設備装置の信号出力部と接続される。設備装置
から信号が出力されると、この信号は外部信号取
込み回路に取り込まれ、デイジタル値に変換さ
れ、記憶装置に記憶される。以後、設備装置の信
号は上記エレベーターの異常データの伝送と同様
の処理で監視センタへ伝送される。 エレベーター以外の設備装置に対して既に監視
手段が適用されている場合で、新たにエレベータ
ーに対しても監視を行う場合には、既設の接続は
そのままとした状態で、エレベーター制御装置と
伝送アダプタとを接続するとともに出力回路を既
設の監視手段に接続する。前述のように、エレベ
ーターのデータが入力され、記憶装置に格納され
ると、このデータは出力回路に送られ、既設の監
視手段に入力され、その通信手段により監視セン
タへ電話回線を介して送信される。エレベーター
のデータは、同時に通信手段にも送られるが、こ
の場合、ダイヤル発振装置による通信手段と監視
センタとの接続は行われないので、この経路によ
るデータの送信はない。 エレベーターに対して既に監視手段が適用され
ている場合で、新たにエレベーター以外の設備装
置に対しても監視を行う場合には、既設の監視手
段に代えて本発明の遠隔監視装置を用いる。 又、既設の監視手段が電流信号を受信する型の
ものの場合には、切換手段をカレントループ側へ
切り換え、カレントループ回路を既設の監視手段
に接続する。
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。 第1図は本発明の実施例に係る遠隔監視装置の
ブロツク図である。この図では、遠隔監視装置3
00の種々の形態での使用を説明するため、想定
される外部装置が全て記憶されている。図で、エ
レベーター制御装置202は、エレベーターの制
御を行ない、遠隔監視装置とデータ通信を行なう
シリアル伝送アダプタ(以下、SDA209とい
う)を備えている。 一方、遠隔監視装置300は、エレベーター監
視プログラムを格納している読み出し専用記憶部
(ROM)と、監視するための演算データを一時
的に格納する読み出し、書き込みを行うことがで
きる記憶部(RAM)とからなる記憶装置13、
監視プログラムに従つて制御を行なうMPU15、
エレベーター制御装置202のSDA209とデ
ータ通信を行なうシリアル伝送アダプタ12(以
下SDA12という)、電話機のプツシユボタン方
式、ダイヤルパルス方式のものに対して自動ダイ
ヤルを行なうのに必要な信号を発生するダイヤル
発振装置16、建屋に設置された設備装置201
がある場合、それからの信号をデイジタル信号に
変更する外部信号取込み回路11、エレベーター
制御装置202のSDA209を介して得られた
データを所定の形態の並列データに変更して出力
するデイジタル信号出力回路10、並列データを
直列データに変換し、又、入力データである直列
データを並列データに変換する非同期形直列通信
回路14、この非同期形直列通信回路14で変換
された直列データをCCITT規格に準じた通信方
式に変換する規格回路21、デイジタルデータを
音声周波数帯域のアナログ信号に変換する変調器
と音声周波数帯域のアナログ信号をデイジタルデ
ータに変換する復調器とを備えた変復調器22、
自動発信と自動着信の機能をもつている網制御回
路23、エレベーターかご内の外部連絡装置20
6(後述する)の呼び信号を検知し、遠隔監視装
置300の網制御回路23と接続するための通信
制御装置25、前記変復調器22と電流信号によ
つてデータの授受を行なうカレントループ回路2
4とを切換える切換えスイツチ100より構成さ
れる。なお、カレントループ回路は、端末装置2
03に接続される装置が遠隔個所にある場合、信
号を電圧信号で送受信したときに生じる電圧降下
による信号の減衰を避けるため、信号を電流信号
として送受信する回路である。 遠隔監視装置300の外部装置として想定され
る端末装置203は、エレベーター以外の他の設
備機器の監視をしており他の端末装置との通信手
段としてカレントループ回路を具備し、遠隔監視
装置300と、データを授受し一般公衆回線50
0を利用して被監視建屋の監視センタ400にデ
ータ伝送を行なう。遠隔監視装置300の他の外
部装置として想定される端末装置208は、エレ
ベーター以外の他の設備機器の監視をしており他
の端末装置との通信手段として外部からの信号取
込み部は並列通信を行なうことにより装置内に取
込んでおり、その編集されたデータは一般公衆回
線を介して、前記監視センタ400にデータ伝送
を行なう。この端末装置208は、さきの端末装
