JPH05161994A - レーザー溶接用ワーク固定治具 - Google Patents

レーザー溶接用ワーク固定治具

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JPH05161994A
JPH05161994A JP3330658A JP33065891A JPH05161994A JP H05161994 A JPH05161994 A JP H05161994A JP 3330658 A JP3330658 A JP 3330658A JP 33065891 A JP33065891 A JP 33065891A JP H05161994 A JPH05161994 A JP H05161994A
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welding position
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Yukinaga Itou
之修 伊藤
Hideya Kamahori
秀也 釜堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク受け面上へのワークの載置後、迅速に
行われる少数の動作のみでワークを位置決め固定するこ
とにて、ワークの固定を短時間で行い、またワーク同士
を充分突き当てることにて、それらの端面間に隙間が開
くのを防止することを目的とする。 【構成】 突き合わせ溶接位置Aにて、スプリング12と
プッシュロッド23により昇降移動される楔状のストッパ
部材13と、ストッパ部材13の両側で、ワーク3を保持す
るワーク受け面14a が水平状態とストッパ部材13へ向か
って下る傾斜状態との間で揺動可能なようにストッパ部
材13に近い方の端部のワーク受け面付近の位置を枢支さ
れ、かつ前記傾斜状態へ向かうようにスプリングにより
常時付勢される二つのワーク受け台14と、それらの上方
に配置され、シリンダ18によりストッパ部材13に次いで
下降移動されるパッド20と、を具えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二枚の板状ワークの
端面同士をレーザーで突き合わせ溶接する場合に用いら
れるレーザー溶接用ワーク固定治具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の上述の如きワーク固定治具として
は、例えば図12に示すものがあり、このワーク固定治具
は、図示しないレーザービーム照射装置の下方の所定突
き合わせ溶接位置Aに配置されて、ストッパ部材昇降シ
リンダ1により昇降移動される板状のストッパ部材2
と、そのストッパ部材2の両側にそれに対して進退移動
可能に配置され、互いに同一の水平面内に板状のワーク
3を移動可能に保持するワーク受け面4aをそれぞれ有す
る二つのワーク受け台4と、それらのワーク受け台4の
各々の上方に配置されてそれらのワーク受け台4に支持
され、パッド昇降シリンダ5により昇降移動される二組
のパッド6と、二つのワーク受け台4上にそれぞれ載置
されたワーク3をプッシャ部材7で押して上記ストッパ
部材2へ向けて移動させるワーク送りシリンダ8と、二
つのワーク受け台4をそれぞれ上記突き合わせ溶接位置
に対し進退移動させるボールネジ式のワーク受け台移動
機構9と、を具えてなる。
【0003】かかるワーク固定治具にあっては、図13
(a)に示すように二組のパッド6とストッパ部材2と
が上昇するとともに二つのワーク受け台4が後退した状
態でそれらのワーク受け台4上にそれぞれ板状のワーク
3を載置すると、先ず、ワーク送りシリンダ8がプッシ
ャ部材7で押して、同図(b)に示すようにワーク3を
それぞれストッパ部材2の両側面に押し当て、次いでパ
ッド昇降シリンダ5が同図(c)に示すように二組のパ
ッド6をそれぞれ下降させてそれらでワーク3をワーク
受け台4上にそれぞれ固定し、次いでストッパ部材昇降
シリンダ1が同図(d)に示すようにストッパ部材2を
下降させ、その後ワーク受け台移動機構9が図(e)に
示すように二つのワーク受け台4をそれぞれ上記突き合
わせ溶接位置Aへ向けて所定距離だけゆっくり前進させ
て二枚のワーク3の端面をその突き合わせ溶接位置Aに
それぞれ位置させる。これにより二枚のワーク3の位置
決め固定が完了し、前記レーザービーム照射装置からの
図12に示す如きレーザービーム10よるそれらのワーク3
の端面同士の突き合わせ溶接が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のワーク固定治具にあっては、上述の如くワーク3を位
置決め固定するまでに多数の動作ステップを経る必要が
あり、特にワーク受け台4の停止位置精度の確保上その
移動に時間がかかるため、ワーク3の位置決め固定に時
間がかかるという問題があり、またワーク3同士を充分
