JPH01229587A - 動画処理装置 - Google Patents

動画処理装置

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JPH01229587A
JPH01229587A JP63056844A JP5684488A JPH01229587A JP H01229587 A JPH01229587 A JP H01229587A JP 63056844 A JP63056844 A JP 63056844A JP 5684488 A JP5684488 A JP 5684488A JP H01229587 A JPH01229587 A JP H01229587A
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JP
Japan
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signal
circuit
signals
area
field
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JP63056844A
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Kiyoyuki Kawai
清幸 川井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明はNTSC方式のカラーテレビジョン放送シス
テムと両立性を保ちながら、このシステムにおける本来
のカラーテレビジョン信号とは別のカラーテレビジョン
信号を本来のカラーテレビジョン信号に多重して伝送す
る際の動き適応処理に好適な動画処理装置に関する。
(従来の技術) カラーテレビジョン放送方式の1つであるNTSC方式
は、白黒テレビジョン放送と両立性を有し、かつカラー
テレビジョン放送方式として充分なパフォーマンスをも
つ優れた方式であるといえる。これは、日本、米国等で
実施された実績をみてらいえる。
ところで、NTSC方式の画質は、その長い壓史におい
て、送信側および受信側両者の不断の努力の結果、実施
当初よりも大幅に改善されている。
しかし、このNTSC方式においては、近年の大画面デ
イスプレィの昔反らあり、より一層の画質の向上がtl
!座れている。
NTSC方式の画質向上実現の方法として、I D T
 V (Inproved  Definition 
 Te1evision>と呼ばれる方法かある。この
方法は、伝送されてくるN T S C方式のカラーテ
レビジョン信号(以下、NTSC信号と記す)を受信側
で余すことなく活用することにより、画質の向上を図る
ものである、このIDTVは、従来のアナログ技術のも
とでは実施できなかったものであるが、近年のデジタル
技術の進歩により実施可能となったものである。このI
 DTVによれば、従来のアナログ方式に比べ、画質を
かなり向上させることができる。
しかし、このIDTVは、NTSC方式を前提とするも
のであるため、改善可能な画質の上限は、NTSC方式
の規格によって制限される。ここで、方式上の上限項目
としては、 (1)画面の横纒比(アスペクト比) (2)水平解像度330Tv本 か挙げられる。
(1)のアスペクト比は、現行では4:3であるが、ユ
ーザによって5:3または6:3といった比が好まれて
いることが知られている(日本放送出版協会発行の放送
方式(編者二日本放送協会))の第80頁参照)。
なお、高精細テレビジョン放送方式(HighDefi
nition  Te1evision)では、16:
9のアスペクト比が採用される可能性がある(CCIR
Report801−2)。
(2)の水平解像度に関しては、N T S C方式で
は、4.2MHzと規定されているため、330Tv本
が限度である。一方、垂直解像度は、有効走査線数(4
80本)から考えて、オーバースキャン等のマージンを
みても45OTV本が可能である。したがって現段階で
は、水平、垂直のバランス上、水平解像度の向上が望ま
れる。
上述した2項目の改善を図り、現行のテレビジョン受@
機との両立を保つ方式の例として、例えば、Josep
h L、LoCicero  ”A Couatibl
e Hioh−Definition televis
ion Systell(SLSC)withChro
ninance and Aspect Ratio 
Inouruvenents”5WPTE Journ
al 、 Hay  1985がある。以下、この5L
SC方式について述べる。
