JPH0715640A

JPH0715640A - カメラ

Info

Publication number: JPH0715640A
Application number: JP6122148A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Suzuki; 猛士鈴木
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1994-06-03
Filing date: 1994-06-03
Publication date: 1995-01-17

Abstract

(57)【要約】【目的】フォーマットされた記録媒体を電子スチルカメ
ラに使用する場合に、該フォーマット形式が該カメラの
システムに適合したものであるか否かを判別できるカメ
ラを提供すること。【構成】記録動作モードおよび再生動作モードを選択
的に設定可能なカメラであって、同カメラが記録動作モ
ードおよび再生動作モードの何れに設定されているかに
依存せず、適用された情報記録媒体１０がこのカメラに
適合する態様でのフォーマッティングがされているか否
かを弁別し、適合する態様でのフォーマッティングがさ
れていないことを弁別したときにはその旨の表示を発す
る手段１９を備えたことを特徴とするカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、特に、記録媒
体を有するカメラに関する。

【０００２】

【従来の技術】電子スチルカメラの記録媒体に汎用性の
ある概念、たとえば、コンピュータ等で使用しているフ
ロッピーディスクドライブ，ハードディスクドライブお
よびＩＣメモリカードドライブ等を適用することを考え
た場合、該記録媒体をどのような形式でフォーマット
（初期化）するかという問題点が生じてくる。

【０００３】なぜなら、このようなフォーマットとして
は、現在、さまざまな種類の方式が知られており、それ
ぞれ異なった形態を有しているからである。さらに、記
録媒体をフォーマットする際には、使用者は、何れの方
式を採用するかを認識する必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子スチルカメラにおいては、記録媒体をフォーマット
する際には、特に、方式の判別をせずに自動的に該動作
を行っていた。このように、自動的にフォーマット動作
を行う方法は、たとえばパソコン等との互換性を考えた
ときに不具合が生じる虞がある。

【０００５】さらに、上記フォーマットされた記録媒体
を電子スチルカメラに使用したときに、該フォーマット
形式が該カメラのシステムに適合したものであるか否か
を判別する必要が生じてくる。

【０００６】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、フォーマットされた記録媒体を電子スチルカメ
ラに使用する場合に、該フォーマット形式が該カメラの
システムに適合したものであるか否かを判別できるカメ
ラを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、記録動作モー
ドおよび再生動作モードを選択的に設定可能なカメラで
あって、同カメラが記録動作モードおよび再生動作モー
ドの何れに設定されているかに依存せず、適用された情
報記録媒体がこのカメラに適合する態様でのフォーマッ
ティングがされているか否かを弁別し、適合する態様で
のフォーマッティングがされていないことを弁別したと
きにはその旨の表示を発する手段を備えたことを特徴と
するカメラである。

【０００８】

【作用】本発明では、適用された情報記録媒体がこのカ
メラに適合する態様でのフォーマッティングがされてい
るか否かが弁別され、適合する態様でのフォーマッティ
ングがされていないことを弁別したときにはその旨の表
示が発せられる。

【０００９】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。

【００１０】図１ないし図４は、ある１例のカメラの構
成を示したものである。

【００１１】ある１例の電子スチルカメラはＩＣメモリ
カードを記録媒体としたものであり、その構成を信号の
流れに沿って図１を参照して説明する。

【００１２】光学系１を介して入射した被写体の光学像
は、その結像面に配設されたＣＣＤ等で構成される撮像
系２によってアナログの電気信号に変換される。この撮
像系２から出力された撮像信号は、クランプ回路３によ
ってＤＣレベルを一定に保たれた後、アナログ／ディジ
タル変換回路（以下、Ａ／Ｄ変換回路と略記する。）４
によってディジタル信号に変換され、フレームメモリ６
に書き込まれて一時的に保管される。

