JPH05158450A - 走査型ディスプレイの表示制御装置 - Google Patents

走査型ディスプレイの表示制御装置

Info

Publication number
JPH05158450A
JPH05158450A JP3360804A JP36080491A JPH05158450A JP H05158450 A JPH05158450 A JP H05158450A JP 3360804 A JP3360804 A JP 3360804A JP 36080491 A JP36080491 A JP 36080491A JP H05158450 A JPH05158450 A JP H05158450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image memory
data
image data
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3360804A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Inoue
敬一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sord Computer Corp
Original Assignee
Sord Computer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sord Computer Corp filed Critical Sord Computer Corp
Priority to JP3360804A priority Critical patent/JPH05158450A/ja
Publication of JPH05158450A publication Critical patent/JPH05158450A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、画像の移動、拡大等を高速
に行うことにある。 【構成】 画像メモリ6から画像データを読み出すのに
同期して、読み出された画像データについて予めCPU
1により定められた特定エリアの画像データか否かを転
送判別回路8で判定し、特定エリア内の画像データをバ
ッファリング用画像メモリ2に転送し、再度画像メモリ
6に書き込むことにより高速に画像の移動等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は走査型デイスプレイに
関し、特にCathorde Ray Tube(以下
CRTと称する)デイスプレイや液晶ディスプレイなど
のような走査型ディスプレイに対して、コンピュータな
どのデジタルデータ処理装置の出力情報や映像入力機器
の出力をデジタル情報に変換した情報などを画像メモリ
に記憶し、繰り返し表示可能でありかつ画像メモリ内の
データを変更する事により表示内容を変更可能な表示制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像メモリを有するCRTディス
プレイ装置では、例として表示画像の一部または全部の
移動や、表示されている対象の色を変更するなど現在表
示されている画像に変更を加えて次の画像を生成する処
理が多い。この処理を行うためには原則として全ての変
更された画像データを新規に画像メモリに書き込む必要
がある。例えば、CRTディスプレイ装置で文字を表示
する場合は、通常、画面の下部に新たに1行の表示を追
加するために全画面の画像データを1行ずつ画面上方に
ずらして画像メモリに書き込んでいる。画面上に表示す
る1文字(通常、タテ8ドットヨコ8ドットないしそれ
以上のエリアに1文字が表示される)に付き1つの画像
データを画像メモリに記録するキャラクタ方式では、比
較的データ量が少ないが、1つの表示ドットに付き1つ
の画像データを画像メモリに記録するビットマップ方式
では大量のデータの書き換えを必要とする。この書き換
えに要する時間は、処理内容や画像メモリの方式より異
なるが、走査型ディスプレイ装置に1画面を表示する時
間(家庭用TV受信機で30分の1秒、コンピュータ用
CRTディスプレイで60分の1秒程度)の数倍から数
十倍以上になることもある。
【0003】この処理時間では、実用上十分とは言えな
いため、画像メモリ内の画像データを変更せずに、走査
