JPH05161085A - 映像再生装置 - Google Patents

映像再生装置

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JPH05161085A
JPH05161085A JP3324742A JP32474291A JPH05161085A JP H05161085 A JPH05161085 A JP H05161085A JP 3324742 A JP3324742 A JP 3324742A JP 32474291 A JP32474291 A JP 32474291A JP H05161085 A JPH05161085 A JP H05161085A
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猛士 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モニタ手段の規模の大小に応じてユーザが見
易いように文字等の特定パターンの寸法・精細度を自動
選択する。 【構成】 モニタ手段がEVFのようにその寸法,精細
度共に小規模な図1(B)に示すようなモニタ画面上
で、文字等の特定パターン42aをユーザが見易い大き
さに設定した場合、このままの重畳比率で寸法,精細度
共に大規模な外部モニタ表示装置に適用すると、図1
(A)に示すように文字等の特定パターンが大きくなり
過ぎて見づらくなる。そこで、文字等の特定パターンの
寸法・精細度をモニタ手段の規模の大小に応じて自動選
択できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像再生装置、詳しくは
撮影月日等を表わす文字等の特定パターンを再生画面の
一部に表示する(以下、オンスクリーン表示と呼称す
る)映像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像再生装置のモニタ手段におけ
るオンスクリーン表示の一例を図8によって説明する
と、山岳等をバックにして人物が撮像されている再生画
面43上に、出力映像信号に重畳されるべき例えば撮影
月日を示す文字等の特定パターン43aが映像とスーパ
ーインポーズされてオンスクリーン表示されている。
【0003】この種モニタ手段としては、映像記録装置
(TVカメラ,電子スチルカメラ等)に組込まれた、従
って外形寸法や画素数等の規模の小さいEVF(電子ビ
ューファインダ)から、外部に単独で設置され画像情報
を拡大してモニタ表示することのできる、従って外形寸
法や精細度つまり画素数等の規模の大きい外部モニタ表
示用まで各種存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオンスクリーン表示においては、図1(B)に示す
ように、EVFのような外形寸法が小さく、画素数の少
ないモニタ手段の画面42上に、文字等の特定パターン
42aを見易い大きさでキャラクタ表示させるために
は、個々のキャラクタの大きさをある程度大きく表示し
ないと、読み取りづらいものになってしまう。
【0005】ところがこの状態のままで、外部出力端子
に接続された外形寸法が大きく、画素数の多い外部モニ
タ表示装置の再生画面41上に、文字等の特定パターン
41aをオンスクリーン表示しようとすると、図1
(A)に示すように、文字等の特定パターン41aが大
きくなり過ぎて見苦しくなってしまう。更にキャラクタ
表示が大きくなると、それだけ再生画面を構成する本来
の映像情報が失われてしまう。
【0006】反対に、図9(A)に示すように、外形寸
法や画素数等の規模の大きい外部モニタ表示装置の表示
画面44にマッチするように文字等の特定パターン44
aの大きさを設定すると、今度はEVF等にオンスクリ
ーン表示しようとしたとき、図9(B)に示すように、
再生画面45上の文字等の特定パターン45aが小さく
なり過ぎて読みずらくなってしまう。
【0007】この問題は、例えば実開昭61−1366
77号公報においても指摘されている通り、年月日等の
キャラクタ表示をEVF上で視認しつつ設定・変更しよ
うとする際等に極めて顕著なものとなる。上記公報にて
提案された技術は、このようなキャラクタ表示の設定・
変更の操作時に限ってキャラクタの拡大表示を行なうよ
うにしたものである。しかしながらこの技術は、本来的
に当該モニタ手段の規模に応じて表示キャラクタサイズ
の適正化を計ろうとするものではなく、上述の問題点が
解消できるものではない。
【0008】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、適用されるモニタ手段の規模の大小に応じて、文字
等の特定パターンの寸法・精細度をユーザが見易いよう
に自動的選択でき、且つ上記特定パターンのオンスクリ
ーン表示による本来の画像表示の一部欠落を必要最低減
に抑えられる映像再生装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の映像
再生装置は、適用されるモニタ手段の規模を認識するた
めの第1手段と、上記第1手段による認識に応じて当該
出力映像信号に重畳されるべき文字等の特定パターンの
寸法・精細度を選択的に適用することを可能ならしめる
ための第2手段と、を具備してなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図2は、本発明に係る映像再生装置1の外観斜視図
