JPH07209775A - カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ - Google Patents

カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ

Info

Publication number
JPH07209775A
JPH07209775A JP6023088A JP2308894A JPH07209775A JP H07209775 A JPH07209775 A JP H07209775A JP 6023088 A JP6023088 A JP 6023088A JP 2308894 A JP2308894 A JP 2308894A JP H07209775 A JPH07209775 A JP H07209775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
adapter
stereo adapter
focal length
stereo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6023088A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6023088A priority Critical patent/JPH07209775A/ja
Publication of JPH07209775A publication Critical patent/JPH07209775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラに専用のステレオアダプタを着脱して
通常撮影とステレオ撮影を簡単かつ適正に行うことを可
能にする。 【構成】 カメラのズーム撮影光学系6の鏡筒前端部に
ステレオアダプタ1を装着すると、この時のステレオア
ダプタ1の特性などが信号接点4a〜4dからカメラ側
の信号ピン5a〜5dを介してCPU8に入力されて、
ステレオアダプタ1の装着を検出し、かつステレオアダ
プタの被写体までの最適距離位置情報を読み出し、ズー
ム撮影光学系6をモータ7により最適の焦点距離の位置
へ駆動し、測距手段で測定された被写体距離とステレオ
アダプタ1の前記最適距離位置情報とを比較して適正距
離ならばステレオ撮影を行い、適正な距離でなければフ
ァインダー内に警告表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常のカメラに専用の
ステレオアダプタを装着することによってステレオ写真
が撮影できるカメラ及びこれに装着するステレオアダプ
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から被写体に対して視差を持った複
数の撮影または同時に複数のコマに撮影し、鑑賞時にこ
れらを左目、右目各々に情報が入るようにすることで立
体的に見ることができる、いわゆるステレオ写真が知ら
れている。例えば特開昭53−1530号公報及び特開
昭62−215938号公報に記載されているステレオ
カメラは2組の撮影レンズと2組のミラー光学系を用い
て、左右方向で視差のある二つの被写体像を左右を入れ
替えてから写真フイルム上に記録している。このように
写真フイルム上で左右入れ替えた状態で撮影しておくこ
とによって、プリント処理時には従来のプリントシステ
ムをそのまま用い、写真フイルム上の2つのネガ像をそ
のまま同時に1枚の印画紙に並べてプリントすれば、立
体視用の2枚のプリント写真が1枚のシートとして作成
されるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述従来技
術ではプリント処理は効率化できる反面、カメラには2
組の撮影レンズと2組のミラー光学系が必要となり、カ
メラの構造が複雑になってカメラの製造原価が高くなっ
てしなうばかりか、ステレオ撮影専用のカメラになって
しまうので、通常の撮影が行えず特殊なカメラになって
しまうという欠点があった。
【0004】これに対して、撮影レンズの前に2組のミ
ラー光学系を持つステレオアダプタを取付けることで、
通常のカメラを使用して手軽に欲しい時だけステレオ撮
影を可能にすることができる技法も知られている。この
ステレオアダプタによるステレオ撮影は比較的低コスト
であるというメリットがあるが、次のような欠点があ
る。 (1)特にズームレンズ光学系を持つカメラの場合、ス
テレオアダプタの最適な撮影光学系の焦点距離に撮影者
がその焦点距離を把握して自ら合わせる作業が必要であ
り、これを怠ると写真フイルム上の適正な位置に左右の
像が来なくなってしまう。 (2)ステレオアダプタを取付けることでステレオ撮影
をする時の撮影条件、例えば測光値やその時にステレオ
感が十分であるための絞り値等を撮影者が通常撮影の時
とは変える必要があり、このノウハウを持たない人が撮
影を行うと、ステレオ感の乏しい写真になってしまう。
【0005】本発明は、前述従来技術の欠点を除去し、
通常は普通カメラであって、ステレオ撮影を行いたい時
