JPH0516127U - テープ回転研磨装置 - Google Patents

テープ回転研磨装置

Info

Publication number
JPH0516127U
JPH0516127U JP7218591U JP7218591U JPH0516127U JP H0516127 U JPH0516127 U JP H0516127U JP 7218591 U JP7218591 U JP 7218591U JP 7218591 U JP7218591 U JP 7218591U JP H0516127 U JPH0516127 U JP H0516127U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
polishing
roll
polishing tape
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7218591U
Other languages
English (en)
Inventor
出 森岡
Original Assignee
日本ミクロコーテイング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ミクロコーテイング株式会社 filed Critical 日本ミクロコーテイング株式会社
Priority to JP7218591U priority Critical patent/JPH0516127U/ja
Publication of JPH0516127U publication Critical patent/JPH0516127U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨テープを走行させかつ回転させること
で、被研磨材が常に新しい研磨テープと接触する。 【構成】 一端に研磨テープが巻かれたロールが回転自
在に取り付けられるテーブルであって、該テーブルの表
面上を通った研磨テープを他端で巻き取るためのロール
が他端に回転自在に取り付けられるテーブルと、該テー
ブルの裏面中央に、テーブルの面に対して垂直に取り付
けられる回転軸と、該回転軸を回転自在に支持する支持
手段とから成り、テーブルの裏面に取り付けられたモー
タにより研磨テープを巻き取るためのロールを回転させ
て、研磨テープをテーブル上で走行させ、モータにより
回転軸を回転させて、テーブルを研磨テープとともに回
転させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属、セラミック、電子材料などを研磨テープにより超精密研磨す る研磨装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、磁気ヘッドなどのような金属の表面を研磨するため研磨テープを用 いた研磨装置が利用されてきた。その研磨装置の一つが、図3に示されている。 この装置31は、基本的に円形テーブル32と、モータ34が内蔵されたハウジ ング33とから成る。そのテーブル32はその中心に回転軸35が連結され、ハ ウジング33内のモータ34により回転する。テーブル32の表面には、テーブ ルと同形の研磨テープ32′が接着されている。研磨は、テーブル32を回転さ せ、被研磨材36を研磨テーブル32′に押し付けることにより行う。
【0003】 他の従来の研磨テープを用いた研磨装置は、ロール状に巻き付けられた研磨テ ープを一定の速度で巻き上げ、その研磨テープ上に被研磨材を押し付けることに より研磨を行うものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
円形の研磨テープを用いた研磨装置は、研磨テープ32′上に被研磨材36を 押し続けると、被研磨材36は研磨テープの一定の所と接触し続けるため、その 研磨力が低下する。そのため、常に新たな研磨テープ面と接触させるためには被 研磨材を半径方向に移動させなければならなかった。そのため、円形の研磨テー プを用いた研磨装置は、研磨テープの回転機構のほか、被研磨材を半径方向へ移 動させる移動機構をも必要としていた。
【0005】 さらに、円形の研磨テープはその面積が限定されているため、研磨力が低下す るたび毎に取り替えなければならない。
【0006】 ロール状に巻き付けられた研磨テープを一定速度で巻き上げる装置は、常に新 しい研磨テープが供給されるため研磨力は低下しない。しかし、研磨テープには 被研磨材と接触しない部分が多く存在するため、研磨テープを無駄に消費する。 研磨テープの幅を被研磨材の幅にすることにより、このような無駄な消費はなく なるが、被研磨材毎にその幅に対応させて研磨テープを形成することは実際上不 可能である。