置203と異なり、電圧信号で送受信を行う。
尚、端末装置203,208は、同一建屋内で同
時に設置されることはない。保守ツール205
は、マイクロコンピユータを用いて構成され、規
格回路21と同じ変換方式を具備し、遠隔監視装
置300と直列通信を行ない、データの授受を行
なうことができる。 以上のように構成された遠隔監視装置300に
おいて、SDA12,209は、直列送信と直列
受信を個々に行ない、通信ラインも送受同時通信
可能な全二重通信構成になつているものとする。
SDA12,209を用いたときのデータ通信は、
お互い同志でMPU15の制御とは無関係に所定
の周期で周期的に行なわれる。したがつて、
MPU15から見ると、通信の意識をすることな
く、すなわち通信ソフトウエアの介入なしにデー
タをアクセスできる。 たとえば、エレベーター制御装置202のエレ
ベーターの状態情報は、SDA209の送信用バ
ツフアメモリからSDA12の受信用バツフアメ
モリに送信され、記憶されているので、MPU1
5はSDA12の受信用バツフアメモリの内容を
読み出すのみでよい。これは、逆に送信する場合
でもエレベーター制御装置202のマイクロコン
ピユータは、SDA209の受信用バツフアメモ
リの内容を読み出すのみでよい。 ここで、遠隔監視装置300の動作を説明す
る。エレベーター制御装置202とSDA12と
が接続されている場合、SDA12はエレベータ
ー制御装置202のSDA209から異常データ
を受けると、そのデータを並列データに変換し、
このデータはMPU15の制御により記憶装置1
3のRAMの定められたアドレスに格納される
る。一旦格納されたデータはMPU15のプログ
ラム制御により、非同期直列通信回路14とデイ
ジタル信号出力回路10に同時に伝送される。こ
の非同期形直列通信回路14は、送出されたデー
タを受け取ると並列データを直列データに変換す
る。ここで切換えスイツチ100がa側に接して
いるとすると、変換された直列デイジタルデータ
は、変復調器22の変調器により、音声周波数帯
域のアナログ信号に変換される。一方、ダイヤル
発振装置は、一般公衆回線の形態に合つた非監視
建屋内にある監視センタ400の電話番号をパル
スにして網制御回路23に送出する。これによ
り、網制御回路23は当該電話番号を自動発振
(自動ダイヤル)し、この結果電話局204は網
制御回路23と監視センタ400を一般公衆回線
510,520を介して接続する。遠隔監視装置
300と監視センタ400とが接続されると、前
記音声周波数帯域のアナログ信号に変換された信
号は、前記一般公衆回線510,520を介して
監視センタ400に伝送される。監視センタ40
0では、伝送された信号をデイジタルデータに復
調し、所定の信号形態にしてデイスプレイ表示
し、異常の内容を把握することができる。監視セ
ンタ400は遠隔監視装置300のデータを受け
取ると遠隔監視装置300からの信号を受け取つ
た旨のデータを音声周波数帯域のアナログ信号に
変換し、これを遠隔監視装置300へ伝送する。
遠隔監視装置300は、伝送されてきた前記アナ
ログ信号を復調してデイジタルデータに変換し、
切換スイツチ100はa側に接しているので非同
期形直列通信回路14により並列データに変換
し、これにより、遠隔監視装置300のMPU1
5と監視センタ400のコンピユータが正規にデ
ータの授受を行なつたことを認知する。一方、デ
イジタル信号出力回路10へ送られた信号は端末
装置208が接続されていない場合出力されな
い。(端末装置208が接続されている場合の動
作は後述する。) 次に建屋の設備装置201と外部信号取込み回
路11とが接続されている場合、設備装置201
からの異常信号は、外部信号取込み回路11によ
りMPU15のバスラインを通すべくデイジタル
信号に変換される。尚、外部信号取込み回路11
には、異なつた8個の信号を個々に取込むことが
できる。外部信号取込み回路11でデイジタル信
号に変換された信号は、記憶装置13のRAMの
前記アドレスとは別に定められたアドレスに格納
される。一旦格納されたデータはMPU15の制
御により、非同期直列通信回路14とデイジタル
信号出力回路10とに伝送される。非同期直列通
信回路14は、送出されたデータを受け取ると並
列データを直列データに変換する。以後、データ
は、前述のエレベーター制御装置202のデータ
と同様に、スイツチ100、変復調器22、網制
御回路23、電話局204を介して監視センタ4
00へ送信される。 以上、エレベーター制御装置202および設備
装置201のいずれか一方、又は両方が本実施例
