JPH05161119A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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JPH05161119A
JPH05161119A JP3320376A JP32037691A JPH05161119A JP H05161119 A JPH05161119 A JP H05161119A JP 3320376 A JP3320376 A JP 3320376A JP 32037691 A JP32037691 A JP 32037691A JP H05161119 A JPH05161119 A JP H05161119A
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JP
Japan
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signal
circuit
aspect ratio
center
center part
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JP3320376A
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English (en)
Inventor
Masanori Fujiwara
正則 藤原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レターボックス方式の伝送信号を現行方式受像
機で映出した場合、上下マスク部とセンター部の境界近
傍でフリッカーが生じるのを防止する。 【構成】ワイドアスペクト画像信号は、現行方式受像機
のアスペクト比画面のセンター部に納まるように処理さ
れる(マトリックス回路50、順次走査変換回路51、V−
LPFNTからNTSCエンコーダ55の系統)。上記の
ように処理された画像信号をワイドアスペクト専用の受
信機で再現する際に必要な高精細用補助信号はセンター
部の上下に生じるマスク部に多重される(1/60秒遅
延回路66、加算器67から加算器71、並び替え回路72、直
流加算器73、スイッチ70の系統)。ここで上下マスク部
とセンター部の境界近傍に位置する走査線信号に対して
は、カウンタ75、係数発生器76、係数器77により上下マ
スク部の直流レベルに近付くようなレベル制御を行い、
急激な輝度変化を無くすようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、規定されているアス
ペクト比の画像を伝送するテレビジョン放送方式によ
り、その垂直方向の特定な一部分を利用して、前記アス
ペクト比よりは横長なアスペクト比の画像の伝送を行う
画像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、地上放送のテレビジョン放送方式
として、NTSC、PAL、SECAM方式等がある。
これらの方式は、いずれも伝送する画像の横と縦の比率
(アスペクト比)が同じであり、4:3を採用してい
る。しかし、近年、画像をワイド化させたいという要望
がありワイドアスペクト比の画像伝送及び受信方式が開
発されている。しかし、この方式は、単独のシステムと
してよりも、現行の画像伝送及び受信方式との互換性の
あるものが要望されている。
【0003】近年、現行方式のテレビジョン信号により
映出される画面のアスペクト比(4:3)よりも横長の
アスペクト比(例えば16:9)のワイド画面のテレビ
ジョン信号(ワイドアスペクト信号)を、現行テレビジ
ョン方式と両立性を保ちながら伝送できるテレビジョン
システムの研究、開発が行われている。このようなワイ
ドアスペクト信号伝送方式を大別すると、サイドパネル
方式とレターボックス方式とがある。以下、この2つの
方式について説明を行う。サイドパネル方式について説
明する。
【0004】サイドパネル方式では、アスペクト比1
6:9の画像信号が、センターパネルと左右のサイドパ
ネルに分割される。そして、センターパネルが水平方向
へ時間伸張され4:3のアスペクト比に設定され、サイ
ドパネルは時間圧縮されて、水平オーバースキャン部等
の部分に多重される。このようにエンコードされた画像
信号は、現行方式のテレビジョン受像機で再生するとセ
ンターパネルが4:3の画面一杯に映出されることにな
る。一方、ワイドアスペクト信号のデコーダでは、エン
コード時とは逆の処理がセンターパネル、サイドパネル
に施され、センターパネルとサイドパネルとが繋ぎ合わ
せられ、16:9のアスペクト比の画像を映出できるよ
うに処理される。サイドパネル方式を記載した文献とし
