JPH0682321B2 - マイクロ制御装置 - Google Patents
マイクロ制御装置Info
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- JPH0682321B2 JPH0682321B2 JP30290188A JP30290188A JPH0682321B2 JP H0682321 B2 JPH0682321 B2 JP H0682321B2 JP 30290188 A JP30290188 A JP 30290188A JP 30290188 A JP30290188 A JP 30290188A JP H0682321 B2 JPH0682321 B2 JP H0682321B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロプログラム制御方式の計算機のマイ
クロ制御装置に関するものである。
クロ制御装置に関するものである。
従来の技術 従来のマイクロ制御装置としては、例えば超LSIシステ
ム入門(培風館 1981年)pp.227〜231に示されてい
る。
ム入門(培風館 1981年)pp.227〜231に示されてい
る。
第2図はこの従来のマイクロ制御装置の構成図を示すも
のであり、1は機械語命令を保持する命令レジスタ、2
は命令レジスタ1に保持されている機械語命令を解読し
てマイクロプログラムの開始アドレスを決定する命令デ
コーダ、3はマイクロプログラムを記憶する制御メモ
リ、4は制御メモリ3からマイクロ命令を読み出すアド
レスを保持する第1レジスタ、5は第1レジスタ4に保
持されているマイクロアドレスに+1加算するインクリ
メンタ、6はインクリメンタ5の出力するマイクロアド
レスを退避する第1マイクロスタック、7はマイクロア
ドレスを選択しマイクロ命令で指定されるマイクロ分岐
のディスプレイスメント等で修飾して次のマイクロアド
レスを決定しマイクロプログラムの流れを制御するアド
レス選択部、8はマイクロ命令の実行に必要な付加情報
を保持する第2レジスタ、9は第2レジスタ8の出力す
る付加情報を次のマイクロ命令実行のために変更または
修飾する付加情報修飾部、10は付加情報修飾部9の出力
する付加情報を退避する第2マイクロスタック、11はマ
イクロプログラムの流れに合わせて第2レジスタ8に保
存する付加情報を選択する付加情報選択部である。ここ
で付加情報とは、機械語命令で指定されるレジスタ番号
・データサイズやブレークポイントに関する情報などの
マイクロ命令実行に必要な各種の情報を示し、マイクロ
命令の一部に埋め込む等の方法で実行部に送られ命令実
行を制御する。
のであり、1は機械語命令を保持する命令レジスタ、2
は命令レジスタ1に保持されている機械語命令を解読し
てマイクロプログラムの開始アドレスを決定する命令デ
コーダ、3はマイクロプログラムを記憶する制御メモ
リ、4は制御メモリ3からマイクロ命令を読み出すアド
レスを保持する第1レジスタ、5は第1レジスタ4に保
持されているマイクロアドレスに+1加算するインクリ
メンタ、6はインクリメンタ5の出力するマイクロアド
レスを退避する第1マイクロスタック、7はマイクロア
ドレスを選択しマイクロ命令で指定されるマイクロ分岐
のディスプレイスメント等で修飾して次のマイクロアド
レスを決定しマイクロプログラムの流れを制御するアド
レス選択部、8はマイクロ命令の実行に必要な付加情報
を保持する第2レジスタ、9は第2レジスタ8の出力す
る付加情報を次のマイクロ命令実行のために変更または
修飾する付加情報修飾部、10は付加情報修飾部9の出力
する付加情報を退避する第2マイクロスタック、11はマ
イクロプログラムの流れに合わせて第2レジスタ8に保
存する付加情報を選択する付加情報選択部である。ここ
で付加情報とは、機械語命令で指定されるレジスタ番号
・データサイズやブレークポイントに関する情報などの
マイクロ命令実行に必要な各種の情報を示し、マイクロ
命令の一部に埋め込む等の方法で実行部に送られ命令実
行を制御する。
以上のように構成された従来のマイクロ制御装置におい
て、A・B・Cという機械語命令が順に与えられた時を
例としてその動作を説明する。
て、A・B・Cという機械語命令が順に与えられた時を
例としてその動作を説明する。
まず、機械語命令AがA1・A2・A3というマイクロ命令を
順に発行し、機械語命令BがB1・B2というマイクロ命令
を順に発行することによって実行される場合について第
3図を用いて説明する。第3図において第1・第2レジ
スタに書かれているA1とは、機械語命令Aを実行するた
めのマイクロプログラムの1番目に出力されるマイクロ
命令の状態(マイクロアドレスおよびそれに対応する付
加情報)を表している。
順に発行し、機械語命令BがB1・B2というマイクロ命令
を順に発行することによって実行される場合について第
3図を用いて説明する。第3図において第1・第2レジ
スタに書かれているA1とは、機械語命令Aを実行するた
めのマイクロプログラムの1番目に出力されるマイクロ
命令の状態(マイクロアドレスおよびそれに対応する付
加情報)を表している。
クロック1で命令レジスタ1に機械語命令Aが入力され
ると命令デコーダ2はそれを解読してマイクロ命令A1の
マイクロアドレスおよび付加情報を出力する。クロック
1でA以前の機械語命令を実行するマイクロプログラム
が終了したとすると、クロック2でマイクロ命令A1のマ
イクロアドレスと付加情報が第1レジスタ4・第2レジ
スタ8に入力され、制御メモリ3からマイクロ命令A1が
読み出されて付加情報と組み合わされて実行部に送られ
る。それに伴って命令レジスタ1に機械語命令Bが入力
される。
ると命令デコーダ2はそれを解読してマイクロ命令A1の
マイクロアドレスおよび付加情報を出力する。クロック
1でA以前の機械語命令を実行するマイクロプログラム
が終了したとすると、クロック2でマイクロ命令A1のマ
イクロアドレスと付加情報が第1レジスタ4・第2レジ
スタ8に入力され、制御メモリ3からマイクロ命令A1が
読み出されて付加情報と組み合わされて実行部に送られ
る。それに伴って命令レジスタ1に機械語命令Bが入力
される。
このマイクロ命令A1は機械語命令Aを実行するマイクロ
プログラムの最終命令でないのでアドレス選択部7はイ
ンクリメンタ5の出力するマイクロアドレスを選択し、
インクリメンタ5で+1加算されたマイクロアドレス
(マイクロ命令A2のマイクロアドレス)がクロック3で
第1レジスタ4に入力される。同様に付加情報選択部11