突き当てていないため、それらの端面間に隙間が開いて
しまう場合があるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる従来
技術の課題を有利に解決したワーク固定治具を提供する
ことを目的とするものであり、ここにおける第1の発明
のレーザー溶接用ワーク固定治具は、所定突き合わせ溶
接位置に配置され、昇降手段により昇降移動される楔状
のストッパ部材と、前記ストッパ部材の両側に配置さ
れ、ワークを移動可能に保持するワーク受け面が水平状
態と前記ストッパ部材へ向かって下る傾斜状態との間で
揺動可能なように、前記ストッパ部材に近い方の端部の
前記ワーク受け面付近の位置を枢支され、かつ前記ワー
ク受け面が前記傾斜状態へ向かうように弾性手段により
常時付勢される二つのワーク受け部材と、前記二つのワ
ーク受け部材の各々の上方に配置され、昇降手段により
前記ストッパ部材の下降に次いで下降移動されるワーク
押さえ部材と、を具えてなるものである。
【0006】また、ここにおける第2の発明のレーザー
溶接用ワーク固定治具は、所定突き合わせ溶接位置に一
方の側面を配置され、昇降手段により昇降移動される板
状のストッパ部材と、前記ストッパ部材の両側に水平に
配置され、各々ワークを移動可能に保持する二つのワー
ク受け面と、前記二つのワーク受け面の各々の上方に配
置され、昇降手段により互いに独立して昇降移動される
二つのワーク押さえ支持部材と、前記ワーク押さえ支持
部材に昇降可能に支持されるとともに、弾性手段により
常時下向きに付勢されるワーク押さえ部材と、前記ワー
ク押さえ支持部材に支持され、前記突き合わせ溶接位置
に向く下向きの傾斜面を持つカムドライバ部材と、前記
カムドライバ部材にその傾斜面に摺接可能に支持され、
前記ワーク受け面上のワークに押し付けられるワーク送
り部材と、を具えてなるものである。
【0007】そしてここにおける第3の発明のレーザー
溶接用ワーク固定治具は、所定突き合わせ溶接位置の両
側に水平に配置され、各々ワークを移動可能に保持する
二つのワーク受け面と、前記二つのワーク受け面の少な
くとも一方の上方に昇降可能に配置され、前記突き合わ
せ溶接位置に向く端面と、前記突き合わせ溶接位置へ向
かって下る下向きの傾斜面とを有し、弾性手段により常
時下向きに付勢されるストッパ部材と、前記二つのワー
ク受け面の各々の上方に配置され、昇降手段により互い
に独立して昇降移動されるワーク押さえ部材と、前記ス
トッパ部材を、前記端面が前記突き合わせ溶接位置とそ
こから離間した位置との間で移動するように進退移動さ
せるストッパ部材移動手段と、前記二つのワーク受け面
上にそれぞれ載置された前記ワークを前記突き合わせ溶
接位置へ向けて移動させるワーク送り手段と、を具えて
なるものである。
【0008】
【作用】第1の発明のレーザー溶接用ワーク固定治具に
あっては、ストッパ部材が上昇位置に位置した状態で、
弾性手段により付勢されてワーク受け面がストッパ部材
へ向かって下る傾斜状態とされた二つのワーク受け部材
の、各ワーク受け面上に板状のワークが載置されると、
先ずそれらのワークが各ワーク受け面上を自重で滑って
移動して、それらのワークの端面でそれぞれ楔状のスト
ッパ部材の側面に当接し、次いでそのストッパ部材が昇
降手段により下降移動されて、ワークがさらに、それら
の端面同士が所定突き合わせ溶接位置で当接するまで各
ワーク受け面上を自重で滑って移動し、そのストッパ部
材の下降に次いで、二つのワーク受け部材の上方にそれ
ぞれ配置されたワーク押さえ部材が昇降手段により下降
移動されて、ワーク受け面上のワークを押さえ付けなが
ら各ワーク受け部材を、弾性手段に抗してワーク受け面
が水平状態となるまで下降揺動させ、これにより各ワー
クが、ワーク受け部材のストッパ部材に近い方の端部の
前記ワーク受け面付近の位置を中心に、他方のワークに
押し当てられつつ回動して、それらのワークの端面同士
が所定突き合わせ溶接位置で充分突き当てられる。
【0009】従ってこの第1の発明のワーク固定治具に
よれば、ワーク受け面上へのワークの載置後、ストッパ
部材とワーク押さえ部材とが順次に下降する一動作のみ
でワークを位置決め固定し得るので、ワークの固定を短
時間で行うことができ、またワーク同士を充分突き当て
得るので、それらの端面間に隙間が開くのを防止するこ
とができる。
【0010】また、第2の発明のレーザー溶接用ワーク
固定治具にあっては、ストッパ部材が上昇位置に位置し
た状態で、二つの水平なワーク受け面上に板状のワーク
がそれぞれ載置されると、先ず、ストッパ部材の所定突
き合わせ溶接位置に位置する側面が向く方のワーク押さ
え支持部材が、昇降手段により下降移動され、これによ
り、そのワーク押さえ支持部材にカムドライバ部材を介
し支持されたワーク送り部材が、そのワーク押さえ支持
部材の下方に位置する一方のワークに押し付けられた後
