JPH05160396A - Mos形電界効果トランジスタ - Google Patents
Mos形電界効果トランジスタInfo
- Publication number
- JPH05160396A JPH05160396A JP32331791A JP32331791A JPH05160396A JP H05160396 A JPH05160396 A JP H05160396A JP 32331791 A JP32331791 A JP 32331791A JP 32331791 A JP32331791 A JP 32331791A JP H05160396 A JPH05160396 A JP H05160396A
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- JP
- Japan
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- oxide
- drain
- source
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 従来のCMOSの製造工程を利用しうる簡単
な方法で酸化物電界分離領域(FOX)の幅を小さくし
能動領域の幅を拡大して、より高度な集積密度を可能に
するMOSFETを提供する。 【構成】 ソース16とドレイン16′の領域が、ゲー
ト電極14に自己整合し且つシリコン単結晶基板1中の
浅い埋設位置にある酸化物絶縁層7により抱持されて、
該酸化物絶縁層7の上にあり、チャネル領域は、その底
部が前記シリコン基板に連続している構造を有するMO
S形電界効果トランジスタ。
な方法で酸化物電界分離領域(FOX)の幅を小さくし
能動領域の幅を拡大して、より高度な集積密度を可能に
するMOSFETを提供する。 【構成】 ソース16とドレイン16′の領域が、ゲー
ト電極14に自己整合し且つシリコン単結晶基板1中の
浅い埋設位置にある酸化物絶縁層7により抱持されて、
該酸化物絶縁層7の上にあり、チャネル領域は、その底
部が前記シリコン基板に連続している構造を有するMO
S形電界効果トランジスタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体を用いるデバ
イス及びその製作方法に関し、特に集積回路に利用し得
る金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFE
T)の改良に関する。
イス及びその製作方法に関し、特に集積回路に利用し得
る金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFE
T)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体を用いる大規模集積回路(LS
I)の急速な発展と改良は、MOS型トランジスタの小
型化によって達成されている。しかし従来のLSIで
は、幾つかの制約、例えばチャネルの長さが1ミクロン
以下の短さとなる為にトランジスタとしての働きが低下
するという障害が現われている。更に、デバイスが小規
模化されるに従って、基体の表面からより浅い位置にソ
ース/ドレインを設けて接合すること及び隣接トランジ
スタ間を分離する酸化物電界分離領域(FIELDOX
IDE ISOLATION、又はFOX)をより狭く
つくることが困難になって来た。
I)の急速な発展と改良は、MOS型トランジスタの小
型化によって達成されている。しかし従来のLSIで
は、幾つかの制約、例えばチャネルの長さが1ミクロン
以下の短さとなる為にトランジスタとしての働きが低下
するという障害が現われている。更に、デバイスが小規
模化されるに従って、基体の表面からより浅い位置にソ
ース/ドレインを設けて接合すること及び隣接トランジ
スタ間を分離する酸化物電界分離領域(FIELDOX
IDE ISOLATION、又はFOX)をより狭く
つくることが困難になって来た。
【0003】上記の制約を或る程度解決する方法は、絶
縁体上のシリコンにMOSを構成する方法であり、そう
すれば能動性の素子は完全に分離層の上に形成されるの
である。[通常、これを、酸化物上の電界形成、即ち、
酸素イオンの注入(IMPLANTATION)により
埋設位置に酸化物の層をつくるという方法−SIMOX
−(酸素の注入による分離)を用い、その上にトランジ
スタを構成する方法と言われる]。これらの技術でつく
られるMOSトランジスタには、チャネル領域にバイア
スをかける為にもう1つの接点を設ける必要があるが、
もしくはそれは浮揚状態に維持することもある。後者の
場合には、トランジスタの特性は”浮揚体の効果”によ
り低下する。
縁体上のシリコンにMOSを構成する方法であり、そう
