JPH05159261A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH05159261A JPH05159261A JP32163391A JP32163391A JPH05159261A JP H05159261 A JPH05159261 A JP H05159261A JP 32163391 A JP32163391 A JP 32163391A JP 32163391 A JP32163391 A JP 32163391A JP H05159261 A JPH05159261 A JP H05159261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- joining
- core
- fixed body
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ヘッド固定体と磁気ヘッドコアで形成す
る磁気ヘッドの製造方法において、磁気ヘッド固定体と
磁気ヘッドの接合精度を向上して磁気特性および接合強
度を劣化させないことを目的とする。 【構成】 磁気ヘッド固定体1と磁気ヘッドコア2を接
合する工程において、レーザービーム8を用いて接合用
ガラス6を溶融させ仮固定を行ない、その接合部を覆う
ように再度接合用ガラス4で加熱炉5による溶融接合さ
せた後、レーザービーム8による接合部を切断除去して
磁気ヘッドとする方法により、磁気ヘッドコア2と磁気
ヘッド固定体1の仮固定作業の大幅な生産性が向上で
き、固定精度の向上により、磁気特性の改善ができる。
る磁気ヘッドの製造方法において、磁気ヘッド固定体と
磁気ヘッドの接合精度を向上して磁気特性および接合強
度を劣化させないことを目的とする。 【構成】 磁気ヘッド固定体1と磁気ヘッドコア2を接
合する工程において、レーザービーム8を用いて接合用
ガラス6を溶融させ仮固定を行ない、その接合部を覆う
ように再度接合用ガラス4で加熱炉5による溶融接合さ
せた後、レーザービーム8による接合部を切断除去して
磁気ヘッドとする方法により、磁気ヘッドコア2と磁気
ヘッド固定体1の仮固定作業の大幅な生産性が向上で
き、固定精度の向上により、磁気特性の改善ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドコアと磁気
ヘッド固定体で形成する磁気ヘッドの製造方法に関す
る。
ヘッド固定体で形成する磁気ヘッドの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ヘッドは情報機器の記録装置
の主要部品として、需要が加速的に増加してきている。
の主要部品として、需要が加速的に増加してきている。
【0003】一方、記録密度を上げるために、磁気ヘッ
ドコアのギャップ寸法の縮小化が進んでいる。これにと
もない磁気ヘッドの精密組立てが要求される。
ドコアのギャップ寸法の縮小化が進んでいる。これにと
もない磁気ヘッドの精密組立てが要求される。
【0004】一般に磁気ヘッドの製造方法では、磁気ヘ
ッド固定体の所定の位置に、磁気ヘッドコアを接合する
必要がある。
ッド固定体の所定の位置に、磁気ヘッドコアを接合する
必要がある。
【0005】この接合方法としては、接着剤を用いた
り、金属もしくはガラスによる接着、あるいはこれらの
接合方法が併用されている。これらの接合方法のうち、
ガラスろう接着法は信頼性が高いとされている。
り、金属もしくはガラスによる接着、あるいはこれらの
接合方法が併用されている。これらの接合方法のうち、
ガラスろう接着法は信頼性が高いとされている。
【0006】以下に従来の磁気ヘッドコアと磁気ヘッド
固定体とのガラスろう接着法について説明する。
固定体とのガラスろう接着法について説明する。
【0007】図4(a)に示すように、凹部にスリット
1aを設けたセラミック製の磁気ヘッド固定体1のスリ
ット1aの所定の位置に、磁気ヘッドコア2を挿入す
る。次に図4(b)に示すように、磁気ヘッドコア2が
移動しないように、ばね性を持った鉄板のスペーサ3で
磁気ヘッド固定体1に固定する。その後図4(c)に示
すように、磁気ヘッドコア2の上方、磁気ヘッド固定体
1のスリット1aの上部に接合用ガラス4を載置し、図
4(d)に示すように、加熱炉5内で加熱する。この加
熱により接合用ガラス4はスリット1a内の隙間に流
れ、磁気ヘッドコア2と磁気ヘッド固定体1が接合され
る。
1aを設けたセラミック製の磁気ヘッド固定体1のスリ
ット1aの所定の位置に、磁気ヘッドコア2を挿入す
る。次に図4(b)に示すように、磁気ヘッドコア2が
移動しないように、ばね性を持った鉄板のスペーサ3で
磁気ヘッド固定体1に固定する。その後図4(c)に示
