JPH05158120A - カメラの警告装置 - Google Patents

カメラの警告装置

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JPH05158120A
JPH05158120A JP3220861A JP22086191A JPH05158120A JP H05158120 A JPH05158120 A JP H05158120A JP 3220861 A JP3220861 A JP 3220861A JP 22086191 A JP22086191 A JP 22086191A JP H05158120 A JPH05158120 A JP H05158120A
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camera
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release
suitability
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JP3220861A
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Inventor
Tomoyuki Kuwata
知由己 桑田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影条件の不適によりレリーズボタンを振動
させるとき、この振動によっても、カメラ内の主要部へ
の通電を保つようにした。 【構成】 シャッターレリーズのための操作がレリーズ
ボタンに加えられると、同ボタンの作用部に押圧され
て、レリーズ動作信号を発生するレリーズ動作信号発生
手段をカメラ内の固定部に固定せしめ、撮影条件の適否
判別手段が撮影条件の不適を判別すると、振動手段がレ
リーズボタンを、カメラ内の前記固定部に対して前記レ
リーズボタンの前記押圧の方向と垂直な面内で振動さ
せ、このときのレリーズボタンの前記作用部の行程は、
前記信号発生手段の、前記レリーズ動作信号を発生し得
る範囲内とすることにより、前記レリーズボタンの前記
振動中のどこの位置であっても、前記レリーズボタンの
前記作用部が、前記信号発生手段の、前記レリーズ動作
信号を発生する部分に常に対向するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの警告装置に関
し、詳しくは、カメラの自動調節機能の能力範囲を越え
ている場合に、或いは手動による設定が撮影条件に適合
しない場合に、前記カメラのレリーズボタンを振動させ
て、撮影者に警告するというカメラの警告装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの警告装置としては、発光
ダイオード表示装置や液晶表示装置などの光の信号を用
いて、視覚により撮影者に、撮影条件が自動制御の制御
範囲を越えていることを知らせ、または手動により設定
された値が撮影条件に適合しないことを知らせ、もしく
は、音の信号を用いて、聴覚により撮影者に上述の不適
を知らせるものがあった。
【0003】上述の光による信号の伝達は、発光ダイオ
ード表示装置のような発光体に対して、その周囲が明る
いと、上述の発光体が目立ちにくく、また液晶表示装置
のように周囲の光を反射させ或いは透過させるものは、
周囲が暗いと目立ちにくくなってしまう。また撮影者が
レリーズの準備を終えてシャッターレリーズを待ってい
る場合は、予定の被写体の様子やファインダー像の構図
等に神経を集中するために、前記光の信号には、気付か
なくなることも考えられる。さらに、前述の音による信
号の伝達も、周囲の音が大きいと信号の認識がむずかし
くなり、その故に、聴覚障害者には的確な信号が伝達さ
れにくいという欠点が生じる。
【0004】これらの欠点を解決するためには、次のよ
うな警告装置が考えられる。すなわち、撮影条件が自動
制御の制御範囲を越えているときに、または手動により
設定された値が撮影条件に適合しないときに、前記カメ
ラのレリーズボタンを振動させ、この振動により、撮影
者の指を介して同撮影者に、撮影条件の不適を知らせる
