JPH06238462A - ナット用スポット溶接装置 - Google Patents
ナット用スポット溶接装置Info
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- JPH06238462A JPH06238462A JP5156893A JP5156893A JPH06238462A JP H06238462 A JPH06238462 A JP H06238462A JP 5156893 A JP5156893 A JP 5156893A JP 5156893 A JP5156893 A JP 5156893A JP H06238462 A JPH06238462 A JP H06238462A
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- work
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークへのナットのセツト時間が短く、生産
性が高く、且つナットのズレを生じないナットのスポッ
ト溶接装置をを提供する。 【構成】 本発明は、下部電極３０上面に水平にワーク
１０を載せ、レール９０に詰めたナット１０を、エアシ
リンダー５１に駆動されて、水平方向に進退するピスト
ンロッド５０の先端部に設けたナツト座６３を介して、
前記ワーク１０上に移送し、セットした上、上方から上
部電極４０を下ろして、上下の電極３０，４０の間にワ
ーク１０・ナツト２０を挟み込んで、電流を流し、ワー
ク１０・ナット２０の接触面を発熱させ、溶着するスポ
ット溶接装置であって、前記ナット座６３の中心にナッ
ト２０を嵌込む突子６４を突設し、それと前記エアシリ
ンダー５１の前端にそれぞれ相対するよう設けた下部ス
ライド７０及び上部スライド８０とを組合わせて、前記
レール９０から落下するナット２０を回動させて、その
姿勢を変え、突子６４にうまく嵌込むように構成したも
のである。
性が高く、且つナットのズレを生じないナットのスポッ
ト溶接装置をを提供する。 【構成】 本発明は、下部電極３０上面に水平にワーク
１０を載せ、レール９０に詰めたナット１０を、エアシ
リンダー５１に駆動されて、水平方向に進退するピスト
ンロッド５０の先端部に設けたナツト座６３を介して、
前記ワーク１０上に移送し、セットした上、上方から上
部電極４０を下ろして、上下の電極３０，４０の間にワ
ーク１０・ナツト２０を挟み込んで、電流を流し、ワー
ク１０・ナット２０の接触面を発熱させ、溶着するスポ
ット溶接装置であって、前記ナット座６３の中心にナッ
ト２０を嵌込む突子６４を突設し、それと前記エアシリ
ンダー５１の前端にそれぞれ相対するよう設けた下部ス
ライド７０及び上部スライド８０とを組合わせて、前記
レール９０から落下するナット２０を回動させて、その
姿勢を変え、突子６４にうまく嵌込むように構成したも
のである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、板状ワークにナットを
連続的にスポット溶接するスポット溶接装置に関するも
のである。
連続的にスポット溶接するスポット溶接装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図１を参考にして説明する。ワークに開
けたボルト孔に合わせてセットしたナットのスポット溶
接は、通常次に示す装置及び操作によって行っている。
すなわち、下部電極３０上面に水平にワーク１０を載
せ、そのワーク１０の上にナット２０を載せ、上方から
上部電極４０を下ろして、上下の電極３０，４０の間に
ワーク１０・ナツト２０を挟み込んで、電流を流し、両
者の接触面を発熱させ、溶着する。さらに詳細に説明す
ると、下部電極３０上面には、ワーク１０の孔１１並び
にナット２０を重ね合わせ、通すガイドピン３１を突設
してある。なお、ナット２０の下面、周囲には複数の耳
２１を突設してある。従来、ナット２０をワーク１０の
孔１１上へセットするに当たって、図１に示すように、
予めレール９０内に下方より取出し可能に充填したナッ
ト１０を一旦スライド９５上に受止め、スライド９５内
を進退するピストンロッド５０によって最下段のナット
２０から順次押出し、ワーク１０の孔１１上へ運び、し
かもピストンロッド５０先端に付けた磁石５９への吸着
力を利用してナット２０の位置及び姿勢制御をしてい
る。
けたボルト孔に合わせてセットしたナットのスポット溶
接は、通常次に示す装置及び操作によって行っている。
すなわち、下部電極３０上面に水平にワーク１０を載
せ、そのワーク１０の上にナット２０を載せ、上方から
上部電極４０を下ろして、上下の電極３０，４０の間に