すれば能動性の素子は完全に分離層の上に形成されるの
である。[通常、これを、酸化物上の電界形成、即ち、
酸素イオンの注入(IMPLANTATION)により
埋設位置に酸化物の層をつくるという方法−SIMOX
−(酸素の注入による分離)を用い、その上にトランジ
スタを構成する方法と言われる]。これらの技術でつく
られるMOSトランジスタには、チャネル領域にバイア
スをかける為にもう1つの接点を設ける必要があるが、
もしくはそれは浮揚状態に維持することもある。後者の
場合には、トランジスタの特性は”浮揚体の効果”によ
り低下する。
【0004】図5(a)(b)は各々、バルク型のMO
SFETとSOI形のMOSFETを例示する。ここ
で、VS,VG,VD,及びVBは、それぞれソース、
ゲート、ドレイン及び基板或は基体にかけるバイアスの
電位をいう。
SFETとSOI形のMOSFETを例示する。ここ
で、VS,VG,VD,及びVBは、それぞれソース、
ゲート、ドレイン及び基板或は基体にかけるバイアスの
電位をいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5(a)に示すバル
ク型MOSFETにおける制約をまとめると、 *浅いソース/ドレイン間のPN接合が、サブミクロン
のデバイスでは要求されるので、寄生的な直列抵抗が増
加し実効コンダクタンスを低下させる。 *基体表面における高いドープ濃度が、パンチスルーを
防止する為に要求されるので、ソース/ドレイン間のP
N接合領域での寄生容量が増加し、トランジスタのスイ
ッチング速度を低下させる。 *ソース/ドレイン−基板間の広い面積が電荷の為に生
起するα粒子の蓄積を招くので、シングル・イベント・
アプセット(single event upset)に対して影響を受け
易くなり、ラジエーション・ハードネス(radiation ha
rdness)を低下させる。 *ラッチ・アップ現象が生じ易くなる。
ク型MOSFETにおける制約をまとめると、 *浅いソース/ドレイン間のPN接合が、サブミクロン
のデバイスでは要求されるので、寄生的な直列抵抗が増
加し実効コンダクタンスを低下させる。 *基体表面における高いドープ濃度が、パンチスルーを
防止する為に要求されるので、ソース/ドレイン間のP
N接合領域での寄生容量が増加し、トランジスタのスイ
ッチング速度を低下させる。 *ソース/ドレイン−基板間の広い面積が電荷の為に生
起するα粒子の蓄積を招くので、シングル・イベント・
アプセット(single event upset)に対して影響を受け
易くなり、ラジエーション・ハードネス(radiation ha
rdness)を低下させる。 *ラッチ・アップ現象が生じ易くなる。
【0006】図5(b)に示すSOI型MOSFETに
おける制約事項は、 *埋設酸化物は、非常に高品質で均一な厚さを要求され
る。 *浮揚体効果の結果(i)ドレインの破壊電位が低下す
る,(ii)単独トランジスタのラッチアップが起こり
易くなる。 *SOIを形成する操作は、標準のCMOSの製造方法
に適合し難く、高エネルギーの酸素イオンの注入を必要
とし、これはシリコン結晶に損傷を与え、特に、SIM
OX法では、エピタキシ・シリコン層への損傷、アモル
ファスシリコン層の再結晶を生起するので、結果得られ
る能動シリコン領域は結晶欠陥とそれによる性能の低下
を招くという欠点がある。
おける制約事項は、 *埋設酸化物は、非常に高品質で均一な厚さを要求され
る。 *浮揚体効果の結果(i)ドレインの破壊電位が低下す
る,(ii)単独トランジスタのラッチアップが起こり
易くなる。 *SOIを形成する操作は、標準のCMOSの製造方法
に適合し難く、高エネルギーの酸素イオンの注入を必要
とし、これはシリコン結晶に損傷を与え、特に、SIM
OX法では、エピタキシ・シリコン層への損傷、アモル
ファスシリコン層の再結晶を生起するので、結果得られ
る能動シリコン領域は結晶欠陥とそれによる性能の低下
を招くという欠点がある。
【0007】この発明は、従来のCMOSの製造工程を
利用しうる簡単な方法で酸化物電界分離領域(FOX)
の幅を小さくし能動領域の幅を拡大して、より高度な集
積密度を可能にするMOSFETを提供しようとするも
のである。
利用しうる簡単な方法で酸化物電界分離領域(FOX)
の幅を小さくし能動領域の幅を拡大して、より高度な集
積密度を可能にするMOSFETを提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、ソー
スとドレインの領域が、ゲート電極に自己整合し且つシ
リコン単結晶基板中の浅い埋設位置にある酸化物絶縁層
により抱持されて、該酸化物絶縁層の上にあり、チャネ
ル領域は、その底部が前記シリコン基板に連続している
