JPH05158684A - 命令実行調速システム - Google Patents

命令実行調速システム

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JPH05158684A
JPH05158684A JP34908591A JP34908591A JPH05158684A JP H05158684 A JPH05158684 A JP H05158684A JP 34908591 A JP34908591 A JP 34908591A JP 34908591 A JP34908591 A JP 34908591A JP H05158684 A JPH05158684 A JP H05158684A
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JP
Japan
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instruction
speed control
address
command
register
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Application number
JP34908591A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kondo
秀俊 近藤
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NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置のデグレード化の際、マイクロプログラ
ムを有効に使用する。 【構成】 各命令とその命令の調速量とを対応づけて変
更メモリ2に格納しておく。ある命令の実行終了時に、
読出しレジスタ6から出力される次命令起動のための信
号について、その対応調速量に応じて調速制御回路17
によりF/F9〜16の持回りを行う間、ノーオペレー
ションを実行する。この実行後、調速制御回路17の出
力によりセレクタ3を切換えて、次命令の実行開始を起
動する。 【効果】 変更メモリ2内の調速量を変更すれば、制御
記憶5内のマイクロプログラムに余分なステップを設け
る必要なしに調速できるため、装置のデグレード化を容
易に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は命令実行調速システムに関し、特
にマイクロプログラム制御装置における装置のデグレー
ド化に伴う命令の実行調速システムに関する。
【0002】
【従来技術】汎用コンピュータにおいては、同一機種を
各種グレードに分け、シリーズ化する場合がある。この
様なケースにおけるデグレード化方法としては、ハード
ウェアの変更による方法と、マイクロプログラム処理の
低速化による方法とがある。
【0003】一般に、ハードウェアの変更による方法
は、各機種の互換性を無くすばかりでなく、機種毎に、
製造工程を変えなければならないという欠点があり、得
策でない。
【0004】一方、マイクロプログラム処理の低速化に
よる方法には、命令終了コマンドを切替えて行う方法が
ある。この方法は、機種別に命令終了コマンドを設け、
対応する命令終了コマンドのところで終了処理を行い、
機種毎に命令の長さを変える方法である。
【0005】この方法について図4を参照して説明す
る。図において、EOPX、EOP Y、EOP Zは、各々グレ
ードX、グレードY、グレードZに対応する命令終了コ
マンドである。グレードに対応しない命令終了コマンド
はNOP (ノーオペレーション)コマンド、すなわち何の
動作もしないコマンドとなるように構成されている。命
令終了コマンドが実行されると、命令は次ステップで終
了し、さらに次のステップから次に実行する命令が起動
開始される様にハードウェアが制御される。
【0006】この図4の場合、グレードXの機種におい
て、EOP Xコマンドにより、命令終了処理が行われるの
で、アドレスQのマイクロ命令実行で命令が終了する。
グレードYの機種においては、EOP Xは、NOP となり、
EOP Yコマンドにより命令終了処理が行われるので、ア
ドレスSのマイクロ命令実行で命令が終了する。グレー
ドZの機種においては、EOP X及びEOP YはNOP とな
り、EOP Zコマンドにより、命令終了が行われるので、
アドレスUのマイクロ命令実行で命令が終了する。
【0007】この様に、機種別に命令終了コマンドを設
け、機種毎に命令終了コマンドを切替えることにより、
同じ命令の処理速度を機種毎に変えるようにしていたの
である。
【0008】しかし、このマイクロプログラム処理の低
速化による方法では、グレードに応じて命令終了コマン
ドをいくつも記述しなければならない構成であるため、
処理速度を遅くすればするほど、マイクロプログラムが
大きくなってしまうという欠点がある。したがって、低
グレード機種のための大要量のマイクロプログラムを、
高グレード機種にも共通に用いようとすると、高グレー
ド機種においては、余分な部分を含むためマイクロプロ
グラムを有効に使用していることにならないという欠点
があった。
【0009】
【発明の目的】本発明は上述した従来の欠点を解決する
ためになされたものであり、その目的はハードウェアを
全グレードについて同一構成とし、かつマイクロプログ
ラムを有効に使用しつつ装置をデグレード化できる命令
実行調速システムを提供することである。
【0010】
【発明の構成】本発明による命令実行調速システムは、
各命令と該命令の調速量とを対応づける手段と、該命令
