JPH051590Y2 - - Google Patents

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JPH051590Y2
JPH051590Y2 JP718786U JP718786U JPH051590Y2 JP H051590 Y2 JPH051590 Y2 JP H051590Y2 JP 718786 U JP718786 U JP 718786U JP 718786 U JP718786 U JP 718786U JP H051590 Y2 JPH051590 Y2 JP H051590Y2
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wire
drum
groove
balance
balance drum
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワイヤ駆動式の自動車用ウインドレ
ギユレータに係り、特に、車体に枢支されたドラ
ムに、ワイヤの端部に固着されたワイヤーエンド
を係合させて、ワイヤの端末を取り付けるように
したドラムのワイヤ取付け部の構造に関する。
(従来の技術) 第6図において、41は自動車用ウインドレギ
ユレータを示す。42,43は、自動車のドア内
に立設されたガイドレール、44,45は、ガイ
ドレール42,43の上下部にそれぞれ固着され
たベースプレート、46,47は、図示しないウ
インドガラスが止着され、かつガイドレール4
2,43に昇降自在に取付けられたキヤリヤプレ
ート、48は、駆動用のドラム49を有する駆動
部、51,52はガイド用のプーリ、53は、ベ
ースプレート44およびガイドレール43に固着
されたブラケツト、54はバランスドラム、55
はケース、56は、バランスドラム54を支承す
る軸である。
ワイヤ57の一端(第6図において下端)は、
キヤリヤプレート47に止着され、他端は、バラ
ンスドラム54に巻回された後、バランスドラム
54の適所に係合されている。
ワイヤ58の一端は、駆動部48のドラム49
に巻回され、他端は、前記ワイヤ57の巻回方向
と逆向きにバランスドラム54に巻回されてい
る。ワイヤ59の一端(第6図において上端)
は、キヤリヤプレート47に止着され、他端は、
駆動部48のドラム49に、ワイヤ58と逆向き
に巻回されている。
駆動部48のドラム49が、時計方向または反
時計方向に回動することにより、キヤリヤプレー
ト46,47が昇降して、ウインドガラスが昇降
するようになつている。
第7図は、従来のバランスドラム54の一例を
示している。
バランスドラム54の前部に形成された穴61
内には、渦巻き状バランススプリング62が収容
されている。バランススプリング62の内端に形
成された折曲片62aは、軸56に係止され、か
つ外端に形成されたフツク62bは、穴61の内
壁に設けられた係合部61aに係止されている。
バランスドラム54は、前記バランススプリン
グ62により、矢印63方向に付勢されており、
この付勢力は、ウインドガラスの重量にほぼ等し
くなつている。
バランスドラム54に巻回されている側の、ワ
イヤ57,58の各端部には、ワイヤ57,58
をバランスドラム54に係合するためのワイヤー
エンド(図示略)が係止されている。
バランスドラム54の前部には、前記ワイヤー
エンドが挿入可能な穴64と、この穴64に一端
が連続し、他端がバランスドラム54の周面に開
口しているスリツト65が形成されている。
バランスドラム54の周面に、第7図において
反時計方向に巻回されたワイヤ57の端部を、前
記スリツト65に挿入し、かつワイヤーエンドを
穴64内に挿入することにより、ワイヤ57の端
部は、バランスドラム54の係合部66に係合さ
れる。
前記係合部66と同様の係合部67がバランス
ドラム54の後部に設けられていて、ワイヤ58
の端部が係合されている。
ウインドレギユレータ41の組付操作は、まず
ワイヤーエンドをバランスドラム54の後部に係
合し、バランスドラム54を軸56に挿入した状
態で回動させて、ワイヤ58をバランスドラムの
周面に巻付ける。
次に、ワイヤ57のワイヤーエンドをバランス
ドラム54の前部に係合したのち、バランスドラ
ム54を前記の回動と逆方向に回動して、ワイヤ
57をバランスドラム54の周面に巻付ける。さ
らに、軸56にケース55を嵌合して、ケース5
6の基部をブラケツト53に固着する。
(考案が解決しようとする問題点) 前述のウインドレギユレータにおいては、バラ
ンスドラムに対するワイヤ57,58の組付け
は、バランスドラム54の前後の端面から、ワイ