ワーク１０・ナツト２０を挟み込んで、電流を流し、両
者の接触面を発熱させ、溶着する。さらに詳細に説明す
ると、下部電極３０上面には、ワーク１０の孔１１並び
にナット２０を重ね合わせ、通すガイドピン３１を突設
してある。なお、ナット２０の下面、周囲には複数の耳
２１を突設してある。従来、ナット２０をワーク１０の
孔１１上へセットするに当たって、図１に示すように、
予めレール９０内に下方より取出し可能に充填したナッ
ト１０を一旦スライド９５上に受止め、スライド９５内
を進退するピストンロッド５０によって最下段のナット
２０から順次押出し、ワーク１０の孔１１上へ運び、し
かもピストンロッド５０先端に付けた磁石５９への吸着
力を利用してナット２０の位置及び姿勢制御をしてい
る。
【０００３】しかしながら、上記従来のナットのスポッ
ト溶接の方法・装置は、ピストンロッド５１がナット２
０をワーク１０上に下ろし、セットし、後退するまで、
それが邪魔になって、上部電極４０を下ろすことが出来
ず、ナット２０のセットに時間が掛かり、速度が小さ
く、生産性が低い、しかもその上、安定性に欠け、ナッ
ト２０のズレが生じ易いと言う問題点がある。
ト溶接の方法・装置は、ピストンロッド５１がナット２
０をワーク１０上に下ろし、セットし、後退するまで、
それが邪魔になって、上部電極４０を下ろすことが出来
ず、ナット２０のセットに時間が掛かり、速度が小さ
く、生産性が低い、しかもその上、安定性に欠け、ナッ
ト２０のズレが生じ易いと言う問題点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のナットのスポット溶接の方法・装置
は、ナット２０のセットに時間が掛かり、速度が小さ
く、生産性が低い上に、安定性に欠け、ナット２０のズ
レが生じ易いことである。
点は、上記従来のナットのスポット溶接の方法・装置
は、ナット２０のセットに時間が掛かり、速度が小さ
く、生産性が低い上に、安定性に欠け、ナット２０のズ
レが生じ易いことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】図２乃至図１２を参考に
して説明する。本発明はナット２０のネジ孔２２を略水
平状態にして運ぶ導孔を有するレール９１、レール９１
から出たナット２０下端をネジ孔２２と平行する方向に
押し、ナットを倒すと共に該ネジ孔２２に嵌まり込む突
子６４を備えたナット座６３、ナット座６３を上下の電
極４０，３０間に移動させるピストンロッド５０を備え
ている。
して説明する。本発明はナット２０のネジ孔２２を略水
平状態にして運ぶ導孔を有するレール９１、レール９１
から出たナット２０下端をネジ孔２２と平行する方向に
押し、ナットを倒すと共に該ネジ孔２２に嵌まり込む突
子６４を備えたナット座６３、ナット座６３を上下の電
極４０，３０間に移動させるピストンロッド５０を備え
ている。
【０００６】具体的に説明すると本発明は、下部電極３
０上面に水平にワーク１０を載せ、レール９０に詰めた
ナット１０を、エアシリンダー５１に駆動されて、水平
方向に進退するピストンロッド５０の先端部に設けたナ
ツト座６３を介して、前記ワーク１０上に移送し、セッ
トした上、上方から上部電極４０を下ろして、上下の電
極３０，４０の間にワーク１０・ナツト２０を挟み込ん
で、電流を流し、ワーク１０・ナット２０の接触面を発
熱させ、溶着するスポット溶接装置であって、前記ナッ
ト座６３をピストンロッド５０の先端部に回動可能に軸
支すると共に、ナット座６３の中心にナット２０を嵌込
む突子６４を突設し、前記エアシリンダー５１の前端下
部に、後退した前記ナット座６３を載せ、前上方向に傾
けるよう形成した下部スライド７０を設け、通常は下部
スライド７０後部に設けたバネ７４によりやや前傾状態
に保持される上部スライド８０を、後退したナット座６
３により略水平状態まで回動可能に、下部スライド７０
の側面に立設した支持柱７２，７２に軸支し、さらにそ
の上部スライド８０上面を、前記レール９０に詰めたナ
ット２０を受け入れ可能に開口してなるものである。
０上面に水平にワーク１０を載せ、レール９０に詰めた
ナット１０を、エアシリンダー５１に駆動されて、水平
方向に進退するピストンロッド５０の先端部に設けたナ
ツト座６３を介して、前記ワーク１０上に移送し、セッ
トした上、上方から上部電極４０を下ろして、上下の電
極３０，４０の間にワーク１０・ナツト２０を挟み込ん
で、電流を流し、ワーク１０・ナット２０の接触面を発
熱させ、溶着するスポット溶接装置であって、前記ナッ
ト座６３をピストンロッド５０の先端部に回動可能に軸
支すると共に、ナット座６３の中心にナット２０を嵌込