はステレオアダプタを取り付けるだけで、自動的に適正
なステレオ撮影可能とするカメラ及びこれに装着するス
テレオアダプタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は鏡筒前端部にステレオアダプタを着脱可
能なカメラであって、該ステレオアダプタの装着を検知
するための第1の検出手段と、ステレオアダプタの最適
被写体距離情報を検知する第2の検知手段とを有し、該
第1の検知手段と該第2の検知手段の情報に基づいてカ
メラを制御する制御手段を設けたものである。また、該
制御手段はカメラのズームレンズ撮影光学系の焦点距離
を設定する焦点距離設定制御手段を備えてもよい。ま
た、該制御手段はステレオ撮影に応じた撮影条件を制御
する撮影制御手段を備えることが好ましい。また、該制
御手段は測距により得られた被写体距離情報に基づいて
ステレオアダプタを制御する被写体距離制御手段を備え
ることもできる。また、該焦点距離設定制御手段は測距
により得られた被写体距離情報に基づいてカメラのズー
ムレンズ撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離変更
制御手段を備えることもできる。また、カメラの撮影レ
ンズの前方にステレオアダプタが装着された後、該撮影
レンズの焦点距離を所定の値に設定する設定手段を有す
るようにしてもよい。
【0007】また、レンズ鏡筒前端部に着脱可能なステ
レオアダプタは、該ステレオアダプタの最適被写体距離
の情報を送出する被写体距離情報送出手段もしくは撮影
レンズの焦点距離を所定の値に設定するための情報をカ
メラ側に与える手段を有するようにしたものである。
【0008】
【作用】以上の構成のステレオアダプタがカメラに装着
されたことを第1の検出手段で検知すると、ステレオア
ダプタの持つ被写体までの最適距離位置情報に応じて撮
影光学系を被写体までの最適距離位置まで駆動し、第2
の検出手段で測距手段により測定された被写体までの距
離とステレオアダプタの被写体までの最適撮影距離位置
の情報とを比較して、適正の距離ならばステレオ撮影を
行い、適切でなければファインダー内に警告表示を行
う。また、ステレオアダプタがカメラに装着されると、
装着されたステレオアダプタに適した撮影光学系の焦点
距離に設定してステレオ撮影をする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2に
基づいて説明する。図1は本実施例のステレオアダプタ
を装着したカメラの概略構成図である。同図において、
1は不図示のカメラ鏡筒前端部に着脱可能なステレオア
ダプタで、ステレオ撮影時に視差を持つ別々の光束を後
記するカメラの撮影光学系6に導くための鏡面部2a,
2b及び3a,3bを有している。さらに、該ステレオ
アダプタ1はカメラ側にステレオアダプタ1の持つ情報
を伝達するための信号接点4a,4b,4c,4dを有
している。
【0010】ここで、接点4a及び4bは該ステレオア
ダプタ1の特性を表わす信号接点であり、例えば鏡面部
2a及び2bの角度を被写体までの距離が2m程度の時
に丁度各々の撮影画面が同じ場所(例えば中央)にくる
ように設定したとすると、この時のステレオアダプタ1
の特性を信号接点4a及び4bがともにオン状態でカメ
ラに入力される。
【0011】これに対して、同じように鏡面部2a及び
2bの角度を被写体までの距離が4m程度の時に丁度各
々の撮影画面が同じ場所(例えば中央)にくるように設
定したとすると、この時のステレオアダプタ1の特性を
信号接点4aが接点部を持たないオフ状態に、信号接点
4bがオン状態でカメラに入力される。すなわち、信号
接点4a及び4bは2ビットの範囲で、ステレオアダプ
タ1の被写体までの最適位置を読み出すことが可能にな
っている。
【0012】また、信号接点4cはカメラのCPU8に
ステレオアダプタ1が装着されたことを知らせるための
アダプタ装着検出に使われ、信号接点4dは信号接点4
a〜4cに共通のグランド電気信号接点である。5a,
5b,5c,5dはカメラ側に設けられた信号ピンで、
それぞれ前記信号接片4a,4b,4c,4dにステレ
オアダプタ装着時に当接して導通し、その情報をCPU
8へ送出する。6はズームレンズ撮影光学系であり、7
はズームレンズ撮影光学系6の焦点距離を可変させるた
めの駆動モータである。
【0013】9はSPC等の受光センサであり、通常の
撮影の時はセンサ9全体からの光量によってAE制御を
行い、ステレオアダプタ1が装着されたことを検出する
と、センサ9の中央部約1/2の面積に相当する領域か
らの光量によってAE制御を行うようにCPU8が処理
を行う。10はフイルムで、ステレオ撮影時には左右方
向で視差のある2つの被写体像を左右入れ替えて1コマ
の約半分ずつの面積に写し込んでいる。
【0014】以上の構成の本実施例の動作を図2のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、ステップ1ではス
テレオアダプタが装着されているか否かを判別し、ステ
レオアダプタ1がカメラ本体に装着されていると、ステ