という装置である。
【0005】このような装置により、撮影者が、周囲の
環境や自分のハンディキャップに関係なく、触覚でレリ
ーズボタンの振動を感知でき、これにより撮影条件が不
適であることを知ることができる。上述の撮影条件が不
適であっても、それに関係なく、例えば、ファインダー
像からピント(焦点)が許容できる程度に合っていると
判断して、写真に撮りたいときは、前記振動中のレリー
ズボタンを全押しにすればよいが、そのためには、次の
ように留意しなければならない。
【0006】レリーズボタンを全押しにする前に、前記
撮影条件の不適によりレリーズボタンを、前述の押圧に
よる同ボタンの変位方向と垂直な面内に振動させると
き、レリーズスイッチとして用いる2枚の接片を、予め
レリーズボタンの前記押圧方向の変位経路中に配置さ
せ、前記撮影条件の不適により、前記レリーズボタンを
前記2枚の接片と一緒に、前記垂直の面内に振動させる
ことである。
【0007】このように、2枚の接片とレリーズボタン
との一体振動により、前記2枚の接片がレリーズボタン
の前記押圧方向の変位経路から外れてしまうことはな
く、前記レリーズボタンの振動中のどこの位置でも、同
レリーズボタンの全押しにより、前記2枚の接片の一方
が弾性変形されて他方の接片に当接し、この当接により
カメラ内の主要部がシャッターをレリーズさせることが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記2枚の接
片とカメラ内の前記主要部との間に、接続コードが配置
されて、そのコードの一端が前記2枚の接片に、他端が
カメラ内の主要部に接続されているとき、前記接片の振
動により、接続コードが前記接片から外れて、カメラ内
の主要部への通電が遮断されてしまうという問題点が生
じる。
【0009】本発明は、この問題点に鑑みてなされたも
ので、レリーズボタンの振動によっても、カメラ内の主
要部への通電を保つようにすることを本発明の目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、一端に操作部(1a)と、他端に作用部
(1b)とを有し、前記操作部を押圧することにより、
その押圧の方向に変位されるレリーズボタン(1)と、
カメラに設けられ、撮影条件の適否を判別する適否判別
手段(1〜6、9)と、カメラ内の固定部に固定され、
シャッターをレリーズさせるために、前記レリーズボタ
ン(1)の前記操作部(1a)を押すと、前記作用部
(1b)に押圧されて、レリーズ動作信号を発生するレ
リーズ動作信号発生手段(19)と、前記適否判別手段
(1〜6、9)により、前記撮影条件が不適であると判
別すると、前記レリーズボタン(1)を、カメラ内の前
記固定部に対して、前記押圧の方向と垂直な面内で振動
させる振動手段(3、10)と、を備え、前記レリーズ
ボタン(1)の前記作用部(1b)が前記押圧の方向と
垂直な面内で振動するときの同面内での行程は、前記信
号発生手段(19)の、前記レリーズ動作信号を発生し
得る範囲内とすることにより、前記レリーズボタン
(1)の前記振動中のどこの位置であっても、前記レリ
ーズボタン(1)の前記作用部(1b)が、前記信号発
生手段(19)の、前記レリーズ動作信号を発生する部
分に常に対向する様に構成した。
【0011】前述のレリーズ動作信号発生手段(19)
の一部に、前記2枚の接片からなるレリーズスイッチを
用いて、夫々の接片の一端を、前記レリーズボタン
(1)の前記押圧方向の変位経路中にそれぞれ間隔をも
って配置させると共に、前記夫々の接片の他端を前記カ
メラ内の前記固定部に固定せしめ、レリーズ信号信号発
生手段(19)の、前記レリーズ動作信号を発生し得る
範囲内を、前記接片の表面に当てはまることにより、前
記レリーズボタン(1)の前記振動中のどこの位置であ
っても、前記レリーズボタン(1)の前記作用部(1
b)が、前記接片の表面に対向することを、特徴とする
ことができる。
【0012】
【作用】前述の振動手段(3、10)によりレリーズボ
タン(1)を前記垂直の面内に振動させても、前記接片
の他端が、上述の如くカメラ内の固定部に固定されてお
り、レリーズボタン(1)の前記振動中のどこの位置で