【0007】 本考案の目的は、研磨テープを走行させかつ回転させることで、被研磨材が常 に新しい研磨テープと接触するテープ回転研磨装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のテープ回転研磨装置は、研磨テープが走 行しかつ回転するテープ回転研磨装置であって、a)一端に研磨テープが巻かれ たロールが回転自在に取り付けられるテーブルであって、該テーブルの表面上を 通った研磨テープを他端で巻き取るためのロールが前記他端に回転自在に取り付 けられるテーブルと、b)該テーブルの裏面中央に、テーブルの面に対して垂直 に取り付けられる回転軸と、c)該回転軸を回転自在に支持する支持手段とから 構成され、テーブルの裏面に取り付けられたモータにより研磨テープを巻き取る ためのロールを回転させて、研磨テープをテーブル上で走行させるとともに、他 のモータにより回転軸を回転させ、テーブルを回転させるものである。
【0009】 ここで、研磨テープに張りを与えるために、研磨テープが巻かれたロールをテ ンションモータと連結させることが望ましい。
【0010】 また、研磨テープに張りを与えるために、制動手段により前記研磨テープが巻 かれたロールの回転を制動させてもよい。
【0011】 さらに、テーブルの一端および他端に対になった補助ロールを設け、一端に取 り付けられたロールからの研磨テープを一端に設けられた補助ロールの間を通し 、他端に設けられた補助ロールの間を通して他端に取り付けられたロールに巻き 取ることことが望ましい。
【0012】
【作用】
研磨テープはテーブル上で走行することから、新しい研磨テープが常に供給さ れる。また、研磨テープがテーブルの回転とともに回転することから、被研磨材 は研磨テープの幅全体にわたって接触できる。
【0013】
【実施例】
本考案のテープ回転研磨装置11を図1に示す。テープ回転研磨装置11は、 基本的にテーブル12とモータ25が内蔵されたハウジング21から構成される 。テーブル12は、ほぼ長方形をなし、その両端に側板13および14が延設さ れている。側板13、14の前端および後端のそれぞれには突出部13a、13 b、14a、14bが突き出ている。
【0014】 突出部13aと14aとの間に一対の補助ロール15、15′が配置され、ロ ール15、15′の軸が突出部13a、14aから突き出て回転自在になってい る。同様に、突出部13bと14bとの間に一対の補助ロール16、16′が配 置され、ロール16、16′の軸が突出部13b、14bから突き出て回転自在 になっている。
【0015】 さらに、テーブル12の前端に研磨テープが巻かれたロール17の心棒が側板 13および14を貫通し、回転自在に配置されている。なお、ロールは、使用後 新しいロールと取り替えることができるように、着脱自在に配置する。たとえば 、側板に設けられたロールの心棒が貫通できる穴にいたる溝13′を形成する( 図4を参照)。
【0016】 同様に、テーブル12の後端には研磨テープを巻き取るためのロール17の心 棒が側板13および14を貫通し、回転自在に配置されている。このロール18 も、ロール17と同様に着脱自在に配置されている。
【0017】 ロール17に巻かれた研磨テープTは、補助ロール15と補助ロール15′と の間を通り、テーブルの上を通過し、補助ロール16と補助ロール16′との間 を通り、ロール18に巻かれる。
【0018】 テーブル12の上には、被研磨材により研磨状況(仕上がり)が違うため、被 研磨材に合ったパッド12′が取り付けられている。
【0019】 テーブル12の裏面のロール17側にテンションモータ19が、その回転軸が ロール17の心棒と平行になるように設置されている。テンションモータ19の 回転軸とロール17の心棒とはベルト19′により連結されている。このテンシ ョンモータは、ロール17が研磨テープを供給する方向の回転(図1の矢印の方 向)とは反対の方向の回転をロール17に与えるものである。
【0020】 さらに、テーブル12の裏面のロール18側にモータ20が、その回転軸がロ ール18の心棒と平行になるように設置されている。このモータ20の回転軸と ロール18の心棒および補助ロール16′の心棒とはベルト20′、20″によ り連結されている。したがって、これらベルトによりモータ20の回転はロール 18および補助ロール16′に伝えられる。ここで、補助ロール16′をモータ により回転させているが、補助ロールは、補助ロール間、すなわち補助ロール1 5、15′と補助ロール16、16′との間で研磨テープTが円滑かつ一定の張 りをもって走行させるものである。したがって、かかる走行ができれば補助ロー ル16′をモータにより回転させる必要はない。
【0021】 研磨テープはロール17から供給され、補助ロール15と15′との間を通り 、テーブルの表面上に乗るようにして補助ロール16と16′との間を通りロー ル18に巻き付けられる。したがって、モータ20が駆動すると研磨テープTは ロール17からロール18へと巻き取られる。そのときの研磨テープの走行速度 は0〜100cm/分である。