第14図に5LSC方式のスペクトル図を示す。
この第14図において、0〜4.2MHzの信号が現行
のテレビジョン受@機との両立性を保つための信号であ
る。4.9〜to、IMHzの信号は、アスペクト比の
拡大と輝度9色度の解像度の拡大のためにつかわれる付
加信号である。したがって、この5LSC方式において
は、1局分の信号を2チャンネル分の帯域を使って伝送
しており、一方のチャンネルでは、基本的に現行のテレ
ビジョン放送信号に近いものを、他方のチャンネルでは
、画質改善のための付加信号を送るようになっている。
このような構成によれば、現行のテレビジョン受像機で
受信するチャンネルでは、付加信号が含まれないため、
妨害に関しては両立性が高いと考えられる。しかし、1
局当り2つのチャンネルを専有するため、効率的ではな
い、特に、国内のようにチャンネル割当てが限界に近い
状況では、実施に因数が予想される。また、局内や局間
伝送を考えた場合、現行のテレビジョン放送機器は、1
0MHzに及ぶ帯域をもっていないので、全て新規に設
備投資する必要がある。
以上から1チヤンネルの帯域内での伝送を図ることが好
ましい、しかも、ベースバンド4.2MH2付近で付加
信号を多重化することができれば、ビデオテープレコー
ダや送信機等の現行のテレビジョン放送機器との両立性
も図ることができる。
ベースバンドの4.2MHz付近へ付加信号を多重化す
る方法の1つとして、T、Fukinuki et。
Extended Definition TV Fu
lly COIpatiblewith Existi
ng 5tandards ”  IEEE Tr、o
nCoinunication Vol、COH−32
NO,8,August 1984による方法がある。
この方法は、NTSC方式において、静画の場合に、未
使用のスペクトル領域に輝度のデイテール成分(約4〜
6MH2の信号で、以下、輝度高域信号と記す)YHを
多重化するものである。ここで、未使用領域としては、
第15図の垂直−時間方向のスペクトル図において、第
1.第3象限の領域が使われる。なお、図において、C
は色差信号である。
ところで、この方法は、静画の場合にのみ適用可能であ
り、動画の場合は適用不可能である。これは、動画の場
合には、スペクトルが時間方向へ広がり、本来のNTS
C信号と付加信号(輝度高域信号Y、)が重なるため、
受信側で両信号を分離することができなくなるからであ
る。
輝度高域信号Y、は、静画には有効であるから、上記方
法が静画時のみしか付加信号を伝送することができない
としても、静画の解像度の向上という目的は達成するこ
とができる。
しかし、付加信号としてアスペクト比を拡大するための
信号を伝送する場合は、付加信号を静画の場合のみなら
ず動画の場合も送らなければならない、したがって、静
画の場合しか付加信号を伝送することができない上記付
加信号多重方式は、アスペクト比を拡大するための付加
信号の伝送には利用することができない。
この問題を解決するために、現行のNTSC信号の動き
の成分を制限することが考えられるが、このようにする
と、副作用として動きの不自然さが発生する確立が高く
、既存のテレビジョン受像機との両立性が損われる。
また、輝度高域信号Y、は、一般の自然画の場合、直流
成分に比べてはるかにレベルが小さいため、多重付加し
ても現行のテレビジョン受像機への妨害は少ない、これ
に対し、アスペクト比を拡大するための付加信号を伝送
する場合は、レベルの高い直流成分から高域成分まで伝
送しなければならず、現行のNTSC信号への妨害が問
題となる。この間Uを解決するためには、付加信号の伝
送レベルを下げればよいが、このようにすると、受信再
生時の信号対雑音比が劣化するという本質的な間Uが新
たに生じてしまう。
以上述べたように、ベースバンドの4.2MHz以内に
アスペクト比を拡大するための付加信号を多重するには
、 ■動画、静画にかかわらず、付加信号を伝送することが
できること ■現行のテレビジョン受像機への妨害が少なく、かつ付
加信号の受信再生時の信号対雑音比(S/N比)を確保
することができること という条件を満足しなけらばならない、しかし、現在の
ところこの2つの条件を満足することができる方式は開
発されていない。
(発明が解決しようとする課Iり 以上述べたように、NTSC方式のカラーテレビジョン
放送方式との両立性を有する従来の付加情報信号化カラ
ーテレビジョン伝送装!においては、放送1チヤンネル
(6MHz)さらにはベースバンド(4,2M)lz)
の帯域内で寸前情報用のカラーテレビジョン信号を伝送