の遠隔監視装置300に接続された場合の動作を
説明した。これらは、ビルの遠隔監視を新たに行
う場合(新設する場合)の例である。 ところで、ビルには設備装置201を監視する
端末装置208又は端末装置203が備えられて
いて、これに加えて新たにエレベーターの監視も
実施しようとするものがある。この場合、端末装
置208又は端末装置203は、一般公衆回線5
00を介する監視センタ400との間の通信手段
をもつている。このような場合でも、本実施例の
遠隔監視装置300を用いる。 まず、端末装置208が既設であり、新たにエ
レベーターを監視しようとする例について説明す
る。 エレベーター制御装置202はSDA12と接
続される。エレベーター制御装置202から異常
データが出力されたとき、この異常データは
SDA209の送信用データバツフアに格納され、
遠隔監視装置300のSDA12の受信バツフア
に伝送される。伝送された異常データは、並列デ
ータに変換され、記憶装置13のRAMの定めら
れたアドレスに格納される。MPU15は、格納
された前記データをデイジタル信号出力回路10
にMPUバスラインを介して転送し、端末装置2
08にデータを送る。なお、当該データは非同期
形直列通信回路14へも送られるが、この場合、
網制御回路23には一般公衆回線510は接続さ
れていないので、データの出力はない。 端末装置208に送られたデータは、端末装置
208に備えられた変復調器により音声周波数帯
域のアナログ信号に変換され、一方、端末装置2
08に備えられたダイヤル発振装置は監視センタ
400の電話番号のパルスを送出し、これによ
り、電話局204は端末装置208に備えられて
いる網制御回路と監視センタ400とを回線50
0,520を介して接続する。以後、監視センタ
400との間で前述と同様の信号の授受が行われ
る。なお、設備装置201の監視は、端末装置2
08に設備装置201が接続された既設の状態で
実行される。 次に、端末装置203が既設であり、新たにエ
レベーターを監視しようとする場合について説明
する。なお、この場合、端末装置203が監視し
ている設備装置はビル内の離れた個所にあるため
電流信号が用いられており、端末装置203には
そのためのカレントループ回路が備えられてい
る。遠隔監視装置300を設置する際、スイツチ
100はb側へ切換えられる。又、エレベーター
制御装置202はSDA12と接続される。 エレベーター制御装置202からの異常データ
はSDA209の送信用データバツフアに格納さ
れ、遠隔監視装置300のSDA12の受信バツ
フアに伝送される。伝送された異常データは、並
列データに変換され、記憶装置13のROMの定
められたアドレスに格納される。MPU15は、
格納された前記データを非同期形直列通信回路1
4にMPUバスラインを介して転送する。なお、
当該データはデイジタル信号出力回路10へも送
られるが、この場合、端末装置208は接続され
ていないので、外部へ出力されることはない。 非同期形直列通信回路14に送られたデータ
は、b側に切換えられているスイツチ100を介
してカレントループ回路24へ入力され、ここで
電流信号に変換されて端末装置203に転送され
る。端末装置203は前述のようにカレントルー
プ回路を具備しており、このカレントループ回路
により、送られてきた電流信号を受信してデイジ
タルデータに変換する。端末装置203は、以
後、端末装置208の場合と同様の手段で、監視
センタ400に当該データを送信することにな
る。 以上、監視システムを新設する場合、および設
備装置を監視する既設の端末装置が存在するとき
新たにエレベーターを監視しようとする場合の遠
隔監視装置300の使用について説明した。な
お、エレベーターを監視する端末装置が既設で、
新たに設備装置を監視しようとする場合、遠隔監
視装置300の使用は新設の場合と同様となる。 本実施例の遠隔監視装置300は、その他の場
合にも対応可能となつている。これを以下に説明
する。 エレベーターには、かご内に事故が発生した時
に、かご内の乗客が外部と連絡をとり合う外部連
絡装置206が具備されている。この外部連絡装
置206を遠隔監視装置300に備えられた通信
制御装置25に接続することにより一般公衆回線
を介して監視センタ400と同時通話できる機能
を有している。 今、エレベーターが乗客閉じ込め状態になり、
かご内の乗客が外部連絡装置206の呼ボタンを
押すと、まず、図示しない別途回路で管理人室の
連絡装置の呼ブザーを鳴動させ事故が発生した事