【0022】 前述したように、テンションモータ19は、ロール17から研磨テープを供給 する方向の回転と反対の方向に回転力を与えるので、モータ20が駆動すると、 すなわち、研磨テープを巻き取るように回転すると、補助ロール15、15′と 補助ロール16、16′との間の研磨テープは常に張りをもつ。
【0023】 実施例では、研磨テープにこのような張りを与えるために、テンションモータ を設置したが、ロール17の回転を制動するブレーキを設け、ロール17の回転 を制動して、研磨テープに張りを与えてもよい。
【0024】 テーブル12の背面中央にはそのテーブルを回転させるせる回転軸22が取り 付けられ、その回転軸22はハウジング21内に伸びている。回転軸22を回転 軸を回転自在にするため、ハウジング21の2か所に軸受23、および24が設 けられている。ハウジング21内には前述したようにモータ25が、その回転軸 が回転軸22と平行になるように配置されている。モータ25の回転軸と回転軸 22とはベルト26により連結されている。したがって、モータ25が駆動する と、回転軸22が回転し、テーブル12が回転する(図2の矢印)。そのときの 回転速度は0〜400rpmである。
【0025】 本装置を用いて研磨を行うためには、モータ19および20を駆動する。これ により、研磨テープは張りを維持しつつテーブル上を走行する(図2を参照)。 同時に、モータ25を駆動する。これによりテーブル12が回転する。このとき 被研磨材をテーブル上の研磨テープに押し付けると(図2の点A)、研磨テープ がテーブル上を走行し、かつテーブルが回転しているので点Aは一点鎖線に示す 螺旋の軌跡を描き、点Bに至る。このように、研磨テープが走行し、テーブルが 回転すると、被研磨材は常に新しい研磨テープ上に位置する。
【0026】 被研磨材の研磨の軌跡は、研磨テープの走行速度とテーブルの回転速度により 調節できる。したがって、研磨テープの研磨粒子の大きさ、被研磨材の大きさ、 堅さ等にしたがって、研磨テープを無駄なく、かつ研磨効率よくするために、研 磨テープの走行速度とテーブルの回転速度を調節する。
【0027】
【考案の効果】
本考案のテープ回転研磨装置は、被研磨材を常に新しい研磨テープと接触させ ることができるため、研磨効率がよい。また、被研磨材と研磨テープとの接触が 研磨テープの幅全体で行われるため、研磨テープ全体を利用することができ、研 磨テープの無駄がない。
【0028】 さらに、本考案のテープ回転研磨装置は、テーブルが回転するため被研磨材と 研磨テープとの接触面に回転運動が作用し、そのため研磨テープの走行による研 磨以上に研磨が行われる。また、研磨テープがロールより常に供給されるため、 テープの交換の手間が著しく減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のテープ回転研磨装置の一部断面となっ
た側面図を示す。
【図2】本考案のテープ回転研磨装置の平面図を示す。
【図3】従来の回転式研磨装置を示す。
【図4】本考案のテープ回転研磨装置のテーブルの一部
拡大側面図を示す。
【符号の説明】
T 研磨テープ 11 テープ回転研磨装置 12 テーブル 12′ パッド 13、14 側板 13a、13b 突出部 14a,14b 突出部 15、15′ 補助ロール 16、16′ 補助ロール 17、18 ロール 19 テンションモータ 19′ ベルト 20 モータ 20′、20″ ベルト 21 ハウジング 22 回転軸 23、24 軸受 25 モータ 26 ベルト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨テープが走行し、かつ回転するテープ
    回転研磨装置であって、 a) 一端に研磨テープが巻かれたロールが回転自在に
    取り付けられるテーブルであって、該テーブルの表面上
    を通った研磨テープを他端で巻き取るためのロールが前
    記他端に回転自在に取り付けられるテーブルと、 b) 該テーブルの裏面中央に、前記テーブルの面に対
    して垂直に取り付けられる回転軸と、 c) 該回転軸を回転自在に支持する支持手段と、 を含み、 前記テーブルの裏面に取り付けられたモータにより研磨
    テープを巻き取るためのロールを回転させて、前記研磨
    テープを前記テーブル上で走行させ、 モータにより前記回転軸を回転させ、前記テーブルを前
    記研磨テープとともに回転させることを特徴とするテー
    プ回転研磨装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のテープ回転研磨装置であ
    って、 前記研磨テープが巻かれたロールをテンションモータに
    連結させ、前記研磨テープに張りを与えることを特徴と
