JPH0515854Y2 - - Google Patents

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JPH0515854Y2
JPH0515854Y2 JP19902887U JP19902887U JPH0515854Y2 JP H0515854 Y2 JPH0515854 Y2 JP H0515854Y2 JP 19902887 U JP19902887 U JP 19902887U JP 19902887 U JP19902887 U JP 19902887U JP H0515854 Y2 JPH0515854 Y2 JP H0515854Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、口紅やほほ紅あるいはリツプクリー
ム等の棒状化粧料を出没自在に収納するのに用い
られてい好適な棒状化粧料の収納容器に関するも
のである。
「従来の技術」 棒状化粧料の収納容器として、第8図に示すも
のが知られている。
これは、実公昭40−8751号公報に開示の技術で
あつて、上端が開口した筒状の容器本体1の側壁
にピニオン2が回転自在に支持されるとともに、
容器本体1内に棒状化粧料Aの基端部を保持する
受皿3が上下動自在に挿入され、この受皿3の底
板部下面には前記ピニオン2に噛合するラツク4
が設けられ、かつ、前記容器本体1の上部外周に
は棒状化粧料Aを覆うキヤツプ5が着脱自在に嵌
め合わされた基本構成となつている。
そして、これを使用する際には、キヤツプ5を
第8図に示す閉状態から上方へ真直ぐつまみ上げ
て容器本体1から取り外し、これを容器本体1の
下部に挿入して下部外周に形成した環状凸部6に
嵌め合わせた状態で棒状化粧料Aを使用する。な
お、使用にあたつては、ピニオン2を上下に回転
させることによつて受皿3内の棒状化粧料Aを適
量押し出し、使用後は、前述した操作と逆の手順
でキヤツプ5を容器本体1に被せることになる。
「考案が解決しようとする問題点」 この棒状化粧料の収納容器は、容器本体1の下
部外周にキヤツプ5を嵌め合わせてキヤツプ5の
紛失防止を図るとともに、容器全体を長くして使
い勝手を良くしている。しかしながら、このよう
な棒状化粧料の収納容器にあつても次のような解
決すべき問題点が残されている。
すなわち、前述したような操作方法から理解で
きるように、棒状化粧料Aを使用する場合には、
キヤツプ5を容器本体1の上部から抜き出し、こ
れを容器本体1の外周に嵌め合わせる操作手順を
必要とするため、その操作をワンタツチで容易か
つ円滑に行えないという問題点である。
本体は前記事情に鑑みて提案されたもので、そ
の目的とするところは、キヤツプを容器から取り
外すことなくワンタツチで開閉することのできる
棒状化粧料の収納容器を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 そこで本考案では、筒体内に設けた受皿に棒状
化粧料の基端部を連結し、前記受皿を筒体内で進
退させることによつて棒状化粧料を筒体の繰出口
から出し入れする棒状化粧料の収納容器であつ
て、前記筒体の繰出口に該繰出口を覆う蓋体を縦
回動自在にヒンジ結合してなり、かつ、該蓋体
を、天板部と、この天板部とヒンジ部とを連結し
かつ長手方向に弾性変形可能な一対の腕部とから
構成するとともにその閉位置において天板部の自
由端が筒体の周壁上端に係合して蓋体の縦回動を
規制するように設定し、さらに、前記天板部内面
のうち、少なくとも天板部の自由端から中央部ま
での範囲に相当する部分の内面を、そのヒンジ部
までの距離が天板部の自由端から中央部に向かう
に従いしだいに小さくなるように形成したことを
特徴とするものである。
「作用」 蓋体が閉位置にあるとき、蓋体の天板部が筒体
の周壁上端に係合して、蓋体はその閉位置で仮止
めされた状態に保持される。
この状態で、蓋体の天板部を押さえて蓋体を開
状態となるようにその自由端に向け押圧すると、
天板部と筒体との係合が外れ、天板部の内面が筒
体の周壁上端に当接し、腕部が引つ張られて弾性
変形する。この際、天板部内面とヒンジ部との距
離は、天板部の自由端から中央部に向かうに従い
小さくなるように形成されているから、蓋体の開
方向への移動にともなつて抵抗力が増加し、また
天板部中央部を過ぎると同時に抵抗力が弱まつて
蓋体が開状態に静止する。この作用により、手指
にはスナツプ感覚が生じる。
一方、蓋体の仮止めを解除した後でも、蓋体天
板部の内面が筒体の周壁上端に係止されるため、