すように、磁気ヘッドコア2の上方、磁気ヘッド固定体
1のスリット1aの上部に接合用ガラス4を載置し、図
4(d)に示すように、加熱炉5内で加熱する。この加
熱により接合用ガラス4はスリット1a内の隙間に流
れ、磁気ヘッドコア2と磁気ヘッド固定体1が接合され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、磁気ヘッド固定体1に磁気ヘッドコア2
を挿入,位置決めし、スペーサ3で磁気ヘッドコア2の
仮固定を行なうのでスペーサ3が加熱炉5での加熱中に
生じる熱膨脹により変形し、磁気ヘッドコア2が所定の
位置からずれ磁気特性および接合強度が劣化するという
問題点を有していた。
来の方法では、磁気ヘッド固定体1に磁気ヘッドコア2
を挿入,位置決めし、スペーサ3で磁気ヘッドコア2の
仮固定を行なうのでスペーサ3が加熱炉5での加熱中に
生じる熱膨脹により変形し、磁気ヘッドコア2が所定の
位置からずれ磁気特性および接合強度が劣化するという
問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁気特性および接合強度が劣化しない磁気ヘッドの
製造方法を提供することを目的とする。
で、磁気特性および接合強度が劣化しない磁気ヘッドの
製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気ヘッドの製造方法は、磁気ヘッドコアと
磁気ヘッド固定体とを部分接合する第1の工程と、その
接合部を掩覆して再度接合する第2の工程からなる。
に本発明の磁気ヘッドの製造方法は、磁気ヘッドコアと
磁気ヘッド固定体とを部分接合する第1の工程と、その
接合部を掩覆して再度接合する第2の工程からなる。
【0011】
【作用】この方法により、スペーサを使用せずに磁気ヘ
ッドコアを磁気ヘッド固定体に仮固定することとなる。
ッドコアを磁気ヘッド固定体に仮固定することとなる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0013】本発明の一実施例を示す図1ないし図3で
は、従来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略す
る。
は、従来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略す
る。
【0014】本実施例の特徴とするところは、図1およ
び図2に示すように、磁気ヘッド固定体1の磁気ヘッド
コア2を固定する側の凹部の先端に仮固定用の接合用ガ
ラス6をあらかじめモールドした磁気ヘッド固定体1を
用いる点である。
び図2に示すように、磁気ヘッド固定体1の磁気ヘッド
コア2を固定する側の凹部の先端に仮固定用の接合用ガ
ラス6をあらかじめモールドした磁気ヘッド固定体1を
用いる点である。
【0015】以下本実施例の接合方法について説明す
る。図3(a)に示すように、磁気ヘッドコア2を磁気
ヘッド固定体1の所定の位置に挿入する。
る。図3(a)に示すように、磁気ヘッドコア2を磁気
ヘッド固定体1の所定の位置に挿入する。
【0016】次に図3(b)に示すように、磁気ヘッド
コア2を磁気ヘッド固定体1に対して移動しないよう
に、固定治具7で固定する。その後、図3(c)に示す
ように、レーザービーム8で接合用ガラス6を溶融さ
せ、磁気ヘッドコア2と磁気ヘッド固定体1とを部分接
合させる。
コア2を磁気ヘッド固定体1に対して移動しないよう
に、固定治具7で固定する。その後、図3(c)に示す
ように、レーザービーム8で接合用ガラス6を溶融さ
せ、磁気ヘッドコア2と磁気ヘッド固定体1とを部分接
合させる。
【0017】ついで、図3(d)に示すように、接合用
ガラス4を磁気ヘッドコア2の上方で磁気ヘッド固定体
1のスリット1aの上部に載置し、図3(e)に示すよ
うに、加熱炉5内で加熱する。この加熱により接合用ガ
ラス4は、磁気ヘッド固定体1と磁気ヘッドコア2の間
の隙間に流れ、磁気ヘッド固定体1と磁気ヘッドコア2
を接合する。接合用ガラス6の軟化点は接合用ガラス4
の軟化点よりも高く、加熱炉5の温度では変形が生じな
いガラスを使用する。
ガラス4を磁気ヘッドコア2の上方で磁気ヘッド固定体
1のスリット1aの上部に載置し、図3(e)に示すよ
うに、加熱炉5内で加熱する。この加熱により接合用ガ
ラス4は、磁気ヘッド固定体1と磁気ヘッドコア2の間
の隙間に流れ、磁気ヘッド固定体1と磁気ヘッドコア2
を接合する。接合用ガラス6の軟化点は接合用ガラス4
の軟化点よりも高く、加熱炉5の温度では変形が生じな
いガラスを使用する。
【0018】次に図3(f)に示すように、磁気ヘッド
固定体1のレーザービーム8で部分接合した部分を、研