    するテープ回転研磨装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のテープ回転研磨装置であ
    って、 前記研磨テープが巻かれたロールの回転を制動手段によ
    り制動させ、前記研磨テープに張りを与えることを特徴
    とするテープ回転研磨装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のテープ回転研磨装置であ
    って、 前記テーブルの一端および他端にさらに、対になった補
    助ロールを設け、前記一端に取り付けられたロールから
    の研磨テープを前記一端に設けられた補助ロールの間を
    通し、前記他端に設けられた補助ロールの間を通して前
    記他端に取り付けられたロールに巻き取ることを特徴と
    するテープ回転研磨装置。
JP7218591U 1991-08-14 1991-08-14 テープ回転研磨装置 Pending JPH0516127U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7218591U JPH0516127U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 テープ回転研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7218591U JPH0516127U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 テープ回転研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0516127U true JPH0516127U (ja) 1993-03-02

Family

ID=13481905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7218591U Pending JPH0516127U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 テープ回転研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516127U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61125765A (ja) * 1984-11-24 1986-06-13 Naniwa Stainless Kogyo Kk 研磨装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61125765A (ja) * 1984-11-24 1986-06-13 Naniwa Stainless Kogyo Kk 研磨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61136764A (ja) 磁気デイスクのバ−ニツシユ方法およびその装置
JP4215391B2 (ja) 加工品表面のサンダー仕上げ方法
JP2022075785A (ja) 電動機用回転子研磨方法及びその装置
JPH1199458A (ja) 板状部材角縁面取装置
JPH0516127U (ja) テープ回転研磨装置
JP3404579B2 (ja) 両端軸状部研磨装置
CN206869710U (zh) 一种抛光棒贴皮机
JP2654767B2 (ja) 繰出し式研磨ベルトおよびそのベルトを用いた研磨ヘッド装置
JP2758791B2 (ja) ピン研磨装置
JP2575821Y2 (ja) ゴム、プラスチックケーブルの研磨機
JP2005074521A (ja) フェルール端面研磨機
JPH0613823Y2 (ja) 超仕上装置
JPH0618771Y2 (ja) 超仕上装置
JP2004268179A (ja) 研磨装置
JP4289764B2 (ja) テープ研磨装置
JP2601519Y2 (ja) 不織布研摩部材のドレッサ
KR101604615B1 (ko) 발전기의 콜렉트 링 연마장치
JPH11188594A (ja) 金属管の内面研磨方法
JPS6368352A (ja) 研磨ツ−ル
TW536446B (en) Polishing device
JPS6226843Y2 (ja)
JPH04193471A (ja) 極薄ステンレスコイルの鏡面研磨装置および方法
JPS6126299B2 (ja)
JPS5812880Y2 (ja) 湿紙乾燥用ドライヤ−ロ−ルの研磨装置
JP3791305B2 (ja) リサイクル用ブラウン管の洗浄方法および洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960206