レオアダプタ1の信号接点4c,4dとカメラ側の信号
ピン5c,5dとの導通によって、CPU8はステレオ
アダプタ1が装着されたことを検出し、ステップ2へ進
む。ステップ2ではCPU8がステレオアダプタ1の装
着を検出した後、タイマーで一定時間、次のステップ3
のズームレンズ駆動までの間装着された状態を維持す
る。これはステレオアダプタ1をカメラの鏡筒部分に取
付けた直後にこの部分が動き出してしまうと、不用意な
力が鏡筒部分にかかってしまい、鏡筒部分にストレスを
かける危険性があるのと、撮影者が取付け直後に鏡筒部
分が動き出すことで驚いてしまったりすることを防止す
るためである。
【0015】ステップ3ではステレオアダプタ1の被写
体までの最適距離位置の情報、すなわち信号接点4a及
び4bからの情報をCPU8が処理して、その状態に最
も適したズームレンズ撮影光学系6の焦点距離の位置へ
モータ7を駆動制御して移動させる。本実施例において
は、標準的なステレオアダプタ1の最適被写体距離位置
を3mとして、その時のズームレンズ撮影光学系6の焦
点距離を55mmとしたが、これに限られるものではな
い。
【0016】次に、ステップ4ではステレオ撮影に適し
た測光、すなわち受光センサ9の中央部約1/2の面積
に相当する領域からの光量によってAE制御値を決定
し、ステップ5へ進む。ステップ5では被写体までの距
離を公知の方法、例えばIREDを被写体に向けて照明
し戻ってくる光の強度から測距する等によって測定し、
ステップ6へ進む。ステップ6ではCPU8はステップ
5で測定された被写体までの距離と、ステレオアダプタ
1の被写体までの最適距離位置の情報とを比較して、あ
らかじめ設定されている許容値の中にあるかどうかの判
定を行う。その後、もし適切な距離でないと判定される
と、ステップ7へ進み、適切な距離であると判定される
と、装着された、ステレオアダプタ1に最適な立体感の
あるステレオ写真を撮影可能としてステップ8へ進む。
【0017】ステップ7では、ステップ6での判定にて
適切な距離でない、例えば被写体距離が近すぎて立体感
が不自然に誇張され過ぎるとか、被写体が遠すぎて立体
感に乏しい等が考えられる場合、撮影者に対してファイ
ンダー内部に警告表示を行い、ステップ4に戻る。ま
た、ステップ8では被写体距離が適切であって、撮影者
が不図示のレリーズボタンを押し込んでレリーズする
と、レンズの焦点合わせ、シャッタの開閉、必要であれ
ば閃光器の発光等の一連の露光動作を行い、その後、フ
イルム10を巻き上げて次の撮影の準備を行い、一連の
動作を終了する。
【0018】一方、前述ステップ1でステレオアダプタ
1が装着されていないと判定された場合は、ステップ9
に進む。ステップ9では、この場合は通常撮影に適した
測光、詳しくは受光センサ9の全体の面積の領域の光量
によってAE制御値を決定し、ステップ10へ進む。ス
テップ10では、前述のステップ5の測距と同様の測距
を行い、ステップ11へ進む。ステップ11では、撮影
者が不図示のレリーズボタンを押し込むことで一連の露
光動作を行うのは前述ステップ8の露光動作と同様であ
るが、ステレオ撮影時のAE制御値と通常撮影時のAE
制御値に違いがある場合がある。
【0019】図3及び図4は本発明の第2実施例を示す
ものである。説明を簡単にするために前述第1実施例の
図1の概略構成図と同一部分には同一符号を付し、相違
する点のみを説明する。本実施例では鏡面部2a,2b
はステレオアダプタ1に設けられた軸16a,16bを
中心としてそれぞればね17a,17bにより後方に付
勢されて回動できるように構成されるとともに、スライ
ド板11の両端部にそれぞれ設けられた立ち曲げ部11
c,11dと係合している。また、該スライド板11は
スライドモータ12の回転によりその出力部に設けたギ
ヤ12aと噛み合うラック部11bを介し長穴部11a
をガイドにして光軸方向に移動し、この移動に応じて鏡
面部2a,2bが回動され、前方へ移動すると鏡面部2
aは反時計方向に、鏡面部2bは時計方向に回動して輻
輳角(1箇所を見込む角度)が狭くなるようしている。
これによって、鏡面部2a,2bが回動する前の状態よ
り遠い距離に被写体がある場合に立体感が自然になるよ
うになる。
【0020】さらに、該スライドモータ12はカメラ側
のCPU8から送り出された信号がカメラ側の信号ピン
15a,15bとステレオアダプタ装着時にそれぞれ接
続されるステレオアダプタ1に設けられた信号接点14
a,14bを介して駆動されるようになっている。ま
た、該スライド板11の一端部側には、信号接点4a,
4bを導通させるための導通接片13が設けられ、スラ
イド板11が前方に移動すると、信号接点4a,4bが
電気的に断たれるようになっている。
【0021】前述のスライド板11が前方に移動した状
態を、CPU8は信号ピン5a,5bと信号接点4a,
4bで2ビットの信号として得るわけであるが、導通接
片13が信号接点4aと信号接点4bを非導通状態とし
ているために信号ピン5a側はオフ、信号ピン5b側は
オンの状態として処理することができ、一方、スライド
板11が移動していない状態では導通接片13が信号接
点4aと信号接点4bを導通状態としているために信号