あっても、同レリーズボタン(1)の前記作用部(1
b)が前記接片の表面に対向するために、前記夫々の接
片がレリーズボタン(1)と一緒に振動されることはな
く、前述の接続コードが前記接片から外れてしまうこと
もない。そのために、カメラ内の主要部への通電が遮断
されることなく、その通電を保つことができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を、図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明の実施例に係り、オートフォーカス
(以下、AFと略記する)の機能を備えたカメラの警告
装置のブロック図である。この図に於いて、レリーズボ
タン1の半押しにより、半押し信号発生手段2が、半押
しの信号を発生し、この信号をAFCPU3に出力す
る。AFCPU3は、半押しの信号入力により、焦点検
出の開始信号をセンサー制御回路4に出力する。センサ
ー制御回路4は、前述の開始信号により、光電信号の出
力をCCD5に指令する。尚、AFCPU3は、オート
フォーカス中央処理装置で、前記カメラ内の主要部とし
て用いられる。
【0014】前述のCCD5はチャージカップルドデバ
イスであり、CCD5と光学系6とにより、AFモジュ
ール7を構成する。不図示の撮影レンズを通った被写体
からの光が、光学系6を介してCCD5に受光されて、
このCCD5により光電信号に変換され、CCD5が、
センサー制御回路4からの光電信号の出力指令を受けて
上述の光電信号をAFCPU3に出力する。この光電信
号に基づき、AFCPU3が演算して、不図示の撮影レ
ンズによる被写体像の結像位置と予定焦点面との隔たり
であるデフォーカス量を求め、位相差方式に基づいて、
前記デフォーカス量により焦点を検出する。
【0015】次いで、AFCPU3が、上述のデフォー
カス量に応じてAF表示部8を駆動し、焦点の位置(前
ピンが後ピンかあるいはちょうど合っているか)を表示
する。AF表示部8は、ファインダーの視野枠内に観察
できるように設けられている。上述の焦点位置の表示と
ほぼ同時に、デフォーカス量が零となるように、AFC
PU3がAFモータ9を駆動制御する。AFモータ9
は、不図示の動力伝達系を介して上記撮影レンズの焦点
調節部材を作動する。尚、レリーズボタン1、半押し信
号発生手段2、AFCPU3、センサー制御回路4、C
CD5、光学系6およびAFモータ9は、前述の撮影条
件の適否を判別するための適否判別手段を構成する。
【0016】焦点検出の対象は、撮影画面の中の所定の
AFエリア内に像を結ぶべき被写体だけであり、AFエ
リア内の被写体が暗すぎたり、コントラストが低すぎた
り、極端な高輝度であった場合などは、従来のカメラと
同様に、AFCPU3がAFモータ9を駆動せず、焦点
検出不能を表す「×」印をAF表示部8に表示せしめ、
その表示と同時に、AFCPU3が振動装置10を起動
し、この起動により振動装置10がレリーズボタン1を
振動する。
【0017】振動装置10は、図2および図3の如く構
成されており、振動装置10の構成について説明する。
図2は、振動装置10がカメラのレリーズカバー11に
覆われているときの状態を示す断面図であり、図3は、
前記カバー11や図2中のカメラ本体の上部カバー12
を除いたときの振動装置10の概略斜視図である。図2
に示すレリーズボタン1は、その一端に設けられた操作
部1aを押圧することにより、レリーズカバー11およ
びカメラ本体上部カバー12のガイド孔11a、12a
にガイドされて、押圧の方向Xに変位される。レリーズ
ボタン1の他端に位置する作用部1bは、弾性を有する
3枚の接片13a〜13cに対向しており、3枚の接片
13a〜13cは、図中の夫々の突出部を介して接触さ
れているが、実際は、レリーズボタン1から指を外すこ
とにより、2枚の接片13a、13bが復元されて、夫
々の接片13a〜13cが間隔をもって離れ、上述の復
元によりレリーズボタン1がカメラの上方に変位され
る。従って、図2はレリーズボタン1を全押しにしたと
きの状態を示している。
【0018】レリーズボタン1の軸方向中央部は、図3
に示すようにカム受け板14に固設されており、カム受
け板14の一端は、「U」の字型に切り欠けられてい