構造を有するMOS形電界効果トランジスタが提供され
る。
スとドレインの領域が、ゲート電極に自己整合し且つシ
リコン単結晶基板中の浅い埋設位置にある酸化物絶縁層
により抱持されて、該酸化物絶縁層の上にあり、チャネ
ル領域は、その底部が前記シリコン基板に連続している
構造を有するMOS形電界効果トランジスタが提供され
る。
【0009】この発明においては、ソースとドレイン領
域が酸化物絶縁層で抱持され基体から分離されている
(図1を参照)。図1において、1はシリコン基板、2
は酸化物電界分離領域(FOX)、4は薄い酸化物絶縁
層、5はゲート電極、7は酸化物絶縁層、12はゲート
酸化物絶縁層、16はソース、16′はドレイン、19
は低濃度ドレイン、20は酸化膜である。
域が酸化物絶縁層で抱持され基体から分離されている
(図1を参照)。図1において、1はシリコン基板、2
は酸化物電界分離領域(FOX)、4は薄い酸化物絶縁
層、5はゲート電極、7は酸化物絶縁層、12はゲート
酸化物絶縁層、16はソース、16′はドレイン、19
は低濃度ドレイン、20は酸化膜である。
【0010】この構造はSOIとバルク型MOSの両方
の長所を有するもので、この新しい構造の特徴は次の通
りである。ソース/ドレインPN接合の面積は、それら
の領域を酸化物絶縁層により基板から分離することによ
り、減少する。この結果、 (i)接合面からの漏れ電流が減少する。 (ii)寄生的な接合容量が減少する。 (iii)α粒子に誘起される電荷の蓄積の減少と、その
結果、ラジエーション・ハードネス(radiation hardne
ss)が改良される。
の長所を有するもので、この新しい構造の特徴は次の通
りである。ソース/ドレインPN接合の面積は、それら
の領域を酸化物絶縁層により基板から分離することによ
り、減少する。この結果、 (i)接合面からの漏れ電流が減少する。 (ii)寄生的な接合容量が減少する。 (iii)α粒子に誘起される電荷の蓄積の減少と、その
結果、ラジエーション・ハードネス(radiation hardne
ss)が改良される。
【0011】この発明においては、チャネル領域は、そ
の底部が前記シリコン基板に連続している構造を有す
る。チャネル領域は埋設酸化物絶縁膜が除かれる。チャ
ネル領域は埋設酸化物絶縁層とは関係なくなるので、埋
設酸化物絶縁層の品質及び均一性に対する配慮が不要と
なる。またチャネル領域は基板との接点が存在する。チ
ャネル領域は基板へ底部で接触する部分を有するので、
SOI型MOSの”浮揚体効果”を排除し得る。簡単な
生産手段を採用することができ、高エネルギー酸素注入
の必要性が無く、シリコン・エピタキシ又は固相結晶再
成長(固相エピタキシ)の採用が可能である。
の底部が前記シリコン基板に連続している構造を有す
る。チャネル領域は埋設酸化物絶縁膜が除かれる。チャ
ネル領域は埋設酸化物絶縁層とは関係なくなるので、埋
設酸化物絶縁層の品質及び均一性に対する配慮が不要と
なる。またチャネル領域は基板との接点が存在する。チ
ャネル領域は基板へ底部で接触する部分を有するので、
SOI型MOSの”浮揚体効果”を排除し得る。簡単な
生産手段を採用することができ、高エネルギー酸素注入
の必要性が無く、シリコン・エピタキシ又は固相結晶再
成長(固相エピタキシ)の採用が可能である。
【0012】この発明のMOS形電界効果トランジスタ
は、例えば図4に示すように作製することができる。す
なわち、酸化物電界分離領域(FOX)と該FOXから
ソース16及びドレイン16′形成領域の間隔をおいて
ポリシリコン層5が形成された半導体基板1の上方か
ら、ポリシリコン層5をマスクとして所定のエネルギー
の酸素イオンを注入し、ソース16、ドレイン16′の
形成領域下方の所定の深さに酸化物絶縁層7を形成す
る。この結果チャネル領域下方は、ゲート電極のマスク
によって酸化物絶縁層が形成されずチャネル領域は基板
1と連続するように形成される。この後、公知の方法に
よってMOSFETを作製する。
は、例えば図4に示すように作製することができる。す
なわち、酸化物電界分離領域(FOX)と該FOXから
ソース16及びドレイン16′形成領域の間隔をおいて
ポリシリコン層5が形成された半導体基板1の上方か
ら、ポリシリコン層5をマスクとして所定のエネルギー
の酸素イオンを注入し、ソース16、ドレイン16′の
形成領域下方の所定の深さに酸化物絶縁層7を形成す
る。この結果チャネル領域下方は、ゲート電極のマスク
によって酸化物絶縁層が形成されずチャネル領域は基板
1と連続するように形成される。この後、公知の方法に
よってMOSFETを作製する。
【0013】
【作用】酸化物絶縁層が、接合面からの漏れ電流を減ら
し酸化物電界分離領域(FOX)の幅を小さくさせ動領
域幅を拡大させることにより高度な集積密度にする。
