JPH05159725A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH05159725A
JPH05159725A JP32419991A JP32419991A JPH05159725A JP H05159725 A JPH05159725 A JP H05159725A JP 32419991 A JP32419991 A JP 32419991A JP 32419991 A JP32419991 A JP 32419991A JP H05159725 A JPH05159725 A JP H05159725A
Authority
JP
Japan
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line
cathode
line cathode
circuit
diode
Prior art date
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Application number
JP32419991A
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English (en)
Inventor
Norihiko Hironaka
範彦 廣中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線陰極に接続したダイオードがもし何らかの
理由で短絡破壊したとき、トランジスタ、抵抗器、ダイ
オードで構成した定電流回路により短絡電流を抑制し線
陰極を保護するようにした画像表示装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 カットオフ電源52に直列に、定電流回路を
構成するダイオード64,65と、抵抗器62、63、
トランジスタ61を接続する。この定電流回路の電流値
は、線陰極2イ〜2ツに接続したダイオード50イ〜5
0ツが何らかの原因により短絡破壊したとき、カットオ
フ電源52から線陰極2に流れる短絡電流以下の電流に
なるよう設定するとこにより、ダイオード50の短絡事
故が発生したときに、線陰極2に過大電流が流れないよ
うに保護するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン板面上に映
出された画面を垂直方向に複数区分に分割したときのそ
れぞれの区分ごとに電子ビームを発生させ、各区分ごと
にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複数のラ
インを表示し全体として画像を表示する画像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン画像を映出する装置
の偏平化が各種提案されている。
【0003】従来この種の偏平型カラー受像管としての
画像表示装置は、たとえば、特開昭57−135590
号公報に示すような構成となっている。以下、その構成
について図面を参照しながら説明する。
【0004】図4に示すようにこの画像表示装置は後方
からアノ−ド側に向かって順に背面電極1、電子ビ−ム
放出源としての線陰極2、電子ビ−ム引き出し電極3、
ビーム制御電極4、集束電極5、水平偏向電極6、垂直
偏向電極7、スクリ−ン板8、等々が配置されて構成さ
れ、これらが真空容器の内部に収納されている。
【0005】以上のように構成された偏平型画像表示装
置について、以下その動作を説明する。図4に示すよう
に、電子ビ−ム放出源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビ−ムを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に一定間隔をも
って複数本(図4では2イ〜2トの7本のみ示す)設け
られている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、本数
は19本設けられているものとして、前記線陰極を2イ
〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくとるこ
とはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリ−ン板8
の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構成
として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸化
物陰極材料を塗布している。前記線陰極は後述するよう
に、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一定時
間ずつ電子ビ−ムを放出するように制御される。
【0006】背面電極1は該当する線陰極以外の線陰極
からの電子ビ−ムの発生を抑止するとともに、電子ビ−
ムをアノ−ド方向のみに押し出す作用もしている。図4
では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真
空容器と一体となす構造をとることも可能である。電子