る。この切り欠きには、正三角に似た等幅形の形状をし
たカム15が配置されており、このカム15は、図2に
示すカメラ本体のカバー12を介して振動用モータ16
に固定されている。上述の切り欠きと、レリーズボタン
1との間に位置するカム受け板14の中央部には、支持
軸17が位置しており、支持軸17の両端は、図2の如
くレリーズカバー11とカメラ本体のカバー12とに支
持されている。この軸17に対して、カム受け板14
が、支持軸17の周りに回動自在に設けられ、またレリ
ーズボタン1のX方向移動に伴ってカム受け板14が支
持軸17の軸方向に移動自在に設けられている。図2に
は開示されていないが、各カバー11、12のガイド孔
11a、12aは、同紙面と垂直な方向に沿って、円弧
状に形成されている。
【0019】図3に示す如く、3枚の接片13a〜13
cの各一端は、レリーズボタン1の前記押圧方向Xの変
位経路中に、それぞれ間隔をもって配置されており、前
記接片13a〜13cの各他端は、図中の信号発生部1
3dと共に、カメラ内の固定部18に固定されている。
前記接片のうち、第1および第2の接片13a、13b
は、図1中の半押し信号発生手段2の一部として用いら
れ、信号発生部13dと第1、第2の接片13a、13
bとを接続させる不図示の接続コードと、前記信号発生
部13dとは、半押し信号発生手段2の他部として設け
られている。また、前記第1および第2の接片13a、
13bを含む前記半押し信号発生手段2は、前記レリー
ズボタン1と共に、前述の適否判別手段の一部に用いら
れる。前記第2の接片13bおよび第3の接片13c
は、図1中のレリーズ動作信号発生手段19の一部とし
て用いられ、信号発生部13dと第2、第3の接片13
b、13cとを接続させる不図示の接続コードと、前記
信号発生部13dとは、レリーズ動作信号発生手段19
の他部として設けられている。また、信号発生部13d
は、不図示の接続コードを介して図1のAFCPU3に
接続されている。
【0020】振動モータ16の回転によりカム15が、
カム受け板14の、前述の切り欠きによる内周壁14a
に接触し、この接触により、カム受け板14が支持軸1
7の周りに回動される。支持軸17は、押圧によるレリ
ーズボタン1の変位方向Xと平行に配置されているため
に、上述のカム受け板15の回動により、レリーズボタ
ン1が、カメラ内の前記接片13a〜13cの固定部1
8に対して、前記押圧方向Xと垂直な面内に、ガイド孔
11a、12aの前記円弧状と平行な図3中の円弧方向
Yに沿って振動される。
【0021】レリーズボタン1の作用部1bが前記押圧
Xの方向と垂直な面内で振動するときの同面内での行程
は、前記第1の接片13aの表面の範囲内であって、こ
れにより、前記レリーズボタン1の前記作用部1bは、
同レリーズボタン1の前記振動中のどこの位置であって
も、前記第1の接片13aの表面に対向している。次
に、図1ないし図3に基づいて、本装置の動作を説明す
る。
【0022】レリーズボタン1を半押しにさせると、図
3中のカム受け板14が支持軸17の軸方向に沿って下
方に移動されると共に、レリーズボタン1も押圧の方向
Xに変位され、前記レリーズボタン1の作用部1bによ
り第1の接片13aが弾性変形されて第2の接片13b
に接触する。この接触により、不図示の接続コードを介
して、信号発生部13dが半押しの信号を発生し、この
信号を、不図示の接続コードを介して図1中のAFCP
U3に出力する。
【0023】AFCPU3は、半押し信号の入力によ
り、焦点検出の開始信号をセンサー制御回路4に出力
し、同制御回路4が上述の開始信号により光電信号の出
力をCCD5に指令する。この指令により、CCD5が
前述の光電信号をAFCPU3に出力して、同CPU3
が、光電信号に基づき演算し、前述のデフォーカス量を
求めて、このデフォーカス量により焦点を検出する。
【0024】次いで、AFCPU3が、上記検出の焦点
の位置に応じてAF表示部8に表示せしめ、この表示と
ほぼ同時に、デフォーカス量が零となるように、AFC
PU3がAFモータ9を駆動する。この駆動により、A
Fモータ9が不図示の動力伝達系を介して撮影レンズの
焦点調節部材を作動する。この作動によっても、前述の