ては、テレビジョン学会技術報告(1989年8月 V
ol.13,No.41,pp.19 〜24)の“アスペクト比拡大のため
の多重手法の検討”がある。次に、レターボックス方式
について説明する。
【0005】レターボックス方式では、アスペクト比1
6:9の画像信号が、上下(垂直方向)に圧縮され、
4:3のアスペクト比の画面に納まるように処理され
る。この圧縮により、画面上下部分には上下マスク部が
生じる。上下マスク部には、圧縮処理によりセンター部
から欠落した高解像度用の信号が多重され、ワイドアス
ペクト信号を復元する際に利用できるようになってい
る。従って、デコーダでは、センター部が上下に伸張さ
れ、かつ上下マスク部に多重されている高解像度用の信
号が再生され伸張された画像信号に加算される。レター
ボックス方式を記載した文献としては、テレビジョン学
会技術報告(1989年9月 Vol.13,No.41,pp.37 〜
42)の“レターボックス方式による垂直周波数特性向上
の一手法”がある。
【0006】上述したように、サイドパネル方式あるい
はレターボックス方式を用いて伝送及び受信することに
より、伝送途中のテレビジョン信号は現行方式と両立性
があり、現行方式のテレビジョン受像機においても受信
再生することが可能である。しかしながら、これらの方
式はそれぞれ問題点を備えている。
【0007】サイドパネル方式では、現行方式のテレビ
ジョン受像機でみると、カットされたサイドパネルを見
ることができず、また放送側においてもサイドパネルが
カットされることを前提として番組を制作しなければな
らい。またサイドパネルがカットされることは、番組制
作側の著作権上で問題である。
【0008】一方、レターボックス方式は、ワイド画面
のすべてを現行方式のテレビジョン受像機でみることは
できるが、現行方式のテレビジョン受像機でみた場合、
上下マスク部が画面を占める割合が大きく、スクリーン
全体の利用効率が悪いという問題がある。次に、レター
ボックス方式について具体的に説明する。
【0009】図4はレターボックス方式の原理図であ
る。NTSC信号は1フレーム当たり525本の走査線
で構成され、有効画面を構成する走査線数は480本で
ある。同図(A)は、アスペクト比16:9のワイド画
像である。まずこの画像は、現行方式で伝送できる低域
成分(主信号として送る)と、さらに精細な解像度を得
るための高域成分(補助信号として送る)とに分けられ
る。低域成分は、アスペクト比4:3の現行テレビジョ
ン受像機でも歪みが生じないように走査線数が360本
に変換される(垂直方向圧縮)。また高域成分は、残り
の走査線120本に納まるように情報の制限が行われ
る。これらの高域成分、低域成分は、同図(B)に示す
ように配置され伝送される。従って、この信号をそのま
ま現行のテレビジョン受像機で再生した場合は、低域成
分(センター部)が画像として現れ、高域成分は上下マ
スク部となる。ワイドアスペクト専用受像機では、伝送
側と全く逆の処理が行われ、同図(C)に示すような1
6:9のワイド画像が再生される。
【0010】図5は、レターボックス方式による送信側
のエンコーダの構成を示している。信号源の信号のフォ
ーマットは、525本/60Hz/2:1(アスペクト比
16:9)である。信号源出力であるR、G、B信号
は、マトリックス回路50に入力され、Y、I、Q信号
に変換される。これらの信号は、順次走査変換回路51
に入力され、インターレースフォーマットから順次フォ
ーマットに変換される。変換の方法は、画像動きの検出
を行い、動画部ではフィールド内での走査線補間を行
い、静画部では連続する2フィールドを重ね合わせるフ
レーム内での走査線補間を行っている。
【0011】順次フォーマットとなったY、I、Q信号
は、走査線数480本の映像を画面の垂直方向中央の走
査線360本に納めるための走査線変換処理が施され
る。その際に折り返し成分を発生させないように垂直低
域通過フィルタ(V−LPF)52により360TVL
/PH以上の垂直高域成分を削除した後に、走査線数変
換回路53に供給している。走査線数変換回路53は、
480本からその3/4である360本の走査線に変換
している。360本に圧縮されたY、I、Q信号は、イ
ンターレース変換回54に入力されて奇数フィールドの
奇数ライン、偶数フィールドの偶数ラインが抽出され、
2倍にレートアップ処理され、インターレースフォーマ
ットの信号に変換している。I、Q信号はNTSCエン
コード回路55に、またY信号は、スイッチ70に供給
される。
【0012】順次走査変換回路51の出力のY信号は、
1/60秒遅延回路66、加算器67にも供給されてい
る。加算器67からは、フレーム内平均した信号が得ら
れ、スイッチ68に供給される。スイッチ68は、60
