JP3054877B2 - パルス幅変調回路の誤動作防止回路 - Google Patents

パルス幅変調回路の誤動作防止回路

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JP3054877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン上の画面を
垂直方向に複数の区分に分割したときのそれぞれの電子
ビームを垂直方向に偏向して複数の走査線を表示し、全
体としてテレビジョン画像を表示する装置のパルス幅変
調回路の誤動作防止回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像表示素子の基本的な構成例を
図2に示し、この画像表示素子は後方からアノード側に
向かって順に背面電極1、ビーム源としての線陰極2、
ビーム引き出し電極3、ビーム流制御電極4、収束電極
5、水平偏向電極6、垂直偏向電極7、スクリーン板
8、等々が適切な間隔をもって配置されており、これら
が真空容器(図略)の内部に収納されている。
【0003】上記、ビーム源としての線陰極2は水平方
向に線状に分布する電子ビームを発生するように水平方
向に張られており、該線陰極2はさらに垂直方向に間隔
をもって複数本(図2では2イ〜2トの7本のみを図示
している。)設けられている。本構成例では線陰極2の
間隔は3mm、本数は30本設けられているものとして、線
陰極2を2イ〜2マとする。線陰極2の間隔は自由に大
きくとることはできず、後述する垂直偏向電極7とスク
リーン板8の間隔により規制されている。これらの線陰
極2の構成として10〜30μmφのタングステン棒の表面
に酸化物陰極材料を塗布している。また、線陰極2は図
4で後述するように、上方の線陰極2イから下方の線陰
極2マまで順番に一定時間ずつ電子ビームを放出するよ
うに制御される。
【0004】次に、背面電極1は該当する線陰極以外の
線陰極からの電子ビームの発生を抑止すると共に、電子
ビームをアノード方向のみに押し出す作用もしている。
図2では真空容器は図示されていないが、背面電極1を
利用して真空容器と一体となす構造をとることも可能で
ある。また、ビーム引き出し電極3は線陰極2イ〜2マ
のそれぞれと対向する水平方向に一定間隔で多数個並べ
て設けられた貫通孔3aを有する導電板3Aであり、線
陰極2から放出された電子ビームをその貫通孔3aを通
して取り出す。
【0005】次にビーム流制御電極4は線陰極2イ〜2
マのそれぞれと対向する位置に貫通孔4aを有する垂直
方向に長い導電板4Aで構成されており、所定間隔を介
して水平方向に複数個並設されている。本構成例では12
0本の制御電極用導電板4A1〜4Anが設けられている
(図2では8本のみを図示している)。また、ビーム流制
御電極4は前記ビーム引き出し電極3により水平方向に
区分された電子ビームのそれぞれの通過量を、映像信号
の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミン
グに同期させて制御している。
【0006】次に収束電極5は、前記ビーム流制御電極
4に設けられた各貫通孔4aと対向する位置に貫通孔5a
を有する導電板5Aであり、線陰極2から放出された、
電子ビームを収束している。
【0007】次に水平偏向電極6は、前記貫通孔5aの
ぞれぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本
配置された導電板6A,6A′で構成されており、それ
ぞれの導電板6A,6A′には水平偏向用電圧が印加さ
れている。この結果、各絵素ごとの電子ビームはそれぞ
れ水平方向に偏向され、スクリーン板8上でR,G,B
の各蛍光体を順次照射して発光しており、本構成例で
は、電子ビームごとに2トリオ分偏向している。
【0008】次に垂直偏向電極7は、前記集束電極5の
貫通孔5aに対して、それぞれ垂直方向の中間の位置に
あって、かつ水平方向に複数本配置された導電板7A,
7A′で構成されており、垂直偏向用電圧が印加され、
線陰極2から放出された電子ビームを垂直方向に偏向し
ている。本構成例では、一対の導電板7A,7A′によ
って1本の線陰極2から生じた電子ビームを垂直方向に
8ライン分偏向している。そして31個で構成された垂直
偏向電極7によって、30本の線陰極のそれぞれに対応す
る30対の垂直偏向導電体対が構成され、スクリーン板8
に垂直方向に240本の水平走査ラインを描いている。
【0009】上述した水平偏向電極6及び垂直偏向電極
7はそれぞれ複数本クシ状に張り巡らしている。さらに
水平、垂直の各偏向電極間の距離に比べるとスクリーン