ピン5a,5bともにオン状態として処理することがで
きることになる。また、カメラは不図示の測距手段によ
って被写体までの距離を測定すると、CPU8はその距
離に合った輻輳角になるようにスライドモータ12を駆
動し、同時に信号ピン5a,5bからの情報によって駆
動状態をフィードバックすることで、被写体距離によら
ない自然な立体感を常に得ることができるのである。そ
の他の構成は前述第1実施例と同様である。
【0022】以上の構成の本実施例の動作を図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。ステップ21〜ステップ
25の動作は前述第1実施例のステップ1〜ステップ5
の同一動作であるので省略する。そこで、ステップ26
ではステップ25における測距によって測定された距離
をCPU8で処理し、あらかじめ設定されている輻輳角
になるように信号ピン15a,15bと信号接点14
a,14bを介してスライドモータ12を駆動させてス
ライド板11を移動させる。本実施例においては、被写
体距離2mから5mの範囲で輻輳角が最適になるように
制御を行い、この時、信号接点は3.5mで導通接片1
3が信号接点4aと信号接点4bの導通を断つように構
成した。すなわち、CPU8は測距値によるスライドモ
ータ12の駆動と同時に信号接点4a,4bからの情報
によってステレオアダプタ1が近距離側か遠距離側のど
ちらであるかをモニターしているわけである。このこと
によって万が一スライドモータ12やスライド板11に
トラブルが生じても写された写真がおかしくなってしま
うことが防止できる。
【0023】次いで、ステップ27では必要があれば各
被写体距離に応じたズームレンズ撮影光学系6のズーム
レンズ焦点距離の位置へ再度移動させ、ステップ28へ
進む。ステップ28では、測距された距離が適正撮影距
離であるかどうかを判別し、適正距離の場合はステップ
30へ進む。前述したスライドモータ12による輻輳角
の調整範囲である2mから5mの範囲外の場合、すなわ
ち被写体距離が2mより近い場合と5mより遠い場合に
はステップ29へ進み、立体視が強過ぎまたは弱過ぎる
ことを知らせる警告をし、ステップ24へ戻る。一方、
ステップ30で露光動作を行い終了する。
【0024】また、ステップ21でステレオアダプタ1
が装着されていない場合のステップ31の測光からステ
ップ33の露光動作は前述第1実施例のステップ9〜ス
テップ11と同一の動作である。
【0025】図5は本発明の第3実施例を説明するフロ
ーチャートを示すものである。本実施例では、ステップ
41〜ステップ45の動作は前述第1実施例のステップ
1〜ステップ5の同一動作であるので省略する。ステッ
プ46では、すでにステップ43におけるズームレンズ
駆動によって装着されたステレオアダプタ1に適したズ
ームレンズ撮影光学系6の焦点距離にモータ7の作動で
移動させてあるが、必要であればステップ45において
測距された被写体距離情報に基づいて、CPU8はあら
かじめ設定された許容範囲の中で再度モータ7の作動で
ズームレンズ撮影系6の焦点距離を変更させる。このこ
とによって、ステレオアダプタ1に設定されている最適
被写体位置に被写体がいない場合でも、ズームレンズ撮
影光学系6の焦点距離を変更することで、フイルム10
の撮影画面の半分ずつである各々左右の像がそれぞれ同
じ場所、例えば中央に来るように設定できるため、プリ
ントを立体視する際に、より見やすくなる。次いで、ス
テップ47へ進む。
【0026】ステップ47では、測距された距離が適正
撮影距離であるかどうかを判別し、適正距離の場合はス
テップ49へ進む。ズームレンズ撮影光学系6の焦点距
離を測距下被写体距離情報に基づいてあらかじめ設定さ
れた許容範囲で移動させても、その許容範囲を越えた被
写体距離である場合はズームレンズ撮影光学系6の焦点
距離を許容範囲端まで移動させた後、ステップ48へ進
み、警告を出し、ステップ44に戻る。一方、ステップ
49で露光動作を行い終了する。
【0027】また、ステップ41でステレオアダプタ1
が装着されていない場合のステップ50の測光からステ
ップ52の露光動作は前述第1実施例のステップ9〜ス
テップ11と同一の動作である。
【0028】ただし、本実施例においては、次の撮影の
準備を行う作動中に前述したズームレンズ撮影光学系の
変更された焦点距離をステレオアダプタ1のあらかじめ
設定されたズームレンズ撮影光学系の焦点距離へ戻す動
作が加っている。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように鏡筒前端
部にステレオアダプタを着脱可能にし、該ステレオアダ
プタの装着を検知するための第1の検出手段と、ステレ
オアダプタの最適被写体距離情報を検知する第2の検知
手段とを有し、該第1の検知手段と該第2の検知手段の
情報に基づいてカメラを制御する制御手段を設け、 該
制御手段はカメラのズームレンズ撮影光学系の焦点距離
を設定する焦点距離設定制御手段を備えており、また、
該制御手段はステレオ撮影に応じた撮影条件を制御する
撮影制御手段を備えており、また、測距により得られた