ビ−ム引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと
対向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた
貫通孔10を有する導電板11であり、線陰極2から放
出された電子ビ−ムをその貫通孔10を通して取り出
す。
【0007】次にビーム制御電極4は線陰極2イ〜2ツ
のそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直方
向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介し
て水平方向に複数個並設されている。本構成では114
本のビーム制御電極用導電板15a〜15nが設けられ
ている(図4では8本のみ示す)。ビーム制御電極4は
前記電子ビ−ム引き出し電極3により水平方向に区分さ
れた電子ビ−ムのそれぞれの通過量を、映像信号の絵素
に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミングに同
期させて制御している。
【0008】集束電極5は、ビーム制御電極4に設けら
れた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有する
導電板17で、電子ビ−ムを集束している。
【0009】水平偏向電極6は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成され、それぞれの導電
板には水平偏向用電圧が加えられている。各絵素ごとの
電子ビ−ムはそれぞれ水平方向に偏向され、スクリ−ン
板8上でR,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光して
いる。本構成では、電子ビ−ムごとに2トリオ分偏向し
ている。
【0010】垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成され、垂直偏向用電圧が加
えられ、電子ビ−ムを垂直方向に偏向している。本構成
では、一対の電極19、19′によって1本の線陰極か
ら生じた電子ビ−ムを垂直方向に12ライン分偏向して
いる。そして20個で構成された垂直偏向電極7によっ
て、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の垂直
偏向導電体対が構成され、スクリ−ン板8の面上に垂直
方向に228本の水平走査ラインを描いている。
【0011】前記に説明したように本構成では水平偏向
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリ−ン8までの距離を長く設定すること
により、小さな偏向量で電子ビ−ムをスクリ−ン8の面
上に照射させることが可能となる。これにより水平、垂
直とも偏向歪みを少なくすることが出来る。
【0012】スクリ−ン8は図4に示すように、ガラス
板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して構
成している。また図示していないがメタルバック、カ−
ボンも塗布されている。蛍光体20はビーム制御電極4
の1つの貫通孔14を通過する電子ビ−ムを水平方向に
偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2ト
リオ分照射するように設けられており、垂直方向にスト
ライプ状に塗布している。図4において、スクリ−ン板
8に記入した破線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応
して表示される垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数
本のビーム制御電極4の各々に対応して表示される水平
方向の区分を示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つの
区画は図5の拡大図に示すように、水平方向では2トリ
オ分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン分
の幅を有している。1区画の大きさは本例では水平方向
1mm、垂直方向4.4mmである。
【0013】なお図5ではR、G、Bの各々3色の蛍光
体はストライプ状に図示しているが、デルタ状に配置し
ても良い。ただしデルタ状に配置したときはそれに適合
した水平偏向、垂直偏向波形の電圧を加える必要があ
る。なお図5では説明の都合で縦横の寸法比が実際のス
クリ−ンに表示したイメ−ジと異なっている。
【0014】また本構成では、ビーム制御電極4の1つ
の貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分
設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上
で構成されていてもよい。ただしビーム制御電極4には
1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信号
が順次加えられ、それに同期して水平偏向をする必要が
ある。
【0015】つぎにこの画像表示素子を駆動するための
駆動回路の動作を、図6を参照しながら説明する。