し酸化物電界分離領域(FOX)の幅を小さくさせ動領
域幅を拡大させることにより高度な集積密度にする。
【0014】
【実施例】この発明の実施例を図面を用いて説明する。
まず図2aに示すようにシリコン基板1に酸化物電界分
離領域(FOX)2、能動領域3は、公知のMOS形成
技術によりつくられる。能動領域の上に、薄い酸化物絶
縁層4を熱作用成長法か、或はCVD堆積法で約20〜
30nmの厚さにつくる。次に300〜500nmの厚
さのポリシリコン層5を堆積し、ゲート電極を規定する
パターン・マスクを用いてフォトリソグラフィ法で、所
定のパターンをつくる。この状態をマスクとして用い、
酸素イオン6,6′の注入を実施する。その照射密度
(dose)は〜1018イオン/cm2で、エネルギーレベル
は基体表面の下の約0.1〜0.2μmの埋設位置に、
酸化物の層が出来るように選択する。SIMOX法の場
合のように、このイオン注入は多くの欠陥を結晶中につ
くるので、この後、基板は高温(〜1000°C)でア
ニールし、その時、図2(b)に示すようにソース/ド
レインの為の能動領域の下にシリコン酸化物の層7を顕
在化させる。
まず図2aに示すようにシリコン基板1に酸化物電界分
離領域(FOX)2、能動領域3は、公知のMOS形成
技術によりつくられる。能動領域の上に、薄い酸化物絶
縁層4を熱作用成長法か、或はCVD堆積法で約20〜
30nmの厚さにつくる。次に300〜500nmの厚
さのポリシリコン層5を堆積し、ゲート電極を規定する
パターン・マスクを用いてフォトリソグラフィ法で、所
定のパターンをつくる。この状態をマスクとして用い、
酸素イオン6,6′の注入を実施する。その照射密度
(dose)は〜1018イオン/cm2で、エネルギーレベル
は基体表面の下の約0.1〜0.2μmの埋設位置に、
酸化物の層が出来るように選択する。SIMOX法の場
合のように、このイオン注入は多くの欠陥を結晶中につ
くるので、この後、基板は高温(〜1000°C)でア
ニールし、その時、図2(b)に示すようにソース/ド
レインの為の能動領域の下にシリコン酸化物の層7を顕
在化させる。
【0015】更に図2(b)に示すようにSiN層8を
CVD法で、ポリシリコン層5、と略同一高さになるよ
うに堆積し、更に、平坦化層9を堆積する。この層は、
フォトレジスト又はスピン・オン・ガラス(Spin On Gl
ass)でもよい。次に平坦化層9とSiN層8は異方性
エッチング法で、但し、略同一の速さでエッチングを行
い、エッチングをポリシリコン層5の頂面で止める(図
2(c))。
CVD法で、ポリシリコン層5、と略同一高さになるよ
うに堆積し、更に、平坦化層9を堆積する。この層は、
フォトレジスト又はスピン・オン・ガラス(Spin On Gl
ass)でもよい。次に平坦化層9とSiN層8は異方性
エッチング法で、但し、略同一の速さでエッチングを行
い、エッチングをポリシリコン層5の頂面で止める(図
2(c))。
【0016】次に図2(d)に示すようにポリシリコン
層5はエッチング液(例えば、CH3COOH+HNO3+HF)で
除去し、MOSFETゲートと同一の大きさのウインド
10をつくる。このウインドを通して、ボロンイオン1
1を照射密度1011〜1012ions/cm2で注入を行い、M
OSFETとしてのしきい電圧値を決めるチャネル領域
のドーピング濃度を与える。
層5はエッチング液(例えば、CH3COOH+HNO3+HF)で
除去し、MOSFETゲートと同一の大きさのウインド
10をつくる。このウインドを通して、ボロンイオン1
1を照射密度1011〜1012ions/cm2で注入を行い、M
OSFETとしてのしきい電圧値を決めるチャネル領域
のドーピング濃度を与える。
【0017】次にウインド10の中の薄い酸化物絶縁層
4を除去し、図3(e)に示すようにゲート酸化物絶縁
膜12を熱作用で成長し、MOSFETの電気的特性に
より決る厚さとする。例えば、0.5μmを最小チャネ
ル長さの場合には、ゲート酸化物(SiO2)の厚さは
10〜13nmとする。次に図3(f)に示すように4
00〜600nmの厚さのポリシリコン層13をLPC
VD法でN+ドープで堆積する。次にポリシリコン層1
3を異方性エッチング法によって最終的なゲート電極1
4を形成する(図3(g))。
4を除去し、図3(e)に示すようにゲート酸化物絶縁
膜12を熱作用で成長し、MOSFETの電気的特性に
より決る厚さとする。例えば、0.5μmを最小チャネ
ル長さの場合には、ゲート酸化物(SiO2)の厚さは
10〜13nmとする。次に図3(f)に示すように4
00〜600nmの厚さのポリシリコン層13をLPC
VD法でN+ドープで堆積する。次にポリシリコン層1
3を異方性エッチング法によって最終的なゲート電極1