被写体距離情報に基づいてステレオアダプタを制御する
被写体距離制御手段とカメラのズームレンズ撮影光学系
の焦点距離を変更する焦点距離変更制御手段を備えるカ
メラ並びにカメラの鏡筒前端部に着脱可能なステレオア
ダプタがその最適被写体距離の情報を送出する被写体距
離情報送出手段を備えるものであることにより、通常は
普通のカメラであって、ステレオ写真を希望する時だけ
ステレオアダプタを装着することで、専門知識などを必
要とせずに被写体にカメラを向けてレリーズするだけで
最適なズームレンズの焦点距離と撮影条件の立体視写真
を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のカメラの概略構成図
である。
【図2】その動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例のカメラの概略構成図であ
る。
【図4】その動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1・・ステレオアダプタ、2a,2b,3a,3b・・
鏡面部、4a,4b,4c,4d・・信号接点、5a,
5b,5c,5d・・信号ピン、6・・ズームレンズ撮
影光学系、7・・ズーム用モータ、8・・CPU、9・
・受光センサ、10・・フイルム、11・・スライド
板、12・・スライドモータ、13・・導通接片、14
a,14b・・信号接点、15a,15b・・信号ピ
ン、16・・軸、17・・ばね。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒前端部にステレオアダプタを着脱可
    能なカメラであって、該ステレオアダプタの装着を検知
    するための第1の検出手段と、ステレオアダプタの最適
    被写体距離情報を検知する第2の検知手段とを有し、該
    第1の検知手段と該第2の検知手段の情報に基づいてカ
    メラを制御する制御手段を設けたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 該制御手段はカメラのズームレンズ撮影
    光学系の焦点距離を設定する焦点距離設定制御手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 該制御手段はステレオ撮影に応じた撮影
    条件を制御する撮影制御手段を備えることを特徴とする
    請求項1または2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 該制御手段は測距により得られた被写体
    距離情報に基づいてステレオアダプタを制御する被写体
    距離制御手段を備えることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 該焦点距離設定制御手段は測距により得
    られた被写体距離情報に基づいてカメラのズームレンズ
    撮影光学系の焦点距離を変更する焦点距離変更制御手段
    を備えることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 レンズ鏡筒前端部に着脱可能なステレオ
    アダプタは、該ステレオアダプタの最適被写体距離の情
    報を送出する被写体距離情報送出手段を有することを特
    徴とするステレオアダプタ。
  7. 【請求項7】 カメラの撮影レンズの前方にステレオア
    ダプタが装着された後、該撮影レンズの焦点距離を所定
    の値に設定する設定手段を有することを特徴とするカメ
    ラ。
  8. 【請求項8】 該撮影レンズはズームレンズもしくは焦
    点距離切換レンズであることを特徴とする請求項7記載
    のカメラ。
  9. 【請求項9】 該設定手段は該ステレオアダプタからの
    被写体距離情報を使用して作動することを特徴とする請
    求項7記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 該設定手段は測距手段からの情報を使
    用して作動することを特徴とする請求項7記載のカメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 カメラの撮影レンズの前方に装着する
    ステレオアダプタであって、該撮影レンズの焦点距離を
    所定の値に設定するための情報をカメラ側に与える手段
    を備えることを特徴とするステレオアダプタ。
JP6023088A 1994-01-25 1994-01-25 カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ Pending JPH07209775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023088A JPH07209775A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023088A JPH07209775A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07209775A true JPH07209775A (ja) 1995-08-11