む突子６４を突設し、前記エアシリンダー５１の前端下
部に、後退した前記ナット座６３を載せ、前上方向に傾
けるよう形成した下部スライド７０を設け、通常は下部
スライド７０後部に設けたバネ７４によりやや前傾状態
に保持される上部スライド８０を、後退したナット座６
３により略水平状態まで回動可能に、下部スライド７０
の側面に立設した支持柱７２，７２に軸支し、さらにそ
の上部スライド８０上面を、前記レール９０に詰めたナ
ット２０を受け入れ可能に開口してなるものである。
【０００７】
【実施例】実施例について説明すると、１０は板状のワ
ークであって、孔１１が開けてある。２０はそのワーク
１０の孔１１に同軸に載せ、スポット溶接するナットで
あって、下面、周囲には複数の耳２１を突設にしてあ
る。３０はワーク１０を載せる下部電極であって、その
上面にはワーク１０の孔１１、ナット２０を重ね合わせ
て、通すガイドピン３１を突設してある。４０はその下
部電極３０の直上に上下動可能に設けた上部電極であっ
て、その先端には、上面が圧縮バネ４２によって支持さ
れ、ナット２０に挿入するガイドピン４１を突出させて
ある。なお、４３は圧縮バネ４２を支えるセットボルト
である。
ークであって、孔１１が開けてある。２０はそのワーク
１０の孔１１に同軸に載せ、スポット溶接するナットで
あって、下面、周囲には複数の耳２１を突設にしてあ
る。３０はワーク１０を載せる下部電極であって、その
上面にはワーク１０の孔１１、ナット２０を重ね合わせ
て、通すガイドピン３１を突設してある。４０はその下
部電極３０の直上に上下動可能に設けた上部電極であっ
て、その先端には、上面が圧縮バネ４２によって支持さ
れ、ナット２０に挿入するガイドピン４１を突出させて
ある。なお、４３は圧縮バネ４２を支えるセットボルト
である。
【０００８】次に５０は両電極３０，４０に対して、エ
アシリンダー５１に駆動されて水平方向に進退するピス
トンロッド、５２はその先端に取付けた直方体状先端ブ
ロックであって、両側面下後部に翼部５３，５３を突設
してある。なお、５４，５４はエアシリンダー５１に設
けたエア口、５４，５４は近接スイッチである。６０は
前記先端ブロック５２の側面前部に、それを挟むように
腕片６１，６１を軸支した揺動子であって、ナット２０
を載せるナツト座６３と一体に結合されており、通常は
キックバネ６２，６２により略水平方向に保持されてい
るが、上部電極４０に押下げられると鉛直下方に回動す
る。なお、そのナット座６３の上面中心には、ナット２
０を嵌込む突子６４を突設してある。また、揺動子６０
はその前部を上下方向に幅広にし、カム６５を構成して
ある（詳細は後記の通り）。
アシリンダー５１に駆動されて水平方向に進退するピス
トンロッド、５２はその先端に取付けた直方体状先端ブ
ロックであって、両側面下後部に翼部５３，５３を突設
してある。なお、５４，５４はエアシリンダー５１に設
けたエア口、５４，５４は近接スイッチである。６０は
前記先端ブロック５２の側面前部に、それを挟むように
腕片６１，６１を軸支した揺動子であって、ナット２０
を載せるナツト座６３と一体に結合されており、通常は
キックバネ６２，６２により略水平方向に保持されてい
るが、上部電極４０に押下げられると鉛直下方に回動す
る。なお、そのナット座６３の上面中心には、ナット２
０を嵌込む突子６４を突設してある。また、揺動子６０
はその前部を上下方向に幅広にし、カム６５を構成して
ある（詳細は後記の通り）。
【０００９】さらに７０はエアシリンダー５１の前面下
部に前方に向かって延設した下部スライド、７１はその
前部上面を下向きに傾斜させて形成した傾斜部、７２，
７２はそのすぐ後方両側面に立設した支持柱、７３，７
３は下部スライド７０の後部両側に突設したバネ座であ
って、ピストンロッド５０はその上方、且つ支持脚７
２，７２間を前方に走っている。また、８０は下部スラ
イド７０の上方に相対するよう、支持柱７２，７２に回
動可能に側面中間を軸支した上部スライドであって、断
面は下が開いた断面コの字状に形成してある。８２，８
２はその前部下側を上向きに傾斜させて、形成した傾斜
部、８３は上部スライド８０の上面前端に前方に向かっ
て延設したナット押さえ板、８４は上部スライド８０の
上面前部に垂設したガイド壁であって、その中央にはナ
ット２０の通過可能切り欠き（図示せず）を設けてあ
る。８５は上部スライド８０の内側上後部に取付けたス
トッパーブロックであって、その前部下面は上向きに傾
斜させてある。
部に前方に向かって延設した下部スライド、７１はその
前部上面を下向きに傾斜させて形成した傾斜部、７２，
７２はそのすぐ後方両側面に立設した支持柱、７３，７
