JPH05233379A - 実行履歴記憶装置 - Google Patents

実行履歴記憶装置

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JPH05233379A
JPH05233379A JP4001955A JP195592A JPH05233379A JP H05233379 A JPH05233379 A JP H05233379A JP 4001955 A JP4001955 A JP 4001955A JP 195592 A JP195592 A JP 195592A JP H05233379 A JPH05233379 A JP H05233379A
Authority
JP
Japan
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memory
memory address
register
execution
address
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4001955A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Nakano
裕隆 中野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小容量のトレーサメモリで実行履歴を効果的
に記憶する。 【構成】 機械命令を実行する毎に機械命令終了信号8
00が発生し、フリップフロップ9に蓄えられ、ポイン
タレジスタ8のセット信号900となる。ポインタレジ
スタ8はセット信号900がオンの時は組合せ回路6の
出力を取り込み、セット信号900がオフの時はデータ
を保持しつづける。組合せ回路6はトレーサメモリの記
憶番地を発生する。セレクタ7は機械命令終了信号80
0がオンの時はポインタレジスタ8の出力を選択し、信
号800がオフの時は組合せ回路6の出力を選択する。
したがってトレーサメモリ4には現在実行中の機械命令
のマイクロプログラムの全実行履歴と既に実行完了した
機械命令のマイクロプログラムの第一ステップの実行履
歴が記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロプログラムを用
いた情報処理装置の実行履歴記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプログラムを用いた情報処理装
置において、装置の異常や例外の原因を明らかにする手
がかりとして、マイクロプログラムの実行アドレスや特
定の論理信号の履歴を記録する実行履歴記憶装置を設け
ることがある。
【0003】このような情報処理装置では、制御記憶か
ら読み出したマイクロ命令はマイクロ命令レジスタに格
納され、その一部はデコーダによりデコードされて、マ
イクロ命令を実行する制御信号となる。同時に特定の論
理信号がトレーサメモリに記憶される。これらの動作は
マイクロプログラムのシーケンスを形成するように逐次
的に反復されるが、異常や例外を検出した場合にはトレ
ーサメモリの更新も停止し、このトレーサメモリに記憶
されたマイクロプログラムの実行履歴を解析することに
より、装置の異常や例外の原因を深ることが容易にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の情報処理装置で
は高速化のためパイプライン方式が用いられている。こ
のような装置では、複数の機械命令が同時に実行される
が機械命令のある特定の組み合せで異常が発生すること
がある。そのため、異常が発生した機械命令の実行履歴
だけでなく、その前にどのような機械命令が実行されて
いたかを知る必要がある。
【0005】しかるに、上述した従来の実行履歴記憶装
置では、マイクロプログラムの実行毎に特定の論理信号
を記憶するので、トレーサメモリの容量をかなり大きく
しなければならないという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の実行履歴記憶装
置は、特定の論理信号を記憶するためのトレーサメモリ
と、該トレーサメモリへの記憶が行なわれる度にトレー
サメモリの記憶番地を発生する記憶番地発生回路と、機
械命令の実行開始または実行終了毎に前記記憶番地発生
回路で発生された記憶番地を格納する記憶番地レジスタ
と、機械命令の実行中は前記記憶番地発生回路で発生さ
れた記憶番地を選択し、機械命令の実行開始または実行
終了時には直前に実行された機械命令の実行開始または
実行終了時に前記記憶番地レジスタに格納された記憶番
地を選択する次記憶番地選択手段と、前記次記憶番地選