如くAFエリア内の被写体が暗すぎたり、コントラスト
が低すぎたり、極端な高輝度であったりすると、AFC
PU3が、AFモータ9への駆動を停止して、焦点検出
不能を表す「×」印をAF表示部8に表示せしめ、この
表示と同時に、AFCPU3が、振動装置10の一部で
ある振動用モータ16を駆動する。
【0025】この駆動により、振動用モータ16が、図
2中のカメラ本体のカバー12を介してカム15を回転
せしめ、この回転によりカム受け板14が支持軸17の
周りに回動される。このとき、レリーズボタン1は前述
の如く半押しにされているために、上述のカム受け板1
4の回動により、レリーズボタン1が図3中の円弧方向
Yに振動されると、同レリーズボタン1の操作部1aお
よび撮影者の指を介して、撮影者が触覚でレリーズボタ
ン1の振動を感知し、これにより、焦点検出の不能を知
ることができる。
【0026】上述の半押しにより、レリーズボタン1の
作用部1bが第1の接片13aに接触しており、その接
触を保った状態で、レリーズボタン1が円弧方向Yに移
動されるが、前述の如く、レリーズボタン1の振動中の
どこの位置であっても、同レリーズボタン1の作用部1
bが、第1の接片13aに対向するために、次の通りに
実行することができる。
【0027】焦点検出が不能であっても、ファインダー
像からピント(焦点)が許容できる程度に合っていると
判断して、写真に撮りたいときに、振動中のレリーズボ
タン1を全押しにさせ、同レリーズボタン1の作用部1
bを介して、前記第1の接片13aにより、第2の接片
13bが弾性変形されて、第3の接片13cに接触す
る。この接触により、不図示の接続コードを介して、信
号発生部13dが、レリーズ動作信号を発生し、この信
号を、不図示の接続コードを介して図1中のAFCPU
3に出力する。
【0028】上述のレリーズボタン1が振動されても、
第2の接片13b、第3の接片13cと、信号発生部1
3dとは、前述のレリーズ動作信号発生手段19として
カメラ内の固定部18に固定されているために、不図示
の接続コードが、少なくとも前記接片13b、13cお
よび信号発生部13dから外れてしまうことはなく、A
FCPU3との通電を保つことができる。
【0029】前記振動中のレリーズボタンを全押しにさ
せるとき、カメラのブレが起きないようにするために、
AFCPU3が、信号発生部13dからの全押しの信号
により、振動装置10の前記モータ16を駆動停止せし
め、次いで、AFCPU3が、レリーズ作動の指令信号
を不図示のレリーズ作動部に出力する。本実施例では、
3枚の接片13a〜13cを用いたが、別の実施例で
も、図4の如く、レリーズボタン1の前記押圧方向Xの
変位経路中に、圧力センサー20を設けてカメラ内の固
定部21に固設せしめ、上述の圧力センサー20を、前
述の適否判別手段の一部として、図1中の半押し信号発
生手段2に用いることができ、また圧力センサー20を
図1中のレリーズ動作信号発生手段19に用いることも
できる。
【0030】図4中のレリーズボタン1を半押しにし
て、そのレリーズボタンの作用部1bが圧力センサー2
0の弾性面20aに当接したときに、圧力センサー20
が、第1の押圧力P1により半押しの信号を発生し、不
図示の接続コードを介して、図1のAFCPU3に出力
する。前述と同様に焦点の検出を経て、その検出が不能
になったときに、図2の振動装置が図4のレリーズボタ
ン1を円弧方向Yに振動せしめ、このときの圧力センサ
ー20は、レリーズボタン1と一体に振動せず、カメラ
内の固定部21に固定されたままである。このときの、
レリーズボタン1の作用部1bは、円弧方向Yの振動中
のどこの位置であっても、前記固定の圧力センサー20
の弾性面20aに対向するように、構成されている。
【0031】前述のレリーズ動作信号発生手段19とし
て用いられる圧力センサー20がレリーズボタン1の振
動によっても、前記固定部21に固定されているため
に、図1のAFCPU3との接続コードが圧力センサー
20から外れてしまうことはなく、AFCPU3への通
電を保つことができる。レリーズボタン1の振動によ
り、同ボタン1の作用部1bが、圧力センサー20の弾
性面20aに当接したままで、同図中の円弧方向Yに移
動するが、レリーズボタン1が同ボタン1の前記押圧方