は付加情報修飾部9で修飾された付加情報(マイクロ命
令A2に対応する付加情報)を選択し、クロック3で第2
レジスタ8に入力される。このようにして制御メモリ3
に記憶されているマイクロ命令A1・A2・A3が順に最終命
令A3まで出力される。そしてクロック4で制御メモリ3
から読み出されるマイクロ命令が最終命令A3になった時
に、アドレス選択部7・付加情報選択部11は命令デコー
ダ2の出力する機械語命令Bの解読結果を選択し、第1
レジスタ4および第2レジスタ8にマイクロ命令B1の状
態入力されて新しい命令の処理が開始される。
プログラムの最終命令でないのでアドレス選択部7はイ
ンクリメンタ5の出力するマイクロアドレスを選択し、
インクリメンタ5で+1加算されたマイクロアドレス
(マイクロ命令A2のマイクロアドレス)がクロック3で
第1レジスタ4に入力される。同様に付加情報選択部11
は付加情報修飾部9で修飾された付加情報(マイクロ命
令A2に対応する付加情報)を選択し、クロック3で第2
レジスタ8に入力される。このようにして制御メモリ3
に記憶されているマイクロ命令A1・A2・A3が順に最終命
令A3まで出力される。そしてクロック4で制御メモリ3
から読み出されるマイクロ命令が最終命令A3になった時
に、アドレス選択部7・付加情報選択部11は命令デコー
ダ2の出力する機械語命令Bの解読結果を選択し、第1
レジスタ4および第2レジスタ8にマイクロ命令B1の状
態入力されて新しい命令の処理が開始される。
次に、マイクロ命令A1がマイクロサブルーチンコール命
令でA11・A12というマイクロ命令を呼び出す場合につい
て、第4図を用いて説明する。
令でA11・A12というマイクロ命令を呼び出す場合につい
て、第4図を用いて説明する。
クロック1で命令レジスタ1に機械語命令Aが入力され
ると、先程の例と同様にクロック2でマイクロ命令A1が
出力される。このマイクロ命令A1がマイクロスタック退
避を指定するので、第1マイクロスタック6にインクリ
メンタ5の出力するマイクロアドレスA2(マイクロ命令
A2のマイクロアドレス)が退避され、第2マイクロスタ
ック10に付加情報修飾部9の出力する付加情報A2(マイ
クロ命令A2に対応する付加情報)が退避される。そして
アドレス選択部7でマイクロサブルーチンの先頭アドレ
ス(マイクロ命令A11のマイクロアドレス)が選択(例
えば、マイクロアドレスA2にマイクロ命令A1の一部に記
述されているディスプレイスメントを加算しして作成)
され、クロック3で第1レジスタ4に入力されマイクロ
サブルーチンが実行される。
ると、先程の例と同様にクロック2でマイクロ命令A1が
出力される。このマイクロ命令A1がマイクロスタック退
避を指定するので、第1マイクロスタック6にインクリ
メンタ5の出力するマイクロアドレスA2(マイクロ命令
A2のマイクロアドレス)が退避され、第2マイクロスタ
ック10に付加情報修飾部9の出力する付加情報A2(マイ
クロ命令A2に対応する付加情報)が退避される。そして
アドレス選択部7でマイクロサブルーチンの先頭アドレ
ス(マイクロ命令A11のマイクロアドレス)が選択(例
えば、マイクロアドレスA2にマイクロ命令A1の一部に記
述されているディスプレイスメントを加算しして作成)
され、クロック3で第1レジスタ4に入力されマイクロ
サブルーチンが実行される。
クロック4でマイクロ命令A12が出力されると、このマ
イクロ命令A12がマイクロスタック復帰を指定するの
で、第1マイクロスタック6からマイクロ命令A2のマイ
クロアドレスが読み出され、第2マイクロスタック10か
らマイクロ命令A2に対応する付加情報が読み出される。
この時、アドレス選択部7・付加情報選択部11は第1マ
イクロスタック・第2マイクロスタックの出力を選択
し、クロック5で第1レジスタ4および第2レジスタ8
にマイクロ命令A2の状態が入力されマイクロサブルーチ
ンコール命令の次のマイクロ命令から処理が再開され
る。以後は先程の説明と同様である。
イクロ命令A12がマイクロスタック復帰を指定するの
で、第1マイクロスタック6からマイクロ命令A2のマイ
クロアドレスが読み出され、第2マイクロスタック10か
らマイクロ命令A2に対応する付加情報が読み出される。
この時、アドレス選択部7・付加情報選択部11は第1マ
イクロスタック・第2マイクロスタックの出力を選択
し、クロック5で第1レジスタ4および第2レジスタ8
にマイクロ命令A2の状態が入力されマイクロサブルーチ
ンコール命令の次のマイクロ命令から処理が再開され
る。以後は先程の説明と同様である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、マイクロサブルー
チンコールのマイクロ命令が実行された時に現在のマイ
クロアドレスがインクリメントされてマイクロスタック
に退避され、付加情報も変更されてからマイクロスタッ
クに退避されるので、機械語命令を実行するるマイクロ
プログラムを出力せずに開始アドレスおよび付加情報を
マイクロスタックに退避し、他のマイクロ命令を実行し
た後に元のマイクロプログラムの開始アドレスから実行
することはできない。つまり、マイクロスタックに退避
される情報は必ず実行したマイクロ命令の次の状態につ
いての情報となるので、マイクロプログラムの最初の状
態についての情報を退避しておいて後続命令を実行して
から元の退避した状態からの実行を再開することができ
ないという問題点を有していた。
チンコールのマイクロ命令が実行された時に現在のマイ
クロアドレスがインクリメントされてマイクロスタック
に退避され、付加情報も変更されてからマイクロスタッ
クに退避されるので、機械語命令を実行するるマイクロ
プログラムを出力せずに開始アドレスおよび付加情報を
マイクロスタックに退避し、他のマイクロ命令を実行し
た後に元のマイクロプログラムの開始アドレスから実行
することはできない。つまり、マイクロスタックに退避
される情報は必ず実行したマイクロ命令の次の状態につ
いての情報となるので、マイクロプログラムの最初の状
態についての情報を退避しておいて後続命令を実行して
から元の退避した状態からの実行を再開することができ
ないという問題点を有していた。
このように解読した機械語命令をすぐ実行せずに、後続
する機械語命令を実行した後で実行するという処理は、
例えばトロンチップ(TRONCHIP)で採用されている多段
間接モードなどに有効である。多段間接モードは機械語
命令で使用されるアドレッシングモードの一種で、後続
する命令で指定されるディスプレイスメント値・インデ