することができるが、これは静画の場合や高域成分のみ
を伝送する場合に限られ、動画の場合や低域成分を送る
場合は、付加信号を伝送することができなかった。
この発明は上記問題のうち、特に、■の開祖を解決する
のに寄与することができる動画処理袋!を提供すること
を目的とする。
〔発明の構成] (課Uを解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明は、2:1インター
レース走査構造のカラーテレビジョン信号の各フレーム
を形成する第1.第2のフィールドの信号のiiA幅の
絶対値を、これら2つのフィールド間で大小比較し、f
RI!が小と判定されたフィールドの信号をその判定が
なされた領域で削除するようにしたものである。
(作用) 上記構成によれば、2つのフィールド間でのi幅の絶対
値の大小比較の結果、′#幅が小と判定された領域は1
画柄が動く画像プログラム領域において、国柄が動いた
後の領域といえる。この領域は、視覚に対する寄与度が
低く、その信号を削除しても、画質の劣化は生じない、
一方、この領域の信号を削除することにより、NTSC
信号の垂直空間周波数スペクトルの変化を抑さえること
ができる。これにより、動画であるがために、NTSC
信号の垂直空間周波数スペクトルが変化し、このNTS
C信号が予め定めた付加信号の多重領域に混入してしま
うのを防ぐことができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図である
。ここで、この第1図を説明する前にこの発明が適用さ
れる付加信号多重化カラーテレビジョン信号伝送装置の
一例を第2図乃至第6図を参照しながら説明する。
第2図において、11はカラーテレビジョン信号の入力
端子である。この信号は、アスペクト比16:9、走査
線数525本、フレーム周波数60Hzの順次走査(ノ
ンインターレース)信号である0図面では、このような
ノンインクレース信号を526/60というような表わ
し方をする。
この信号は、Yで表わされる輝度信号とI、Qで表わさ
れる色差信号からなる。
入力端子11に供給された信号は、画面分割フィルタ1
2に供給される。この画面分割フィルタ12は、入力信
号を第3図の画面Fのセンタ部F1に対応する部分とサ
イド部F2に対応する部分に分割する。ここで、画面セ
ンタ部F1のアスペクト比は4:3に設定されている。
画面分割フィルタ12から出力される画面センタ部F1
の信号(以下、センタ信号と記す)は、時間伸長回路1
3に供給され、時間軸を5/4倍に伸長される。一方、
画面サイド部F2の信号(以下、サイド信号と記す)は
、時間伸長回路14で4倍に伸長される。第4図に時間
伸長の様子を示す、インターレース換算の有効水平走査
期間53 usの内、画面センタ部F1には4211m
が割当てられ、画面サイド部F2には11 usが割当
てられる。この関係は、 (42+11): 42x (3/4)=5 : 3に
あり、基本的には、アスペクト比5;3に対応するが、
通常のテレビジョン受@機においては、オーバースキャ
ンを伴うので、約6%のオーバースキャンを前提とすれ
ば、16:9のアスペクト比にも対応することができる
。以降、第4図の関係に基づいたパラメータで説明する
が、オーバースキャンを許容したくなければ、以降の説
明のパラメータを若干変更すればよい。
センタ信号は、5/4倍に時間伸長される結果、その帯
域が0〜10MHzとなる。この時間伸長されたセンタ
信号のうち、輝度信号Yは輝度高域分離回路15に供給
される。この輝度高域分離回路15は、入力信号を8〜
10MHzの輝度高域信号Y8とO〜8MH2の輝度低
域信号YLに分離する。
輝度高域信号Y8は、レベル変換回路16でレベルを抑
圧された後、Y、エンコーダ17で多重化に適した信号
に変換される。一方、輝度低域信号YLは、動き適応プ
リ処理回路18で、輝度高域信号Y8およびサイド信号
との多重に適した信号にするためのプリ処理を受けた後
、NTSCエンコーダ19に供給される。このとき、輝
度低域成分YLのスペクトルは、第5図(a)に示すよ
うな領域に制限されている。
時間伸長回路13から出力されるセンタ信号のうち、色
度信号I、Qは、色差帯域fil@フィルタ20でNT
SC規格にあった帯域に制限された後、N T S C
エンコーダ19に供給される。そして、このNTSCエ
ンコーダ19により、輝度低域信号YLとともに、NT
SC方式のカラーテレビジョン信号に変換された後、加
算回路21に供給される。
一方、サイド信号は、時間伸長回路14で4倍に時間伸
長され、帯域2.2MH2の信号とされる。