を知らせる。一方、MPU15は常時、通信制御
装置25を監視し、呼びボタンが押されたか否
か、およびこれに対する管理人の応答の有無を監
視している。管理人室からの応答がある定められ
た時間以上過ぎてもない場合、MPU15は、被
監視建屋内の監視センタ400の電話番号を自動
ダイヤルし、網制御回路23と監視センタ400
を接続する。これにより、かご内に閉じ込められ
た乗客は、外部連絡装置206で一般公衆回線を
利用して監視センタ400の監視人と同時通話を
行なうことができ、監視人は即時に救出の手配を
行なうことができる。 次に、本実施例の他の利用方法を説明する。保
守ツール205はマイクロコンピユータを用いて
構成されており、遠隔監視装置300と同じ変換
方式の規格回路を具備している。保守ツール20
5を規格回路21に接続し、読み出したいアドレ
スを保守ツール205がアクセスすると、そのデ
ータは規格回路21を介して非同期形直列通信回
路14に転送され直列データは並列データに変換
される。MPU15は記憶装置13のROMの制
御プログラムに従つて、エレベーター制御装置2
02から、あるいは、遠隔監視装置300の記憶
装置13のメモリから前記アドレスに適合したデ
ータを読み出し、このデータはMPUバスライン
30を介して非同期形直列通信回路14に転送さ
れ、非同期形直列通信回路14は、並列データを
直列データに変換し、規格回路21を介して前記
データを保守ツール205に送り、これによりデ
ータを読み出すことができる。又、同様に書き込
むこともできる。例えば、RAMに故障データを
書込むことにより装置の作動の試験を行うことが
できる。 第2図は、本発明の他の実施例に係る遠隔監視
装置600のブロツク図である。本実施例では、
第1図の遠隔監視装置300にバス結合体17を
具備した装置である。第2図で第1図に示す部分
と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例の記憶装置13のROMには、プロ
グラムを電気的に消去したり、書き込んだりする
ことができるEPROMが用いられており、従来の
ように紫外線消去ではないので、顧客の要望に応
じるため制御プログラムの変更の必要が生じた場
合、記憶部自体を装置から取りはずさなくてもよ
くなつた。そこで、同じバス結合体を具備した
ROMライタ207を接続することによつて、記
憶部13のプログラムを自由に変更することがで
き、顧客のニーズに即時に対応できるようにし
た。 以上述べたように、各実施例では、遠隔監視装
置300,600を用いることにより、ビルに監
視システムを新設する場合、エレベーター又は設
備装置に対して既設の監視システムが存在すると
き、新たに設備装置又はエレベーターを監視する
場合等、どのような場合にも本実施例の遠隔監視
装置のみで対応することができる。 ここで、各実施例におけるシリアル伝送アダプ
タSDA12の機能及び具体的な構成を第3図を
用いて述べる。なお、SDA209も同一構成を
有する。SDA12は、大別して送信ブロツクと
受信ブロツクに分かれる。 送信ブロツクの主な機能としては、 (1) 送信用バツフアメモリRAMTの並列データを
順次取り出す機能 (2) 並列データをシリアルデータに変換する機能 (3) 同期信号を生成し、その信号をシリアルデー
タの頭に加える機能 (4) 上記(3)で得たシリアルデータを変調と送信す
る機能が挙げられる。 一方受信ブロツクの主な機能としては、 (1) 変調されて送られてきたシリアルデータを復
調する機能 (2) 復調されたシリアルデータを並列データに変
換する機能 (3) 上記(2)で変換された並列データを受信用バツ
フアメモリRAMSに順次格納する機能が挙げら
れる。 SDA12の外部とのインターフエイス信号は、
マイクロコンピユータあるいは入出力インターフ
エイス回路と接続するためのデータバスDB、ア
ドレスバスAB、コントロールバスCB,SDA1
2の接続方式を切換えるためのマスタ/スレーブ
信号MASTER/SLAVE(1つのSDA(マスタ)
が他の複数のSDA(スレーブ)と接続されている
場合の切換信号)、ならびに1:1/1:n(nは
スレーブの数)信号がある。また、通信異常状態
をあらわすアラーム信号ALMを出力している。
さらに、シリアルデータを送信するための出力ポ
ートSOX、ならびにシリアルデータを入力するた
めの入力ポートSIMがある。 なお、接続方式を1:nとしたとき
MASTER/SLAVEの信号が有効であり、この
場合、通信データのフレーム構成は第4図のよう