ックスレジスタを用いてメモリからデータを読み出し、
読み出したデータをアドレスとして先行する命令で指定
されるる演算を実行する。つまり、後続する命令は演算
を指定している先行命令のデータアドレス指定の拡張部
分である。後続命令は複数個続けることが可能で、その
場合はメモリから読み出したデータをベース値として後
続する命令で指定されるディスプレイスメント値・イン
デックスレジスタを加えた値をアドレスとしてメモリロ
ードを繰返すため、複雑な構造体変数などのアクセスに
有効なアドレッシングモードである。
する機械語命令を実行した後で実行するという処理は、
例えばトロンチップ(TRONCHIP)で採用されている多段
間接モードなどに有効である。多段間接モードは機械語
命令で使用されるアドレッシングモードの一種で、後続
する命令で指定されるディスプレイスメント値・インデ
ックスレジスタを用いてメモリからデータを読み出し、
読み出したデータをアドレスとして先行する命令で指定
されるる演算を実行する。つまり、後続する命令は演算
を指定している先行命令のデータアドレス指定の拡張部
分である。後続命令は複数個続けることが可能で、その
場合はメモリから読み出したデータをベース値として後
続する命令で指定されるディスプレイスメント値・イン
デックスレジスタを加えた値をアドレスとしてメモリロ
ードを繰返すため、複雑な構造体変数などのアクセスに
有効なアドレッシングモードである。
本発明はかかる点に鑑み、先行する機械語命令を解読し
た結果、後続する命令を先に実行する必要があると判っ
た場合、後続する命令を実行した後に先行命令を実行す
るマイクロ制御装置を提供することを目的とする。
た結果、後続する命令を先に実行する必要があると判っ
た場合、後続する命令を実行した後に先行命令を実行す
るマイクロ制御装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、後続命令を実行した後でないと実行できない
命令の場合に退避が指示されそれ以外の場合には退避が
指示されない退避信号を入力とし前記退避信号が退避を
指示する場合は特定のマイクロ命令を出力しそれ以外の
場合はマイクロ命令の読出しアドレスに記憶しているマ
イクロ命令を出力するマイクロ命令出力部と、前記マイ
クロ命令読出しアドレスを保持する第1レジスタと、前
記第1レジスタの出力するマイクロアドレスを入力して
+1加算して出力するインクリメンタと、前記第1レジ
スタの出力するマイクロアドレスと前記インクリメンタ
の出力するマイクロアドレスを入力とし前記退避信号が
退避を指示する場合は前記第1レジスタの出力するマイ
クロアドレスを出力しそれ以外の場合は前記インクリメ
ンタの出力するマイクロアドレスを出力する第1セレク
タと、前記第1セレクタの出力するマイクロアドレスを
入力とし前記退避信号が退避を指示するかまたは前記マ
イクロ命令出力部の出力するマイクロ命令が退避命令の
場合は前記第1セレクタの出力するマイクロアドレスを
スタックに書き込んで保存し前記マイクロ命令が復帰信
号の場合は前記スタックから最後に保存したマイクロア
ドレスを読み出して出力する第1マイクロスタックと機
械語命令を実行するマイクロプログラムの開始アドレス
と前記インクリメンタの出力するマイクロアドレスと前
記第1マイクロスタックの出力するマイクロアドレスと
これらのアドレスの一部分を修飾するマイクロアドレス
修飾情報を入力とし前記第1レジスタが次に保持するマ
イクロアドレスを出力するアドレス選択部と、マイクロ
命令を実行するために必要な情報(以後、付加情報と呼
ぶ)を保持する第2レジスタと、前記第2レジスタの出
力する付加情報を入力して次のマイクロ命令実行に必要
な形に修飾して出力する付加情報修飾部と、前記第2レ
ジスタの出力する付加情報と前記付加情報修飾部の出力
する付加情報を入力とし前記退避信号が退避を指示する
場合は前記第2レジスタの出力する付加情報を出力しそ
れ以外の場合は前記付加情報修飾部の出力する付加情報
を出力する第2セレクタと、前記第2セレクタの出力す
る付加情報を入力とし前記退避信号が退避を指示するか
または前記マイクロ命令出力部の出力するマイクロ命令
が退避命令の場合は前記第2セレクタの出力する付加情
報をスタックに書き込んで保存し前記マイクロ命令が復
帰命令の場合は前記スタックから最後に保存した付加情
報を読み出して出力する第2マイクロスタックと機械語
命令を解読して得られる付加情報の初期値と前記付加情
報修飾部の出力する付加情報と前記第2マイクロスタッ
クの出力する付加情報を入力とし前記第2レジスタが次
に保持する付加情報を出力する付加情報選択部とを備え
たマイクロ制御装置である。
命令の場合に退避が指示されそれ以外の場合には退避が
指示されない退避信号を入力とし前記退避信号が退避を
指示する場合は特定のマイクロ命令を出力しそれ以外の
場合はマイクロ命令の読出しアドレスに記憶しているマ
イクロ命令を出力するマイクロ命令出力部と、前記マイ
クロ命令読出しアドレスを保持する第1レジスタと、前
記第1レジスタの出力するマイクロアドレスを入力して
+1加算して出力するインクリメンタと、前記第1レジ
スタの出力するマイクロアドレスと前記インクリメンタ
の出力するマイクロアドレスを入力とし前記退避信号が
退避を指示する場合は前記第1レジスタの出力するマイ
クロアドレスを出力しそれ以外の場合は前記インクリメ
ンタの出力するマイクロアドレスを出力する第1セレク
タと、前記第1セレクタの出力するマイクロアドレスを
入力とし前記退避信号が退避を指示するかまたは前記マ
イクロ命令出力部の出力するマイクロ命令が退避命令の
場合は前記第1セレクタの出力するマイクロアドレスを
スタックに書き込んで保存し前記マイクロ命令が復帰信
号の場合は前記スタックから最後に保存したマイクロア
ドレスを読み出して出力する第1マイクロスタックと機
械語命令を実行するマイクロプログラムの開始アドレス
と前記インクリメンタの出力するマイクロアドレスと前
記第1マイクロスタックの出力するマイクロアドレスと
これらのアドレスの一部分を修飾するマイクロアドレス
修飾情報を入力とし前記第1レジスタが次に保持するマ
イクロアドレスを出力するアドレス選択部と、マイクロ
命令を実行するために必要な情報(以後、付加情報と呼
ぶ)を保持する第2レジスタと、前記第2レジスタの出
力する付加情報を入力して次のマイクロ命令実行に必要
な形に修飾して出力する付加情報修飾部と、前記第2レ
ジスタの出力する付加情報と前記付加情報修飾部の出力
する付加情報を入力とし前記退避信号が退避を指示する
