JPH04344689A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH04344689A
JPH04344689A JP11726291A JP11726291A JPH04344689A JP H04344689 A JPH04344689 A JP H04344689A JP 11726291 A JP11726291 A JP 11726291A JP 11726291 A JP11726291 A JP 11726291A JP H04344689 A JPH04344689 A JP H04344689A
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JP
Japan
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line
line cathode
cathode
circuit
cathodes
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Application number
JP11726291A
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English (en)
Inventor
▲廣▼中 範彦
Norihiko Hironaka
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン板面上に映
出された画面を垂直方向に複数区分に分割したときのそ
れぞれの区分ごとに電子ビームを発生させ、各区分ごと
にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複数のラ
インを表示し全体として画像を表示する画像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン画像を映出する装置
の偏平化が各種提案されている。
【0003】従来この種の偏平型カラー受像管としての
画像表示装置は、たとえば、特開昭57−135590
号公報に示すような構成となっている。以下、その構成
について図面を参照しながら説明する。
【0004】図3に示すようにこの画像表示装置は後方
からアノード側に向かって順に背面電極1、電子ビーム
放出源としての線陰極2、電子ビーム引き出し電極3,
制御電極4,収束電極5,水平偏向電極6,垂直偏向電
極7,スクリーン板8などが配置されて構成されこれら
が真空容器の内部に収納されている。
【0005】以上のように構成された偏平型画像表示装
置について、以下その動作を説明する。図3に示すよう
に、電子ビーム放出源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に一定間隔をも
って複数本(図3では2イ〜2トの7本のみ示す)設け
られている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、本
数は19本設けられているものとして、前記線陰極を2
イ〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくとる
ことはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン板
8の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構
成として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸
化物陰極材料を塗布している。前記線陰極は後述するよ
うに、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一定
時間ずつ電子ビームを放出するように制御される。背面
電極1は該当する線陰極以外の線陰極からの電子ビーム
の発生を抑止するとともに、電子ビームをアノード方向
のみに押し出す作用もしている。図3では真空容器は記
してないが、背面電極1を利用して真空容器と一体とな
す構造をとることも可能である。電子ビーム引き出し電
極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと対向する水平方向
に一定間隔で多数個並べて設けられた貫通孔10を有す
る導電板11であり、線陰極2から放出された電子ビー
ムをその貫通孔10を通してとりだす。つぎに制御電極
4は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと対向する位置に貫通