板8までの距離を長く設定することにより、小さな偏向
量で電子ビームをスクリーン板8に照射させることが可
能となる。これにより水平、垂直共偏向歪みを少なくす
ることができる。
【0010】また、スクリーン板8は図2に示すよう
に、ガラス板9の裏面の蛍光体10をストライプ状に塗布
して構成している。また、図示していないがメタルバッ
ク、カーボンも塗布されている。蛍光体10はビーム流制
御電極4の1つの貫通孔4aを通過する電子ビームを水
平方向に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体
対を2トリオ分照射するように設けられており、垂直方
向にストライプ状に塗布している。
【0011】上記スクリーン板8に示す破線は複数本の
線陰極2のそれぞれに対応して表示される垂直方向の区
分を示し、2点鎖線は複数本のビーム流制御電極4の各
々に対応して表示される水平方向の区分を示す。これら
破線、2点鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図を図3
に示す。
【0012】即ち、図3に示すように、水平方向xでは
2トリオ分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向yでは8ラ
イン分の幅を有している。1区画の大きさは本構成例で
は水平方向1mm、垂直方向3mmである。
【0013】上述したスクリーン板8におけるR,G,
Bの各々3色の蛍光体10はストライプ状に図示している
が、デルタ状に配置した構成のものもある。ただしデル
タ状に配置したときはそれに適合した水平偏向、垂直偏
向波形を印加する必要がある。
【0014】なお、図2では説明の都合で縦横の寸法比
が実際のスクリーンに表示したイメージと異なってい
る。
【0015】また本構成例では、制御電極4の1つの貫
通孔4aに対してR,G,Bの蛍光体が2トリオ分設け
られているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上で構
成されたものもある。ただし制御電極4には1トリオ、
あるいは3トリオ以上のR,G,B映像信号が順次加え
られ、それに同期して水平偏向をする必要がある。
【0016】次に図2に示す画像表示素子を駆動するた
めの駆動回路の一例を図4に示し、図5は各回路のタイ
ミングチャートを示す。まず、電子ビームをスクリーン
板8に照射して表示する駆動部分の説明を行う。
【0017】電源回路11は画像表示素子の各電極に所定
のバイアス電圧を印加するための回路で、背面電極1に
はV1、ビーム引出し電極3にはV3、収束電極5には
V5、スクリーン板8にはV8の直流電圧をそれぞれ印
加する。
【0018】線陰極駆動回路12は、図5の(1)に示す垂
直同期信号Vと水平同期信号Hをパルス発生回路14に入
力し、この両信号V,Hを用いて図5の(2)に示す線陰
極駆動パルス(イ〜マ)を作成する。各線陰極2イ〜2マ
は図4の12Aで示す(イ〜マ)のように、駆動パルスが
高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動パルス
(イ〜マ)が低電位の期間に電子を放出するように加熱状
態が保持される。
【0019】これにより30本の線陰極2イ〜2マより、
それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜マ)が加えられた8水
平走査期間のみ電子ビームが放出される。また、高電位
が加えられる期間には、背面電極1とビーム引出し電極
3とに加えられているバイアス電圧によって定められた
線陰極2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2マに
加えられている電位の方が高くなるため、線陰極からは
電子ビームが放出されない。この場合、1画面を構成す
るには、上方の線陰極2イから下方の線陰極2マまでの
順次8走査期間ずつ電位を切り替えて行う。
【0020】次に偏向部分の説明を行う。偏向電圧発生
回路13は、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(以
下、DMAコントローラと称す)13A、偏向電圧波形記
憶用メモリ(以下、偏向メモリと称す)13B、デジタル−
アナログ変換器(以下、D/A変換器と称す)13h,13v等
によって構成され、図5の(3)及び(4)に示す水平偏向信
号h,h′及び垂直偏向信号v,v′を発生する。
【0021】本構成例においては垂直偏向信号v,v′
に関して、オーバースキャンを考慮して、1フィールド
で240水平走査期間表示している。またそれぞれのライ