で、その前側面部には撮像光学系の撮像レンズ10aと
測距,測光センサ2と内蔵ストロボ発光部9とが、上側
面部にはシャッタ釦3とパワースイッチ8とLCD(液
晶)表示部7と表示モード切換えスイッチ4とが、また
図における右側面部にはフロッピーディスク挿入口5と
フロッピーディスクを挿脱するイジェクト釦6とが、更
に背面側部にEVF26がそれぞれ配設されている。
【0011】図3は、本発明の第1実施例を示す映像再
生装置のブロック構成図で、符号10は撮像光学系、1
1はCCD等よりなる撮像回路、13は外部からの画像
信号を入力するための外部入力端子、12はこの外部入
力端子13からの画像信号と撮像回路11からの画像信
号とのうちから一方を選択して出力するための入力切換
え回路、14はこの入力切換え回路12を介して得られ
る画像信号を周波数変調するFM変調回路、15はこの
FM変調回路14の変調出力とDPSK(差動位相変調
方式)変調回路16の変調出力を混合する混合器、17
はこの混合器15の出力を磁気ディスク20に記録する
ために必要な信号レベルの記録信号に変換する記録回
路、19は磁気ディスク20に対して記録・読み出しを
行う記録・再生ヘッド、18は記録回路17の出力を記
録・再生ヘッド19に供給し、記録・再生ヘッド19の
読み出し出力を再生回路21に供給する記録・再生切換
えスイッチである。
【0012】符号22は再生回路21より出力された再
生信号をFM復調するFM復調回路、23は再生信号を
DPSK復調するDPSK復調回路、24はFM復調回
路22の出力をプロセス処理して、輝度信号(Y)とク
ロマ信号(C)よりなるビデオ信号化する再生プロセス
回路、28は文字等の特定パターンを発生するキャラク
タジェネレータ、25は再生プロセス回路24の出力と
キャラクタジェネレータ28の出力を合成するスーパー
インポーズ回路、26はこのスーパーインポーズ回路2
5の出力をモニタ表示するEVF、27はスーパーイン
ポーズ回路25からの出力を外部モニタ表示装置等に供
給するための外部出力端子である。
【0013】符号29は記録・再生ヘッド19をシーク
するヘッドアクセス機構、30は記録媒体である磁気デ
ィスク20を回転駆動するモータ、31はこのモータ3
0を駆動するスピンドルモータ駆動回路、7は各種モー
ド表示や状態表示等を行うための表示部、34は映像再
生装置1を操作するための各種スイッチ類で構成される
操作部、33は上記各構成要素の動作シーケンスを司る
システムコントローラである。
【0014】符号4は、出力映像信号に重畳されるべき
文字等の特定パターンの寸法・精細度を選択する表示モ
ード切換えスイッチである。そして、適用されるモニタ
手段の規模を認識するための第1手段が、上記表示モー
ド切換えスイッチ4のオン・オフ状態を認識するため
の、上記システムコントローラ33内の該当機能部で構
成されている。また、上記第1手段による認識に応じて
当該出力映像信号に重畳されるべき文字等の特定パター
ンの寸法・精細度を選択的に適用することを可能ならし
めるための第2手段が、上記システムコントローラ33
で構成されている。
【0015】このように構成されたこの第1実施例にお
けるモニタ手段の規模の大小に応じた表示モード切換え
動作を、図4のフローチャートに基づいて説明する。こ
のフローがスタートすると、システムコントローラ33
はまず表示モード切換えスイッチ4の確認を行い(ステ
ップS1)、表示モード切換えスイッチ4が小規模のモ
ニタ手段つまりEVFに対応した“EVF表示モード”
に設定されていれば(ステップS2)、システムコント
ローラ33からのソフトによる操作で、文字等の特定パ
ターンの大きさを画面サイズに対して比較的大きく表示
する“EVF表示モード”でオンスクリーン表示する
(ステップS3)。一方大規模のモニタ手段例えば外部
モニタ表示装置に対応する表示モードなら、システムコ
ントローラ33からのソフト操作により文字等の特定パ
ターンの大きさを画面サイズに対して比較的小さく表示
する“ディスプレイ表示モード”を選択する(ステップ
S4)。
【0016】この第1実施例によれば、システムコント
ローラ33からのソフト操作により、モニタ手段の規模
の大小に応じ、文字等の特定パターンの画面サイズに対
する大きさの比率を、小規模のモニタ手段に対応する
“EVF表示モード”と、大規模のモニタ手段に対応す
る“ディスプレイ表示モード”とに切換えるようにした
ので、モニタ画面の左上隅部に通常表示される、出力映
像信号に重畳されるべき文字等の特定パターンをユーザ
が視認する際、非常に見易くなる。
【0017】換言すれば、画素の少ないEVF等で再生
するときには、表示キャラクタが画面サイズに対して相
対的に大きいEVF表示モードで再生するので、文字等
の特定パターンが小さすぎて見にくいといったことがな
い。また、画素の多い外部モニタ等で再生するときに
は、表示キャラクタが相対的に小さいディスプレイ表示
モードで再生するので、画面サイズに対して文字等の特
定パターンが大きすぎて見にくいということがなくな
り、特定パターンが大きすぎることによる本来の画像情
報が失われるといったことがなくなる。
【0018】図5は、この第1実施例の変形例のブロッ
ク構成図で、この変形例が上記第1実施例と大きく異な