この時間伸長されたサイド信号は時分割色多重回路22
に供給される。この時分割色多重回路22は、色度信号
I、Qを0.25MHzに帯域制限した後、線順次多重
する。さらに、この線順次多重信号と輝度信号Yとを時
分割多重することにより、第6図に示す信号を得る。こ
の場合、色度信号工。
Qの振幅は通常の1.33 (110,75)@に設定
されている。これにより〜受信側でのS/N比の改善を
図ることができる。
時分割色多重回路22の出力は、帯域圧縮回路23によ
り、1/30[秒]当り、垂直方向は525/4 [C
,P、h]、水平方向は1 [MH2]の帯域まで圧縮
される。この圧縮出力は、レベル変換回路24によりレ
ベルを抑圧された後、サイド情報エンコーダ25により
、多重に適した信号に変換される。この変換信号のスペ
クトルは、第5図(a)、(b)の斜線を付す領域に位
置し、第5図(a)に示すように、センタ信号とは、水
平、垂直スペクトル領域で分離する位置にある。
サイド情報エンコーダ25の出力は、加算回路21に供
給され、NTSCエンコーダ19の出力と加算される。
この加算出力は、加算回路26によりYHエンコーダ1
7から出力される輝度高域信号YHと加算される。この
加算出力が送信信号となる。
では、第1図に戻り、一実施例の構成および動作を詳細
に説明する。なお、第1図は第2図に示めす動き適応処
理回路18の構成を示めすもので。
この発明の動画処理装置は、動画処理回路7aによって
構成される。
この第1図に於いて、入力端子1aには、先の第1図に
示す輝度高域分離回路15から0〜8MH2の帯域をも
つ輝度低域信号YLが供給される。
この輝度低域信号YLは、第5図(a)の斜線部類域を
通過帯域外とする水平・垂直の2次元ローパスフィルタ
(以下、ローパスフィルタをLPFと記す)2aに供給
され、斜め高域成分を削除される。この斜め高域成分は
、視覚に対する寄与度が少ないため、削除しても画質の
劣化にはほとんど影響を与えない。
2次元LPF2aの出力は、水平HPF3aに供給され
、4〜8MHzの高域成分が取り出される。
この4〜8MH7の高域成分が動き適応プリ処理に洪さ
れる。すなわち、この4〜8MH2成分は、静画処理回
路4aおよびノンインターレース/インターレース(以
下、N I N T / I N Tと記す)変換回路
6aに供給される。静画処理回路4aは、第7図に示す
ように、入力信号を1フレ一ム分遅延するフレーム遅延
回路1bを有し、このフレーム遅延回路1bの入出力信
号の和を加算回路2bでとり、この加算回路2bの出力
信号を1/2係数回f12bで1/2にするようになっ
ている。これにより、1/2係数回路3bからは、2フ
レ一ム分の画像信号(この場合、1/30秒間隔の画像
信号)の平均出力が得られる。
この平均出力は、NINT/INT変換回路5aに供給
され、インターレース信号に変換される。このN I 
N T / I N T変換回路5aは、第8図に示す
ように、ライン分配回路ICを有し、このライン分配回
路ICにより、1フレ一ム分の信号を奇数ラインと偶数
ラインの信号に振分ける。
そして、一方のラインの信号をフィールド遅延回路2c
により遅延し、これと他方のラインの信号とをスイッチ
回n3cによりフィールド切替え信号に従って択一的に
選択することにより、インターレース信号を得るように
なっている。ここで、スイッチ回路3Cの出力信号は、
インターレース信号の信号形態となっているが、1フレ
一ム分の情報が2フイールドに分けて伝送されているた
め、その2フイールド閏には、動き成分が全くない。
したがって、動きがある場合に発生するいわゆるインタ
ーレース折り返しによる垂直高域成分の発生がないので
、付加信号へのタロストークの心配がない。
上記水平HPF3aの出力が供給される上記NINT/
INT変換回路6aは、あるフレームでは、525本の
走査線の信号のうち、偶数ラインの信号を削除し、連続
する次のフレームでは、奇数ラインの信号を削除するこ
とにより、走査線変換を行なう、したがって、この場合
は連続する2フレ一ム間で、動き成分は保存されている
NINT/INT変換回路6aの出力は動画処理回路7
aにより所定の動画処理を受けた後、上記切替え回路8
aに供給される。この切替え回路8aはN INT/I
 NT変換回路5aの出力と動画処理回路7aの出力の
いずれか一方を選択するものであるが、その制御は、動
き折返し検出回路9aによってなされる。この動き折返
し検出回路9aは、NI NT/INT変換回路6aの
出力信号に動きによる折返し成分があるときは、動画処