削盤などを使用し、磁気ヘッド全長の寸法規格に合せて
lで示した寸法分を切断除去する。この時の切断加工に
よって発生する欠け,クラックを防止するため、研削盤
にはレジン系の砥石を使用することが望ましい。磁気ヘ
ッド固定体1と磁気ヘッドコア2のレーザービーム8に
よる仮固定においては、レーザービーム8による局部的
な高温により、磁気ヘッドコア2および磁気ヘッド固定
体1に大きなダメージが発生し、割れや焼損が発生し易
いのでレーザービーム8による接合した部分を接合用ガ
ラス4で接合した後、切断除去する。
固定体1のレーザービーム8で部分接合した部分を、研
削盤などを使用し、磁気ヘッド全長の寸法規格に合せて
lで示した寸法分を切断除去する。この時の切断加工に
よって発生する欠け,クラックを防止するため、研削盤
にはレジン系の砥石を使用することが望ましい。磁気ヘ
ッド固定体1と磁気ヘッドコア2のレーザービーム8に
よる仮固定においては、レーザービーム8による局部的
な高温により、磁気ヘッドコア2および磁気ヘッド固定
体1に大きなダメージが発生し、割れや焼損が発生し易
いのでレーザービーム8による接合した部分を接合用ガ
ラス4で接合した後、切断除去する。
【0019】なお、一般に磁気ヘッドコア2をレーザー
ビーム8で仮固定する際、照射時の急激な局部加熱と照
射後の急冷により、溶融した接合用ガラス6が磁気ヘッ
ド固定体1と磁気ヘッドコア2に対し接合性を悪くする
ので、磁気ヘッド固定体1に予め仮固定用の接合用ガラ
ス6をモールドすることにより、接合性を良化させる。
ビーム8で仮固定する際、照射時の急激な局部加熱と照
射後の急冷により、溶融した接合用ガラス6が磁気ヘッ
ド固定体1と磁気ヘッドコア2に対し接合性を悪くする
ので、磁気ヘッド固定体1に予め仮固定用の接合用ガラ
ス6をモールドすることにより、接合性を良化させる。
【0020】以上のように本実施例によれば、磁気ヘッ
ドコア2と磁気ヘッド固定体1とを部分接合する第1の
工程とその接合部を掩覆して再度接合する第2の工程を
用いる方法により、磁気ヘッドコア2と磁気ヘッド固定
体1の仮固定作業の大幅な生産性を向上させ、さらに接
合用ガラスの加熱中の磁気ヘッドコア2の移動がなくな
り磁気特性の劣化を防止できる。
ドコア2と磁気ヘッド固定体1とを部分接合する第1の
工程とその接合部を掩覆して再度接合する第2の工程を
用いる方法により、磁気ヘッドコア2と磁気ヘッド固定
体1の仮固定作業の大幅な生産性を向上させ、さらに接
合用ガラスの加熱中の磁気ヘッドコア2の移動がなくな
り磁気特性の劣化を防止できる。
【0021】さらに磁気ヘッド固定体1のスリット部1
aの先端部に予め接合用ガラスをモールドすることによ
り、レーザービーム8の照射による接着時の局部的な急
加熱や急冷による接合性の悪化を防ぎ、良好な接合強度
が得られる。
aの先端部に予め接合用ガラスをモールドすることによ
り、レーザービーム8の照射による接着時の局部的な急
加熱や急冷による接合性の悪化を防ぎ、良好な接合強度
が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例に説明からも明らかなよう
に本発明は、磁気ヘッドコアと磁気ヘッド固定体とを部
分接合する第1の工程と、その接合部を掩覆して再接合
する第2の工程からなる方法により、磁気特性および接
合強度が劣化しない優れた磁気ヘッドの製造方法を実現
できるものである。
に本発明は、磁気ヘッドコアと磁気ヘッド固定体とを部
分接合する第1の工程と、その接合部を掩覆して再接合
する第2の工程からなる方法により、磁気特性および接
合強度が劣化しない優れた磁気ヘッドの製造方法を実現
できるものである。
【図1】本発明の一実施例の磁気ヘッドの製造方法に用
いる磁気ヘッド固定体の斜視図
いる磁気ヘッド固定体の斜視図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本発明の一実施例の磁気ヘッドの製造方法の概
念を示すフロー図
念を示すフロー図
【図4】従来の磁気ヘッドの製造方法の概念を示すフロ
ー図
ー図
1 磁気ヘッド固定体 2 磁気ヘッドコア 6 接合用ガラス
Claims (5)
- 【請求項1】 磁気ヘッドコアと磁気ヘッド固定体とを
部分接合する第1の工程と、前記部分接合した個所を掩
覆して再度接合する第2の工程とからなる磁気ヘッドの
製造方法。 - 【請求項2】 磁気ヘッドコアと磁気ヘッド固定体を磁
気ヘッド固定体の先端部で接合した後、所定形状に切断
する請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項3】 第1の工程および第2の工程の磁気ヘッ
ドコアと磁気ヘッド固定体の接合に接合用ガラスを用い