る点は、キャラクタジェネレータを表示モード毎に各別
に設けるようにしたことで、この点を除けば上記第1実
施例と異なるところがないので、同じ構成部材には同じ
符号を付してその説明を省略し、異なる部材についての
み以下に説明する。
【0019】図5において、キャラクタジェネレータ2
8AはEVF表示モード専用で、キャラクタジェネレー
タ28Bは、外部モニタ用のディスプレイ表示モード専
用になっている。そして、各ジェネレータ28A,28
Bの出力は、各別のスーパーインポーズ回路25A,2
5Bを介し、EVF26と外部出力端子27にそれぞれ
各別に供給される。
【0020】この変形例によれば、上記第1実施例で必
要とした表示モード切換えスイッチ4が不要になり操作
性が向上する。
【0021】図6は、本発明の第2実施例を示す映像再
生装置におけるモニタ手段の規模の大小に応じた表示モ
ード切換え動作のフローチャートで、モニタ手段の規模
を第1手段で認識するのに、上記第1実施例では、表示
モード切換えスイッチ4の状態を監視することにより行
っていたのに対し、この第2実施例では外部出力端子2
7に外部モニタが接続されているか否かにより行ってい
る。この点を除けば、ハード面の構成等上記第1実施例
と異なるところがない。
【0022】即ち、システムコントローラ33は外部接
続端子27に外部モニタが接続されているか否かをチェ
ックし(ステップS11)、外部接続端子27に外部モ
ニタが接続されていればディスプレイ表示モードに(ス
テップS12,S13)、接続されていなければEVF
表示モードに(ステップS12,S14)それぞれ設定
する。
【0023】図7は、本発明の第3実施例を示す映像再
生装置における表示モード切換え動作のフローチャート
で、この第3実施例が上記第1実施例と大きく異なる点
は、モニタ手段の規模を第1手段で認識するのに、表示
モード切換えスイッチ4の状態監視に代え、記録モード
か再生モードかのモード確認により行うようにしたこと
で、この点を除けば、ハード面の構成等上記第1実施例
と異なるところがない。
【0024】図7において、システムコントローラ33
は記録/再生モードの確認を行い(ステップS21)、
記録モードならEVF表示モードに(ステップS22,
S23)、再生モードならディスプレイ表示モードに
(ステップS22,S24)、それぞれ設定する。これ
は、記録モード時には、通常撮影者がファインダを覗い
て、EVFでモニタしながら撮影しているのに対し、再
生モード時には画素数の多い外部モニタ表示装置で撮影
記録をゆっくり観賞することが多いからである。上記各
実施例における映像再生装置は、カメラを始めとして、
オンスクリーン表示可能な外部出力端子を有する映像出
力機器、例えばポータブルデッキ等におけるその外部映
像出力のオンスクリーン表示に適用することができる。
即ち上記各実施例のように、2種類の表示モードを持つ
ことにより、外部にどのような機器が接続されても常に
見易いオンスクリーン表示が可能になる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第1
手段によってモニタ手段の規模を認識し、この認識に応
じて第2手段により出力映像信号に重畳されるべき文字
等の特定パターンの寸法・精細度を選択できるようにし
たので、モニタ手段の規模の大小に応じて文字等の特定
パターンの寸法・精細度をユーザが見易いように自動選
択でき、且つ上記特定パターンのオンスクリーン表示に
よる本来の画像表示の一部欠落を必要最低減に抑えられ
るという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】映像再生装置における再生画面と文字等の特定
パターンのオンスクリーン表示を説明する図で、(B)
は特定パターンを見易い大きさでEVF上に、(A)は
(B)と同じ比率で外部モニタ表示装置上に、それぞれ
表示した場合。
【図2】本発明に係る映像再生装置の外観斜視図。
【図3】本発明の第1実施例を示す映像再生装置のブロ
ック構成図。
【図4】上記第1実施例における表示モード切換え動作
のフローチャート。
【図5】上記第1実施例の変形例のブロック構成図。
【図6】本発明の第2実施例における表示モード切換え
動作のフローチャート。
【図7】本発明の第3実施例における表示モード切換え
動作のフローチャート。
【図8】従来の映像再生装置における文字等の特定パタ
ーンの画面中における配置を説明する図。
【図9】(A)は文字等の特定パターンを見易い大きさ
で外部モニタ表示装置上に、(B)は上記(A)と同じ
比率でEVF上に、それぞれオンスクリーン表示した
図。
【符号の説明】
1 ……映像再生装置 26……EVF(モニタ手段) 33……システムコントローラ(第1手段、第2手段) 41a,42a,43a,44a…文字等の特定パター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適用されるモニタ手段の規模を認識する
    ための第1手段と、 上記第1手段による認識に応じて当該出力映像信号に重
    畳されるべき文字等の特定パターンの寸法・精細度を選
    択的に適用することを可能ならしめるための第2手段
    と、 を具備してなることを特徴とする映像再生装置。
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