孔14を有する垂直方向に長い導電板15で構成されて
おり、所定間隔を介して水平方向に複数個並設されてい
る。本構成では114本の制御電極用導電板15a〜1
5nが設けられている(図3では8本のみ示す)。制御
電極4は前記電子ビーム引き出し電極3により水平方向
に区分された電子ビームのそれぞれの通過量を、映像信
号の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミ
ングに同期させて制御している。収束電極5は、制御電
極4に設けられた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔
16を有する導電板17で、電子ビームを収束している
。水平偏向電極6は、前記貫通孔16のそれぞれ水平方
向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置された導電
板18,18′で構成され、それぞれの導電板には水平
偏向用電圧が加えられている。各絵素ごとの電子ビーム
はそれぞれ水平方向に偏向され、スクリーン板8上でR
,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光している。本構
成では、電子ビームごとに2トリオ分偏向している。 垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれぞれ垂直方向
の中間の位置に水平方向に複数本配置された導電板19
,19′で構成され、垂直偏向用電圧が加えられ、電子
ビームを垂直方向に偏向している。本構成では、一対の
電極19,19′によって1本の線陰極から生じた電子
ビームを垂直方向に12ライン分偏向している。そして
20個で構成された垂直偏向電極7によって、19本の
線陰極のそれぞれに対応する19対の垂直偏向導電体対
が構成され、スクリーン板8の面上に垂直方向に228
本の水平走査ラインを描いている。前記に説明したよう
に本構成では水平偏向電極6,垂直偏向電極7をそれぞ
れ複数本クシ状に張り巡らしている。さらに水平,垂直
の各偏向電極間の距離に比べるとスクリーン板8までの
距離を長く設定することにより、小さな偏向量で電子ビ
ームをスクリーン板8の面上に照射させることが可能と
なる。これにより水平,垂直とも偏向歪みを少なくする
ことができる。スクリーン板8は図3に示すように、ガ
ラス板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布し
て構成している。また図示していないがメタルバック,
カーボンも塗布されている。蛍光体20は制御電極4の
1つの貫通孔14を通過する電子ビームを水平方向に偏
向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2トリ
オ分照射するように設けられており、垂直方向にストラ
イプ状に塗布している。図3において、スクリーン板8
に記入した破線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応し
て表示される垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数本
の制御電極4の各々に対応して表示される水平方向の区
分を示す。破線,2点鎖線で仕切られた1つの区画は図
4の拡大図に示すように、水平方向では2トリオ分のR
,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン分の幅を有
している。1区画の大きさは本例では水平方向1mm,
垂直方向4.4mmである。なお図4ではR,G,Bの
各々3色の蛍光体はストライプ状に図示しているが、デ
ルタ状に配置してもよい。ただしデルタ状に配置したと
きはそれに適合した水平偏向,垂直偏向波形の電圧を加
える必要がある。なお図4では説明の都合で縦横の寸法
比が実際のスクリーンに表示したイメージと異なってい
る。また本構成では、制御電極4の1つの貫通孔14に
対してR,G,Bの蛍光体が2トリオ分設けられている
が、1トリオ分あるいは3トリオ分以上で構成されてい
てもよい。ただし制御電極4には1トリオ、あるいは3
トリオ以上のR,G,B映像信号が順次加えられ、それ
に同期して水平偏向をする必要がある。
【0006】つぎにこの画像表示装置を駆動するための
駆動回路の動作を、図5を参照しながら説明する。まず
電子ビームをスクリーン板8に照射して表示する駆動部
分の説明を行う。電源回路22は画像表示装置の各電極
に所定のバイアス電圧を加えるための回路で、背面電極
1にはV1、電子ビーム引き出し電極3にはV3、収束