理回路7aの出力が選択されるように切替え回路8aを
制御し、折返し成分がないときは、NINT/INT処
理回路5aの出力が選択されるように切替え回路8aを
制御する。
なお、動画処理回路7aと動き折返し検出回路9aの詳
細については後述する。
上記2次元LPF2aから出力される0〜8MHzの成
分のうち、0〜4MH2の成分は、減算回路10aによ
って、水平HPF3aの入出力を減算処理することによ
り取り出され、NINT/INT変換回路11aにより
インターレース信号に変換される。この変換処理は、先
のN I NT/INT変換回路6aの変換処理と同じ
である。
このNINT/INT変換回路11aの出力と切替え回
Fl@ 8 aの出力は、加算回路12aで加算される
このような適応的動作を用いるのは次のような理由によ
る。
動きに関しては、同一の信号をフィールド繰返しで伝送
するので、1フレーム(1/30秒)内の連続する2フ
イ一ルド間では静画として扱うことができる。しかし、
このような手法では、動きに関しては、劣化要因ともな
る。これを第9図を参照しながら説明する。同図は長方
形の国柄が横方向(左から右)に、一定速度で動いてい
る状態を示す、第9図(a)は原信号を示し、nフィー
ルドからn+3フイールドまで滑らかに動きが表現され
ている。第9図(b)は、上述したフィールド繰返しの
場合を示す、この第9図(b)によれば、動き重心に対
し、エツジ部が左右に振れる様子がわかる。このような
動きの連続性に対する表示の不連続さは、視覚上、モー
ション・ジャーキネスと呼ばれるぎくしゃくした不自然
な動きとして認識される0例えば、宮原誠「動画像に対
する視覚特性と画質の関係およびそのテレビ信号帯域圧
縮への応用J NHK技術研究、昭50年、第27巻、
第4号、第141頁乃至大171頁においても報告され
ているように、上述したフィールド繰返しは動きの滑ら
かさという点で、視覚特性上許容範囲が狭い。
そこで、この実施例では、2フイ一ルド間での動き幅が
大きくなると、第10図(a>に示すように、1フレー
ム内の連続する2つのフィールドのうち、一方のフィー
ルドに関して輝度信号Yを削除する。すなわち、動き領
域では、局所的にフィールド間引き伝送とする。したが
って、動き領域は、30Hzフリツカの要因となるが、
第10図(a)に破線で示す領域は、いわゆるアンカバ
ードバックグランドと呼ばれる動いた後に残された部分
であり、画質上あまり有用な部分ではないため、視覚上
劣化はほとんどない、第10図(b)に示すように、受
信側では、輝度信号Yが削除されて付加信号のみf!畳
されているフィールドを用いて再生することができる。
第11図はこの発明の特徴をなす第1図の動画処理回路
7aの具体的構成の一例を示す回路図である。
この第11図において、第1図のNINT/INT変換
回路6aの出力信号は、1ライン遅延回路1dおよび加
算回路2dに供給される。加算回路2dは、1ライン遅
延回路1dの入出力信号を加算する。この加算出力は、
1/2係数回路3dにより振幅を1/2にされ、2ライ
ン分の信号の平均信号となる。
1/2係数回路3dから出力される画素ごとに2ライン
平均信号と後述するフィールド遅延回路10dの出力と
は絶対値大小比較回路4dにより振幅の絶対値の大小比
較がなされる。これにより、連続する2フイールドの信
号のうち、信号とじてより有意なものが判定される。こ
の判定信号はメジイアンフィルタ5dに供給され、孤立
点的な雑音成分が除かれる。この雑音成分が除かれた判
定信号とこれをライン遅延回路6dで12イン分遅延し
たものとは、オア回路7dで合成され、2ライン分連続
する判定信号とされる。ここでは、フィールド遅延回路
10dの出力がライン平均信号よりも振幅が大きく有意
信号と判定された時、スイッチ回路9dをオフにして、
第2フイールドの情報を削除する。すなわち、第10図
(a)に破線で示したn+1フィールドの領域を削除す
る。
これは、インターレース走査構造の第2フイールドの情
報を削除してフィールド間引きを行なうための判定を行
なっている。
次に以上の処理と全く同様に、フィールド遅延回路10
dの出力信号の2ライン平均信号をライン遅延回路li
d、加算回路12d、1/2係数回路13dで得る。そ
して、この2ライン平均信号とフィールド遅延回路10
dの入力信号とから絶対値大小比較回路14d、メディ
アンフィルタ15d、ライン遅延回路16d、オア回路
17dにより2ライン分連続する判定信号を得る。そし
て、フィールド遅延回路10dの入力信号の方が2ライ
ン平均信号より振幅が大きく、有意信号と判定されたと