Family

ID=12100680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6023088A Pending JPH07209775A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07209775A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518274A (ja) * 1999-12-13 2003-06-03 ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニヴァーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク 調整反射屈折ステレオセンサ
JP2004220449A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Sharp Corp 情報端末装置
JP2011247965A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Olympus Imaging Corp ステレオ撮影対応型の交換レンズ、撮像装置本体、および撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518274A (ja) * 1999-12-13 2003-06-03 ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニヴァーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク 調整反射屈折ステレオセンサ
JP4790185B2 (ja) * 1999-12-13 2011-10-12 ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニヴァーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク 調整反射屈折ステレオセンサ
JP2004220449A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Sharp Corp 情報端末装置
US7397511B2 (en) 2003-01-16 2008-07-08 Sharp Kabushiki Kaisha Information terminal device
JP2011247965A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Olympus Imaging Corp ステレオ撮影対応型の交換レンズ、撮像装置本体、および撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3360752B2 (ja) ステレオ写真撮影装置
JP4013283B2 (ja) 自動合焦機能付きカメラ
JP2000338556A (ja) カメラのファインダ装置
JP2001222083A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御方法が記載されたプログラムをコンピュータに供給する媒体
JP3376012B2 (ja) カメラ
JP2000275723A (ja) カメラ
JP4630649B2 (ja) カメラ
US5857122A (en) Vibration compensation device for a camera and an associated visual display
US6327440B1 (en) Camera
JPH09166814A (ja) カメラの枠決め装置
JPH07209775A (ja) カメラ及びこれに装着するステレオアダプタ
JPH08146512A (ja) プロジェクター付き複合カメラ
JP2604851Y2 (ja) ステレオ写真撮影装置
JPH03179438A (ja) ステレオ撮影可能なカメラ
JP3226443B2 (ja) フィルム面移動式オートフォーカスカメラの合焦作動警告装置
JP3894364B2 (ja) カメラ
JPH08220603A (ja) 写真カメラ
JPH04254813A (ja) Afカメラの被写界深度確認モード機構
KR200214575Y1 (ko) 착탈식 디지털 카메라
JP2801016B2 (ja) カメラ
JP2769549B2 (ja) カメラの被写体距離算出装置
JP2584649B2 (ja) 合焦応答形シャッタ自動駆動装置
JP2004101665A (ja) 立体像撮影方法及びその装置
JPH086126A (ja) 撮影装置
JP3024240B2 (ja) カメラの表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees