JPH05160605A - 高周波回路部品 - Google Patents

高周波回路部品

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JPH05160605A
JPH05160605A JP3324772A JP32477291A JPH05160605A JP H05160605 A JPH05160605 A JP H05160605A JP 3324772 A JP3324772 A JP 3324772A JP 32477291 A JP32477291 A JP 32477291A JP H05160605 A JPH05160605 A JP H05160605A
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JP
Japan
Prior art keywords
ground electrode
electrode
land portion
substrate
via hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP3324772A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujiki
康裕 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアホールとストリップライン電極とにイ
ンピーダンスの不整合が生じるのを防止できる高周波回
路部品を提供することを目的とする。 【構成】 グランド電極10bにおけるバイアホール用
ランド部11cと対向する部分を除去して非電極部10
cを形成し、グランド電極14bにおけるバイアホール
用ランド部13cと対向する部分を除去して非電極部1
4cを形成し、且つ、中継ランド部12cとその同一平
面上に形成されているグランド電極12bとのギャップ
Cを所定幅とすることで、ランド部11c,13c,1
2cとグランド電極10b,14b,12bとによる容
量結合を回避或いは軽減するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ディレーライ
ン、カップラー、或いは、RFモジュールなどに利用さ
れ、多層構造を採る高周波回路部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多層回路の層間接続には、バ
イアホールが用いられており、多層回路とした高周波回
路部品についても同様に、ストリップラインで形成され
る高周波信号線路をバイアホールで接続することが考え
られる。例えば、図4に示すように、誘電体基板50a
上にグランド電極50bが形成されたグランド電極基板
50と、誘電体基板51a上にストリップライン電極5
1bが形成されたライン基板51と、誘電体基板52a
上にグランド電極52bが形成されたグランド電極基板
52と、誘電体基板53a上にストリップライン電極5
3bが形成されたライン基板53と、誘電体基板54a
上にグランド電極54bが形成されたグランド電極基板
54と、保護基板55とを積層して成る高周波回路部品
において、図5にも示すように、ライン基板51のラン
ド部51cから、ライン基板53上に形成されているラ
ンド部53cに至るまで、これらライン基板51・53
に挟まれたグランド電極基板52上でそのグランド電極
52bと電気的に断たれて形成された中継ランド部52
cを介し、バイアホール56・57にて層間接続を行う
ことが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
積層体構造を採ると、上記のランド部51cとグランド
電極50bとの間で、及び、ランド部53cとグランド
電極54bとの間で、それぞれ容量結合が生じることに
なり、また、中継ランド部52cとグランド電極52b
との間でも容量結合が生じ、この容量結合によるシャン
ト容量の影響を受けて、バイアホール56・57とスト
リップライン電極51b・53bとにインピーダンスの
不整合が生じ、信号の反射などが生じて高周波回路部品
の品質を低下させることになる。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑み、バイアホー
ルとストリップライン電極とにインピーダンスの不整合
が生じるのを防止して品質の向上を図ることができる高
周波回路部品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高周波回路
部品は、上記の課題を解決するために、ストリップライ
ン電極基板とグランド電極基板とが交互に積層され、ス
トリップライン電極のバイアホール用ランド部から他の
ストリップライン電極基板上に形成されているストリッ
プライン電極のバイアホール用ランド部に至るまで、こ
れらストリップライン電極基板に挟まれて位置するグラ
ンド電極基板上でそのグランド電極と電気的に断たれて
形成された中継ランド部を介しバイアホールにて層間接
続して成る高周波回路部品において、前記ランド部とグ
ランド電極とによる容量結合を回避或いは軽減すべく、
前記のグランド電極における前記バイアホール用ランド
部と対向する部分が除去されると共に、前記中継ランド
部とその同一平面上に形成されているグランド電極との
ギャップが所定幅に設定されていることを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、ランド部とグランド電極
との容量結合が回避或いは軽減されるので、バイアホー
ルとストリップライン電極とのインピーダンスを整合さ
せることができ、信号の反射などが生じるのを防止して
高周波回路部品の品質を向上させることができる。ま
た、このように、層間接続を良好なものとできることか
ら、高周波回路部品の積層化による小型化を促進させる
ことが可能になる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。図1は、高周波回
路部品を示した断面図であり、この高周波回路部品は、
第1のグランド電極基板10と、第1のストリップライ
ン電極基板11と、第2のグランド電極基板12と、第
2のストリップライン電極基板13と、第3のグランド
電極基板14と、保護基板15とがこの順で積層されて
成る。各基板10〜15としては、例えば、セラミック
グリーンシートが用いられ、各シートは各電極膜が形成
されたりした後に積み重ねられ焼成されて高周波回路部
品とされるので、図1において各基板10〜15の各層
間には、実際には区分線が生じることはない。また、図
2は、図1の高周波回路部品において、一点鎖線の部分
を切り出し、上記の各基板10〜14(保護基板15は
