JPS642946Y2 - - Google Patents

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JPS642946Y2
JPS642946Y2 JP6084682U JP6084682U JPS642946Y2 JP S642946 Y2 JPS642946 Y2 JP S642946Y2 JP 6084682 U JP6084682 U JP 6084682U JP 6084682 U JP6084682 U JP 6084682U JP S642946 Y2 JPS642946 Y2 JP S642946Y2
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JP6084682U
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【考案の詳細な説明】 技術分野及び目的 この考案はスラツト角度調節装置やブラインド
昇降ひもを収納したブラインドにおけるヘツドボ
ツクスの内部構造に関するものであり、その目的
はスラツト角度調節装置をヘツドボツクスに対し
て容易に取付けることができるばかりでなく、ブ
ラインド昇降ひもも簡単に取付け得るヘツドボツ
クスの内部構造を提供することにある。
考案の構成 本考案は上記目的を達成するため、ラダーコー
ドの上端を係着した支持軸をブラインドのヘツド
ボツクス内に支持部材を介して回転可能に支持
し、その支持軸をヘツドボツクス外部から回転操
作可能としたスラツト角度調節装置を収納したブ
ラインドにおけるヘツドボツクスの内部構造にお
いて、略溝形のヘツドボツクスの両側片に内側へ
突出する係止部を設けるとともに底辺に透孔を設
け、支持部材には外側へ向かつて斜め上方に延び
かつ弾性変形可能な係止片を設けてこの支持部材
をヘツドボツクス上方から挿入したとき、前記係
止片が弾性変形して両係止部と係合可能とすると
ともに、この支持部材には支持軸を支持するため
の軸受を形成し、この軸受の下方にはブラインド
昇降ひもを挿通するための透孔を設け、この軸受
と前記係止片との間に同挿通孔と連なるスリツト
を設け、さらに、同支持部材の底面には前記透孔
と係合するリブを設けている。
実施例 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、1はブラインドサツシにて構
成された引違い窓であつて、各サツシ2の二重ガ
ラスの間にはブラインド3が吊下げられている。
このブラインド3は、第1図及び第2図に示すよ
うに多数のスラツト4が2本のラダーコード5に
よつて支持され、ラダーコード5の上端はこのブ
ラインド3のヘツドボツクス6内に設けられたス
ラツト角度調節装置7に支持され、そのヘツドボ
ツクス6が各サツシ2の上框8内に固定されてい
る。そして、各スラツト4は第5図に示すように
断面略円弧状に形成されるとともに、剛性を高め
るために長手方向に3条の折り目4aが形成さ
れ、2本のラダーコード5間でのスラツト4のた
わみを防止するようになつている。
このスラツト角度調節装置7の詳細な構造及び
ヘツドボツクス6に対する取付構造を第3図に従
つて説明すると、前記ヘツドボツクス6は略溝形
に形成され、その一側辺上端には内側へ突出する
突条9が形成され、他側片の同突条9に対向する
位置には内側への段差10が形成されている。ま
た、ヘツドボツクス6のスラツト角度調節装置7
取付位置には底辺のほぼ全幅にわたる長円状の透
孔11が設けられている。
12は後記するラダーコード支持軸をヘツドボ
ツクス6に支持するための支持部材であつて、合
成樹脂にて成形され、その底部の幅Wはヘツドボ
ツクス6の突条9と段差10との間隔に相当し、
その四隅には外側へ向かつて斜め上方に延びる係
止片13が設けられている。14は支持部材12
の一側部において一方の係止片13の基端部から
他方の係止片13に向かつて突出形成された軸受
であつて、その上部は開口されている。そして、
この軸受14と支持部材12底部との間には後記
するブラインド昇降ひも37を挿通し得る挿通孔
15が設けられ、軸受14と他方の係止片13と
の間には同挿通孔15に連なるスリツト16が確
保されて、昇降ひも37を支持部材12の上方か
らスリツト16を経て挿通孔15に案内できるよ
うになつている。
17は支持部材12の他側部において一方の係
止片13の基端部から他方の係止片13に向かつ
て突出形成された軸受であつて、前記軸受14と
は異なりその上部は開口されていない。そして、
この軸受17の下方及び側方には前記挿通孔15
及びスリツト16と同様の挿通孔18及びスリツ
ト19が設けられている。20は支持部材12の
底部中央において同支持部材12のほぼ全幅にわ
たつて設けられた長円状の透孔であつて、その周
縁には底面から下方へ突出する長円状のリブ21
が形成されている。
このように構成された支持部材12をヘツドボ
ツクス6に取付けるには、同支持部材12をヘツ
