JP2590909Y2 - 建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造 - Google Patents
建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造Info
- Publication number
- JP2590909Y2 JP2590909Y2 JP1992012467U JP1246792U JP2590909Y2 JP 2590909 Y2 JP2590909 Y2 JP 2590909Y2 JP 1992012467 U JP1992012467 U JP 1992012467U JP 1246792 U JP1246792 U JP 1246792U JP 2590909 Y2 JP2590909 Y2 JP 2590909Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- shutter
- fixing
- temporary fixing
- fixing portion
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の開口部に建付け
られる建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構
造に関するものである。
られる建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構
造に関するものである。
【０００２】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種建築用シヤツターにおいては、シヤツターカーテ
ンの巻取りをするシヤツター巻取り軸を、シヤツターケ
ースの左右側面を形成するブラケツトで支持するよう構
成されるが、該ブラケツトは、相当な荷重を受けること
になるため、強固に固定する必要がある。そこで施工時
においては、前記ブラケツトを、釘等の接合金具を用い
て建物の躯体部分に固定しているが、このブラケツトの
固定作業は、高所で行われる許りでなく、ブラケツト、
接合金具および工具を両手で持ちながらの作業になるた
め、極めて慎重に行う必要があつて作業性に劣る許り
か、位置合わせも容易でなく施工性の改善が望まれてい
た。
この種建築用シヤツターにおいては、シヤツターカーテ
ンの巻取りをするシヤツター巻取り軸を、シヤツターケ
ースの左右側面を形成するブラケツトで支持するよう構
成されるが、該ブラケツトは、相当な荷重を受けること
になるため、強固に固定する必要がある。そこで施工時
においては、前記ブラケツトを、釘等の接合金具を用い
て建物の躯体部分に固定しているが、このブラケツトの
固定作業は、高所で行われる許りでなく、ブラケツト、
接合金具および工具を両手で持ちながらの作業になるた
め、極めて慎重に行う必要があつて作業性に劣る許り
か、位置合わせも容易でなく施工性の改善が望まれてい
た。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる建築用シ
ヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造を提供するこ
とを目的として創案されたものであつて、シヤツター巻
取り軸の両端部が支持されるブラケツトを、躯体側に打
ち込まれる接合金具を用いて固定してなる建築用シヤツ
ターにおいて、前記ブラケツトの固定部に、躯体側に打
ち込まれることよつてブラケツトを仮止めするための尖
鋭状先端片を有した仮止め突起を形成するにあたり、該
仮止め突起は、前記固定部の躯体接当面に対し先鋭状先
端片が反躯体側に退避するよう切り起こし形成されてい
ることを特徴とするものである。そして本考案は、この
構成によつて、ブラケツトの固定作業を簡略化して建築
用シヤツターの施工性を向上できるようにしたものであ
る。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる建築用シ
ヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造を提供するこ
とを目的として創案されたものであつて、シヤツター巻
取り軸の両端部が支持されるブラケツトを、躯体側に打
ち込まれる接合金具を用いて固定してなる建築用シヤツ
ターにおいて、前記ブラケツトの固定部に、躯体側に打
ち込まれることよつてブラケツトを仮止めするための尖
鋭状先端片を有した仮止め突起を形成するにあたり、該
仮止め突起は、前記固定部の躯体接当面に対し先鋭状先
端片が反躯体側に退避するよう切り起こし形成されてい
ることを特徴とするものである。そして本考案は、この
構成によつて、ブラケツトの固定作業を簡略化して建築
用シヤツターの施工性を向上できるようにしたものであ
る。
【０００４】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、１は建築用シヤツターのシヤツ
ターカーテンであつて、該シヤツターカーテン１は、開
口上部のシヤツターケース２内に巻取り収納された状態
では開口部を開放する一方、開口部左右両側のガイドレ
ール３に沿つて垂下した状態では開口部を閉鎖するが、
これらの基本構成は何れも従来通りである。