【００１３】フレームメモリ６への書き込みが全て終わ
ると、次に、メモリコントローラ５のコントロールによ
りフレームメモリ６からデータを読み出して、離散型コ
サイン変換回路（以下、ＤＣＴと略記する。また、図中
では、ＤＣＴ／ＩＤＣＴと記載する。）７においてデー
タ圧縮に必要なデータ変換を行い、コーダ／デコーダ８
へ出力する。このコーダ／デコーダ８のコーダ部では、
圧縮処理を施すために必要な各種のデータやテーブルが
書き込まれている補助メモリ９を参照しながら、該映像
データを圧縮処理する。そして、圧縮されたデータは、
データバス２０を通って該電子スチルカメラに着脱可能
に取り付けられた情報記録媒体たるＩＣメモリカード１
０に書き込まれる。

【００１４】次に、上述のように記録した映像データを
再生する場合の信号の流れに沿って、該電子スチルカメ
ラについての説明を続ける。

【００１５】上記ＩＣメモリカード１０から読み出され
たデータは、データバス２０を通ってコーダ／デコーダ
８に入力され、該コーダ／デコーダ８のデコーダ部にお
いて上記圧縮処理されたデータを元に戻す伸長処理が施
される。この伸長されたデータは、ＤＣＴ回路７におい
て逆ＤＣＴ処理されてフレームメモリ６に書き込まれ
る。全てのデータの伸長処理が終了すると、今度はフレ
ームメモリ６からデータがメモリコントローラ５のコン
トロールによって読み出されて、その出力がディジタル
プロセス１１によって例えばＮＴＳＣに準拠したビデオ
信号に変換処理される。そして、Ｄ／Ａ（ディジタル／
アナログ）変換回路１２によってアナログ信号に変換さ
れて、バッファ１３により例えば７５Ωインピーダンス
整合をとられた後に、電子ビューファインダ（以下、Ｅ
ＶＦと略記する。）１４において撮影者に観察可能に画
像が再生される。そしてこれと同時に、該ビデオ信号は
外部への映像出力端子１５へ出力されるようになってい
る。

【００１６】該電子スチルカメラは、これら構成要素の
他に、日付けや時刻等の文字情報を生成して画面上にオ
ンスクリーン表示を行うキャラクタジェネレータ１６
と、後述する各種の動作モード等を表示する表示部１７
と、各種の操作を行う操作部１８とを有していて、上述
の各構成要素は、システムコントローラ１９により制御
されるようになっている。

【００１７】次に、ストロボ・測光制御系について説明
する。

【００１８】測光系２３は、上記システムコントローラ
１９の制御の基に、上記撮像系２，内部ストロボ２１お
よび図示しない外部ストロボを駆動制御するようになっ
ている。

【００１９】すなわち、該測光系２３は、上記システム
コントローラ１９により制御されて、上記内部ストロボ
２１における各発光モード、たとえば、ＡＵＴＯ（自動
発光），ＦＩＬＬ−ＩＮ（強制発光）の発光制御を行う
ようになっている。また、後述するように、カメラ本体
外部面に配設された外部ストロボ端子２２に図示しない
外部ストロボが接続された際には、該外部ストロボの発
光制御をすべく、上記内部ストロボ２１を発光禁止させ
て、上記外部ストロボ端子２２より制御信号を送出する
ようになっている。

【００２０】一方、上記測光系２３は、たとえば、赤外
線センサー等の測光センサを備えており、上記システム
コントローラ１９により制御されて上記撮像系２におけ
るＣＣＤシャッタを駆動制御する信号を演算し、該撮像
系２に対して送出するようになっている。

【００２１】なお、上記ＩＣメモリカード１０等の記録
媒体に記録するときには、パソコン上で認識可能なフォ
ーマット（例えば、具体的にはＤＯＳフォーマット）に
変換して記録するようになっている。

【００２２】次に、上記操作部１８について詳述する。

【００２３】図２および図３は、本例の電子スチルカメ
ラにおける操作部１８を示しており、図２は、該カメラ
の上面図、また、図３は、同カメラにおける接眼部より
見た一測面図である。