場合は前記第2レジスタの出力する付加情報を出力しそ
れ以外の場合は前記付加情報修飾部の出力する付加情報
を出力する第2セレクタと、前記第2セレクタの出力す
る付加情報を入力とし前記退避信号が退避を指示するか
または前記マイクロ命令出力部の出力するマイクロ命令
が退避命令の場合は前記第2セレクタの出力する付加情
報をスタックに書き込んで保存し前記マイクロ命令が復
帰命令の場合は前記スタックから最後に保存した付加情
報を読み出して出力する第2マイクロスタックと機械語
命令を解読して得られる付加情報の初期値と前記付加情
報修飾部の出力する付加情報と前記第2マイクロスタッ
クの出力する付加情報を入力とし前記第2レジスタが次
に保持する付加情報を出力する付加情報選択部とを備え
たマイクロ制御装置である。
作用 本発明は前記した構成により、後続する命令を先に実行
するように指定された場合、現在のマイクロアドレスと
その他の命令実行に必要な情報をそのままマイクロスタ
ックに退避し、現在のマイクロアドレスに記憶されてい
るマイクロ命令の代りに特定のマイクロ命令を生成して
出力する。この生成するマイクロ命令をマイクロプログ
ラムの最終命令と同じ形式にしておくと、このマイクロ
命令を実行することによりマイクロプログラムの実行は
終了したと認識され、後続命令の実行が開始される。そ
して、先に実行する必要がある後続命令のマイクロプロ
グラムの最後に出力されるマイクロ命令においてマイク
ロスタックの読出しを指示することにより、マイクロス
タックに退避されていた先行命令のマイクロプログラム
の開始アドレスと命令実行に必要な情報がマイクロスタ
ックから読み出されて先行命令が実行される。
するように指定された場合、現在のマイクロアドレスと
その他の命令実行に必要な情報をそのままマイクロスタ
ックに退避し、現在のマイクロアドレスに記憶されてい
るマイクロ命令の代りに特定のマイクロ命令を生成して
出力する。この生成するマイクロ命令をマイクロプログ
ラムの最終命令と同じ形式にしておくと、このマイクロ
命令を実行することによりマイクロプログラムの実行は
終了したと認識され、後続命令の実行が開始される。そ
して、先に実行する必要がある後続命令のマイクロプロ
グラムの最後に出力されるマイクロ命令においてマイク
ロスタックの読出しを指示することにより、マイクロス
タックに退避されていた先行命令のマイクロプログラム
の開始アドレスと命令実行に必要な情報がマイクロスタ
ックから読み出されて先行命令が実行される。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例におけるマイクロ制御装
置の構成図を示すものである。第1図において、1は機
械語命令を保持する命令レジスタ、2は命令レジスタ1
に保持されている機械語命令を解読する命令デコーダ、
3はマイクロ命令を出力するマイクロ命令出力部、4は
マイクロアドレスを保持する第1レジスタ、5は第1レ
ジスタ4に保持されているマイクロアドレスを+1加算
するインクリメンタ、6はマイクロアドレスを退避する
第1マイクロスタック、7はマイクロアドレスを選択し
マイクロ命令で指定されるマイクロ分岐のディスプレイ
スメント等で修飾して次のマイクロアドレスを決定しマ
イクロプログラムの流れを制御するアドレス選択部、8
はマイクロ命令の実行に必要な付加情報を保持する第2
レジスタ、9は第2レジスタ8の出力する付加情報を次
のマイクロ命令実行のために変更または修飾する付加情
報修飾部、10は付加情報を退避する第2マイクロスタッ
ク、11はマイクロプログラムの流れに合わせて第2レジ
スタ8に保持する付加情報を選択する付加情報選択部、
12は後続命令を実行した後でないと実行できない命令の
場合に退避が指示されそれ以外の場合には退避が指示さ
れない退避信号を保持する第3レジスタ、13は第1マイ
クロスタック6に退避するマイクロアドレスを選択する
第1セレクタ、14は第2マイクロスタック10に退避する
付加情報を選択する第2セレクタである。
置の構成図を示すものである。第1図において、1は機
械語命令を保持する命令レジスタ、2は命令レジスタ1
に保持されている機械語命令を解読する命令デコーダ、
3はマイクロ命令を出力するマイクロ命令出力部、4は
マイクロアドレスを保持する第1レジスタ、5は第1レ
ジスタ4に保持されているマイクロアドレスを+1加算
するインクリメンタ、6はマイクロアドレスを退避する
第1マイクロスタック、7はマイクロアドレスを選択し
マイクロ命令で指定されるマイクロ分岐のディスプレイ
スメント等で修飾して次のマイクロアドレスを決定しマ
イクロプログラムの流れを制御するアドレス選択部、8
はマイクロ命令の実行に必要な付加情報を保持する第2
レジスタ、9は第2レジスタ8の出力する付加情報を次
のマイクロ命令実行のために変更または修飾する付加情
報修飾部、10は付加情報を退避する第2マイクロスタッ
ク、11はマイクロプログラムの流れに合わせて第2レジ
スタ8に保持する付加情報を選択する付加情報選択部、
12は後続命令を実行した後でないと実行できない命令の
場合に退避が指示されそれ以外の場合には退避が指示さ
れない退避信号を保持する第3レジスタ、13は第1マイ
クロスタック6に退避するマイクロアドレスを選択する
第1セレクタ、14は第2マイクロスタック10に退避する
付加情報を選択する第2セレクタである。
以上のように構成された本実施例のマイクロ制御装置に
おいて、以下A・B・Cという機械語命令が順に与えら
れた時を例としてその動作を説明する。
おいて、以下A・B・Cという機械語命令が順に与えら
れた時を例としてその動作を説明する。
機械語命令Aが通常の機械語命令(後続する機械語命令
を先に実行する必要がない命令)でA1・A2・A3というマ
イクロ命令を順に発行し、機械語命令BがB1・B2という
マイクロ命令を順に発行することによって実行される場
合は、第3図に示した従来のマイクロ制御装置と全く同
じである。
を先に実行する必要がない命令)でA1・A2・A3というマ
イクロ命令を順に発行し、機械語命令BがB1・B2という
マイクロ命令を順に発行することによって実行される場
合は、第3図に示した従来のマイクロ制御装置と全く同
じである。
クロック1で命令デコーダ2が機械語命令Aを解読した
時には退避信号に退避は指示せず、その退避信号がクロ
ック2で第3レジスタ12に入力される。第3レジスタ12
は第1レジスタ4・第2レジスタ8が命令デコーダ2の
出力を入力した時に同時に退避信号を入力する。
時には退避信号に退避は指示せず、その退避信号がクロ