ドボツクス6の上方からその突条9と段差10と
の間に挿入する。この時、対向する係止片13上
端の外側面間の距離は突条9と段差10との間隔
より大きいので、各係止片13は同突条9または
段差10に当接して自身の弾性により内側へたわ
みながら挿入される。そして、支持部材12をそ
の底面がヘツドボツクス6底辺に当接する位置ま
で挿入すれば、第4図に示すように同支持部材1
2底面のリブ21がヘツドボツクス6底辺の透孔
11に嵌合されるとともに、係止片13の上端が
突条9及び段差10の下面にそれぞれ当接して、
支持部材12はヘツドボツクス6に対し移動不能
に固定されるようになつている。
22は前記ラダーコード5を支持するための支
持軸であつて、合成樹脂にて成形され、その中心
部には六角形状の係合孔23が貫通されている。
24は支持軸22の一端部に設けられた割り溝、
25は同じく支持軸22の一端において割り溝2
4の両側外周部に設けられた抜け止め突部であつ
て、後記するスリーブ31の抜けを防止するよう
になつている。26,27は支持軸22の周面上
に一対設けられた略小判形のフランジであつて、
その外側距離は前記支持部材12の両軸受14,
17の間隔に相当し、それらの間にはラダーコー
ド5を結着するための係止ピン28が2本支持さ
れている。これらの係止ピン28は支持軸22の
他端側からフランジ27を貫通して取付けられ、
同支持軸22の他端部にはそのためのガイド溝2
9が設けられている。そして、同係止ピン28の
中央部には爪部30がそれぞれ切欠き形成され、
この爪部30にラダーコード5の上端を結び着け
るようになつている。
31は金属製のスリーブであつて、その内径は
前記支持軸22の外径に相当して同支持軸22に
嵌合可能に形成され、外周面から中心に向かつて
ネジ孔32が貫通されてネジ33を螺入できるよ
うになつている。34はスラツト4を角度調節す
るための駆動軸であつて、断面六角形状に形成さ
れ、前記支持軸22の係合孔23に挿通可能であ
る。そして、第2図に示すように、組付時におい
てはその両端部がヘツドボツクス6の両端部に回
転可能に支持され、第1図に示すサツシ2の縦框
35中央部に設けられた操作ダイアル36の操作
により、図示しない伝達機構を介して回転駆動さ
れるようになつている。
37はスラツト4を昇降するための昇降ひもで
あつて、第2図に示すようにヘツドボツクス6の
一端部に内装された滑車(図示しない)から垂下
された同昇降ひも37の一端部は各スラツト4の
一端の透孔38に挿通されるとともに最下段のボ
トムボツクス(図示しない)を吊下支持し、他端
部は同じく各スラツト4の他端の透孔(図示しな
い)に挿通されるとともにボトムボツクスを吊下
支持している。そして、ヘツドボツクス6内にお
いては同昇降ひも37は前記支持部材12の挿通
孔15,18に挿通され、第2図に示すようにヘ
ツドボツクス6一端から前記滑車を介して垂下さ
れたその無端縁37aを下方へ引けばスラツト4
を下段から順次巻き上げ可能である。なお、ヘツ
ドボツクス6両端から垂下された昇降ひも37及
びその無端縁37aは、このブラインド3がサツ
シ2に内装された状態においてはその縦框35に
隠されて同サツシ2の正面からは見えないように
なつている。
次に、このように構成されたスラツト角度調節
装置の組立手順を説明する。
まず、ラダーコード5に多数のスラツト4を挿
通するとともに、そのラダーコード5の上端を支
持軸22に取着された係止ピン28の爪部30に
結び着ける。そして、第4図に示すように支持部
材12をヘツドボツクス6の透孔11部分に嵌合
固定し、同支持部材12の挿通孔15,18に昇
降ひも37を通す。次に、前記支持軸22をヘツ
ドボツクス6及び支持部材12の透孔11,20
に通して同ヘツドボツクス6上方へ導く。そし
て、支持軸22のフランジ27側の端部を支持部
材12の内側から軸受17に挿入するとともにフ
ランジ26側の端部を上方から軸受14に嵌合さ
せる。これで支持軸22はヘツドボツクス6に固
定された支持部材12に対し回転可能にかつフラ
ンジ26,27が軸受14,17内側に当接して
軸方向には移動不能に支持される。
次に、支持軸22のフランジ26側の端部から
スリーブ31を嵌装する。この時、同端部には抜
け止め突部25及び割り溝24が設けられている
ので、スリーブ31が同突部25位置を嵌挿され
ている時には同端部が内側へたわみ、同突起25
位置を過ぎた時にはそのたわみが解消されて、ス
リーブ31は同抜け止め突部25と支持部材12
の軸受14との間に位置決めされた状態で支持軸
22に対し回転可能に支持される。
次に、ヘツドボツクス6の一側から駆動軸34
を同ヘツドボツクス6内に挿入するとともに支持
軸22の係合孔23に挿通し、同駆動軸34の両
端部をヘツドボツクス6に回転可能に支持させ
る。そして、スリーブ31のネジ孔32と支持軸
22の割り溝24とを一致させた状態でネジ33
を同ネジ孔32に螺入し、ネジ33の先端を駆動
軸34に圧接すれば、同駆動軸34は支持部材1