ワーク押さえ支持部材のさらなる下降によりカムドライ
バ部材の傾斜面に沿って送り移動して、その一方のワー
クをワーク受け面上で、その端面がストッパ部材の上記
突き合わせ溶接位置に位置する側面に当接するまで移動
させ、その後、さらに下降する上記ワーク押さえ支持部
材に支持されて弾性手段により常時下向きに付勢された
ワーク押さえ部材が、その一方のワークに当接し、それ
をワーク受け面上に押さえ付けてそこに固定する。
【0011】次いでここでは、他方のワーク押さえ支持
部材とストッパ部材とが、昇降手段により同期して下降
移動され、これにより、そのワーク押さえ支持部材にカ
ムドライバ部材を介し支持されたワーク送り部材が、そ
のワーク押さえ支持部材の下方に位置する他方のワーク
に押し付けられた後ワーク押さえ支持部材のさらなる下
降によりカムドライバ部材の傾斜面に沿って送り移動し
て、その他方のワークをワーク受け面上で、その端面が
先に固定された一方のワークの上記突き合わせ溶接位置
に位置する端面に充分突き当たるまで移動させ、その
後、さらに下降する上記ワーク押さえ支持部材に支持さ
れて弾性手段により常時下向きに付勢されたワーク押さ
え部材が、その他方のワークに当接し、それをワーク受
け面上に押さえ付けてそこに固定する。
【0012】従ってこの第2の発明のワーク固定治具に
よれば、ワーク受け面上へのワークの載置後、一方のワ
ーク押さえ支持部材が下降する動作と、ストッパ部材と
他方のワーク押さえ支持部材とが同期して下降する動作
との二動作のみで、ワークを位置決め固定し得るので、
ワークの固定を短時間で行うことができ、またワーク同
士を充分突き当て得るので、それらの端面間に隙間が開
くのを防止することができる。
【0013】そして、第3の発明のレーザー溶接用ワー
ク固定治具にあっては、端面が所定突き合わせ溶接位置
に位置する前進位置にストッパ部材が配置された状態
で、二つの水平なワーク受け面上に板状のワークが載置
されると、先ずワーク送り手段が、ストッパ部材の上記
端面に対向する一方のワークを、そのワークの端面が上
記ストッパ部材の端面に当接するまで送り移動させ、次
いで、そのワークの上方のワーク押さえ部材が、昇降手
段により下降移動されてその一方のワークに当接し、そ
れをワーク受け面上に押さえ付けてそこに固定する。
【0014】次いでここでは、ワーク送り手段が、他方
のワークをその端面が上記一方のワークの端面に当接す
るまで送り移動させ、このときその他方のワークは、上
記ストッパ部材の下向きの傾斜面と摺接してそのストッ
パ部材を弾性手段に抗して上方へ押し上げながら移動
し、その他方のワークと上記一方のワークとの端面同士
が充分突き当たったら、その他方のワークの上方のワー
ク押さえ部材が、昇降手段により下降移動されてその他
方のワークに当接し、それをワーク受け面上に押さえ付
けてそこに固定してから、ストッパ部材移動手段がスト
ッパ部材をその端面が上記突き合わせ溶接位置から離間
する後退位置に移動させる。
【0015】従ってこの第3の発明のワーク固定治具に
よれば、ワーク受け面上へのワークの載置後、ワーク送
り手段が一方のワークを送り移動させた後ワーク押さえ
部材がそのワークを固定する一連の動作と、ワーク送り
手段が他方のワークを送り移動させた後ワーク押さえ部
材がそのワークを固定しストッパ部材が後退する一連の
動作との二つの基本動作のみでワークを位置決め固定し
得るので、ワークの固定を短時間で行うことができ、ま
たワーク同士を充分突き当て得るので、それらの端面間
に隙間が開くのを防止することができる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1は、前記第1の発明のレーザー溶接
用ワーク固定治具の一実施例を示す斜視図であり、ここ
におけるワーク固定治具は、図示しないレーザービーム
照射装置の下方の、レーザービームの照射位置である突
き合わせ溶接位置Aに中央部が位置するように配置され
た基台11を具えており、その基台11の中央部の上記突き
合わせ溶接位置Aには、昇降手段としてのスプリング12
により常時上向きに付勢された連結板上に一体的に立設
された二つの楔状のストッパ部材13が、その連結板とと
もに昇降可能に支持され、そのストッパ部材13の両側に
は二つのワーク受け部材としてのワーク受け台14が配置
されている。
【0017】ここで、上記各ワーク受け台14は、板状の
ワーク3を移動可能に保持するワーク受け面14a および
補助腕14b を各々有するとともに、そのワーク受け面14
a を図4に示す如き水平状態と図1に示す如くストッパ
部材13へ向かって下る傾斜状態との間で揺動可能なよう
に、図2に示すようにストッパ部材13に近い方の端部の
ワーク受け面14a 付近の位置に設けられた軸15を介して
基台11に枢支され、さらにそれらのワーク受け面14a が
前記傾斜状態へ向かうように弾性手段としてのスプリン