蓋体が不用意に移動することがない。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。第1図ないし第7図は、ピニオンの操作によ
つて棒状化粧料が上下動する口紅容器に適用した
実施例を示すもので、これらの図において、符号
10は筒体、11はピニオン、12は受皿、13
は蓋体、14は口紅(棒状化粧料)を示してい
る。
前記筒体10は、上端に繰出口15を有する有
底の四角筒状に形成され、図示例の場合、筒体1
0をその中心線に沿つて2分割した形態の横断面
コ字状の2つの半体16a,16bにより構成さ
れている。これら半体16a,16bのそれぞれ
の合わせ目には、第1図に示すように、互いに凹
凸嵌合する嵌合突起17と嵌合溝18が形成され
るとともに、ピニオン11を回動自在に支持する
ブラケツト19が突設されている。また、これら
半体16a,16bの上部内面には、それぞれ蓋
体13を収容する収容溝20が形成されており、
さらに一方の半体16aの内面には、ヒンジ部を
構成する回動孔21が形成されている。なお、前
記半体16a,16bの下部内面には、受皿12
をその収納位置で係止するための係止突起22が
突設されている(第1図参照)。
前記ピニオン11は筒体10内の受皿12を上
下動させるもので、その回転軸11aをブラケツ
ト19の支持孔19aに嵌合することによつて筒
体10に支持される。
前記受皿12は、前記筒体10の内径より若干
小さな外径を有して筒体10内に収容される四角
筒状をなしており、前記ピニオン11の回転操作
によつて筒体10内を進退する。この受皿12の
内部には底板12aが設けられ、該底板12a上
に口紅14の基端部が一体に充填される。また、
前記受皿12の前記ピニオン11を臨む外周壁に
は、ピニオン11に噛合する噛合部12bが形成
されている。なお、この噛合部12bのある外周
壁に相隣る外周壁下端には、その下端より発する
2条のスリツト12cによつて弾板部12dが形
成され、該弾板部12dの外周面には筒体10の
係止突起22に係合する突条12eが設けられて
いる。
次いで、本考案の要部を構成する蓋体13につ
いて説明すると、該蓋体13は筒体10の繰出口
15に縦回動自在にヒンジ結合されて、この繰出
口15を閉じるもので、図示例では、天板部30
と、この天板部30の内面に垂設されかつ先端に
回動孔21にヒンジ結合される回転軸31aを有
する一対のL字型をした腕部31とを主体として
構成されている。そしてこれらの構成により、こ
の蓋体13は、第7図実線に示すように、天板部
30の自由端30aが筒体10の周壁上端に係合
してその縦回動が規制され、その閉位置が保持さ
れるものである。
一方、前記天板部内面のうち少なくとも天板部
30の自由端30aから中央部までの範囲に相当
する部分の内面30bは、第7図に示すように、
そのヒンジ部までの距離l1が天板部30の自由端
30aから中央部に向かうに従いしだいに小さく
なるように形成されている。そしてこれにより、
天板部30の内面30bにおけるヒンジ部に最も
近接した位置(天板部の中央部)の回転半径Rと
の間に、自由端に向かうに従つて広がる形態の間
隙(ギヤツプ)Gができ、蓋体13の回動操作に
従つてその抵抗力が増加するようになつている。
なお、前記天板部30の上面は山形状に突出して
指などが掛け易いように配慮されている。
また、前記腕部31は蓋体13の回転とともに
その長手方向に弾性変形して蓋体13に回転を許
容するもので、図示例では、全体がL字型に形成
されて屈曲部を中心に弾性変形するようになつて
いる。
次いで、以上のように構成された本実施例の作
用を説明する。
このような構成の収納容器において、まず第2
図に示すように蓋体13が閉位置にあるとき、受
皿12の突条12eが係止突起22に係合し、受
皿12はその下降限位置に位置決めされており、
また、この状態において天板部30が筒体10の
周壁上端に係合し、蓋体13はその閉位置に仮止
めされている。
この状態から蓋体13を開けて口紅14を突出
させる場合には、天板部30の上面を開方向に押
圧して周壁上端との係合を外し、蓋体13をさら
に押し下げる操作を続けて蓋体13を反転させ、
ピニオン11を下方に回転させれば、口紅14は
第5図に示すように突出状態となる。
なお、前記蓋体13の開口操作の際、すなわち
蓋体13の天板部30を押さえて蓋体13を開状
態となるようにその自由端に向け押圧し、天板部
30との筒体10との係合を外す際、天板部30
の内面30bが筒体10の周壁上端に当接し、腕
部31が引つ張られて弾性変形する。この時、天