き、スイッチ回路19dがオフとされ、第1フイールド
の情報を削除するフィールド間引きがなされる。これは
、第10図(a)のnフィールドの破線部を削除したこ
とになる。
以上の動画処理は、1フレ一ム単位で行われるため、フ
ィールド遅延回路10dの出力に第1フイールドの信号
が現われ、入力に第2フイールドの信号が現われる1フ
イ一ルド期間のみ、スイッチ回路8d、18dがオンと
なって上述したような動作がなされる。
以上の処理により、1フレーム内の第1フイールドと第
2フイールドのどちらかのフィールドに有意情報があっ
たとき、他方のフィールドの隣接する上下2ラインでは
、輝度信号Yが削除され、局所的にフィールド間引き状
態が得られる。この信号は、動き領域では、フィールド
繰返しを禁止してフィールド間引きとして処理されるの
で、動きの滑らかさを損うことがない。
第12図は第1図の動き折返し検出回路9aの具体的構
成を示す回路図である。
この第12図において、第1図のN I NT/INT
変換回路6aから出力されるインターレース信号は、フ
ィールド遅延回路1eを用いて第1゜第2の各フィール
ドの信号が同時に水平・垂直の2次元HPF2e、3e
に供給される。この2次元HPF2e、3eは第4図の
斜線部を通過帯域としてもつ、この領域の成分は、第1
図の水平・垂直の2次元HPF2aで削除されているの
で、本来なら存在しないものである。しかし、第1図の
場合、この削除の後に、N I NT/INT変換回路
6aで走査線変換がなされる。その結果、動画の場合、
この走査線変換により、第4図の斜線部に折返し成分が
発生する。この折返し成分が2次元HPF2e、3eに
より抽出される。ここで、この折返し成分を抽出するの
に、同じ特性をもつ2次元HPFを2つ用いているのは
、その後の信号処理において信号を処理する場合、信号
構造として第1.第2フイールドによる信号構造を用い
る方が便利であるからである。すなわち、第1゜第2の
フィールド間では、ラインオフセットの関係があり、信
号の重心が1ライン分ずれているため、それぞれに対応
して2つの2次元HPF2e。
3eを用いているわけである。ここでは、2次元HPF
2eの出力の信号構造を第1のフィールドの信号構造、
2次元HPF3eの出力の信号構造を第2のフィールド
の信号構造として用いるために、2次元HPF2e、3
eの出力のうち、2次元HPF3eの出力のみをフィー
ルド遅延回路4eで1フイ一ルド期間遅延した後、両者
をスイッチ回路5eで交互に選択するようにしている。
−第12図の動作の特徴は、1フレームを形成する第1
.第2のフィールド間の動作にあり、フレーム間の動作
は行なわない。
スイッチ回路5eの出力は、インターレース構造を持っ
ている。この信号は、絶対値回路6eで絶対値を取られ
た後、非線形回路7eで折返し成分検出信号に変換され
る。この変換出力は、メデイアンフィルタ8eで孤立的
な雑音成分を除かれた後、第6図の切替え回路8eに供
給される。
第13図に受信側の処理ブロックを示す。
この第13図において、41は受信信号が供給される入
力端子である。この入力端子41に供給された受信信号
は、NTSCデコーダ42により輝度信号Yと色差信号
I、Qに復号される。この実施例では、付加信号は全て
輝度IN域へ含まれるため、NTSCデコーダ42の輝
度信号出力には、付加信号が含まれていることになる。
このなめ、NTSCデコーダ42の輝度信号出力は、Y
、デコーダ43およびサイド情報デコーダ44の両デコ
ーダに供給され、復号される。但し、第13図において
は、説明を簡単にするため、NTSCデコーダ42、)
′8デコーダ43、サイド情報デコーダ44を分離した
形で示しており、センタ信号はけ加信号を含んだままの
処理となっているから、付加応報に妨害が若干残る。し
たがって、実際のテレビジョン受像機としては、NTS
Cデコーダ42、Y、デコーダ43、サイド情報デコー
ダ44の信号分離回路が一体として動作し、各デコーダ
42.43.44に不必要な信号が入力されないように
構成されている。
YHデコーダ43で復号された4〜5MHzの輝度高域
信号Y8は、センタ信号の輝度低域信号YLと加算回F
#I45で加算される。これにより、0〜5MH2の帯
域をもつ輝度信号Yが得られる。
この輝度信号Yは時間圧縮回路46で415倍に時間圧
縮され、0〜6.25MHzの帯域をもつようになる。
この時間圧縮信号は、ノンインタレース変換回路47で
走査線数525本、フレーム周波数60Hz、帯域O〜
13MHzの信号に変換される。
一方、サイド情報デコーダ44で復号されたサイド信号