電極5にはV5、スクリーン板8にはV8の直流電圧を
加える。パルス発生回路39は、垂直同期信号Vと水平
同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。図6
にそのタイミングの一例を示す。図2および図6に示す
例では、線陰極駆動回路26は、線陰極駆動パルスを受
けて駆動パルス(ロ〜ツ)が高電位の間は、スイッチを
H側に接続するとともに、線陰極加熱電源51により線
陰極2ロ〜2ツを加熱する。このとき、線陰極2ロ〜2
ツはカットオフ電源52により、背面電極1と電子ビー
ム引き出し電極3とに加えられているバイアス電圧によ
って定められた線陰極2の周辺における電位よりも線陰
極2ロ〜2ツに加えられている電位のほうが高くなるた
め、線陰極2ロ〜2ツからは電子が放出されない。また
一方、駆動パルス(イ)が低電位の間、スイッチをL側
に接続し、線陰極2イはツェナーダイオード57とダイ
オード56によりきめられる電位になり電子を放出する
。このとき、ツェナーダイオード57とダイオード56
による電圧よりもカットオフ電源52の電圧の方が高い
ため、ダイオード50イによって、カットオフ電源52
から線陰極2イの方向には電流が流れない。抵抗器55
は、ダイオード50イ〜50ツが何らかの原因により短
絡破壊したとき、カットオフ電源52から線陰極に流れ
る電流を抑制し線陰極切れを防止する働きをする。エミ
ッション電源59と抵抗器58はツェナーダイオード5
7とともに、駆動パルスが低電位の間線陰極に電子放出
電位を与える電流を供給するためのものである。
【0007】以上の説明から明らかなように19本の線
陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ
〜ツ)が加えられた12水平走査期間のみ電子が放出さ
れる。1画面を構成するには、上方の線陰極2イから下
方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電位を切り替
えて行けばよい。
【0008】つぎに偏向部分の説明を行う。図5に示す
ように、偏向電圧発生回路40は、ダイレクトメモリア
クセスコントローラ(以下DMAコントローラと称す)
41、偏向電圧波形記憶用メモリ(以下偏向メモリと称
す)42、水平偏向信号発生器43h、垂直偏向信号発
生器43vなどによって構成され、垂直偏向信号v,v
′および水平偏向信号h,h′を発生する。本構成にお
いては垂直偏向信号に関して、オーバースキャンを考慮
して、1フィールドで228水平走査期間表示している
。またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報を
記憶しているメモリアドレスエリアを第1フィールドお
よび第2フィールドに分けそれぞれ1組のメモリ容量を
有している。表示する際は該当の偏向メモリ42からデ
ータを読みだして垂直偏向信号発生器43vでアナログ
信号に変換して、垂直偏向電極7に加えている。前記の
偏向メモリ42に記憶された垂直偏向位置情報は12水
平走査期間ごとにほぼ規則性のあるデータで構成され、
偏向信号に変換された波形もほぼ12段階の垂直偏向信
号となっているが前記のように2フィールド分のメモリ
容量を有して、各水平走査線ごとに位置を微調整できる
ようにしている。また水平偏向信号に対しては、1水平
走査期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要性
と水平走査ごとに偏向位置を微調整可能なようにメモリ
を有している。したがって1フレーム間に456水平走
査期間表示するとして、456×6=2736バイトの
メモリが必要であるが、第1フィールドと第2フィール
ドのデータを共用しているために、実際には1368バ
イトのメモリを使用している。表示の際は各水平走査ラ
インに対応した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み
出して、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変
換して、水平偏向電極6に加えている。
【0009】以上を要約すると、垂直周期のうちの垂直
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうち
の低電位の駆動パルスが加えられている線陰極から放出
された電子ビームは、電子ビーム引き出し電極3によっ
て水平方向に114区分に分割され、114本の電子ビ
ーム列を構成している。この電子ビームは、後述するよ
うに各区分ごとに制御電極4によってビームの通過量が
制御され、収束電極5によって収束されたのち、図6に