グ16により常時上向きに付勢されている。なお、基台11
内の各ワーク受け台14の下方には、ワーク受け台14が揺
動限位置に位置するときにワーク受け面14a が水平状態
となるようその揺動限位置を調節するため、ワーク受け
台14に当接するスペーサ17が設けられている。
【0018】また基台11の上方には、上記レーザービー
ム照射装置によるレーザービームの照射を妨げないよう
枠状とされ、昇降手段としての互いに同期作動する四本
のエアシリンダ18(ピストンロッドのみ図示する)によ
り昇降移動されるパッド支持部材19が配置されており、
そのパッド支持部材19の下方には、上記二つのワーク受
け台14の各々の上方に位置するように、二組の、ワーク
押さえ部材としてのパッド20が配置され、それらのパッ
ド20は各々、パッド支持部材19に昇降可能に支持された
ガイドロッド21にピンにより連結されて、ワーク受け台
14と平行な軸線周りに揺動可能に釣り下げられ、またそ
れらのパッド20とパッド支持部材19との間には、パッド
20を常時下向きに付勢するスプリング22が介挿されてい
る。
【0019】さらに、ストッパ部材13が立設された上記
連結板の両端部には、基台11上の両側部から上方へ昇降
可能に突出するように、これもストッパ部材13の昇降手
段として二本のプッシュロッド23が立設されており、そ
れらのプッシュロッド23は、エアシリンダ18の作動に基
づき下降するパッド支持部材18に当接し、そのパッド支
持部材18で押し下げることができる。
【0020】かかる実施例のワーク固定治具にあって
は、図2に示すように、ストッパ部材13が上昇位置に位
置した状態で、スプリング12により付勢されて傾斜状態
とされた二つのワーク受け台14の、ストッパ部材13へ向
かって下るワーク受け面14a および補助腕14b 上に板状
のワーク3が載置されると、先ずそれらのワーク3がワ
ーク受け面14a および補助腕14b 上を自重で滑って移動
して、それらのワーク3の端面でそれぞれ楔状のストッ
パ部材13の側面に当接し、次いで図3に示すように、エ
アシリンダ18の作動に基づきパッド支持部材18がプッシ
ュロッド23を押し下げながら下降することによりストッ
パ部材13が下降移動されて、ワーク3がさらに、それら
の端面同士が上記突き合わせ溶接位置Aで当接するまで
各ワーク受け面14a および補助腕14b 上を自重で滑って
移動する。
【0021】次いでここでは、さらなるパッド支持部材
18の下降により二組のパッド20が下降移動されて、図4
に示すように、それらのパッド20がワーク受け面14a 上
のワーク3を押さえ付けながら各ワーク受け台14をスプ
リング16に抗してワーク受け面14a が水平状態となるま
で軸15を中心に下降揺動させ、これにより各ワーク3
が、軸15を中心に、他方のワーク3に押し当てられてワ
ーク受け面14a からの突出長さを同図に示す如く傾斜状
態でのaから水平状態でのbへ減らされつつ回動して、
それらの端面同士が上記突き合わせ溶接位置Aで充分突
当てられた状態で固定され、しかる後、それらのワーク
3の端面同士が上記レーザービーム照射装置からのレー
ザービーム10で突き合わせ溶接される。
【0022】ここで、上記ワーク3の端面同士の突き合
わせの強さは、ワーク受け面14a からのワーク3の突出
長さの傾斜状態でのaから水平状態でのbへ減少量によ
り定まり、その減少量は、軸15の位置を、ワーク受け台
14の前端縁から後退させたりワーク受け面14a から離し
たりすることにて、適宜増減することができる。
【0023】従ってこの実施例のワーク固定治具によれ
ば、ワーク受け面14a 上へのワーク3の載置後、ストッ
パ部材13とパッド20とが順次に下降する一動作のみでワ
ーク3を位置決め固定し得るので、ワーク3の固定を短
時間で行うことができ、またワーク3同士を充分突き当
て得るので、それらの端面間に隙間が開くのを防止する
ことができる。
【0024】なお、この第1の発明は上記例に限定され
るものでなく、例えばストッパ部材13の下降用に、エア
シリンダ18と別個に昇降手段としてエアシリンダを設
け、シーケンサによりそれらのシリンダの作動タイミン
グを制御して、ストッパ部材13とパッド20との順次の下
降を行わせるようにしても、上記例と同様の作用効果を
もたらすことができる。
【0025】図5は、前記第2の発明のレーザー溶接用
ワーク固定治具の一実施例を示す斜視図であり、ここに
おけるワーク固定治具は、図示しないレーザービーム照
射装置の下方の、レーザービームの照射位置である突き
合わせ溶接位置Aに中央部が位置するように配置された
基台31を具えており、その基台31の中央部には、上記突
き合わせ溶接位置Aに一方の側面が位置するように、図
6に示す如く昇降手段としてのスプリング32により常時
上向きに付勢された板状のストッパ部材33が昇降可能に
支持され、そのストッパ部材33の両側には、図6に示す