型ディスプレイに表示される画像を変更する方法もいく
つか実用化されている。例えば、当社で商品化されたゲ
ーム用コンピュータでは、表示画面より大きなエリアを
持つ画像メモリ上で表示開始アドレスを変更し画面全体
を移動させる画面スクロール機能と、画面上の複数の移
動物体を全体表示用の画像メモリとは別の画像メモリ上
の複数のドット(16×16ドット)で構成しこの移動
物体を画面上のそれぞれ独立した表示アドレスに合成し
て表示し表示アドレスを変更することにより移動物体を
高速に移動させるスプライト機能を持つている。
【0004】
【従来技術の問題点】従来の画像メモリを持つ走査型デ
ィスプレイの制御装置では、例えば表示画像の移動な
ど、変更前の画面と変更後の画面に強い相関関係があっ
ても、原則として変更された表示エリアの全ての画像デ
ータを書き換える必要があり、処理時間が多くかかる問
題点があった。また、前記の問題点を解決するために、
複数の表示ドットに対してまとめて画面上の表示位置を
制御する方式では、画像メモリ内のデータを書き換える
方式が原理的に画像データ単位で(キャラクタ方式では
1文字、ビットマップ方式では1ドット単位)任意の表
示エリアを変更することが可能であるのに対して、画面
構成が限定される問題がある。前記のゲーム用コンピュ
ータでは、画面のスクロールは全画面一括の移動しか行
えず、スプライト機能を使用して表示できる移動物体は
数が限定される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、画像メモリ内の画像データ
を高速に書き換える走査型ディスプレイの表示制御装置
を提供することを目的とする。
【発明の構成】
【0006】
【発明の概要】本発明は、表示用の画像メモリと別途に
設けたバッファリング用画像メモリを有し、表示用の画
像メモリから表示用の画像データを読み出すのに同期し
てバッファリング用の画像メモリに特定エリアの画像デ
ータを予め設定した判定回路により選択的に転送する手
段を設け、そのバッファリング用の画像メモリから再度
画像データを表示用の画像メモリに転送することによ
り、高速に画像の複写機能を実現する。この画像データ
の複写を行う時に、元の表示エリアとは別の表示エリア
に複写すると画像の移動になり、また複写の時に画像デ
ータに論理演算を行ない表示色の変更やそのエリアのク
リヤあるいは揮度の反転または元の画像との合成などが
可能であり、また複写の時に画像データの間引きや補完
あるいは系統的に複写位置をずらすなどの方法を用いて
画像の縮小・拡大・変形・回転が実現できる。
【0007】
【実施例】次に、本発明をキャラクタ形CRTディスプ
レイ装置に適用した場合の実施例について説明する。図
1は構成を示すブロック図を示すもので、キャラクタ形
CRTディスプレイ装置内に本発明の走査型ディスプレ
イの表示制御装置を組み込んだ例である。1はCPUで
ある。2はランダムアクセスメモリ(RAM)から形成
され、画像データを記憶するバッファリング用画像メモ
リである。3はリードオンリメモリ(ROM)であり、
CPUのプログラムや定数などを記憶している。4はD
MAコントローラ(DMAC)であり、CPU1を介さ
ず直接に後述の画像メモリ6とバッファリング用画像メ
モリ2との間でデータ転送を行う。
【0008】5はCRTコントローラ(CRTC)であ
り、表示用の画像メモリアドレスHAと水平同期信号H
S、垂直同期信号VS、画面を走査するビデオデータ有
効信号VVを作成する。6は画像メモリであり、CPU
1により表示用の画像データ(CD:この図ではキャラ
クタデータ)を記憶する。7はキャラクタジェネレータ
であり、ラスタアドレスRAから1水平キャラクタドッ
ト数分の画像データを供給する。8は転送判別回路であ
り、キャラクタクロックCCをカウントして、走査の水
平帰線区間THまたは垂直帰線区間TV毎にCPU1に
割り込み要求信号IRQを送信し、更にキャラクタデー
タCDが予め設定された特定エリア内であるか即ち転送
範囲か否かを判定し、予め設定された転送範囲であれば
DMAコントローラ4に転送要求信号DRQを送信す
る。CPU1は転送判別回路8から割り込み要求信号I
RQを受信する毎に走査線レジスタ12をカウントアッ
プまたはリセットする。走査線レジスタ12はCPU1
内のレジスタを用いるか、または外部に設けてもよい。
9はビデオコントローラであり、キャラクタジェネレ
ータ7からシフトレジスタ10を介して入力されたドッ