【００２４】図に示すように、該カメラ本体上面の中央
部には、上述した表示部１７（図１参照）に相当するＬ
ＣＤ表示部４８が配設されており、後述する各操作等の
表示がなされるようになっている。該ＬＣＤ表示部４８
の一測方には、ＺＯＯＭスイッチＴ３１，Ｗ３２が配設
されている。これらのスイッチは、それぞれテレモー
ド，ワイドモードのズームスイッチである、また、上記
ＺＯＯＭスイッチＴ３１，Ｗ３２の図中、下方にはアッ
プスイッチ（ＵＰスイッチ）３３，ダウンスイッチ（Ｄ
ＯＷＮスイッチ）３４が配設されている。これらのスイ
ッチ３３，３４は、該カメラが記録モード時にあるとき
には、モードの調整（たとえばホワイトバランスの微調
整，シャッタースピードの変更，露出補正値の変更，パ
ワーフォーカスのフォーカシング等）に使用され、ま
た、再生モード時およびＶＩＥＷモード時には、コマ送
り、コマ戻しに使用されるようになっている。

【００２５】次に、上記ＬＣＤ表示部４８の下方に配設
されている各操作スイッチ群の機能について説明する。

【００２６】図中、ＷＢスイッチ３５は、記録モード時
に、ホワイトバランスモードの変更に使用される。ＶＩ
ＥＷＥＲＡＳＥスイッチ３６は、記録モード時には、
押している間だけ直前に記録された画像が再生され、再
生モード時には、コマ消去スイッチとして使用される。
＋／−スイッチ３７は、記録モード時に、露出モードの
変更に使用される。ＦＯＣＵＳスイッチ３８は、記録モ
ード時に、オートフォーカスあるいはパワーフォーカス
のフォーカスモードの変更に使用される。

【００２７】ＳＴスイッチ３９は、記録モード時に、ス
トロボモードの変更に使用される。ＰＩＣＴＵＲＥスイ
ッチ４０は、記録モード時に、色合い等の変更に使用さ
れる。ＤＲＩＶＥスイッチ４１は、記録モード時には、
記録スピードモードの変更に使用され、再生モード時に
は、再生スピードの変更に使用される。ＭＯＤＥスイッ
チ４２は、記録モード時に、圧縮モードの変更に使用さ
れる。ＴＩＭＥスイッチ４３は、時刻の設定に使用され
る。ＰＯＷＥＲスイッチ４４は、本例のカメラのパワー
オン・オフ操作に使用される。トリガスイッチ４５は、
撮影動作を指示するのに使用される。

【００２８】上記各操作スイッチ群のさらに下方の、カ
メラ本体縁部には、記録モードと再生モードの切り換
え、または、画像伝送時の送信モードと受信モードとの
切り換えに使用するＣＡＭＥＲＡ／ＰＬＡＹ切換えスイ
ッチ４６と、記録モード時に、フルオート撮影モードと
マニュアル撮影モードとの切り換え、または、該カメラ
を伝送モードに設定するためのＡＵＴＯ／マニュアル切
換えスイッチ４７とが配設されている。また、カメラ本
体の手前側側面には、該カメラのファインダーである、
ＥＶＦ４９が配設されている。

【００２９】一方、カメラ本体の前方面には、上記内部
ストロボ２１（図１参照）が配設されていて、上述した
ように、システムコントローラ１９に制御された測光系
２３によって各種の発光制御がなされるようになってい
る。さらに、カメラ本体の一側面前方には、上記外部ス
トロボ端子２２（図１参照）が配設されており、該端子
２２に図示しない外部ストロボが接続されるようになっ
ている。