明する。図面において、１は建築用シヤツターのシヤツ
ターカーテンであつて、該シヤツターカーテン１は、開
口上部のシヤツターケース２内に巻取り収納された状態
では開口部を開放する一方、開口部左右両側のガイドレ
ール３に沿つて垂下した状態では開口部を閉鎖するが、
これらの基本構成は何れも従来通りである。
【０００５】４は前記シヤツターケース２に内装される
巻取り軸であつて、該巻取り軸４は、バランススプリン
グ（図示せず）の蓄勢力もしくは電動モータ（図示せ
ず）の駆動力によつて正逆回動して前記シヤツターカー
テン１の巻取り、繰出し動作を行うが、巻取り軸４の左
右両端部は、前記シヤツターケース２の左右側面部をそ
れぞれ構成する一対のブラケツト５によつて支持されて
いる。
巻取り軸であつて、該巻取り軸４は、バランススプリン
グ（図示せず）の蓄勢力もしくは電動モータ（図示せ
ず）の駆動力によつて正逆回動して前記シヤツターカー
テン１の巻取り、繰出し動作を行うが、巻取り軸４の左
右両端部は、前記シヤツターケース２の左右側面部をそ
れぞれ構成する一対のブラケツト５によつて支持されて
いる。
【０００６】前記ブラケツト５の内側面には、前記巻取
り軸４の端部を支持するＵ字形状の支持部材６と、巻取
り軸４に巻装されるシヤツターカーテン１の左右端部を
ガイドレール３のガイド溝内に案内するラツパ状の呑み
込み部材７とが一体的に設けられるが、ブラケツト５の
後端縁部には、釘等の接合金具（図示せず）を用いて建
物の躯体側に固定される固定部５ａが折曲形成されてい
る。
り軸４の端部を支持するＵ字形状の支持部材６と、巻取
り軸４に巻装されるシヤツターカーテン１の左右端部を
ガイドレール３のガイド溝内に案内するラツパ状の呑み
込み部材７とが一体的に設けられるが、ブラケツト５の
後端縁部には、釘等の接合金具（図示せず）を用いて建
物の躯体側に固定される固定部５ａが折曲形成されてい
る。
【０００７】さらに、５ｂは前記固定部５ａに形成され
る仮止め突起であつて、該仮止め突起５ｂは、前記接合
金具の貫通孔５ｃ位置を避け、しかも巻装状態のシヤツ
ターカーテン１との干渉を回避すべく固定部５ａの上下
端部位置に形成されるが、各仮止め突起５ｂは、尖鋭状
の先端片５ｄと、該先端片５ｄを固定部５ａの躯体接当
面から反躯体側に退避させる折曲片５ｅとを有するべく
切り起こし形成されている。そしてブラケツト５の固定
時には、接合金具の打ち込み作業に先立ち、仮止め突起
５ｂを躯体側に打ち込むことによつてブラケツト５を仮
止めできるようになつている。
る仮止め突起であつて、該仮止め突起５ｂは、前記接合
金具の貫通孔５ｃ位置を避け、しかも巻装状態のシヤツ
ターカーテン１との干渉を回避すべく固定部５ａの上下
端部位置に形成されるが、各仮止め突起５ｂは、尖鋭状
の先端片５ｄと、該先端片５ｄを固定部５ａの躯体接当
面から反躯体側に退避させる折曲片５ｅとを有するべく
切り起こし形成されている。そしてブラケツト５の固定
時には、接合金具の打ち込み作業に先立ち、仮止め突起
５ｂを躯体側に打ち込むことによつてブラケツト５を仮
止めできるようになつている。
【０００８】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、ブラケツト５を躯体側に固定する際には、まずブ
ラケツト５と工具のみを持つた状態でブラケツト５の位
置合わせを行い、そして固定位置が決まつたらブラケツ
ト５の固定部５ａに形成される仮止め突起５ｂを工具で
打ち込めばブラケツト５が仮止めされることになり、し
かる後、接合金具と工具のみを持つた状態で接合金具を
打ち込めばブラケツト５の固定作業が終了することにな
る。つまり、ブラケツト５の仮止めを可能にしたため、
ブラケツト５を支えながら接合金具を打ち込むような難
しい作業を不要にすることができる。従つて、高所で両
手にブラケツト５、接合金具および工具を持ちながら行
つていたブラケツト固定作業を、容易かつ安全に行える
ことになり、この結果、ブラケツト５の固定作業におけ
る作業性並びに安全性を著しく向上させることができる
許りでなく、ブラケツト５の位置合わせ作業も簡略化す
ることができ、延ては建築用シヤツターの施工性を大幅
に向上させることができる。
いて、ブラケツト５を躯体側に固定する際には、まずブ
ラケツト５と工具のみを持つた状態でブラケツト５の位
置合わせを行い、そして固定位置が決まつたらブラケツ
ト５の固定部５ａに形成される仮止め突起５ｂを工具で
打ち込めばブラケツト５が仮止めされることになり、し
かる後、接合金具と工具のみを持つた状態で接合金具を
打ち込めばブラケツト５の固定作業が終了することにな
る。つまり、ブラケツト５の仮止めを可能にしたため、
ブラケツト５を支えながら接合金具を打ち込むような難
しい作業を不要にすることができる。従つて、高所で両
手にブラケツト５、接合金具および工具を持ちながら行
つていたブラケツト固定作業を、容易かつ安全に行える
ことになり、この結果、ブラケツト５の固定作業におけ
る作業性並びに安全性を著しく向上させることができる
許りでなく、ブラケツト５の位置合わせ作業も簡略化す
ることができ、延ては建築用シヤツターの施工性を大幅
に向上させることができる。
【０００９】しかも、仮止め突起５ｂは、打ち込み以前
では固定部５ａの躯体接当面から退避するべく切欠き形
成しているため、固定部５ａを工具で叩いて傷付ける不