トデータを、水平同期信号HS、垂直同期信号VS、ビ
デオデータ有効信号VVによりCRTディスプレイ11
にビデオ信号VDとして供給する。CRTディスプレイ
11は、ビデオ信号VDにより画面を走査しながら画像
データCDを表示する。
【0009】尚、符号 Aはアドレスバス、符号Dはデ
ータバスである。図2は転送判別回路8の詳細を示すブ
ロック図である。13は第1プログラマブルカウンタで
あり、CPU1によりアドレスバスA及びデータバスD
を介して各走査線の先頭から転送すべき特定エリアの画
像データの先頭までのキャラクタクロック数が設定され
る。この第1プログラマブルカウンタは、ビデオデータ
有効信号VVがハイレベル「H」のときにイネーブルモ
ードとなり、キャラクタクロックの入力毎にカウントを
開始し、キャラクタクロック数が設定値に達すると出力
Q1の出力信号がハイレベル「H」となりアンドゲート
14の一方に入力される。
【0010】ビデオデータ有効信号VVがロウレベル
「L」になると、この第1プログラマブルカウンタ13
はリセットされて出力Q1の出力信号はロウレベル
「L」となる。15は第2プログラマブルカウンタであ
り、CPU1によりアドレスバスA及びデータバスDを
介して各走査線の先頭から転送すべき特定エリアの画像
データの終了までのキャラクタクロック数が設定され
る。この第2プログラマブルカウンタは、ビデオデータ
有効信号VVがハイレベル「H」のときにイネーブルモ
ードとなり、キャラクタクロックの入力毎にカウントを
開始し、キャラクタクロック数が設定値に達すると出力
Q2の出力信号がハイレベル「H」になる。ビデオデー
タ有効信号VVがロウレベル「L」になると、この第2
プログラマブルカウンタはリセットされて出力Q2の出
力信号はロウレベル「L」となる。第2プログラマブル
カウンタの出力Q2の出力信号はインバータ17を介し
てアンドゲート18の他方に入力される。
【0011】アンドゲート14の両方の入力がハイレベ
ル「H」となると、アンドゲート14からハイレベル
「H」の信号が転送要求信号DRQとしてCPU1に送
信される。17はキャラクタクロックについて、予め水
平帰線区間THに相当するキャラクタクロック数を越え
る値が設定された第3プログラマブルカウンタであり、
ビデオデータ有効信号VVがハイレベル「H」でリセッ
トされ、ロウレベル「L」の間でのみキャラクタクロッ
ク数をカウントする。設定値に達すると出力Q3の出力
信号がハイレベル「H」となり、割り込みコントローラ
18の一方に入力される。割り込みコントローラ18
は、第3プログラマブルカウンタ17からハイレベル
「H」の出力信号を受信すると、垂直帰線区間TVを示
す割り込み信号IRQをCPU1に送信する。ビデオデ
ータ有効信号VVがハイレベル「H」となるとリセット
されて出力Q3の出力信号はロウレベル「L」となる。
割り込みコントローラ18の他方の入力にはビデオデー
タ有効信号VVが入力されている。割り込みコントロー
ラ18は、ビデオデータ有効信号VVの水平帰線区間T
Hを検出して水平帰線区間THを示す割り込み信号IR
QをCPU1に送信する。
【0012】割り込み信号IRQの水平帰線区間THと
垂直帰線区間TVとの区別は、例えば水平帰線区間TH
を示す割り込み信号IRQの時間幅よりも広い時間幅の
区別値を定めておく。CPU1では割り込みコントロー
ラ18からの割り込み信号IRQの時間幅の値が区別値
を越えるときは垂直帰線区間TVと判断でき、割り込み
信号IRQの時間幅の値が区別値よりも小さいときは、
水平帰線区間THと判断することができる。
【0013】図3は画像データであるキャラクタデータ
CDとキャラクタクロックCCとの関係を示し、図4並
びに図5はビデオデータ有効信号VV及び水平同期信号
HS、垂直同期信号VS、第3プログラマブルカウンタ
17の出力Q3の説明図である。ビデオデータ有効信号
VVは、ハイレベル「H」の水平線表示期間とロウレベ
ル「L」の水平帰線区間TH及び垂直帰線区間TVとか
らなり、ハイレベル「H」の水平線表示期間は画面の一
本の走査線の表示期間に相当する。
【0014】図6は一本の走査線のキャラクタクロック
単位のキャラクタデータCDと、第1プログラマブルカ
ウンタ13の出力Q1と、第2プログラマブルカウンタ
15の出力Q2の反転信号Q2aと、転送要求信号DR
Qの説明図である。
【0015】図8は本発明の各走査線をCPU1に認識
