JPH05153128A - 通信速度制御方法及びその装置 - Google Patents

通信速度制御方法及びその装置

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JPH05153128A
JPH05153128A JP3341783A JP34178391A JPH05153128A JP H05153128 A JPH05153128 A JP H05153128A JP 3341783 A JP3341783 A JP 3341783A JP 34178391 A JP34178391 A JP 34178391A JP H05153128 A JPH05153128 A JP H05153128A
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communication speed
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speed
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JP3341783A
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Inventor
Toshihiko Horima
利彦 堀間
Mitsuo Iwama
光夫 岩間
Tatsuo Kaji
達雄 梶
Satoshi Miwa
智 三輪
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別なサンプリング信号線を用いたりするこ
となく、従って、通信路全体の信号線数の増加を招くこ
となく、全体としてシステム構築価格が低廉で費用や工
期が少なくて済む通信速度の制御方法及びその装置を提
供する。 【構成】 任意の通信装置間で情報フレームを送受信す
る際の前記情報フレームの通信速度を制御するに際し、
送信側の通信装置1が、情報フレームを送信する場合、
情報フレームの通信速度を表示する通信速度情報領域を
設けて、そこに通信速度設定部42より通信速度を設定
した情報フレームを受信側通信装置2に送出し、これを
受けた受信側通信装置2は、以後、該速度で受信(サン
プリング)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信側通信装置と受信
側通信装置との間で情報フレームを送受信する際の、該
情報フレームの通信速度を制御する通信速度制御方法及
びその装置に関するものである。換言すれば、送信側の
通信速度に、受信側のサンプリング速度を自動的に合わ
せることにより、通信速度を制御する方法及びその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信速度制御では、予め固定的に
通信速度を設定されており、送信側が通信速度を変更す
る場合には、受信側もそれに合わせて変更する必要があ
る。このため、短距離で1対1対向等変更に対する影響
範囲が限定される場合には、それほどの問題はないが、
多ポート収容形装置であり、或いは長距離又はこのよう
な通信速度に対する変更により、全体的に通信速度群が
増加する場合には、装置の処理能力及び実装に影響を与
えることになり、一般的には処理の高速化並びに装置の
高価格化を招く要因となっていた。
【0003】この欠点を回避するため、一般の通信情報
信号線とは別に、サンプリング情報を伝達する信号線を
有して、このサンプリング信号線に同期させて通信情報
信号を受信情報とする方式を適用した装置がある。
【0004】この場合は、回路は比較的簡単ではある
が、通信路全体の信号線数の増加を招くこと、サンプリ
ング情報を伝達する信号線の伝送品質及び当該送受信回
路の特性が、通信路の設計・工事に多大な稼働面での影
響を与えることとなり、全体としてシステム構築価格の
高騰の原因となっていた。
【0005】更に図21は、従来の通信システムの構成
例を示す図であって、1A、1B、…は通信路、1A
a、1Ab、…は通信路1Aに接続される通信装置、3
は通信路の間を接続して必要な情報フレームの中継を行
う装置、である。
【0006】従来の通信システムでは、通信路、例えば
1A、に同一の通信速度で送受信できるように予め動作
環境を設定された通信装置1Aa、1Ab、…を接続し
ており、仮に、通信装置1Aaが通信速度を変更したい
場合には、通信路1Aに接続された通信装置1Ab、…
の送受信の動作環境を変更するか、又は通信装置1Aa
を当該通信路1Aから外して、これに対応する通信路、
例えば通信路1Bに接続しなおし接続装置3を介して通
信する必要があった。
【0007】このように、短距離で1対1対向等変更に
対する影響範囲が限定される場合には、それほどの問題
はないが、長距離又は同一の通信路1Aに通信装置1A
a、1Ab、…の接続数が多くなると、このような通信
速度に対する変更により、全体的に通信路1A、1B、
…群が増加する場合には、通信装置1Aa、4Ab、…
の他、接続装置の処理能力及び実装に影響を与えること
になり、一般的には接続装置処理の高速化、並びに全体
として通信システム構築価格の高騰を招く原因となって
いた。
【0008】この欠点を回避するため、一般の通信情報
信号線とは別に、サンプリング情報を伝達する信号線を
有して、このサンプリング信号線に同期させて通信情報
信号を受信情報する方式を適用した通信システムがあ
る。
【0009】この場合は、回路は比較的簡単にはなる
が、通信路全体の信号線数の増加を招くこと、サンプリ
ング情報を伝達する信号線の伝送品質及び当該送受信回
路の特性が、通信路1A、1B、…の設計・工事に多大
な稼働面での影響を与えること等の欠点を有していた。
また、この場合においても、通信装置1Aaが他の通信
路1Bに接続変更する場合には、何ら問題点は解決され
ていないことになっていた。
【0010】このように、通信路によって通信速度が決
定されるため、このための管理装置は不要であるが、あ
る通信装置に対するトラヒック増加は通信システム全体
の適正な再配置を要求した。このため、これにかかる稼
働は、熟練者等を必要とする等膨大な費用と工期を要し
ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解消し、特別なサンプリング信号線を用いた
りすることなく、従って通信路全体の信号線数の増加を
招くことなく、全体としてシステム構築価格が低廉で費
用や工期が少なくて済む通信速度の制御方法及びその装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、任意の通信装置間で情報フレームを送受信す
る際の前記情報フレームの通信速度を制御するに際し、
送信側の通信装置が、情報フレームを送信する場合、情
報フレームの通信速度を表示する通信速度情報領域を設
けた情報フレームを受信側の通信装置に送出し、受信側
の通信装置は、該情報フレームを受信すると、その通信
速度情報領域に表示された通信速度に合わせて、以後の
情報フレームを受信するようにした。
【0013】
【作用】その結果、送信側の通信速度に、受信側のサン
プリング速度(受信速度)を自動的に合わせることがで
き、特別なサンプリング信号線を用いることなく、従っ
て通信路全体の信号線数の増加を招くことなく、全体と
してシステム構築価格を低廉にしながら、通信速度の制