【００３０】次に、本例の記録動作を図４に示すフロー
チャートを参照して説明する。

【００３１】記録動作が開始されると（ステップＳ
１）、まず、上記ＳＴスイッチ３９によって設定された
ストロボモードが、現在どのモードに設定されているか
を判別する（ステップＳ２）。すなわち、ＡＵＴＯ（自
動発光）モード，ＦＩＬＬ−ＩＮ（強制発光）モード，
ＯＦＦ（内部ストロボ発光禁止）モードの内、何れが設
定されているかを判別する。そして、ＡＵＴＯ（自動発
光）モード，ＦＩＬＬ−ＩＮ（強制発光）モードが設定
されているときには、上記内部ストロボ２１を使用する
ように上記システムコントローラ１９で制御し（ステッ
プＳ３）、ＯＦＦ（内部ストロボ発光禁止）モードが設
定されているときには、上記内部ストロボ２１の動作を
禁止して、上記外部ストロボ端子２２に外部ストロボ
（図示せず）が接続されていれば、該外部ストロボ端子
２２より制御信号を出力する（ステップＳ4 ）。

【００３２】その後、撮像処理動作（ステップＳ５）、
記録処理動作（ステップＳ６）を行い記録動作が完了す
る。

【００３３】すなわち、上述したＡＵＴＯモードやＦＩ
ＬＬ−ＩＮモードが選択されているときは、該内部スト
ロボの使用を許可して該内部ストロボを使用しての撮影
を可能とする。また、ＯＦＦモードが選択されて、か
つ、外部ストロボ端子に外部ストロボが接続されている
ときには、該外部ストロボのみの発光制御を行う。さら
に、上記ＯＦＦモードが選択されて、かつ、外部ストロ
ボが接続されていないときは、単なる上記内部ストロボ
のオフ動作モードとして発光制御は行われない。

【００３４】このような例によると、使用者はストロボ
撮影を行うときに、内部ストロボを使用する場合と外部
ストロボを使用する場合とで、特に意識せずに自然に撮
影操作を行うことが可能となる。

【００３５】すなわち、外部ストロボが接続されている
ときには、該外部ストロボのみでの撮影することを前提
とするので、上記内部ストロボの光はかえって邪魔にな
るが、本例では、上記内部ストロボの発光を禁止させた
うえで該外部ストロボの発光制御を行うようにしている
ので、このような不具合は生じない。また、外部ストロ
ボを使用しない（外部ストロボ端子に何も接続されてい
ない）のであれば、上記ＯＦＦモードは単なる内部スト
ロボのオフ動作モードとなるので、たとえば、従来のよ
うに外部ストロボモード（ＥＸＴモード）を設けるより
も、無駄なモードを無くすことができ、かつ使用者にも
わかりやすいスイッチ操作を提供することが可能となっ
ている。

【００３６】ところで、本出願人はさきに、電子スチル
カメラにおいて直前に記録した画像をワンタッチで再生
できるレックビュー機能を具備した技術手段を提案し
た。

【００３７】このレックビュー機能は、たとえばＶＩＥ
Ｗスイッチ等の所定スイッチを押している間だけ以前に
記録した画像が再生される機能である。しかしながら、
該技術手段では、直前に記録した画像のみが再生可能と
なっているので、たとえば連写機能を使用したときなど
は最後の一枚しか確認できなかった。

【００３８】そこで、本出願人は、係る点を解消した技
術手段を新たに提案する次第である。以下、該技術手段
について説明する。

【００３９】この技術手段は、記録動作モードが設定さ
れている状態での１回の操作に応じて、少なくとも同操
作がなされる直前の記録動作により記録された画像の再
生を行うためのレック・レビュー操作部を備えたカメラ
であって、このカメラが記録動作モードに設定されてい
る状態での上記レック・レビュー操作部への当初の操作
より後のタイミングでされた他の操作に応動して、該当
初の操作の直前の記録動作により記録された画像以外の
画像を切換選択して再生可能にするための手段を備えた
ことを特徴とする。