させるための割り込み処理を示すフローチャート、図9
は画像データの転送処理を示すフローチャートである。
【0016】次に本発明の動作を、図8並びに図9のフ
ローチャート等について説明する。通常は、CPU1と
CRTコントローラ5が時分割で画像メモリ6にアクセ
スして、CPU1は表示するキャラクタデータを画像メ
モリ6に書き込み、CRTコントローラ5は水平同期信
号HS及び垂直同期信号VSによるCRTディスプレイ
11の走査に同期してキャラクタデータを画像メモリ6
から読み出す。ビデオデータ有効信号VVによるCRT
ディスプレイ11の各走査線毎に、ビデオデータ有効信
号VVから転送判別回路8の割り込みコントローラ16
は、割り込み要求信号IRQをCPU1に送信する(ス
テップS1)。CPU1は割り込みコントローラ16か
らの割り込み要求信号IRQがその時間幅から、水平帰
線区間THまたは垂直帰線区間TVを示すものなのかを
判断する(ステップS2)。割り込み要求信号IRQが
垂直帰線区間TVを示すものであるときは、CPU1は
走査線レジスタ12をリセットする(ステップS3)。
【0017】割り込み要求信号IRQが水平帰線区間T
Hを示すものであるときはステップS4に進み、CPU
1は走査線レジスタ12をインクリメントする(ステッ
プS4)。この割り込み処理によりCPU1は垂直帰線
区間TVを認識し、CRTディスプレイ11の画面の走
査線の原点を検出することができる。更に、CPU1は
水平帰線区間THを認識し、走査線レジスタ12をイン
クリメントする。即ち走査線レジスタ12の値が何本目
に当たるかを示すことになる。
【0018】次に、画像データの転送処理を説明する。
CPU1が実行するプログラムがCRTディスプレイ1
1に表示される画像の移動、複写、拡大、縮小等のとき
は、CPU1は画像データの転送モードとなる。CPU
1が画像データの転送モードであるとき上記の割り込み
処理において、CPU1が水平帰線区間THの割り込み
要求信号IRQを受けると(ステップS5)、CPU1
は、各走査線毎に水平帰線区間TH内で転送判別回路8
に走査線における画像データの特定エリアの転送範囲を
キャラクタクロック単位について転送判別回路8に設定
すると共に(ステップS6)、CPU1はバッファリン
グ用画像メモリ3の転送先のアドレスを設定する(ステ
ップS7)。CPU1が転送判別回路8に転送範囲を設
定する時期は、転送する画像データの走査線の走査開始
前の水平帰線区間TH内に行われる。
【0019】転送判別回路8への転送範囲の設定及び動
作等を図6について説明すると、第1プログラマブルカ
ウンタ13には走査開始から転送範囲の先頭(時刻T
1)までのキャラクタクロック数の値を設定し、第2プ
ログラマブルカウンタ15には走査開始から転送範囲の
終了(時刻T2)までのキャラクタクロック数の値を設
定する。いま、CPU1が画像データの転送モードであ
って図7に示す割り込み処理により転送判別回路8に転
送範囲の設定を行った後、当該走査線がビデオデータ有
効信号VVが入力されたとすると、CRTディスプレイ
11の画面の水平表示期間は、ビデオデータ有効信号V
Vはハイレベル「H」であるので第1プログラマブルカ
ウンタ13及び第2プログラマブルカウンタ15はイネ
ーブルモードとなり、キャラクタクロックCCの入力毎
にカウントを開始する。すなわちキャラクタクロックC
CによってキャラクタデータCDが画像メモリ6から読
み出されるのに同期する。
【0020】第1プログラマブルカウンタ13には走査
線の走査開始から転送範囲の先頭(時刻T1)までに相
当するキャラクタクロックCCの数を設定してあるの
で、入力されるキャラクタクロックCCの数が設定値に
達すると、出力Q1は時刻T1からハイレベル「H」な
りアンドゲート14の一方に入力される。他方、第2プ
ログラマブルカウンタ15には走査開始からキャラクタ
データCDの転送終了(時刻T2)までに相当するキャ
ラクタクロックCCの数を設定してあるので、入力され
るキャラクタクロックCCの数が設定値に達すると、出
力Q2は時刻T2からハイレベル「H」なる。出力Q2
がハイレベル「H」になると、インバータ16により反
転され、その反転信号Q2aはロウレベル「L」となっ
てアンドゲート14の他方に入力される。
【0021】出力Q2は時刻T2まではロウレベル
「L」であるので、アンドゲート14への入力はインバ
ータ16により反転され、その反転信号Q2aはハイレ
ベル「H」としてアンドゲート14の他方に入力されて