【0016】まず電子ビ−ムをスクリ−ン板8に照射し
て表示する駆動部分の説明を行う。電源回路22は画像
表示素子の各電極に所定のバイアス電圧を加えるための
回路で、背面電極1にはV1、電子ビ−ム引き出し電極
3にはV3、集束電極5にはV5、スクリ−ン板8には
V8の直流電圧を加える。
【0017】パルス発生回路39は、垂直同期信号Vと
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図7にそのタイミングの一例を示す。
【0018】図3および図7に示す例では、線陰極駆動
回路26は、線陰極駆動パルスを受けて駆動パルス(ロ
〜ツ)が高電位の間は、スイッチをH側に接続するとと
もに、線陰極加熱電源51により線陰極2ロ〜2ツを加
熱する。このとき、線陰極2ロ〜2ツはカットオフ電源
52により、背面電極1と電子ビ−ム引き出し電極3と
に加えられているバイアス電圧によって定められた線陰
極2の周辺における電位よりも線陰極2ロ〜2ツに加え
られている電位のほうが高くなるため、線陰極2ロ〜2
ツからは電子が放出されない。
【0019】また一方、駆動パルス(イ)が低電位の
間、スイッチをL側に接続し、線陰極2イはツェナーダ
イオード57とダイオード56によりきめられる電位に
なり電子を放出する。このとき、ツェナーダイオード5
7とダイオード56による電圧よりもカットオフ電源5
2の電圧の方が高いため、ダイオード50イによって、
カットオフ電源52から線陰極2イの方向には電流が流
れない。
【0020】抵抗器55は、ダイオード50イ〜50ツ
が何らかの原因により短絡破壊したとき、カットオフ電
源52から線陰極に流れる電流を抑制し線陰極切れを防
止する働きをする。
【0021】エミッション電源59と抵抗器58はツェ
ナーダイオード57とともに、駆動パルスが低電位の間
線陰極に電子放出電位を与える電流を供給するためのも
のである。
【0022】以上の説明から明らかなように19本の線
陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ
〜ツ)が加えられた12水平走査期間のみ電子が放出さ
れる。1画面を構成するには、上方の線陰極2イから下
方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電位を切り替
えて行けば良い。
【0023】つぎに偏向部分の説明を行う。図5に示す
ように、偏向電圧発生回路40は、ダイレクトメモリア
クセスコントロ−ラ(以下DMAコントロ−ラと称す)
41、偏向電圧波形記憶用メモリ(以下偏向メモリと称
す)42、水平偏向信号発生器43h、垂直偏向信号発
生器43vなどによって構成され、垂直偏向信号v、
v′および水平偏向信号h、h′を発生する。本構成に
おいては垂直偏向信号に関して、オ−バ−スキャンを考
慮して、1フィ−ルドで228水平走査期間表示してい
る。またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報
を記憶しているメモリアドレスエリアを第1フィ−ルド
および第2フィ−ルドに分けそれぞれ1組のメモリ容量
を有している。表示する際は該当の偏向メモリ42から
デ−タを読みだして垂直偏向信号発生器43vでアナロ
グ信号に変換して、垂直偏向電極7に加えている。
【0024】前記の偏向メモリ42に記憶された垂直偏
向位置情報は12水平走査期間ごとにほぼ規則性のある
デ−タで構成され、偏向信号に変換された波形もほぼ1
2段階の垂直偏向信号となっているが前記のように2フ
ィ−ルド分のメモリ容量を有して、各水平走査線ごとに
位置を微調整できるようにしている。
【0025】また水平偏向信号に対しては、1水平走査
期間に6段階に電子ビ−ムを水平偏向させる必要性と水
平走査ごとに偏向位置を微調整可能なようにメモリを有
している。したがって1フレ−ム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィ−ルドと第2フィ−ルドの
デ−タを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。表示の際は各水平走査ライン
に対応した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み出し
て、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換し
て、水平偏向電極6に加えている。
【0026】以上を要約すると、垂直周期のうちの垂直
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうち
の低電位の駆動パルスが加えられている線陰極から放出
された電子ビ−ムは、電子ビ−ム引き出し電極3によっ
て水平方向に114区分に分割され、114本の電子ビ
−ム列を構成している。この電子ビ−ムは、後述するよ
うに各区分ごとにビーム制御電極4によってビ−ムの通
過量が制御され、集束電極5によって集束されたのち、
図7に示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向
信号h、h′を加えられた水平偏向電極18、18′な
どにより、各水平表示期間にスクリ−ン板8のR1、G