ック2で第3レジスタ12に入力される。第3レジスタ12
は第1レジスタ4・第2レジスタ8が命令デコーダ2の
出力を入力した時に同時に退避信号を入力する。
次に、マイクロ命令A1がマイクロサブルーチンコール命
令でA11・A12というマイクロ命令を呼び出す場合も、各
レジスタおよびマイクロスタックの動作は第4図に示し
た従来のマイクロ制御装置と同じで、クロック2でマイ
クロサブルーチンコール命令A1が出力された時には第1
セレクタ13はインクメンタ5の出力を選択し、第2セレ
クタ14は付加情報修飾部9の出力を選択して、各マイク
ロスタックにはコール命令A1の次のマイクロ命令A2の状
態が退避される。
令でA11・A12というマイクロ命令を呼び出す場合も、各
レジスタおよびマイクロスタックの動作は第4図に示し
た従来のマイクロ制御装置と同じで、クロック2でマイ
クロサブルーチンコール命令A1が出力された時には第1
セレクタ13はインクメンタ5の出力を選択し、第2セレ
クタ14は付加情報修飾部9の出力を選択して、各マイク
ロスタックにはコール命令A1の次のマイクロ命令A2の状
態が退避される。
次に、機械語命令Aが後続する機械語命令Bを先に実行
する必要がある場合(例えば、命令Bが命令Aのアドレ
ス指定の拡張部で、命令Aの指定する演算が命令Bを実
行して得られるデータをアドレスとしてメモリからデー
タを読み出して用いる場合)について第5図を用いて説
明する。
する必要がある場合(例えば、命令Bが命令Aのアドレ
ス指定の拡張部で、命令Aの指定する演算が命令Bを実
行して得られるデータをアドレスとしてメモリからデー
タを読み出して用いる場合)について第5図を用いて説
明する。
クロック1で命令レジスタ1に機械語命令Aが入力され
ると命令デコーダ2はそれを解読してマイクロ命令A1の
マイクロアドレスおよび付加情報を出力し、退避信号に
退避を指示する。クロック1でA以前の機械語命令を実
行するマイクロプログラムが終了したとすると、クロッ
ク2でマイクロ命令A1のマイクロアドレスと付加情報が
第1レジスタ4・第2レジスタ8に入力され、退避信号
が第3レジスタ12に入力される。
ると命令デコーダ2はそれを解読してマイクロ命令A1の
マイクロアドレスおよび付加情報を出力し、退避信号に
退避を指示する。クロック1でA以前の機械語命令を実
行するマイクロプログラムが終了したとすると、クロッ
ク2でマイクロ命令A1のマイクロアドレスと付加情報が
第1レジスタ4・第2レジスタ8に入力され、退避信号
が第3レジスタ12に入力される。
今回は、第3レジスタ12に入力された退避信号が退避を
指示しているので、第1セレクタ3はインクリメンタ5
の出力するマイクロアドレスではなく第1レジスタ4の
出力するマイクロアドレスを直接選択し第1マイクロス
タック6に退避し、第2セレクタ14は付加情報修飾部9
の出力する付加情報ではなく第2レジスタ8の出力する
付加情報を直接選択し第2マイクロスタック10に退避す
る。このようにして、今回は退避信号で退避を指示する
ことにより、マイクロ命令A2ではなくマイクロ命令A1の
状態を退避することができる。
指示しているので、第1セレクタ3はインクリメンタ5
の出力するマイクロアドレスではなく第1レジスタ4の
出力するマイクロアドレスを直接選択し第1マイクロス
タック6に退避し、第2セレクタ14は付加情報修飾部9
の出力する付加情報ではなく第2レジスタ8の出力する
付加情報を直接選択し第2マイクロスタック10に退避す
る。このようにして、今回は退避信号で退避を指示する
ことにより、マイクロ命令A2ではなくマイクロ命令A1の
状態を退避することができる。
この時退避信号が退避を指示しているので、マイクロ命
令出力部は第1レジスタ4が指定するマイクロアドレス
に記憶しているマイクロ命令A1を出力せずに、特定のマ
イクロ命令A0を生成して出力する。このマイクロ命令A0
はマイクロプログラムの最終命令であるA3やB2と同じ形
式(例えば、最終マイクロ命令であることを示すビット
が1になっている)を持つように定めておくので、アド
レス選択部7・付加情報選択部11は命令デコーダ2の出
力を選択して、機械語命令Bのマイクロプログラムの最
初のマイクロ命令B1の開始アドレス・付加情報・退避信
号が各レジスタに入力され、命令Bのマイクロプログラ
ムの実行が開始される。
令出力部は第1レジスタ4が指定するマイクロアドレス
に記憶しているマイクロ命令A1を出力せずに、特定のマ
イクロ命令A0を生成して出力する。このマイクロ命令A0
はマイクロプログラムの最終命令であるA3やB2と同じ形
式(例えば、最終マイクロ命令であることを示すビット
が1になっている)を持つように定めておくので、アド
レス選択部7・付加情報選択部11は命令デコーダ2の出
力を選択して、機械語命令Bのマイクロプログラムの最
初のマイクロ命令B1の開始アドレス・付加情報・退避信
号が各レジスタに入力され、命令Bのマイクロプログラ
ムの実行が開始される。
機械語命令Bが機械語命令Aより先に実行すべき後続命
令の最後だとすると、命令Bのマイクロプログラムの最
後のマイクロ命令B2は最終命令の形式ではなく、第1マ
イクロスタック6・第2マイクロスタック10から退避情
報を読み出す命令になっている。クロック4でこのマイ
クロ命令B2が実行されると第1マイクロスタック6・第
2マイクロスタック10に退避されていたマイクロ命令A1
の状態が読み出され、アドレス選択部7・付加情報選択
部11はそれぞれのマイクロスタックの出力を選択して第
1レジスタ7・第2レジスタ8にマイクロスタックから
読み出されたマイクロ命令A1のマイクロアドレス・付加
情報が入力され、機械語命令Aの実行が開始される。
令の最後だとすると、命令Bのマイクロプログラムの最
後のマイクロ命令B2は最終命令の形式ではなく、第1マ
イクロスタック6・第2マイクロスタック10から退避情
報を読み出す命令になっている。クロック4でこのマイ
クロ命令B2が実行されると第1マイクロスタック6・第
2マイクロスタック10に退避されていたマイクロ命令A1
の状態が読み出され、アドレス選択部7・付加情報選択
部11はそれぞれのマイクロスタックの出力を選択して第
1レジスタ7・第2レジスタ8にマイクロスタックから
読み出されたマイクロ命令A1のマイクロアドレス・付加
情報が入力され、機械語命令Aの実行が開始される。
以上のよううに本実施例によれば、マイクロプログラム
の開始アドレスやその他の命令実行に必要な情報を選択
してマイクロスタックに退避する機能を設けることによ
り、先行する機械語命令の実行に先立って後続命令を実