いる。このように、アンドゲート14から出力される転
送要求信号DRQは、キャラクタデータCDの転送範囲
の先頭(時刻T1)からハイレベル「H」になり、転送
範囲の終了(時刻T2)からロウレベル「L」となる。
【0022】転送要求信号DRQがハイレベル「H」か
否かはステップS8で判断され、転送要求信号DRQは
ハイレベル「H」になると、DMAコントローラ4は画
像メモリ6から読み出されている画像データをバッファ
リング用画像メモリ3に転送する。(ステップS9)。
バッファリング用画像メモリ3への転送先のアドレスバ
スはステップS7でCPU1により定められている。時
刻T2で転送要求信号DRQがロウレベル「L」になる
と、DMAコントローラ4は画像データの転送を終了す
る(ステップS10)。すなわち、斜線で示す時刻T1
からT2までのキャラクタデータCDがバッファリング
用画像メモリ3に転送されたことになる。
【0023】次に、ビデオデータ有効信号VVがロウレ
ベル「L」の水平帰線区間THなると、割り込みコント
ローラ18から割り込み要求信号IRQがCPU1に送
信され、図7のフローチャートに示すステップS4で走
査Tレジスタ12がインクリメントされる。他方、この
水平帰線区間TH内において、次の走査線についてのキ
ャラクタデータCDの転送範囲の設定(ステップS6)
とバッファリング用画像メモリ3のアドレス設定(ステ
ップS7)が行われ、以下同様の動作が行われる。ビデ
オデータ有効信号VVがロウレベル「L」の水平帰線区
間THになると、ビデオデータ有効信号VVのハイレベ
ル「H」でリセットされていた第3プログラマブルカウ
ンタは、入力されるキャラクタクロックCCのカウント
を開始する。第3プログラマブルカウンタは水平帰線区
間THの時間幅よりも広い時間幅に相当するキャラクタ
クロックCCの数の値に設定されているので、出力Q3
はロウレベル「L」のままである。
【0024】各走査線について上記の動作が繰り返し行
われ、CRTディスプレイ11の画面の最後の走査線の
走査が終了すると、ビデオデータ有効信号VVはロウレ
ベルの垂直帰線区間TVのロウレベル「L」となる。ロ
ウレベル「L」の垂直帰線区間TVにより第3プログラ
マブルカウンタは入力されるキャラクタクロックCCの
カウントを開始し、キャラクタクロックCCの数が水平
帰線区間THの時間幅に相当するキャラクタクロックC
Cの数を越えたとき出力Q3はハイレベル「H」とな
り、割り込みコントローラ18に入力される。出力Q3
はビデオデータ有効信号VVがハイレベル「H」になる
と、ロウレベル「L」になる。
【0025】出力Q3がハイレベル「H」になると割り
込みコントローラ18から垂直帰線区間TVを示す割り
込み要求信号IRQがCPU1に送信され、CPU1は
走査線レジスタ12をリセットする(図7:ステップS
3)。以上の動作でCRTディスプレイ11の各走査線
による一画面の走査及び画像データの転送が行われる。
バッファリング用画像メモリ3に転送された画像データ
は、移動、拡大等のプログラムによってCPU1または
DMAコントローラ4が画像メモリ6に書き込む。
【0026】例えば、画像メモリ6の元のエリアにバッ
ファリング用画像メモリ2の画像データを書き込めば複
写になり、画像メモリ6の元のエリアと異なるエリアに
バッファリング用画像メモリ2の画像データを書き込め
ば移動となる。
【0027】
【その他の実施例】次に本発明を、図9に示すようにビ
ットマップ方式のカラーディスプレイに適用した場合を
簡単に説明する。各画像データはバッファリング用画像
メモリ2、画像メモリ6において1画素のデータを複数
のプレーンで構成し、CPU1などの描画デバイスがア
クセスするときは、プレーン単位に行うプレーン方式に
なっている。CPU1から見たときの1プレーン内のデ
ータ構成は図10を参照。CRTディスプレイ11に表
示するデータは各プレーンを同時にアクセスし、そのプ
レーン数のビットからなる画像データを表示する。図9
では、3原色につき、それぞれ4ビットのデータを使用
し4096色の表示が可能となっている。画像メモリ6
から、バッファリング用画像メモリ2に対する画像デー
タの転送は走査線の表示に同期して行われるが、転送指
定エリア内かどうかを判断するために、バッファリング
用画像メモリ2、画像メモリ6の1部を領域指定プレー
ンとして使用する。各画素データの読み出し時にこの領
域指定プレーンのビットがセットされていた場合に限