御を行うことができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。同図において、1は送信装置、2は受信装置、3
は送信装置1と受信装置2とを連結する通信路ケーブ
ル、4は送信装置1に設けられた送信部、前記送信部4
内の40はアイドル信号送出部、41は送信データ蓄積
部、42は通信速度設定部、43はデータ送出部であ
り、5は受信装置2に設けられた受信部、前記受信部5
内の50はアイドル信号受信部、51はサンプリング情
報蓄積部、52はサンプリング駆動部、53は受信デー
タ蓄積部、9は共通制御部である。
【0015】図2は、本発明の実施例において適用され
る送信装置1から受信装置2に対して送信するための情
報フレームの第1の具体例であって、6は情報フレー
ム、61は情報ヘッダ部、62は通信速度情報部、63
は送信装置1から受信装置2に送信されるべき実データ
である情報データ部、64は必要により追加されるチェ
ック情報部、65は通信路ケーブルを流れる情報フレー
ム6以外のタイミングで、常時流れているアイドル信号
列である。
【0016】送信装置1の送信部4内の送信データ蓄積
部41に、送信すべき情報データが存在しない時には、
送信装置1の送信部4内のアイドル信号送出部40か
ら、通信路ケーブル3にはアイドル信号列65が送出さ
れている。この状態において、受信装置2では、受信部
5内のアイドル信号受信部50では、アイドル信号列6
5を受信するのみであり、通信路の劣化(経時変化)等
の原因により、アイドル信号受信部50がアイドル信号
列の検出に失敗する状態を除き、なんの処理も実行しな
い。
【0017】前記のアイドル信号受信部50がアイドル
信号列65の検出に失敗した時は、以降に送信装置1か
ら送出されるアイドル信号列65を利用して、自動的に
復帰する。この復帰方法は、データ通信における調歩同
期と呼ばれる方法等で可能である。アイドル信号は、送
受信間の同期を常時とっておくために流している。
【0018】このような状態において、送信装置1の送
信部4の送信データ蓄積部41に送信すべき情報データ
が確定した時、データ送出部43は、通信速度設定部4
2内のディップスイッチ又は送信装置1内の共通制御部
9により、予め設定して通信速度設定部42に記憶して
おいた情報を、少なくとも含む通信速度情報部62を有
する情報フレーム6を創成して通信路ケーブル3に送出
する。
【0019】この場合、通信路ケーブル3上では、情報
ヘッダ部61及び通信速度情報部62の通信速度は、情
報ヘダ部61の直前のアイドル信号列65の通信速度と
同一であり、情報データ部63、チェック情報部64及
びこの電文直後のアイドル信号列65の通信速度は、通
信速度情報部62の内容で決定される通信速度となる。
【0020】なお、電文直後のアイドル信号列65は、
受信データ蓄積部53で情報フレーム6のチェック情報
部64を検査しているので、送信装置1で、アイドル信
号列65を電文直後に予め設定された固定的な通信速度
に変更しても、受信装置2では、前記チェック情報部6
4の検出終了後、アイドル信号列65に定められた通信
速度に切替えておくようにしてもよい。
【0021】この後、送信データ蓄積部41に格納され
た情報がなくなった時、又は送信データ蓄積部41に格
納された情報を分割して送出する場合の、1つの分割さ
れた送信データを送出終了時には、送信部4のアイドル
信号送出部40に切替えてアイドル信号列65を通信路
ケーブル3に送出する。
【0022】なお、送信データ蓄積部41に格納された
情報を分割した場合には、必要に応じてアイドル信号送
出部40によりアイドル信号列65の送出の後又は分割
して送出される情報フレーム6との間に、アイドル信号
列65を介在することなく、前と同様にデータ送出部4
3で予め設定して通信速度設定部42に記憶しておいた
情報を、少なくとも含む通信速度情報部62を有する情
報フレーム6を創成して通信路ケーブル3に、送信デー
タ蓄積部41上で分割した電文がなくなるまで継続す
る。
【0023】以上のように、送信装置1から受信装置2
に送信されるべき実データを含む情報フレーム6は、通
信路ケーブル3を流れて受信装置2の受信部5に到達す
る。受信部5は、アイドル信号受信部50で情報フレー
ム6の情報ヘッダ部61の開始を検出することにより、
アイドル信号列65を受信する待機状態から受信状態と
なる。
【0024】この後、情報ヘッダ部61に引続き受信さ
れる情報フレーム6の通信速度情報部62の情報から、
通信速度情報部62に引続く実通信データのサンプリン
グ速度を、サンプリング情報蓄積部51に設定する。前
記サンプリング情報蓄積部51は、設定の完了後、速や
かにサンプリング駆動部52を駆動可能状態にする。
【0025】端子a、bの接続も端子b、cの接続に切
り換わり、この状態において、受信データ蓄積部53
は、サンプリング情報蓄積部51の通信速度情報に基づ
き、情報フレーム6の送信装置1から受信装置2に送信
されるべき実データである情報データ部63をサンプリ
ング駆動部52により正確に読取り、結果を通信データ
として蓄積することができる。なお、通信文としての伝
送誤り等については、一般の通信方式と同様に情報フレ
ーム6内に必要に応じて設けられるチェック情報部64
により検定することが可能である。
【0026】以上が、本発明における基本的な送受信の
動作説明であるが、以下では、本発明の主目的であるサ
ンプリングの原理等について説明する。
【0027】本発明の前提として基準となる速度は、ア
イドル信号列65を受信するアイドル信号速度f0であ
り、サンプリング速度f、すなわち情報データ部63の
読取り速度は、アイドル信号速度f0の整数n倍、アイ
ドル信号速度f0の整数n分の1又はその両方に基づく
整数値nに設定される。
【0028】なお、前記整数nは、情報フレーム6の通
信速度情報部62の情報としてもよいし、整数nに基づ
くサンプリング速度fとしてもよい。いづれの場合も、
アイドル信号速度f0とサンプリング速度fとの関係に
おいて、ビット余り等過不足が生じないように設定する
のが通信回路構成上等で効果的である。
【0029】ここで、実際の装置等では、本発明の第1
の実施例で言う、送信部4、受信部5及び通信路ケーブ
ル3を1組とする送受信系が2組必要となり、それらの
送受信系をそれぞれ独立として構成した場合には、アイ
ドル信号速度f0とサンプリング速度fとの関係を示す
整数nは、同一でもよいし、異なっていてもかまわな
い。
【0030】本発明では、このように特別なサンプリン
グ信号線等を利用することなく、通信フレーム6から通
信速度情報データを読取り、この通知されたサンプリン
グ情報単位で、信号をサンプリングしてそれ以後の情報
を受信データとすることができるので、その効果として
は、特別なサンプリング信号線等による信号線数を削減
でき、かつ送信装置1側の通信速度の変更が、受信装置
2側に一切無関係で行うことができ、更改に伴う使用停
止期間の短縮、ハード変更等に係る人的稼働、費用等の
削減が期待できる。
【0031】図3は、本発明の実施例において適用され
る送信装置1から受信装置2に対して送信するための情
報フレームの第2の具体例であって、7は通信速度の設
定の為に用意された情報フレーム、71は情報ヘッダ
部、72は通信速度情報部、8は通信速度の設定の為に
用意された情報フレーム7とは、別に用意された情報フ
レーム、81は情報ヘッダ部、82は送信装置1から受