1、B1およびR2、G2、B2などの蛍光体に順次、
(水平表示期間/6)ずつ照射される。
【0027】かくして、各水平ラインのラスタ−は11
4個の各区分ごとに電子ビ−ムをR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2に該当する映像信号によって変調す
ることにより、スクリ−ン板8の面上にカラ−画像を表
示することができる。
【0028】つぎに電子ビ−ムの変調制御部分について
説明する。まず図6において、信号入力端子23R、2
3G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、
114組のサンプルホ−ルド回路組31a〜31nに加
えられる。各サンプルホ−ルド組31a〜31nはそれ
ぞれR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用B
2用の6個のサンプルホ−ルド回路で構成されている。
【0029】サンプリングパルス発生回路34は、水平
周期(63.5μsec )のうちの水平表示期間( 約50
μsec )に、前記114組のサンプルホ−ルド回路31
a〜31nの各々R1用、G1用、B1用、およびR2
用、G2用、B2用のサンプルホ−ルド回路に対応する
684個(114×6)のサンプリングパルスRa1〜
Rn2を順次発生する前記684個のサンプリングパル
スがそれぞれ114組のサンプルホ−ルド回路組31a
〜31nに6個ずつ加えられ、これによって各サンプル
ホ−ルド回路組には、1ラインを114個に区分したと
きのそれぞれの2絵素分のR1、G1、B1、R2、G
2、B2の各映像信号が個別にサンプリングされホ−ル
ドされるサンプルホ−ルドされた114組のR1、G
1、B1、R2、G2、B2の映像信号は1ライン分の
サンプルホ−ルド終了後に114組のメモリ32a〜3
2nに転送パルスtによって一斉に転送され、ここで次
の1水平走査期間保持される保持された信号は114個
のスイッチング回路35a〜35nに加えられる。
【0030】スイッチング回路35a〜35nはそれぞ
れがR1、G1、B1、R2、G2、B2の個別入力端
子とそれらを順次切り替えて出力する共通出力端子とを
有する回路により構成されたもので、スイッチングパル
ス発生回路36から加えられるスイッチングパルスr
1、g1、b1、r2、g2、b2によって同時に切り
替え制御される。前記スイッチングパルスr1、g1、
b1、r2、g2、b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路35a〜3
5nを切り替えR1、G1、B1、R2、G2、B2の
各映像信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路
37a〜37nに供給している。各スイッチング回路3
5a〜35nの出力は、114組のパルス幅変調(以下
PWMと称す)回路37a〜37nに加えられ、R1、
G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号の大きさに
応じてパルス幅変調され出力される。このパルス幅変調
回路37a〜37nの出力は電子ビ−ムを変調するため
の制御信号として表示素子のビーム制御電極4の114
本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
【0031】つぎに水平偏向と表示のタイミングについ
て説明する。スイッチング回路35a〜35nにおける
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り
替えと、水平偏向信号発生器43hによる電子ビ−ムR
1、G1、B1、R2、G2B2の蛍光体への水平偏向
の切り替えタイミングと順序が完全に一致するように同
期制御されている。これにより電子ビ−ムがR1蛍光体
に照射されているときには、その電子ビ−ムの照射量が
R1制御信号によって制御され、以下G1、B1、R
2、G2、B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1、G1、B1R2、G2、B2各蛍光体の発光がそ
の絵素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信
号によってそれぞれ制御されることなり、各絵素が入力
の映像信号にしたがって発光表示されるのである。かか
る制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同時
に実行されて、1ライン228絵素の映像が表示され、
さらに1フィ−ルド228本のラインについて上方のラ
インから順次行われて、スクリ−ン板8の面上に画像が
表示される。さらに上記の諸動作が入力映像信号の1フ
ィ−ルドごとに繰り返されて、テレビジョン信号などが
スクリ−ン板8に表示される。
【0032】なお、本構成に必要な基本クロックは図6
に示すパルス発生回路39から供給されており、水平同
期信号H、及び垂直同期信号Vでタイミングをコントロ
−ルしている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に示
す従来技術では、線陰極2イ〜2ツに接続しているダイ
オード50イ〜50ツがなんらかの原因により短絡破壊