【００４０】以下、上記技術手段の応用した電子スチル
カメラについて説明する。

【００４１】該電子スチルカメラは、基本的な構成は上
記図１ないし図３に示すカメラと同様な構成を有してお
り、上記図２に示すスイッチ群における役割および動作
の一部が異なるものである。

【００４２】以下、該技術手段の動作について図５に示
すフローチャートを参照して説明する。なお、このフロ
ーチャートは、カメラ全体に動作のうち、レック・レビ
ュー動作のみを示している。

【００４３】記録動作が終了された後（ステップＳ２
１）、上記ＶＩＥＷＥＲＡＳＥスイッチ３６（図２参
照）が押圧されることでオンされると（ステップＳ２
２）、直前に記録された画像がモニタ再生される（ステ
ップＳ２３）。この後、上記ＶＩＥＷＥＲＡＳＥスイ
ッチ３６を押圧しながら、さらに、上記ＤＯＷＮスイッ
チ３４が押圧されると（ステップＳ２４）、上記直前に
記録された画像以前の画像がコマ戻しされながらモニタ
に再生される（ステップＳ２５）。一方、上記ＶＩＥＷ
ＥＲＡＳＥスイッチ３６を押圧しながら、さらに、上
記ＵＰスイッチ３３が押圧されると（ステップＳ２
６）、上記直前に記録された画像以前の画像がコマ送り
されながらモニタ再生される（ステップＳ２７）。ま
た、上記ステップＳ２２において、上記ＶＩＥＷＥＲ
ＡＳＥスイッチ３６が押圧されないときは、メインルー
チンにリターンして該ＶＩＥＷＥＲＡＳＥスイッチ３
６の押圧動作待機状態となる。

【００４４】すなわち、所定スイッチ（この応用例にお
いてはＶＩＥＷＥＲＡＳＥスイッチ３６）を押してい
る間は、直前の画像の再生を可能にすると共に、該ＶＩ
ＥＷＥＲＡＳＥスイッチ３６を押しながらＵＰスイッチ
３３またはＤＯＷＮスイッチ３４を押す毎にコマ送りあ
るいはコマ戻しができるようになっている。

【００４５】このような応用例によると、連写やインタ
ーバル撮影などの連続記録された画像に対しても、撮影
開始直後の画像等のすべての画像を簡単に確認すること
が可能となる。

【００４６】次に、本発明にかかるカメラの一実施例を
説明する。

【００４７】本実施例の電子スチルカメラは、基本的な
構成は上記図１ないし図３に示すカメラと同様な構成を
有しており、情報記録媒体としてのＩＣメモリカードを
装着可能となっている。該カメラは、装着された該ＩＣ
メモリカードを独自の形式によりフォーマットする機能
を有していると共に、上記ＩＣメモリカードが装着され
た際に、該ＩＣメモリカードがフォーマッティングされ
ているか否かを弁別する弁別手段と、未フォーマット時
には、その旨を表示する表示手段とを有している。な
お、この弁別手段は、本実施例では、システムコントロ
ーラ１９等によりソフトウェア的に実現している。

【００４８】以下、本実施例の動作について図６に示す
フローチャートを参照して説明する。なお、このフロー
チャートは、カメラ全体に動作のうち、上記ＩＣメモリ
カードが装着された際の動作のみを示している。

【００４９】カメラの動作状態にある場合において（ス
テップＳ１１）、上述したＩＣメモリカードが装着され
ると（ステップＳ１２）、該ＩＣメモリカードがフォー
マッティングされているか否かを弁別する（ステップＳ
１３）。ここで、該ＩＣメモリカードが未フォーマット
であるならば、未フォーマットであることを上記図２に
示すＬＣＤ表示部４８において警告し（ステップＳ１
７）、当該カメラによるフォーマットを許可する（ステ
ップＳ１８）

【００５０】一方、上記ステップＳ１３において、装着
されたＩＣメモリカードがすでに何等かのフォーマット
が成されていた場合には、当該カメラにおけるフォーマ
ットと同等な形式か否かを弁別し（ステップＳ１４）、
同フォーマットであるならば、記録・再生動作の許可を
行う（ステップＳ１５）。また、当該フォーマットとは
異なる別システムによる形式であるならば、このこと
を、上記ＬＣＤ表示部４８において警告する（ステップ
Ｓ１９）。

【００５１】また、上記ステップＳ１２において、ＩＣ
メモリカードが装着されていないときは、該ＩＣメモリ
カードの非装着を警告して（ステップＳ１９）、終了す
る（ステップＳ２０）。

【００５２】なお、上記実施例では、各警告の表示手段
としてＬＣＤ表示部を例に挙げたが、これに限ることな
く、たとえば、音響等を発する手段、または、オンスク
リーン表示により警告動作を行ってもよい。

【００５３】上述のカメラにおいては、上記弁別機能で
の弁別結果が不適合であると判断されたときに、たとえ
ばＬＣＤ表示部で警告を与えることによって、使用者に
注意を与えることができる。さらに、当該カメラシステ
ムに適合するか否かだけでなく、不適合ならばどのよう
に不適合なのか、たとえば、未フォーマットなのか、別
のシステム用にフォーマットされているのか等を表示す
ることによって、使用者によりわかりやすく提示するこ
とが可能となっており、またデータの保護にも役立つ。

【００５４】さらに、通常、情報記録媒体のフォーマッ
トはデータの保護という意味から再生モードまたは特別
のモード（ＥＲＡＳＥモード等）でのみ行えるようにな
っているが、上記弁別手段で未フォーマットと判別され
たときのみにおいて記録モードでもフォーマットを可能
とすることによって、使用者に使いやすいシステムを提
供することができる。すなわち、未フォーマットの記録
媒体の場合、データの保護という意味では注意する必要
はないので記録モードでフォーマットしても支障はな
い。

【００５５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用する記録媒体がすでに何等かのフォーマットが成され
ていた場合には、当該カメラにおけるフォーマットと同
等な形式か否かを弁別できる。その結果例えば、同フォ
ーマットであるならば、記録・再生動作の許可を行うこ
とが出来、異なるフォーマットであれば、例えば警告を
発することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】カメラの一例の構成を示すブロック図である。

【図２】上記例のカメラを示す外観上面図である。

【図３】上記例のカメラを手前側から見た外観側面図で
ある。

【図４】上記例のカメラの主要動作を示すフローチャー
トである。

【図５】上記図１ないし図３に示すカメラにおけるレッ
ク・レビュー機能を説明するフローチャートである。

【図６】上記図１ないし図３に示す、本発明の一実施例
にかかるカメラにおけるＩＣメモリカードが装着された
際の動作を説明するフローチャートである。

【符号の説明】

１光学系２撮像系３クランプ回路４アナログ／ディジタル変換回路５メモリーコントロール６フレームメモリ７ＤＣＴ回路８コーダ／デコーダ回路９補助メモリ１０ＩＣメモリカード１１ディジタルプロセス１２ディジタル／アナログ変換回路１３インピーダンス変換バッファ１４ＥＶＦ１５外部モニタ端子１６キャラクタジェネレータ１７表示部１８操作部１９システムコントローラ２０データバス２１ストロボ２２外部ストロボ端子２３測光系４８ＬＣＤ表示部３３アップスイッチ３４ダウンスイッチ３６ＶＩＥＷＥＲＡＳＥスイッチ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】記録動作モードおよび再生動作モードを
選択的に設定可能なカメラであって、同カメラが記録動
作モードおよび再生動作モードの何かに設定されている
かに依存せず、適用された情報記録媒体がこのカメラに
適合する態様でのフォーマッティングがされているか否
かを弁別し、適合する態様でのフォーマッティングがさ
れていないことを弁別したときにはその旨の表示を発す
る手段を備えたことを特徴とするカメラ。