信装置2に送信されるべき実データである情報データ
部、73及び83は必要により追加されるチェック情報
部、65は通信路ケーブルを流れる情報フレーム6以外
のタイミングで出現するアイドル信号列である。
【0032】この場合の動作について前に述べた説明と
異なる部分は、通信速度の設定の為に用意された情報フ
レーム7内の通信速度情報部72の情報を、受信部2内
のサンプリング情報蓄積部51に格納し、実際の通信フ
レーム8の受信の都度、サンプリング駆動部52の動作
を規定しないことであり、それ以外は前の実施例で述べ
た動作と同様であるので説明は省略する。
【0033】ただし、通信速度を変更するタイミング
は、前記の実施例では通信速度情報部を受信した直後で
あったが、この実施例では、情報ヘッダ部81の前であ
れば、チェック情報部73以降でも本発明の効果には何
等影響しない。当該実施例では、通信速度を送信装置1
と受信装置2との間で変更等を行う必要がない時は、通
信速度設定用の情報フレーム7を通信することなく、送
信装置1から受信装置2への実際のデータである情報デ
ータ部82を有する情報フレーム8のみで送受信動作が
実行できる。
【0034】このように通信速度の変更は、必要の都
度、適宜に行うことを可能とすることができるようにし
たものであるから、その効果は、前の実施例の効果で述
べたものに加えて、受信装置2の実現を、情報フレーム
6を受信して通信速度を切替える方式の前の実施例に比
較して、実現回路は、より低速なもので対応できる等、
簡易、低価格なもので実現できる。
【0035】以上で述べてきた実施例の説明では、アイ
ドル信号列65が間断なく送信装置1から受信装置2に
伝送されていることを前提のようにおこなったが、送信
装置1に送信すべきデータが送信データ蓄積部41に確
定した時に、予め設定されたアイドル信号列65を、ア
イドル信号送出部40が送出した後、情報フレーム6、
7又は8を送出するようにしてもよい。
【0036】なお、これの実現には、受信部5内のアイ
ドル信号受信部50にアイドル信号列65を利用して、
ビット同期を調整して合わせることができる機能を必要
とする。いずれにしても、アイドル信号列65の連続で
あるか不連続であるかは、本発明の効果に何等影響する
ものではない。
【0037】図4は、本発明の他の実施例であって、1
はマスタ側装置、2はスレーブ側装置、3はマスタ側装
置1とスレーブ側装置2とを連結する通信路ケーブル、
そのほか、図1におけるのと同じものには同じ符号を付
してある。
【0038】図2、図3は、それぞれ図4に示す本実施
例において適用されるマスタ側装置1からスレーブ側装
置2に対して送信するための情報フレームの例でもあ
る。また、スレーブ側装置2からマスタ側装置1に対し
て送信するための情報フレーム6は、図2において、通
信速度情報部62を省略した情報フレーム6の構成又は
マスタ側装置1からスレーブ側装置2に対して送信する
ための情報フレーム6と同様の構成である。
【0039】マスタ側装置1及びスレーブ側装置2のい
ずれかの装置の送信部4内にも、送信データ蓄積部41
に送信すべき情報データが存在しない時には、マスタ側
装置1及びスレーブ側装置2の、いずれの装置の送信部
4内のアイドル信号送出部40からも、通信路ケーブル
3には、アイドル信号列65が送出されている。
【0040】この状態において、マスタ側装置1及びス
レーブ側装置2のいずれの装置でも、受信部5内のアイ
ドル信号受信部50では、アイドル信号列65を受信す
るのみであり、経時変化の原因等によりアイドル信号受
信部50がアイドル信号列の検出に失敗する状態を除
き、何の処理も実行しない。
【0041】前記アイドル信号受信部50がアイドル信
号列65の検出に失敗した時は、相手側からの以降送出
されるアイドル信号列65を利用して自動的に復帰す
る。この復帰方法は、データ通信における調歩同期と呼
ばれる方法等で可能である。このような状態において、
以後の動作は、図1の実施例の場合と変わるところがな
い。
【0042】本実施例は、このように特別なサンプリン
グ信号線等を利用することなく、全二重通信方式で通信
フレーム6から通信速度情報データを読取り、この通知
されたサンプリング情報単位で信号をサンプリングして
それ以後の情報を受信データとすることができるので、
その効果としては、特別なサンプリング信号線等による
信号線数を削減でき、かつマスタ側装置1側の通信速度
の変更が、スレーブ側装置2側に一切無関係で行うこと
ができ、更改に伴う使用停止期間の短縮、ハード変更等
に係る人的稼働、費用等の削減が期待できる。
【0043】また、本実施例の説明では、マスタ側装置
1とスレーブ側装置2が予め決定されているかのように
行ったが、通信速度を変更設定する装置をマスタ側装置
1とし、被設定側装置をスレーブ側装置2としても、前
に説明した効果等を何ら変質させるものではない。
【0044】図5は、本発明の更に別の実施例の全体接
続図、図6は同実施例の詳細図である。これらの図にお
いて、図1、図4におけるのと同じものには同じ符号を
付してある。そのほか、1Aはバス形の通信ケーブル、
1Aa、1Ab、…はバス形通信ケーブル1Aに接続さ
れた通信装置、71は送受信切替回路部である。
【0045】図7は、本実施例及び後に図8、図9を参
照して述べる他の実施例に適用する情報フレームの構成
例を示す説明図であって、8は情報フレーム、81は情
報ヘッダ部、801は通信速度情報部、802は宛先ア
ドレス情報部、803は送信元アドレス情報部、82は
実際の電文である情報データ部、83は必要に応じて付
加されるチェック情報部、65は情報ヘッダ部81に先
立って送出される通信速度f0の基本速度を有するアイ
ドル信号列である。
【0046】以下の動作の説明では説明を簡単にするた
め、図6に示した通信装置1Aaから通信装置1Abへ
通信する場合を例にとって行う。まず、通信装置1Aa
の送信部4の送信データ蓄積部41に送信すべきデータ
が確定すると、通信装置1Aaの共通制御部9は送受信
切替回路部71を介して通信ケーブル1Aに如何なる情
報フレーム8も送出中でないことを、アイドル信号受信
部50の検出結果から知ることから始まる。
【0047】前記アイドル信号受信部50の結果が、通
信ケーブル1Aに情報フレーム8を送出する通信装置1
Ab、…がなく、通信可能と共通制御部9で判定した時
は、データ送出部43は、通信速度設定部42内のディ
ップスイッチ又は通信装置1Aa内の共通制御部9によ
り、予め設定して通信速度設定部42に記憶しておいた
情報を、少なくとも含む通信速度情報部801を有する
情報フレーム8を創成して通信ケーブル1Aに送出す
る。
【0048】この場合、通信ケーブル1A上の通信速度
は、アイドル信号列65から送信元アドレス情報部80
3又は通信速度情報部801までは、アイドル信号列6
5の通信速度f0と同一であり、それ以外の部分は通信
速度情報部801で規定される通信速度fである。
【0049】このようにして送出された情報フレーム8
(図7)は、通信ケーブル1Aを伝達する。前記情報フ
レーム8は、通信装置1Ab、…の受信部5内のアイド
ル信号受信部50に到達する。アイドル信号受信部50
は、アイドル信号列65を利用して引続く情報ヘッダ部
81以降の情報データの検出を行うために同期の確立を
行う。アイドル信号受信部50で情報ヘッダ部81を検
出した時は、サンプリング情報蓄積部51及び受信デー
タ蓄積部53を待機状態にする。