ように、二つのワーク受け面34が互いに同一の水平面内
に位置するように設けられ、それらのワーク受け面34は
各々、ストッパ部材33に隣接する平坦部31a と、その平
坦部31aの外方に位置し、自由回転可能な多数の小ロー
ラ35をストッパ部材33に平行に具えるローラーコンベヤ
部31b とで構成されて、板状のワーク3をストッパ部材
33へ向かって移動可能に保持することができ、各ワーク
受け面34上にはワーク3の載置時の概略位置決めと案内
のため、複数本のピン36が立設されている。
【0026】また上記二つのワーク受け面34の上方に
は、図5に示すように、上記レーザービーム照射装置に
よるレーザービームの照射を妨げないよう互いに間を開
けて、二つの、ワーク押さえ支持部材としての枠状のパ
ッド支持部材37がそれぞれ配置されており、それらのパ
ッド支持部材37は各々、基台31の下方に収容された、昇
降手段としての互いに同期作動する四本づつのエアシリ
ンダ38(ピストンロッドのみ図示する)により互いに独
立に昇降移動され、それらのパッド支持部材37の下方に
は、図6に示す如く上記二つのワーク受け面34の平坦部
31a の上方にそれぞれ位置するように、二組の、ワーク
押さえ部材としてのパッド39が配置され、それらのパッ
ド39は各々、パッド支持部材37に昇降可能に支持された
ガイドロッド40の下端部に固着されており、またそれら
のパッド39とパッド支持部材37との間には、パッド39を
常時下向きに付勢するスプリング41が介挿されている。
【0027】パッド支持部材37の下方にはまた、図6に
示す如く上記二つのワーク受け面34のローラーコンベヤ
部31b の上方にそれぞれ位置するように、下面にゴム状
弾性体の押さえ板42を具える二組のワーク送り部材43が
配置され、それらのワーク送り部材43は各々、パッド支
持部材37の下面に固定支持されたカムドライバ部材44
の、上記突き合わせ溶接位置Aに向く下向きの傾斜面44
a に摺接可能に、その傾斜面44a の両側に設けられた案
内構造44b により支持されるとともに、図示しないスプ
リングにより図6に示す後退限位置へ向けて常時付勢さ
れている。
【0028】さらにここでは、図5および図8に示すよ
うに、ストッパ部材33に近い方(図8では左方)のパッ
ド支持部材37を昇降させるエアシリンダ38のうち、スト
ッパ部材33に近い方の二本のピストンロッドにそれぞ
れ、ストッパ部材33の両端部の上方へ延びるように、こ
れもストッパ部材33の昇降手段としてプッシュアーム45
が設けられ、それらのプッシュアーム45の先端部には下
向きに、プッシュアーム45の下降によってストッパ部材
33の両端部に当接してストッパ部材33を押し下げるプッ
シュロッド46が設けられている。
【0029】かかる実施例のワーク固定治具にあって
は、図5および図6に示すように、ストッパ部材33が上
昇位置に位置した状態で、二つの水平なワーク受け面34
上に板状のワーク3がそれぞれ載置されると、先ず、ス
トッパ部材33の上記突き合わせ溶接位置Aに位置する側
面が向く方(図6では右方)のパッド支持部材37が、エ
アシリンダ38の作動に基づき下降し、これにより、その
パッド支持部材37にカムドライバ部材44を介し支持され
たワーク送り部材43の押さえ板42が、そのパッド支持部
材37の下方に位置する一方(図6では右方)のワーク3
に押し付けられた後、パッド支持部材37のさらなる下降
により図7に示すようにカムドライバ部材44の傾斜面44
a に沿って送り移動して、その一方のワーク3をワーク
受け面34上で、その端面がストッパ部材33の上記突き合
わせ溶接位置Aに位置する側面に当接するまで移動さ
せ、その後、さらに下降する上記パッド支持部材37に支
持されてスプリング41により常時下向きに付勢されたパ
ッド40が、その一方のワーク3に当接し、それをワーク
受け面34上に押さえ付けてそこに固定する。
【0030】次いでここでは、エアシリンダ38の作動に
基づき、他方のパッド支持部材37が下降するとともに、
プッシュアーム45の先端部に下向きに設けられたプッシ
ュロッド46に当接して、ストッパ部材33も下降し、これ
により、そのパッド支持部材37にカムドライバ部材44を
介し支持されたワーク送り部材43の押さえ板42が、その
パッド支持部材37の下方に位置する他方(図6では左
方)のワーク3に押し付けられた後、パッド支持部材37
のさらなる下降により図8に示すようにカムドライバ部
材44の傾斜面44a に沿って送り移動して、その他方のワ
ーク3をワーク受け面34上で、その端面が先に固定され
た一方のワーク3の上記突き合わせ溶接位置Aに位置す
る端面に充分突き当たるまで移動させ、その後、さらに
下降する上記パッド支持部材37に支持されてスプリング
41により常時下向きに付勢されたパッド40が、その他方
のワーク3に当接し、それをワーク受け面34上に押さえ
付けてそこに固定し、しかる後、それらのワーク3の端