択手段で選択されたトレーサメモリの次記憶番地に特定
の論理信号を記憶することを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の第1の実施例のブロック図
である。
【0009】図1を参照すると、本実施例は制御記憶
1,マイクロ命令レジスタ2,デコーダ3,トレーサメ
モリ4,ポインタ5,組合せ回路6,セレクタ7,ポイ
ンタレジスタ8およびフリップフロップ9からなる。
【0010】制御記憶1中に記憶されたマイクロプログ
ラムを構成するマイクロ命令は、読み出されるとマイク
ロ命令レジスタ2に格納される。マイクロ命令レジスタ
2に格納されたマイクロ命令の一部はデコーダ3により
デコードされ、マイクロ命令を実行するための制御信号
100になる。その一方で、マイクロ命令レジスタ2に
格納されたマイクロ命令の一部は、次実行アドレス20
0となり、制御記憶1の上のアドレスを特定し、次のマ
イクロ命令をマイクロ命令レジスタ2に格納する。この
一連の動作によりマイクロ命令の実行シーケンスが形成
される。
【0011】次実行アドレス信号200及び特定の論理
信号400のトレーサメモリ4への記憶は、ポインタ5
で示される番地に対して行われる。トレーサメモリ4へ
の記憶が行われると、組合せ回路6により次の番地が計
算され、セレクタ7を経てポインタ5に次の番地がセッ
トされる。組合せ回路6は、通常はポインタ5の値に
“1”を加算した値を出力するが、ポインタ5の値がト
レーサメモリ4の最後の番地を指している場合に限りト
レーサメモリ4の最初の番地を出力し、これによりトレ
ーサメモリ4の循環利用を実現している。
【0012】ポインタレジスタ8は、組合せ回路6の出
力を一時的に保持するレジスタである。機械命令を実行
する度に機械命令終了信号800が発生し、フリップフ
ロップ9に蓄えられ、ポインタレジスタ8のセット信号
900となる。ポインタレジスタ8は、セット信号90
0がオンの時は組合せ回路6の出力を取り込み、セット
信号900がオフの時はデータを保持しつづける。
【0013】機械命令終了信号800は、セレクタ7の
セレクト信号にもなっている。セレクタ7は機械命令終
了800がオンの時はポインタレジスタ8の出力を選択
し、信号800がオフの時は組合せ回路6の出力を選択
する。
【0014】したがって、第1の機械命令の実行が終了
し、続いて第2の機械命令の実行が開始されるときに
は、ポインタ5の値は第1の機械命令の実行開始時のト
レーサメモリ4の番地の次の番地を示すことになる。つ
まり第2の機械命令の実行履歴は、第1の機械命令の実
行履歴のマイクロプログラム第2ステップ以降に上書き
される。
【0015】このようにして機械命令の実行が進むと、
常時、トレーサメモリ4には現在実行中の機械命令の全
実行履歴と既に実行完了した機械命令のマイクロプログ
ラム第1ステップの実行履歴が記憶されている。この結
果、マイクロプログラム第一ステップからどのような機
械命令が実行されたかを知ることができるので、トレー
サメモリ4に記憶された履歴を読み出すことにより、停
止に至った機械命令のマイクロプログラムの全実行履歴
を知ることができるとともに、その機械命令の前にどの
ような機械命令がどのような順序で実行されているかを
知ることができる。
【0016】図2は本発明の第2の実施例のブロック図
である。
【0017】図2を参照すると、本実施例は制御記憶
1,マイクロ命令レジスタ2,デコーダ3,トレーサメ
モリ4,ポインタ5,組合せ回路6,セレクタ7,ポイ
ンタレジスタ8,フリップフロップ9,フリップフロッ
プ21およびANDゲート22からなる。
【0018】フリップフロップ21はモード設定用のフ
リップフロップで、ANDゲート22に接続されてい
る、ANDゲート22のもう一方の入力には、機械命令
終了信号800が入力し、ANDゲート22の出力はセ
レクタ7のセレクト信号2200になっている。
【0019】フリップフロップ21に情報“1”を設定
すると、図1を用いて説明した動作と同一の動作が行わ
れ、トレーサメモリ4には現在実行中の機械命令の全実
行履歴と既に実行完了した機械命令のマイクロプログラ
ムの第一ステップの実行履歴が記憶される。
【0020】現在実行中の機械命令だけでなく、実行完
了した機械命令の全実行履歴も必要な場合には、フリッ
プフロップ21に情報“0”を設定する。この場合に
は、機械命令終了信号800がANDゲート22でマス
クされ、セレクタ7は常に組合せ回路6を選択するの
で、トレーサメモリ4には全実行履歴が記憶される。こ
のように簡単な機構でトレーサメモリ4の記憶方法を切
替えることができる。
【0021】図3は本発明の第3の実施例のブロック図
である。