の実行終了時にその対応調速量に応じた数のノーオペレ
ーション命令を実行する手段と、この実行後に次の命令
の実行開始を起動する手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0012】図1は本発明による命令実行調速システム
の一実施例の構成を示すブロック図であり、マイクロプ
ログラム制御方式の装置に本システムを適用した場合が
示されている。
【0013】図において、本実施例のシステムは、各命
令に対応したマイクロプログラムルーチンを保持する制
御記憶装置5と、各命令に対応するマイクロプログラム
を起動するための先頭アドレスを格納するアドレスフィ
ールド及び各命令に対応して該命令による次命令の起動
を遅らせるための情報である調速量を格納するフィール
ドを有する変換メモリ2と、この変換メモリ2のアドレ
スを指定する命令レジスタ1とを含んで構成されてい
る。
【0014】また、本実施例のシステムは、制御記憶5
のアドレスレジスタ(CSA)4と、制御記憶5の読出
しレジスタ(CSR)6と、変換メモリ2からの調速量
を格納する調速レジスタ7と、この調速レジスタ7から
の調速量をデコードするデコーダ8と、読出しレジスタ
6の命令終了指示フィールドからの信号を保持して順に
持回るためのフリップフロップ(F/F)9〜16とを
含んで構成されている。
【0015】さらにまた、本実施例のシステムは、デコ
ーダ8のデコード結果に応じてF/F9の出力信号、F
/F10の出力信号、F/F12の出力信号、F/F1
6の出力信号及び読出しレジスタ6の命令終了指示フィ
ールドからの信号を択一的に送出する調速制御回路17
と、読出しレジスタ6の命令終了指示フィールド及び調
速制御回路17の出力を制御入力とし、読出しレジスタ
6の次アドレスフィールド及び変換メモリ2のアドレス
フィールド並びにノーオペレーション指示を択一的に送
出するセレクタ3とを含んで構成されている。
【0016】図において、制御記憶5には、マイクロプ
ログラム語が格納されており、制御記憶5のアドレスレ
ジスタであるCSA4に保持するアドレスでマイクロプ
ログラム語がアクセスされ、読出しレジスタであるCS
R6にセットされる。マイクロプログラム語は、命令終
了指示フィールド(以降EOPコマンド)、演算回路制
御フィールド及び次アドレス(Next Address)フィール
ドからなる。
【0017】演算回路制御フィールドは、信号線21を
介して実行される。次アドレスフィールドは、信号線2
2及びセレクタ3を介して次に実行されるマイクロ命令
アドレスとしてCSA4にセットされる。このようにし
て、順次マイクロ命令が実行されていく。
【0018】マイクロ命令の終了及び次マイクロ命令の
起動は、EOPにより、信号線20を介して行われる。
ここで、調速レジスタ7が“0”(調速無し)であるな
らば、調速制御回路17から同タイミングに発行される
次命令起動指示信号と共に、信号線23を介し、セレク
タ3より、変換メモリ2から読出される第1ステップ目
の起動アドレスをCSA4にセットする。
【0019】一方、EOPコマンド発行時、調速レジス
タ7の情報が“0”でない場合は、調速制御を用いて次
命令起動を行うケースである。この場合、EOPコマン
ドは、信号線20を介してF/F9にセットされる。同
時に、CSA4には、ノーオペレーションアドレスがセ
ットされ、調速制御回路17から出力される次命令起動
指示が発行されるまで、マイクロプログラム制御は、ノ
ーオペレーション状態であり続ける。つまり、このノー
オペレーションの間は調速状態である。F/F9にセッ
トされたEOPは、F/F10からF/F16まで持ち
回ることが可能であり、F/F9、F/F10、F/F
12、F/F16の出力は、各々1、2、4、8システ
ムクロックサイクルの調速量に対応している。その調速
後は、調速レジスタ7により調速制御回路17を介し
て、次命令の起動指示が行われる。
【0020】本実施例では、上述の4パターンの調速量
により次命令の起動を遅らせることができる。つまり、
F/F9〜F/F16は、調速量に応じて次命令の起動
タイミングを制御する機能を果すことになる。
【0021】変換メモリ2は、命令語を保持する命令レ
ジスタ1内の命令コードによりアクセスされ、各命令に
対応してマイクロプログラムの第1ステップ目の起動ア
ドレスと調速量を規定する調速制御コードとを格納して
いる。調速制御コードと起動アドレスとは、同タイミン
グで各々、信号線18、19及びセレクタ3を介し、調
速レジスタ7とCSA4とにセットされる。調速レジス
タ7は、調速制御回路17から出力される次命令起動指
示が信号線23を介して発行されるまでホールドされ
る。
【0022】なお、本実施例における調速コードは、前
述した通り、1、2、4、8の各システムクロックサイ
クルの調速が可能であるため、これに対応した4パター
ンに分けられる。
【0023】次に、図1に示されているシステムの動作
を、図2及び図3を参照して説明する。図2にはマイク
ロ命令のフローチャートが、図3にはタイミングチャー
トが夫々示されている。
【0024】図2においては、命令がA0 の起動アドレ
スから開始されてA0 →A1 →A2のアドレスのマイク
ロ命令まで終了し、次命令は、B0 の起動アドレスのマ
イクロ命令から開始されてB0 →B1 …と続く場合が示
されている。
【0025】なお、A1 よりEOPコマンドが発行さ
れ、A0 、A1 、A2 命令の持つ調速コードは、4シス
テムクロックサイクル分の調速量であるものとする。
【0026】図3において、変換メモリ2から読出され
た起動アドレスA0 と調速コードとが各々、T0 のタイ
ミングでアドレスレジスタ4、調速レジスタ7に夫々セ
ットされる。この調速コードは、次命令の起動を4シス
テムクロックサイクル分遅らせるものである。
【0027】T2 のタイミングで、読出しレジスタ6に
読出された“EOPコマンド”は、T3 のタイミング
で、F/F9を“1”にセットする。それと同時に、調
速レジスタ7よりデコーダ8を介して出力される情報と
で、調速制御回路17からは、次命令起動指示が出力さ
れないため、アドレスレジスタ4には、ノーオペレーシ
ョン状態を示すマイクロプログラム語のNOPアドレス
がセットされる。
【0028】以後、T6 のタイミングまでは、アドレス
レジスタ4には、NOPアドレスがセットされ続け、マ
イクロ命令はノーオペレーション状態となる。
【0029】一方、F/F9にセットされたEOPコマ
ンドは、F/F10→F/F11→F/F12と順に持
回り、T6 のタイミングでデコーダ8より出力される調
速コードにより、調速制御回路17内で、次命令起動指
示として信号線23を介して出力される。そして、T7
のタイミングで変換メモリ2から読出される調速コード
が調速レジスタ7に、起動アドレスB0 がセレクタ3を
介してアドレスレジスタ4にセットされる。以後、B0
→B1→B2 …とマイクロ命令が実行されていく。
【0030】つまり、本例のシステムでは、各命令に対
応づけて調速情報を変換メモリ内に格納しておき、命令
開始時、調速レジスタ7にセットする。そして、命令終
了指示コマンド“EOP”を調速コードで示される調速
サイクル数分F/F9〜F/F16間で持回ることで、
次命令起動を各命令対応毎に遅らせることができるので
ある。
【0031】よって、変換メモリ内の各命令に対応した
調速コードの値を変更することで、装置のグレード毎に
処理速度の調速を行うことができるのである。
【0032】なお、次命令起動を遅らせるクロックサイ
クル数については、変換メモリ4内の調速フィールドの
値の変更や、フリップフロップの数の増減及び接続変更
により上述の実施例に示されている調速パターン以外の
パターンを容易に作成できることは明白である。
【0033】
【発明の効果】以上説明した本発明は、装置のデグレー
ド化のために、マイクロ命令の命令開始を遅らせるハー
ドウェアを設けているため、従来のようにマイクロプロ
グラムを増加させることがなく、マイクロプログラムを
有効に利用できるという効果がある。また、ハードウェ
ア構成も全グレードについて同一となるため、製造工程
を変える必要もないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による命令実行調速システムを
利用した装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムの動作を示すマイクロプログラ
ムのフローチャートである。
【図3】図1のシステムの動作を示すタイミングチャー
トである。
【図4】従来のマイクロプログラム処理の低速化方法を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 命令レジスタ 2 変更メモリ 3 セレクタ 4 アドレスレジスタ 5 制御記憶 6 読出しレジスタ 7 調速レジスタ 8 デコーダ 17 調速制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各命令と該命令の調速量とを対応づける
    手段と、該命令の実行終了時にその対応調速量に応じた
    数のノーオペレーション命令を実行する手段と、この実
    行後に次の命令の実行開始を起動する手段とを有するこ
    とを特徴とする命令実行調速システム。
JP34908591A 1991-12-05 1991-12-05 命令実行調速システム Pending JPH05158684A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34908591A JPH05158684A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 命令実行調速システム

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JPH05158684A true JPH05158684A (ja) 1993-06-25

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JP34908591A Pending JPH05158684A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 命令実行調速システム

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02178837A (ja) * 1988-12-29 1990-07-11 Koufu Nippon Denki Kk マイクロプログラムの調速方式
JPH03180931A (ja) * 1989-12-11 1991-08-06 Nec Corp 情報処理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02178837A (ja) * 1988-12-29 1990-07-11 Koufu Nippon Denki Kk マイクロプログラムの調速方式
JPH03180931A (ja) * 1989-12-11 1991-08-06 Nec Corp 情報処理装置

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