示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向信号h
,h′を加えられた水平偏向電極18,18′などによ
り、各水平表示期間にスクリーン板8のR1,G1,B
1およびR2,G2,B2などの蛍光体に順次、水平表
示期間/6ずつ照射される。かくして、各水平ラインの
ラスターは114個の各区分ごとに電子ビームをR1,
G1,B1およびR2,G2,B2に該当する映像信号
によって変調することにより、スクリーン板8の面上に
カラー画像を表示することができる。
【0010】つぎに電子ビームの変調制御部分について
説明する。まず図5において、信号入力端子23R,2
3G,23Bに加えられたR,G,Bの各映像信号は、
114組のサンプルホールド回路組31a〜31nに加
えられる。各サンプルホールド組31a〜31nはそれ
ぞれR1用,G1用,B1用、およびR2用,G2用,
B2用の6個のサンプルホールド回路で構成されている
。サンプリングパルス発生回路34は、水平周期(63
.5μsec)のうちの水平表示期間(約50μsec
)に、前記114組のサンプルホールド回路31a〜3
1nの各々R1用,G1用,B1用、およびR2用,G
2用,B2用のサンプルホールド回路に対応する684
個(114×6)のサンプリングパルスRa1〜Rn2
を順次発生する。前記684個のサンプリングパルスが
それぞれ114組のサンプルホールド回路組31a〜3
1nに6個ずつ加えられ、これによって各サンプルホー
ルド回路組には、1ラインを114個に区分したときの
それぞれの2絵素分のR1,G1,B1,R2,G2,
B2の各映像信号が個別にサンプリングされホールドさ
れる。サンプルホールドされた114組のR1,G1,
B1,R2,G2,B2の映像信号は1ライン分のサン
プルホールド終了後に114組のメモリ32a〜32n
に転送パルスtによって一斉に転送され、ここで次の1
水平走査期間保持される。保持された信号は114個の
スイッチング回路35a〜35nに加えられる。スイッ
チング回路35a〜35nはそれぞれがR1,G1,B
1,R2,G2,B2の個別入力端子とそれらを順次切
り替えて出力する共通出力端子とを有する回路により構
成されたもので、スイッチングパルス発生回路36から
加えられるスイッチングパルスr1,g1,b1,r2
,g2,b2によって同時に切り替え制御される。前記
スイッチングパルスr1,g1,b1,r2,g2,b
2は、各水平表示期間を6分割して、水平表示期間/6
ずつスイッチング回路35a〜35nを切り替えR1,
G1,B1,R2,G2,B2の各映像信号を時分割し
て順次出力し、パルス幅変調回路37a〜37nに供給
している。各スイッチング回路35a〜35nの出力は
、114組のパルス幅変調(以下PWMと称す)回路3
7a〜37nに加えられ、R1,G1,B1,R2,G
2,B2の各映像信号の大きさに応じてパルス幅変調さ
れ出力される。このパルス幅変調回路37a〜37nの
出力は電子ビームを変調するための制御信号として表示
素子の制御電極4の114本の導電板15a〜15nに
それぞれ個別に加えられる。
【0011】つぎに水平偏向と表示のタイミングについ
て説明する。スイッチング回路35a〜35nにおける
R1,G1,B1,R2,G2,B2の映像信号の切り
替えと、水平偏向信号発生器43hによる電子ビームR
1,G1,B1,R2,G2,B2の蛍光体への水平偏
向の切り替えタイミングと順序が完全に一致するように
同期制御されている。これにより電子ビームがR1蛍光
体に照射されているときには、その電子ビームの照射量
がR1制御信号によって制御され、以下G1,B1,R
2,G2,B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1,G1,B1,R2,G2,B2各蛍光体の発光が
その絵素のR1,G1,B1,R2,G2,B2の映像
信号によってそれぞれ制御されることとなり、各絵素が
入力の映像信号にしたがって発光表示されのである。か
かる制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同
時に実行されて、1ライン228絵素の映像が表示され
、さらに1フィールド228本のラインについて上方の
ラインから順次行われて、スクリーン板8の面上に画像
が表示される。さらに上記の諸動作が入力映像信号の1
フィールドごとに繰り返されて、テレビジョン信号など
がスクリーン板8に表示される。
【0012】なお、本構成に必要な基本クロックは図5
に示すパルス発生回路39から供給されており、水平同
期信号H、および垂直同期信号Vでタイミングをコント
ロールしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、線陰極2イ〜2ツに接続しているダイオー
ド50イ〜50ツが何らかの原因により短絡破壊したと
き、カットオフ電源52から線陰極に流れる電流を抵抗
器55によって抑制し線陰極切れを防止するが、線陰極
駆動パルスが低電位のときエミッション電源59と抵抗
器58、ツェナーダイオード57とダイオード56によ
って線陰極に電子放出電位をあたえているため、エミッ
ション電源を必要とし、電力が増えるという問題点を有
していた。
【0014】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、線陰極から電子を放出する電位をつくるためのエ
ミッション電源をなくし、電力を削減し、かつダイオー
ド50イ〜50ツの短絡時、線陰極を保護する画像表示
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像表示装置は、電子ビームが照射されるこ
とにより発光する蛍光体が塗布されたスクリーン板と、
上記スクリーン板上に映出された画面を垂直方向に区分
した各垂直区分ごとに電子ビームを発生する複数の線陰
極と、上記線陰極をそれぞれ加熱する線陰極加熱期間と
電子を放出する電子放出期間とを交互に与えるための線
陰極駆動パルスを発生するパルス発生回路と、上記線陰
極を加熱したり、電子放出したりするために回路を切り
換える線陰極駆動回路と、上記線陰極に接続されて線陰
極加熱期間のみに導通するダイオードと、上記ダイオー
ドに接続され、線陰極加熱期間のみ線陰極を加熱する線
陰極加熱電源と、線陰極加熱期間中に線陰極から電子が
放出しないようにカットオフ電位を与えるカットオフ電
源と、上記した電子放出期間中に、線陰極の電位をきめ
るツェナーダイオードと、上記線陰極に接続しているダ
イオードの短絡時には、カットオフ電源から線陰極に流
れる短絡電流を抑制する回路として、トランジスタ,抵
抗器,ダイオードによる定電流回路とを備えた構成を有
している。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成において、線陰極駆動パ
ルスが低電位の間、電子ビーム引き出し電極から線陰極
に流れてくる電流とツェナーダイオードによって、線陰
極は電子放出電位に保たれる。線陰極に接続したダイオ
ードの短絡時、カットオフ電源から線陰極に流れる電流
を、トランジスタ,抵抗器,ダイオードによる定電流回
路で抑制し、線陰極を保護し、したがって、従来例で説
明したようなエミッション電源を必要とせず、そのため
電力が削減されることとなる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0018】図1に示すように、垂直同期信号Vと水平
同期信号Hを用いてパルス発生回路39でつくられた線
陰極駆動パルス(イ〜ツ)を線陰極駆動回路26に加え
る。線陰極駆動回路26は線陰極2イ〜2ツを加熱状態
と電子放出状態とに切り換えるためのスイッチで構成さ
れている。つぎに、線陰極加熱電源51で、線陰極2ロ
〜2ツを加熱している期間中は、ダイオード50ロ〜5
0ツが導通する一方、電子を放出しないようにカットオ
フ電源52からカットオフ電圧を加えている。つぎに、
電子放出期間中は、線陰極に電子が放出できる電位をつ
くるようにツェナーダイオード60と、定電流回路を構
成するトランジスタ61、定電流回路の定電流を決める
抵抗器62、定電流回路のバイアス電圧を与えるダイオ
ード64,65、バイアス電圧をつくるダイオード64
,65に電流を供給する抵抗器63で構成されてなるも
のである。
【0019】以上のように構成された線陰極を駆動する
回路と線陰極を保護する回路について、以下その動作に
ついて図1を用いて説明する。線陰極駆動回路26は、
パルス発生回路39でつくられた線陰極駆動パルスを受
けて駆動パルス(ロ〜ツ)が高電位の間は(図6を参照
)、スイッチをH側に接続し、線陰極加熱電源51によ
り線陰極2ロ〜2ツを加熱する。このとき図に示すよう
に、線陰極2ロ〜2ツはカットオフ電源52により、背
面電極1と電子ビーム引き出し電極3とに加えられてい
るバイアス電圧によって定められた線陰極の周辺におけ
る電位よりも線陰極2ロ〜2ツに加えられている電位の
ほうが高くなるため、線陰極2ロ〜2ツからは電子が放
出されない。駆動パルス(イ)が低電位の間、線陰極駆
動回路26のスイッチをL側に接続し、線陰極2イはツ
ェナーダイオード60できめられる電位になり電子を放
出する。このとき、ツェナーダイオード60の電圧より
カットオフ電源52の電圧の方が高いため、ダイオード