Hzでオン、オフされ、30Hzの画像信号を導出する。
この信号は、順次レートであるから、1/2レートダウ
ン回路69によりインターレースの伝送レートに変換さ
れる。この回路69の出力は、垂直高域通過フィルタ
(V−HPF)57、垂直低域通過フィルタ(V−LP
F)62に供給される。V−HPF57は、360〜4
80TVL/PHの垂直高域成分を抽出し、周波数シフ
ト回路58に供給している。周波数シフト回路58では
垂直方向への周波数シフトが行われ、垂直高域成分を直
流(DC)〜120TVL/PHの成分に変換してい
る。この信号は、走査線変換回路59に入力され、48
0本から120本へ変換される。次に1フレーム当たり
走査線数120本となった垂直高域成分は、水平低域通
過フィルタ(V−LPF)60に入力され2MHz 以
上の成分が削除される。
【0013】1/2レートダウン回路69の出力は、V
−LPF62にも供給され、ここではDC〜120TV
L/PHの成分が抽出される。そしてこの成分は、走査
線数変換回路63において480本から120本に変換
される。1フレーム当たり120本となった垂直低域成
分は、水平帯域通過フィルタ(H−BPF)64に入力
され水平方向4.2〜6.0MHz の水平高域成分が抽出
される。次に、周波数シフト回路65に入力されて8MH
z の正弦波が掛け合わせられ、2MHz 〜3.8MHz の成
分に周波数シフトされる。加算器71では、H−LPF
60から出力されるDC〜2MHz の垂直高域成分と、周
波数シフト回路64からの水平高域情報2MHz 〜3.8
MHz の垂直低域情報とが合成され、ライン並び替え回路
72に入力される。
【0014】並び替え回路72では、3.8MHz までの
成分を画面上下のマスク部へ配置するために、ライン単
位での並び替えを行う。以上の処理により得られた高精
細情報は加算器73において直流成分によりオフセット
(現行方式受像機で映出した場合ダークグレーとなりマ
スク状態になる)されスイッチ70に供給される。スイ
ッチ70は、センター部ではインターレース変換回路5
4からの輝度信号を選択し、上下マスク部では加算器7
2からの補助信号を選択する。このようにワイドアスペ
クト化を行ったY、I、Q信号は、NTSCエンコーダ
55に入力されてNTSC規格の525/60/2:1
の信号にエンコードされて伝送路へ送出される。図6
は、受信側のデコーダである。
【0015】入力端子80には、上記の如く処理されて
伝送されてくる信号が供給されNTSCデコーダ81に
導入される。NTSCデコーダ81から得られたI、Q
信号及びセンター部のY信号は順次走査変換回路82に
入力される。Y信号のセンター部は、順次走査変換回路
82に導入されるが、上下マスク部はスイッチ85によ
り分割されて減算器106に導入される。
【0016】まずセンター部の信号処理について説明す
る。センター部の信号は、1フレーム当たりの走査線が
360本のインターレースフォーマットの信号であるた
めに、順次走査変換回路82において順次フォーマット
に変換される。ここでは送信側で説明したような動き適
応によりインターレース信号を順次フォーマットの信号
の変換する。これらの信号は、走査線数変換回路82に
より1フレーム当たり360本の走査線から480本の
走査線に変換される。
【0017】一方、上下マスク部の高精細信号は、減算
器106にて送信側で付加されたDC成分を引き算さ
れ、さらにライン並べ替え回路86により送信前の配列
に並べ替えられる。並べ替え回路86から出力された信
号は、H−LPF87及びH−HPF90に供給され
る。H−LPF87は、2MHz 以下の成分(垂直の高精
細情報)を抽出し、H−HPF90は2MHz 以上の成分
(水平の高精細情報)を抽出する。
【0018】H−LPF87の出力信号は、走査線数変
換回路88に入力され、1フレーム当たり120本から
480本の走査線に変換され、さらに変換された信号
は、周波数シフト回路89に入力されてDC〜120T
VL/PHに周波数シフトされているので、元の360
〜480TVL/PHの領域にシフトされる。H−HP
F90から出力された信号は、周波数シフト回路91に
よりもとの周波数領域4.2〜6.0MHz 帯に戻され、
さらに水平帯域フィルタ(H−BPF)92により不要
成分を除去される。H−BPF92から得られた信号も
走査線数変換回路93に入力され120本から480本
の走査線に変換される。
【0019】上記のように元の周波数領域に戻された垂
直の高精細情報、水平の高精細情報は、加算器94にお
いて加算され2倍レートアップ回路95に入力されレー
トアップ処理され、1/60秒遅延回路96及びスイッ
チ97に入力される。スイッチ97は、遅延回路96の