行してから先行命令を再び解読せずに実行することがで
きる。
の開始アドレスやその他の命令実行に必要な情報を選択
してマイクロスタックに退避する機能を設けることによ
り、先行する機械語命令の実行に先立って後続命令を実
行してから先行命令を再び解読せずに実行することがで
きる。
なお、第1の実施例において付加情報は命令デコーダか
ら出力されるとしたが、命令レジスタに入力された機械
語命令や機械語命令読出し部から得られた情報を命令デ
コーダを通さずに付加情報としてももよい。また、本実
施例では命令デコーダはマイクロアドレスと付加情報の
みを出力するとしたが、マイクロ命令の一部(例えば、
オペランドのアドレス計算を制御する命令など)を命令
デコーダから出力してもよい。ただし、命令デコーダか
ら出力できるマイクロ命令は後続命令の実行後に実行す
る必要の無い命令に限られる。
ら出力されるとしたが、命令レジスタに入力された機械
語命令や機械語命令読出し部から得られた情報を命令デ
コーダを通さずに付加情報としてももよい。また、本実
施例では命令デコーダはマイクロアドレスと付加情報の
みを出力するとしたが、マイクロ命令の一部(例えば、
オペランドのアドレス計算を制御する命令など)を命令
デコーダから出力してもよい。ただし、命令デコーダか
ら出力できるマイクロ命令は後続命令の実行後に実行す
る必要の無い命令に限られる。
第6図は本発明の第2の実施例におけるマイクロ制御装
置の構成図を示すものである。第6図において、5は退
避信号が退避を指示した時に第1レジスタ4の出力をそ
のまま出力しそれ以外の時は+1加算して出力する1/0
加算部であり、これ以外の構成と動作は第1図に示す第
1の実施例の同じ番号の要素と同じである。
置の構成図を示すものである。第6図において、5は退
避信号が退避を指示した時に第1レジスタ4の出力をそ
のまま出力しそれ以外の時は+1加算して出力する1/0
加算部であり、これ以外の構成と動作は第1図に示す第
1の実施例の同じ番号の要素と同じである。
以上のように構成された本実施例のマイクロ制御装置に
おいては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示する場合、1/0加算部は第1レジスタ4の出力す
るマイクロアドレスをそのまま(+0)出力し、第1マ
イクロスタック6がそのマイクロアドレスをスタックに
退避することによって、第1の実施例と同じ機能を実現
する。
おいては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示する場合、1/0加算部は第1レジスタ4の出力す
るマイクロアドレスをそのまま(+0)出力し、第1マ
イクロスタック6がそのマイクロアドレスをスタックに
退避することによって、第1の実施例と同じ機能を実現
する。
第3の実施例として第1図のマイクロ命令出力部3を第
7図に示す要素で構成したものを示す。第7図におい
て、31はマイクロプログラムを記憶する制御メモリ、32
は制御メモリ31の出力するマイクロ命令をそのまま出力
するかもしくは特定のマイクロ命令を生成して出力する
マイクロ命令生成部で、これ以外の構成と動作は第1図
に示す第1の実施例と同じである。
7図に示す要素で構成したものを示す。第7図におい
て、31はマイクロプログラムを記憶する制御メモリ、32
は制御メモリ31の出力するマイクロ命令をそのまま出力
するかもしくは特定のマイクロ命令を生成して出力する
マイクロ命令生成部で、これ以外の構成と動作は第1図
に示す第1の実施例と同じである。
以上のように構成された本実施例のマイクロ制御装置お
いては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避を
指示する場合、制御メモリ31からは第1レジスタ4の出
力するマイクロアドレスに記憶しているマイクロ命令が
出力されるが、マイクロ命令生成部32において特定のマ
イクロ命令を生成して出力することによりマイクロ命令
出力部3の機能を実現する。
いては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避を
指示する場合、制御メモリ31からは第1レジスタ4の出
力するマイクロアドレスに記憶しているマイクロ命令が
出力されるが、マイクロ命令生成部32において特定のマ
イクロ命令を生成して出力することによりマイクロ命令
出力部3の機能を実現する。
第4の実施例として第1図のマイクロ命令出力部3を第
8図に示す要素で構成したものを示す。第8図におい
て、31は第1レジスタ4の出力するマイクロアドレスを
そのまま出力するかもしくは特定のマイクロアドレスを
生成して出力するマイクロアドレス生成部、32はマイク
ロプログラムを記憶する制御メモリであり、これ以外の
構成と動作は第1図に示す第1の実施例と同じである。
8図に示す要素で構成したものを示す。第8図におい
て、31は第1レジスタ4の出力するマイクロアドレスを
そのまま出力するかもしくは特定のマイクロアドレスを
生成して出力するマイクロアドレス生成部、32はマイク
ロプログラムを記憶する制御メモリであり、これ以外の
構成と動作は第1図に示す第1の実施例と同じである。
以上のように構成された本実施例のマイクロ制御装置に
おいては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示する場合、マイクロアドレス生成部31が特定のマ
イクロアドレスを生成して制御メモリ32に出力する。制
御メモリ32のそのアドレスにあらかじめ出力すべきマイ
クロ命令(第3の実施例ではマイクロ命令生成部が生成
した特定のマイクロ命令)を記憶しておくことにより、
特定のマイクロ命令を出力できる。
おいては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示する場合、マイクロアドレス生成部31が特定のマ
イクロアドレスを生成して制御メモリ32に出力する。制
御メモリ32のそのアドレスにあらかじめ出力すべきマイ
クロ命令(第3の実施例ではマイクロ命令生成部が生成
した特定のマイクロ命令)を記憶しておくことにより、
特定のマイクロ命令を出力できる。
通常、制御メモリ32から出力されるマイクロ命令よりも
制御メモリ32の読出しアドレスの方がビット数が少ない
ので、本実施例では特定のビットパターンを生成するた
めのハードウェアを少なくすることができる。
制御メモリ32の読出しアドレスの方がビット数が少ない
ので、本実施例では特定のビットパターンを生成するた