３は下部スライド７０の後部両側に突設したバネ座であ
って、ピストンロッド５０はその上方、且つ支持脚７
２，７２間を前方に走っている。また、８０は下部スラ
イド７０の上方に相対するよう、支持柱７２，７２に回
動可能に側面中間を軸支した上部スライドであって、断
面は下が開いた断面コの字状に形成してある。８２，８
２はその前部下側を上向きに傾斜させて、形成した傾斜
部、８３は上部スライド８０の上面前端に前方に向かっ
て延設したナット押さえ板、８４は上部スライド８０の
上面前部に垂設したガイド壁であって、その中央にはナ
ット２０の通過可能切り欠き（図示せず）を設けてあ
る。８５は上部スライド８０の内側上後部に取付けたス
トッパーブロックであって、その前部下面は上向きに傾
斜させてある。
【００１０】なお、前記各バネ座７３と上部スライド８
０の後部下面との間に上部スライド支えバネ７４を介在
させてあって、ピストンロッド５０を後退させると、先
ず上部スライド８０の傾斜部８２，８２の後部角のカム
８６，８６が先端ブロック５２の翼部５３，５３に乗り
上げ、上部スライド８０の前部が支えバネ７４に抗して
支承軸の周り、上向きに回動する。さらに揺動子６０の
前部カム６５が下部スライド７０の傾斜部７１の後部角
に乗りげると、揺動子６０の前部が持ち上げられるよう
になっている。その他、上部スライド８０の上面前部に
はナツト２０を充填するレール４０下端を接続開口させ
てあり、エアを上方から送り込むことによって、ナット
２０を順次押出し可能にしてある。９１はレール９０の
上端に接続したチューブである。
０の後部下面との間に上部スライド支えバネ７４を介在
させてあって、ピストンロッド５０を後退させると、先
ず上部スライド８０の傾斜部８２，８２の後部角のカム
８６，８６が先端ブロック５２の翼部５３，５３に乗り
上げ、上部スライド８０の前部が支えバネ７４に抗して
支承軸の周り、上向きに回動する。さらに揺動子６０の
前部カム６５が下部スライド７０の傾斜部７１の後部角
に乗りげると、揺動子６０の前部が持ち上げられるよう
になっている。その他、上部スライド８０の上面前部に
はナツト２０を充填するレール４０下端を接続開口させ
てあり、エアを上方から送り込むことによって、ナット
２０を順次押出し可能にしてある。９１はレール９０の
上端に接続したチューブである。
【００１１】作用について図により説明すると、図３に
示すように、ピストンロッド５０を最前進位置に前進さ
せ、ナット座６３に載せたナット２０が上部電極４０の
直下に來るようにする。この位置で上部電極４０をナツ
ト２０の自然落下速度よりも速い速度急降下させると、
ナット座６３上のナツト２０は上部電極４０のガイドピ
ン４１に嵌込まれると共に、ナット座６３は、キックバ
ネ６２，６２に抗して蝶番軸を枢軸として押し下げら
れ、図４の状態になり、エアシリンダー５１により後退
させることすが出来る。ナット２０は、この上部電極４
０のガイドピン４１に嵌込まれた状態で、その自然落下
速度よりも速い速度で押し下げられ、ワーク１０に圧接
され、ナット２０は下部電極３０のガイドピン３１に嵌
込まれる（上部電極４０のガイドピン４１はガイドピン
３１に押上げられて、後退する）。この状態で両電極３
０，４０間に電流を流し、ワーク１０・ナット２０の接
触面を発熱させると、ナット２０はワーク１０にスポッ
ト溶接される。
示すように、ピストンロッド５０を最前進位置に前進さ
せ、ナット座６３に載せたナット２０が上部電極４０の
直下に來るようにする。この位置で上部電極４０をナツ
ト２０の自然落下速度よりも速い速度急降下させると、
ナット座６３上のナツト２０は上部電極４０のガイドピ
ン４１に嵌込まれると共に、ナット座６３は、キックバ
ネ６２，６２に抗して蝶番軸を枢軸として押し下げら
れ、図４の状態になり、エアシリンダー５１により後退
させることすが出来る。ナット２０は、この上部電極４
０のガイドピン４１に嵌込まれた状態で、その自然落下
速度よりも速い速度で押し下げられ、ワーク１０に圧接
され、ナット２０は下部電極３０のガイドピン３１に嵌
込まれる（上部電極４０のガイドピン４１はガイドピン
３１に押上げられて、後退する）。この状態で両電極３
０，４０間に電流を流し、ワーク１０・ナット２０の接
触面を発熱させると、ナット２０はワーク１０にスポッ
ト溶接される。
【００１２】次に図５に示すように、レール９０内の最
下位置のナット２０を擦りながら、ピストンロッド５０
が後退し、上部スライド８０のカム従動子８６，８６が
翼部５３，５３に乗り上げ、上部スライド８０の前部が
支えバネ７４に抗して支承軸の周り、上向きに回動し、
ナット２０の姿勢を一層横向きにする。さらに腕片６
１，６１の後端部がカム従動子８６の下側を通過し、揺