は、時間圧縮回路48で1/4倍に時間圧縮される。こ
れにより、走査線数525本、フレーム周波数60Hz
、帯域0〜8MH2の信号が得られる。
この時間圧縮されたサイド信号とインクレース変換回路
47から出力されるセンタ信号とは画面合成回路4つで
合成され、16:9という大きなアスペクト比をもつ信
号に変換される。この画面合成回路49から出力される
輝度信号Y、色差信号I、Qは逆マトリクス回路50に
より、R,G。
Bの原色信号に変換され、表示に供される。
以上詳述したこの実施例によれば、動画の場合でも、サ
イド信号をセンタ信号と重なることなく、かつ、ベース
バンド帯域内で伝送することができる。
これは、1フレーム内の連続する第1、第2のフィール
ドの画像信号の振幅の絶対値の大小比較を行い、有意な
大小比較がなされたとき、小と判定された方のフィール
ドの信号をその判定がなされた領域でのみ、削除するよ
うにしたためである。
すなわち、2つのフィールド間でのgA幅の絶対値の大
小比較の結果、振幅が小と判定された領域は。
国柄が動く画像プログラム領域において、国柄が動いた
後の領域といえる。この領域は、視覚に対する寄与度が
低く、その信号を削除しても、画質の劣化は生じない、
一方、この領域の信号を削除することにより、NTSC
信号の垂直空間周波数スペクトルの変化を抑さえること
ができ、第1図の水平HPF3a出抽された4〜8MH
zの成分が第4図に斜線で示めすサイド信号の多重領域
に混入するのを防ぐことができる。これにより、動画と
き出も、サイド信号の伝送が可能となる。
なお、2フイールドに1回フィールド間引き伝送を行え
ば、等価的に半分の情報を伝送すればよく、伝送路の有
効活用を図ることができる。しかし、フィールド間引き
により、本来の1/60秒おきの画像が1/30秒おき
となり、フリッカ状の画質の劣化が生じるなめ、全画面
のフィールド間引きは因数である。
したがって、この実施例のような部分的なフィールド間
引きは非常に有効である。
以上この発明の一実施例を詳細に説明したが、この発明
は、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々様々変
形実施可能のことは勿論である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、動画ときでも本来
のNTSC信号の混入を招くことなく、付加信号を伝送
す・ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回F1図、第
2図はこの発明が適用される1寸加信号多重化テレビジ
ョン信号伝送装置の構成を示す回路図、第3図乃至第6
図は第2図の動作を説明するための図、第7図は第1図
に示す静画処理回路の具体体構成の一例を示す回路図、
第8図は第1図に示すN I N T/ I N T変
換回路の具体的構成の一例を示す回路図、第9図および
第10図は第1図の動作を説明するための図、第11図
は第1図°に示すこの発明の特徴をなす動画処理回路の
具体的構成の一例を示す回路図、第12図は第1図に示
す動き折返し検出回路の具体的構成の一例を示す回路図
、第13図は付加信号多重化テレビジョン信号受信装置
の構成を示す回路図、第14図および第15図はそれぞ
れ従来の伝送方式の異なる例を説明するための図である
。 18・・・動き適応プリ処理回路、 ld、6d、lid、16d・・・ライン遅延回路、2
d、12d・・・加算回路、3d、13d・・・1/2
係数回路、4d、14d・・・絶対値回路、5d、15
d・・・メデイアンフィルタ、7d、17d・・・オア
回路、8d、9d、18d。 19d・・・スイッチ回路。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3図 第4図 第7図 1C

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 2:1インターレース走査構造のカラーテレビジョン信
    号の各フレームを形成する第1、第2のフィールドの信
    号の振幅の絶対値を大小比較する大小比較手段と、 この大小比較手段によって振幅の絶対値が小と判定され
    たフィールドの信号をその判定領域で削除する削除手段
    とを具備したことを特徴とする動画処理装置。
JP63056844A 1988-03-10 1988-03-10 動画処理装置 Pending JPH01229587A (ja)

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