都合なく、仮止め突起５ｂのみを容易に打ち込むことが
できる許りか、固定部５ａを躯体側に押し当てた状態で
仮止め突起５ｂの打ち込み作業を行うことができ、よつ
てブラケツト５の位置合わせを精度良く行うことができ
る。
では固定部５ａの躯体接当面から退避するべく切欠き形
成しているため、固定部５ａを工具で叩いて傷付ける不
都合なく、仮止め突起５ｂのみを容易に打ち込むことが
できる許りか、固定部５ａを躯体側に押し当てた状態で
仮止め突起５ｂの打ち込み作業を行うことができ、よつ
てブラケツト５の位置合わせを精度良く行うことができ
る。
【００１０】さらに、仮止め突起５ｂは、ブラケツト５
の固定部５ａに切り起こし状に一体形成されるため、極
めて容易に形成し得る許りでなく、部品点数を増加させ
たり、構造の複雑化を招く等の不都合を一切伴わないも
のである。
の固定部５ａに切り起こし状に一体形成されるため、極
めて容易に形成し得る許りでなく、部品点数を増加させ
たり、構造の複雑化を招く等の不都合を一切伴わないも
のである。
【００１１】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、シヤツター巻取り軸を支持するブ
ラケツトを接合金具によつて躯体側に固定するにあた
り、該ブラケツトは、接合金具の打ち込みに先立ち、固
定部に形成される仮止め突起の尖鋭状先端片を躯体側に
打ち込むことによつて仮止めされることになるが、この
仮止め突起は、先鋭状先端片が固定部の躯体接当面から
退避するよう切り起こし形成されている。
れたものであるから、シヤツター巻取り軸を支持するブ
ラケツトを接合金具によつて躯体側に固定するにあた
り、該ブラケツトは、接合金具の打ち込みに先立ち、固
定部に形成される仮止め突起の尖鋭状先端片を躯体側に
打ち込むことによつて仮止めされることになるが、この
仮止め突起は、先鋭状先端片が固定部の躯体接当面から
退避するよう切り起こし形成されている。
【００１２】この結果、ブラケットは、固定部を躯体の
固定位置に面接当させた状態で、前記退避する仮止め突
起を工具で打ち込むことで仮止めができ、これによっ
て、固定部を叩いて傷つけることもなく、しかも固定部
を躯体に面接触状に押し当てた位置決め状態で仮止めが
できることになって、ブラケットの取付けを精度よく行
うことができる。
固定位置に面接当させた状態で、前記退避する仮止め突
起を工具で打ち込むことで仮止めができ、これによっ
て、固定部を叩いて傷つけることもなく、しかも固定部
を躯体に面接触状に押し当てた位置決め状態で仮止めが
できることになって、ブラケットの取付けを精度よく行
うことができる。
【図１】建築用シヤツターの正面図である。
【図２】ブラケツトの斜視図である。
【図３】ブラケツトの要部拡大斜視図である。
１ シヤツターカーテン ２ シヤツターケース ４ 巻取り軸 ５ ブラケツト ５ａ 固定部 ５ｂ 仮止め突起
Claims (1)
- 【請求項１】 シヤツター巻取り軸の両端部が支持され
るブラケツトを、躯体側に打ち込まれる接合金具を用い
て固定してなる建築用シヤツターにおいて、前記ブラケ
ツトの固定部に、躯体側に打ち込まれることよつてブラ
ケツトを仮止めするための尖鋭状先端片を有した仮止め
突起を形成するにあたり、該仮止め突起は、前記固定部
の躯体接当面に対し先鋭状先端片が反躯体側に退避する
よう切り起こし形成されていることを特徴とする建築用
シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992012467U JP2590909Y2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992012467U JP2590909Y2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562699U JPH0562699U (ja) | 1993-08-20 |
| JP2590909Y2 true JP2590909Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=11806171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992012467U Expired - Lifetime JP2590909Y2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 建築用シヤツターにおけるブラケツトの仮止め構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590909Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5079626U (ja) * | 1973-11-21 | 1975-07-09 |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP1992012467U patent/JP2590909Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0562699U (ja) | 1993-08-20 |
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