めのハードウェアを少なくすることができる。
第5の実施例として第6図の1/0加算部5を第9図に示
す要素で構成したものを示す。第9図において、51は第
1レジスタ4の出力するマイクロアドレスを+1増加さ
せて出力するインクリメンタ、52はインクリメンタ51の
出力するマイクロアドレスの最下位ビットを0にマスク
して出力するマスク生成部である。本実施例において、
1/0加算部5以外の構成は第6図に示示す第2の実施例
と同じである。
す要素で構成したものを示す。第9図において、51は第
1レジスタ4の出力するマイクロアドレスを+1増加さ
せて出力するインクリメンタ、52はインクリメンタ51の
出力するマイクロアドレスの最下位ビットを0にマスク
して出力するマスク生成部である。本実施例において、
1/0加算部5以外の構成は第6図に示示す第2の実施例
と同じである。
以上のように構成された本実施例のマイクロ制御装置に
おいては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示していない場合、マスク生成部52はインクリメン
タ51の出力するマイクロアドレスをマスクせずそのまま
出力する。第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示している場合、マスク生成部52はインクリメンタ
51の出力するマイクロアドレスをマスクして最下位ビッ
トを0にする。あらかじめマイクロプログラムの開始ア
ドレスを偶数番地に制限しておくと、第1レジスタ4に
入力されるマイクロプログラムの開始アドレスの最下位
ビットは必ず0となり、インクリメンタ51の出力するマ
イクロアドレスの最下位ビットは1となる。その時、退
避信号が退避を指示していれば、マスク生成部52の出力
するマイクロアドレスの最下位ビットは0に戻るため、
1/0加算部5の+0の機能が実現できる。
おいては、第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示していない場合、マスク生成部52はインクリメン
タ51の出力するマイクロアドレスをマスクせずそのまま
出力する。第3レジスタ12に保持される退避信号が退避
を指示している場合、マスク生成部52はインクリメンタ
51の出力するマイクロアドレスをマスクして最下位ビッ
トを0にする。あらかじめマイクロプログラムの開始ア
ドレスを偶数番地に制限しておくと、第1レジスタ4に
入力されるマイクロプログラムの開始アドレスの最下位
ビットは必ず0となり、インクリメンタ51の出力するマ
イクロアドレスの最下位ビットは1となる。その時、退
避信号が退避を指示していれば、マスク生成部52の出力
するマイクロアドレスの最下位ビットは0に戻るため、
1/0加算部5の+0の機能が実現できる。
以上のように本実施例によれば、1/0加算部5に用いる
加算器の機能を+1のみに限定できるため、ハードウェ
ア量を減らし高速に実現できる。
加算器の機能を+1のみに限定できるため、ハードウェ
ア量を減らし高速に実現できる。
なお第5の実施例においては、アドレス選択部7に入力
するマイクロアドレスも第1マイクロスタックへの入力
と同じくマスク生成部52の出力から取っているが、これ
はインクリメンタ51の出力を直接入力してもよい。
するマイクロアドレスも第1マイクロスタックへの入力
と同じくマスク生成部52の出力から取っているが、これ
はインクリメンタ51の出力を直接入力してもよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、特別なハードウ
ェアを追加することなく、解読した機械語命令の実行を
一時的に取り消して後続する機械語命令を実行し、後続
命令の実行終了後に取り消した命令の実行を開始するこ
とが容易にできる。複雑な構造体変数のアクセスに有効
な多段間接モードを使用する場合の、後続する複数の命
令で指定されるメモリ読出しを繰り返し実行して最終的
なメモリアドレスが確定してから先行命令で指定される
演算を実行するという処理が、通常のマイクロプログラ
ム制御方式で使用されるマイクロスタックの機構を用い
て実現することができ、その実用的効果は大きい。
ェアを追加することなく、解読した機械語命令の実行を
一時的に取り消して後続する機械語命令を実行し、後続
命令の実行終了後に取り消した命令の実行を開始するこ
とが容易にできる。複雑な構造体変数のアクセスに有効
な多段間接モードを使用する場合の、後続する複数の命
令で指定されるメモリ読出しを繰り返し実行して最終的
なメモリアドレスが確定してから先行命令で指定される
演算を実行するという処理が、通常のマイクロプログラ
ム制御方式で使用されるマイクロスタックの機構を用い
て実現することができ、その実用的効果は大きい。
第1図は本発明における第1の実施例のマイクロ制御装
置の構成図、第2図は従来のマイクロ制御装置の構成
図、第3図は従来のマイクロ制御装置の動作説明図、第
4図は従来のマイクロ制御装置の動作説明図、第5図は
本発明における第1の実施例のマイクロ制御装置の動作
説明図、第6図は本発明における第2の実施例のマイク
ロ制御装置の構成図、第7図は本発明における第3の実
施例のマイクロ制御装置のマイクロ命令出力部の構成
図、第8図は本発明における第4の実施例のマイクロ制
御装置のマイクロ命令出力部の構成図、第9図は本発明
における第5の実施例の加算部の構成図である。 1……命令レジスタ、2……命令デコーダ、3……マイ
クロ命令出力部、4……第1レジスタ、5……インクリ
メンタ、6……第1マイクロスタック、7……アドレス
選択部、8……第2レジスタ、9……付加情報修飾部、
10……第2マイクロスタック、11……付加情報選択部、
12……第3レジスタ、13……第1セレクタ、14……第2
セレクタ。
置の構成図、第2図は従来のマイクロ制御装置の構成
図、第3図は従来のマイクロ制御装置の動作説明図、第
4図は従来のマイクロ制御装置の動作説明図、第5図は
本発明における第1の実施例のマイクロ制御装置の動作
説明図、第6図は本発明における第2の実施例のマイク
ロ制御装置の構成図、第7図は本発明における第3の実
施例のマイクロ制御装置のマイクロ命令出力部の構成
図、第8図は本発明における第4の実施例のマイクロ制
御装置のマイクロ命令出力部の構成図、第9図は本発明
における第5の実施例の加算部の構成図である。 1……命令レジスタ、2……命令デコーダ、3……マイ
クロ命令出力部、4……第1レジスタ、5……インクリ
メンタ、6……第1マイクロスタック、7……アドレス