ヤーエンドを係合部67,67の穴64に挿入す
ることにより行われているので、バランスドラム
54およびケース55を、ブラケツト53に取付
ける前に、ワイヤ57,58のワイヤーエンドを
係合しなければならず、バランスドラム54の組
付性が悪くなるという問題点がある。
さらに、ワイヤーエンドが、係合部66,67
から脱落するのを防止するための手段は設けられ
ていないので、ワイヤーエンドをバランスドラム
54に組付けるときには、ワイヤ57,58に張
力を加える動作を保持しなければならないので、
バランスドラム54に対するワイヤーエンドの組
付性が悪いという問題点がある。
そして、ワイヤが長期の使用で延びた場合、あ
るいは、ウインドレギユレータの保持を行うとき
に、各ワイヤ58,58が緩んだ場合には、ワイ
ヤーエンドがバランスドラム54の係合部66,
67から脱落するおそれがある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ワイヤ駆動式の自動車用ウインドレ
ギユレータにおいて、車体に枢支されたドラム
に、ワイヤの端部に固着されたワイヤーエンドを
係合させて、ワイヤの端末を取り付けるようにし
たドラムのワイヤ取付け部の構造であつて、前記
ドラムに、外端がドラム周面に開口して、ワイヤ
ーエンドの挿入口を形成している第1溝と、一端
が前記第1溝の内端に連続して、第1溝とほぼ直
角をなしてドラムに形成された第2溝と、ワイヤ
ーエンドを第2溝の内端に封止可能であつて、第
2溝の内壁の適所に突設されたワイヤーエンド抜
け止め用の突起と、ドラムに巻回されている側の
ワイヤの端部が挿入可能であつて、かつ前記両溝
にそれぞれ連続するようにしてドラムの周面に形
成されたスリツトとから成る係合部を設けること
により、前述の問題点を解消することにある。
(作用) 本考案によれば、ワイヤーエンドをドラム周面
の挿入口により第1溝内に挿入するとともに、ワ
イヤの端部をドラム周面のスリツトより第2溝内
に挿入し、この状態でワイヤを引張つてワイヤー
エンドを第2溝の内端に移動させることにより、
ワイヤーエンドをドラムの周面側からドラムに組
付けることができ、かつ、第2溝内に設けられた
突起により、ワイヤーエンドがドラムから脱落す
るのを確実に防止することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、第1ないし第4図
に基づいて説明する。
なお、第6図および第7図に示す部材と同一機
能のものは、同じ符号で示して、その説明は省略
する。
第1図において、軸56に枢着されているバラ
ンスドラム1の前部には、穴2が形成されてい
る。この穴2内には、前記のバランススプリング
62が収容され、その外端に形成されたフツク6
2bは、穴2の内壁に形成された係合部3に係止
されている。
第4図において、ワイヤ57の端部には、直方
体、また円柱状ワイヤーエンド4に止着されてい
る。バランスドラム1の前部には、ほぼ半径方向
を向く第1溝5が形成されており、この第1溝5
の幅は、ワイヤーエンド4の長さlよりも若干大
きく形成されてワイヤーエンド4が遊動しうるよ
うになつている。第1溝5の外端は、バランスド
ラム1の外周において開口してワイヤーエンド4
の挿入口を形成している。
バランスドラム1の前部には、バランスドラム
1の外周面に対して弦をなす方向(第1溝5と直
角方向)に第2溝8が形成されていて、その一端
部(第4図において左端)は、第1溝5の内端5
aに連続している。第2溝8の幅は、ワイヤーエ
ンド4の幅Bより若干大きくなつていてワイヤー
エンド4が遊動自在となつている。
第2溝8の中間部には、第2溝8よりも幅広の
溝8aが形成されている。第2溝8の壁面には、
遊端が第2溝8の内端8bを向き、かつ末細りを
なす1対の板ばね状の弾性突起9が、一体的に設
けられている。
バランスドラム1の外周6には、ワイヤ57が
挿入可能であつて、かつ、前記第1溝5および第
2溝8に連続するスリツト11が形成されてい
る。前記両溝5,8、弾性突起9およびスリツト
11等により、ワイヤーエンド4を組付けるため
の係合部12が構成されている。
ワイヤーエンド4をバランスドラム1の係合部
12の組付けるには、第4図に示すように、ワイ
ヤーエンド4を鎖線4Aで示すように、外周6側
にある挿入口7から第1溝5の内端5aまで挿入
する。
次に、ワイヤ57を、第2溝8に挿入して、バ
ランスドラム1の外周方向に引張ることにより、
ワイヤーエンド4は、第2溝8内を実線で示す位
置から鎖線4Bで示す第2溝8の内端8bの位置
に移動される。
ワイヤーエンド4が第2溝8内を稼動するとき
に、突起9を押し拡げながら通過する。第2溝8