50イによって、カットオフ電源52から線陰極2イの
方向には電流が流れない。抵抗器63、ダイオード64
,65は、トランジスタ61のベース電圧をきめている
。抵抗器62によりトランジスタ61は一定の電流を流
す定電流特性を示す。ここで、この定電流回路の定電流
値を、通常、電子ビーム引き出し電極3から線陰極2イ
を通ってツェナーダイオード60に流れてくる電流値と
、ダイオード50イ〜50ツが何らかの原因により短絡
破壊したとき、カットオフ電源52から線陰極に流れる
短絡電流との中間の電流になるよう抵抗器62の抵抗値
をきめれば、ダイオード50イ〜50ツが短絡していな
いときには、トランジスタ61は、飽和領域で使用する
こととなり、コレクタ、エミッタ間の電圧は約0.3V
以下になる。よって、スイッチがL側の線陰極2の電位
は、ほぼツェナーダイオード60によって一定のエミッ
ション電圧に保たれる。ダイオード50イ〜50ツが何
らかの原因により短絡破壊したときには、カットオフ電
源52から線陰極を通ってツェナーダイオード60に流
れる電流はトランジスタ61、抵抗器62,63、ダイ
オード64,65による定電流回路により、その定電流
回路の定電流値に抑えられ線陰極切れを防止する働きを
する。
【0020】以上のように本実施例によれば、線陰極を
保護しながらエミッション電源をなくすることができ、
電力も削減することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子ビー
ムが照射されることにより発光する蛍光体が塗布された
スクリーン板と、上記スクリーン板上に映出された画面
を垂直方向に区分した各垂直区分ごとに電子ビームを発
生する複数の線陰極と、上記線陰極をそれぞれ加熱する
線陰極加熱期間と電子を放出する電子放出期間とを交互
に与えるための線陰極駆動パルスを発生するパルス発生
回路と、上記線陰極を加熱したり、電子放出したりする
ために回路を切り換える線陰極駆動回路と、上記線陰極
に接続されて線陰極加熱期間のみを導通するダイオード
と、上記ダイオードに接続され、線陰極加熱期間のみ線
陰極を加熱する線陰極加熱電源と、線陰極加熱期間中に
線陰極から電子が放出しないようにカットオフ電位を与
えるカットオフ電源と、上記した電子放出期間中に、線
陰極の電位をきめるツェナーダイオードと、上記ダイオ
ードの短絡時には、カットオフ電源から線陰極に流れる
短絡電流を抑制するように配されたトランジスタ,抵抗
器,ダイオードとを設けることにより、特別なエミッシ
ョン電源を必要とせず、また電力を減らすことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像表示装置の線陰
極駆動回路と線陰極保護回路の回路図
【図2】従来の線陰極駆動回路と線陰極保護回路の回路
【図3】本発明で用いられる画像表示装置の分解斜視図
【図4】同画像表示装置の蛍光面の拡大図
【図5】同画
像表示装置の駆動回路のブロック図
【図6】同画像表示
装置の動作説明のための波形図
【符号の説明】
2イ〜2ツ  線陰極 26  線陰極駆動回路 39  パルス発生回路 50イ〜50ツ  ダイオード 51  線陰極加熱電源 52  カットオフ電源 60  ツェナーダイオード 61  トランジスタ 64,65  ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビームが照射されることにより発光す
    る蛍光体が塗布されたスクリーン板と、上記スクリーン
    板上に映出された画面を垂直方向に区分した各垂直区分
    ごとに電子ビームを発生する複数の線陰極と、上記線陰
    極をそれぞれ加熱する線陰極加熱期間と電子を放出する
    電子放出期間とを交互に与えるための線陰極駆動パルス
    を発生するパルス発生回路と、上記線陰極を加熱したり
    、電子放出したりするために回路を切り換える線陰極駆
    動回路と、上記線陰極に接続されて線陰極加熱期間のみ
    に導通するダイオードと、上記ダイオードに接続され、
    線陰極加熱期間のみ線陰極を加熱する線陰極加熱電源と
    、線陰極加熱期間中に線陰極から電子が放出しないよう
    にカットオフ電位を与えるカットオフ電源と、上記した
    電子放出期間中に、線陰極の電位をきめるツェナーダイ
    オードと、上記線陰極に接続したダイオードの短絡時に
    は、カットオフ電源から線陰極に流れる短絡電流を抑制
    するように配されたトランジスタ,抵抗器,ダイオード
    とを備えた画像表示装置。
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