面同士が上記レーザービーム照射装置からのレーザービ
ーム10で突き合わせ溶接される。
【0031】なお、ワーク3の端面がストッパ部材33あ
るいは既に固定された他方のワーク3の端面に当接して
から、パッド40がワーク3をワーク受け面34上に押さえ
付けてそこに固定するまでの間は、パッド支持部材37の
下降によってワーク送り部材43がさらに送り移動する
が、ワーク3は上記当接によりそれ以上移動されず、こ
れがため押さえ板42がワーク3上を滑って、ワーク送り
部材43の上記移動を可能ならしめる。
【0032】従ってこの実施例のワーク固定治具によれ
ば、ワーク受け面34上へのワーク3の載置後、一方のパ
ッド支持部材37が下降する動作と、ストッパ部材33と他
方のパッド支持部材37とが同期して下降する動作との二
動作のみで、ワーク3を位置決め固定し得るので、ワー
ク3の固定を短時間で行うことができ、またワーク3同
士を充分突き当て得るので、それらの端面間に隙間が開
くのを防止することができる。
【0033】なお、この第2の発明は上記例に限定され
るものでなく、例えばストッパ部材37の下降用に、エア
シリンダ38と別個に昇降手段としてエアシリンダを設
け、シーケンサによりそれらのシリンダの作動タイミン
グを制御して、パッド支持部材37とストッパ部材37との
同期した下降を行わせるようにしても、上記例と同様の
作用効果をもたらすことができる。
【0034】図9は、前記第3の発明のレーザー溶接用
ワーク固定治具の一実施例の要部を一部断面で示す正面
図、図10は、その実施例のワーク固定治具の要部を示す
斜視図であり、ここにおけるワーク固定治具は、図示し
ないレーザービーム照射装置の下方の、レーザービーム
の照射位置である突き合わせ溶接位置Aに中央部が位置
するように配置された基台51を具えており、その基台51
の中央部にはレーザービームによる溶融を避けるため逃
げ溝51a が形成され、またその基台51の上記突き合わせ
溶接位置Aの両側には、二つのワーク受け面52が互いに
同一の水平面内に位置するように設けられている。
【0035】そして上記基台51には、それらのワーク受
け面52の上方にそれぞれ水平部が位置するように二つの
門形の支持フレーム53が立設され、それらの支持フレー
ム53の水平部の下面には水平にブラケット54がそれぞれ
設けられ、ここではそれらのブラケット54の上記突き合
わせ溶接位置Aに近い方の端部に、上記レーザービーム
照射装置によるレーザービームの照射を妨げないよう互
いに間を開けて、角パイプ状のパッド支持部材55がそれ
ぞれ取りつけられるとともに、それらのブラケット54の
下面に、それぞれ通常のガイドレールとスライダを用い
た案内機構56を介して、図9では紙面と直角な方向へ延
在する上記突き合わせ溶接位置Aを通る垂直平面に対す
る進退方向(図9では左右方向)へ移動可能なようにス
トッパ支持部材57が支持されており、それらのストッパ
支持部材57は各々、上記突き合わせ溶接位置Aに向く端
面58a と、その突き合わせ溶接位置Aへ向かって下る下
向きの傾斜面58b とを有するストッパ部材58を、二本の
ガイドロッド59およびそれらに嵌まり合うボールブッシ
ュ60を介して昇降可能に支持し、それらのストッパ部材
58とストッパ支持部材57との間には、ストッパ部材58を
常時下向きに付勢する、弾性手段としてのスプリング61
が介挿されている。
【0036】また上記各ブラケット54の下面には、スト
ッパ支持部材57にピストンロッドの先端部を連結され
た、ストッパ部材移動手段としてのエアシリンダ62が設
けられており、このエアシリンダ62は、そのピストンロ
ッドの出し入れによってストッパ支持部材57を進退移動
させることにより、ストッパ部材58を、その端面58a が
上記突き合わせ溶接位置Aとそこから離間した位置との
間で移動するように、図9中実線で示す前進限位置と同
図中仮想線で示す後退限位置との間で進退移動させるこ
とができる。
【0037】この一方、上記二つのパッド支持部材55の
下方には、上記二つのワーク受け面52の上方にそれぞれ
位置するように、二組の、ワーク押さえ部材としてのパ
ッド63が配置され、それらのパッド63は各々、パッド支
持部材55に昇降可能に支持されたガイドロッド64の下端
部に固定されており、またパッド支持部材55の内部に
は、昇降手段として、ガイドロッド64を介しパッド63を
常時上向きに付勢するスプリング65と、内部へのエア圧
の供給により膨張してガイドロッド64を介しパッド63を
下向きに付勢するゴム状弾性体のコンプレッションチュ
ーブ66とが設けられている。
【0038】さらに上記基台51の、二つのワーク受け面
52の下方の位置にはそれぞれ、ワーク送り手段としての
エアシリンダ67が設けられており、このエアシリンダ67
は、それぞれ通常のガイドレールとスライダを用いた案
内機構68を介してストッパ支持部材57の移動方向と同一