に同期信号、アドレス、データの配列の繰返しと
なる。 このアドレスはマスタあるいはスレーブの
SDAのデバイスアドレスを意味する。したがつ
て1:1の場合はこのアドレスは意味を持たずフ
レーム構成は第4図のアドレスを除いた構成とな
る。以上のことから、接続方式により、アドレス
データをフレームに加えるかどうかをコントロー
ルする必要がある。 最初に送信ブロツクの回路構成と動作を述べ
る。 ここで送信用バツフアメモリRAMTに送信した
いデータが記憶されているものとする。クロツク
回路CLKの信号CKはカウンタ回路CNTTに入力
する。このカウンタ回路CNTTのデータをもとに
同期信号回路SYNTより同期信号SYを得、これ
をまず変調回路MODを介して、シリアル出力端
子(ポート)SOMに出力する。即ち、第4図に示
す同期信号が出力される。次に、接続方式が1:
nの場合、アドレスデータを送る必要があるた
め、アドレス信号ABT2をデータセレクタDSで選
択し、このデータDBT4をシフトレジスタSRr
より並列−直列変換する。この変換されたアドレ
スデータSO1はオア回路OR1、変調回路MODを
通り、同様にシリアル出力端子に出力される。即
ち、第4図に示すアドレスが出力される。次に、
送信用バツフアメモリRAMTの内容は一旦データ
バツフアレジスタBRDrに格納後、データセレク
タDS、シフトレジスタSRrを介して、アドレス
データと同様にシリアル出力端子SOMに出力され
る。即ち、第4図に示すデータが出力される。送
信用バツフアメモリが複数個ある場合、次々と同
様な経路で各信号が出力される。最後のデータが
送出されたとき、次に同期データが送出され、以
下周期的に送信がくりかえされる。したがつて、
シリアル出力端子SOMからのデータのフレーム構
成は、前述の第4図のようになる。接続方式が
1:1の場合、データセレクタDSはアドレス側
に切換わらず、データバス側にになつているの
で、アドレスデータは送出されない。以上の送信
タイミングを制御するのがタイミング回路で、こ
れの出力は各回路に出力される(ただし図示省
略)。 次に受信ブロツクの回路構成と動作を述べる。
シリアル入力端子SIMから入力したデータは、ま
ず、復調回路DMOを介してデータの復調を行な
う。復調されたシリアルデータSI1はシフトレジ
スタSRRによりパラレルデータDBR1に変換され
る。このパラレルデータDBR1は同期信号回路
SYNRにより同期信号かどうか判定され、もし同
期信号であれば、カウンタ回路CN1Rをスタート
させ、タイミング回路rCRを動作可能とし、この
回路よりデータ受信をスムーズに行なわせるため
のタイミング信号を発生させる。シリアル入力端
子から送られてきた信号がアドレスのとき(1:
nのとき同期信号の後は必ずアドレスとなる)ア
ドレスバツフアレジスタBRARに格納する。一
方、データであればデータバツフアレジスタ
BRDRに格納する。データバツフアレジスタ
BRDRの内容はバスコントロールロジツクBUSC
を介して、受信バツフアメモリRAMSに順次記憶
して行く。次の周期で送られてくるまでこの受信
バツフアメモリの内容は不変である。 なお、送信バツフアメモリRAMT、受信バツフ
アメモリRAMSはバスコントロールロジツク
BUSCを介して、マイクロコンピユータMPUあ
るいは入出力インターフエイスIA1とアクセス可
能である。 以上、シリアル伝送アダプタSDAの回路構成
と動作を述べたが、これは最近の半導体技術によ
り容易に1チツプのLSIにすることが可能であ
る。 また、マイクロコンピユータ(MPU15)と
SDAの接続方法はマイクロコンピユータのアド
レスバス、データバス、コントロールバスに
SDAのバスを接続すればよい。このような接続
方法により、マイクロコンピユータのアドレス空
間の一部に、送受信用バツフアメモリがあるた
め、バツフアメモリのアクセスが容易に簡単に行
なうことができる。一方、SDA同志の接続方法
は、シリアル入出力端子をお互いに接続するのみ
でよい。 次にこのSDAの効果を述べる。まず、第1に、
シリアル伝送アダプタはマイクロコンピユータと
は独立して直列通信を行なうので、マイクロコン
ピユータの通信ソフトウエアをなくすことができ
る。これは、特に大きな効果で、このことによ
り、マイクロコンピユータのMPU負荷率は減少
し、エレベーターの制御や監視にそれぞれ充分に
時間をかけられ、エレベーターの制御機能、及び
監視機能の性能向上を図ることができる。第2
に、制御回路と監視回路とのデータ通信は直列通
信によるため、配線本数を大巾に低減でき、この
ことにより、配線コストの低減、信頼性向上を図
ることができる。
【発明の効果】
以上、詳述したごとく本発明によれば、エレベ
ーターと建屋の他設備機器に監視用端末装置が設
置されていない場合、エレベーター又は他設備機
器の一方の監視用端末装置が設置され、他方が設
置されていない場合のいずれの場合にも、本発明
の遠隔監視装置のみで対応することができ、しか
も低コストで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の実施例
に係る遠隔監視装置のブロツク図、第3図はシリ
アル伝送アダプタのブロツク図、第4図はシリア
ル伝送アダプタの入出力データのフレーム構成図
である。 10……デイジタル信号出力回路、11……外
部信号取込み回路、12……SDA、13……記
憶装置、14……非同期形直列通信回路、15…
…MPU、16……ダイヤル発振装置、21……
規格回路、22……変復調回路、23……網制御
回路、24……カレントループ回路、25……通
信制御回路、100……切換スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 建造物内の設備を監視し、所要データを遠隔
    個所の監視センタに電話回線を介して送信する遠
    隔監視装置において、この遠隔監視装置を、その
    動作を制御する制御部と、受信メモリを備えエレ
    ベーター制御装置からの直列データを当該受信メ
    モリに格納しこれをパラレルデータに変換する伝
    送アダプタと、エレベーター以外の設備装置から
    のデータをデイジタル値に変換して取り込む外部
    信号取込み回路と、各種データを並列データとし
    て記憶する記憶装置と、前記電話回線と接続され
    る通信手段と、前記通信手段に出力すべき並列デ
    ータを直列データに変換し、かつ、前記通信手段
    からの入力データを並列データに変換する直列通
    信回路と、前記通信手段と前記監視センタとの接
    続を指令するダイヤル発振装置と、前記記憶装置
    に記憶された所要のデータを並列データに変換し
    て外部に出力する出力回路とで構成したことを特
    徴とする遠隔監視装置。 2 建造物内の設備を監視し、所要データを遠隔
    個所の監視センタに電話回線を介して送信する遠
    隔監視装置において、この遠隔監視装置を、その
    動作を制御する制御部と、受信メモリを備えエレ
    ベーター制御装置からの直列データを当該受信メ
    モリに格納しこれをパラレルデータに変換する伝
    送アダプタと、エレベーター以外の設備装置から
    のデータをデイジタル値に変換して取り込む外部
    信号取込み回路と、各種データを並列データとし
    て記憶する記憶装置と、前記電話回線と接続され
    る通信手段と、前記通信手段に出力すべき並列デ
    ータを直列データに変換し、かつ、前記通信手段
    からの入力データを並列データに変換する直列通
    信回路と、前記通信手段と前記監視センタとの接
    続を指令するダイヤル発振装置と、前記記憶装置
    に記憶された所要のデータを並列データに変換し
    て外部に出力する出力回路と、前記直列通信回路
    のデータを電流信号として外部に出力するカレン
    トループ回路と、前記直列通信手段を前記カレン
    トループ回路と前記通信手段とに選択的に接続す
    る切換手段とで構成したことを特徴とする遠隔監
    視装置。
JP9613087A 1987-04-21 1987-04-21 遠隔監視装置 Granted JPS63262996A (ja)

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JPS63262996A JPS63262996A (ja) 1988-10-31
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JPH02257299A (ja) * 1989-03-30 1990-10-18 Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd 遠隔監視装置
KR100509829B1 (ko) * 1998-07-08 2005-11-23 재단법인 산재의료관리원 휠체어리프트원격관제시스템

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