【0050】情報ヘッダ部81に引続く通信速度情報部
801を受信したアイドル信号受信部50は、当該情報
データをサンプリング情報蓄積部51に伝達する。これ
を受けたサンプリング情報蓄積部51は、通信速度情報
部801以降の情報に対して通信速度を変更する場合に
は、サンプリング駆動部52を、通知された情報に基づ
きサンプリング速度を変更して、アイドル信号受信部5
0の受信から受信データ蓄積部53の受信に切替え、実
際の電文である情報データ部82の到達を待つ。
【0051】なお、送信元アドレス情報部803を待っ
てサンプリング速度を変更する場合には、アイドル信号
受信部50の受信から受信データ蓄積部53の受信へ切
替えてサンプリング駆動部52を待機状態にする。この
状態で、受信データ蓄積部53は、宛先アドレス情報部
802を精査して、通信装置1Abを示している装置の
み受信データ蓄積部53の受信状態を維持し、その他の
通信装置1Ac、…は受信データ蓄積部53の処理を解
除し、アイドル信号受信部50の受信状態に切替えて待
機する。このようにして、通信装置1Aaから通信装置
1Abへの通信が完了する。
【0052】ここで、以上の説明では、本発明の通信シ
ステムがアイドル信号列65の通信速度f0を基本とし
て、常にこの通信速度f0で情報フレーム8が始まる前
提で行ったが、通信ケーブル1A上の通信装置1Aa、
1Ab、…の全てに情報フレーム8が到達して、一様に
通信速度情報部801が到達するため、サンプリング情
報蓄積部51に前の情報フレーム8内の通信速度情報部
801が常に正しく記憶できる通信システムにおいて
は、情報フレーム8毎にサンプリング速度fを変更する
ことができる。
【0053】また、本発明の前提となる通信速度f0と
サンプリング速度fの関係は、通信速度f0の整数n
倍、整数n分の1又はその両方に基づく整数値nであ
る。さらに、通信速度情報部82の情報は通信速度fで
も、この整数値nを利用してもよい。いずれにしても、
通信速度f0とサンプリング速度fとの関係において、
ビット余り等の過不足が生じないように設定するのが通
信システム上効率がよい。
【0054】本実施例は、このように特別なサンプリン
グ信号線等を利用することなく、情報フレーム8から通
信速度情報を読取り、通知されたサンプリング情報単位
で信号をサンプリングしてそれ以後の情報を受信データ
とすることができるので、その効果としては、通信用の
信号線数を削減でき、かつ通信装置1Aa、1Ab、…
の通信速度が異なっていても、同一の通信ケーブル1A
に収容させることができ、接続装置を不要とするばかり
でなく、通信ケーブル1Aへの接続変更を行うことな
く、物理的及び人的稼働面での費用の大幅の削減が期待
できる。
【0055】図8は、本発明の更に別の実施例の全体接
続図、図9は同実施例の詳細図である。これらの図2に
おいて、1Aはループ形の通信ケーブル、1Aa、1A
b、…はループ形通信ケーブル1Aに接続された通信装
置、である。
【0056】図8、図9に示す実施例と図5、図6に示
す実施例の異なる部分は、送受信切替回路部71の構造
が異なるだけで、その他は同様である。したがって、両
者の動作の異なる箇所は、この送受信切替回路部71の
動作のみであり、他は同様となるので以下では、動作の
異なる部分についてのみ説明する。
【0057】図8、図9に示す実施例の通信ケーブル1
Aは、ループ形であるため、通信装置1Aaで送信した
情報フレーム8は、1周してまた戻ってくることにな
り、送信と受信がこのままでは衝突する。これを回避す
るために、送受信切替回路部71で制御する必要があ
り、具体的には、通信装置1Aaが送信する時は、送受
信切替回路部71が、通信ケーブル1Aを切断して、一
端を送信部4に、他端を受信部5に接続するように動作
する。
【0058】なお、他端を受信部5に接続する必然性は
ないが、受信部5に接続することにより、送信部4のモ
ニタ又は通信ケーブル1Aの切断等の異常検出に利用で
きる等の利点がある。また、通信装置1Ac、…の通信
に参加しない装置は、宛先アドレス情報部802を判定
して通信相手でないと判断した場合には、図5、図6に
示す実施例と同様の動作はするが、送受信切替回路部7
1は、現状を維持したままとする。
【0059】この時、通信装置1Abも同様に動作する
ことができるが、通信装置1Aaと同様に送受信切替回
路部71により通信ケーブル1Aを切断して、通信装置
1Aaの送信部4が通信装置1Abの受信部5に、通信
装置1Aaの受信部5を通信装置1Abの送信部4に対
応するように切替えてもよい。
【0060】この場合、前者は半二重通信方式で情報フ
レーム8の通信を行うことができ、後者は全二重通信方
式で情報フレーム8の通信が可能となる。このような動
作をするから、その効果は、図5、図6に示す実施例の
効果に加えて、さらに安定し、かつ効率的な通信システ
ムが構築できる利点がある。
【0061】図10は、図5、図6及び図8、図9にそ
れぞれ示した実施例に適用される情報フレームの別の具
体を示す説明図であって、90は通信速度設定のために
用意される情報フレーム、91は通信速度設定のために
用意される情報フレーム90とは別に用意される実デー
タを伝達する情報フレームである。
【0062】この場合の動作について、情報フレーム8
を用いた実施例の説明と異なる部分は、情報フレーム9
0内の通信速度情報部801の情報を、受信部5内のサ
ンプリング情報蓄積部52に格納して、実際の情報フレ
ーム91の受信の都度、サンプリング駆動部53の動作
を規定しないことであり、それ以外は前にのべた動作と
同様となるため、説明は省略する。
【0063】このように、当該実施例では、通信速度の
変更を行う必要がない時は、通信速度設定用の情報フレ
ーム90を通信することなく、実際の情報データを効率
よく送受信の実行が可能となるものであるから、前の実
施例の効果に述べたものに加えて、受信部5の実現回路
を低速かつ低価格なもので実現できる。
【0064】図11は、本発明のなお更に別の実施例の
全体接続図、図12は同実施例の詳細図である。これら
の図において、1Aはバス形の通信ケーブル、1Aa、
1Ab、…1Aiはバス形通信ケーブル1Aに接続され
た通信装置、1AX1は管理装置、92は管理装置1X
1に設けられた通信速度情報記憶部である。本実施例に
適用される情報フレームの構成例は図10に示したそれ
と同じである。
【0065】図12、図10を参照する。まず、通信装
置1Aaの送信部4の送信データ蓄積部41に送信すべ
きデータが確定すると、通信装置1Aaの共通制御部2
は送受信切替回路部71を介して通信ケーブル1Aに如
何なる情報フレームも送出中でないことを、アイドル信
号受信部50の検出結果から知ることから始まる。
【0066】前記アイドル信号受信部50の結果が、通
信ケーブル1Aに情報フレームを送出する通信装置1A
b、…及び管理装置1X1がなく通信可能と共通制御部
9で判定した時は、データ送出部43は、宛先アドレス
情報部802のデータを管理装置アドレスとして、情報
データ部82に通信速度設定の依頼及び通信先の通信装
置アドレス(ここでは以下の説明の都合上、通信装置1
Abとする)を少なくとも含む情報フレーム91を創成
する。
【0067】これと同時に、共通制御部9は、送受信切
替回路部71を受信部5から送信部4側に切替え、この
終了を待って、情報フレーム91を通信ケーブル1Aに
送出する。この場合、通信ケーブル1A上の通信速度