出力と2倍レートアップ回路95の出力とをライン毎に
交互に選択して補間処理を行い、その出力を加算器84
に入力する。加算器84は、上記の如く再生された高精
細情報を走査線数変換回路83からのY信号に加え、そ
の出力をマトリックス回路98に供給する。マトリック
ス回路98には、走査線数変換回路83からのI、Q信
号も入力されている。マトリックス回路98はこれらの
入力信号をマトリックス演算することにより、元のワイ
ドアスペクト比規格のR、G、B信号を生成し、出力端
子99、100、101に導出する。
【0020】ところで、上記レターボックス形式のワイ
ド信号の特徴として、現行方式受像機との互換性が揚げ
られる。このワイド画像放送をアスペクト比4:3の現
行受像機で映出すると、図7(A)のように映しだされ
る。画面の上下には画像の高域成分等の補助信号が映し
出される。しかし補助信号には、送信側の加算器72に
よりDCオフセットが与えられているので、4:3画面
の受像機で目障りとならない程度の比較的暗いダークグ
レイとなっている。このような補助信号が配置された上
下マスク部と中央のセンター部の映像とは、全く相関が
ないので、その境界ではインターレース走査に起因する
フリッカーが生じる。
【0021】図7(B)は、フリッカーの発生原理を示
している。同図の縦方向は画面垂直方向、横方向は時間
方向を示す。図示のように上下マスク部と画面中央部の
映像部分の輝度差が大きい場合、その境界でフリッカー
が発生してしまう。このフリッカーは、特に大型テレビ
ジョン受像機では走査線の間隔が広いために顕著に現れ
てしまう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
レターボックス方式による伝送信号を現行のテレビジョ
ン受像機で受信して映出した場合、上下マスク部とセン
ター部の境界近傍でフリッカーが現れる。
【0023】そこでこの発明は、レターボックス方式に
よる伝送信号を現行のテレビジョン受像機で受信し映出
しても、上下マスク部とセンター部の境界近傍でフリッ
カーが生じるのを防止することができる画像伝送装置を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の画面(第1のアス
ペクト比)の大きさに設定された映像信号を、これより
は縦横の比が小さい第2の画面(第2のアスペクト比)
の上下中央(センター部)に納まるように変換し、前記
センター部の上下に生じる余裕部分(上下マスク部)に
は、前記センター部の信号を元のアスペクト比に戻した
場合に補償を行う高精細用情報にオフセット直流成分を
加算してマスク状態として多重して、前記センター部及
び上下マスク部の信号をテレビジョン方式で伝送する装
置において、前記センター部と上下マスク部の境界近傍
の前記センター部の走査線信号であって、前記センター
部の上下中心となる位置から離れるに従って前記走査線
信号のレベルを前記直流成分のレベルに近付けるように
制御する手段を備えるものである。
【0025】
【作用】上記の手段により、上下マスク部の映像信号と
センター部の映像信号の直流レベルは互いの境界付近
で、次第に近付くレベルであるために、急激な輝度の変
化が現れず、フリッカーが生じることがなくなる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0027】図1はこの発明の一実施例による伝送装置
を示している。従来の画像伝送装置(図5に示す)と異
なる部分は、上下マスク部とセンター部の境界付近の信
号に対するレベル制御機能が設けられている点である。
従って、従来の装置と同じ部分には同一符号を付し、異
なる部分を中心に説明する。即ち、この実施例では、イ
ンターレース変換回路54の輝度信号出力端子とスイッ
チ70の入力端子との間に係数器77が設けられてお
り、Y信号のレベルを制御できるようになっている。
【0028】係数器77には、係数発生器76から係数
kが与えられる。係数には複数が用意されており、例え
ば図2に示すような係数(1/2、1/3等)が斜線で
示す走査ラインに対して与えられる。図2は、縦方向に
画面の垂直方向、横方向へ時間(フィールド)方向を示
している。この係数発生器76の係数出力タイミング
は、カウンタ75により制御される。カウンタ75は、
フィールド周期のパルス(1/2)fv でリセットさ
れ、水平パルスfH をカウントし、上下マスク部とセン
ター部の境界の走査線を識別する。上記のようにインタ
ーレースの信号の場合、境界の走査線位置は、フィール
ド毎に上下方向にずれている。従って、係数kとして
は、センター部及びマスク部を画面正面から平均化して
みた場合マスク部に近い走査線に対しては1/3、マス
ク部から遠い走査線に対しては2/3の係数が掛けられ