【0022】図3を参照すると、本実施例は制御記憶
1,マイクロ命令レジスタ2,デコーダ3,トレースメ
モリ4,ポインタ5,組合せ回路6,セレクタ7,ポイ
ンタレジスタ8,フリップフロップ9,トレース量レジ
スタ31および組合せ回路32からなる。
【0023】実行完了した機械命令の実行履歴がマイク
ロプログラムの第1ステップだけでは不充分だが、かと
いって全ステップの実行履歴は必要としない場合もあ
る。このような場合にはトレース量レジスタ31に必要
とするステップ数を設定する。
【0024】機械命令終了信号800がオンになると、
組合せ回路32はトレーサ量レジスタ31に設定された
回数だけトレース信号3200を発生する。もし、トレ
ース量レジスタ31に設定された値よりも早く次の機械
命令終了信号800が発生したときは、組合せ回路32
はそれまでの動作を中止し、新しい機械命令終了信号8
00に基づいたトレース信号3200を発生する。
【0025】トレース信号3200が発生すると、フリ
ップフロップ9に蓄えられ、ポインタレジスタ8のセッ
ト信号となり、図1を用いて説明した動作と同一の動作
が行われる。このようにしてトレーサメモリ4には現在
実行中の機械命令の全実行履歴と、既に実行完了した機
械命令のマイクロプログラム第1ステップからトレース
量レジスタ31に設定された量の実行履歴が記憶され
る。
【0026】図4は本発明の第4の実施例のブロック図
である。
【0027】図4を参照すると、本実施例は制御記憶
1,マイクロ命令レジスタ2,デコーダ3,トレーサメ
モリ4,ポインタ5,組合せ回路6,セレクタ7,ポイ
ンタレジスタ8,フリップフロップ9およびORゲート
41からなる。
【0028】マイクロ命令中に存在するトレーサ情報
は、ORゲート41を介してフリップフロップ9に蓄え
られる。このトレース情報がオンの場合には機械命令終
了信号800が発生するか否かにかかわらず、ポインタ
レジスタ8のセット信号900が発生し、図1を用いて
説明した動作と同一の動作が行われ、トレーサメモリ4
に実行履歴が記憶される。トレース情報がオフの場合に
は機械命令終了信号800に基づいてトレーサメモリ4
に実行履歴が記憶される。この結果、実行履歴を特別に
残したいステップはマイクロ命令中のトレース情報をオ
ンにすることによりトレーサメモリ4に記憶させること
が可能である。
【0029】図5は本発明の第5の実施例のブロック図
である。
【0030】図5を参照すると、本実施例は制御記憶
1,マイクロ命令レジスタ2,デコーダ3,トレーサメ
モリ4,ポインタ5,組合せ回路6,セレクタ7,ポイ
ンタレジスタ8,フリップフロップ9,マスクレジスタ
51,演算回路52,比較回路53およびORゲート5
4からなる。
【0031】トレーサメモリ4を循環利用すると、一つ
の機械命令の実行履歴でトレーサメモリ4がいっぱいに
なってしまい、他の機械命令の実行履歴が残らないこと
もある。このような場合はマスクレジスタ51に残して
おきたい機械命令数を設定する。
【0032】演算回路52はポインタレジスタ8に記憶
されたトレーサメモリの番地からマスクレジスタ51に
設定された値を減算し、比較回路53に入力する。比較
回路53は演算回路53の出力と組合せ回路6の出力を
比較し、一致を検出した場合には一致信号5300を発
生する。
【0033】一致信号5300は、ORゲート54を介
してセレクタ7のセレクト信号になっており、一致信号
5300が発生するとセレクタ7はポインタレジスタ8
の出力を選択する。一致信号5300が発生しない場合
は、図1を用いて説明した動作が行われる。このように
して一つの機械命令の実行履歴が長い場合でもマスクレ
ジスタ51に設定された数の機械命令の実行履歴は保存
される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トレーサ
メモリに現在実行中の機械命令の全実行履歴と既に実行
完了した機械命令のマイクロプログラムの第1ステップ
の実行履歴を記憶することにより、トレーサメモリの容
量が小さくても、異常や例外が発生した機械命令のマイ
クロプログラム全実行履歴と、その前に実行されていた
機械命令の履歴を知ることができ、問題発生時の原因究
明への重要な情報を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1 制御記憶 2 マイクロ命令レジスタ 3 デコーダ 4 トレーサメモリ 5 ポインタ 6 組合せ回路 7 セレクタ 8 ポインタレジスタ 9 フリップフロップ 21 フリップフロップ 22 ANDゲート 31 トレース量レジスタ 32 組合せ回路 41 ORゲート 51 マスクレジスタ 52 演算回路 53 比較回路 54 ORゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の論理信号を記憶するためのトレーサ