り、読み出した画像データをバッファリング用画像メモ
リ2に書き込む。また、画像データの転送時に第9図で
は、マスクレジスタとALUにより各種論理演算を行
い、画像データを修飾しながら転送を行える構成となっ
ている。
【0028】
【表示例】
(1)任意領域のスムーズスクロールの場合 画面のスクロールは、仮想的な画面の一部を実際に表示
している場合に、表示されている仮想画面の領域を移動
させていく操作である。スムーススクロールは、これを
ドット単位でなめらかに行う。いま図11のような楕円
が表示画面Xに表示されているとき、この楕円に囲まれ
た領域内を右にスクロールさせるとする。この場合、実
際に表示されている楕円の位置は変化せず、楕円内の画
像のみが右方向に移動する。移動する画像の内、楕円の
右側にはみ出す分は消え、左からは仮想画面上の画像が
新たに表示されるようになる。
【0029】図9の構成では、これを行うためには、ま
ず画像メモリ6内の領域指定定プレーンYで、移動する
画像の内で消えずに再表示する領域のビットをセットす
る。(図12の斜線に囲まれた領域)。次に、この領域
の画像データの全部を、移動するドット数分のアドレス
だけ右にずらして図9の右側に示すバッファリング用画
像メモリ2にコピーする。このとき画像データの転送
は、走査型ディスプレイの表示に同期しておこなわれ
る。転送された画像データを、再度画像メモリ6の同一
アドレスに書き込むことにより画像の移動が完了する。
転送された画像データのみを選択的に画像メモリ6に書
き込むためには、図9の右側に示すバッファリング用画
像メモリ2の領域指定プレーンには移動後の領域のビッ
トがセットされているので、ビットがセットされている
画像データのみを書き込めばよい。その後、移動した領
域の左に残った分のみ、新たに描画する。
【0030】以上の操作を、一定時間間隔で繰り返し行
うことにより、スムーズスクロールが実行される。なる
べくなめらかに動かすためには、移動を1ドットづつ行
えばよい。また、画像メモリ6の領域指定プレーンの指
定したエリアは固定されているので、領域を指定する画
像データを書き換えずにそのまま再使用できる。したが
って、画像がなめらかに移動している間、描画デバイス
(CPU1や専用のグラッフィクプロセッサなど画像メ
モリ6に画像データを書き込むもの)は、毎回新た表示
される分だけ描画すればよい。従来の構成では、毎回、
移動する全画像データを書き換えてから(図9と同等の
構成の場合、スクロールする楕円内の全データを12プ
レーン書き換える)、さらに新たに表示される分を描画
する必要がある。
【0031】(2)文字列の表示の場合 図9の構成では、ALUとマスクレジスタを使用して、
ある特定の領域を転送するときに画像データを変更する
ことができる。この機能を使うと、図形や文字を描画す
るときの描画デバイスの負担を軽くする事ができる。図
13のように、表示画面Xの一部の領域に文字列を表示
することを考える。従来のプレーンタイプのカラービッ
トマップ方式では、通常次のような手順になる。まず表
示する領域(図13の長方形の領域)を背景色で塗りつ
ぶす。これには、全てのプレーンの長方形の領域内に一
定の画像データを書き込む。図9と同等の構成では、1
2プレーン分のデータを書き込む。
【0032】次に、文字を構成するドットパターンにし
たがって、文字色を表示する領域に上書きする。この作
業は、各プレーン毎にまず現在のビットパターンを読み
出し、文字色をそのプレーンに展開したビットによって
文字を構成するドットを置き換え、プレーンに再書き込
みすることにより行われる。背景色と同じように、図9
と同様の構成では、12プレーン分行う必要がある。こ
れに対して、図9の構成では、まず領域指定プレーンY
内の長方形の領域のビットをセットする。これは図14
の斜線の領域となる。この、ビットをセットするのは1
プレーンのみでよい。次に、赤色、緑色、青色の3つの
マスクレジスタに背景色をセットする。その後、画像メ
モリ6から画像データの転送を行うが、ALUの設定に
より、バッファリング用画像メモリ2に書き込まれる画
像データは前記3つのマスクレジスタにセットされた背
景色を使用する。これにより、バッファリング用画像メ
モリ2の領域指定プレーンにセットされた領域が背景色
で塗りつぶされる。画像データの転送のアドレスはこの
場合は同じアドレスを使用する。また、画像メモリ6の
領域指定プレーンYには塗りつぶされた領域がセットさ