したとき、カットオフ電源52から線陰極に流れる電流
を抵抗器55によって制御して線陰極切れを防止する
が、線陰極駆動パルスが低電位のときエミッション電源
59と抵抗器58、ツェナーダイオード57とダイオー
ド56によって線陰極に電子放出電位を与えているため
エミッション電源を必要とし、電力が増えるという課題
を有していた。
【0034】本発明は上記の問題点を解決するもので、
線陰極から電子放出させる電位をつくるためのエミッシ
ョン電源をなくし、電力を削減し、さらにつダイオード
50イ〜50ツの短絡時、線陰極を保護する画像表示装
置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本件発明の第1の発明に係わる画像表示装置は、線
陰極に接続しているダイオードの短絡時には、カットオ
フ電源から線陰極に流れる短絡電流を制御する回路とし
て、トランジスタ、抵抗器、ダイオードによる定電流回
路とを備えた構成を有しているものである。
【0036】また、本件発明の第2の発明に係わる画像
表示装置は、線陰極に接続しているダイオードの短絡時
には、カットオフ電源から線陰極に流れる短絡電流を制
御するように配された電界効果トランジスタを有してい
るものである。
【0037】
【作用】本件の第1の発明では、線陰極駆動パルスが低
電位の間、電子ビーム引き出し電極から線陰極に流れて
くる電流とツェナーダイオードによって、線陰極は電子
放出電位に保たれる。線陰極に接続したダイオードの短
絡時、カットオフ電源から線陰極に流れる電流を、トラ
ンジスタ、抵抗器、ダイオードによる定電流回路で制御
し、線陰極を保護する。
【0038】また、本件の第2の発明では、線陰極に接
続したダイオードの短絡時にカットオフ電源から線陰極
に流れる電流を、上記の本件第1の発明におけるトラン
ジスタ、抵抗器、ダイオードによる定電流回路で制御す
るかわりに、電界効果トランジスタによって制御し、線
陰極を保護する。
【0039】
【実施例】
(実施例1)以下に本件第1発明の一実施例について、
図面を参照しながら説明する。
【0040】図1に示すように、垂直同期信号Vと水平
同期信号Hを用いてパルス発生回路39でつくられた線
陰極駆動パルス(イ〜ツ)を線陰極駆動回路26に加え
る。線陰極駆動回路26は線陰極2イ〜2ツを加熱状態
と電子放出状態とに切り換えるためのスイッチで構成さ
れている。
【0041】つぎに、線陰極加熱電源51で、線陰極2
ロ〜2ツを加熱している期間中は、ダイオード50ロ〜
50ツが導通する一方、電子を放出しないようにカット
オフ電源52と、定電流回路を構成するトランジスタ6
1、定電流回路の定電流を決める抵抗器62、定電流回
路のバイアス電圧を与えるダイオード64、65、バイ
アス電圧をつくるダイオード64,65に電流を供給す
る抵抗器63によってカットオフ電圧を加えている。
【0042】つぎに、電子放出期間中は、線陰極に電子
が放出できる電位をつくるようにツェナーダイオード5
7で構成されているものである。
【0043】以上のように構成された線陰極を駆動する
回路と線陰極を保護する回路について、以下その動作に
ついて図1を用いて説明する。線陰極駆動回路26は、
パルス発生回路39でつくられた線陰極駆動パルスを受
けて駆動パルス(ロ〜ツ)が高電位の間は(図7を参
照)、スイッチをH側に接続し、線陰極加熱電源51に
より線陰極2ロ〜2ツを加熱する。このとき図に示すよ
うに、線陰極2ロ〜2ツはカットオフ電源52により、
背面電極1と電子ビ−ム引き出し電極3とに加えーられ
ているバイアス電圧によって定められた線陰極の周辺に
おける電位よりも線陰極2ロ〜2ツに加えられている電
位のほうが高くなるため、線陰極2ロ〜2ツからは電子
が放出されない。駆動パルス(イ)が低電位の間、線陰
極駆動回路26のスイッチをL側に接続し、線陰極2イ
はツェナーダイオード57できめられ、る電位になり電
子を放出する。このとき、ツェナーダイオード57の電
圧よりカトオフ電源52の電圧の方が高いため、ダイオ
ード50イによって、カットオフ電源52から線陰極2
イの方向には電流が流れない。
【0044】抵抗器63、ダイオード64、65は、ト
ランジスタ61のベース電圧を決めている。抵抗器62
によりトランジスタ61は一定の電流を流す定電流特性
を示す。
【0045】ここで、この定電流回路の定電流値を、ダ
イオード50イ〜50ツが何らかの原因により短絡破壊
したとき、カットオフ電源52からトランジスタ61、
抵抗器62を通って線陰極に流れる短絡電流以下の電流
になるよう抵抗器62の抵抗値を決まれば、ダイオード
50イ〜50ツが短絡していないときには、トランジス
タ61は、飽和領域で使用することとなり、コレクタ、
エミッタ間の電圧は約0.3V以下になる。よって、ス
イッチがH側の線陰極2の電位は、ほぼカットオフ電源
52の電圧になるダイオード50イ〜50ツが何らかの
原因により短絡破壊したときには、カットオフ電源5
2、トランジスタ61、抵抗器62から線陰極を通って
ツェナーダイオード57に流れる電流はトランジスタ6
1、抵抗器62、63、ダイオード64、65による定
電流回路により、その定電流回路の定電流値に抑えられ
線陰極切れを防止する働きをする。
【0046】(実施例2)以下に本件第2の発明の一実