る。これにより、センター部の輝度は、境界付近でマス
ク部のレベルに次第に近付くようにレベル制御されるこ
とになり、現行受像機で再生した場合にフリッカが生じ
ることはない。
【0029】図3は、上記のように伝送されてくる信号
をデコードする回路構成である。このデコーダは基本的
には、図6のものと変わりはないが、センター部とマス
ク部の境界近傍の走査線がレベル制御を受けているの
で、もとのレベルに戻してやる必要がある。従って、輝
度レベル復帰機能が設けられているので、この部分を中
心に説明する。即ち、この実施例では、スイッチ85と
順次走査変換回路82との間に係数器112が設けられ
ており、Y信号のレベルを制御可能となっている。係数
器112に与えられる係数は、係数発生器111から出
力され、この係数発生器111の係数出力タイミング
は、カウンタ110により制御されている。カウンタ1
10は、フィールド周期のパルス(1/2)fv でリセ
ットされ、水平パルスfH をカウントし、上下マスク部
とセンター部の境界の走査線を識別している。従って、
図2で示した係数により制御された走査線を元のレベル
に戻すように3倍、あるいは3/2倍すれば、従来と同
様にワイドアスペクトの画面をデコードすることができ
る。他の動作は、図6で説明した通りである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、レター
ボックス方式による伝送信号を現行のテレビジョン受像
機で受信し映出しても、上下マスク部とセンター部の境
界近傍でフリッカーが生じるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路ブロック図。
【図2】図1の回路動作を説明するために示した走査線
構造図。
【図3】図1の回路によりエンコードされてくる画像信
号を処理するデコーダの回路ブロック図。
【図4】レターボックス方式の原理説明図。
【図5】従来のレターボックス方式のエンコーダを示す
回路ブロック図。
【図6】従来のレターボックス方式のデコーダを示す回
路ブロック図。
【図7】レターボックス方式により伝送された画像信号
を現行受像機で映出したときの画面説明図と走査線構造
図。
【符号の説明】
50…マトリックス回路、51…順次走査変換回路、5
2…垂直低域通過フィルタ、53…走査線数変換回路、
54…インターレース変換回路、55…NTSCエンコ
ーダ、57…垂直高域通過フィルタ、58…周波数シフ
ト回路、59…走査線数変換回路、60…水平低域通過
フィルタ、62…垂直低域通過フィルタ、63…走査線
数変換回路、64…水平帯域通過フィルタ、65…周波
数シフト回路、66…1/60秒遅延回路、67…加算
器、68…スイッチ、69…1/2レートダウン回路、
70…スイッチ、71…加算器、72…ライン並び替え
回路、73…加算器、75…カウンタ、76…係数発生
器、77…係数器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画面(第1のアスペクト比)の大
    きさに設定された映像信号を、これよりは縦横の比が小
    さい第2の画面(第2のアスペクト比)の上下中央(セ
    ンター部)に納まるように変換し、前記センター部の上
    下に生じる余裕部分(上下マスク部)には、前記センタ
    ー部の信号を元のアスペクト比に戻した場合に補償を行
    う高精細用情報にオフセット直流成分を加算してマスク
    状態として多重して、前記センター部及び上下マスク部
    の信号をテレビジョン方式で伝送する装置において、 前記センター部と上下マスク部の境界近傍の前記センタ
    ー部の走査線信号であって、前記センター部の上下中心
    となる位置から離れるに従って前記走査線信号のレベル
    を前記直流成分のレベルに近付けるように制御する手段
    を具備したことを特徴とする画像伝送装置。
JP3320376A 1991-12-04 1991-12-04 画像伝送装置 Pending JPH05161119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384151B2 (en) 2004-03-10 2008-06-10 Seiko Epson Corporation Projector

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US7384151B2 (en) 2004-03-10 2008-06-10 Seiko Epson Corporation Projector

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