    メモリと、 該トレーサメモリへの記憶が行なわれる度にトレーサメ
    モリの記憶番地を発生する記憶番地発生回路と、 機械命令の実行開始または実行終了毎に前記記憶番地発
    生回路で発生された記憶番地を格納する記憶番地レジス
    タと、 機械命令の実行中は前記記憶番地発生回路で発生された
    記憶番地を選択し、機械命令の実行開始または実行終了
    時には直前に実行された機械命令の実行開始または実行
    終了時に前記記憶番地レジスタに格納された記憶番地を
    選択する次記憶番地選択手段と、 前記次記憶番地選択手段で選択されたトレーサメモリの
    次記憶番地に特定の論理信号を記憶することを特徴とす
    る実行履歴記憶装置。
  2. 【請求項2】前記トレーサメモリへの記憶方法を保持す
    る手段を設け、 前記記憶方法が全実行履歴トレースを指示する場合に
    は、前記次記憶選択手段で前記記憶番地発生回路で発生
    された記憶番地を選択することを特徴とする請求項1記
    載の実行履歴記憶装置。
  3. 【請求項3】直前に実行された機械命令の実行履歴の保
    存量を保持するトレース量レジスタを設け、 前記記憶番地レジスタに機械命令の実行開始または実行
    終了時から前記トレース量レジスタに保持された回数だ
    け、前記記憶番地発生回路で発生された記憶番地を格納
    することを特徴とする請求項1記載の実行履歴記憶装
    置。
  4. 【請求項4】マイクロ命令中に存在する情報に従って前
    記記憶番地レジスタに前記記憶番地発生回路で発生され
    た記憶番地を格納することを特徴とする請求項1記載の
    実行履歴記憶装置。
  5. 【請求項5】機械命令の実行履歴の保存量を格納するマ
    スクレジスタと、 前記記憶番地レジスタに格納された記憶番地からマスク
    レジスタに格納された保存量を減算する演算回路と、 演算回路の出力と前記記憶番地発生回路の出力とを比較
    する比較回路を備え、 比較回路で一致が検出された場合には前記記憶番地選択
    手段で前記記憶番地レジスタに格納された記憶番地を選
    択することを特徴とする請求項1記載の実行履歴記憶装
    置。
JP4001955A 1992-01-09 1992-01-09 実行履歴記憶装置 Withdrawn JPH05233379A (ja)

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JP4001955A JPH05233379A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 実行履歴記憶装置

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JP4001955A JPH05233379A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 実行履歴記憶装置

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JPH05233379A true JPH05233379A (ja) 1993-09-10

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ID=11516022

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JP4001955A Withdrawn JPH05233379A (ja) 1992-01-09 1992-01-09 実行履歴記憶装置

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JP (1) JPH05233379A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292903A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Nec Corp 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08292903A (ja) * 1995-04-21 1996-11-05 Nec Corp 情報処理装置

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990408