れる。
【0033】次に、画像メモリ6内の領域指定プレーン
Yに図15のように文字列を展開したビットパターンを
セットする。これも1プレーンに対してのみ描画すれば
よい。その次に、前記3つのマスクレジスタに文字色を
セットする。その後、背景色と同様に、領域指定プレー
ンにセットされているビットに対してのみ文字色を、バ
ッファリング用画像メモリ2に対して書き込む。これ
で、バッファリング用画像メモリ2上に表示される文字
列ができあがる。このときは、バッファリング用画像メ
モリ2の領域指定プレーンのデータは、変更せずに、背
景色でぬりつぶした領域のままにして置く。
【0034】最後に、バッファリング用画像メモリ2の
内容を、バッファリング用画像メモリ2の領域指定プレ
ーンのビットの指定にしたがって同一アドレスの画像メ
モリ6に転送すれば、図13のように表示される。従来
の方法で文字列を表示しようとすると、通常は背景色と
文字色を全プレーンに書き込むため、図と同等の構成
(4096色表示可能)では、24プレーン分のデータ
を書き込む必要があるが、図9の構成では、領域指定プ
レーンに2回描画するだけで表示できる。また、文字だ
けでなく、図形の描画や、特定の領域の塗りつぶしなど
も、全プレーンを書き換えることなく実行できる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、画像メモリから画像デ
ータを読み出すのに同期してバッファリング用画像メモ
リに画像データを転送し、このバッファリング用画像メ
モリから再度画像メモリに画像データを書き込むことに
より、高速に画像の複写等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる構成を示すブロック
図。
【図2】同実施例の転送判別回路の構成を示すブロック
図。
【図3】同実施例のキャラクタクロックCCとキャラク
タデータCDの説明図。
【図4】同実施例のビデオデータ有効信号VVと水平同
期信号HSの説明図。
【図5】同実施例のビデオデータ有効信号VVと垂直同
期信号VS等の説明図。
【図6】同実施例のキャラクタデータCDと転送要求信
号DRQとの説明図。
【図7】同実施例の割り込み処理を示すフローチャー
ト。
【図8】同実施例の画像データの転送処理示すフローチ
ャート。
【図9】他の実施例に係わる一部の構成を示すブロック
図。
【図10】同実施例に係わる画像データの構成を示す説
明図。
【図11】同実施例に係わる表示画面の説明図。
【図12】同実施例に係わる表示画面の説明図。
【図13】同実施例に係わる表示画面の説明図。
【図14】同実施例に係わる表示画面の説明図。
【図15】同実施例に係わる表示画面の説明図。
【符号の説明図】
1…CPU、3…バッファリング用画像メモリ、4…D
MAコントローラ、6…画像メモリ、8…転送判別回
路、11…CRTディスプレイ11。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走査により画面上に文字、記号、イメージ
    等の画像を表示する走査型ディスプレイの表示制御装置
    であって、画像データを記憶し前記走査形ディスプレイ
    に画像データを供給する画像メモリと、 この画像メモリからの画像データを一時的に記憶するバ
    ッファリング用画像メモリと、 前記画像メモリから走査型ディスプレイに供給される画
    像データが特定のエリア内であるか否かを判別し、特定
    エリア内であるときは転送要求信号を出力する転送判別
    手段と、 この転送判別手段からの転送要求信号に基づいて、前記
    画像メモリからの画像データをバッファリング用画像メ
    モリに転送し、このバッファリング用画像メモリに記憶
    された画像データを前記画像メモリに再度書き込む転送
    制御手段とを具備したことを特徴とする走査型ディスプ
    レイの表示制御装置。