は、アイドル信号列65の通信速度f0と同一である。
通信装置1Aaは、送受信切替回路部71を送信部4側
から受信部5側に切替えて、管理装置1X1からの指示
を待つ状態に入る。
【0068】このようにして送出された通信装置1Aa
の通信速度設定要求を内容とする情報フレーム91は、
通信ケーブル1Aを伝達する。前記情報フレーム91
は、通信装置1Ab、…1Ai及び管理装置1X1の受
信部5内のアイドル信号受信部50に到達する。管理装
置1X1のアイドル信号受信部50は、アイドル信号列
65を利用して引続く情報ヘッダ部81以降の情報デー
タの検出を行うために同期の確立を行う。
【0069】同期確立が終了すれば、管理装置1X1
は、通常の通信装置と同様に情報フレーム91の情報を
受信データ蓄積部53に格納後、共通制御部9は、その
内容について、通信装置1Aaと通信装置1Abとの関
係において、管理装置1X1に設けられた通信速度情報
記憶部92の情報に基づき通信速度を決定する。
【0070】つぎに、管理装置1X1は、通信速度設定
を内容とする情報フレーム90を創成して通信ケーブル
1Aに送出する。前記情報フレーム90は、通信装置1
Aa、1Ab、…1Aiの受信部5内のアイドル信号受
信部50に到達する。通信装置1Aa、1Ab、…1A
iのアイドル信号受信部50は、アイドル信号列65を
利用して引続く情報ヘッダ部81以降の情報データの検
出を行うために同期の確立を行う。
【0071】アイドル信号受信部50で情報ヘッダ部8
1を検出した時は、サンプリング情報蓄積部51を待機
状態にする。情報ヘッダ部81に引続く通信速度情報部
801を受信したアイドル信号受信部50は、当該情報
データにより送られた通信速度fを示す情報を、通信速
度設定部42及びサンプリング情報蓄積部51に伝達す
る。
【0072】以上により、通信装置1Aa、1Ab、
…、1Aiのすべての装置が通信速度fで送られてくる
情報に対して送受信可能な状態となったことになる。こ
れ以後の動作については、通信速度fにおいて、通信装
置1Aa、1Ab、…、1Aiの少なくとも2者間での
通常の通信と同様であり、説明を省略する。
【0073】ここで、例えば、通信装置1Aaと通信装
置1Abとの通信を必要とする都度、以上の説明のよう
に管理装置1X1に通信速度要求を行なってもよいが、
はなはだ処理が煩雑となる。そこで、通信装置1Aaと
通信装置1Abとの間に限らず、通信速度fでの通信を
終了して新たな通信速度で通信を再開する、例えば、通
信装置1Aaと通信装置1Acとの間で通信速度f1で
行う通信を終了する場合に、通信速度変更の依頼を行い
たい、いずれか一方が管理装置1X1に、前に通信装置
1Aaが行った通信速度設定の依頼と同様にしてその旨
を通知するようにすれば通信効率が向上する。
【0074】したがって、この場合の通信ケーブル1A
上の通信速度はfであり、つぎの通信速度は、通信速度
f1に変化する。また、通信装置1Aa、1Ab、…、
1Aiは、常に通信ケーブル1A上に存在するとは限ら
ないので、管理装置1X1では、通信トラヒックに応じ
て自動的に通信速度f0とするための情報フレーム90
を送出してもよい。
【0075】また、本発明の前提となる通信速度f0と
サンプリング速度fの関係は、通信速度f0の整数n
倍、整数n分の1又はその両方に基づく整数値nであ
る。さらに、通信速度情報部801の情報は通信速度f
でも、この整数値nを利用してもよい。いずれにして
も、通信速度f0とサンプリング速度fとの関係におい
て、ビット余り等の過不足が生じないように設定するの
が通信システム上効率がよい。
【0076】本実施例は、このように通信路に接続され
る通信装置の通信速度の制限を除去するとともに、通信
システムに特別なサンプリング信号線等を利用すること
なく、管理装置1X1が通信ケーブル1Aに送出する情
報フレーム90から通信速度情報を読取り、通知された
サンプリング情報単位で信号をサンプリングしてそれ以
後の情報を受信データとすることができる。
【0077】それ故、その効果としては、通信用の信号
線数を必要最小限とすることができ、かつ通信装置1A
a、1Ab、…、1Aiの通信速度が異なっていても、
同一の通信ケーブル1Aに収容させることができ、接続
装置を不要とするばかりでなく、通信ケーブル1Aへの
接続変更を行うことなく、物理的及び人的稼働面での費
用の大幅の削減が期待できる。
【0078】図13は、本発明の更に別の実施例の全体
接続図、図14は同実施例の詳細図である。これらの図
において、1Aは、ループ形の通信ケーブル、1Aa、
1Ab、…、1Aiはループ形通信ケーブル1Aに接続
された通信装置である。
【0079】図13、図14に示した実施例と、図1
1、図12に示した実施例の異なる部分は、送受信切替
回路部71の構造が異なるだけで、その他は同様であ
る。したがって、両者の動作の異なる箇所は、この送受
信切替回路部71の動作のみであり、他は同様となるの
で以下では動作の異なる部分のみについて説明する。
【0080】図13、図14に示した実施例の通信ケー
ブル1Aはループ形であるため、通信装置1Aaで送信
した情報フレームは、1周して通信装置1Aaに戻って
くることになり、送信と受信がこのままでは衝突する。
これを回避するために、送受信切替回路部71で制御す
る必要があり、具体的には、通信装置1Aaが送信する
ときは、送受信切替回路部71が、通信ケーブル1Aを
切断して、一端を送信部4に、他端を受信部5に接続す
るように動作する。
【0081】なお、他端を受信部5に接続する必然性は
ないが、受信部5に接続することより、送信部4のモニ
タ又は通信ケーブル1Aの切断等の異常に利用できる等
の利点がある。また、通信装置1Ac、…の通信に参加
しない装置は、宛先アドレス情報部802を判定して通
信相手でないと判断した場合には、図11、図12に示
した実施例と同様の動作はするが、送受信切替回路部7
1は、現状を維持したままとする。
【0082】この時、通信装置1Abも同様に動作する
ことができるが、通信装置1Aaと同様に送受信切替回
路部71により通信ケーブル1Aを切断して、通信装置
1Aaの送信部4が通信装置1Abの受信部5に、通信
装置1Aaの受信部5を通信装置1Abの送信部4に対
応するように切替えてもよい。この場合、前者は半二重
通信方式で情報フレームの通信を行うことができ、後者
は全二重通信方式で情報フレーム8の通信が可能とな
る。
【0083】このような動作をするから、その効果は、
図11、図12に示した実施例の効果に加えて、さらに
安定し、かつ効率的な通信システムが構築できる利点が
ある。
【0084】以上の説明では、管理装置1X2が通信ケ
ーブル1A上に1つとして説明したが、複数であって
も、何等問題とはならない。それは、通信速度設定の依
頼を行う情報フレームに、管理装置1X2毎に決められ
る宛先アドレス情報部を有するからである。これについ
ては、管理装置1X2を例とした場合と同様に説明でき
るので説明は省略する。
【0085】また、管理装置1X2と通信装置1Aa、
1Ab、…、1Aiとの構成の違いは、通信速度情報記
憶部92を有するかどうかであり、その他は、管理装置
1X2と言えども通信装置1Aa、1Ab、…、1Ai
と同様な動作を行う必要があることから、実施例で説明
した内容において、特別な通信速度設定を行える通信装
置を特別な通信装置1Aaと考えればよい。
【0086】図15は、本発明のなお更に他の実施例で
あって、1X1、1X2、…は点在する管理装置、1X