の内端8bに位置しているワイヤーエンド4B
は、前記突起9の逆止作用により、第1溝5の方
へ逆戻りするのが防止され、これにより、ワイヤ
57が緩んだ状態にあつても、ワイヤーエンド4
が、バランスドラム1から脱落する現象は確実に
防止されている。
第5図は、前記突起9の代わりに、別の突起1
3を用いたものである。
第2溝8の壁面の第1溝5寄りには、第2溝8
の中心部を向く半球状の1対の突起13が形成さ
れている。
突起13の頂部間の距離は、ワイヤーエンド4
の幅Bと略等しいか、又は若干小寸となるように
形成されている。ワイヤ57を第2溝8に沿つて
矢印方向に引張ると、ワイヤーエンド4のいずれ
かの角隅部が突起13に係止されるが、強めに挽
くと、ワイヤーエンド4は係止されていない突起
13側に変位して、両突起13を通過することが
できる。
なお、第2溝8の内端に移動後のワイヤーエン
ド4は、その角隅部のいずれかが対応する突起1
3に係合するので、第1溝5の方へ抜けるのは防
止される。
前記係合部12は、バランスドラム1の両端部
のうち、前部側に設けた場合について述べたが、
バランスドラム1の後部側の端部に設けることも
勿論可能である。
さらに、駆動部48のドラム49に前記と同様
の係合部12を設けることも可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、ワイヤーエンドをドラムの周
面に位置する挿入口より第1溝内に挿入するする
とともに、ワイヤをスリツトより挿入して第2溝
内に位置させ、この状態でワイヤを外方に引き出
すことにより、ワイヤーエンドを第2溝の内端に
容易に取付けることができて、ワイヤーエンドの
組付性が向上し、かつ、取付け後のワイヤーエン
ドは、第2溝内に設けられた突起により、ドラム
から脱落するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すドラムの正
面図、第2図は、第1図の側面図、第3図は、第
1図における−断面拡大図、第4図は、第3
図における−断面図、第5図は、別の突起が
適用された係合部の縦断面図、第6図は、ウイン
ドレギユレータの一例を示す斜視図、第7図は、
従来のバランスドラムの一例を示す正面図であ
る。 1……バランスドラム、4……ワイヤーエン
ド、5……第1溝、6……ドラム外周、7……挿
入口、8……第2溝、8b……第2溝の内端、9
……弾性突起、11……スリツト、12……係合
部、13……突起、57……ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤ駆動式の自動車用ウインドレギユレータ
    において、車体に枢支されたドラムに、ワイヤの
    端部に固着されたワイヤーエンドを係合させて、
    ワイヤの端末を取り付けるようにしたドラムのワ
    イヤ取付け部の構造であつて、前記ドラムに、外
    端がドラム周面に開口して、ワイヤーエンドの挿
    入口を形成している第1溝と、一端が前記第1溝
    の内端に連続して、第1溝とほぼ直角をなしてド
    ラムに形成された第2溝と、ワイヤーエンドを第
    2溝の内端に封止可能であつて、第2溝の内壁の
    適所に突設されたワイヤーエンド抜け止め用の突
    起と、ドラムに巻回されている側のワイヤの端部
    が挿入可能であつて、かつ前記両溝にそれぞれ連
    続するようにしてドラムの周面に形成されたスリ
    ツトとから成る係合部を設けたことを特徴とする
    ウインドレギユレータにおけるドラムのワイヤ取
    付け部の構造。
JP718786U 1986-01-23 1986-01-23 Expired - Lifetime JPH051590Y2 (ja)

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JP718786U JPH051590Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JP718786U JPH051590Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JPS62120681U JPS62120681U (ja) 1987-07-31
JPH051590Y2 true JPH051590Y2 (ja) 1993-01-14

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ID=30790410

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