動子６０のカム６５が下部スライド７０の傾斜部７１か
ら上面部に乗り上げると、揺動子６０が支点を中心に上
方に回動し、図６に示す如く、突子６４によってナット
２０のネジ孔下端縁を押すと共に、上部スライド８０の
ストッパーブロック８５の前部を支点にして、ナツト２
０を図４紙面上では時計回りに回動させて、図７に示す
ように、ナット２０を耳２１を下にして、突子６４に嵌
込む。この後、ピストンロッド５０と共に、ナット座６
３にナット２０を載せて、揺動子６０が前進し、図３の
状態に戻り、引き続き上記作動が繰り返される。なお、
この間に上部電極４０は既にスポツト溶接を完了し、図
３の状態に戻っている。
下位置のナット２０を擦りながら、ピストンロッド５０
が後退し、上部スライド８０のカム従動子８６，８６が
翼部５３，５３に乗り上げ、上部スライド８０の前部が
支えバネ７４に抗して支承軸の周り、上向きに回動し、
ナット２０の姿勢を一層横向きにする。さらに腕片６
１，６１の後端部がカム従動子８６の下側を通過し、揺
動子６０のカム６５が下部スライド７０の傾斜部７１か
ら上面部に乗り上げると、揺動子６０が支点を中心に上
方に回動し、図６に示す如く、突子６４によってナット
２０のネジ孔下端縁を押すと共に、上部スライド８０の
ストッパーブロック８５の前部を支点にして、ナツト２
０を図４紙面上では時計回りに回動させて、図７に示す
ように、ナット２０を耳２１を下にして、突子６４に嵌
込む。この後、ピストンロッド５０と共に、ナット座６
３にナット２０を載せて、揺動子６０が前進し、図３の
状態に戻り、引き続き上記作動が繰り返される。なお、
この間に上部電極４０は既にスポツト溶接を完了し、図
３の状態に戻っている。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
ピストンロッド５１が最も前進した状態で、それに邪魔
されず、上電極４０を降下させることが出来、ナット２
０をナット座６３から上電極４０の下面に移し、ナツト
２０の自然落下の速度よりも大きい速度で降下させ、ワ
ーク２０の所定の位置に圧接することが出来るためナッ
ト２０のセット時間が著しく短縮され、スポット溶接の
速度を大幅に増大する。また、ナット２０をレール９０
からナット６３を経て、ワーク１０の所定位置に正確に
移すことが出来、従来のもりに見られたナット２０のズ
レを完全に防止することが出来る。
ピストンロッド５１が最も前進した状態で、それに邪魔
されず、上電極４０を降下させることが出来、ナット２
０をナット座６３から上電極４０の下面に移し、ナツト
２０の自然落下の速度よりも大きい速度で降下させ、ワ
ーク２０の所定の位置に圧接することが出来るためナッ
ト２０のセット時間が著しく短縮され、スポット溶接の
速度を大幅に増大する。また、ナット２０をレール９０
からナット６３を経て、ワーク１０の所定位置に正確に
移すことが出来、従来のもりに見られたナット２０のズ
レを完全に防止することが出来る。
【図１】従来例を示す断面図である。
【図２】本発明の実施例を示す側面図である。
【図３】本発明の実施例のピストンロッドを最先端に前
進させた状態を示す側面図である。
進させた状態を示す側面図である。
【図４】図３おいて、上部電極を下ろした状態を示す側
面図である。
面図である。
【図５】下部電極にナットをセットした状態を示す側面
図である。
図である。
【図６】ピストンロッドを後退させた状態を示す側面図
である。
である。
【図７】ピストンロッドを最後端に後退させ、ナット座
にナットを移した状態を示す側面図である。
にナットを移した状態を示す側面図である。
【図８】図７のＡ−Ａ断面図である。
【図９】図２のＢ−Ｂ断面図である。
【図１０】図２のＣ−Ｃ断面図である。
【図１１】本発明の要部を上方から見た斜視図である。
【図１２】他の要部を上方から見た斜視図である。
１０ ワーク １１ 孔 ２０ ナット ２１ 耳 ３０ 下部電極 ３１ ガイドピン ４０ 上部電極 ４１ ガイドピン ４２ 圧縮バネ ４３ セットボルト ５０ ピストンロッド ５１ エアシリンダー ５２ 先端ブロック ５３ 翼部 ５４ エア口 ５５ 近接スイッチ ５９ 磁石 ６０ 揺動子 ６１ 腕片 ６２ キックバネ ６３ ナツト座 ６４ 突子 ６５ カム ７０ 下部スライド ７１ 傾斜部 ７２ 支持柱 ７３ バネ座 ７４ 上部スライド支えバネ ８０ 上部スライド ８２ 傾斜部 ８３ ナット押さえ板 ８４ ガイド壁 ８５ ストッパーブロック ８６ カム ９０ レール ９１ チューブ ９５ スライド
Claims (2)
- 【請求項１】 ナット（２０）のネジ孔（２２）を略水