除いてある)を互いに離間させて見た斜視図である。
【0008】第1のストリップライン電極基板11、及
び、第2のストリップライン電極基板13は、セラミッ
ク基板11a、及び、セラミック基板13aの片側面上
に、ストリップライン電極11b、及び、ストリップラ
イン電極13bが各々形成されて成るものであり、スト
リップライン電極11bには、バイアホール用のランド
として、円形状のランド部11cが形成されており、ま
た、ストリップライン電極13bには、上記のランド部
11cと対応する位置に、同じくバイアホール用のラン
ドとして、円形状のランド部13cが形成されている。
また、ランド部13c下には、このランド部13cから
基板他面に至る導電部としてのバイアホール17が形成
されている。
【0009】なお、バイアホールは、図3(a)に示す
ように、例えば、セラミック基板となるグリーンシート
aに貫通穴bを形成しておき、同図(b)に示すよう
に、グリーンシートa上にストリップライン電極となる
導電ペーストcを塗布するときに、この導電ペーストc
を前記の貫通穴bに充填させることで形成することがで
きる。
【0010】第2のグランド電極基板12は、セラミッ
ク基板12aの片側面上にグランド電極12bが形成さ
れて成るものであり、前記の両ランド部11c・13c
と対応する位置には、グランド電極12bと電気的に断
たれた円形状の中継ランド部12cが形成されており、
この中継ランド部12cとグランド電極12bとの間の
ギャップCは、当該中継ランド部12cとグランド電極
12bとによる容量結合を回避或いは軽減できるような
幅に設定されている。
【0011】また、中継ランド部12c下には、このラ
ンド部12cから基板他面に至る導電部としてのバイア
ホール16が形成されており、上記のランド部11cか
らランド部13cに至るまで、上記の中継ランド部12
cとバイアホール16・17にて層間接続され、これに
よって、ストリップライン電極11bとバイアホール1
6・17とストリップライン電極13bとが一つの連続
したストリップライン電極を形成することになる。
【0012】第1のグランド電極基板10、及び、第3
のグランド電極基板14は、セラミック基板10a、及
び、セラミック基板14aの片側面上にグランド電極1
0b、及び、グランド電極14bが各々形成されて成る
ものである。また、第1のグランド電極基板10には、
グランド電極10bにおける前記ランド部11cと対向
する部分が円形状に除去されることで非電極部10cが
形成されており、同じく、第3のグランド電極基板14
には、グランド電極14bにおける前記ランド部13c
と対向する部分が円形状に除去されることで非電極部1
4cが形成されている。
【0013】以上のように、中継ランド部12cとグラ
ンド電極12bとの間のギャップCにより、当該ランド
部12cとグランド電極12bとによる容量結合が回避
或いは軽減され、また、第1のグランド電極基板10の
グランド電極10bに形成された非電極部10c、及
び、第3のグランド電極基板14のグランド電極14b
に形成された非電極部14cにより、ランド部11c・
13cとグランド電極10b・14bとの容量結合が回
避或いは軽減されるため、バイアホールとストリップラ
イン電極とのインピーダンス整合を図ることができ、信
号の反射などが生じるのを防止して高周波回路部品の品
質を向上させることができる。また、このように、バイ
アホールを用いて層間接続が良好に行えることから、高
周波回路部品の積層化による小型化を促進することがで
きる。
【0014】なお、図1の符号Dで示すバイアホール線
路長は、概ね400μm〜800μmであるが、例え
ば、2GHzの波長は約15cm(比誘電率=1の場
合)であるから、バイアホール自体の長さは波長に対し
て十分に短い。また、以上のようにインピーダンスの整
合が図られた回路は、準マイクロ波以下の周波数では、
集中定数的に扱うことができるので、当該回路は準マイ
クロ波以下の周波数でも有効に機能できる。また、整合
のとれる周波数は、理論上一つに限られるため、かかる
整合回路は、これが用いられる回路の使用周波数におい
て最良の整合が得られるように個々に設計されるのが望
ましい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バイア
ホールとストリップライン電極との間にインピーダンス
の不整合が生じるのを防止して品質の向上を図ることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての高周波回路部品の断
面図である。
【図2】図1の高周波回路部品において、一点鎖線の部
分を切り出し、各基板(保護基板は除いてある)を互い
に離間させて見た斜視図である。
【図3】バイアホール形成方法を示す説明図である。
【図4】従来の多層構造を採る高周波回路部品の断面図
である。
【図5】バイアホール用ランド部と中継ランド部とバイ
アホールとの接続関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 第1のグランド電極基板10 10c 非電極部 11 第1のストリップライン電極基板 11c バイアホール用ランド部 12 第2のグランド電極基板 12c 中継ランド部 13 第2のストリップライン電極基板 13c バイアホール用ランド部 14 第3のグランド電極基板 14c 非電極部 15 保護基板 16 バイアホール 17 バイアホール C ギャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップライン電極基板とグランド電
    極基板とが交互に積層され、ストリップライン電極のバ
    イアホール用ランド部から他のストリップライン電極基
    板上に形成されているストリップライン電極のバイアホ
    ール用ランド部に至るまで、これらストリップライン電
    極基板に挟まれて位置するグランド電極基板上でそのグ
    ランド電極と電気的に断たれて形成された中継ランド部
    を介しバイアホールにて層間接続して成る高周波回路部
    品において、 前記ランド部とグランド電極とによる容量結合を回避或
    いは軽減すべく、前記のグランド電極における前記バイ
    アホール用ランド部と対向する部分が除去されると共
    に、前記中継ランド部とその同一平面上に形成されてい
    るグランド電極とのギャップが所定幅に設定されている
    ことを特徴とする高周波回路部品。
JP3324772A 1991-12-09 1991-12-09 高周波回路部品 Pending JPH05160605A (ja)

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