JPH0515824Y2 - - Google Patents

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JPH0515824Y2
JPH0515824Y2 JP11002889U JP11002889U JPH0515824Y2 JP H0515824 Y2 JPH0515824 Y2 JP H0515824Y2 JP 11002889 U JP11002889 U JP 11002889U JP 11002889 U JP11002889 U JP 11002889U JP H0515824 Y2 JPH0515824 Y2 JP H0515824Y2
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towel
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yarn
border portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は模様入りタオル、詳しくはボーダー部
にホグシ調のプリント捺染が施されてなる模様入
りタオルに関するものである。
〔従来の技術〕
ボーダー部がパイル部と異色となつているタオ
ルは、従来から通常ボーダー部の緯糸に着色糸を
配して織成されているが、タオルは織成後に漂白
処理や湯洗いが行われるために着色糸の色が退化
し、ボーダー部の色調が鮮明なタオル製品を得る
ことが困難である。
この不都合を改善するため、実開昭52−47976
号公報にみられるように、製織後、漂白処理等を
しても褪色しない分散染料で染色された合成繊維
糸を綿糸と交織するという技術が用いられるに至
つている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、分散染料でもつて染色された合成繊
維糸、例えばポリエステル繊維糸は、漂白処理や
湯洗いをしても褪色せず、反応染料では染色され
ないという利点を有しているが、汎用されている
ポリエステル繊維糸をボーダー部の緯糸に用いて
タオルを織成した場合、パイル部の緯糸が綿糸で
あるため、両緯糸の熱水収縮率に差が生じて漂白
処理や湯洗いによつて綿糸緯糸が収縮するがポリ
エステル繊維の緯糸が殆んど収縮しないという現
象が生じ、仕上げられたタオル製品はボーダー部
の幅よりもパイル部の幅が小さくなつて、第4図
に略示しているように、ボーダー部1の縁部1A
がパイル部2の縁部2Aから若干膨出した状態と
なつたり、或いは、パイル部2の幅の収縮によつ
てボーダー部1が全体的に幅方向に収縮されて経
糸方向に多数の皺が発生し、凹凸面となつて外観
を著しく損し、商品価値が低下するという問題点
があつた。
本考案はこの問題点が解消され、ボーダー部に
ホグシ調のプリント捺染が施されてなる模様入り
タオルを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は、タオルのボーダー部の緯糸として、
綿糸と同程度の熱水収縮率を有するポリエステル
繊維糸を用いてタオルを織成し、織成後、ボーダ
ー部に分散染料によるプリント捺染を施して模様
入りタオルとなしたものである。
未漂白な綿紡績糸は、漂白や湯洗いによつて通
常6〜10%収縮することから、本考案のタオルに
は熱水収縮率が8%程度のポリエステル繊維の紡
績糸、或いは混紡糸を用いるとよい。
そして、この熱水収縮能を有するポリエステル
繊維糸をボーダー部の緯糸に配する場合、この緯
糸がボーダー部の一方の面に多く浮き出るように
織成し、この面に分散染料でもつてプリント捺染
を施すと、美麗なホグシ調模様のボーダー部とな
すことができる。
又、上記プリント捺染はスクリーンプリント法
を用いてもよいが、染料の付着量の少ない転写紙
による転写プリント法が望ましく、特に転写プリ
ント法はバイルを汚染することなく所望の模様が
得られ、また、後処理も容易となる。
〔作用〕
熱水収縮性を具備しているポリエステル繊維糸
は、ボーダー部への分散染料によるプリント捺染
を可能にすると共にボーダー部においては綿糸経
糸と交織されるからホグシ調の模様を作り、また
織成後の漂白や湯洗いによつて綿糸と共に収縮し
てボーダー部の不揃いを解消する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を示している図面につい
て説明すると、本考案は、例えば第1図に略示し
ているように、ボーダー部1、パイル部2および
両端生地部3を備え、パイル部2および両端生地
部3の経糸並びに緯糸に綿糸を配してなるタオル
4において、ボーダー部1の緯糸10に熱水収縮
率が約10%のポリエステル繊維(商品名スピキ
オ、帝人株式会社製)の紡績糸を配し、第2図お
よび第3図に示したごとく、該ボーダー部1の一
方の面に該緯糸10が多く現れるように綿糸経糸
20と交織してボーダー部1となした。
このタオル4を精練し漂白したところ、ボーダ
ー部1の緯糸10は他の綿糸緯糸と同程度に収縮
し、ボーダー部1がパイル部2や両端生地部3と
ほぼ同幅となり、かつ皺発生のないボーダー部1
が得られた。
しかるのち、該ボーダー部1の緯糸10が多く
現れている面に分散染料の模様付き転写紙を貼り
合わせ、圧力2Kg/cm2、温度200℃、時間30秒の
条件で模様5を転写し、ソーピングした。
かくして得られたタオル4のボーダー部1の模
様5は、染色された緯糸10の群の中に染色され
ていない綿糸経糸20が斑点状に点在したホグシ
調をなしていた。
なお、上記実施例におけるボーダー部1への転
写プリント後、タオル4の綿糸を反応染料でもつ
て染色するか、或いはタオル4を反応染料でもつ
て染色したのち、ボーダー部1に分散染料による
プリント捺染を施せば、ボーダー部1が異色の模
様となつたカラータオルが得られることは勿論で
ある。
〔考案の効果〕
このように本考案による模様入りタオルは、タ
オル4のボーダー部1の緯糸10に、綿糸と同程
度の熱水収縮率を有するポリエステル繊維糸が配
されてタオル4の綿糸経糸20と交織され、該ボ
ーダー部1に分散染料でもつてプリント捺染が施
されてホグシ調の模様5が染着されてなるもので
あるから、精練漂白処理や湯洗いにおいてボーダ
ー部1の緯糸10が他の綿糸緯糸と同程度に収縮
し、ボーダー部1の緯糸がポリエステル繊維糸で
あつても、ボーダー部1においてタオルの幅が不
揃いとなつたり凹凸状の皺等の発生がなく、高品
質で製品価値の高いタオルとなる。さらに、ボー
ダー部1が綿糸と交織されているため、プリント
した模様はホグシ調となり、優美な模様入りタオ
ルとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタオルを例示した概略平面
図、第2図および第3図はボーダー部のプリント
捺染面の織組織を例示したそれぞれの拡大図、そ
して第4図はボーダー部の緯糸に合成繊維糸を配
したタオルの精練漂白処理後の形態を略示した平
面図である。 1はボーダー部、2はパイル部、3は両端生地
部、4はタオル、5は模様、10は緯糸、20は
経糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タオルのボーダー部の緯糸に、タオルを形成
    している綿糸と同程度の熱水収縮率を有するポ
    リエステル繊維の紡績糸または混紡糸が配され
    てタオルの綿糸経糸と交織され、該ボーダー部
    に分散染料でもつてプリント捺染が施されてホ
    グシ調の模様が染着されていることを特徴とす
    る模様入りタオル。 上記ボーダー部の一方の面に上記緯糸が多く
    現れるように織成され、その面にプリント捺染
    が施されていることを特徴とする請求項記載
    の模様入りタオル。
JP11002889U 1989-09-20 1989-09-20 Expired - Lifetime JPH0515824Y2 (ja)

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JP11002889U JPH0515824Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11002889U JPH0515824Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20

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Publication Number Publication Date
JPH0348585U JPH0348585U (ja) 1991-05-09
JPH0515824Y2 true JPH0515824Y2 (ja) 1993-04-26

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JP11002889U Expired - Lifetime JPH0515824Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20

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