JP3360804A 1991-12-09 1991-12-09 走査型ディスプレイの表示制御装置 Withdrawn JPH05158450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3360804A JPH05158450A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 走査型ディスプレイの表示制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3360804A JPH05158450A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 走査型ディスプレイの表示制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05158450A true JPH05158450A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18470993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3360804A Withdrawn JPH05158450A (ja) 1991-12-09 1991-12-09 走査型ディスプレイの表示制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05158450A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536852B2 (ja) * 1999-09-17 2010-09-01 富士通テン株式会社 文字の表示方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536852B2 (ja) * 1999-09-17 2010-09-01 富士通テン株式会社 文字の表示方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5500654A (en) VGA hardware window control system
EP0540294B1 (en) Display control device and display apparatus with display control device
US8665282B2 (en) Image generating apparatus and image generating method and reading of image by using plural buffers to generate computer readable medium
JPH08202318A (ja) 記憶性を有する表示装置の表示制御方法及びその表示システム
JPH09245179A (ja) コンピュータグラフィックス装置
EP0647931B1 (en) High speed method and apparatus for generating animation by means of a three-region frame buffer and associated region pointers
CA1220293A (en) Raster scan digital display system
US5754170A (en) Transparent blocking of CRT refresh fetches during video overlay using dummy fetches
JPH0218594A (ja) 表示制御装置
JPH05158450A (ja) 走査型ディスプレイの表示制御装置
US5309560A (en) Data selection device
JP3354725B2 (ja) 表示装置
JPH11167096A (ja) 表示制御装置及びその方法
JPH0443594B2 (ja)
JP2002258827A (ja) 画像表示装置
JP3379723B2 (ja) 表示画面の重畳制御装置
JPH10510634A (ja) 表示画面上へのデータのブロックの表示を制御する回路、システム及び方法
JP2998417B2 (ja) マルチメディア情報処理装置
JP3846142B2 (ja) 画像データ転送装置及び画像表示処理システム
JPS61137191A (ja) スクロ−ル表示装置
JPH11161255A (ja) 画像表示装置
JPH05197359A (ja) 表示用ルックアップテーブル回路
JPH04354069A (ja) 画像処理装置
JP2000098996A (ja) 画像表示装置
JPH0654429B2 (ja) 動画表示制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311