向に振動することはないために、誤ってレリーズボタン
1を全押しにしてしまうことはない。前述と同様に、フ
ァインダー像からピントが許容できると判断して写真に
撮りたいときは、振動中のレリーズボタン1を全押しに
せしめ、これにより、レリーズボタン1の作用部1bが
前記第1の押圧力P1よりも強い第2の押圧力P2で、
圧力センサー20の弾性面20aに当接する。圧力セン
サー20が第2の押圧力P2により、レリーズ動作信号
を発生し、不図示の接続コードを介して図1のAFCP
U3に出力する。AFCPU3が、レリーズ動作信号の
入力により、振動装置10のモータ16を駆動停止せし
め、その後は、前述と同様である。
【0032】さらに、別の実施例として、図5に示す如
くレリーズボタン1の操作部1aにタッチセンサー22
を設け、レリーズボタン1の変位経路中に、第1および
第2の接片23a、23bの一端を離間状態に配設し、
各接片23a、23bの他端を、同図中の信号発生部2
4と共にカメラ内の固定部25に固定せしめるようにし
ても良い。尚、タッチセンサー22は前述の適否判別手
段の一部として、図1中の半押し信号発生手段2に用い
られ、各接片23a、23bと信号発生部24とを接続
させる不図示の接続コードと、各接片23a、23b
と、信号発生部24とは、レリーズ動作信号発生手段1
9を構成し、レリーズボタン1の作用部1bは、円弧方
向Yの振動中の、どこの位置であっても、前記第1の接
片23aに対向しているとする。
【0033】同図中のレリーズボタン1のタッチセンサ
ー22に接触しただけで、タッチセンサー22が接触検
知の信号を発生して、不図示の接続コードを介して図1
のAFCPU3に出力し、前述と同様に焦点の検出を経
て、その検出が不能になったときに、AFCPU3が図
2の振動装置を駆動し、これにより振動装置が図5のレ
リーズボタン1を円弧方向Yに振動する。
【0034】この振動によっても、第1および第2の接
片23a、23bと、信号発生部24と、同夫々を接続
させる不図示の接続コードとにより構成されるレリーズ
動作信号発生手段19は、カメラ内の固定部25に固定
されているために、不図示の接続コードが、前記発生手
段19の信号発生部24から外れてしまうことはなく、
AFCPU3への通電を保つことができる。
【0035】前述と同様に、ピントが許容できると判断
して写真に撮りたいときに、前記振動中のレリーズボタ
ン1を押圧せしめ、レリーズボタン1の作用部1bによ
り第1の接片23aが弾性変形されて第2の接片23b
に当接し、この当接により不図示の接続コードを介して
信号発生部24がレリーズ動作信号を発生し、その信号
を、不図示の接続コードを介して図1のAFCPU3に
出力する。AFCPU3が、レリーズ動作信号の入力に
より、振動装置10のモータ16を駆動停止せしめ、そ
の後は、前述と同様である。
【0036】以上の実施例によれば、自動焦点(AF)
による焦点の検出が不能になったときに、レリーズボタ
ン1を振動させることを述べたが、本発明としての、前
記撮影条件の適否判別は、上述の焦点検出の不能に限ら
ず、たとえば、半押し信号発生手段2による信号(半押
しの信号または前述の接触検知信号)の発生において、
前述のデフォーカス量に基づく焦点の検出によりピント
ずれになったときに、またはそのピントずれの検出に応
じて手動により焦点を検出しようとしても、その検出が
不能であるときに、レリーズボタン1を振動させ、撮影
者に警告するようにしても良い。また、前記半押し信号
の発生による被写体の測光により露出アンダーや露出オ
ーバーになっているときに、あるいは、上述の露出アン
ダー/露出オーバーにより、自動的/手動的に露出値を
調整しようとしても、その露出値が適正でないときに、
レリーズボタン1を振動させても良い。このとき、レリ
ーズボタン1の振動中のどこの位置であっても、レリー
ズボタン1の作用部1bが、図3の第1の接片13aに
対向され、または図4の圧力センサー20の弾性面20
aに、あるいは図5の第1の接片23aに対向されるの
は、もちろんである。
【0037】前述の如く露出値が適正でなくても、ファ
インダー像から露出値が許容できる程度になっていると
判断して、写真に撮りたいときは、振動中のレリーズボ