は前記点在する管理装置1X1、1X2、…とリモート
接続された遠隔管理装置である。これらの管理装置の構
成は、図12、図14の実施例で説明したものと同等で
ある。
【0087】この場合の動作は、管理装置1X1、1X
2、…の通信速度情報記憶部と遠隔管理装置1Xの通信
速度情報記憶部との分散配置が異なるのみで、実施例に
何ら動作上での変更はない。あえて言うならば、管理装
置1X1,1X2、…と遠隔管理装置1Xとの間で通信
速度が決定されることである。この場合の効果として
は、遠隔管理装置1Xを設けることにより、大規模な通
信システムの構築が容易になることである。
【0088】図16は、本発明のなお更に他の実施例の
全体接続図、図17は同実施例の詳細図である。これら
の図において、1Aはバス形の通信ケーブル、1Aa、
1Ab、…、1Aiはバス形通信ケーブル1Aに接続さ
れた通信装置、1Xは管理装置、93は管理装置1Xに
設けられた統計情報記憶部である。本実施例に適用され
る情報フレームの構成例は図10に示したそれと同じで
ある。
【0089】図17、図10を参照する。まず、本実施
例の通信システムの開始は、通信ケーブル1A上の通信
装置1Aa、1Ab、…、1Ai間で行う通信の通信速
度を設定するため、管理装置1Xの共通制御部9の指示
により、統計情報記憶部93を初期化すると同時に、通
信システムの初期状態で予め設定される通信速度とする
通信速度情報部801を含む情報フレーム90を、創成
して管理装置1Xの送信部4を介して通信ケーブル1A
に送出することで始まる。
【0090】ここで、前提となる通信速度f0とサンプ
リング速度fの関係は、通信速度f0の整数n倍、整数
n分の1又はその両方に基づく整数値nである。さら
に、通信速度情報部801の情報は通信速度fでも、こ
の整数値nを利用してもよい。いずれにしても、通信速
度f0とサンプリング速度fとの関係において、ビット
余り等の過不足が生じないように設定するのが通信シス
テム上効率がよい。
【0091】したがって、予め、設定される初期状態で
の通信速度は、アイドル信号列65の基本速度f0で
も、適当なサンプリング速度fとなるような通信速度f
であってもよい。以下では説明を簡単にするため、アイ
ドル信号列65の基本速度f0を設定するとして行う。
【0092】このようにして、管理装置1Xから送出さ
れた通信速度変更情報フレーム90は、通信装置1A
a、1Ab、…、1Aiの受信部5内のアイドル信号受
信部50に到達する。通信装置1Aa、1Ab、…、1
Aiのアイドル信号受信部50は、アイドル信号列65
を利用して引続く情報ヘッダ部81以降の情報データの
検出を行うために同期の確立を行う。
【0093】アイドル信号受信部50で情報ヘッダ部8
1を検出した時は、サンプリング情報蓄積部51を待機
状態にする。情報ヘッダ部81に引続く通信速度情報部
801を受信したアイドル信号受信部50は、当該デー
タを通信速度設定部42及びサンプリング情報蓄積部5
1に当該情報データを伝達する。以上により、通信装置
1Aa、1Ab、…、1Aiのすべての装置が、通信速
度f0で送られてくる情報に対して送受信可能な状態と
なったことになる。
【0094】これ以後の動作については、通信速度f0
において、通信装置1Aa、1Ab、…、1Aiの少な
くとも2者間での通常の通信と同様である。すなわち、
通信装置1Aaの送信部4の送信データ蓄積部41に送
信すべきデータが確定すると、通信装置1Aaの共通制
御部9は、送受信切替回路部71を介して通信ケーブル
1Aに如何なる情報フレームも送出中でないことを、ア
イドル信号受信部50の検出結果から知ることから始ま
る。
【0095】前記アイドル信号受信部50の結果が、通
信ケーブル1Aに情報フレームを送出する通信装置1A
b、…及び管理装置1Xがなく、通信可能と共通制御部
9で判定した時は、データ送出部43は、宛先アドレス
情報部802のデータを通信相手の通信装置1Abを宛
先として、情報データ部82を通信電文とする情報フレ
ーム91を創成する。
【0096】これと同時に、通信装置1Aaの共通制御
部9は、送受信切替回路部71を受信部5から送信部4
側に切替え、この終了を待って、情報フレーム91を通
信ケーブル1Aに送出する。このようにして送出された
通信層値1Aaからの情報フレーム91は、通信ケーブ
ル1Aを伝達し、通信装置1Ab、…、1Ai及び管理
装置1Xの受信部5内のアイドル信号受信部50に到達
する。
【0097】通信装置1Ab、…、1Ai及び管理装置
1Xのアイドル信号受信部50は、アイドル信号列65
を利用して引続く情報ヘッダ部81以降の情報データの
検出を行うために同期の確立を行う。同期確立が終了す
れば、通信装置1Ab、…、1Ai及び管理装置1X
は、通常の通信装置と同様に情報フレーム91の情報の
宛先アドレス情報部802を検査して、当該情報フレー
ムの到達先である通信装置1Ab及び管理装置1Xの受
信データ蓄積部53に格納される。このように、通信装
置1Aaと通信装置1Abとの間で通信が実行される。
【0098】一方、管理装置1Xの共通制御部9は、受
信データ蓄積部53に格納された宛先アドレス情報部8
02及び送信元アドレス情報部803との関係又は通信
の出現回数等の計測データとして統計情報記憶部93に
記録する。
【0099】このように、管理装置1Xの統計情報記憶
部93に記録された情報について、一定の期間で分析し
て、情報フレーム91の数が増大又は減少して行く傾向
があり、管理装置1Xの共通制御部9で通信速度fへの
変更を判定した時は、前に述べた初期化時と同様な方法
で、通信装置1Aa、…、1Ai間の通信速度fを再設
定する。以後の通信は、通信速度をfとするのみで動作
等は変更がないので説明は省略する。
【0100】本実施例は、このように通信路に接続され
る通信装置に対して特別なサンプリング信号線等を利用
することなく、管理装置1Xが通信ケーブル1Aに送出
する情報フレームに基づき、通信装置1Aa、…、1A
iは通知されたサンプリング情報単位で信号をサンプリ
ングしてそれ以後の情報を受信データとすることができ
るので、その効果としては、通信用の信号線数を必要最
小限とすることができ、かつ通信装置1Aa、1Ab、
…、1Aiの通信速度を通信ケーブル1Aのトラヒック
量見合いで柔軟、かつ自動的に変更することが可能とな
り、通信システムの構築等における物理的及び人的稼働
面での費用の大幅の削減が期待できる。
【0101】図18は、本発明の他の実施例の全体接続
図、図19は同実施例の詳細図である。これらの図にお
いて、1Aはループ形の通信ケーブル、1Aa、1A
b、…、1Aiはループ形通信ケーブル1Aに接続され
た通信装置、である。
【0102】図18、図19に示した実施例と図16、
図17に示した実施例の異なる部分は、送受信切替回路
部71の構造が異なるだけで、その他は同様である。し
たがて、両者の動作の異なる箇所は、この送受信切替回
路部71の動作のみであり、他は同様となるので以下で
は動作の異なる部分のみについて説明する。
【0103】図18、図19に示した実施例の通信ケー
ブル1Aはループ形であるため、通信装置1Aaで送信
した情報フレームは、1周してまた戻ってくることにな
り、送信と受信がこのままでは衝突する。これを回避す
るために、送受信切替回路部71で制御する必要があ
り、具体的には、通信装置1Aaが送信する時は、送受
信切替回路部71が、通信ケーブル1Aを切断して、一