方向へ移動可能に支持された送り部材69にピストンロッ
ドの先端部を連結され、そのピストンロッドの引込みに
よって、ワーク受け面52と同一平面内で送り部材69を前
進移動させることにより、そのワーク受け面52上に載置
されたワーク3の端部をその送り部材69で押して、その
ワーク3を上記突き合わせ溶接位置Aへ向けて移動させ
ることができる。
【0039】かかる実施例のワーク固定治具にあって
は、図9に示すように、両ストッパ部材58が、その端面
58a が上記突き合わせ溶接位置Aに位置する前進位置に
それぞれ位置した状態で、二つの水平なワーク受け面52
上に板状のワーク3がそれぞれ載置されると、先ず図11
(a)中矢印aで示すように、例えば図9では左方のワ
ーク受け面52の下方のエアシリンダ67が、その左方のワ
ーク受け面52上のワーク3を送り部材69の前進により突
き合わせ溶接位置Aへ向けて、図9では右方のストッパ
部材58の突き合わせ溶接位置Aに位置する端面58a にそ
のワーク3の端面が当接するまで移動させ、このときそ
の左方のワーク3は、図9では左方のストッパ部材58の
下向きの傾斜面58b と摺接してそのストッパ部材58を、
図11(b)中矢印bで示すように、スプリング61に抗し
て上方へ押し上げながら移動し、そのワーク3の端面が
右方のストッパ部材58の端面58a に当接したら、図9で
は左方のコンプレッションチューブ66が、内部へのエア
圧の供給により膨張してガイドロッド64を介し図9では
左方のパッド63をスプリング65に抗して下向きに付勢
し、これによりそのパッド63が、図11(b)中矢印cで
示すように下降移動されて上記左方のワーク3に当接
し、それをワーク受け面52上に押さえ付けてそこに固定
する。
【0040】次いでここでは、図11(c)中矢印dで示
すように、図9では右方のワーク受け面52の下方のエア
シリンダ67が、その右方のワーク受け面52上のワーク3
を送り部材69の前進により突き合わせ溶接位置Aへ向け
て、その右方のワーク3の端面が上記左方のワーク3の
端面に当接するまで送り移動させ、このときその右方の
ワーク3は、図9では右方のストッパ部材58の下向きの
傾斜面58b と摺接してそのストッパ部材58を、図11
(c)中矢印eで示すように、スプリング61に抗して上
方へ押し上げながら移動し、その右方のワーク3と先に
固定された上記左方のワーク3との端面同士が充分突き
当たったら、図9では右方のコンプレッションチューブ
66が、内部へのエア圧の供給により膨張してガイドロッ
ド64を介し図9では右方のパッド63をスプリング65に抗
して下向きに付勢し、これによりそのパッド63が、図11
(d)中矢印fで示すように下降移動されて上記左方の
ワーク3に当接し、それをワーク受け面52上に押さえ付
けてそこに固定する。なお、先に固定された上記左方の
ワーク3上にスプリング61によって押し付けられている
左方のストッパ部材58は、上記右方のワーク3の端面が
その左方のワーク3の端面に突き当てられる際に端面58
a で、その右方のワーク3の、左方のワーク3上への乗
り上げを防止する。
【0041】そしてここでは、上記右方のパッド63の下
降後直ちに、左右両方のエアシリンダ62が、図11(d)
中矢印gで示すように左右両方のストッパ部材58を、そ
れらの端面58a が上記突き合わせ溶接位置Aから離間す
る後退位置に移動させ、しかる後、それらのワーク3の
端面同士が、図9に示す如き、上記レーザービーム照射
装置からのレーザービーム10で突き合わせ溶接される。
【0042】従ってこの実施例のワーク固定治具によれ
ば、ワーク受け面52上へのワーク3の載置後、一方のワ
ーク3が送り移動された後パッド63がそのワーク3を固
定する一連の動作と、他方のワーク3が送り移動された
後パッド63がそのワーク3を固定し両ストッパ部材58が
後退する一連の動作との二つの基本動作のみでワーク3
を位置決め固定し得るので、ワーク3の固定を短時間で
行うことができ、またワーク3同士を充分突き当て得る
ので、それらの端面間に隙間が開くのを防止することが
できる。
【0043】なお、この第3の発明は上記例に限定され
るものでなく、例えばワークが充分高い剛性を有するた
め突当ての際の乗り上げの心配がない場合には、ストッ
パ部材およびその移動手段を、所定突き合わせ溶接位置
に対して一方の側のみに設けても良い。
【0044】
【発明の効果】かくして前記第1,第2および第3の発
明のレーザー溶接用ワーク固定治具によれば、いずれも
ワーク受け面上へのワークの載置後、各々が迅速に行わ
れる少数の動作のみでワークを位置決め固定し得るの
で、ワークの固定を短時間で行うことができ、またいず
れもワーク同士を充分突き当て得るので、それらの端面
間に隙間が開くのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のレーザー溶接用ワーク固定治具の