タン1を全押しにさせれば良く、この全押しにより、前
述の信号発生部13d、24や圧力センサー20がレリ
ーズ動作信号を、不図示の接続コードを介してAFCP
U3に出力し、AFCPU3が、振動装置10の前記モ
ータ16を駆動停止せしめるようにする。それ以降は、
前述と同様である。
【0038】また、図1中のレリーズボタン1の半押し
操作に応じて半押し信号発生手段2が半押し信号を発生
すると、前述の適否判別手段が前記撮影条件の適否を判
別することを述べたが、別の実施例として、カメラのグ
リップへの握りを検知するためのグリップセンサーを前
記適否判別手段の一部に備え、このセンサーによるグリ
ップへの握りの検知により、前記適否判別手段が撮影条
件の適否を判別するようにしても良い。またはカメラの
接眼部に眼を接近させたことを検知するためのアイセン
サーを前記適否判別手段の一部に備え、このアイセンサ
ーによる検知により、前記適否判別手段が撮影条件の適
否を判別するようにし、あるいは、上述のグリップセン
サーおよびアイセンサーを前記適否判別手段の一部に備
えて、両方のセンサーによるグリップの握りおよび眼の
接近の検知により、前記適否判別手段が撮影条件の適否
を判別し,これらの実施例でも、レリーズボタン1の作
用部1bが前記振動中のどこの位置であっても、図3の
第1の接片13aに対向され、または図4中の圧力セン
サー20の弾性面20aに、あるいは図5の第1の接片
23aに対向されるのは、当然である。
【0039】
【発明の効果】以上の本発明によれば、前述のレリーズ
動作信号発生手段が、カメラ内の前記固定部に固定され
つつ、前記レリーズボタンの振動中のどこの位置であっ
ても、同レリーズボタンの前記作用部に対向されるため
に、レリーズ動作信号発生手段が前記レリーズボタンと
一体に振動されることはなく、カメラ内の主要部との接
続コードがレリーズ動作信号発生手段から外れてしまう
こともない。そのために、カメラ内の前記主要部への通
電が遮断されることなく、その通電を保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係り、オートフォーカスの機
能を備えたカメラの警告装置のブロック図である。
【図2】図1中の振動装置10の構成を示した縦断面図
で、レリーズカバー11に覆われているときの状態を示
している。
【図3】前記振動装置10の概略斜視図で、図2中のレ
リーズカバー11に覆われていないときの状態を示して
いる。
【図4】本発明の別の実施例で、レリーズボタン1の作
用部1bの方に、圧力センサー19を設けたときの状態
を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の別々の実施例で、レリーズボタン1の
操作部1aにタッチセンサー21を設け、前記ボタン1
の作用部1bの方に、2枚の接片22a、22bを配設
したときの状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 レリーズボタン、 2 半押し信号発生手段 19 レリーズ動作信号発生手段 3 AFCPU(オートフォーカス中央処理装置) 5 CCD(チャージカップルドデバイス) 6 光学系、 10 振動装置 13a〜13c 接片、 20 圧力センサー、 22
タッチセンサー 23a、23b レリーズスイッチ用接片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に操作部と、他端に作用部とを有
    し、前記操作部を押圧することにより、その押圧の方向
    に変位されるレリーズボタンと、 カメラに設けられ、撮影条件の適否を判別する適否判別
    手段と、 カメラ内の固定部に固定され、シャッターをレリーズさ
    せるために、前記レリーズボタンの前記操作部を押す
    と、前記作用部に押圧されて、レリーズ動作信号を発生
    するレリーズ動作信号発生手段と、 前記適否判別手段により、前記撮影条件が不適であると
    判別すると、前記レリーズボタンを、カメラ内の前記固
    定部に対して、前記押圧の方向と垂直な面内で振動させ
    る振動手段と、を備え、 前記レリーズボタンの前記作用部が前記押圧の方向と垂