選択部、8……第2レジスタ、9……付加情報修飾部、
10……第2マイクロスタック、11……付加情報選択部、
12……第3レジスタ、13……第1セレクタ、14……第2
セレクタ。
Claims (4)
- 【請求項1】後続命令を実行した後でないと実行できな
い命令の場合に退避が指示され、それ以外の場合には退
避が指示されない退避信号とマイクロ命令の読出しアド
レスを入力とし前記退避信号が退避を指示する場合は特
定のマイクロ命令を出力しそれ以外の場合は前記マイク
ロ命令読出しアドレスに記憶しているマイクロ命令を出
力するマイクロ命令出力部と、前記マイクロ命令読出し
アドレスを保持する第1レジスタと、前記第1レジスタ
の出力するマイクロアドレスを入力して+1加算して出
力するインクリメンタと、前記第1レジスタの出力する
マイクロアドレスと前記インクリメンタの出力するマイ
クロアドレスを入力とし前記退避信号が退避を指示する
場合は前記第1レジスタの出力するマイクロアドレスを
出力しそれ以外の場合は前記インクリメンタの出力する
マイクロアドレスを出力する第1セレクタと、前記第1
セレクタの出力するマイクロアドレスを入力とし前記退
避信号が退避を指示するかまたは前記マイクロ命令出力
部の出力するマイクロ命令が退避命令の場合は前記第1
セレクタの出力するマイクロアドレスをスタック形式の
記憶領域に書き込んで保存し前記マイクロ命令が復帰命
令の場合は最後に保存したマイクロアドレスを読み出し
て出力する第1マイクロスタックと、機械語命令を実行
するマイクロプログラムの開始アドレスと前記インクリ
メンタの出力するマイクロアドレスと前記第1マイクロ
スタックの出力するマイクロアドレスとこれらのアドレ
スの一部分を修飾するマイクロアドレス修飾情報を入力
とし前記第1レジスタが次に保持するマイクロアドレス
を出力するアドレス選択部と、マイクロ命令を実行する
ために必要な情報(以後、付加情報と呼ぶ)を保持する
第2レジスタと、前記第2レジスタの出力する付加情報
を入力して次のマイクロ命令実行に必要な形に修飾して
出力する付加情報修飾部と、前記第2レジスタの出力す
る付加情報と前記付加情報修飾部の出力する付加情報を
入力とし前記退避信号が退避を指示する場合は前記第2
レジスタの出力する付加情報を出力しそれ以外の場合は
前記付加情報修飾部の出力する付加情報を出力する第2
セレクタと、前記第2セレクタの出力する付加情報を入
力とし前記退避信号が退避を指示するかまたは前記マイ
クロ命令出力部の出力するマイクロ命令が退避命令の場
合は前記第2セレクタの出力する付加情報をスタック形
式の記憶領域に書き込んで保存し前記マイクロ命令が復
帰命令の場合は最後に保存した付加情報を読み出して出
力する第2マイクロスタックと、機械語命令を解読して
得られる付加情報の初期値と前記付加情報修飾部の出力
する付加情報と前記第2マイクロスタックの出力する付
加情報を入力とし前記第2レジスタが次に保持する付加
情報を出力する付加情報選択部とを備えたことを特徴と
するマイクロ制御装置。 - 【請求項2】インクリメンタと第1セレクタを、第1レ
ジスタの出力するマイクロアドレスを入力とし退避情報
が退避を指示する場合は前記マイクロアドレスをそのま
ま出力しそれ以外の場合は前記マイクロアドレスを+1
加算して出力する1/0加算部を用いて構成した請求項1
記載のマイクロ制御装置。 - 【請求項3】マイクロ命令出力部を、第1レジスタの出
力するマイクロアドレスを入力とし前記マイクロアドレ
スに記憶しているマイクロ命令を出力する制御メモリ
と、前記制御メモリの出力するマイクロ命令を入力とし
退避信号が退避を指示する場合は特定のマイクロ命令を
生成して出力しそれ以外の場合は前記制御メモリの出力
するマイクロ命令をそのまま出力するマイクロ命令生成
部とを用いて構成した請求項1記載のマイクロ制御装
置。 - 【請求項4】マイクロ命令出力部を、第1レジスタの出
力するマイクロアドレスを入力とし退避信号が退避を指
示する場合は特定のマイクロアドレスを生成して出力し
それ以外の場合は前記第1レジスタの出力するマイクロ
アドレスをそのまま出力するアドレス生成部と、前記ア
ドレス生成部の出力するマイクロアドレスに記憶してい
るマイクロ命令を出力する制御メモリとを用いて構成し
た請求項1記載のマイクロ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30290188A JPH0682321B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | マイクロ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30290188A JPH0682321B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | マイクロ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02148221A JPH02148221A (ja) | 1990-06-07 |
JPH0682321B2 true JPH0682321B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=17914471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30290188A Expired - Lifetime JPH0682321B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | マイクロ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0682321B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3948615B2 (ja) | 2002-07-05 | 2007-07-25 | 富士通株式会社 | プロセッサ及び命令制御方法 |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP30290188A patent/JPH0682321B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02148221A (ja) | 1990-06-07 |
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