施例を、図面を用いて説明する。
【0047】図2において、上記実施例1に用いた番号
と同じ装置又は部品は、実施例1と同様の働きをするも
のである。
【0048】線陰極駆動回路26ハ、パルス発生回路3
9で作られた線陰極駆動パルス(ロ〜ツ)が高電位の間
は(図7参照)、スイッチをH側に接続し、線陰極加熱
電源51により線陰極2ロ〜2ツを加熱する。カットオ
フ電源52の電圧をE1、線陰極加熱電源51の電圧を
E2とすると、このとき線陰極2ロ〜2ツの電位はほぼ
E1とE2を加えたぐらいになる。背面電極1の電位は
−E3,電子ビーム引き出し電極3の電位をE3とし、
E1+E2>E3のように設定しており、このため線陰
極2ロ〜2ツの電位のほうが線陰極の回りの電位より高
くなるため、線陰極2ロ〜2ツからは電子が放出されな
い。
【0049】駆動パルス(イ)が低電位の間、線陰極駆
動回路26のスイッチをL側に接続し、線陰極2イの電
位はツェナーダイオード57できめられる電位E4にな
り、E4<E3のように設定しているため線陰極2イは
電子を放出する。このときツェナーダイオード57には
ビーム引き出し電極3やスクリーン板8から数ミリアン
ペアの電流が流れる。また、ツェナーダイオード57の
電圧E4よりカットオフ電源の電圧E1のほうが高いた
め、ダイオード50イによりカットオフ電源52から線
陰極2イの方向には電流が流れない。
【0050】ここでダイオード50イ〜50ツがなんら
かの原因で短絡破壊したとき、カットオフ電源52から
線陰極に電流が流れる短絡電流I1とすると、ドレイン
飽和電流値がこの短絡電流I1以下である電界効果トラ
ンジスタ60を図2のように設けると、ダイオード50
エ〜50ツが短絡していないとき、電界効果トランジス
タ60は非飽和領域で使用することとなり、スイッチが
H側に接続した線陰極は、周囲の電極とE1+E2>E
3の状態となり、線陰極は電子ビームを放出しない。
【0051】ダイオード50イ〜50ツがなんらかの原
因により短絡破壊したときには、カットオフ電源52か
ら線陰極イを通ってツェナーダイオード57に流れる電
流は電界効果トランジスタ60のドレイン飽和電流値に
おさえられ、線陰極切れを防止する働きをする。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特別なエミッション電源を必要とせず、そのために消費
電力が小さく、また部品を低減でき、軽量、小型の装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件第1の発明の一実施例における線陰極駆動
回路と線陰極保護回路の回路図
【図2】本件第2の発明の一実施例における線陰極駆動
回路と線陰極保護回路の回路図
【図3】従来の線陰極駆動回路と線陰極保護回路の回路
【図4】本発明で用いられる画像表示装置の分解斜視図
【図5】同画像表示装置の蛍光面の拡大図
【図6】同画像表示装置の駆動回路のブロック図
【図7】同画像表示装置の動作説明のための波形図
【符号の説明】
2イ〜2ツ 線陰極 26 線陰極駆動回路 39 パルス発生回路 50イ〜50ツ ダイオード 51 線陰極加熱電源 52 カットオフ電源 57 ツェナーダイオード 60 電界効果トランジスタ 61 トランジスタ 62 63 抵抗器 64 65 ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームが照射されて発光する蛍光体
    が塗布されたスクリーン板と、電子ビームを発生する複
    数の線陰極と、上記線陰極を加熱する期間と電子放出を
    行う期間とを交互に制御する線陰極駆動パルスを発生す
    るパルス発生回路と、上記線陰極を加熱または電子放出
    に回路を切り換える線陰極駆動回路と、上記線陰極に接
    続されて線陰極加熱期間のみに導通するダイオードと、
    上記ダイオードに接続され線陰極を加熱する線陰極加熱
    電源と、線陰極加熱期間中に線陰極から電子を放出させ
    ないためのカットオフ電源と、線陰極の電位を決めるツ
    ェナーダイオードと、上記ダイオードの短絡時にはカッ
    トオフ電源から線陰極に流れる短絡電流を抑制するよう
    に配されたトランジスタ、抵抗器、およびダイオードと
    を備えた画像表示装置。
  2. 【請求項2】 電子ビームが照射されて発光する蛍光体
    が塗布されたスクリーン板と、電子ビームを発生する複
    数の線陰極と、上記線陰極を加熱する期間と電子放出を
    行う期間とを交互に制御する線陰極駆動パルスを発生す
    るパルス発生回路と、上記線陰極を加熱または電子放出
    に回路を切り換える線陰極駆動回路と、上記線陰極に接
    続されて線陰極加熱期間のみに導通するダイオードと、
    上記ダイオードに接続され線陰極を加熱する線陰極加熱
    電源と、線陰極加熱期間中に線陰極から電子が放出させ
    ないためのカットオフ電源と、線陰極の電位を決めるツ
    ェナーダイオードと、上記ダイオードの短絡時にはカッ
    トオフ電源から線陰極に流れる短絡電流を抑制するよう
    に配された電界効果トランジスタとを備えた画像表示装
    置。
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