ンに対応する垂直偏向位置情報を記憶しているメモリア
ドレスエリアを第1フィールド及び第2フィールドに分
け、それぞれ1組のメモリ容量を有している。表示する
際は該当の偏向メモリ13Bからデータを読み出してD/
A変換器13vでアナログ信号に変換して、垂直偏向電極
7(導電極7A,7A′)に垂直偏向信号v,v′を加え
ている。
【0022】また、偏向メモリ13Bに記憶された垂直偏
向位置情報は8水平走査期間毎にほぼ規則性のあるデー
タで構成されており、D/A変換器13vでアナログ信号
に変換された波形もほぼ8段階の垂直偏向信号v,v′
となっているが前記のように2フィールド分のメモリ容
量を有して、各水平走査線毎に位置を微調整できるよう
にしている。
【0023】また水平偏向信号h,h′に関しては、1
水平走査期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必
要性と、水平走査毎に偏向位置を微調整可能なようにメ
モリをもっている。したがって1フレーム間に480水平
走査期間表示するとして、480×6=2880バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィールドと第2フィールドの
データを共用しているために、実際には1440バイトのメ
モリを使用している。
【0024】表示の際は各水平走査ラインに対応した偏
向情報を前記偏向メモリ13Bから読み出して、D/A変
換器13hでアナログ信号に変換して、水平偏向電極6(導
電板6A,6A′)に水平偏向信号h,h′を加えてい
る。
【0025】これを要約すると、垂直周期のうちの垂直
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2マのうち
の低電位の駆動パルスが印加されている線陰極から放出
された電子ビームは、ビーム引出し電極3によって水平
方向xに120区分に分割され、120本の電子ビーム列を構
成している。この電子ビームは、後述するように各区分
毎にビーム流制御電極4によって電子ビームの通過量が
制御され、収束電極5によって収束された後、図5の
(3)に示すように、ほぼ6段階に変化する一対の水平偏
向信号h,h′を加えられた水平偏向電極6(導電板6
A,6A′)等により、各水平表示期間にスクリーン板
8のR1,G1,B1およびR2,G2,B2等の蛍光
体に順次、水平表示期間/6ずつ照射される。かくし
て、各水平ラインのラスターは120個の各区分毎に電子
ビームをR1,G1,B1およびR2,G2,B2に該
当する映像信号によって変調することにより、スクリー
ン板8の上にカラー画像を表示することができる。
【0026】次に電子ビームの変調制御部分について説
明する。
【0027】信号入力端子15R,15G,15Bに加えられ
たR,G,Bの各映像信号は、120組のサンプルホール
ド回路16a〜16nに加えられる。各サンプルホールド回路
16a〜16nは、それぞれR1用,G1用,B1用,
およびR2用,G2用,B2用の6個のサンプルホール
ド回路で構成されている。
【0028】サンプリングパルス発生回路19は、パルス
発生回路14からの水平偏向信号Hを入力として動作し、
その水平周期(63.5μs)のうちの水平表示期間(約50μs)
に、前記120組のサンプルホールド回路16a〜16nの各々
R1用,G1用,B1用,およびR2用,G2用,B2
用のサンプルホールド回路に対応する720個(120×6)
のサンプリングパルスRa1〜Bn2(19Aで示す)を順次
発生する。前記720個のサンプリングパルスがそれぞれ1
20組のサンプルホールド回路16a〜16nに6個ずつ加えら
れ、これによって各サンプルホールド回路には、1ライ
ンを120個に区分したときのそれぞれの2絵素分のR
1,G1,B1,R2,G2,B2の各映像信号が個別
にサンプリングされホールドされる。
【0029】このサンプルホールドされた120組のR
1,G1,B1,R2,G2,B2の映像信号は1ライ
ン分のサンプルホールド終了後に120組のメモリ17a〜17
nに転送パルスによって一斉に転送され、ここで次の1
水平走査期間保持される。保持された信号は120個のス
イッチング回路(SW)18a〜18nに加えられる。スイッチ
ング回路18a〜18nはそれぞれがR1,G1,B1,R
2,G2,B2の個別入力端子とそれらを順次切り替え
て出力する共通出力端子とを有する回路により構成され
たもので、スイッチングパルス発生回路20から加えられ
るスイッチングパルスr1,g1,b1,r2,g2,
b2(20Aで示す)よって同時に切り替え制御される。
【0030】前記スイッチングパルスr1,g1,b