端を送信部4に、他端を受信部5に接続するように動作
する。
【0104】なお、他端を受信部5に接続する必然性は
ないが、受信部5に接続することにより、送信部4のモ
ニタ又は通信ケーブル1Aの切断等の異常に利用できる
等の利点がある。また、通信装置1Ac、…の通信に参
加しない装置は、宛先アドレス情報部802を判定して
通信相手でないと判断した場合には、図16、図17に
示した実施例と同様の動作はするが、送受信切替回路部
71は、現状を維持したままとする。
【0105】この時、通信装置1Abも同様に動作する
ことができるが、通信装置1Aaと同様に送受信切替回
路部71により通信ケーブル1Aを切断して、通信装置
1Aaの送信部4が通信装置1Abの受信部5に、通信
装置1Aaの受信部5を通信装置1Abの送信部4に対
応するように切替えてもよい。この場合、前者は半二重
通信方式で情報フレームの通信を行うことができ、後者
は全二重通信方式で情報フレームの通信が可能となる。
【0106】このような動作をするから、その効果は、
図16、図17に示した実施例の効果に加えて、さらに
安定し、かつ効率的な通信システムが構築できる利点が
ある。
【0107】ここで、実施例の説明では、管理装置1X
が通信ケーブル1A上に1つとして説明したが、複数で
あってもなんら問題とはならない。また、管理装置1X
と通信装置1Aa、1Ab、…、1Aiとの構成の違い
は、統計情報記憶部93を有するかどうかであり、その
他は、管理装置1Xと言えども、通信装置1Aa、1A
b、…、1Aiと直接的な通信がなくとも、情報フレー
ムのモニタ及び通信速度設定に係る送信動作等で通信装
置1Aaが通信相手の通信装置1Ab、…、1Aiと行
うのと同様な動作を行う必要があることから、本実施例
で説明した内容において、特別な通信速度設定を行える
管理装置1Xを、特別な統計情報記憶部93付きの通信
装置1Aaと考えればよい。
【0108】図20は、本発明の更に他の実施例であっ
て、1X1、1X2、…は点在する管理装置、1Xは前
記点在する管理装置1X1、1X2、…とリモート接続
された遠隔管理装置、である。
【0109】この場合の動作は、管理装置1X1、1X
2、…の統計情報記憶部93(図19参照)と遠隔管理
装置1Xの統計情報記憶部93との分散配置が異なるの
みで、実施例に何ら動作上での変更はない。あえて言う
ならば、管理装置1X1、1X2、…と遠隔管理装置1
Xとの間で通信速度が決定されることである。この場合
の効果としては、遠隔管理装置1Xを設けることによ
り、大規模な通信システムの構築が容易になることであ
る。
【0110】以上での説明は、管理装置1Xの統計情報
記憶部93(図19参照)は、通信ケーブル1Aの情報
フレームの計測で十分であるかのように行ったが、次
に、通信装置1Aa、1Ab、…、1Ai間の情報フレ
ームの計測を利用する場合の動作について行う。なお、
説明においては、図17の場合も図19の場合も同様と
なるので図17を用いて行う。
【0111】この場合は、統計情報記憶部93が通信装
置1Aa、1Ab、…、1Ai間の情報フレームの宛先
アドレス情報部と送信元アドレス情報部の何れか一方の
計測結果を記録している。したがって、管理装置1X
は、統計情報記憶部93の記録結果から通信装置1Aa
の情報フレームが他の通信装置1Ab、…、1Aiの通
信量に比べて増減量が大きい場合には、前に説明したの
と同様に通信速度変更情報フレームを創成して、通信ケ
ーブルに送出する。
【0112】なお、前に述べた当該通信速度変更情報フ
レームとの違いは、通信速度情報部に変更する通信装置
1Aaが含まれていることである。このような通信速度
変更情報フレームが通信装置1Aa、1Ab、…、1A
iに到達すると、通信装置1Aaのサンプリング情報蓄
積部51は、通信速度変更情報フレームで通知される通
信速度fを登録し、以後の通信装置1Ab、…、1Ai
との通信に備える。
【0113】また、他の通信装置1Ab、…、1Aiで
は、共通制御部9に通信装置1Aaとの通信速度はfで
行う旨を記録して、通信装置1Aaとの情報フレームが
送信データ蓄積部41に確定した時は、通信速度設定部
42に通信速度fで送信ができるように設定する。
【0114】このようにして、通信装置1Aaと通信装
置1Ab、…、1Aiとの間では、通信装置1Aaから
通信装置1Ab、…、1Aiに対しては通信速度f0
で、通信装置1Ab、…、1Aiから通信装置1Aaに
対しては通信速度fで情報フレームの送受信を行うこと
になる。
【0115】この場合には、通信装置1Aa、1Ab、
…、1Aiの通信速度が異なっていても、同一の通信ケ
ーブル1Aに収容させることができ、従来の通信システ
ムのような接続装置を不要とするばかりでなく、通信ケ
ーブル1Aへの接続変更を行うことなく、物理的及び人
的稼働面での費用の大幅の削減が期待できる。
【0116】以上行った各実施例の説明では、通信装置
間が通信ケーブルで接続された有線系のシステムやLA
Nを対象としてなされているが、無線回線で通信装置間
が接続された無線系のシステムやLANを対象として
も、本発明は実施できるものであることは勿論である。
要するに本発明は、通信速度情報領域を備えた情報フレ
ームを転送できるシステムであれば、有線、無線を問わ
ず実施可能である。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サンプリング検出のための信号線等を用いることなく、
一般の通信フレームの通信路を利用して通信速度情報デ
ータを含む通信フレームから通信速度情報を読取り、こ
の通知されたサンプリング情報速度に対応してサンプリ
ングできるようにしたので、特別なサンプリング信号線
等を用いる場合に比較して信号線数を削減でき、かつ送
信装置側の通信速度の変更が受信装置側に一切無関係で
行うことができ、更改して伴う使用停止期間の短縮、ハ
ード変更等に係る人的稼働、費用等の削減が期待できる
ことから、通信速度変更に伴うシステム更改等に要する
費用等を発生することなく、短期にシステム構築/改築
等が行える利点がある。
【0118】また、通信路がバス形の又はループ状通信
路である場合には、一般の情報フレームと同一の通信路
を共有して複数の異速度の通信装置の収容を可能とする
ことになり、信号線を増加させることなく、通信速度変
更に伴う通信システム改築等の工期を不要とし、通信ト
ラヒックの増減等に柔軟に対応できる通信システム及び
大規模通信システムの構築を短期かつ低コストで行える
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】情報フレームの具体例を示す説明図である。
【図3】情報フレームの別の具体例を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明の更に別の実施例を示す全体接続図であ
る。
【図6】図5に示す実施例の詳細図である。
【図7】情報フレームの他の具体例を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す全体接続図であ
る。
【図9】図8に示す実施例の詳細図である。
【図10】情報フレームの別の具体例を示す説明図であ
る。
【図11】本発明のなお更に他の実施例を示す全体接続
図である。
【図12】図11に示す実施例の詳細図である。
【図13】本発明のなお更に別の実施例を示す全体接続
図である。
【図14】図13に示す実施例の詳細図である。