一実施例を全体的に示す斜視図である。
【図2】上記実施例のワーク固定治具を当初の作動状態
にて示す断面図である。
【図3】上記実施例のワーク固定治具を図2に続く作動
状態にて示す断面図である。
【図4】上記実施例のワーク固定治具を図3に続く作動
状態にて示す断面図である。
【図5】第2の発明のレーザー溶接用ワーク固定治具の
一実施例を全体的に示す斜視図である。
【図6】上記実施例のワーク固定治具を当初の作動状態
にて示す断面図である。
【図7】上記実施例のワーク固定治具を図6に続く作動
状態にて示す断面図である。
【図8】上記実施例のワーク固定治具を図7に続く作動
状態にて示す断面図である。
【図9】第3の発明のレーザー溶接用ワーク固定治具の
一実施例の要部を一部断面で示す正面図である。
【図10】上記実施例のワーク固定治具の要部を示す斜
視図である。
【図11】(a)〜(d)は、上記実施例のワーク固定
治具の作動を順次に示す説明図である。
【図12】従来のレーザー溶接用ワーク固定治具を一部
断面で示す正面図である。
【図13】(a)〜(e)は、上記従来例のワーク固定
治具の作動を順次に示す説明図である。
【符号の説明】
A 突き合わせ溶接位置 3 ワーク 12, 16, 32, 61, 65 スプリング 13, 33, 58 ストッパ部材 14 ワーク受け台 14a, 34, 52 ワーク受け面 18, 38, 62, 67 エアシリンダ 20, 39, 63 パッド 23 プッシュロッド 37 パッド支持部材 43 ワーク送り部材 44 カムドライバ部材 44a, 58b 傾斜面 45 プッシュアーム 58a 端面 66 コンプレッションチューブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定突き合わせ溶接位置(A)に配置さ
    れ、昇降手段(12,23)により昇降移動される楔状のス
    トッパ部材(13)と、 前記ストッパ部材の両側に配置され、ワーク(3)を移
    動可能に保持するワーク受け面(14a)が水平状態と前記
    ストッパ部材へ向かって下る傾斜状態との間で揺動可能
    なように、前記ストッパ部材に近い方の端部の前記ワー
    ク受け面付近の位置を枢支され、かつ前記ワーク受け面
    が前記傾斜状態へ向かうように弾性手段(16)により常
    時付勢される二つのワーク受け部材(14)と、 前記二つのワーク受け部材の各々の上方に配置され、昇
    降手段(18)により前記ストッパ部材の下降に次いで下
    降移動されるワーク押さえ部材(20)と、 を具えてなる、レーザー溶接用ワーク固定治具。
  2. 【請求項2】 所定突き合わせ溶接位置(A)に一方の
    側面を配置され、昇降手段(32, 45)により昇降移動さ
    れる板状のストッパ部材(33)と、 前記ストッパ部材の両側に水平に配置され、各々ワーク
    (3)を移動可能に保持する二つのワーク受け面(34)
    と、 前記二つのワーク受け面の各々の上方に配置され、昇降
    手段(38)により互いに独立して昇降移動される二つのワ
    ーク押さえ支持部材(37)と、 前記ワーク押さえ支持部材に昇降可能に支持されるとと
    もに、弾性手段(41)により常時下向きに付勢されるワ
    ーク押さえ部材(39)と、 前記ワーク押さえ支持部材に支持され、前記突き合わせ
    溶接位置に向く下向きの傾斜面(44a)を持つカムドライ
    バ部材(44)と、 前記カムドライバ部材にその傾斜面に摺接可能に支持さ
    れ、前記ワーク受け面上のワークに押し付けられるワー
    ク送り部材(43)と、 を具えてなる、レーザー溶接用ワーク固定治具。
  3. 【請求項3】 所定突き合わせ溶接位置(A)の両側に
    水平に配置され、各々ワーク(3)を移動可能に保持す
    る二つのワーク受け面(52)と、 前記二つのワーク受け面の少なくとも一方の上方に昇降
    可能に配置され、前記突き合わせ溶接位置に向く端面
    (58a)と、前記突き合わせ溶接位置へ向かって下る下向
    きの傾斜面(58b)とを有し、弾性手段(61)により常時
    下向きに付勢されるストッパ部材(58)と、 前記二つのワーク受け面の各々の上方に配置され、昇降
    手段(65, 66)により互いに独立して昇降移動されるワ
    ーク押さえ部材(63)と、 前記ストッパ部材を、前記端面が前記突き合わせ溶接位
    置とそこから離間した位置との間で移動するように進退
    移動させるストッパ部材移動手段(62)と、 前記二つのワーク受け面上にそれぞれ載置された前記ワ
    ークを前記突き合わせ溶接位置へ向けて移動させるワー
    ク送り手段(67)と、 を具えてなる、レーザー溶接用ワーク固定治具。
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