1,r2,g2,b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路18a〜18nを
切り替えR1,G1,B1,R2,G2,B2の各映像
信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路21a〜2
1nに供給している。
【0031】これらの各スイッチング回路18a〜18nの出
力は、120組のパルス幅変調(以下、PWMと称す)回路2
1a〜21nに加えられ、R1,G1,B1,R2,G2,
B2の各映像信号の大きさに応じてパルス幅変調され出
力される。このPWM回路21a〜21nの出力は電子ビーム
を変調するための制御信号として画像表示素子のビーム
流制御電極4の120本の制御電極用導電板4A1〜4An
にそれぞれ個別に加えられる。
【0032】次に水平偏向と表示のタイミングについて
説明する。スイッチング回路18a〜18nにおけるR1,G
1,B1,R2,G2,B2の映像信号の切り替えと、
偏向電圧発生回路13による電子ビームR1,G1,B
1,R2,G2,B2の蛍光体への水平偏向の切り替え
タイミングと順序が完全に一致するように同期制御され
ている。
【0033】これにより電子ビームがR1蛍光体に照射
されているときには、その電子ビームの照射量がR1制
御信号によって制御され、以下、R1,G1,B1,R
2,G2,B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1,G1,B1,R2,G2,B2各蛍光体の発光が
その絵素のR1,G1,B1,R2,G2,B2の映像
信号によってそれぞれ制御されることになり、各絵素が
入力の映像信号にしたがって発光表示されるのである。
【0034】このような制御が1ライン分の120組(各2
絵素ずつ)分同時に実行されて、1ライン240絵素の映像
が表示され、さらに1フィールド240本のラインについ
て上方のラインから順次行われて、スクリーン板8上に
画像が表示される。さらに上記の諸動作が入力映像信号
の1フィールド毎に繰り返されて、テレビジョン信号等
がスクリーン板8に表示される。
【0035】なお、本構成例に必要な基本クロックは図
4に示すパルス発生回路14から供給されており、水平同
期信号H、および垂直同期信号Vでタイミングをコント
ロールしている。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の画像表示素
子からなる画像表示装置において、図4に示すパルス幅
変調(PWM)回路21a〜21nには、従来、CMOSのIC
を用いて構成している。
【0037】このCMOSICの場合、サージが入力し
たとき誤動作するという本質的な問題点を有し、誤動作
発生前にICに過大電流が流れる。
【0038】本発明は、この過大電流がICに流れるこ
とに着目し、この過大電流を検出したときにパルス幅変
調回路の電源供給を一定期間止め、誤動作を防止するこ
とを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】スクリーン上の画面を垂
直方向に複数の区分に分割した各垂直区分毎に線陰極が
設けられ、この線陰極から発生された電子ビームが垂直
及び水平方向に偏向されてスクリーン上に垂直方向にス
トライプ状に塗布されたカラー蛍光体に照射されること
によりカラー画像を形成する画像表示装置において、C
MOSのICからなりかつ前記電子ビームを変調するた
めの制御信号を出力するパルス幅変調回路の電源ライン
に流れる過大電流を検出する手段と、この過渡的な電流
変化を電圧に変換する手段と、この電圧変化をパルスに
変換する手段と、この変換されたパルスにより前記電源
ラインへの電源供給を一定期間止める手段とにより構成
され、前記パルス幅変調回路の電源ラインに過大電流が
流れる期間は前記パルス幅変調回路に電源を供給しない
ことを特徴とする。
【0040】
【作用】本発明によれば、パルス幅変調回路の誤動作発
生前に、電源ラインに過大電流が流れた場合、過大電流
検出手段により過大な電流を検出し、その過渡的な電流
変化を電圧変換手段により電圧変換し、その過渡的な電
圧変化をパルス変換手段によりパルス変換し、この発生
パルスを電源供給停止手段に入力し電源供給を一定期間
止める。
【0041】その結果、パルス幅変調回路のICの誤動
作発生前に、電源ラインに過大電流が流れても、電源供
給が一定期間止められるために、誤動作の発生しないパ
ルス幅変調回路が得られる。
【0042】
【実施例】図1は、本発明の一実施例によるパルス幅変
調回路の誤動作防止回路図である。図中、22は図4に示
すパルス幅変調(PWM)回路21a〜21nのIC電源入力側