2及びヘツドボツクス6に対し軸方向に位置決め
される。これでヘツドボツクス6に対するスラツ
ト角度調節装置の組付けが完了し、駆動軸34を
回転駆動すれば支持軸22が回転されてラダーコ
ード5により各スラツト4が角度調節される。
以上のように、このスラツト角度調節装置7に
おいては同支持部材12を上方からヘツドボツク
ス6に挿入し、支持部材12の底面に設けられた
リブ21をヘツドボツクス6の透孔11に嵌合す
れば、各係止片13が弾性変形することによつて
突条9及び段差10に係合するので、そのままで
上方向及び横方向への移動なく支持部材12をヘ
ツドボツクス6に容易に固定することができる。
そして、この状態から支持部材12の挿通孔1
5,18に昇降ひも37とスリツト16,19か
ら容易に挿通することもできる。従つて、本実施
例によればこれら全ての取付作業がヘツドボツク
ス6の上方からできるため、幅が狭く深さのある
一般的なヘツドボツクス6においては特に有効で
ある。
考案の効果 以上詳述したようにこの考案によれば、スラツ
ト角度調節装置の取付作業をヘツドボツクスの上
方から大変容易に行えるばかりでなく、ブライン
ド昇降ひももヘツドボツクスの上方から取付ける
ことができるため、これら全て取付作業をヘツド
ボツクスの上方から大変容易に行うことができる
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したブラインドサツ
シの正面図、第2図はそのブラインドのスラツト
角度調節装置を示す一部破断正面図、第3図はス
ラツト角度調節装置の分解斜視図、第4図は支持
部材をヘツドボツクスに嵌合した状態を示す断面
図、第5図はスラツトの横断面図である。 ブラインド……3、ラダーコード……5、ヘツ
ドボツクス……6、突条……9、段差……10、
透孔……11、支持部材……12、係止片……1
3、リブ……21、支持軸……22、軸受……1
4,17、スリツト……16,19、挿通孔……
15,18、ブラインド昇降ひも……37。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラダーコード5の上端を係着した支持軸22を
    ブラインド3のヘツドボツクス6内に支持部材1
    2を介して回転可能に支持し、その支持軸22を
    ヘツドボツクス6外部から回転操作可能としたス
    ラツト角度調節装置を収納したブラインドにおけ
    るヘツドボツクスの内部構造において、 略溝形のヘツドボツクス6の両側片に内側へ突
    出する係止部9,10を設けるとともに底辺に透
    孔11を設け、支持部材12には外側へ向かつて
    斜め上方に延びかつ弾性変形可能な係止片13を
    設けてこの支持部材12をヘツドボツクス6の上
    方から挿入させたとき、前記係止片13が弾性変
    形して両係止部9,10と係合可能とするととも
    に、この支持部材12には支持軸22を支持する
    ための軸受14,17を形成し、この軸受14,
    17の下方にはブラインド昇降ひも37を挿通す
    るための挿通孔15,18を設け、この軸受1
    4,17と前記係止片13との間に同挿通孔1
    5,18と連なるスリツト16,19を設け、さ
    らに、同支持部材12の底面には前記透孔11と
    係合するリブ21を設けたことを特徴とするブラ
    インドにおけるヘツドボツクスの内部構造。
JP6084682U 1982-04-26 1982-04-26 ブラインドにおけるヘッドボックスの内部構造 Granted JPS58162993U (ja)

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JP6084682U JPS58162993U (ja) 1982-04-26 1982-04-26 ブラインドにおけるヘッドボックスの内部構造

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JPS58162993U JPS58162993U (ja) 1983-10-29
JPS642946Y2 true JPS642946Y2 (ja) 1989-01-25

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ID=30071076

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GB2226068B (en) * 1988-12-15 1992-08-05 Hunter Douglas Ind Bv Venetian blinds.

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JPS58162993U (ja) 1983-10-29

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