た請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 第1の工程の接合用ガラスの軟化点は、
第2の工程の接合用ガラスの軟化点よりも高くした請求
項3記載の磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 第1の工程の接合用ガラスをレーザービ
ームで溶融する請求項3記載の磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32163391A JPH05159261A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32163391A JPH05159261A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05159261A true JPH05159261A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18134685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32163391A Pending JPH05159261A (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05159261A (ja) |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP32163391A patent/JPH05159261A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05159261A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH0212611A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
KR930001702B1 (ko) | 자기 변환기의 제조방법 | |
JPS58199431A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPH0477963B2 (ja) | ||
JPH05166125A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH01253805A (ja) | 磁気ヘッドコアのガラスモールド方法 | |
JPS62192903A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JPS59167821A (ja) | 磁気ヘツドのコア組立体およびその製造方法 | |
JPH02297708A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPS62185216A (ja) | 複合形磁気ヘツド | |
JP2547808B2 (ja) | 磁気ヘッドチップの製造方法 | |
JPS58158022A (ja) | 磁気ヘツドコアの製造方法 | |
JPS62120611A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS62277606A (ja) | 磁気ヘツドコアのガラスモ−ルド方法 | |
JPH03222109A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPS637504A (ja) | 磁気ヘツドコアの接合方法 | |
JPS62287406A (ja) | 複合磁気ヘツドおよびその製造方法 | |
JPS6313108A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JPH06231440A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH064815A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPS6391809A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JPS6161209A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPS62154308A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JPS6379206A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 |