4を形成する(図3(g))。
【0018】次に図3(h)に示すようにSiN層8
は、エッチング液で除去し、MOSFETのソース16
とドレイン16′領域は、公知の不純物イオン15のイ
オン注入法によりドーピングして形成される。次に図3
(i)に示すように分離層17が堆積され、コンタクト
穴があけられ、金属層18が堆積され、デバイス間をつ
なぐパターンが、公知の方法でつくられる。
は、エッチング液で除去し、MOSFETのソース16
とドレイン16′領域は、公知の不純物イオン15のイ
オン注入法によりドーピングして形成される。次に図3
(i)に示すように分離層17が堆積され、コンタクト
穴があけられ、金属層18が堆積され、デバイス間をつ
なぐパターンが、公知の方法でつくられる。
【0019】
【発明の効果】この発明における埋設酸化物絶縁層の形
成は、同時に、酸化物電界分離領域(FOX)の幅を小
さくし得る、即ち、能動領域幅を拡大し、より高度な集
積密度を可能にする。この発明の、酸素を浅く注入して
(約0.2μm以下の深さ)、電界を酸化物上に作り分
離することは、標準のCMOSの製作工程に適合する簡
単な方法であるから、特別な基板を必要としない。この
発明の構造を用いると、CMOSトランジスタの大きさ
を1/2マイクロメータ以下のチャネル長さにすること
が可能である。
成は、同時に、酸化物電界分離領域(FOX)の幅を小
さくし得る、即ち、能動領域幅を拡大し、より高度な集
積密度を可能にする。この発明の、酸素を浅く注入して
(約0.2μm以下の深さ)、電界を酸化物上に作り分
離することは、標準のCMOSの製作工程に適合する簡
単な方法であるから、特別な基板を必要としない。この
発明の構造を用いると、CMOSトランジスタの大きさ
を1/2マイクロメータ以下のチャネル長さにすること
が可能である。
【図1】この発明の実施例で作成したMOSFETの説
明図である。
明図である。
【図2】同じくMOSFETの製造工程の説明図であ
る。
る。
【図3】同じくMOSFETの製造工程の説明図であ
る。
る。
【図4】同じくMOSFETの製造工程の説明図であ
る。
る。
【図5】従来のMOSFETの説明図である。
1 シリコン基板 2 酸化物電界分離領域(FOX) 3 能動領域 4 薄い酸化物絶縁層 5 ポリシリコン層 6 酸素イオン 7 酸化物絶縁層 8 SiN層 9 平坦化層 10 ウインド 11 ボロンイオン 12 ゲート酸化物絶縁膜 13 ポリシリコン層 14 ゲート電極 15 不純物イオン 16 ソース 16′ドレイン 17 分離層 18 金属層
Claims (1)
- 【請求項1】 ソースとドレインの領域が、ゲート電極
に自己整合し且つシリコン単結晶基板中の浅い埋設位置
にある酸化物絶縁層により抱持されて、該酸化物絶縁層
の上にあり、チャネル領域は、その底部が前記シリコン
基板に連続している構造を有するMOS形電界効果トラ
ンジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32331791A JP2716303B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | Mos形電界効果トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32331791A JP2716303B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | Mos形電界効果トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05160396A true JPH05160396A (ja) | 1993-06-25 |
JP2716303B2 JP2716303B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=18153444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32331791A Expired - Fee Related JP2716303B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | Mos形電界効果トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2716303B2 (ja) |
Cited By (35)
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---|---|---|---|---|
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