板部内面30bとヒンジ部との距離l1は、天板部
30の自由端30aから中央部に向かうに従い小
さくなるように形成されているから、蓋体13の
開方向への移動にともなつて、抵抗力が増加し、
天板部30の中央部を過ぎると同時に抵抗力が弱
まつて蓋体13が開状態に静止する。この作用に
より、手指にはスナツプ感覚が生じ、蓋体13は
ワンタツチで開口することになる。
なお、蓋体13を開口した状態にあつては、蓋
体13の天板部30内面が、第7図二点鎖線に示
すように、筒体10の周壁側面に係止されるた
め、口紅14の使用に際してその開口状態にある
蓋体13が不用意に閉じてしまうようなことはな
く、口紅14が蓋体13により傷付くことがな
い。
また、使用後は、前述した操作と逆の手順で蓋
体13を筒体10に被せることができる。
なお、前記実施例では、口紅14を収容する容
器として、筒体10に設けたピニオン11の操作
によつて口紅14を進退させる構造のものを開示
したが、本考案は実施例に限定されるものではな
く、例えば筒体の構成として、内周に螺旋溝を有
した螺旋筒と周壁に長孔を有したガイド筒との相
対回転によつて棒状化粧料を突出させるようにし
た公知の繰出容器にも適用することができる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、筒体の繰
出口に該繰出口を覆う蓋体を縦回動自在にヒンジ
結合してなり、かつ、該蓋体を、天板部と、この
天板部とヒンジ部とを連結しかつ長手方向に弾性
変形可能な一対の腕部とから構成するとともにそ
の閉位置において天板部の自由端が筒体の周壁上
端に係合して蓋体の縦回動を規制するように設定
し、さらに、前記天板部内面のうち、すくなくと
も天板部の自由端から中央部までの範囲に相当す
る部分の内面をそのヒンジ部までの距離が天板部
の自由端から中央部に向かうに従いしだいに小さ
くなるように形成したから、次のような優れた効
果を奏する。
(a) 蓋体を取り外すことなく、ワンタツチで開閉
することができ、その使い勝手を向上させるこ
とができる。
(b) また蓋体の開閉時、操作する手指にスナツプ
感覚を生じさせることができ、その操作性を向
上させることがでる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は収納容器の分解斜視図、第2図
はそれを組み立てた状態を示す斜視図、第3図は
第2図−線に沿う矢視断面図、第4図は第2
図−線に沿う矢視断面図、第5図および第6
図は作用を説明するために示したもので、それぞ
れ斜視図、第7図は要部の構造を示す断面図、第
8図は従来の棒状化粧料の収納容器の一構造例を
示す断面図である。 10……筒体、11……ピニオン、12……受
皿、13……蓋体、14……口紅(棒状化粧料)、
15……繰出口、30……天板部、30a……天
板部の自由端、30b……天板部の内面、31…
…腕部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒体10内に設けた受皿12の棒状化粧料14
    の基端部を連結し、前記受皿12を筒体10内で
    進退させることによつて棒状化粧料を筒体10の
    繰出口15から出し入れする棒状化粧料の収納容
    器であつて、前記筒体10の繰出口15には該繰
    出口15を覆う蓋体13が縦回動自在にヒンジ結
    合されてなり、かつ、該蓋体13は、天板部30
    とこの天板部とヒンジ部とを連結しかつ長手方向
    に弾性変形可能な一対の腕部31とから構成され
    るとともにその閉位置において天板部30の自由
    端30aが筒体10の周壁上端に係合して蓋体1
    3の縦回動を規制するように設定されており、さ
    らに、前記天板部内面のうち、少なくとも天板部
    30の自由端30aから中央部までの範囲に相当
    する部分の内面30bは、そのヒンジ部までの距
    離l1が天板部30の自由端30aから中央部に向
    かうに従いしだいに小さくなるように形成されて
    いることを特徴とする棒状化粧料の収納容器。
JP19902887U 1987-12-28 1987-12-28 Expired - Lifetime JPH0515854Y2 (ja)

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JPH01101421U JPH01101421U (ja) 1989-07-07
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