接続端子、23は同IC電源出力側接続端子である。24は
電源ラインに流れる過大電流の検出用抵抗、25は電源ラ
インに過大電流が流れた場合にONする第1のPNPト
ランジスタ、26は該第1のPNPトランジスタのコレク
タに一端が接続され、他端がGNDされた電圧変換用抵
抗、27は該電圧変換用抵抗による過渡的な電圧変化を若
干鈍らせるコンデンサ、28は過渡的な電圧変化を入力と
して、Q端子にパルスを発生する単安定マルチバイブレ
ータ、29及び30は前記単安定パルスバイブレータからの
パルスにより動作が制御される第1及び第2のNPNト
ランジスタ、31は前記IC電源入力側及び出力側の両接
続端子22,23間にエミッタ,コレクタが夫々接続された
第2のPNPトランジスタで、前記第1及び第2のNP
Nトランジスタ29,30により、電源供給を一定期間止め
る動作をする。なお、32は本誤動作防止回路の電源端子
である。
【0043】次に本実施例の動作を説明すると、電源ラ
イン、つまりIC電源入力側接続端子22から過大電流検
出用抵抗24に過大電流が流れると、第1のPNPトラン
ジスタ25がONする。このとき、電圧変換用抵抗26によ
り単安定マルチバイブレータ28のB入力端子には過渡的
な電圧変化が入力される。
【0044】ここでコンデンサ27は、過渡的な電圧変化
を若干鈍らせる働きをし、ノイズに対する誤動作を防
ぐ。また、単安定マルチバイブレータ28のA入力端子は
GNDにおとしている。このとき、単安定マルチバイブ
レータ28のQ出力端子には一発のパルスが発生する。こ
こで通常状態では、単安定マルチバイブレータ28のQ出
力端子の出力はLである。第1のNPNトランジスタ29
および第2のNPNトランジスタ30は通常状態ではON
であるが、単安定マルチバイブレータ28のQ出力端子の
出力がHになると、OFFになる。第2のNPNトラン
ジスタ30がOFFになれば、第2のPNPトランジスタ
31はOFFとなる。
【0045】つまり、単安定マルチバイブレータ28のQ
出力端子に一発のパルスが出力された場合、第2のPN
Pトランジスタ31がOFFとなることにより一定期間、
出力側接続端子23には電源の供給が停止される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパルス幅変
調回路の誤動作防止回路は、その電源ラインにおいて、
誤動作発生前にICに過大電流が流れ、過大電流を検出
した場合、パルス幅変調回路の電源供給を一定期間止め
ることにより、パルス幅変調回路のICの誤動作を防止
でき、その実用上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパルス幅変調回路の
誤動作防止回路の回路図である。
【図2】従来の画像表示素子の基本的な構成例を示す図
である。
【図3】図2のスクリーン板における1つの区画の拡大
図である。
【図4】図2の画像表示素子を駆動する回路の一例を示
す図である。
【図5】図4の各回路のタイミングチャートを示す図で
ある。
【符号の説明】
22…パルス幅変調回路のIC電源の入力側接続端子、
23…パルス幅変調回路のIC電源の出力側接続端子、
24…過大電流検出用抵抗、 25…第1のPNPトランジ
スタ、 26…電圧変換用抵抗、 27…コンデンサ、 28
…単安定マルチバイブレータ、 29…第1のNPNトラ
ンジスタ、 30…第2のNPNトランジスタ、 31…第
2のPNPトランジスタ、 32…電源端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン上の画面を垂直方向に複数の
    区分に分割した各垂直区分毎に線陰極が設けられ、この
    線陰極から発生された電子ビームが垂直及び水平方向に
    偏向されてスクリーン上に垂直方向にストライプ状に塗
    布されたカラー蛍光体に照射されることによりカラー画
    像を形成する画像表示装置において、 CMOSのICからなりかつ前記電子ビームを変調する
    ための制御信号を出力する パルス幅変調回路の電源ライ
    ンに流れる過大電流を検出する手段と、この過渡的な電
    流変化を電圧に変換する手段と、この電圧変化をパルス
    に変換する手段と、この変換されたパルスにより前記電
    源ラインへの電源供給を一定期間止める手段とにより
    成され、前記パルス幅変調回路の電源ラインに過大電流
    が流れる期間は前記パルス幅変調回路に電源を供給しな
    ことを特徴とするパルス幅変調回路の誤動作防止回
    路。
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