平状態にして運ぶ導孔を有するレール（９１）、 レール（９１）から出たナット（２０）下端をネジ孔
（２２）と平行する方向に押し、ナットを倒すと共に該
ネジ孔（２２）に嵌まり込む突子（６４）を備えたナッ
ト座（６３）、 ナット座（６３）を上下の電極（４０，３０）間に移動
させるピストンロッド（５０）を備えたナット用スポッ
ト溶接装置。 - 【請求項２】 下部電極（３０）上面に水平にワーク
（１０）を載せ、レール（９０）に詰めたナット（１
０）を、エアシリンダー（５１）に駆動されて、水平方
向に進退するピストンロッド（５０）の先端部に設けた
ナツト座（６３）を介して、前記ワーク（１０）上に移
送し、セットした上、上方から上部電極（４０）を下ろ
して、上下の電極（３０，４０）の間にワーク（１０）
・ナツト（２０）を挟み込んで、電流を流し、ワーク
（１０）・ナット（２０）の接触面を発熱させ、溶着す
るナットのスポット溶接装置において、前記ナット座
（６３）をピストンロッド（５０）の先端部に回動可能
に軸支すると共に、ナット座（６３）の中心にナット
（２０）を嵌込む突子（６４）を突設し、前記エアシリ
ンダー（５１）の前端下部に、後退した前記ナット座
（６３）を載せ、前上方向に傾けるよう形成した下部ス
ライド（７０）を設け、通常は下部スライド（７０）後
部に設けたバネ（７４）によりやや前傾状態に保持され
る上部スライド（８０）を、後退したナット座（６３）
により略水平状態まで回動可能に、下部スライド（７
０）の側面に立設した支持柱（７２，７２）に軸支し、
さらにその上部スライド（８０）上面を、前記レール
（９０）に詰めたナット（２０）を受け入れ可能に開口
してなるナットのスポット溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5051568A JP2577177B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | ナット用スポット溶接装置のナット供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5051568A JP2577177B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | ナット用スポット溶接装置のナット供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06238462A true JPH06238462A (ja) | 1994-08-30 |
| JP2577177B2 JP2577177B2 (ja) | 1997-01-29 |
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ID=12890574
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5051568A Expired - Fee Related JP2577177B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | ナット用スポット溶接装置のナット供給装置 |
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| JP (1) | JP2577177B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6254332B1 (en) | 1999-09-24 | 2001-07-03 | Seki Kogyo Co., Ltd. | Nut feeder for feeding nuts for resistance welding |
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-
1993
- 1993-02-16 JP JP5051568A patent/JP2577177B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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| CN111266721B (zh) * | 2020-03-25 | 2021-10-12 | 金士谦 | 一种汽车车身的螺母凸焊机 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2577177B2 (ja) | 1997-01-29 |
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