    直な面内で振動するときの同面内での行程は、前記信号
    発生手段の、前記レリーズ動作信号を発生し得る範囲内
    とすることにより、前記レリーズボタンの前記振動中の
    どこの位置であっても、前記レリーズボタンの前記作用
    部が、前記信号発生手段の、前記レリーズ動作信号を発
    生する部分に常に対向する様構成したことを特徴とする
    カメラの警告装置。
  2. 【請求項2】 前記適否判別手段は、前記レリーズボタ
    ンと、第1および第2の接片とを含み、前記レリーズ動
    作信号発生手段は、前記第2の接片および第3の接片を
    含み、 前記夫々の接片の一端は、前記レリーズボタンの前記押
    圧方向の変位経路中に、それぞれ間隔をもって配置され
    ると共に、前記夫々の接片の他端は、前記カメラ内の前
    記固定部に固定され、 前記レリーズボタンを半押しにすると、同レリーズボタ
    ンの前記作用部により、前記第1の接片が弾性変形され
    て前記第2の接片に接触し、またレリーズボタンを全押
    しにすると、前記作用部を介して前記第1の操作により
    前記第2の接片が弾性変形されて前記第3の接片に接触
    し、 前記第1の接片が第2の接片に接触すると、前記適否判
    別手段が前記撮影条件の適否を判別し、前記第2の接片
    が前記第3の接片に接触すると、前記信号発生手段が、
    前記レリーズ動作信号を発生し、 前記レリーズボタンの前記作用部が、前記押圧の方向と
    垂直な面内で振動するときの同面内での行程は、前記第
    1の接片の表面の範囲内であって、これにより、前記レ
    リーズボタンの前記作用部は、同レリーズボタンの前記
    振動中のどこの位置であっても、前記第1の接片の表面
    に対向することを特徴とする請求項1記載のカメラの警
    告装置。
  3. 【請求項3】 前記レリーズ動作信号の発生により、前
    記振動手段の駆動を禁止せしめるための振動禁止手段を
    備えたことを特徴とする請求項2記載のカメラの警告装
    置。
  4. 【請求項4】 前記適否判別手段は、被写体の合焦状態
    を検出するための焦点検出部を含み、該焦点検出部によ
    る前記被写体の焦点検出が不能となったときに、前記適
    否判別手段が前記不適信号を発生することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のカメラの警告装置。
  5. 【請求項5】 前記適否判別手段は、前記カメラのグリ
    ップ部への握りを検知するためのグリップセンサーを含
    み、該グリップセンサーが前記グリップ部への握りを検
    知すると、前記適否判別手段が前記撮影条件の適否を判
    別することを特徴とする請求項1記載のカメラの警告装
    置。
  6. 【請求項6】 前記適否判別手段は、前記カメラの接眼
    部に眼を接近させたことを検知するためのアイセンサー
    を含み、該アイセンサーが前記眼への接近をを検知する
    と、前記適否判別手段が前記撮影条件の適否を判別する
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラの警告装置。
  7. 【請求項7】 前記適否判別手段は、前記グリップセン
    サーおよび前記アイセンサーを含み、両方のセンサーが
    それぞれ前記グリップへの握りおよび前記眼の接近を検
    知すると、前記適否判別手段が前記撮影条件の適否を判
    別することを特徴とする請求項1記載のカメラの警告装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000209467A (ja) * 1999-01-19 2000-07-28 Seiko Epson Corp デジタルカメラ
JP2011221148A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Hoya Corp カメラ

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