【図15】本発明の更に他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図16】本発明の更に別の実施例を示す全体接続図で
ある。
【図17】図16に示す実施例の詳細図である。
【図18】本発明のなお更に別の実施例を示す全体接続
図である。
【図19】図18に示す実施例の詳細図である。
【図20】本発明のなお更に他の実施例を示すブロック
図である。
【図21】従来の通信システムの構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1…送信装置、2…受信装置、3…通信ケーブル、4…
送信部、40…アイドル信号送出部、41…送信データ
蓄積部、42…通信速度設定部、43…データ送出部、
5…受信部、50…アイドル信号受信部、51…サンプ
リング情報蓄積部、52…サンプリング駆動部、53…
受信データ蓄積部、71…送受信切替回路部、9…共通
制御部、92…通信速度情報記憶部、93…統計情報記
憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 智 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の通信装置間で情報フレームを送受
    信する際の前記情報フレームの通信速度を制御する通信
    速度制御方法において、 送信側の通信装置が、前記情報フレームを送信する場
    合、前記情報フレームの通信速度を表示する通信速度情
    報領域を設けた情報フレームを受信側の通信装置に送出
    し、 受信側の通信装置は、前記情報フレームを受信すると、
    その通信速度情報領域に表示された通信速度に合わせ
    て、以後の情報フレームを受信することを特徴とする通
    信速度制御方法。
  2. 【請求項2】 任意の通信装置間で情報フレームを送受
    信する際の前記情報フレームの通信速度を制御する通信
    速度制御方法において、 送信元となる任意の通信装置が、前記情報フレームを送
    信する場合、前記情報フレームの通信速度を表示する通
    信速度情報領域を設けた情報フレームを、送信先の通信
    装置に送出し、 前記送信先の通信装置は、前記情報フレームを受信する
    と、その通信速度情報領域に表示された通信速度に合わ
    せて、以後の情報フレームを受信するとともに、送信元
    の前記通信装置に、情報フレームを送信する場合には、
    前記通信速度に合わせて情報フレームを送出することを
    特徴とする通信速度制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の通信装置と、該複数の通信装置を
    管理する少なくとも1つの管理装置と、からなる通信シ
    ステムにおいて、任意の前記通信装置間で情報フレーム
    の送受信を行う際の前記情報フレームの通信速度を制御
    する通信速度制御方法において、 前記管理装置は、通信装置間で送受信すべき前記情報フ
    レームの通信速度を表示する通信速度情報領域を設けた
    情報フレームを、通信装置に送出し、 該通信装置は、前記情報フレームを受信すると、その通
    信速度情報領域に表示された通信速度に合わせて、以
    後、情報フレームを送受信することを特徴とする通信速
    度制御方法。
  4. 【請求項4】 任意の通信装置間で情報フレームを転送
    する際の該情報フレームの通信速度を制御する通信装置
    内の通信速度制御装置において、転送すべき情報フレー
    ムの通信速度を予め設定する設定手段と、該設定手段に
    設定された通信速度を情報フレームの通信速度情報領域
    に格納する格納手段と、を備え、 通信装置が情報フレームを転送する場合、前記設定手
    段、格納手段により、その通信速度情報領域に、転送す
    べき情報フレームの通信速度を格納された情報フレーム
    を受信側通信装置に送出することにより、転送すべき情
    報フレームの通信速度を受信側通信装置に通知すること
    を特徴とする通信速度制御装置。
  5. 【請求項5】 任意の通信装置間で情報フレームを転送
    する際、送信側通信装置から前記情報フレームの通信速
    度を設定した情報フレームを受信して、情報フレームの
    受信を行う受信側通信装置内の通信速度制御装置におい
    て、 前記情報フレームの通信速度情報領域の情報を記憶する
    記憶手段と、前記記憶手段に記憶された通信速度に合わ
    せて前記情報フレームのサンプリングを行う手段と、を
    備えたことを特徴とする通信速度制御装置。
  6. 【請求項6】 任意の通信装置間で情報フレームを転送
    する際、送信側通信装置から前記情報フレームの通信速
    度を設定した情報フレームを受信して、情報フレームの
    受信を行う受信側通信装置内の通信速度制御装置におい
    て、 前記情報フレームの通信速度情報領域の情報を記憶する
    記憶手段と、前記記憶手段に記憶された通信速度に合わ
    せて前記情報フレームのサンプリングを行う手段と、前
    記記憶手段に記憶された通信速度に合わせて送信側通信
    装置に情報フレームを送出する手段と、を備えたことを
    特徴とする通信速度制御装置。
  7. 【請求項7】 複数の通信装置と、該複数の通信装置を
    管理する少なくとも1つの管理装置と、からなる通信シ
    ステムにおいて、任意の前記通信装置間で情報フレーム
    の送受信を行う際の前記情報フレームの通信速度を制御
    する前記管理装置内の通信速度制御装置において、 通信装置間の前記情報フレームの通信速度を表示する通
    信速度情報領域を設けた情報フレームを通信装置に送出
    する送出手段を備え、 前記複数の通信装置は、前記通信速度情報領域に表示さ
    れた通信速度に合わせて、情報フレームを送受信するよ
    うにしたことを特徴とする通信速度制御装置。
  8. 【請求項8】 複数の通信装置と、該複数の通信装置を
    管理する少なくとも1つの管理装置と、からなる通信シ
    ステムにおいて、任意の前記通信装置間で情報フレーム
    の送受信を行う際の前記情報フレームの通信速度を制御
    する前記管理装置内の通信速度制御装置において、 前記複数の通信装置間の通信路上の情報フレームのトラ
    ヒックを監視・計測する手段と、前記監視・計測手段の
    計測結果に基づき前記通信路上の情報フレームに通信速
    度の変更指示を行う手段と、を備えたことを特徴とする
    通信速度制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の前記管理装置内の通信
    速度制御装置において、前記通信速度の変更指示手段
    が、通信中の特定の通信装置間の通信速度について変更
    指示を行うことを特徴とする通信速度制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項7,8又は9に記載の前記管理
    装置内の通信速度制御装置において、前記通信装置との
    通信手段を備えたことを特徴とする通信速度制御装置。
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